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元スレ京太郎「高校最後の!!」 咲「春が来た!!!」
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「…………ん? 先輩、あわあわさん。あれちょっと見てくださいっす」
「……ふむ。どっからどう見ても咲だな」
「何してるんだろうね、一人で」
「京ちゃんさんがいないの、珍しいっすね」
「あ、ファミレスに入ってくよ!? 一人でレストランに入れるなんて、サキーは思った以上に大人だねぇ」
「いくらなんでも咲のこと舐めすぎだろ……どうする? 私たちもお昼はまだだし、あそこでなんか食べるか?」
「さんせ~!! かじゅの奢り?」
「奢ってやるつもりだったが、かじゅって呼んだからダメだ」
「うぇっ!?」
「やっほー、サキー!!」
「!? あ、淡ちゃん!? それに、モモちゃんに加治木先輩まで!?」
「こんなところで何をしているんだ? それも一人で」
「どうせなら相席しちゃってもいいっすか?」
「え、うん……いいけど………」
「………なるほどな。彼はここでバイトしていたのか」
「…………ハイ」
「それでそれで? 働いてる京ちゃんさんのことが見たくて一人で通っちゃってるんすか?」
「…………ハイ、ソウデス」
「ふ~ん? 私たちに内緒で~?」
「…………スイマセン。キョウチャンニハナイショデオネガイシマス」
「………あれでバレてないつもりだもんなぁ。いい加減、気づいてるって声掛けるべきなんだろうか…」
「……ふむ。どっからどう見ても咲だな」
「何してるんだろうね、一人で」
「京ちゃんさんがいないの、珍しいっすね」
「あ、ファミレスに入ってくよ!? 一人でレストランに入れるなんて、サキーは思った以上に大人だねぇ」
「いくらなんでも咲のこと舐めすぎだろ……どうする? 私たちもお昼はまだだし、あそこでなんか食べるか?」
「さんせ~!! かじゅの奢り?」
「奢ってやるつもりだったが、かじゅって呼んだからダメだ」
「うぇっ!?」
「やっほー、サキー!!」
「!? あ、淡ちゃん!? それに、モモちゃんに加治木先輩まで!?」
「こんなところで何をしているんだ? それも一人で」
「どうせなら相席しちゃってもいいっすか?」
「え、うん……いいけど………」
「………なるほどな。彼はここでバイトしていたのか」
「…………ハイ」
「それでそれで? 働いてる京ちゃんさんのことが見たくて一人で通っちゃってるんすか?」
「…………ハイ、ソウデス」
「ふ~ん? 私たちに内緒で~?」
「…………スイマセン。キョウチャンニハナイショデオネガイシマス」
「………あれでバレてないつもりだもんなぁ。いい加減、気づいてるって声掛けるべきなんだろうか…」
「咲~、今日も頼みがあるんだけど……」
「またレディースランチ? よく飽きないねぇ…」
「俺は高校で三年間、レディースランチを食い続けた男だぞ? こんな三か月ちょっとで飽きるわけない」
「京ちゃんまず『レディ』の意味知ってる?」
「知ってるからこうして咲に頼んでるわけでして……お願いしますっ!!」
「……やれやれ、しょうがないなぁ京ちゃんは。また後でなんか奢ってね?」
「ジュースは500mlまででお願いします」
「………つまり、高校時代からあんなイチャついてたわけっすか。昼ご飯食べるだけなのに」
「あの二人、この前も学食のおばちゃんにからかわれてたよね~」
「京ちゃんさんしか買わないのに、咲ちゃんさんも一緒に列に並んでるのが原因っすね。間違いなく」
「もはやキョウタローがレディースランチを頼むのは、サキーと一緒に注文することが目的な気がしてきたよ」
(図星だったりしちゃうんだよなぁ……)
「またレディースランチ? よく飽きないねぇ…」
「俺は高校で三年間、レディースランチを食い続けた男だぞ? こんな三か月ちょっとで飽きるわけない」
「京ちゃんまず『レディ』の意味知ってる?」
「知ってるからこうして咲に頼んでるわけでして……お願いしますっ!!」
「……やれやれ、しょうがないなぁ京ちゃんは。また後でなんか奢ってね?」
「ジュースは500mlまででお願いします」
「………つまり、高校時代からあんなイチャついてたわけっすか。昼ご飯食べるだけなのに」
「あの二人、この前も学食のおばちゃんにからかわれてたよね~」
「京ちゃんさんしか買わないのに、咲ちゃんさんも一緒に列に並んでるのが原因っすね。間違いなく」
「もはやキョウタローがレディースランチを頼むのは、サキーと一緒に注文することが目的な気がしてきたよ」
(図星だったりしちゃうんだよなぁ……)
「気が付けばもう学期末か……早いもんだなぁ……」
「だね~。この前まで高校生だったのに…」
「まぁ入学したばかりだし、色々ゴタゴタがあって忙し……うおっ!? 改札に引っかかった!? ………あ~、昨日で定期切れてたんか」
「ふふっ、間抜けだねぇ京ちゃんは。それじゃあ私は先に行っ……へぶっ!?」
「……そりゃ一緒に定期買ってんだから、俺のが切れてたら咲のも切れてるだろ……。間抜けだなぁ、咲は」
「ぐむむ…」
「だね~。この前まで高校生だったのに…」
「まぁ入学したばかりだし、色々ゴタゴタがあって忙し……うおっ!? 改札に引っかかった!? ………あ~、昨日で定期切れてたんか」
「ふふっ、間抜けだねぇ京ちゃんは。それじゃあ私は先に行っ……へぶっ!?」
「……そりゃ一緒に定期買ってんだから、俺のが切れてたら咲のも切れてるだろ……。間抜けだなぁ、咲は」
「ぐむむ…」
「あわ~……やばい、やばいよ……もうすぐ試験なのに全然勉強してないよ……」
「あわあわさん、授業もほとんど寝てるか、起きてたとしても上の空だったっすからねぇ……」
「ど、どうしよう…勉強しないと……」
「……まぁ、勉強しないといけないのは淡だけじゃねえしな。勉強会でもするか」
「そだね。一回生の前期から躓くのはいやだもんね。今日明日、勉強会しよっか」
「でも、どこでするっすか? この時期の食堂は混んでて、あんま勉強には向かないし……」
「う~ん……私の家、来る? 一応片付いてるし、大きい机もあるよ?」
「賛成っ! 賛成っ!! サキーの家で勉強会だぁ!!!」
(うわ…自分の家に京ちゃん以外の友達を招くのなんて初めてだよっ!! なんか大学生っぽい!!)
(一応友達じゃなくて彼氏なんですが………いや、恥ずかしいから俺もよう言わんけども…)
「あわあわさん、授業もほとんど寝てるか、起きてたとしても上の空だったっすからねぇ……」
「ど、どうしよう…勉強しないと……」
「……まぁ、勉強しないといけないのは淡だけじゃねえしな。勉強会でもするか」
「そだね。一回生の前期から躓くのはいやだもんね。今日明日、勉強会しよっか」
「でも、どこでするっすか? この時期の食堂は混んでて、あんま勉強には向かないし……」
「う~ん……私の家、来る? 一応片付いてるし、大きい机もあるよ?」
「賛成っ! 賛成っ!! サキーの家で勉強会だぁ!!!」
(うわ…自分の家に京ちゃん以外の友達を招くのなんて初めてだよっ!! なんか大学生っぽい!!)
(一応友達じゃなくて彼氏なんですが………いや、恥ずかしいから俺もよう言わんけども…)
「期末試験……開始っ!」
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ…
(……あっ! ここ、真剣ゼミでやったところだっ! 答え覚えてないけど)
(……あっ! ここ、真剣ゼミではやってないところだっ! 分からないからパス)
(……あっ! ここ、京ちゃんが苦手だって言ってたところだっ! これの解き方は覚えてる……)
(……あっ! ここ、京ちゃんと二人ですっごく悩んだ問題だっ! 確かこれの解き方は……)
(……やっててよかった、真剣ゼミ!)
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ…
(……あっ! ここ、真剣ゼミでやったところだっ! 答え覚えてないけど)
(……あっ! ここ、真剣ゼミではやってないところだっ! 分からないからパス)
(……あっ! ここ、京ちゃんが苦手だって言ってたところだっ! これの解き方は覚えてる……)
(……あっ! ここ、京ちゃんと二人ですっごく悩んだ問題だっ! 確かこれの解き方は……)
(……やっててよかった、真剣ゼミ!)
「ふぃ~。試験はなんとかなったっぽいっすね」
「だな。直前に勉強会しといてよかったぜ」
「かじゅの嘘つき!! 普通に授業出てたら簡単だって言ってたじゃん!!」
「いや、だって淡ちゃんは半分くらい寝てたじゃん」
「それならそれで、普通に授業出てなかったら難しいって言ってくれたらいいのに」
「まぁ、先輩が授業サボってるところとか想像できないっすからねぇ」
「京ちゃんが勉強会やろうって言ってくれなかったら危なかったね。淡ちゃんが」
「だねぇ。感謝感激」
「咲~。成績どうだった?」
「ほとんど『秀』だったよ。いくつか『優』もあったけど、『良』以下は一つもなかったって感じ」
「俺もそんな感じ。モモは?」
「私のもそんなんっすね。問題はあわあわさんっすけど……っとと、噂をすればっ本人すよ」
「ヤッホーみんな~。今日成績が送られてきてたねぇ」
「どうだった? 淡」
「ふふ~ん…ドヤァ」
「…………マジで?」
「オール『秀』っすか……」
「……なんだろう、この納得いかなさ………」
「だな。直前に勉強会しといてよかったぜ」
「かじゅの嘘つき!! 普通に授業出てたら簡単だって言ってたじゃん!!」
「いや、だって淡ちゃんは半分くらい寝てたじゃん」
「それならそれで、普通に授業出てなかったら難しいって言ってくれたらいいのに」
「まぁ、先輩が授業サボってるところとか想像できないっすからねぇ」
「京ちゃんが勉強会やろうって言ってくれなかったら危なかったね。淡ちゃんが」
「だねぇ。感謝感激」
「咲~。成績どうだった?」
「ほとんど『秀』だったよ。いくつか『優』もあったけど、『良』以下は一つもなかったって感じ」
「俺もそんな感じ。モモは?」
「私のもそんなんっすね。問題はあわあわさんっすけど……っとと、噂をすればっ本人すよ」
「ヤッホーみんな~。今日成績が送られてきてたねぇ」
「どうだった? 淡」
「ふふ~ん…ドヤァ」
「…………マジで?」
「オール『秀』っすか……」
「……なんだろう、この納得いかなさ………」
「なんか面白い番組やってないかな~っと………あ、心霊番組やってる……。………夏だからってやたらと怖い話とかするのやめてほしいよ……」
「…………………………」
「……ん? 電話? ……咲から? こんな時間に何の用だ……?」
「はい、もしもしー?」
『お願いします京ちゃん様。今晩だけ泊まりにきてください。でないと死んでしまいます』
「………………はい?」
「怖い話見て寝れなくなったって…………そんな、子供じゃねえんだから……」
「ま、まだ未成年だもん!! しょうがないよ」
「はいはい、今日だけだからな。明日の夜までには克服しとけよ?」
「は~い…………ありがと」
「どういたしまして」
「…………………」
「…………………」
(こ…怖いのはもう全然平気だけど………別の意味で寝れない……)
(……ここで手ぇ出せないから、ヘタレ扱いされるんだろうなぁ…)
「…………………………」
「……ん? 電話? ……咲から? こんな時間に何の用だ……?」
「はい、もしもしー?」
『お願いします京ちゃん様。今晩だけ泊まりにきてください。でないと死んでしまいます』
「………………はい?」
「怖い話見て寝れなくなったって…………そんな、子供じゃねえんだから……」
「ま、まだ未成年だもん!! しょうがないよ」
「はいはい、今日だけだからな。明日の夜までには克服しとけよ?」
「は~い…………ありがと」
「どういたしまして」
「…………………」
「…………………」
(こ…怖いのはもう全然平気だけど………別の意味で寝れない……)
(……ここで手ぇ出せないから、ヘタレ扱いされるんだろうなぁ…)
ここまで~。
次はできるだけ早く来れたらなと思います。
おやすみなさい。
次はできるだけ早く来れたらなと思います。
おやすみなさい。
こんばんわ。
ままままだ淡照時間じゃない。
まだ9分くらいある。
というわけでステルス、行くよ!!
ままままだ淡照時間じゃない。
まだ9分くらいある。
というわけでステルス、行くよ!!
「まだ夏休みだってのに、毎日部活で大変だな」
「私も中学生の時は同じこと思ってたよ、京ちゃん」
「気付けば中学生の時とは逆になっちまったなぁ。咲が部活やってて、俺は部活してないって」
「そうだね。京ちゃんも何か部活すればいいのに…」
「俺はバイトがあるからなー。仕送りが少ないから少しでも自分で稼いでおかねえと」
「あ~…京ちゃんは一般入試だもんね。学費がキツイのかぁ……」
「……何そんな落ち込んでんだ?」
「え!? いや、落ち込んでなんていないけど……」
(京ちゃんがスポーツするとこ…また見たいなぁ、とか思ってしまうわけです……)
「………先輩。どうして京ちゃんさんは部活もないのに毎日咲ちゃんさんと一緒に学校に来てるんすかね」
「なるほど。確かにリア充は爆発すべきだな」
「私も中学生の時は同じこと思ってたよ、京ちゃん」
「気付けば中学生の時とは逆になっちまったなぁ。咲が部活やってて、俺は部活してないって」
「そうだね。京ちゃんも何か部活すればいいのに…」
「俺はバイトがあるからなー。仕送りが少ないから少しでも自分で稼いでおかねえと」
「あ~…京ちゃんは一般入試だもんね。学費がキツイのかぁ……」
「……何そんな落ち込んでんだ?」
「え!? いや、落ち込んでなんていないけど……」
(京ちゃんがスポーツするとこ…また見たいなぁ、とか思ってしまうわけです……)
「………先輩。どうして京ちゃんさんは部活もないのに毎日咲ちゃんさんと一緒に学校に来てるんすかね」
「なるほど。確かにリア充は爆発すべきだな」
「いよいよ後期スタートだね。前期みたいに単位全部取れたらいいね~」
「かじゅ先輩曰く、一番単位を落とすのは二年前期らしいぞ」
「どうして?」
「一年の前期は割と頑張るじゃん? だから普通に単位取れるんだよ」
「ふむふむ…」
「ちょっと油断した学生は、後期になると手を抜き出すんだと」
「なるほどね」
「それでも割と単位が取れちまうもんだから、二年前期は授業とかにもほとんどでなくなる」
「ほほう……」
「その結果、爆死する!!」
『……爆死しろ』
「………今、すれ違った人が何か物騒なこと言ってたような……」
「き、気のせいだよ…」
「かじゅ先輩曰く、一番単位を落とすのは二年前期らしいぞ」
「どうして?」
「一年の前期は割と頑張るじゃん? だから普通に単位取れるんだよ」
「ふむふむ…」
「ちょっと油断した学生は、後期になると手を抜き出すんだと」
「なるほどね」
「それでも割と単位が取れちまうもんだから、二年前期は授業とかにもほとんどでなくなる」
「ほほう……」
「その結果、爆死する!!」
『……爆死しろ』
「………今、すれ違った人が何か物騒なこと言ってたような……」
「き、気のせいだよ…」
「サキー、お誕生日おめでとぉーーーーっ!!!!」
「お誕生日おめでとうっす、咲ちゃんさん!!」
「誕生日、おめでとう。私からもお祝いさせてもらうよ」
「誕生日おめでとう、咲」
「わぁーーっ!? ありがとうっ!!! 京ちゃん、淡ちゃん、モモちゃん、加治木先輩!!」
「いえいえ。私も誕生日に色々貰ったっすからね」
「次は誰の誕生日が近いのかな? ちなみに私は12月15日!!」
「ん、私とかなり近いな。私は12月21日だ」
「俺はかなり遅いですね。2月2日ですから」
「あ~、じゃあキョウタローだけ誕生日のお祝いできないね。もう学校終わってるし」
「そんな寂しいこと言うなよ…。別に休暇中でもお祝いしてくれていいじゃんか……」
「………でも、そっちの方が咲ちゃんさん的には都合いいんじゃないっすか? その……『見られたらマズイこと』もありますし……」
「ぶふーーーーーーーーーーっ!?」
「うわぁ! 咲がジュース噴き出した!!」
「な、何か拭くものぉ!!」
「昨日の誕生日は大変だったな」
「ホントだよ、まったく。モモちゃんが変なこと言うから………」
「…………俺たちにはまだ早いな」
「…………だね」
「お誕生日おめでとうっす、咲ちゃんさん!!」
「誕生日、おめでとう。私からもお祝いさせてもらうよ」
「誕生日おめでとう、咲」
「わぁーーっ!? ありがとうっ!!! 京ちゃん、淡ちゃん、モモちゃん、加治木先輩!!」
「いえいえ。私も誕生日に色々貰ったっすからね」
「次は誰の誕生日が近いのかな? ちなみに私は12月15日!!」
「ん、私とかなり近いな。私は12月21日だ」
「俺はかなり遅いですね。2月2日ですから」
「あ~、じゃあキョウタローだけ誕生日のお祝いできないね。もう学校終わってるし」
「そんな寂しいこと言うなよ…。別に休暇中でもお祝いしてくれていいじゃんか……」
「………でも、そっちの方が咲ちゃんさん的には都合いいんじゃないっすか? その……『見られたらマズイこと』もありますし……」
「ぶふーーーーーーーーーーっ!?」
「うわぁ! 咲がジュース噴き出した!!」
「な、何か拭くものぉ!!」
「昨日の誕生日は大変だったな」
「ホントだよ、まったく。モモちゃんが変なこと言うから………」
「…………俺たちにはまだ早いな」
「…………だね」
「カボチャを見ると、ハロウィンを食べたくなるよね~」
「逆だ逆だ。ハロウィンを食べるとカボチャを見たくなるんだ」
「違うでしょ? カボチャを食べるとハロウィンを……ん? 私もおかしい?」
「咲ちゃんさんは混乱しているっす」
「あ、トリックオアトリート!! お菓子寄越せーっ!」
「誰に言ってる?」
「もちろんキョータロ」
「あいよ」
「む? 思ってたより素直にくれたね……」
「アワちゃんさん。トリックオアトリート」
「うぇっ!? い、今キョウタローにもらったお菓子しかないよっ!? ………うぅ…はい……」
「モモちゃん。トリックオアトリート」
「はいっす咲ちゃんさん。さっきアワちゃんさんにもらったお菓子あげるっす」
「咲。トリックオアトリート」
「はい、モモちゃんにもらったお菓子あげる」
「……あれ?」
「どうしたの? 淡ちゃん」
「……うん? 私がおかしいのかな……?」
「逆だ逆だ。ハロウィンを食べるとカボチャを見たくなるんだ」
「違うでしょ? カボチャを食べるとハロウィンを……ん? 私もおかしい?」
「咲ちゃんさんは混乱しているっす」
「あ、トリックオアトリート!! お菓子寄越せーっ!」
「誰に言ってる?」
「もちろんキョータロ」
「あいよ」
「む? 思ってたより素直にくれたね……」
「アワちゃんさん。トリックオアトリート」
「うぇっ!? い、今キョウタローにもらったお菓子しかないよっ!? ………うぅ…はい……」
「モモちゃん。トリックオアトリート」
「はいっす咲ちゃんさん。さっきアワちゃんさんにもらったお菓子あげるっす」
「咲。トリックオアトリート」
「はい、モモちゃんにもらったお菓子あげる」
「……あれ?」
「どうしたの? 淡ちゃん」
「……うん? 私がおかしいのかな……?」
テレビ『嵐山云々めっちゃ紅葉綺麗ひゃっほい』
「うわー。嵐山の紅葉だって! 綺麗だね~、行ってみたいね~」
「だなー」
(もし行くことになったら、紅葉よりもお前の方が……とか言うべきなのかな……)
(言ってほしいけど、いざ言われたら恥ずかしいよ……)
(まぁ、未来のことは…)
(未来に考えよう……)
「うわー。嵐山の紅葉だって! 綺麗だね~、行ってみたいね~」
「だなー」
(もし行くことになったら、紅葉よりもお前の方が……とか言うべきなのかな……)
(言ってほしいけど、いざ言われたら恥ずかしいよ……)
(まぁ、未来のことは…)
(未来に考えよう……)
「読書の秋だよ! 読書の秋!!」
「はいはい、そーですねー」
「京ちゃんも本、読もうよ!」
「ちゃんとジャンプサンデーマガジンチャンピオン全部読んでるよ」
「ガンガンは…?」
「え………?」
「……ガンガンは……?」
「……も、もちろん読んでるよ?」
「いや、じゃなくて! 小説とか読もうよ」
「………じゃあなんかオススメ教えてくれよ」
「………図書館行こっか」
「よしきた!」
「京ちゃんさんは策士っすね」
「だね~」
「はいはい、そーですねー」
「京ちゃんも本、読もうよ!」
「ちゃんとジャンプサンデーマガジンチャンピオン全部読んでるよ」
「ガンガンは…?」
「え………?」
「……ガンガンは……?」
「……も、もちろん読んでるよ?」
「いや、じゃなくて! 小説とか読もうよ」
「………じゃあなんかオススメ教えてくれよ」
「………図書館行こっか」
「よしきた!」
「京ちゃんさんは策士っすね」
「だね~」
書き溜めが尽きた……。
書いてるときは結構ある気がするのに、投下してみると全然ない。
というわけで今日はここまでです。
短くて申し訳ない……。
つ、次は本気出す……。
いや、大学4回生・冬編までのどこかで本気出す。
書いてるときは結構ある気がするのに、投下してみると全然ない。
というわけで今日はここまでです。
短くて申し訳ない……。
つ、次は本気出す……。
いや、大学4回生・冬編までのどこかで本気出す。
「今日は私の誕生日です。みなさん祝ってください」
11月13日。
平安時代に惟喬親王が「うるしの製法」や「漆器の製法」を虚空蔵菩薩から伝授されたという伝説から『漆の日』。
また、廃藩置県によって『茨城県』という名前がこの日につけられたことから『茨城県民の日』……つまりすこやんの日でもある。
ちなみに六日前、すなわち11月7日はすこやんの誕生日でした。
そして、清澄高校OB・OGとして、もう一つ忘れてはいけない日でもある。
11月13日は、清澄高校OG…竹井久の誕生日だ。
11月13日。
平安時代に惟喬親王が「うるしの製法」や「漆器の製法」を虚空蔵菩薩から伝授されたという伝説から『漆の日』。
また、廃藩置県によって『茨城県』という名前がこの日につけられたことから『茨城県民の日』……つまりすこやんの日でもある。
ちなみに六日前、すなわち11月7日はすこやんの誕生日でした。
そして、清澄高校OB・OGとして、もう一つ忘れてはいけない日でもある。
11月13日は、清澄高校OG…竹井久の誕生日だ。
「いや、そもそもなんで部長がこんなところにいるんですか?」
「あら、今でも私のことを『部長』と呼んでくれるってことは、私の大学に編入してくれるってことかしら? できれば咲も一緒に連れてきてくれると嬉しいんだけど?」
「……『久先輩』がどうしてこんなところにいるんですか?」
「今日は私の誕生日です。みなさん祝ってください」
「やっほー、京ちゃん…………と、ぶちょ…久先輩?」
「ヤッホー咲ー。久しぶりね、久だけに」
「どうしてこんなところにいるんですか?」
「今日は私の誕生日です。みなさん祝ってください」
「あら、今でも私のことを『部長』と呼んでくれるってことは、私の大学に編入してくれるってことかしら? できれば咲も一緒に連れてきてくれると嬉しいんだけど?」
「……『久先輩』がどうしてこんなところにいるんですか?」
「今日は私の誕生日です。みなさん祝ってください」
「やっほー、京ちゃん…………と、ぶちょ…久先輩?」
「ヤッホー咲ー。久しぶりね、久だけに」
「どうしてこんなところにいるんですか?」
「今日は私の誕生日です。みなさん祝ってください」
「ふ~ん? ここが須賀君の部屋なのね? ………む、同居の気配がしないわね………」
「しれっとタンスを開けるのはやめなさい」
「女物の下着とか置いてないかしら」
「お、置いてるわけないじゃないですか!?」
「あら、どうして咲が答えるのかしら? 私は須賀君に聞いたのに」
「ぐぬ………」
「誘導尋問しようとするのはやめなさい」
「布団も1セットしかないし……まさかホントに同居してないだなんて……」
「それが普通ですよ? それが普通ですよ?」
「あら、大学生にもなれば同居くらい普通だと思うけど? もっと柔らかい言い方をすれば、ルームシェアってやつね」
「む……それは…確かにそうかもしれませんが……」
「それで、本題ですが……誕生日プレゼントでしたね。何も準備してませんけど……」
「あら。私、プレゼントが欲しいだなんて一言も言ってないけど?」
「わかりますよ。ただ祝ってもらうだけなら、久先輩の大学ですでに終わってるでしょうしね」
「ふむ、中々の名推理ね」
「どうしましょう、何か晩飯でも奢りましょうか?」
「え~? 何か形に残る物がい~な~」
「なんと我儘な……とは言っても、何も用意してませんよ? 今から買いに行ってもいいですけど…」
「ん~…。甘いわねぇ、京ちゃんは」
「誰が京ちゃんですか」
「何も、買ったものだけが形に残るわけじゃないでしょ? というか、プレゼントはこっちで準備してるし」
「?」
「あら。私、プレゼントが欲しいだなんて一言も言ってないけど?」
「わかりますよ。ただ祝ってもらうだけなら、久先輩の大学ですでに終わってるでしょうしね」
「ふむ、中々の名推理ね」
「どうしましょう、何か晩飯でも奢りましょうか?」
「え~? 何か形に残る物がい~な~」
「なんと我儘な……とは言っても、何も用意してませんよ? 今から買いに行ってもいいですけど…」
「ん~…。甘いわねぇ、京ちゃんは」
「誰が京ちゃんですか」
「何も、買ったものだけが形に残るわけじゃないでしょ? というか、プレゼントはこっちで準備してるし」
「?」
「写真、ですか……わざわざそれを撮るためにここまで……?」
「そうよ? 何か問題でも?」
「いえ、問題はないですけど……私たちを撮るだけでいいんですか? どうせなら久先輩も一緒に映した方が…」
「別にいいわよ? 自分の写真なんていつでも撮れるし…」
「いえ、それはまぁ…そうですけど……」
「ここに来る前、優希と和のところにも行ってきたわ。次は、まこのところに向かうつもり…」
「…別に写真が欲しいだけなら、メールやらで送れば……」
「それじゃあダメよ。私が自分の目で見て、自分の手で、写真に残さないと」
「………どうして、写真なんですか?」
「そうよ? 何か問題でも?」
「いえ、問題はないですけど……私たちを撮るだけでいいんですか? どうせなら久先輩も一緒に映した方が…」
「別にいいわよ? 自分の写真なんていつでも撮れるし…」
「いえ、それはまぁ…そうですけど……」
「ここに来る前、優希と和のところにも行ってきたわ。次は、まこのところに向かうつもり…」
「…別に写真が欲しいだけなら、メールやらで送れば……」
「それじゃあダメよ。私が自分の目で見て、自分の手で、写真に残さないと」
「………どうして、写真なんですか?」
「ほら、頑張るのって辛いじゃない? 辛くなかったら、そもそも頑張る必要なんてないわけだし」
「まぁ……そうですね」
「特に、一人で頑張るのって辛いじゃない? 愚痴とか吐けないし、自分がどれだけ成長したかもわからないし」
「…でも、久先輩にだって大学のメンバーが……」
「去年はそんな感じでやってたんだけどね。今年はほら、私また部長になっちゃったし…高校の時よりもメンバーが多いから、責任とかも多くなっちゃってるし? なんといっても、部長が愚痴だなんてかっこ悪いしね」
「そんなことないと思いますけど…」
「私の中ではそうなのよ。部長はいつだってみんなの憧れじゃないと…」
「……でも、それと写真と、どんな関係が?」
「あなたたちが頑張ってきた、その最新の姿をいつでも見れるようにしたかったの。後輩が頑張ってるって思ったら、私だって頑張らざるをえないじゃない? あなたたちが努力を怠るとも思えないし?」
「「…………………………」」
「だから、この写真が私への誕生日プレゼント。時に私を励まして、時に私を厳しく見つめる…私が望んだ、プレゼントなのよ」
「まぁ……そうですね」
「特に、一人で頑張るのって辛いじゃない? 愚痴とか吐けないし、自分がどれだけ成長したかもわからないし」
「…でも、久先輩にだって大学のメンバーが……」
「去年はそんな感じでやってたんだけどね。今年はほら、私また部長になっちゃったし…高校の時よりもメンバーが多いから、責任とかも多くなっちゃってるし? なんといっても、部長が愚痴だなんてかっこ悪いしね」
「そんなことないと思いますけど…」
「私の中ではそうなのよ。部長はいつだってみんなの憧れじゃないと…」
「……でも、それと写真と、どんな関係が?」
「あなたたちが頑張ってきた、その最新の姿をいつでも見れるようにしたかったの。後輩が頑張ってるって思ったら、私だって頑張らざるをえないじゃない? あなたたちが努力を怠るとも思えないし?」
「「…………………………」」
「だから、この写真が私への誕生日プレゼント。時に私を励まして、時に私を厳しく見つめる…私が望んだ、プレゼントなのよ」
「……久先輩……」
「それともう一つ。これは私からのプレゼントでもあるのよ?」
「「?」」
「当然だけど、私はあなたたちが努力してきた、その最新の写真を誕生日プレゼントにもらうわ。つまり、私の誕生日ごとにあなたたちの写真を撮りに来るわけね。……もし、去年と変わってなかったら…どころか、去年よりもショボくなってたら………ね?」
「うぐっ……」
「卒業しても、先輩の目からは逃れられない……というわけですね」
「そのとーりっ! 卒業しても後輩の面倒を見てあげようという、私からのお節介よ!!」
「ホントにお節介だよぉ……」
「あら、咲。今何か言ったかしら?」
「い、言ってません!!」
「それともう一つ。これは私からのプレゼントでもあるのよ?」
「「?」」
「当然だけど、私はあなたたちが努力してきた、その最新の写真を誕生日プレゼントにもらうわ。つまり、私の誕生日ごとにあなたたちの写真を撮りに来るわけね。……もし、去年と変わってなかったら…どころか、去年よりもショボくなってたら………ね?」
「うぐっ……」
「卒業しても、先輩の目からは逃れられない……というわけですね」
「そのとーりっ! 卒業しても後輩の面倒を見てあげようという、私からのお節介よ!!」
「ホントにお節介だよぉ……」
「あら、咲。今何か言ったかしら?」
「い、言ってません!!」
「…と、いうわけで。この写真はもらっていくわね~」
「………あ、あの!! 久先輩…」
「あら? 何かしら、咲」
「麻雀、頑張ってください!! ……もし大会で当たった時は、絶対に負けませんから!!」
「…ふふん、言うじゃない? 可愛い後輩とはいえ、敵だからね……叩き潰してあげるわ!!」
「………あ、あの!! 久先輩…」
「あら? 何かしら、咲」
「麻雀、頑張ってください!! ……もし大会で当たった時は、絶対に負けませんから!!」
「…ふふん、言うじゃない? 可愛い後輩とはいえ、敵だからね……叩き潰してあげるわ!!」
「……久先輩、行っちゃったね」
「今日はまこ先輩の家に泊まるらしいからな。あんま遅い時間に行っても迷惑だろうし、そんな長居はできねえよ」
「…久先輩も、頑張ってるんだね」
「あの人は地味にメンタル弱かったからな。それをああやって自力で立て直せるのは、本当にすごいよ……」
「……私たちの写真、撮っていったね」
「咲にも、和にも、優希にも、まこ先輩にも負けないつもりらしいぜ? 怖ぇな」
「……私も、頑張らないとね。来年の今日、久先輩に笑われないように…」
「……だな。本当に、良い先輩だよ……部長は」
「………でも、出来ればみんなで一緒に映った写真も欲しいね」
「……今年の年末年始辺り、長野で集まれねえかな?」
「だね。その時には敵も味方もなしで」
「清澄時代の笑顔で撮れるといいな」
「うん!!」
「……今年の年末年始辺り、長野で集まれねえかな?」
「だね。その時には敵も味方もなしで」
「清澄時代の笑顔で撮れるといいな」
「うん!!」
これで終わりなんだけど……なんだろう、何かが違う気がする……。
こう、あれですよ。
大学三年生特有の、就活と部活に挟まれて、未来と現在を同時に受け止めなくてはいけない…そんな悩みを抱えたノスタルジック久さんが書きたかったのですよ……。
自分の文才の無さが悔やまれる……。
まぁつまり久さんは最高だということです。
京咲成分少なくてごめんね。
次は本編に戻ります。
それでは、おやすみなさい。
>>686
こ、今回はステルス宣言してへんしぃ~?(強がり)
こう、あれですよ。
大学三年生特有の、就活と部活に挟まれて、未来と現在を同時に受け止めなくてはいけない…そんな悩みを抱えたノスタルジック久さんが書きたかったのですよ……。
自分の文才の無さが悔やまれる……。
まぁつまり久さんは最高だということです。
京咲成分少なくてごめんね。
次は本編に戻ります。
それでは、おやすみなさい。
>>686
こ、今回はステルス宣言してへんしぃ~?(強がり)
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