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元スレ京太郎「タイム…リープ!?」
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乙
すこやん世代の話はまた違ったトキメキがあってよろしい
期待してます
すこやん世代の話はまた違ったトキメキがあってよろしい
期待してます
ここまですこやんがヒロインしていたssがあっただろうか、いやない(確信)
でも帰らないと未来が変わっちゃうしなぁ(ゴールインしちゃう的な意味で)
>>302
そりゃあもうエロエロのドロドロのヌルヌルよ
そりゃあもうエロエロのドロドロのヌルヌルよ
>>305アラフォースレも良かった
ちなみに、やっと半分くらい投下できました
ほぼ完成しているとはいえ、少しずつ加筆修正をしながらなので
思った以上に時間がかかりますね
夜11時くらいにまた来ますので、そのとき投下します
ではまた
ほぼ完成しているとはいえ、少しずつ加筆修正をしながらなので
思った以上に時間がかかりますね
夜11時くらいにまた来ますので、そのとき投下します
ではまた
>>309
スレタイ教えて
スレタイ教えて
買い物を済ませるとかなりの量になったが3人もいれば割と余裕だ
時計を見るとまだ時間に少し余裕がある
はやり「まだ時間あるから、あそこのデパート見に行きたいんだけどいいかな?」
京太郎「いいんじゃないか、なあ小鍛治?」
小鍛治「わ、私は別にどっちでも…」ゴニョゴニョ
はやり「じゃあ行こう小鍛治さん、ほらっ!」グイッ
小鍛治「わわっ!引っ張らなくていいから!?」
~服飾店
はやり「どうどう?熊倉くん似合ってるかな?」
京太郎「ああ、なかなかいいんじゃなか」
はやり「ふふ、ありがと」
京太郎「でもそんな服、買うお金なんてあるのか?」
はやり「あるわけないじゃん、いわゆるウインドウショッピングだよ」
京太郎「ウインドウショッピングねえ……楽しいものなのか?」
はやり「熊倉くんは女の子の気持ちがよく分かってないみたいだね……」チラ
小鍛治「……」ハァ
京太郎「?」
はやり「小鍛治さん、こんなのどうかな?」
小鍛治「えっ!わ、私ですか?」
はやり「ほらほら敬語はいいから。きっと似合うよ」
小鍛治「で、でも、私…こんな派手なの着ないし…」
はやり「別に買うわけじゃないんだから、それに熊倉くんも見てみたいでしょ?」
京太郎「おお、まあ見てみたいかな」
小鍛治「そ、そう?//じゃあ着てみようかな…」
しばらくすると…
小鍛治「ど、どうかな///」
京太郎「うーむ」
小鍛治「///」
京太郎「意外と似合ってるんじゃないか」
はやり「うんうん」
小鍛治「意外とは余計だよっ!?」
はやり「じゃあ次はこんなのどう?」
~雑貨店
ひと通り服を見た後は雑貨店に来た
女の子ってこういうところ好きだよね。男の俺にはよく分からないけど
はやり「ねえねえ見てこれ、かわいー」
小鍛治「え、そう。私はこっちの方が好きかな」
はやり「ええー、熊倉くんはどう思う?」
京太郎「どちらともよろしいんではないかと」
はやり「適当だね」
小鍛治「京太郎くんに気の利いたセリフを期待するほうが間違いだよ」
京太郎「ひどい言われよう」
だいたいお店を見終わり、さあ帰ろうということになった
エスカレーターで1階まで降りてきたところで、突然瑞原さんが俺に荷物を預けてきた
はやり「あー、ちょっと待っててね」モジモジ
京太郎「え、どこ行くんだ?」
小鍛治「ばかっ」バシッ
京太郎「いてっ!何すんだよいきなり!」
小鍛治「さ、このアホは無視して早く行ってきて」
はやり「…ありがとう、小鍛治さん」
そう言うと瑞原さんはどこか行ってしまった
小鍛治「もう!京太郎くんはデリカシーないんだから」
京太郎「デリカシー?……ああ、そういことか」
小鍛治「今度から気をつけてね、まったく」
流石にアレだけじゃわかんねえよ。女子の空気を読む能力は異常
瑞原さんが戻るまでの間、特にすることもないので、周りの店を見回してみる
やはりというか…どこのデパートでも同じだと思うが、1階はやはり宝飾品など女性向けのものばかりだ
なんで出入り口である1階にこの手のお店を置くのだろう?
男性客が入りづらくなるだけだと思うのは俺だけだろうか?
京太郎「あれ、小鍛治はどこ行った」
くだらないことを考えているうちに小鍛治もどこかに行ってしまった
辺りを見回すと、黒髪の女の子が宝飾品店の品物をじっくりと眺めている
何を見ているのか興味が湧いたので、後ろからこっそり覗いてみる
シルバーのチェーンに薄い青と透明の宝石(アクアマリンとダイアモンドか?)があしらわれている
シンプルだがなかなか綺麗なネックレスだ。ついでに値段はと……
京太郎「5万か……ちょっと高いな」ボソ
小鍛治「わっ、いたの!?」
京太郎「いたのとは失礼なやつだな」
小鍛治「ご、ごめん」
京太郎「…小鍛治もこういうの興味あるのか?」
小鍛治「私だって一応女の子だよ!?興味ぐらいあるよ」
京太郎「じゃあ、試着してみれば?」
小鍛治「え……いや、いいや。気に入ったらほんとに欲しくなっちゃうから」
京太郎「ふーん、そんなもんか」
小鍛治「そんなもんだよ」
はやり「ごめんお待たせー」
京太郎「お、来たか。じゃあ、帰ろうぜ」
小鍛治「…うん」
――7月下旬 合宿最終日
特に問題も無く最終日の練習を終了した
俺はインターハイに出場するわけではないけど、とても実りあるものだったと思う
そういや今気付いたけど、俺合宿するの始めてだったんだよな……
清澄での境遇に比べればここでの俺の扱いは、素晴らしいものといわざる得ない
元の時代に帰ったら部長はロッカーだな
部長「3日間練習にお付き合いいただきありがとうございました」
「いえ、こちらにしてもとてもためになりましたよ」
「インターハイぜひ頑張って下さい」
部長「ありがとうございます、気を付けて帰ってください」
「「ありがとうございましたー!!」」
一通り挨拶が済むと、瑞原さんがこっちにやってきた
どうしたのだろう?
はやり「熊倉くん、最後にちょっといいかな?」
京太郎「おう、なんだ」
はやり「えーとね…」
はやり「女の子の胸を見るのもいいけど、一番大事な子から目を離したらダメだぞっ☆」
はは、ばれてましたか…恐れ入りました
京太郎「ありがとう、肝に銘じておくよ」
京太郎「ついでに俺からも一ついいか」
はやり「なにかな?」
28になっても語尾に☆をつけることとか、あの年甲斐の無い衣装とか
一人称が「はやり」のこととか、うわ…このプロきついとか…
言いたいことはたくさんあったけど、ひとつだけ
京太郎「瑞原さんがたとえプロになっても、またいつか俺と麻雀打ってくれないか?」
はやり「はは、何それ。お安い御用だよ!」
京太郎「ありがとう、またな」
はやり「またね」
_________
_____
__
小鍛治「ねえ、京太郎くん。瑞原さんと最後何の話してたの?」
京太郎「……うーん、ちょっとした約束をしたんだよ」
小鍛治「約束?どんな?」
京太郎「ひ・み・つ」
小鍛治「うわぁ…きもちわる…」ドンビキ
京太郎「ひでえ!」
京太郎「でもそういう小鍛治だって、瑞原さんとなにか話してたじゃないか」
小鍛治「私はその……お、応援されただけだから//」
京太郎「瑞原さん偉いなあ…インターハイ頑張らなくちゃな!」
小鍛治「はあ…そうだね」タメイキ
京太郎「?」
――8月上旬 東京
部員1「とうちゃーく!」
部員2「田舎者丸出しだからやめてくれない?」
副部長「まあいいじゃない、久しぶりの都会なんだから」
ついにインターハイ出場のため東京までやってきた、実に約半年振りの東京だ
あらためて辺りを見回すと、以前来た時に比べて明らかにその風景が変わっている
さすが大都会東京、様変わりするのもかなりの速さだ
小鍛治「荷物持ちますよ」
トシ「ありがとう健夜ちゃん、それなら頼もうかねえ」
驚いたことに今回はトシさんが俺達と同行することになった
なにやら新しい人材の発掘、またそれとは別にやることが一つあるそうだ
部長「さあ、さっさと会場に行って抽選を済ませよう。なるべく早く休みたいからな」
いくら茨城県からとはいえ、電車で2時間近くかかったからな
部長の言うことももっともだ。正直俺も疲れたので早く休みたい
-----------------------
抽選会が終わりトシさん以外皆くたくたで、予約していたホテルに入った
部屋割りは俺とトシさんが一緒の部屋で、それ以外がまた一部屋となった
夢も希望も無いね!
部屋では特にやることもなかったので、早々にベッドの中に入ってしまった
自分が出るわけでもないのに、緊張してなかなか寝付けなかったのは内緒だ
――8月上旬 インターハイ 団体戦一回戦
いよいよ、インターハイの幕開けとなる団体戦一回戦だ
各都道府県の代表がぶつかり合うのだ。県予選のときのようにすんなりいくとは思えない
実際県予選の時にみんなの間にあった、あのゆるい雰囲気は既になくなっている
小鍛治なんかはその雰囲気に当てられてか、あの時以上に緊張しているようだ
果たして大丈夫だろうか…
________
____
__
まあいつものように結果だけいうと、今日の初戦はなんとか大丈夫だった
いつも通り小鍛治に回るまでに1位になり、ある程度点差をつけたのだが、そこは全国大会
県予選のように3万点差というわけにもいかず約1万点つけるのがやっとだった
そして、案の定小鍛治は最初はガチガチに緊張して、ほとんど小鍛治銀行状態だった
しかし後半に入ると何とか調子を取り戻し、オーラスで2位に逆転することができた
見てるほうもラス前まで3位だったので心臓バックバクだった
頼むから劇場型クローザーみたいな真似はしないでもらいたいのだが…
だが跳満以上くらわないのは流石と言うべきかな
京太郎「お疲れ様、勝ててよかったな」
小鍛治「……うん、ありがと」
京太郎「前半はともかく後半の追い上げはすごかったじゃないか」
小鍛治「…そんなことない、ごめんね」
京太郎「小鍛治…」
小鍛治が俺に謝る理由は分かっていた
県予選が終わって、小鍛治が泣いた後にした俺との約束を果たせなかったからだ
もう足手まといにならない、俺にかっこいいところ見せる、って
――8月上旬 インターハイ 団体戦二回戦
今日は団体戦二回戦だ
昨年はここで敗退したとのことなので、みんないつも以上に緊張している
なにせ会場に向かう途中、誰も言葉を交わさなかったくらいだ
そして試合前のいつもの部長の言葉が始まる
部長「さて今日の試合だが、当然これまでより難しいものになると思う」
部長「なので全員気を引きしめて、試合に臨んで欲しい」
部長「……」
部長「というセリフを昨日言おうと考えていたのだが、今日は少し正直になろうと思う」
部長「もしかしたら私は、そこまで勝ちたいと思っていないのかもしれない」
部長「みんなと麻雀を打てればそれでいいじゃなかと最近思うようになった」
部長「でも、子供みたいだが、私はこの祭りをここで終らせたくないとも思ってる」
部長「だから特に言うこともない。みんな頑張ってくれ」
部員1「おっ!たまにはいいこと言うじゃん!」
部長「なにっ!?」
部員2「まあ、確かにいつものはありきたり過ぎてつまらないけどね」
部長「」
健夜「わ、私はいつものも良いと思いますよ?」
部長「疑問系!?」
副部長「さあ、みんな行きましょう!」
「「はい!!」」
部長「それ、わたしのセリフっ!!」
大事な試合なのに最後まで締まらない
まあ、俺達らしいといえばそうなのかな?
さあ、俺も頑張って応援するか
部長の演説の後、俺はトシさんに誘われて、控え室ではなく観客席から一緒に試合を見ている
さすが二回戦と言うべきか、部長と副部長ですらぎりぎりプラス収支がやっとで、他の2人はマイナスとなった
結果的に大将戦までに10万点を切る格好となってしまい、順位は現在3位だ
京太郎「トシさん、正直言ってどう思う?」
トシ「かなり厳しいね、2位との差は約2万、1位とは約3万。普通に考えれば無理だろうね」
トシ「最悪、4位のトビで終了…なんてこともあるかも」
京太郎「まあそうだよな…」
トシ「ただ――」
京太郎「ただ?」
トシ「…いやなんでもないよ。健夜ちゃんの応援、ちゃんとしてあげなさい」
京太郎「うん」
いよいよ、運命の大将戦が始まった
いつも通りとはいかないが今日は始めからちゃんと打ててる
だからといって2位との差はなかなかつけられない
俺の見立てでは、そもそもこの4人はほとんど実力差がない
よほどの強運に恵まれない限り追いつくのが難しいのは明らかだ
そして、点差を埋められないまま南入
小鍛治……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
―小鍛治健夜
この人たち強い…このままだと絶対に追いつけない
いや、追いつくことはおろか、4位になることさえ考えられるよ…
負ける?
ここで負けるの?
嫌だ…私だってもっとここで打ちたい
まだみんなに恩返しだってしていない
いままで生きてきて、ほとんどずっと一人ぼっちだった
いつも自分の席で本を読んで、周りから壁を一枚隔てて過ごしてきた
本と家族だけが、私にとっての世界そのものだった
高校に入っても変わるわけないって思ってた
けどそんな私みたいな人間に、興味をもって話しかけてくれる男の子がひとりいた
今までもそんな人は何人かいた。けど最後にはみんな私から離れていった
それでも彼は私をあきらめないでいてくれた
そして部活に誘われて、入部して……
初めて学校に自分の居場所ができた気がする
初めて文化祭を友達と回って、初めて他人に褒められて、初めて友達とお昼ご飯を食べた
いつの間にかあの分厚い壁がなくなっていた。世界がこんなにも綺麗なことを初めて知った
でも私は、まだ彼らになにもしていない。なにもできていない
こんなにも感謝してるのに…
だからここで先輩達の夢を終らせるわけにはいかない!
そして何より、京太郎くんとの約束は果たさないといけない!!
私のかっこいいところ、見せてやるんだっ!!!
ゴッ!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ビキッ
トシ「おや…」
京太郎「ど、どうしたの?モノクルが…急に……」
トシ「ああ、何ともないよ。久しぶりで驚いただけさ」ニヤ
京太郎「?」
トシ「ふふ、なるほどね…ここから先は1秒だって見逃したらだめだよ」
京太郎「えっ?」
小鍛治『ロン、6400』
京太郎「やった!」
トシ「いや、まだだよ」
小鍛治『ツモ、6000・3000』
京太郎「よっしゃあ!運が向いたきた、いけるぞ!」
トシ「運?それは違うよ」
京太郎「どういうことですか?」
トシ「あれが健夜ちゃんの本当の実力さ」
京太郎「ああ…」
そうか…なるほど。これが小鍛治の…いや小鍛治プロのオカルト能力
小鍛治『ツモ、4000オール』
京太郎「これで2位、後は耐えさえすれば…」
トシ「耐える…?」
小鍛治『カン』
トシ「その必要はないよ」
小鍛治『カン』
トシ「なにせ健夜ちゃんが狙っているのは」
小鍛治『カン』
トシ「1位になることだけだからね」
小鍛治『嶺上ツモ――』
京太郎「だ、大三元…役満。捲った…!」
トシ「これは本物だねえ」
京太郎「か、かっけえ…」
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