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    元スレ男「好きです!」 女「無理です」

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    101 = 93 :

    スッ


    「ひゃっ!?な、何……、ん……それは……?」


    (男くんがこっちにハーゲンダッツを差し出してきた……)


    「…………」ズイッ


    「……え、貰っていい……の?」


    「…………」コクリ


    「あ……あり…がと」


    「…………」モグモグ


    (もう一つ取り出して食べ始めた……2つ持ってたんだ……)

    102 :

    この男は持ち物の時を止める能力でも持ってるの?
    それとも俺が知らないアイス以外のハーゲンダッツがあるのか?

    103 = 93 :

    「…………」モキュモキュ


    「…………」モグモグ


    「…………」モキュモキュ


    「…………」モグモグ


    (………ちょっと、落ち着いてきた……)


    「……男くん」


    「?」


    「さっきのは違うんだ……いや、違うというか、手違いと言うか……と、とにかく違うんだ!」


    「……………」


    「あ、その別に男くんのことが嫌いってわけじゃないんだ!断じて!いや、だけど、その……」



    (自分でフった男に対して何言ってるんでしょあの人)←草陰に隠れている



    「……いや、ごめん。そうじゃないんだ」


    「…………」


    「……今朝は助けてくれて、ありがとう。男くん、すぐに行っちゃったから言えなかったんだ」


    「…………」


    「それともう一つ言えなかったこと……。男くん、おはよう」

    104 = 93 :

    「…………」


    「…………」


    「…………」


    「……さっきはゴメンね、突然変なこと言っちゃって。アイス、ありがとう」


    「…………」


    「……ゴメン、ちょっとその……お花を摘みに……」タチアガル


    「………女さん」


    「………!……何、だい…?」ビクビク


    (男が話しかけただけでビビり過ぎだろ……まぁ女さんからしたら何考えてるか分からんのだし怖いのも分かる)←草陰からモヒカン


    「…………おはよう」

    105 :

    「………!!」ブワッ


    「………」


    「…………」ゴシゴシ


    「………うん」ニコッ


    タッタッタ


    (行ったか……まさか挨拶返しただけで泣かれるとは…俺何かしたかな…?)

    106 :

    >>102
    真のハーゲンダッツ好きは常に保冷バックを持ち歩いてるんだよ

    107 = 105 :

    >>102 ハーゲンダッツって結構硬いから、しばらく放置して少し溶けたくらいがちょうどいい感じがするので、ある程度は大丈夫じゃないかなと…



    「……………」


    「…おいそこの植物性世紀末」


    「俺の名を言ってみろぉ~!」ズボォッ!


    「……さっきの告白じみたアレ、仕込んだのお前だろ」


    「いや~お前に向かって言わせるつもりはなかったんだけどな?あまりにいいタイミングでお前があらわるモンだから思わず隠れちまった」テヘッ


    「俺の気持ちも考えろよ……まったく」


    「悪いね☆」


    「……俺は先に戻るから、女さんも教室戻ってくるように言っておいてくれ」スタスタスタ


    「へいへい、任せたまえ」

    108 = 105 :

    ―――――――――――――


    「……………」


    コンクリート壁<お?何や兄ちゃん?


    「ッ!」ゴッ!


    コンクリート壁<痛っ!?おい、何や兄ちゃん急に


    「ッ!ッ!!ッ!!!」ゴッ!バキッ!!ゴスッ!!!


    コンクリート壁<ちょ、やめ、兄ちゃ、ストッp


    ゴスッ!!バギャッ!!ガツッ!!ガン!!


    コンクリート壁「」


    「……っはぁ……はぁ……」


    (………………………………………)

    109 = 105 :

    今夜はここまでで、また明日
    今月中に終わらせたいと思っています

    110 :

    壁wwwwwwww死んだwwwwwwww

    111 :

    壁壊しちゃったの?

    112 :

    壁……

    113 :

    てす

    114 :

    「くっ」

    115 :

    すみません遅くなりましたが今夜は更新できなさそうです
    それと明日の夜も更新できません

    明後日まとめてやります

    それと余談ですが、やはり酉とかつけた方がいいんでしょうか?

    116 :

    >>115
    VIPばりの勢いでガンガン行くならいらないかもしれないけど、ちょっとずつ小出しにして行くなら断然あった方がいい
    一目で>>1ってわかるからな

    118 :

    再開します

    119 :


    昼休み、教室――――――――――


    (あの後教室に戻り、何があったか聞いてきた先生を適当にごまかして授業を受けた)


    (男くんはなぜか私たちより後に教室に戻ってきた。その右腕には、公園に来た時にはなかったはずの怪我と、その治療の痕があった)


    (一体あの後何があったんだろう……)ハァ


    「説明しよう!」


    「…流石にもう驚かないよ」


    「さて、お昼休みです」


    「そうだね」


    「昼食タイムだね」


    「そうだね」


    「男を見ろ」


    「?」

    120 = 118 :


    「弁当を出していないだろ?」


    「…そうだね」


    「何故だと思う?」


    「何故って…あ、もしかして、右腕怪我してるから…?」


    「正解!理由は知らないが男は右腕を怪我している!そのせいで弁当を食べたくても食べられないんだ」


    「ゴメン待って嫌な予感がする」

    122 = 118 :

    「フフフ…弁当を食べたくても食べられない。育ちざかり高校生にとってこれほど辛いことはないぞ?」


    「いや、でもだから」


    「食べたいけど食べられない。この問題を解決する方法が1つだけ存在する!」


    「待って待って待ってってだから」


    「そう!女さん、君が男に弁当を食べさせてあげるんだ!」


    「やっぱりだよ!こんな予感はしてたんだ!ボクは絶対にやらないからな!」


    「まぁそういわずに。こうでもしないと男は揺らがないよ?」


    「ぐ……」


    「さっき男を誘惑するって言ってたじゃん?やるんだろ?ん?んん?」


    「ぐぐ……」


    「あーさっきのは嘘だったのかなぁアア?あー口だけだったんだなぁアア??」


    「……分かったよ!やる!やるよ!!」

    123 :

    モヒカン!

    124 = 118 :

    「いい返事だ!さぁ行って来い!日本の未来のために!!」


    「………覚えてろよぉ」テクテク




    「………」ボケー


    「お、男くん」


    「………」ナンゾ?


    「そっ、その…ね。その右手、怪我、してるだろう……?」


    「………」


    (食べたくても食べられない。それを解決する方法は確かに一つ)


    「だっ、だからね…その、お昼御飯もね……食べにくい、んじゃないかと思ってさ……」


    「………」


    「えっと、その、さっきアイスも貰ったからって訳じゃないんだけど…いや、だから、その……うぐぅ」


    「?」

    125 = 118 :

    「だっ!だからっ!!」


    (ん?何か忘れてるような……)


    「ボクが、た、食べさせてあげっ、あげりゅよ!!」


    シーン...


    (………あ)


    女友(あんな大声だして何やってんの急に)


    シーン...


    「あ、み、みみ、みんな……いや、これは違、ちが…」


    パチ...パチ...


    クラスメイト(♂)「………フッ」パチパチパチ


    クラスメイト(モブ)「………あの男が、彼女を作るとはな…」シミジミ


    パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

    126 = 118 :

    あ、訂正
    クラスメイト(モブ)→モブA

    127 = 118 :

    クラスメイト(♂)「おめでとう」


    モブA「おめでとう」


    モブB「おめでとう」


    先生「おめでとう」


    「おめでとう」


    オメデトウ、オメデトウ、オメデトウ


    「いっ、いやだからこれ、は……違…うぅ///」


    (これは予想外だがこの空気なら断れまい、男―――!)


    「………」ゴソゴソ


    (鞄の中を漁りだした…お弁当を出すのかな?)


    「…………」スッ


    クラスメイト(♂)「そッ!それはッ!?」

    128 = 118 :

    「………」ドヤァ



    クラスメイト(♂)「パン……だと……!?」



    (あ、思い出した。そういえばアイツ普段から昼飯はパン派だったな)モヒーン


    「え……男…くん。そ、それ…は…?」



    「………」ガサガサ...ビリッ


    「………」モグ...モグ...


    「………」...ドヤァ



    クラスメイト(♂)「これは間違いない!パン!!パンだ!!片腕を怪我していても楽に食えるパンが男の昼食だった!!!これでは食べさせてもらう必要は…皆無ッ!!!!」


    「!!!」

    129 = 118 :

    クラスメイト(♂)「クラスメイトほぼ全員の前で高らかに食事の手伝いをすると宣言した女選手!!立ち尽くしたまま何もできませェんッ!!!」


    「………///」カァァァ


    「?」モグモグ


    「お、男くんの……ッ!男くんのバカァー!!!!////」ダッ!


    「!?」


    クラスメイト(♂)「おォーっと!?女選手!!ここでなんと逃亡です!!!」


    「………?」モグモグ


    (いやー完全に忘れてたわ……てか男も何が何だかって顏してるな……もうわざとやってるのか疑うレベルだ)モヒカァァアアアン


    (……ん?)


    クラスメイト(♀)「………」ギリッ


    「………ふぅん?」

    130 = 118 :

    今日はここまでです
    また明日

    131 :

    おつおつ

    友の髪型は校則違反とかにならないのかな
    ツルッパゲーン

    133 :

    ぼちぼち再開します

    135 = 118 :

    授業終わり、教室――――――――――――


    先生「――…ほい、ここで今日の授業は終わり、解散。あ、日直はこのプリントの束、後で職員室まで持ってきてくれ」


    (うわ、束と云うか山ってレベルなんだけど……一人で運べないこともないだろうけど重いだろうな)


    (えーっと、今日の日直は……)


    黒板 日直:男


    (…先生、日直くらいちゃんと確認しようよ……)ハァ


    「これはチャンスだ」


    「何が…いや、いいよもう分かった」


    「察しが良くて助かるよォ。んじゃまぁお察しの通り、男が片腕を使えないことを利用した作戦よ」


    「利用って…何か言い方が悪くないかい?」


    「恋は戦争。戦争は悪。つまり恋イコール悪、それすなわち世界の心理だぜ」

    136 = 118 :

    「恋じゃないって!…もういいや、君と話してると疲れるよ…」


    「褒めたって俺が君に惚れるくらいだよ」


    「やめてくれ。冗談でもタチが悪い。…とにかく、行ってくるよ」





    (…さて、どうしたものか)


    (流石に俺一人じゃ無理だな…友にでも頼むか…って、何か女さんが切羽詰まった表情でこっち来てる)


    「あ…お、男くん」


    「………」ナンゾ?


    「さっきのプリントだけど…その、よかったら、手伝おうか…?」


    「………」チラ


    (これ、かなり量あるけど女さん一人で持ちきれるかな……俺が片手で持てる量じゃ足しにもならないレベルだし)


    「……ダメ、かな…?」ウワメヅカイ


    「!」

    137 = 118 :

    「………」コクリ


    「! うん、ありがとう!じゃあ早速持っていくね!」


    (ありがとうって…逆じゃね?)


    「よいしょ…っと、とっとと…、コレ、おも…」フラフラ



    女友(おいおい、大丈夫かよ…)チラッチラッ



    「おっと、っとっとぉ…う、やっぱりおも…いぃっ!?」グラッ


    「!!」


    クラスメイト(♂)「うおっ!?っとあっ、コーヒー落としっ―――


    ドンガラガッッシャーン!バサバサバサ!ダバー




    「うわ、派手に転んだ上に巻き込まれたクラスメイト(♂)が持ってたコーヒーが盛大にぶちまけられた、面白っ」

    138 = 118 :

    「う…いったた……あ、プリントは……!!…あ………!!」


    「!!」オロオロ


    クラスメイト(♂)「!!」オロオロ


    「あ……あぁあ…!!うわっ、うわっ…えっと…えっと……」オロオロ

    139 = 118 :

    職員室―――――――――――――――


    先生「……お、持ってきてくれたか…って、何だその羊皮紙みたいな色の紙の束。」


    「……すいません……」


    クラスメイト(♂)「すいません……」


    「……すみません」ペコリ




    先生「つまり、それは俺が頼んだプリントってことか?そのウ○コ羊皮紙が?」


    「…はい」


    先生「…そうか。んー…まいったな」


    「ボクの、せいです……ボクがしっかりしてれば…」


    先生「ん?ああ、結局、転んだのは女だったのか。おいおい、しっかりしてくれよ。これ結構重要なヤツなんだぞ」

    140 = 118 :

    「…すいませ―――


    「先生、違います。転んだのは俺です」


    「!」


    クラスメイト(♂)「!」


    先生「ん?そうなのか?」


    「はい。俺が無理に片手で持っていこうとしてなければ…」


    先生「…まぁ、いいか。きちんと日直を確認してなかった俺も悪いしな」


    「すみません」ペコリ


    先生「もういいっていいて、仕方なかったってことで、そんじゃお前らありがとな。もう戻っていいぞ」

    141 = 118 :

    廊下―――――――――――――――


    クラスメイト(♂)「……そんじゃ、俺はこのまままっすぐ教室戻るわ、すまなかったな」ノシ


    「いや、わざわざ運ぶの手伝ってくれてありがとう、手間かけて悪かった」ノシ



    「………男くん」


    「………」


    「何でさっき……ボクのことを…庇ったの」


    「………」

    142 = 118 :


    「庇ってもらっておいて身勝手だとは分かってるけどさ、ボクは怒ってるんだよ?」


    「………」


    「……だんまりなんて、ズルいよ…」


    「………」スッ


    「……これは…絆創膏?」


    「…もっと早くに気付けなくて、ゴメン」スタスタスタ


    「男くん、これって…行っちゃった」


    (教室で落としたプリント拾う時に、プリントの濡れてない部分で切った部分に、だろうか。…隠してたのに、いつ気付いたんだろ)


    「……男くん」

    143 :

    今回はここまで。また次回

    144 :

    乙!
    男△!

    145 :

    再開します

    146 = 118 :

    放課後――――――――――


    「さて、放課後です」


    「そうだね」


    「さて今回は女さんはどんなポカをやらかすのか」


    「あれはキミが急かすから!」


    「はい、と言うわけで用意いたしましたこちら」テッテレー


    「話を聞け!って…それは?」


    「猫耳」


    「カチューシャタイプのそこらのドンキホーテで売ってそうなヤツだね」


    「リアルなヤツのがよかった?」


    「ボクが着けるの前提みたいな言い方してるけどやらないからね?」

    147 = 118 :

    「え?今回結構乗り気っぽいなと思ってたのに」


    「もう君の意味不明っぷりに慣れただけさ、不本意ながらね」


    「犬耳の方が良かった?」


    「いや、だからそういう問題じゃ」


    「男は猫派だよ」


    「聞いてないよ」


    「ウサギとか好きそうだよね女さん。バニー持って来ればよかったかな」


    「そういってバニースーツとか持ってくるんだろ…もう分かってるよ」


    「え?いやいや女さんがそんなん着ても胸がスッカスk


    「このッ!」ブンッ


    「当たらんなぁ」ヒョイッ

    148 = 118 :

    「はぁ…とにかく、男くんにはプリントの事も謝りたいし、ボクはもう行くよ…。君と話してると頭が重くなる…」スタスタ


    「ガンバッテー」モヒカッテー



    (フフフ…気付いていないようだな…俺が話しかける前に既に女さんの頭に猫耳を乗せていたことに…!)


    (さっき見せた猫耳はフェイク…頭が重いのはその可愛らしい猫耳が原因ですよ)


    (さて…じゃあ俺はさっさと帰るか…ん?)


    クラスメイト(♀)「…と……くん……な……そ」ブツブツ


    (クラスメイト(♀)ちゃんが何か小声でブツブツ言ってる怖い)


    (……とは言え、このまま放置は計画が狂うかもな…)


    (とりあえず尾行けとくか。面白そうだし)コソコソ

    149 = 118 :

    靴箱――――――――――


    (…あ、いたいた。今日の休み時間もだけど、もうかなり自然に話しかけられてるんじゃないだろうか……ふふ、流石はボク)


    「………」


    「あ、お男くん、奇遇だね」


    「………。………!?」←猫耳に気付く


    「折角だし、いい一緒にそのかえ、帰らない…かい?その…休み時間のお、お礼がしたいしさ。何かお、おごりゅよ!」ガリッ


    「…………」ポケー


    (舌噛んじゃった……痛いなぁ…)ナミダメ


    「」放心


    「ん?お、男くん?ど、どうしたの…?」


    「!」ハッ!


    「それで…ね。え、えっと男くんさえよかったらその…お礼がしたいから…その、帰りにカフェ…にでも、寄っていかない?かなって…」ウワメヅカイ


    「」フラッ

    150 :

    男の理性が崩壊したか


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