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    元スレちひろ「プロデューサーさんが休暇を取ってる間に」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 : ★★
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    151 = 149 :

    ――
    ――――

    (あの後、2対1で渚との勝負に勝利した)

    「……あー、負けちゃったなァ」

    「渚……」

    「ま、勝ったところでプロデューサーが結婚を諦めるとも思ってなかったけどさ。踏ん切りとか、色々と付けたいと思うじゃない?」

    「……」

    (明るい表情に隠れていたが、渚はあれで色々と考えた結果祝福してくれたのだろう。色々な思いを押し込んで、幸せを願う道を選んでくれたのだろう)

    (だからこそ、努めて明るく振舞っていてくれたのだろう……)

    「……渚、あのな」

    「ね? 嘘つきプロデューサー?」

    「そう、嘘……って、え?」

    「多分、ちひろさんも近くにいるんだよね? 出てきていいよ」

    ちひろ「……あらあら」

    ちひろ「どうしてバレてしまったのでしょう?」

    152 = 149 :

    「最初は信じてたけどさァ、どうも結婚を喜んでいない風だったり、会話の途中に考え事をしてたり、仕掛けても即座に体が動かなかったり……色々と変だったもの」

    「それに、バスケをすればわかるさ! これでも、バスケ部のキャプテンだからねッ!」

    「分かったのはついさっき、ってことか。……ったく、こりゃ一本取られたな」

    「反省してよね。特にちひろさん!」

    ちひろ「えと、その……」

    「悩んだり、落ち込んだりしてる子も多かったんだよ。私だって……」

    ちひろ「……ごめんなさい」

    「……ま、私は許すけどね。それじゃちひろさんは、先に戻ってみんなの誤解を解いておいてね」

    ちひろ「はーい……」

    (プラカード片手にとぼとぼと立ち去っていくちひろさんを見送った後、俺は渚に向き直った)

    「さて、それじゃ俺達も戻るか」

    「あ、ちょっと待って。もう一回、1on1やってかない?」

    「え?」

    「今度は、将来の約束を賭けて! どうかなッ?」


    おしまい

    153 = 149 :

    というわけで、愛野渚を書かせて頂きました
    この手のネタは、爽やかな感じも良いと思うのです

    154 :

    渚きた!

    155 :

    乙!
    スポーツ少女っていいよね

    156 :

    乙乙。
    1さえ構わないなら、楓さんでちょっと書いてみたいんだが良いかな?

    157 :

    >>1ですがかまわんのでどんどんやりたまえ

    というか書き溜めがなかなか進まないのでむしろお願いします

    158 :

    ずいぶん間が空いてしまった上下手なシリアスもどきですが



    ちひろ「さてお次のアイドルさんはー」

    P「おやちひろさん、憑き物が落ちたような顔をしてどうしました?」

    ちひろ「そうですねー、どうやってもプロデューサーさんの思うつぼに嵌りそうなのでもう深くは考えないことにしました」

    P「そうなんですか?」

    ちひろ「ええ」

    P「寂しくなるなぁ」

    ちひろ「なら結婚を前提としたお付き合いはいかがですか?」

    P「……深く考えないというのはどちらへ?」

    ちひろ「深く考えずに攻めて攻めての基本に立ち返ろうと」

    P「……なるほど」

    ちひろ「とりあえずそれはいいので次の登場者ですよ」

    P「あー。……うん、今回は安パイですかね」

    ちひろ「でもそういう子に限ってとんでもないことになったりとかも?」

    P「……いやだってあいつですよ?」

    ちひろ「まあとにかく行ってみればわかりますよ」

    P「ええ、それじゃあ」

    ちひろ「はいはい行ってらっしゃい」



    ちひろ「……よく考えたら今の嫁っぽくないかしら、デュフフ」

    159 = 158 :

    「ねえねえプロデューサー」

    P「ん?」

    「結婚するって本当?」

    P「ああ、そのことか。本当だぞ?」

    「ふーん。そういう話、聞かなかったけどな」

    P「社長に言われて見合いをすることになってな。若いアイドル担当してるんだからいつまでも一人身はまずかろうって」

    「へー」

    P「確かに、それで変に警戒されたりするのも悲しいしな」

    「……むしろ逆な子が多いと思うけど」
    ボソッ

    P「は?」

    「独り言」

    P「そっか。まあ、今時見合いなんてとは思ったが会ってみれば案外気があってな。トントン拍子で話が進んでいったんだ」

    160 = 158 :

    「ふーん、……よかったね」

    P「そうだな。なにがいいってまずは生活の質の向上だ」

    「?」

    P「カップ麺に弁当、見切り品おかずなんかのコンビニ・スーパー飯から解放されるんだ。それだけですばらしい」

    「……言ったらしてくれる子は山ほどいたと思うけどなー」
    ボソッ

    P「ん?」

    「独り言」

    P「……ふむ? しかしそこに留まらない、炊事洗濯から掃除に至るまでの手間も大きく減じるんだぞ? ビバ、結婚生活」

    「あー、確かにそれはあるね」

    P「それにしたって杏は溜めすぎだ。洗濯物やら洗い物やら……」

    「プロデューサーがしてくれてもいいんだよ?」

    P「お前、そんなナリでも女の子だろ?」

    「ま、一応ね」

    P「なら男にそんなもん頼むなよ」

    「ん? パンツとか気になる?」

    P「なんつーか……。ピンポイントにくるねお前」

    「わざわざそんな濁し方するんだからそういうことでしょ。……で、どうなの?」

    161 = 158 :

    P「……杏だしなぁ、そういう感情は沸かんね」

    「むー、失礼なっ」

    P「っつってもパンツ被って変態仮面ッとかされるよりはいいだろ」

    「どうしてそう極端から極端に行くかなぁ……」

    P「いやお前想像してみろよ仕事帰りに部屋に戻ったら俺が変態仮面ッとかしてるとか」

    「さすがに無理だね」

    P「だろ」

    「……まゆ辺りならいけそうだけど」
    ボソッ

    P「は?」

    「独り言ー」

    P「……ふむ。まあもちろん嫁さんだけに家事をさせるつもりもないけどな」

    「おお、意外に紳士だね」

    P「失礼な、これでも一部でレディーファーストの鬼と評判な俺を捕まえて」

    「じゃあ杏にも少しは気を遣ってよ」

    P「ツッコミなしか。……これでも遣ってるぞつもりだぞ?」

    「その割りにお休みが少ないよね?」

    162 = 158 :

    P「お前の要求全部飲んだら仕事が月一レベルになるだろうが」

    「甘いね、半年に一度だよっ」

    P「誇るなっアホ!」

    「へへっ。……んー、でもさ」

    P「む?」

    「家事ばっかで、あんまりお嫁さんの話が出てこないけど」

    P「どうした」

    「だからさ、そこに愛はあるのかーって」

    P「それは当然だろ。その上でって話だ」

    「そっか。……じゃあ、いいや」

    P「??」

    「独り言」

    163 = 158 :

    P「??? ……まあしかし杏はあっさりしてるな。らしいっちゃらしいが」

    「……」

    P「? どうした?」

    「……そうだね、杏らしいよね」

    P「なんか人ごとみたいな言い方だな」

    「そう?」

    P「まあ、そこも杏らしいのかね」

    「……へへっ」

    P「他には洒落にならん、……ならなそうなやつが多いから」

    「プロデューサーは、こういう杏がいいんだ?」

    P「そうだな、気楽でいいな」

    「そっか」

    P「ああ」

    164 = 158 :

    「……ふぅん。あ、でもさ。いくら気が合ったからってそんなにぽっと決めちゃってよかったの?」

    P「まあそうだな、でも人生勢いってのも重要だからな」

    「勢いねぇ。杏には縁のない言葉かな」

    P「ある意味真逆だよな」

    「まったりだらだら各駅停車が杏の生きる道だからねー」

    P「確かにな」

    「自分の手の届くことだけやるって感じ?」

    P「うーん。でも、たまには頑張ってみるのもいいんじゃないか?」

    「頑張ったって、なんにも変わんないもん」

    P「おいおい、なにもそこまでいわんでも」

    「……これでもさ、昔は夢は叶うとか努力は実るとかそういう事を純真に信じていた頃があったんだ」

    P「ああ」

    「頑張ってかけっこで一等賞になりたいとかね」

    P「ほう、微笑ましいじゃないか」

    165 = 158 :

    「買ったら貰えるメダルとかほしくて一生懸命練習してさ。……今考えたらバカみたいだけど」

    P「……杏?」

    「体が小さくて、体力もなくて、そんな杏が一番になれると思う?」

    P「……それは」

    「無理だよね。うん、実際無理だったし」

    P「……」

    「それで他にも色々頑張ってダメだったってのを繰り返して、結局今に至ったわけ」

    P「……」

    「頑張らなきゃならないなら諦めるのが楽でいいよ」

    P「……そんなこと」

    166 = 158 :

    「だったらさ。……頑張ってお願いしたら、プロデューサーは結婚やめてくれる?
      サボらないから。ちゃんとお仕事もするから。お休みも……、あんまりいらないから
      だから、結婚するの、やめてください。……杏を、これからもずっと見ててください」

    P「……」

    「……って、もしもお願いしたとしたら、さ」

    P「無理、だな」

    「ほらね。……結果変わらないなら、なにもしない方がお得じゃん」

    P「……お前」

    「だから杏は頑張らないの。……頑張ったって、叶わなきゃ疲れるだけだもん」

    P「……いや、そんなことは」

    「あー、ちなみにお説教なら聞き飽きたよ。でも実際杏はこうして生きてきた
      不都合なんて感じなかったし、頑張って何か叶えるより楽する方が杏にとって重要なのさ」
    ヘラッ

    P「……」

    「そんじゃ杏は帰って寝るよ。……ばいばい、プロデューサー」

    167 = 158 :

    P「だったら」

    「ん?」

    P「もしも俺が結婚しないって言ったら、お前は頑張れるのか?」

    「……なにいってんの? 杏がいったのがもしもだよ」
    ヘラヘラ

    P「真面目に答えてくれ」

    「……」

    P「頼む」

    「……そうだね」

    P「……」

    「…………やめて、ほしい」

    P「……」

    「……でも」

    P「じゃあ、結婚しない」

    「え……」

    P「結婚しないし、お前の面倒もみてやるさ」

    「……そ、そんなのどうとでも言えるじゃん」

    168 = 158 :

    P「確かにな……。それは俺には信じてくれとしか言えない」
    ギュッ

    「ふあっ!?」

    P「杏」

    「……ぁぅっ」
    フルフルゾワッ

    P「結婚はしない。誓う」

    「……プ、プロデューサー」
    ジワッ

    P「……」

    「……」
    キュッ

    P「……杏」

    「……な、なにさ」

    P「……あっちを見ろ」

    169 = 158 :

    「え」

    ちひろ「ドッキリ大 成 功!」

    「」

    P「……さーて、これから仕事頑張ろうな?」
    ニヤリ

    「……」
    プルプル

    ちひろ(あ、これアカンやつや)

    P「まずは一週間ぶっ続けで鈍った体を慣らしてくぞー」

    「……プロデューサーの」
    ブルブル

    P「って杏?」

    「バカーーーーーっ!」
    パァーーーンッ

    170 = 158 :

    ちひろ「杏ちゃん怒っちゃいましたねー」

    P「いや……、あの杏がまさかあそこまで怒るとは思わなかったんですが」

    ちひろ「人ごとながらあそこまでやって怒らないと思う方がおかしいですけどね」

    P「そうですかね」

    ちひろ「そうですよ」

    P「ふむ……。正直杏ってもうちょっと気安い関係だと思っていたもので」

    ちひろ「その割りに完全に落としにいってましたよね? 特に終盤」

    P「??」

    ちひろ(まさかこいつ、天然かっ!?)

    P「……まあとにかく今後は多少気をつけることにします」

    ちひろ「その認識じゃたぶん気をつけても意味ないでしょうけどね……」

    P「???」

    ちひろ「杏ちゃんもお年頃の女の子なんですから」

    P「まあそれはわかっていますが」

    171 = 158 :

    ちひろ「……ちなみに、面倒見てやるっていうのは?」

    P「え? 普通にこれまでどおり面倒事を引き受けてやるって事ですけど」

    ちひろ「抱きしめたのは?」

    P「抱きしめられると総じて人は安心すると聞きまして」

    ちひろ「……杏ちゃん、お気の毒に」
    ボソッ

    P「は?」

    ちひろ「独り言です」

    P「それ、流行ってるんですか?」

    ちひろ「プロデューサーさんの周りでは流行るんじゃないですかね」

    P「? はぁ」

    ちひろ「……まあある意味ライバル脱落と取れなくもないし杏ちゃんには悪いけどチャンスではあるのかしら」
    ボソッ

    P「……独り言ですか」

    ちひろ「ですよ」

    P「……ふむぅ」




    杏書いてるとなぜかこうなる

    172 :

    比奈で書きたいけどいいッスか?

    173 :

    いいっすよ

    174 :

    初めてだから多少の事は許して欲しいッス

    ―――

    比奈(コレ、本当に大丈夫ッスかねぇ……でもこれ位やらないとプロデューサーさんは気付いてくれないだろうし……)

    比奈「まぁ、やるだけやってみるッス」


    ―――


    P「ただいま戻りました」

    比奈「お疲れ様ッス、プロデューサー。帰って早々で悪いッスけど、少しいいッスか?」

    P「ん?どうした?」

    P(ちひろさんから『次は荒木さんに仕掛けてみます』ってメール来てたからな、比奈はどう来るかな)

    比奈「夏のアレに出す原稿を手伝って欲しいッス」

    P(いきなり結婚の事には触れないか、なら少し揺さ振ってみるか)

    P「あぁ、悪い比奈。ちひろさんから聞いてると思うけど、向こう一、二ヶ月俺忙しくなるから」

    比奈「そうなんスか?」

    比奈(そう言えばコレ画いてる時何か言ってたような…?)

    P「あれ?聞いてない?―――

    ―――俺、結婚するんだ」

    比奈「ス?」

    175 = 174 :

    比奈(結婚って、あの結婚…?)

    P「式の準備とか色々やらないといけないからな、比奈には悪いけど…比奈?」

    比奈「ぁ…そうッスね…それじゃ仕方ないッス…」

    P(ちひろさーん?)

    比奈「ぷ、プロデューサーが結婚するならP×社長本画かないといけないッスね!由里子ちゃんや日菜子ちゃんにも手伝ってもらうッス!」

    P「イヤ待て!なんで社長が」

    比奈「プロデューサーは受けがいいッスか、じゃあ社長×P本にするッス。会議室借りるッスよー」

    P「ぉ、おぅ…」

    P(行っちゃったよ…)

    P「ちひろさん、どうしましょう」

    ちひろ「取り敢えずモニターで鑑sy…監視しましょう」

    P「鑑賞って言おうとしただろ」

    ちひろ「のヮの」

    176 = 174 :

    パタン―――

    比奈「私…バカみたいッスね」グスッ

    比奈(私×Pさん本24P…こんなもの画いても…Pさんは読んでくれないのに…)

    比奈「こんなもの見せても…Pさんを困らせるだけなのに…」

    比奈(コミマを出汁に…Pさんにこんなの見せて…こんな風に告白して…それで……っ!)

    比奈「マンガみたいになんて…なるはずないのにっ…自分の事だけ考えて…ホント…滑稽ッス…!」グシャグシャ!

    比奈「見せなくて…良かったッスよ……こんな原稿…!」ビリビリッ

    177 = 174 :

    ―――パタン

    P「ところでちひろさん、比奈に言わなかったんですか?」

    比奈『私…バカみたいッスね』グスッ

    ちひろ「言いましたよ、執筆中で聞いてなかったみたいですけど」

    比奈『こんなもの見せても…Pさんを困らせるだけなのに…』

    P「そうですか」

    比奈『マンガみたいになんて…なるはずないのにっ…自分の事だけ考えて…ホント…滑稽ッス…!』グシャグシャ!

    ちひろ「って…これ以上はマズイですね」っプラカード

    P「じゃ、ここまでにしましょうか」



    ちひP「「ドッキリ大成功!」」バン!

    比奈「!?」

    178 = 174 :

    比奈「P、さん…?ドッキリ…ッスか?」

    ちひろ「はい、全部ウソです」っ\ドッキリ/

    P「どんなマン…って、破いちゃったのか…比奈のマンガ読んでみたかったのに」

    比奈「……ッス」

    ちひろ(ぁ、逃げなきゃ)

    P「?」

    比奈「…しつッス」

    P「比奈?」

    比奈「悪質ッス!非道ッス!最低の屑ッス!!」

    P「うん、正直ごめんなさい」

    比奈「許さない、絶対にッス」

    P「そこをなんとか!この通りなんでもするので!」ドゲザー

    180 = 174 :

    ちひろ(プロデューサーさんが軽々しく『なんでもする』なんて言った所為で今日もコーヒーが甘いです)

    比奈「Pさんっ」

    ちひろ(荒木さんのマンガを再現する、それがプロデューサーさんに与えられた罰でした)

    ちひろ「荒木さん、そろそろ上条さんと収録じゃないですか」

    比奈「ぁ、もうッスか…」

    ちひろ(正直糖尿病になりそうです)

    ちひろ「そんな枚数なかったはずなのに…」ボソッ

    比奈「…そろそろ第二部も終わりッス」ボソッ

    ちひろ「そう言う事ですか…」ハァ…

    ちひろ(さすがに第三部は無いですよね…)

    比奈(……)


    比奈「第四部は18禁、ッスねぇ」

    181 = 174 :

    以上です。幾つかミスったところは見逃して下さいorz

    182 :

    かわいい乙
    あと書きたい人は別に確認はいらぬですよ

    183 :

    久しぶりに見たら二つも投下きてた
    >>171>>181
    乙でした

    185 :

    美嘉のSS分が不足してると思うんですよ…
    10レス借りまっす

    186 = 185 :

    城ヶ崎美嘉「ね、ねえ、プロデューサー… 今ちょっといいかな?」

    P(ん? 今度は美嘉か)

    美嘉「…プロデューサーがさ、付き合ってる人がいて、その人と結婚するんだってちひろさんが言ってたんだけど」

    美嘉「それって本当の事なのかな…?」

    P「…ああ、本当の事だぞ」

    美嘉「……そっか。そうなんだ」

    187 = 185 :

    美嘉「……」

    P「……」

    美嘉「な~んだ、いきなり結婚なんて水くさいよ!プロデューサーっ!」

    P(なんだ!?いきなりテンションが上がったぞ!?)

    美嘉「とりあえず、…うん、結婚おめでとう!」

    美嘉「いや~。びっくりしたよ。担当アイドルのアタシにそんなそぶりなんて、まっっったく見せないでいきなり結婚ってさ」

    美嘉「莉嘉もさ~、『Pくんが取られっちゃったー!』とか言って今拗ねちゃってるから、後でちゃんとフォローしとかないとダメだからねっ!」

    美嘉「ああ、もちろんアタシからも莉嘉にフォローしとくね。やっぱお姉ちゃんだからね★」

    P「あ、ああ。よろしく頼むよ」

    188 = 185 :

    美嘉「まったく、プロデューサーも隅におけないね★ あっ、でも!」

    P「えっ!?」

    美嘉「結婚するんだったら今みたいなダラシナイかっこーとかあんまよくないよ?」

    P「え~と。やっぱ、そんなもんなのかな?」

    美嘉「そうだよ~。やっぱり男の人はしっかりしてしなきゃ!」

    美嘉「あっ!それならさ、今度アタシが服とか見てあげよっか?」

    美嘉「莉嘉もいっしょに連れてさ色々見たりさ、ついでにカラオケとかも行ったりしてさ」

    P(なんかいつも以上に美嘉のテンションが高いな)

    P(それにさっきからこっちの方向向いてないし)

    189 = 185 :

    美嘉「あ! この間、おいしいデザートのお店見つけちゃってさ。プロデューサーも好きだったよね!」

    P「なあ、美嘉」

    美嘉「あー、でも莉嘉も一緒だとあの子食べ過ぎちゃうかも。この間もさー」

    P「こっちを向いてくれないか?」

    美嘉「……。えっ?プロデューサー今何か言ったかな?」

    P「こっちを向いて俺と向かい合って話してくれないか、って言ったんだ」

    美嘉「……。いや~、この間の莉嘉がまた傑作でね」

    P「美嘉。何度も言わせないでくれ」

    美嘉「……」

    P「……」

    190 = 185 :

    美嘉「……」

    P「なあ、美嘉頼むよ」

    美嘉「……ごめんプロデューサー、今たぶんアタシひどい顔してるから見られたくない」

    美嘉「今日さ…マスカラ盛りすぎちゃったかな?目の周り、まっくろになちゃってる」

    美嘉「なに気合入れてんだろうね……。もうとっくに負けちゃってんのにさ」

    191 = 185 :

    美嘉「ねえ、プロデューサー覚えてるかな?」

    美嘉「私がオンリーワンよりナンバーワンのアイドルになりたい、って最初に言ったの」

    P「ああ、もちろん覚えてるさ」

    美嘉「笑えるよね。カリスマギャルだって言われててもさ、アタシは本当になりたかったオンリーワンにもナンバーワンにもなれなかった」

    美嘉「結局さ…、私なんて…」

    P「おい、自分で自分なんてなんか言う――」

    美嘉「もうアタシはほっといてよッ! これ以上、やさしくしないで!」

    P「おい、美嘉ッ!!」

    192 = 185 :

    P(思わず肩をつかんで振り向かせてしまったが、美嘉はうつむいたままでこっちを見てくれない)

    P「もう少し落ち着いてくれ。な?」

    美嘉「…やめてよ」

    P「どうしたんだ?落ち着いてくれって」

    美嘉「…やめてって」

    P「美嘉、俺が悪かった、だから――」

    美嘉「違うッ!プロデューサーは悪くなんてない!」

    P(勢いよく上げた美嘉の顔は、滲んだマスカラで酷いもんだった)

    P(涙で赤くなった目で美嘉は俺を見つめながら)

    美嘉「悪いのは…悪いのはあきらめの悪いアタシ」

    美嘉「素直に祝福したいのにできないよ……」

    美嘉「なんで?なんで……? アタシだってプロデューサーといっしょに居たい。プロデューサーのナンバーワンになりたいよ……」

    P(まっすぐ俺を見つめ純粋な気持ちを俺に伝える美嘉)

    P(……俺は)

    193 = 185 :

    ――
    ――――


    P「ほんとーっに、すいませんでしたー!!!」ドゲザー

    美嘉「つまり、またいつものちひろさんの冗談だった、って訳ね」

    P「はい、誠にすいませんでしたー!!」

    P(あの後、『いい雰囲気。今がチャンス!』とばかりにちひろさんがプラカード片手に乱入してきてネタばらしとなり)

    P(そして現在美嘉に許してもらう為に全身全霊の土下座を敢行しているところだ)

    P(ちひろさんはどさくさにまぎれて姿をくらましたし…)

    P「……でもあの上目使いはやばかったな~」ボソ

    美嘉「プロデューサー!ちゃんと聞いてるの!」

    P「はいっ!すいませんでしたー!!」

    美嘉「まったく、こういった事はもうしないでよね」

    P(いや、そこらへんはちひろさんしだいとしか)

    美嘉「わかったの!?」

    P「はいっ!もう二度としません!!」

    美嘉「もう…。罰としてプロデューサーは今度アタシの買い物に付き合うこと。いいね?」

    P「はいっ!よろこんでー!!」ドゲザー

    194 = 185 :

    美嘉「ふう…」

    美嘉(いつもの事なんだろうけどプロデューサーとちひろさんは困ったもんだよね)

    美嘉(でも、なんだかんだでデートの約束もできたし、結果オーライかな)

    美嘉(うん…。まだチャンスはあるんだ)

    美嘉(アタシは諦めたりもしないし、迷ったりもしない)

    美嘉(…アイドルだって、あの人の隣にだって)

    美嘉「絶対にナンバーワンになるのはアタシだからねっ!★」

    195 = 185 :

    出)スタドリ 求)文才
    数えてみたら9レスだったし…

    もっと美嘉のSSが増えますように!

    196 :

    乙乙かわいかった

    197 :

    とりあえず作ってみるか…
    今から書くので時間かかるから待っててね
    どうせ長くないだろうけど

    198 = 197 :

    ようやく書き終わった…
    とりあえず投下していきます
    キャラあんまつかめんかった…

    199 = 197 :

    P「お疲れ様でーす」ガチャ

    美優「あ…お疲れ様です…プロデューサーさん…」

    P「あぁ、美優さん。お疲れ様です…なんか暗いですね…?どうかしたんですか?」

    美優「…」

    P「美優さん?」

    美優「結婚…」

    P「えっ?」

    美優「結婚…するんですよね…プロデューサーさん」

    P「……えっと、誰から聞きました?」

    美優「ちひろさんから聞きました…」

    P「そうですか…やー、まいったな…もうしばらく経ってから話そうと思ってたんだけど…」

    -------------------------------

    ☆ドッキリ大作戦~Pが結婚!?~☆

    ちひろ「どうも。こちら放送席です。このドッキリはPさんに好意を持っている(Pは気づいていない)アイドルを

    対象に行っております。ちなみにアシスタントはこの方」

    「どーもー。なんか知らないうちに連れてこられた杏ですー」ダラッ

    ちひろ「むっ。やる気が全く感じられませんね。どうしてそんなに無気力なんですか?」

    「いや当たり前でしょ…これが杏だししかもなんでドッキリとはいえこんなもの見なきゃいけないのさ」

    (よりにもよってプロデューサーだし。その上ドッキリじゃなくなる可能性が高い企画を選ぶなんて拷問じゃん)

    ちひろ「無気力なアシスタントは置いといて、とりあえず現場を見てみましょうか」LIVEエイゾウデス

    200 = 197 :

    -------------------------------

    美優「お相手は…どなたなんですか?」

    ちひろ(ちょうどいい場面ですね…ファイトですPさん!)

    P「残念だけどそれは言っちゃいけないって相手方のご両親との約束なんだ…」

    美優「そうなんですか…じゃあせめて職業とかは…?」

    P「あー…メディア関係というかなんというか…」ポリポリ

    美優「もしかして…アイドル…とか…」

    P「…っ!」

    ちひろ(おぉぉぉ!いい表情ですよPさん!!最高です!!!)

    (うるさいよちひろさん…ここ狭いんだからもう少し静かにしてよ…)

    美優「…っ。そう…なんですね…?」

    P「…はい、そうです…ここで名前を言っちゃうとみんながその人と仕事しづらくなってしまいますから…」

    美優「そうですか…あははっ…」

    P「美優さん…?」

    美優(Pさんの好きな人はアイドル…どうして私じゃないんだろう…)

    美優(ここに来てからできるだけ頑張った…私を変えてくれたのはPさんだったから…)

    美優(Pさんが私のことを真剣に考えてくれているのがわかったから…どんなことでも出来た…)

    美優(Pさんは私に笑顔を教えてくれた…輝かせてくれた…暖かくしてくれた…それでいつしかPさんのことを…)

    美優「好きに…なっちゃってたんです…」ボソッ

    P「えっ?何か言いました?」

    ちひろ(鬼畜!鬼畜ですよPさん!!今のは口の動きでも何を言ってるかわかっちゃいますよ!!!)

    (確かに今のはないわ)

    ちひろ(杏ちゃん何だかんだで見てるじゃないですか)

    (だってプロデューサーがとってきた仕事だし)

    美優(選ばれはしなかったけど…辛いけど…祝福しなきゃ…幸せになって欲しいから…)

    美優「いえ…何でも…とにかくおめでとうございます…」ニコッ

    P「あ…ありがとうございます。美優さんに祝福してもらえるなんてホント嬉しいですよ!」ニコッ

    ちひろ(外道ォォォォォ!しかもここでダメ押しの笑顔!!気づけバカ!!!)バンバン

    (うわぁ…)ドンビキ

    美優「いえ…どうぞお幸せに…っ…!」ホロッ


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