元スレ美琴「とある幸福の上条当麻、始めるわよ!」上条「マジで!?」
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CASE 06 残念だが当然、略して残当
禁書「い、今なんて? あ、あはは、私の聞き間違いかな……」ヒクヒク
一方通行「現実逃避すンな。もう一度言うが、オマエと上条が結ばれる未来は用意されていませン」
禁書「あり得ないかも! とうまだって私の事を憎からず想ってるもん!」
一方通行「まァ、拾った野良犬に情が移るってのは、ありがちな話だろ」
禁書「誰が野良犬だというの!?」
一方通行「毎日餌を貰って、遊んでもらって、眠たくなったら寝る。小学生でも家事の手伝いくらいするってのによォ」ジトー
禁書「ぐぬぬ……」
一方通行「そンな畜生に恋愛感情を抱くと思うか?」
禁書「さ、最近はイギリスに帰ってまじめに働いてるもん!」
一方通行「大人になれば誰でも働くンだっつの。当然のことで威張るなアホ」
禁書「でも私にチャンスが無かった証明にもならないでしょう!?」
一方通行「ウサギとカメを知ってるかァ?」
禁書「知ってるよ! 舐めプした馬鹿なウサギを、不器用だけど一生懸命なカメが打ち負かすお話しなんだよ」
一方通行「ハァ……」ヤレヤレ
禁書「頑張るのが遅かったけど、真面目に働いてるカメな私を評価して欲しいんだよ」ドヤッ
一方通行「敵のウサギが勤勉で真面目だった場合はどうなる?」
禁書「…………あ」
一方通行「超電磁砲が、早い時期から上条の気持ちのベクトルを自分に向けようと必死だったのは周知の事実だったろ」
禁書「そ、それは……」
一方通行「十年近くも一途に想いを伝えてりゃ、あの鈍感野郎だって落ちるっての」
禁書「うっ」
一方通行「それを今更騒いだところでなァ。残念だが当然、クソガキらしい末路と言える」
禁書「ううう~~~~~!!!」
一方通行「ぎゃはッ!! オマエの怠慢を呪うがいいぴょン。魔術の奥義を尽くして無駄な足掻きをするンじゃねえぴょン」
禁書「今すぐそのムカつく口を閉じるんだよ!!!」
一方通行「ぷっぷくぷゥ~♪」ニヤニヤ
禁書「うがあああああ!!! もう怒った! 運命が私を否定するなら、そんなもの私が作り変えてやるんだよ!!!」
テッテレー
インデックスさんは、深い悲しみを背負ってしまった!
インデックスさんは、一切の自重と信仰を捨て去った!!
しかし暴食と怠け癖は一向に改善しなかったので意味がなかった!!!
◆◆◆◆
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CASE 07 聖女(による)☆凌辱
ω禁書「――という事があって今の私があるんだよ」
禁書「極端すぎるよ……。まず簡単な家事を手伝うところから始めるべきかも」
ω禁書「人には向き不向きがあるでしょう?」
禁書「だからといって理不尽な振る舞いが許されるわけではないよ! そんなの神様だって許さないんだから!」
ω禁書「私をコケにした神など無価値。むしろ私こそが新世界の神に相応しいんだよ」ニッコリ
美琴「ねぇねぇ」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「うちのインデックスは大丈夫よね? あんなアホの子になったりしないわよね……?」
上条「もちろんだ。うちのインデックスは、あんなに歪んだりしないし、俺たちがさせない」
美琴「うん、絶対にインデックスを孤独になんてさせやしないわ!」
上条「ああ!」
禁書「とうま、みこと……」ジーン
ω禁書「どーして私がボッチみたいな流れになってるのかな!?」
禁書「可哀想に……あなたは、とうまとみことの愛情が足りなかったから、こんな惨めな事になっちゃったんだね」グスッ
ω禁書「みじめ!?」ガビーン
禁書「今からでも遅くないんだよ。元の世界に戻って、みんなに謝ってやり直そう?」キラキラ
ω禁書「ぎゃあ! な、なんだこの神聖なオーラは!?」
禁書「みことは優しいから、心から謝ればきっと許してくれる。とうまとだってやり直せるよ」キラキラ
ω禁書「みるなっ!! そんな優しい目で私を見ないでほしいんだよ!?」
禁書「しあわせの形はひとつじゃない。あなたも本当は気付いてるはずだよ」キラキラ
ω禁書「う、うるさい……」
禁書「人の幸福を喜べないことが一番の不幸かも。それにさえ気付けば…」
ω禁書「うるさいうるさいうるさぁぁぁい!!」カッ
禁書「!」
ω禁書「大人しくしていれば賢しらにッ!! このインデックスを怒らせた以上、塵も残さず消し去ってあげるんだよ!!」
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CASE 08 さすおに
美琴「ねぇねぇ!」
上条「ッ、わかってる!」
禁書「や、やめて」フルフル
ω禁書「今更命乞い? 私の異世界同位体なのに、そんな無様は認められな…」
ガシッ
上条「うちのインデックスに手ェ出すってんなら……容赦しねえぞ?」ギロッ
ω禁書「フン、『光を掲げる者』ですらない とうまなんて私の敵じゃないかも」
禁書「とうま! 障害沙汰はまずいんだよ!」アセアセ
ω禁書「……へ?」
上条「シスコン憲章23項3510節。妹の親友の安全を確保する時、あらゆる暴力行為は正当化される」ドドドドド
ω禁書「せ、世界の法則が乱れる!? なにこれ……こんなの知らないんだよ!?」
上条「打っていいのは、打たれる覚悟のあるヤツだけだ!!」グオッ
バキッ!!!
ω禁書「ぎゃああーー!?!? とうまがぶったぁぁぁぁッ!!!!!」ヒューーーン!!!
キラッ☆
禁書「ちょ、やり過ぎかも!? もう一人のインデックスがお星様になっちゃったんだよ!?」ガビーン
上条「いかん、ヒートアップし過ぎた。シャレにならない……」オロオロ
禁書「だから暴力はダメって言ったのにーー!!」プンスカ
美琴「さっすがお兄ちゃん!」
禁書「みことも煽らないで!?」
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CASE 09 喫茶MISAKAへようこそ
番外個体「ん~、なにか面白いことが起きないもんかねぇ」
キラッ☆
番外個体「おや?」ハテ?
ω禁書「――ぅぁぁぁああああああああああああああああああ!!!!!」グチャッ!!!
番外個体「ぎゃは、なにこれ超ウケる。空から人が降ってきたんですけど」ゲラゲラ
ω禁書「うぐぐ……わ、笑い事ではないかも!」ヨロヨロ
番外個体「……ごめん、たしかに笑い事ではなかった」
ω禁書「分かればいいんだよ」ウン
番外個体「野郎どもの視線を欲しいままにしていた我儘ボデーが、こんな貧相な姿になってしまうなんて……」ホロリ
ω禁書「誰が貧相なのかな!」プンスカ
番外個体「今日はミサカが奢ってあげるから、たくさん食べて大きくなりなよ」グイグイ
ω禁書「わわっ、引っ張らないで!?」
番外個体「遠慮すんなって。パスタでもハンバーグでも好きな物頼んでいいから」
ω禁書「ッ! ……くんくん、凄く良いにおいが漂ってる」ハッ
番外個体「うちのメニューはどれも美味しいからね。ようこそ、喫茶MISAKAへ!」
カランカラン
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CASE 10 流されて並行世界
上条「いらっしゃいませー」
ω禁書「ええっ、とうま青年ver!?」ガビーン
上条「……そういうインデックスさんは、昨日よりかなりミニマムになられたご様子」ムムム
番外個体「多分、敵にぶつかったんじゃないかな」
上条「なるほど、だったらスーパーなキノコパスタを食べさせよう」ウン
番外個体「オーダー入りまーす」
ω禁書「ま、まさかとうまのアッパーで次元の壁を突き抜けて、別の並行世界に飛ばされたというの……?」ワナワナ
御坂妹「へい、キノコスパ一丁あがり、とミサカはパパっとオーダーを完成させました」キリッ
番外個体「はい、ともかくお腹を満たして一息つきなよ」
ω禁書「へ? ……あ、うん」
◇ ◇ ◇ ◇
ω禁書「もぐもぐ……んん~~~♪ こんな美味しいパスタは初めてかも!」
上条「大きくなんないな」ヒソヒソ
番外個体「じゃあ第一位のロリコン願望が、シスターさんを縮めてしまったんじゃね?」ヒソヒソ
上条「まさか、……いや、そんなわけ……うん、無いと信じたい」ヒソヒソ
ω禁書「ちゃんと聞こえてるよ! 私は縮んだりしてないんだよ!」プンスカ
上条「ははっ、そうだよな」
番外個体「冗談はさておき、シスターさんどーしちゃったの?」
上条「一方通行ほど頼りにはならないだろうけど、事情を聞かせてくれないか?」
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CASE 11 異世界説教タイム
ω禁書「――ってことがあったの」カクカクシカジカ
上条「次元の迷子か。そいつは難儀だなぁ」
番外個体「統括理事長に相談する? ミサカ的にイギリス清教のクソババアを頼るのだけはヤダよ」
上条「あー、上条さんもあの人に借りを作るのは避けたい」
番外個体「じゃあ決まり、アレイスターを頼ろう。シスターさんもそれでいいかな?」
ω禁書「元の世界に帰るのに協力してくれるの……?」
上条「ああ」
番外個体「帰りたいんだろー?」
ω禁書「そうだけど……で、でも!」
上条「自分の帝国まで築き上げた人間が遠慮すんじゃねえよ。御坂から俺を奪い取るんだろ?」
ω禁書「……怒らないの?」オズオズ
上条「怒らないし止めないよ」
ω禁書「……どうして?」
上条「ここで止めてもお前は救われない。インデックスを納得させる答えを、俺は持ち合わせていないからな」
ω禁書「…………」
上条「想いを貫けば、どうしたって誰かを傷つけるんだ。だったらトコトンまでやっちまえ」
ω禁書「その結果、短髪が………………みことが泣くことになっても?」
上条「今まで散々泣かせたんだろ。一回負けた程度で日和ってんじゃねーよ」ナデナデ
ω禁書「と、当然かも! この至高にして最強の魔神たるインデックスは誰にも遠慮なんてしないんだよ!///」
上条「おう、その意気だ」
番外個体「てんちょーがシスターさんを誑し込んでいる……ッ」ムカムカ
957 :
CASE 12 有能理事長
アレイ☆「ふむ、並行世界からの来訪者とは興味深い」
上条「元の世界に帰る手立てを探してるんだ。何か方法はありませんかね?」
アレイ☆「難しいな。今この瞬間にも世界は無数に枝分かれしている。魔神の力を以てしても、似て非なる世界を永遠とさまよう事になるだろう」
上条「そこをアンタのインチキマジックで何とかなんないか?」
アレイ☆「インチキ……ま、まあ確実性に欠けるが無いわけではない」
ω禁書「本当に!?」パァァ
アレイ☆「うむ、先程から気になっていたのだが、君の内側に『神の力(ガブリエル)』を感じる。それを利用したなら或いは戻れるかもしれない」
ω禁書「! そうか、四方を守護する四属性は互いに干渉しあう!」
アレイ☆「その干渉力に世界を超える程の力はあるまい。しかし、元の世界で残り三属性のいずれかが強大な力を行使したなら」
ω禁書「それを目印に元の世界へ帰れるかも!」
アレイ☆「あくまで可能性だがね。世界を覆う程の大規模魔術儀式を行う魔神クラスの、しかも三属性のいずれかを内包した術者が必要になる」
ω禁書「当てはあるから大丈夫なんだよ。問題はこの方法に気付いてくれるかどうかだけ」
アレイ☆「中々に分の悪い賭けだな」
上条「けど一筋の光明が見えた」
番外個体「あとは何時そのタイミングが訪れるか、だね」
上条「長丁場になるか……ならインデックスの生活環境を整えないとな」
番外個体「うちで下宿すればいいじゃん。ホテル住まいは勿体ないし」
ω禁書「ふっふーん、この魔神皇帝に相応しい住居なのかな?」
番外個体「態度デカ!?」
上条「ははっ、これでも社長だからな。皇帝陛下にもご満足いただけると思いますよ」
ω禁書「よきに計らうんだよ…………あれ? どうして貴女のお家に下宿するのに、とうまのお家の話になるの?」
上条「それはだな…」
番外個体「ミサカがてんちょーのフィアンセだからだよ。……いくらシスターさんでも手出し無用だぜ?」ニッコリ
ω禁書「あ、はい」ウン
アレイ☆「……(たしか彼のマンションには数人の妹達が同居しているはずだが……まあ私が心配する事でもないな)」
テッテレー
インデックスさんの帰還フラグが立った!!
上条さん青年verは、このあと滅茶苦茶搾り取られた!!(意味深
958 = 957 :
といったところで今回は終了
あと少し……あと少しで完走できるんだよ……
959 :
乙、
なんと、あのシリーズの人だったか!
どーりでギャグや文章のテンポが肌に合うと思った
960 :
投下きてたーおつ!
番外幻想の方知らねえ、よければおしえてほしいっす
961 :
乙です。
>>1はあれか? 提督さんなのか?
962 :
>>960
番外個体「てんちょてんちょー」
上条「はいはい」
だと思った、結構長くてひたすら番外個体が可愛い
963 :
やべぇ、まさかのダブルコラボww
上琴目録も好きだったけど
番外幻想大好きだったからこれは嬉しい!
インさん、もう一つの番外幻想に飛んでかなきゃ良いけど・・・
964 :
乙 同棲しても手を出さなかった童帝 うんうん
965 :
なんかめっちゃなつかしいww
966 :
てんちょーは知ってるけど他の知らんな
誰かタイトル教えて
967 :
上条 はいはい やっほーで調べてみるとよい
968 :
内容盛りだくさんなのにサクサク読めるなー
めちゃ乙
970 :
一方通行がうーちゃんになっとる…
中の人的にはラストオーダーじゃないのかよww
971 :
zzz
972 :
ようやく終盤か
このスレ内で終わるといいね
973 :
このスレ内は無理だろ
むしろラスト盛り上げてくれ
>>1の作品はいつも楽しみにしてるんだ~!!
975 :
女性陣の壮絶なまでの肉食っぷりよ
977 :
!?!?
979 :
最初は綺麗なインデックスだったのか・・・
てか、これ別に誰も悪くないよな
強いて言うなら、たとえ事実でも煽りまくった一方さんが悪いような・・・
980 :
みんな悪い
981 :
>>980
それはない
982 :
後から本性が露呈したとはいえきっかけが「童貞捨てさせてくれなかったから」って上条さんもよく考えたら相当アレ
983 :
暴食は仕方ないとしても怠け癖は後天的なものだからその気になれば治せるはずのものなのにな
初期のインさんはお粥くらいなら作れてたのに
984 :
>>966
美琴「ねぇねぇ!」上条「はいはい、今度はなんだ?」
だと思う
987 = 984 :
すみません。あげてしまいました
988 :
セロ
989 :
り
994 :
とある
995 :
魔術の
996 :
最大主教
997 :
もう埋めます。
998 = 997 :
埋め
999 = 997 :
埋め
1000 = 997 :
埋め
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