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元スレ比企谷「ぼっち過ぎて暇だからSAOやる」
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たぶんこの更新スピードが保てるのは今日が最後だ!
って訳で、今日中にもう一回更新する
はあ、ずっと家にいたい
って訳で、今日中にもう一回更新する
はあ、ずっと家にいたい
乙
このヒッキーとキリトがそれぞれの妹について語る所が見てみたいw
そして二人ともキャラ崩壊起こす程ヒートアップする所とか見たいww
このヒッキーとキリトがそれぞれの妹について語る所が見てみたいw
そして二人ともキャラ崩壊起こす程ヒートアップする所とか見たいww
ペース落ちるんか?
1日に1回は投下してほしい
1レスでいいから
1日に1回は投下してほしい
1レスでいいから
毎日更新とかしなくていいんやで
纏めて不定期にドカンと投下があった方が読み応えあるから個人的には嬉しい
勿論毎日投下があったらそれは嬉しいことだが本編1レスとかはがっかりするんやよ(KONAMI
長文失礼
纏めて不定期にドカンと投下があった方が読み応えあるから個人的には嬉しい
勿論毎日投下があったらそれは嬉しいことだが本編1レスとかはがっかりするんやよ(KONAMI
長文失礼
クライン「じゃーーん!! お前らに、プレゼントだ!」
比企谷「……はあ?」
俺たち、つまり俺、クライン、キリト、アスナは、噴水広場に再び集合した。時刻は朝9時。クラインはついさっき戻ってきたが、突然俺たちに何かを掲げて見せた。
比企谷「何だ? その趣味の悪い柄の布は?」
クライン「……え? 全然趣味悪くないだろ! 俺の頭にも同じバンダナがあるだろ!?」
そういえば、そうみたいだな。クラインは赤髪に趣味の悪いバンダナを巻いたスタイルがデフォルトだ。……まさかとは思うが、お前……。
比企谷「その趣味の悪い布3つ、どうする気だ?」
クライン「だから! 趣味悪くねえって! キリトもそう思うだろ!?」
俺がそういうと、クラインはキリトに助け船を求めた。
キリト「…………」
……助けて船なんてなかった。
クライン「……そんなに悪いかあ?」
比企谷「いいから本題に入れ、お前の趣味の悪さを相談しに来たんじゃねえんだろ?」
クライン「ヒッキー、さっきから冷たくね? なんか怒ってる?」
……怒ってねえよ。昨日俺をあの気まずい空気に置き去りにしたことなんか全然怒ってねえよ。
クライン「まあとにかく、このバンダナをお前らにつけてもらおうと思ってな!」
…………なんとなく予想はついてた。この予想は当たらなくてよかったのに。
比企谷「まさかとは思うが、勧誘の一環か?」
クライン「その通り! キリトとアスナも俺たちのギルド、”風林火山”に入ってもらおうと思ってな!」
……キリトだけならともかく、昨日会ったばかりのアスナも自然に誘える当たりに、コミュ力の強さが垣間見られるようだ。まあ俺だったら知ってる仲でも誘わないけどな。
比企谷「断る。俺はそういう内輪ノリが大っ嫌いなんだよ」
俺は、自分が内輪の中にいようが、そうじゃなかろうが、そういうノリは好きじゃない。このバンダナがある限り俺たちは仲間ってか? どこの海賊団だよ。
キリト「俺も、遠慮しとくよ。いや、別に趣味が悪いとか言ってるんじゃないぞ?」
それ、フォローになってねえよ。
ま、キリトが断る理由は別にあるだろうけどな。
クライン「ヒッキーにキリトまで……。せっかく急いで取りに戻ったのによお……」
それを取りに行ってたのかよ!? ……くだらないことに力を入れる奴だ。
クラインは当てが外れたかのように、落ち込み始めた。おいおい大丈夫か? 今からボス戦だぞ?
アスナ「……それ、頂くわ」
比企谷「え?」
さっきまで黙っていたアスナが、急にそんなこと言いだすから、思わず聞き返しちまった。そして、キリトも意外そうな顔でアスナを見た。いや、実際意外だ。こういうことは嫌いそうに見えたんだがな。
クライン「マジで!? いやあさすが! 話がわかるじゃねえか嬢ちゃん!」
クラインはさっきまでの落ち込みが嘘のように、テンションアップしていた。おい、そのドヤ顔をやめろ。殴りたくなるだろ。
アスナ「別に、ギルドに入りたい訳じゃない。ただ、同じパーティーの目印にはなるから」
比企谷「ああ、なるほど。バンダナつけてりゃわざわざ見分ける必要もないしな」
合点がいったぜ。
そういうことなら付けてもいいかもしれん。有象無象の中からバンダナを目印にできるなら、戦闘中も見失わずに済みそうだ。
クライン「いや、同じパーティーの顔くらい覚えてくれよ!」
いいだろ、付けるんだから。アスナは、そのバンダナを腕に括りつけた。俺はどうしようかと迷ったが、やはり俺も腕に巻きつけることにした。
……キリトは、まだ迷っているようだ。
比企谷「……付けないのか?」
こういうことを言うのは俺らしくないし、余計なお世話かもしれない。……だが、昨日こいつと話した限り、口を出してもいい気がした。
比企谷「別に、付けてもギルドに入るわけじゃない。単純に、パーティーの目印ってことでいいんじゃねえか?」
キリト「…………そうだな。クライン、俺も付けるよ」
クライン「……! ああ! 頼む!」
クラインは、それでもいいみたいだ。まあ、こういう時しかこういう事しないだろうしな。ボス戦前のイベントみたいなもんだろう。……フラグにならなきゃいいけどな。
キリトは、「結構大きいな」と言いながら、スカーフのようにして首に巻いた。これで、疑似パーティー”簡易風林火山”の完成ってとこか?
………………
そうこうしていると、攻略会議の連中が集まってきた。いや、もう会議じゃないから、攻略組ってところか?あ、ディアベルとええっと誰だっけ。モヤットボールでいいか。あいつら2人が、割と仲良さそうに話しながら広場に来た。……どうやら今日は、おかしなもめ事の心配はなさそうだな。
キリト「今日の俺たちの役割について、確認しておこうか」
キリトはパーティーリーダーらしく、チームの作戦確認を始めた。
キリト「俺たちの役目は、他の6人7パーティーのフォロー。つまり、”ボスの取り巻き(ザコ)処理”の取りこぼしやミスを補う係りだ」
まあ、簡単に言えば雑用だな。数の少ない4人パーティーだし、妥当な役割だろう。
アスナ「……それだと、ボスに攻撃を当てられないじゃない」
……いいじゃねえか。わざわざ強い奴と戦いたいのか? こいつは戦闘狂かなんかなのか。
比企谷「一番おいしい役割だろ。安全で楽にアイテムと経験値が貰えるんだからな。ボスのアイテムなんか狙って取れるもんじゃねえし、それでいいじゃねえか。ええっと、フードの人?」
俺がわざと名前を呼ばずにそういうと、アスナはむっとした顔でこちらを見た。
どうやらキリトからしっかりレクチャーは受けたようだな。
アスナ「別に、名前でいいわよ」
比企谷「……そうかい」
ま、そうそう呼ばないと思うけどな。
キリト「4人もいれば取りこぼすことはないと思うぜ。順調に倒していけばボスを狙えるチャンスも来るかもしれないしな」
こいつも戦闘狂かなんかなのか!? ……俺とキリト達の考えは、やはり根本的に違う気がう気がした。うん、違う。そんなことを言っていると、クラインは突然声をあげた。
クライン「ふっふー燃えるぜ! とうとうボス戦なんだな……!」
比企谷「……」
アスナ「……」
キリト「…………ああ!」
俺たちは、少なからず緊張しているらしい。
いや、この攻略組全員が、そうだろう。俺たちは今日、SAO第一層のボスを倒しに行く。倒せると決まったわけじゃないが、できれば誰も死なずに倒せればそれが一番いい。
そして時刻は10時。出発の時間だ。噴水広場には、昨日とまったく同じメンツが揃っていた。ディアベルは顔と人数を確認すると、大きく合図を出した。
ディアベル「みんな揃ったみたいだな! では出発!」
「おおおおおおおおおおお!!!!!!」
攻略組は、呼応するように咆哮した。
ここまで
見てくれてありがとう
感想の数だけ強くなれるよ
そして、感想ありがとう
見てくれてありがとう
感想の数だけ強くなれるよ
そして、感想ありがとう
これだけ更新早いスレはそうない
多少ペース落ちたって何も問題ないよ
乙
多少ペース落ちたって何も問題ないよ
乙
乙
この板の住人は待つのには慣れてるからな
次の更新も楽しみにしてる
この板の住人は待つのには慣れてるからな
次の更新も楽しみにしてる
乙
saoのいいところとはまちのいいところがマッチしてて面白いと思う
saoのいいところとはまちのいいところがマッチしてて面白いと思う
やっと追いついた。
八幡がどう立ち回るか期待。
しかし、もやっとボールに草不可避
八幡がどう立ち回るか期待。
しかし、もやっとボールに草不可避
>>373
俺はよしてるだと思った
俺はよしてるだと思った
俺たちは今、総勢46人の攻略組として、第一層フロアボスのところへ向かっている。
こうして大勢でゲーム攻略に向かうのは初めてだが、どこか小学校での遠足を彷彿させる光景だ。
ちなみに、その時も今も、俺のポジショニングは最後尾である。
ボッチだからなのかわからないが、映画館でも後ろのほうが好きだ。
まあ、今は”簡易風林火山”の連中と一緒だからボッチではないけどな。
クライン、キリト、アスナは、俺の数歩前を歩いていた。アスナはほとんど喋らないが、クラインはしきりに2人に話しかけていた。……おそらく、どうしても正式に風林火山に入ってほしいのだろう。
俺は、その会話の邪魔をしない(巻き込まれない)ように、少し離れたところを歩いている。せいぜい頑張ってくれ、クラインよ。
こうして歩いていると、いまだにここがゲームの中とは思えないほどの景色が広がっているのがよくわかる。この風も、温度も、木の匂いも、すべて擬似的なものなのだ。まったくもって、技術の発達は恐ろしいな。
そんなことを考えながら歩いていると、前のほうから大きな斧を背負った男が後ろのほうへ歩いてきているのが見えた。当たり前だが、攻略会議で見覚えのある奴だ。
……あれ?後ろのほうっていうか、俺のほうじゃね?
???「よう! 調子はどうだ?」
その男は、誰かに話しかけた。……いや、どう見ても俺に話しかけている。だって周りに俺以外誰もいねえし。
比企谷「ええっと、調子いいです……」
男の威圧感に押され、つい敬語で答えてしまった。怖い。
???「おっとすまん、自己紹介がまだだったな。俺はエギルという。よろしく!」
比企谷「え? あ、はい。俺はヒキって言います」
エギル「おいおい、ここはゲームの中なんだ、ため口で構わないぜ!」
しょうがないだろ、怖いんだから! でも、溜め口でいいって言ってるのにわざわざ敬語を続ける度胸は俺にはない。
比企谷「お、おう。よろしく」
エギル「ああ! ヒキ、昨日の演説、素晴らしかったぜ! 俺もキバオウの奴に一言言ってやろうと思ったが、あれほど説得力のある言葉は用意できなかった」
……わざわざそんなことを言いに来たってことは、βテスターか?
いや、そんなこと言えばバレることくらいわかるはずだし、一般プレイヤーだろうか。ずいぶんと情に熱い奴もいたもんだ。いや、それを言ったらクラインもそうか。
比企谷「演説なんて大層なもんじゃないぞ。ただの一般論だ」
エギル「それでも、あの場で言えることに大きな意味があるのさ! きっと君に感謝しているのは一人や二人じゃないはずだぜ!」
まあ、そういうことならそう受け取ってもらっても別に問題はないか。わざわざ否定するのも面倒だしな。
エギル「今日はお互い、がんばろうな!」
エギルはそういうと、握手を求めてきた。ここはアメリカか?
比企谷「お、おーけー」
吃驚して英語で答えちまった。
俺が握手すると、エギルは満足したのか「またな!」と言って早歩きで元の場所へ戻って行った。
ああ、怖かった……。
……………
しばらくした後、今度は別の奴が後ろのほうへ来た。……というか、俺のほうへ来ていた。流行ってんのか?
今度は誰だ?
あいつは……!
……駄目だ、モヤットボールで覚えたせいで名前が出てこねえ!
モヤットボール「おい、情報屋! あんさんに言いたいことがある!」
その前に、名前を教えてくれませんかね。
しばらくした後、今度は別の奴が後ろのほうへ来た。……というか、俺のほうへ来ていた。流行ってんのか?
今度は誰だ?
あいつは……!
……駄目だ、モヤットボールで覚えたせいで名前が出てこねえ!
モヤットボール「おい、情報屋! あんさんに言いたいことがある!」
その前に、名前を教えてくれませんかね。
いや、言いたいことってなんだ? またβテスターが気に食わないとか言い出す気じゃないだろうな。
モヤットボール「ワイは、ワレが気に食わん!」
って俺かよ! 一体何がだ? と尋ねるまでもなく、言葉をつづけた。
モヤットボール「あんさんは情報屋なんやろ? なら、なんで昨日ワイに言った事を、広めんかったんや! あそこまで考えがおよんどるなら、それを皆に伝えたらよかったやないかい!」
………なるほど、そういうことか。
それは……確かに間違ってねえよ。
俺はアンタを、ただの先走ったバカとしか思ってなかったが、違ったみたいだ。俺の考えを認めた上でそう言えるなら、なかなか理解のある人間だよ。
俺は、2000人近い犠牲者が出たことは1週間前から知っていたし、その時すでにあの考えはあった。
……そして俺は、注意を呼び掛けるなんてことをしなかった。
いくら情報通でも、俺1人の意見が8000人に通じると思えないし、そもそも考えもしなかった。
……いや、広める努力をしなかった時点で、俺には言い訳する権利はないな。人の命がかかってるんだ、めんどくさいなんて言って逃げれる問題じゃない。
俺が黙っていると、奴は返事を待たずにこう言った。
モヤットボール「あんさんだけを攻め取るわけやない。やけど、命にかかわる情報はできるだけ皆に伝わるべきやとおもっとる。いくら自分が情報屋やゆうても、全部の情報を金で売るなんてことは、このキバオウが黙ってへんで!」
自己紹介ありがとう。
キバオウは言いたいことを言って満足したのか、前の方へ走って行った。
俺は極力、命にかかわる情報は開示しているし、タダで渡している。だが、自分の考えまでもは明かしたりしない。それをするのは、ディアベルや、それこそキバオウのような人間が適任じゃないだろうか。
俺はボッチ根性が染みついているから、人の命がかかわるような場面で自分の意見を通す勇気が、ないんだ。
俺はキバオウの言っていたことを、しばらくずっと考えていた。もしかしたら、俺がもっと早くアイツに会っていたら、2000人の死者という被害を、減らせたのかもしれない。まあ、全く気が合わないだろうから、一緒に行動したりしないだろうけどな。
クライン「おーいヒッキー! 早く来いよ! そろそろ着くらしいぜ!」
比企谷「あ、ああ」
……いつの間にか、ボスの部屋の近くまで来ていたようだ。
俺は、人との情報のやり取りを甘く見ていたのかもしれない。
俺は…………。
………………
数分後、俺たち攻略組はボス部屋の前に来ていた。
先頭に立つディアベルは、扉の前にいる。
ディアベル「みんな、俺から言うことはたった一つだ!」
ディアベル「勝とうぜ!!」
……本当に、皆をまとめるのが上手いやつだ。
俺、クライン、キリト、アスナの四人は、陣営の後ろについている。全員、覚悟を決めた表情で立っていた。
ディアベル「……行くぞ」
ディアベルはそういうと、ボス部屋の扉を開いた。
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