私的良スレ書庫
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元スレ比企谷「ぼっち過ぎて暇だからSAOやる」
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俺が引き笑いしていると、クラインは呆れたのか安心したのかわからない表情で、こう言った。
クライン「お前らしいよ、ヒッキー」
比企谷「だろ?」
「なあ、俺たちにもそれ、分けてくれないか?」
餌が餌を呼んだ。これは爆釣の予感がするぜ!
比企谷「ああ、いいぞ。ほらもってけ!」
「サンキュー!」
ふふふふふ、こい、どんどんこい! 俺の親切に寄ってくるがいい、有象無象ども!
俺がこの場で情報を売らない理由は、二つある。
一つは、ここにそのクエストの情報を持っている奴がいた時、情報が売れなくなるからだ。
もう一つは、あいつらから俺を訪ねさせることにより、個別に情報を売ることができるからだ。
俺はこのSAOでの情報の扱い方を、この1カ月でほぼ理解した。
命にかかわるような情報や、必須情報は無料で渡す。そして、俺を信用した連中相手に、こういう豆知識的な情報を割と高めに売る。これが一番効率のいい稼ぎ方だ。
……ん?俺をじっと見ている奴がいるな。
あいつもクリームがほしいのか? まあ、俺から声はかけないけどな。
広場の反対側の高い塀に、ちょこんと腰かけている小柄な奴が、さっきから俺のほうを見ている気がする。
しかし、俺が視線を向けるとすぐに目をそらした。…………そんなに俺と目を合わせるのが嫌か。
そうこうしていると、唐突に後ろでクラインが叫んだ。
クライン「キリト! お前、キリトじゃないか! お前もボス攻略に参加すんのか!?」
???「……え?クライン?」
クラインが声をかけたそいつは、キリトと言うらしい。
呼ばれた男は、「なんで?」といった風に、驚いた表情をしていた。
キリト……どっかで聞いたことがあるような名前だな。……どこで聞いたんだっけ。
ここまで
感想書いてくれる人マジ天使
モチベーションがぐんぐん上がっていくよ
感想書いてくれる人マジ天使
モチベーションがぐんぐん上がっていくよ
乙
クラインとヒッキーのコンビが予想以上にいい
ぼっちネタか……
某人気オンラインゲームを一人で攻略しようとして挫折したことかね……
クラインとヒッキーのコンビが予想以上にいい
ぼっちネタか……
某人気オンラインゲームを一人で攻略しようとして挫折したことかね……
MMOとかはやってないけど軽い気持ちで始めたソシャゲのチュートリアルでギルド的な物への加入申請を求められるとなんかやる気なくすな
>>209
激しく同意
激しく同意
俺がボッチあるあるを求めたんだすまんな
感想を言ってくれてもいいのよ?
感想を言ってくれてもいいのよ?
荒れる流れになるのやだし、関係ない話しすぎて脱線するのも
いかんかもわからんし、こんなもんでいいや
いろいろ聞けて面白かったよ
いかんかもわからんし、こんなもんでいいや
いろいろ聞けて面白かったよ
お前らあれだろ
ゲームボーイポケットとカラーを一台ずつ買って一人で通信交換とかやってたんだろ
俺もそうやってポケモン図鑑埋めてたわ
ゲームボーイポケットとカラーを一台ずつ買って一人で通信交換とかやってたんだろ
俺もそうやってポケモン図鑑埋めてたわ
>>211
ツイッターで似たような事要求されたわ…
ツイッターで似たような事要求されたわ…
キリトと八幡って、根暗なのは同じはずなのに、それでも性格にはしっかりと違いがあるよな。
その辺が、どうストーリーに影響してくる事やら…
その辺が、どうストーリーに影響してくる事やら…
理系的ってのは機械的で文系的は人間的って感じかな
人間的ってのは非効率であっても感情面を重視する感じ
人間的ってのは非効率であっても感情面を重視する感じ
キリトはβテスターじゃなければ今の八幡と同じ立場になってそうだな
大乱闘とかの最大レベルのNPCに勝ってたのに、親戚の子が来た時対戦したら予想外のコンボされてボロ負けしたことあるな
俺は、キリトと呼ばれた男の方を向いた。
そこには、やや幼さが残る顔立ちの少年がたっていた。……イケメンである。
比企谷「知り合いか?」
俺はクラインにだけ聞こえるように、小声で尋ねた。
クライン「ああ! 俺が初日に戦闘方法を教わったやつだ!」
なるほど、じゃあこいつはβテスターって訳か。なら、ボス攻略会議に来てもおかしくないな。
キリトは、未だに驚いた顔のままクラインの方を向いていた。まあ、驚いている理由は想像つくけどな。
>>218
フーディンとゲンガーってそうやって取るもんだろ
フーディンとゲンガーってそうやって取るもんだろ
表情を察したのか、クラインは聞かれる前にこう言った。
クライン「俺がボス攻略に参加するなんて、思ってなかっただろ?」
キリト「あ、ああ。こんなところで顔を合わすなんて思ってもみなかったよ」
つまり、こういうことだ。”一般プレイヤーであり、しかも戦闘の仕方も分からなかったようなやつが、一層の攻略に参加できるほどの実力をつけられるとは思っていなかった”。実際、俺が無茶してなかったら来なかっただろうしな。
クライン「全部こいつのおかげなんだよ! なあヒッキー?」
ここで俺に振るんじゃない! しかも答えづらい問いかけしやがって!
比企谷「う、うす」
こんな返事しかできない自分をぶん殴ってやりたい。いやだれか殴ってくれ……。
…………
キリトとクラインは積る話もあるだろうし、俺は少し離れて周りを見渡すことにした。広場にはすでに結構な人数が集まっていて、中には途中で見た顔もちらほらいた。俺はふと、塀の上に座っている小柄な奴に目をやったが、あいつはキリトとクラインの方を見ていた。……さっき見てたのは俺じゃなくてクラインだったのかもしれないな。
そして時刻は午後4時。聞き取りやすい大きな声が響いた。
???「はーい!それじゃあそろそろ始めさせてもらいまーす!」
あいつが、俺たちに呼びかけた張本人、ディアベルである。
俺は一週間前、情報集めの途中でこのディアベルに会い、直接ボス攻略会議についての話を聞いた。確かな情報ってのはそれが理由だ。なにより、こいつが本気で攻略を目指していることが分かっていたので、俺も今日ここに来たのだ。
キリトとクラインは積る話もあるだろうし、俺は少し離れて周りを見渡すことにした。広場にはすでに結構な人数が集まっていて、中には途中で見た顔もちらほらいた。俺はふと、塀の上に座っている小柄な奴に目をやったが、あいつはキリトとクラインの方を見ていた。……さっき見てたのは俺じゃなくてクラインだったのかもしれないな。
そして時刻は午後4時。聞き取りやすい大きな声が響いた。
???「はーい!それじゃあそろそろ始めさせてもらいまーす!」
あいつが、俺たちに呼びかけた張本人、ディアベルである。
俺は一週間前、情報集めの途中でこのディアベルに会い、直接ボス攻略会議についての話を聞いた。確かな情報ってのはそれが理由だ。なにより、こいつが本気で攻略を目指していることが分かっていたので、俺も今日ここに来たのだ。
ディアベル「今日は俺の呼びかけに応じてくれてありがとう! 俺はディアベル、職業は気持ち的にナイトやってます!」
ああ、そうだ。こいつは俺のもっとも苦手とする人種である。誰にでも人当たりがよく、くだらないギャグでみんなを笑わせることができ、そして、俺のような日蔭者の気持ちは分からない。まあ、こんなやつが一番頼りになるんだけどな。人の上で指揮をするにはもってこいの人材だろう。
ディアベルは噴水の一行の反応を見つつ、話を続けた。本題に入るようだ。
ディアベル「今日、俺たちのパーティーが、あの塔の最上階でボスの部屋を発見した!」
そう言った時、周囲からおお、と歓声がわいた。
……すごいな。そこまで攻略が進んでいたのか。
ディアベル「俺たちはボスを倒し、第2層に到達して、このデスゲームも、いつかきっとクリアできるってことを! 始まりの街で待っているみんなに伝えなくちゃならない!」
ディアベル「それが、今ここにいる俺たちの義務なんだ! そうだろ? みんな!」
義務、という言葉を聞いたとたん、俺のやる気が急激に減っていった。……俺って義務とかいう風に強制されるの、好きじゃないんだよな……。いやいや、こんなことでやる気を失っていたらきりがない。聞き流そう。
周りの連中は納得しているようで、各々頷いたりして肯定の意を表した。そして、ディアベルに対して称賛の拍手を送るのだった。おい、口笛はやめろ、マジでムカつくから!
ディアベル「おっけー! それじゃあさっそくだけど、これから攻略会議を始めたいと思う。まずは、6人のパーティーを組んでみてくれ!」
…………は? え? そういうことすんの?
俺は今、中学高校での体育の過ごし方を思い出していた。
たとえばテニスの相手を組むのに、「2人組つくってー」とか言われるだろ? その時の俺の相手は、壁だ。
つまり、はやく壁を探さないと……。
クライン「ヒッキー! こっち来いよ! キリト! お前もな!」
クライイイイイイイイイイイイイイイイイイイン!!!!! 連れてきてよかったあああああああああああああああああ!!!
クライン「よし、あと3人か。後は適当に呼びかけるか……?」
キリト「…………」
キリトは何か躊躇しているようだったが、クラインの誘いに乗った。
クライン「でもなぁ、できるだけ知ってる中で組んだ方が連携も取りやすいと思うんだよな……キリト、お前ここに知り合いはいるか?」
キリト「え!? あ、いやここにはいないみたいだな!」
……気のせいかもしれないが、キリトから俺と同じボッチの匂いがする。
キリト「あ、あそこに一人あぶれてる奴がいるぞ、ちょっと声掛けてくる!」
前言撤回。あいつは俺と違ってコミュ力があるようだ。
数分後、キリトはフードをかぶった奴を連れてきた。だが、これでもあと二人足りない。
比企谷「いいんじゃないか? 4人で。 今ここにいるのは46人。6人チームを作ったら4人余るしな」
正直、これ以上知らない人と組むのはめんどくさい。4人もいりゃ充分だろ。
フードの奴「……」
クライン「そうだな! じゃあリーダーはヒッ……」
比企谷「キリト! 頼んだぜ!」
キリト「え? 俺!?」
比企谷「見た感じ一番慣れてそうだからな。頼んだぞ!」
クライン「……ヒッキー、そんなに嫌かあ?」
当り前だろうが! 面倒なことに面倒なことを掛けたらめんどさ2乗じゃねえか!
キリト「まあいいけど……じゃあ、招待メール送るぞ?」
キリトから”パーティーを組みますか?”というメッセージを受け取り、YESを押した。
つーか、さっきからフードの奴は一言も喋ってねえんだけど。こいつもコミュ障か?
全員がYESを押したとき、フードの奴の名前が表示された。
ア、ス、ナ……? もしかして、女性プレイヤーだったのか。なら、喋らず目立たないようにしている理由はわかる。まあ、あえて説明することもないだろう。そして、喋らないのならこちらから話す必要もない。
俺はふと、さっき塀に座ってた奴はどこに入ったのかと思い、あたりを見回したが、どこにもいなかった。なんだ、あいつは会議に来たわけじゃなかったんだな。
ディアベル「よし、そろそろ組み終わったかな? じゃあ……」
ディアベルが次の説明をしようとしたとき、別の声がそれを遮った。
???「ちょお、待ってんか!」
何だ? あのもやっとボール頭は……。
これはまたなんてスレに辿り着いてしまったんだ俺は
この頼れそうで情けないヒッキーのちょうどいい塩梅のこのなんとも言えないこの
良スレ……
この頼れそうで情けないヒッキーのちょうどいい塩梅のこのなんとも言えないこの
良スレ……
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