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元スレ比企谷「ぼっち過ぎて暇だからSAOやる」
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書けるうちに書いたほうが投げる確率が減ると思う
だから俺は書くぜ!
いつもながら感想サンクス
全部読んで励みにしてます
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だから俺は書くぜ!
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俺達は、第一層のフロアボスを倒した。
SAO開始1カ月にして、とうとう最初の階が突破されたのだ。
ボスを撃破した瞬間から、攻略組は大歓声を上げていた。それほどに、この勝利は大きいのだ。この勝利は、SAOの世界に閉じ込められた全員にとっての希望となるだろう。そして、この強力な敵を倒したことにより、大きな自信をつけることができたはずだ。
攻略組はこう思うはずだ。”いつか絶対にこのゲームをクリアしてやる!”と。
SAOの生き残りは思うはずだ。”いつか現実に戻れるかもしれない!”と。
だから、俺もこの勝利を喜ぶべきなんだ。
…………喜べるわけ、ねえだろ。
今まで俺達攻略組を引っ張ってきた、ディアベルは死んだ。
あいつは、今までずっとこの攻略組をまとめてきたんだ。なんで、あいつが死ななければいけなかったんだよ。
ディアベルは、人々の希望となるための攻略を初めて本格的にやった英雄だ。なんで、こんなやつが死ぬんだよ。ディアベル、お前はもっと人の希望となるべきだろ? お前は、そういう奴じゃないのかよ。俺がいくら努力しようが全くかなわない、俺が持っていないようなものをたくさん持っているやつだったじゃねえか。
ディアベルは、なぜ1人で先を急いだんだ。
そういえば、キリトはディアベルが死ぬ直前、何か叫んでいた。ええっと確か、
”駄目だ、全力で後ろに跳べ”
…………。
もしかして、キリトはボスがなんの武器を使っているか知っていた?
……知ってて、言わなかったのか?
いや、冷静に考えろよ俺。
あの状況で叫んだってことは、予想できなかったからだろうが。使っている武器がなんだったかを知っていただけで、ボスがそれを使うとは予想していなかったのだろう。
それに結局、ディアベルが死んじまった事実は変わらないんだ。
……だが、なんでお前らは、そんなに喜べるんだ? お前らを今まで引っ張ってきたのは、誰だと思ってんだよ。
アスナ「お疲れ様」
……ビックリした。いつの間に後ろにいたんだ。
アスナは、同じチームの3人に声をかけた。まだ、俺を含めて3人とも疲れきった顔で座り込んでいる。
エギル「見事な連携だった。コングラチュレイション! この勝利は、あんた達のものだ!」
続けて、エギルもそう言った。……その”あんた達”の中に、ディアベルは含まれていないようだった。
クライン「ああ、お疲れ!」
クラインは、笑って答えた。
それを聞いていたのか、周りにいた連中が拍手をしだした。俺達の活躍を称えているらしい。
お前らも、なんでこんなに笑えるんだよ。……いや、俺が卑屈なだけか?
まあ、わざわざクリア後に蒸し返すことが良いことなわけないしな……。
「…………なんでや!」
俺が無理に納得しようとした瞬間、誰かがそう叫んだ。……キバオウだ。
キバオウ「なんでディアベルはんは、死ななあかんかったんや!」
キバオウは、俺が思っていたことを、代弁した。
いや、そう思っていた奴はもっと多いかもしれない。今思えば、この勝利に水を差さないように、あえて口に出さなかっただけかもしれない……。
キバオウ「なんで、自分、ディアベルはんを見殺しにしたんや……」
キバオウは、キリトに向かってそう言った。……さっきのキリトのセリフを、こいつも聞いていたらしい。
キリト「見殺し……?」
キバオウ「そうやろが!! 自分はボスの使う技知っとったやないか! 最初っからあの情報伝え取ったら、ディアベルはんは死なずにすんだんや!」
キバオウは涙ながらに、そう叫んだ。
いや、それは違うぞキバオウ。
俺は、さっき自分が考え直したことを、説明しようとした。
だが、その時。
「きっとあいつ、元βテスターだ! だからボスの攻撃パターンも全部知ってたんだ! 知ってて隠してたんだ!」
フロアにいる一人が、そう言った。
「他にもいるんだろ!? βテスター共、出てこいよ!!」
攻略組全体が、ざわつき始めた。
そして、その言葉を聞いた奴の数人が、同じようにβテスターを責めはじめたのだ。
「あのβテスターの情報屋も、わざと偽情報を流していたんだ!」
……そんなことして何の意味があるんだよ。
「βテスターが全部情報を明け渡していれば、今までだって死なずに済んだ人は大勢いる!」
……お前、昨日の俺の話聞いてたのか?
いや、もしかしたら俺の話をまじめに聞いてたやつなんて、キバオウとエギルくらいかもしれない。昨日のも、ただ仲裁に入った程度の認識しかなかったんだろうか。
やっぱり、俺が何を言ったところで、聞く奴なんかほとんどいないじゃないか。
そいつらはもはや、キリトだけでなく”βテスター全員”を責めていた。
だがそれは、ディアベルの死を認められない奴がいるということだ。
こいつらは、何かを責めずにはいられないんだろう。……そしてそれは、俺が何を言っても無駄なんだ。こいつらは、責める相手を求めているんだ。
キリトの方を見ると、拳をギュッと握りしめているようだった。
クラインは、困惑した表情で黙っている。
俺が口八丁で説明すれば、きっと騒ぎは収まるだろう。
……だが、それに何の意味がある?
この先、SAOクリアにはβテスターとの協力は不可欠だ。しかし、この調子ではいつ再び内部崩壊が起こってもおかしくない。それは、俺がここで庇ったとしても、だ。
こいつらはこのデスゲームの元凶である茅場という、目に見えない敵でなく、目に見える奴らを責めている。こいつらの中から、”βテスターが悪者”という認識は、消えないかもしれない。
βテスターと、一般プレイヤーに違いはない。
両者とも、無理やり茅場に集められた被害者なんだ。
だからこそ、全員で協力しなきゃ駄目なんだよ。
キリト、お前のような奴がゲーム攻略に必要だ。
……俺は、それをこいつらにわからせなきゃならない。
「はは、あっはははははははははは!」
俺は、フロア全体に聞こえるように、高笑いした。
聞いた全員が、一発で不快になるような笑い方をした。
キリトさんの見せ場その一を盛大に奪ったな
しかし本当に先が気になる区切りだ、焦らしやがる
しかし本当に先が気になる区切りだ、焦らしやがる
これから何を言ってくれるのか気になるな
結局そのままセリフをキリトに奪われて原作ルートに入って八幡が空気になりそうな気がするけど
結局そのままセリフをキリトに奪われて原作ルートに入って八幡が空気になりそうな気がするけど
シュタゲとISのクロスの作品以来の自分がおもしろく思った作品なのでがんばって続けてください。
>>526
タイトル教えてくれみたい
タイトル教えてくれみたい
こういう悪意を誘導するのって八幡の方がうまそうな気がする
なんとなくだけど
なんとなくだけど
キリトの場合はゆきのんのあの毒舌攻撃に耐えきる事ができるかな・・・
>>533
相当目が腐ってるから話だけ聞いた奴も初見で納得しちゃうだろうしな、あの目はやばいと
相当目が腐ってるから話だけ聞いた奴も初見で納得しちゃうだろうしな、あの目はやばいと
あまりのステルス能力に八幡が笑ってることに気付かなくて
以下、原作通り
以下、原作通り
くそ!
更新ここまでかよ!!
すべて書き終わったらゆっくり休んで良いよ!
更新ここまでかよ!!
すべて書き終わったらゆっくり休んで良いよ!
中学の頃の話だ。
俺のクラスに、仲の悪い同士の二人がいた。俺の話じゃないぜ? 俺の場合、そもそも”仲”すらないからな。
その二人はいつも反発していて、いつだったかとうとう殴り合いの喧嘩にまで発展したのだ。そいつらは職員室に呼び出され、教師からきつく説教を受けたらしい。するとどういうことか、そいつらの仲は悪くなくなった。
それは決して、教師の説教が効いたとか、改心したとかいう理由ではない。
そいつらが教室に戻ってきたとき、2人とも自分たちを説教した教師の悪口を言っていたのだ。悪口という共通の話題と理念は、今までの不仲を解消するかのように、2人の仲を良くさせた。
結論。
仲の悪い者同士を協力させるにはどうしたらいいか?
それは、共通の敵をつくればいい。
俺はフロア全体に聞こえるように笑い声をあげた。
それはまるで、フロア中にいる奴全員を嘲笑っているように見えたことだろう。
俺はひとしきり笑うと、困惑する連中に対し、こう言い放った。
比企谷「フフ、まったくてめえらは、どこに行ってもマヌケばかりだな」
……突然の言葉に誰も答えない。
だから俺は、わかりやすいようにこう続けた。
比企谷「てめえらのマヌケさ加減には、流石の俺でも笑っちまうレベルだよ」
キバオウ「……どういう意味や?」
俺の言葉に、キバオウが反応した。そう、お前なら乗ってくれると思ってたぜ。
俺は今からお前らの共通の敵になる。キバオウ、お前がその主軸になるんだ。
比企谷「わかんねえのか? てめえらが雑魚だから、こんなに手間取ったって言ってんだよ。このボス相手に普通、死者が出るか? 情報不足? 馬鹿じゃねえの?」
比企谷「単純に、てめえらが雑魚だったから死んだだけだろうが」
キバオウ「な、なんやと!?」
比企谷「てめえらのマヌケさ加減には、流石の俺でも笑っちまうレベルだよ」
キバオウ「……どういう意味や?」
俺の言葉に、キバオウが反応した。そう、お前なら乗ってくれると思ってたぜ。
俺は今からお前らの共通の敵になる。キバオウ、お前がその主軸になるんだ。
比企谷「わかんねえのか? てめえらが雑魚だから、こんなに手間取ったって言ってんだよ。このボス相手に普通、死者が出るか? 情報不足? 馬鹿じゃねえの?」
比企谷「単純に、てめえらが雑魚だったから死んだだけだろうが」
キバオウ「な、なんやと!?」
俺がそういうと、周りが一気にざわついた。まだ、俺が何を言ってるのか測りかねている奴がいるらしい。俺はそいつら全員まとめて敵にすべく、最悪の一言を言うことにした。
比企谷「その通りだろ。死んじまったディアベルも、ただ雑魚だったから死んだって言ってんだよ」
比企谷「情報云々なんか以前の問題だ。あの攻撃すらかわせないお前らが、情報が足りなかったとか言うのを見ると反吐が出るぜ」
キバオウ「……! よくも、キバオウはんの事を……!!!」
いいぞ、その調子だ。言っている俺ですらこんなにムカついてるんだ。お前らも、もっとなんか言ったらどうだ?
比企谷「しかしディアベルのやつも馬鹿だよなぁ……。なんでこんな連中と一緒にやって敵が倒せると思ったんだ? ボスの攻撃パターンが違ったくらいで怖気づくようなやつらなのによ!」
「…………!」
「………………くそっ」
俺の言葉に、誰も言い返せない。実際は俺も怖気づいてたが、こいつらにとってはたんなる事実でしかない。人は、図星を突かれることに対しどうしても嫌悪するんだ。
キバオウ「自分、何が言いたいんや…………!」
比企谷「簡単なことさ。てめえらじゃ、一生かかってもこのデスゲームをクリアすることなんかできないって言ってんだよ」
俺は、高笑いしながらそう言った。
すると、とうとう周りにいたやつらも口々に言い返し始めた。
「何だと……」
「ふざけんじゃねえ! お前に何がわかるってんだ!」
「いい加減なこと言ってんじゃねえよ!」
比企谷「いい加減なこと言ってんのははたしてどっちかな? ボスの武器が情報と違うものだってことくらい、一般プレイヤーの俺にだって一目で気づいたんだ。敵の攻撃が情報と違った?」
比企谷「バーカ、武器が違うなら攻撃も違うにきまってんだろ。そんなこともわからない雑魚共が、どうやってゲームをクリアすんだよ!」
「くっ………!」
キバオウ「な、なん………」
キリト「…………」
ここでキリトも俺に何か言ってくれたら完璧なんだがな。まあ、そんなこと考えなくても俺のイメージはもう最悪か。人と仲良くなるのはあんなに難しいのに、嫌われるのはなんでこんなに簡単なんだろうな……。
「何だと……」
「ふざけんじゃねえ! お前に何がわかるってんだ!」
「いい加減なこと言ってんじゃねえよ!」
比企谷「いい加減なこと言ってんのははたしてどっちかな? ボスの武器が情報と違うものだってことくらい、一般プレイヤーの俺にだって一目で気づいたんだ。敵の攻撃が情報と違った?」
比企谷「バーカ、武器が違うなら攻撃も違うにきまってんだろ。そんなこともわからない雑魚共が、どうやってゲームをクリアすんだよ!」
「くっ………!」
キバオウ「な、なん………」
キリト「…………」
ここでキリトも俺に何か言ってくれたら完璧なんだがな。まあ、そんなこと考えなくても俺のイメージはもう最悪か。人と仲良くなるのはあんなに難しいのに、嫌われるのはなんでこんなに簡単なんだろうな……。
キバオウ「自分、ちょお黙りや! ワイらは、絶対にこのクソゲームをクリアしたる! あんさんの言うとおりにはならん!」
比企谷「フフ、そうかよ。せいぜい頑張って無駄死にでもしてろよ。俺は一層に戻ることにするぜ」
そう言うと俺は、転移門の方を向いた。
比企谷「情報屋らしく、てめえらのマヌケさ加減を”みんな”に伝えなきゃなんねえからなぁ! このゲームをクリアすることが、どんなに無理なことかをしっかりと伝えに行ってやるよ!」
キバオウ「なんやと……!」
比企谷「あばよ、雑魚共。面白いもんが見れて楽しかったぜ」
俺はそう捨て台詞を吐いて、ドアの方へ歩き出した。
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