元スレ渋谷凛「例えば、私がアイドルになってなかったとするでしょ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
651 = 1 :
真奈美『待たせたね、やってみるよ』
P『そうですか、良かった』
真奈美『最初にも言ったが、演技力にはあまり期待しないでくれよ?』
P『良いですよ』
―――
真奈美《ふぅ……》
真奈美『ま、待ってくれ、何をするんだ!』
真奈美『だ、ダメだ……あ、イヤ、嫌という訳じゃないんだが……』
真奈美『その、せめてシャワーを浴びさせてくれないか?』
真奈美『んっ……そんな、こら、嗅ぐんじゃない』
真奈美『頼む……あっ、そんな、強引な……』
真奈美『や、やめ、んっ……い、言わないでくれ』
652 = 1 :
真奈美『ひぅっ、まて、まって、強すぎる……優しく、して……』
真奈美『ふぅ……はぁ……』
真奈美『ん……いいよ……来て……』
真奈美『あ、ぁ……あぁぁぁぁ!』
真奈美『あぁ、好きだ……あ、愛して、る……』
真奈美『くっ……似合わないとか思ってるんだろう?』
真奈美『だったらその下卑た笑みをやめてぇっ、そんな急にっ!』
真奈美『も、もっと、強く……そんな意地悪、言わないでくれ……』
真奈美『んぁ、んっ、いいよ……ああ、来て、来てっ……!!』
真奈美『はぁ、はぁ……え、またかい? 良いよ、ああ、愛してる』
真奈美『え……? ちょ、ちょっと待て、そっちはちがっ、あ、や、やめっ』
真奈美『普通にっ、してっ! やだ、そんなところっ!! ひぃ! ち、ちが……感じてなんて!!』
653 = 1 :
―――
真奈美『ふぅ……その、どうだったかな?』
P『ええ、完璧です』
P《若干、棒読み気味なところが、また》
真奈美『君じゃなければ、殴っているところだ』
P『良いですよ、貴女に殴られるなら本望です』
真奈美『ほぅ、良いんだな?』
P『……はい』
真奈美『なら、目を瞑れ』
P『……』ギュッ
チュッ
P『へ……?』
真奈美『今日は、こ、これくらいで勘弁してやるっ』フイッ
――――――
―――
654 = 1 :
真奈美「まったく、ろくでもないプロデューサーだね」
P「いや、ですから妄想の中まで責任持てませんからね!?」
真奈美「そんなに私の嬌声が聞きたいなら、夜を共にしてくれればいくらでも聞かせてやるのに」
P「しませんからね!?」
P「なんでそうやって、現実の俺に当てはめようとするんですか!」
木場真奈美編 終わり
655 :
乙
木場さん、いいゾ~
渋谷に名曲喫茶があるが、まわりが風俗店だらけなんだよなあ・・・
656 = 1 :
黒川さんのネタは、名曲喫茶をググったら、おしゃべり禁止の店もあると言うところから思い付きました
行ったことはありません
オチらしいオチも思い付きませんでした
木場さんは雰囲気を壊すのがたまらなく楽しいです
658 = 1 :
っと、誠に勝手ながら、次回でラストとします
休み明けから忙しくなってしまうため、できれば明日中には投下したいと思います
数々のリクエストに応えられず申し訳ありません
誰を書くかは決まっています
659 :
乙
木場さん、実は欲求不満?
660 :
ラスト行きまーす
661 = 1 :
喜多日菜子「むふふっ、プロデューサーさん?」
P「……日菜子。何か用事か?」
日菜子「皆さんの妄想は楽しかったですか?」
P「……そうか、お前の差し金か」
日菜子「驚かないんですねぇ?」
P「いや、ちょっとだけ、そうじゃないかなー、とは思っては居たんだけどな」
P「さすがに確証まではなかったから、言わなかったけど」
日菜子「むふ、さすが日菜子の王子様ですねぇ」
662 = 1 :
P「……それで、どうしてこんな事を……いや、どうやって、と聞いた方が良いのかな」
日菜子「日菜子は大したことはしてないんですけどねぇ」
日菜子「最初は、凛ちゃんがこぼした『アイドルにならなければ良かった』と言う一言でした」
P「やっぱり、凛はアイドル嫌なのか……」
日菜子「……あんまりとぼけてると、そのうち刺されちゃいますよ?」
P「やめて怖い」
日菜子「凛ちゃんがアイドルを辞めたい訳ないじゃないですかぁ」
日菜子「それでも、凛ちゃんに限らず、プロデューサーとアイドルと言う関係に――」
日菜子「歯がゆい思いをしている人が沢山居ると言うことですよ?」
P「……うん」
日菜子「かと言って、実際にその関係がなくなったら、プロデューサーさんとの繋がりもなくなっちゃいます」
日菜子「皆さん、そんな二律背反な思いを抱えて居るんですよ?」
663 = 1 :
P「それで、妄想か?」
日菜子「はい♪」
日菜子「妄想だったら、そんな関係とか簡単に壊せますからねぇ」
日菜子「自分はアイドルにならず、それでもプロデューサーさんと親密になる」
日菜子「現実には有り得ないそんな状況も、簡単に作り出せちゃうんですよぉ?」
P「はは、まぁそうだな」
P「で、日菜子は、どんなのを考えたんだ?」
日菜子「そうですねぇ、レパートリーはそれなりにありますけど」
日菜子「……むふ、日菜子は、暗殺者です」
P「え……」
日菜子「そして、プロデューサーさんは日菜子を狙う、殺し屋です……」
P「……ふむ」
664 = 1 :
―――
――――――
日菜子『むふふ……とうとうバレちゃいましたねぇ』
P『そうか、お前が……』
日菜子『はい、日菜子が貴方の狙う暗殺者ですよ?』
P『なぜだ、日菜子……なんで暗殺者なんて……』
日菜子『それを言ったら、どうして貴方も殺し屋さんなんですか? Pさん』
日菜子『望んでなった訳でもない、ですよね?』
P『……そうだな』
P『俺たちは似ているのかも知れない』
P『だからこそ……』
日菜子『惹かれ合いました』
日菜子『だけど、お互い……大切なのは任務』
P『……ああ』
665 = 1 :
日菜子『日菜子は……正体を知られたら、対象を殺さなくちゃいけません』チャキッ
P『そんなナイフで、俺に……俺の銃に勝てるのか?』チャッ
日菜子『やってみないと分かりません――よっ』ヒュッ
P『っ!?』ドンッ
ギンッ
P《ナイフは弾いたが――》
フッ
P《後ろかっ!》
ドンッ
日菜子『きゃっ……!』
P『くっ……』
ドササッ
666 = 1 :
P『――日菜子、お前なら避けられたんじゃないのか』
日菜子『Pさんこそ……』
P『そうだな』
P『お前になら、殺されるのも悪くない……そう思っていたのかもしれん』
日菜子『日菜子も、です』
P『そうか……』
日菜子『あぁ……死んじゃうん、ですね、日菜子』
P『……そうだな』
P『俺も、これダメだろ……』
日菜子『ごめんなさい、日菜子の、ナイフには、毒が仕込んで、あるので』
P『構わないさ、こんなに可愛い道連れが居るなら』
667 = 1 :
日菜子『P、さん……』
P『ん?』
日菜子『手、握っても……良いですか……?』
P『ああ……』
ギュッ
P『冷たいな』
日菜子『暖かい……です』
P『知ってるか? 手が冷たいヤツは心が温かい、らしいぞ』
日菜子『そう……ですか………』
P『おやすみ……日菜子……』
日菜子『……』
P『次……目覚めたら……ずっと…………』
日菜子『』
P『』
――――――
―――
668 = 1 :
P「おい、死んじゃったよ!?」
日菜子「こんな悲恋も燃えますよねぇ?」
P「……さすが、妄想上級者は違うな」
日菜子「産まれた時は違いますけど、死ぬ時は一緒……良いですねぇ」
P「それ桃園の誓いだよ! 義兄弟の契りだよ!」
日菜子「それじゃ夫婦の契りにしましょうね? ね? むふふっ♪」
喜多日菜子編 終わり
669 = 1 :
エピローグ
P「……」カタカタ
比奈「プロデューサー、プロデューサー」
P「ん? どうした?」
P「まさか、また妄想か? お前のはもう聞いただろ?」
比奈「違うッスよー」
比奈「ここに、皆さんの妄想を描いた薄い本があるんでスけど、どうでスか?」
P「なんだとっ!?」
比奈「1人1冊ずつで、語られてないところまで補完した完全版でス」
比奈「個人的には留美さんのなんてお勧めッスけど」
比奈「夜のお供的な意味で」ボソ
670 = 1 :
P「なぁ比奈。それに奈緒のは……」
比奈「当然あるッス」グッ
P「よくやった」グッ
奈緒「ちょっ、比奈さん!?」
凛「諦めなよ、奈緒」ガシッ
加蓮「そうそう、プロデューサーも見たそうだし?」ガシッ
奈緒「お、お前らっ!? 離せ! は~な~せぇ~!!」ジタバタ
凛「ほら、レッスン行くよ」ズルズル
奈緒「お、お前ら、覚えてろーっ!」
671 = 1 :
比奈「どうするッスか? ちなみにプロデューサー特別価格で1人300MCになるッス」
P「おぉう、金取るのか……」
比奈「そりゃ、多少は元手が掛かってるので……」
P「よし、一部ずつくれ、比奈」
比奈「誰と誰ッスか?」
P「何言ってる! 全員分だ!」
比奈「さすがッス、まいどッスー」
日菜子「むふふ、今日も妄想日和ですねぇ♪」
終わり
672 :
乙乙
むふふのむは無限のむ!
673 = 1 :
目次っぽい一覧の様なもの(書いた順)
>>1 渋谷凛
>>9 荒木比奈
>>57 向井拓海
>>67 片桐早苗
>>115 島村卯月
>>132 櫻井桃華
>>148 和久井留美
>>161 塩見周子
>>177 兵藤レナ
>>187 本田未央
>>209 双葉杏
>>228 白坂小梅
>>249 北条加蓮
>>267 星輝子
>>292 (双葉杏)
>>306 三船美優
>>322 太田優
>>333 前川みく
>>347 イヴ・サンタクロース
>>372 森久保乃々
>>387 新田美波
>>410 愛野渚
>>439 伊集院惠
>>456 安斎都
>>478 喜多見柚
>>495 神谷奈緒
>>516 日野茜
>>536 奥山沙織
>>553 川島瑞樹
>>568 速水奏
>>584 安部菜々
>>598 龍崎薫
>>606 輿水幸子
>>625 佐久間まゆ
>>638 黒川千秋
>>646 木場真奈美
>>661 喜多日菜子
674 = 1 :
以上で終わりです
思えば、凛編を練習スレに投下するつもりで書いてみたのが始まりでした
書いたらさすがに長すぎたのと、これ、同じパターンで何人か書けるんじゃね?と思いスレを立てました
まさかこんなに書くとは思いませんでしたが
正直、毎度導入部に悩みました
もう無くてもいいんじゃね?と何度か思いましたが、これがないのもねぇ
長々とおつきあい、ありがとうございました
675 :
乙
面白かった
676 :
おつかれとしか言いようが無い、大儀であった
677 :
乙乙
いいもんだった、お疲れ様!
俺にも各部ください!!
679 :
おっつ
さて6000MCぐらいあればいいかな
680 :
掛け値なしに良いスレだったぜ、おつおつ
681 :
500MC出すんで下さいお願いします
682 :
乙
毎度更新が楽しみだったよ
683 :
乙でした。
684 :
おっつおっつ
686 :
乙
とりあえず、全員3冊ずつもらおうか
687 :
完結乙です!
688 :
乙でした!大好きなシリーズだった
689 :
あんたすげえよ
長い間乙ー
みんなの評価 : ☆
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