元スレまゆ 「まゆ、プロデューサーさんの子種が欲しいんです…」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
書き溜めなし
亀更新
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1426476338
2 = 1 :
??年前
Search for ExtraTerrestrial Intelligence
地球外文明探査計画によって送られたメッセージは
“あるDNA塩基配列”と言う形で返信された。
……それは遠い惑星からの贈り物……
に、見えた…
だが………
3 = 1 :
頭の禿げ上がった男は手元の書類を尻目に、目下の強化ガラスに囲まれた“部屋”を見詰めた。
ガラス張りの飼育ケースの中には7歳程のまだ年端もいかない女の子が脚を抱えて踞っている。
一見すると年端もいかない女の子に対して非人道的な扱い――つまりは人体実験をしている様にしか見えない。
そう、中の女の子が本当に人間ならば。
男は手元の資料をもう一度眺めて感嘆の溜め息をついた。
資料には女児の三ヶ月前の写真が写っている。
それは知らない人が見ればまず混乱する写真だろう。
何せ写っているのは胎児よりも前の状態なのだ。
「……信じられん。」
そう。
ゲージ内の彼女は人間ではない。
たった三ヶ月で7年分の成長を果たし、そして、今まさにまた成長期を迎えようとしている、“人類”と“謎の塩基配列を持つ生物”のハーフなのだ。
4 :
期待
待機
5 = 1 :
……そして、まだあどけなさを残す顔付きの彼女は少し眠たげに外を眺め……
男と目があった。
「……」
「……」
暫く無言のまま、見つめあった男は彼女の目に潜む得も言われぬ恐怖に襲われ、目をそらした。
彼女は不思議そうに眺めていたが興味を失ったのか、ガラスから離れていった。
これから一体どうなるんだ。男は研究者らしく自問自答しながらガラス張りのゲージを眺めた。
もしかしたら……
もしかしたら……“これ”は人類を滅ぼしかねない生き物で……
我々はその手伝いをしているだけなのでは……?
そんな不安に答えるかの様に彼女は遊び道具の知恵の輪を瞬く間に解き、飽きたのか引き千切って見せた。
男には知恵の輪が人間に見えてきた……
6 :
まゆなら仕方ないな(震え声)
7 :
全く勝てる気がしない(白目)
8 = 1 :
数日後……
男の予想通り、研究所から命令が下った。
『研究対象No.01を廃棄処分せよ。』
男は予感が当たってほっとしながら、人の形をした物を殺す、と言う事に対して罪悪感が膿のように浮き出ている事に気付かない振りをした。
やっとおさらば出来る。
男は研究員達に毒ガスを外から注入する様に言い渡し、意気揚々とガラス張りのゲージの一部の注入口のバルブを緩めた。
9 :
スピシザースか
あれで俺は性に目覚めた
10 = 1 :
研究員達が一切の躊躇いを見せずにガスを注入し始めた。
少女は眠りから覚め、異変に気づいた。
白いガスがゲージ内の空間に充満していく。
直ぐに呼吸が苦しくなり、少女は咳き込み始めた。
男は見て見ぬふりをしながらガスを注入させる様に指示を下した。
少女が咳き込みながらガラスを小さな拳で叩きだした。
無駄な抵抗を。
男は嘲笑うかの様にガスを注入させる指示を止めない。
だが少女がガラスを叩き続けたその時だった。
ガラスに細かいヒビが入り、蜘蛛の巣の様に拡がった。
「なっ!?」
少女は間を入れずガラスを叩き続け、そのままガラスをばりばり、と破るように割った。
充満していた毒ガスが向きを変えて今度は施設に立ち込める。
まるで遠くに聞こえる様な研究者達の悲鳴を聞きながら、男はパニックを起こしそうになった。
だが、大丈夫だ。ドアを開けるスイッチはここだし、非常用ボタンでも押さないと、ここは開かない。ボタンに彼女が気付く筈は…
だが、少女は真っ直ぐに施設の非常用ボタンに向かい―――
おい、あいつ、まさか…
迷う事なく、押した。
今まで、全て観察して…?
ドアが開き、外に繋がる壁が一つ無くなった。
11 = 1 :
まずい。
その一言だけが不思議にも彼のごちゃごちゃになった頭を沈静化させた。
男は拳銃を手に、少女の後を追いかけた。
早くしなければ!
少女は後ろから響く足音に気付き、先程の様に非常用ボタンを探した。
が、それよりももっと良い物を彼女は見付けた。
男が辿り着いた時に見たのは辺りに散らばる割れた強化ガラスで出来た窓の破片だった。
12 = 1 :
夜の闇に紛れ、彼女は外の世界に躍り出た。
本能の赴くままに……
13 = 1 :
それから暫くして、警察の協力もあって美人の凶悪殺人犯が射殺された。と言う見出しで新聞に載る形でこの話は一旦落ち着いた。
様に思えた。
よもや彼女の子供が生き延びており、人間と交配をして三世代目が出来ていた事など誰も知り得ない。
数年後、狡猾な親から産まれた子供は祖母――“シル”の様に外の世界を学ぶ為、親の元を離れた……
14 = 1 :
導入終わり
15 :
乙乙期待
16 :
スピーシーズか
木曜洋画劇場よ蘇れ
17 = 6 :
昔土曜ロードショーで2がやってたな
深夜枠映画な内容だし
18 :
懐かC
19 = 1 :
日本のどこかのモデル事務所。
そこはティーンズ雑誌を監修する程の大きさを誇る年頃の女の子にとっては憧れの場所。
そしてその中に彼女はいた。
“普通”の皮を被り、さも自分が当たり前の人間の様に。
エイリアン
火星からのありがたくない異性人来訪で危険となった故郷から海を跨いで離れた呆れるほど平和な国に彼女は潜伏していた。
本能が求める“運命の相手”を探す為に……
20 = 1 :
「……それにしてもいないものですねぇ……」
健康体で、理想的な遺伝子を持ち、尚且つ“相性”がぴったりあう人間。
シル
祖母は誰彼構わずヤろうとしたから直ぐに足を掴まれた。
パートナー
だから相手を選ぶ時は慎重に動かなければならない。
で、その相手の見付け方が――
「もしもし、まゆちゃん?おーい?」
母の回想を邪魔されて軽く苛立ちを覚えて呼び掛けに応じる。
「はぁい、何ですかぁ?」
21 = 1 :
上手く振り仮名がふれない
くそが
誰か教えてくだはい
23 :
カッコ書きじゃだめなの
24 :
手元の環境でレイアウトが合ってるから読者のブラウザでも正しいとは限らないさ
でもAAエディタとか使えば確認できるのかね
25 :
半角スペースは並べると消えるからな。もしもしだと全角スペースって辞書登録無しに入力できたっけ?
27 :
なんかちょっとだけ見たことあるような
助けてくれた駅員のおばちゃんが食われたりキスした男の口を触手?が貫通してたりするエログロな映画だっけ?
28 :
とりあえずスペース使う時は半角を二つ重ねるのはNGだよ
これやると>>20みたいに専ブラのポップアップでは問題ないのに、実際の書き込みではおかしいという事態になる
やるなら↓みたいにスペースは全角で(これで自分もミスってたら赤っ恥どころではないから怖いが)
パートナー
だから相手を
29 = 1 :
>>28
サンコウ
ありがとう参考になったよ
31 :
後ろを振り返ると自分の担当者が汗を拭きつつ不機嫌そうな表情を浮かべて立っていた。
「いや、この前の収録なんだけどね……」
ああ、また小言か。
心の中で盛大にため息をつく。
まあ、こんなのは適当にを打っておけば良いのだ。そこに申し訳なさそうな表情を追加して上目遣いを絡めれば直ぐに終わる。
楽なものだ。
そうしていつものように口ではい、はい、と適当に相槌を打ちながら、まゆは母が相手の選び方でなんて言っていたか、記憶の糸を手繰り寄せ始めた。
32 = 1 :
……いや、選び方じゃなかった。
肝心なのは見付け方、だった筈。
えーと、確か……
「見付け方、は意外と簡単そうで難しくてね…
そうね、相性があう相手って見付けるとそれとなく分かるわ。
体が、脳が、電気に打たれるような感覚がある筈よ。」
体が求める……
そうだ、そんな感じだった。
母の回想に浸りつつ、目の前の男に照準を合わせる。
……何も感じない。
少なくとも私はこの男は求めていないみたいだ。
と言うかむしろ不快感すら沸いてくる……
本当に、相性が合う人間なんているんだろうか…?
この小言が多い男に声をかけられて付いていったは良いもの、まるで健康的な男には出会えていないし……
33 :
「……まゆちゃん、聞いてた?」
「え、あ、はぁ、聞いてますよぉ。」
「いや、上の空に見えたからね。」
担当者は不機嫌そうな表情を変えないまま、ねちねちと小言をぶつけながら次の仕事の資料を渡してどこかに歩いていった。
まゆは担当者の姿が消えるや否やため息をついた。
そして手元の資料をぱらぱらと流し読み、飽きたように資料をゴミ箱に放り込んだ。
「暇、ですねぇ…」
眼科に拡がる人混みを眺めて誰に聞かれるわけでもなく、そう呟いた。
34 = 1 :
……あの中に、もしかしたら“相手”がいるかも知れない。
どうせ暇だし、見てみるのも悪くはないかも…
そう思い立ち、まゆは席を立った。
数分後。
ビルの下の人混みに紛れて相手を探す彼女の姿があった。
あれは、病気持ち。
あれは、肉体が弱そう。
あれは、まだ成熟してない…
そして、何よりも……
今物色した男達の中には惹かれる者はいない。
「うーん…」
36 = 35 :
ごめんageちゃった
37 :
運命の赤い糸の先を探してるだけだし…
38 = 1 :
やはり無駄足か…
そう考えて踵を返して事務所に戻ろうとしたその時だった。
「あ、あの!」
後ろから若い男の声が響いた。
それは雑踏の中でも一際、通るように聞こえた。
「はい?」
返事をしながら振り返った彼女は母の言っていた事が正しかった事を直感で感じ取った。
39 = 1 :
孕みたい!
40 = 1 :
今日はここまで
尚、かなり下卑た表現があったことをお詫び申し上げます
41 :
何というか違和感がお仕事してないな…
42 :
ひえええええ
43 :
まゆに孕ませてくださいとか言われたらもうおちんぽビンビンフェスティバルだよな…
おつ
44 :
孕ませたい(直球)
45 :
はらませたい
46 :
ちくわ大明神
47 :
孕んだ腹見たい…ふふっ
48 :
>39
普通に言うとギャグっぽいけど、まゆが言うと洒落にならない凄みを感じる…
49 :
>>47
楓さん孕ませますよ
50 :
怖いよう
みんなの評価 : ☆
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