元スレちひろ「プロデューサーさんが休暇を取ってる間に」
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101 = 97 :
薫「あ、そうだせんせぇ!」
P「ん、どうした薫?」
薫「えっとね、せんせぇがけっこんするってほんとなの?」
ルキトレ「っ!」
P「あー、それなんだがな・・・ん?」クイクイ
早苗「P君、ちょっとこっち」
P「ちょ、引っ張らないでくださいよ」
早苗(おねーさん、ちょっと面白そうなこと思いついちゃってねー♪)
P(・・・何を企んでるんですか)
早苗(企むだなんて人聞きの悪い。いい?こんな感じで・・・)ゴニョゴニョ
P(・・・いや、ちひろさんのいないところでドッキリやってどうすんですか)
早苗(あたしが楽しむ!)キリッ
P(あんた酒入ってないだろうな!?)
早苗(そこはキチンと分別ついてるわよ、大人なんだから)
P(素面かい!なお質悪いわ!!)
千佳「むー、内緒話なんてあやしーなー」
P「あー、まぁあれだ。事務所に戻ってから、他のみんなとも一緒に説明するよ。ほら、とりあえず着替えてきなさい」
千枝「・・・わかりました。千佳ちゃん、薫ちゃん、行こっか」
千佳・薫「「はーい」」
P「ん、素直でよろしい」
102 = 97 :
早苗「んじゃ、その間に慶ちゃんには説明しとこっか?」
P「そうですね、わざわざ事務所まで来てもらうのも手間でしょうし」
ルキトレ「あの、やっぱりあの話って・・・」
P「え、えぇ、本当です。いい加減身を固めようかなーと」
ルキトレ「そ、そうなんですか・・・その、お相手の人って・・・」
P「えー、あー、その・・・・・・」
早苗「何よー、今さら照れなくてもいいでしょ?」きゅっ
ルキトレ「・・・ふぇ?」
P「ちょ、いきなり腕に抱きつかないで下さいよ!?」
早苗「なにさー、嫌だっていうの?」
P「い、嫌じゃないですけど、その・・・」
早苗「今さら照れない照れない。もっと凄いことまでしちゃってるのに♪」
ルキトレ「・・・・・・え、あれ?」
P「ちょ、ちょっと早苗さん!!?」
早苗「というわけで、P君のお相手はあたし、早苗おねーさんだよ」ぎゅっ
ルキトレ「」
P(ちょ、なにこれやわらかい)むにゅん
103 = 97 :
早苗「ほら、鼻の下伸ばしてないのっ」バシッ
P「おふっ!?そ、そういうわけなんで、その」
ルキトレ「」
P(完全に固まってる・・・ちょっとどうするんですかこれ)
早苗(うひひ・・・あー楽し)
P(悪魔や・・・悪魔がおる・・・)
ルキトレ「・・・で、でも早苗さん、アイドル活動は」
早苗「いやー、この年になるとファンの人も流石に心配してくれるみたいでさー。
結構『婚期逃さないで下さいね』って声多かったのよ?余計なお世話だー、なんて冗談めかして返してたけどねー」
早苗「それに親もねー。いい加減いい人いないのかってうるさくてうるさくて。流石に今すぐってわけにもいかないけど、挨拶だけでもってね」
P(よくもまあいけしゃあしゃあと出てくるもんだわ・・・・・・早苗さん、恐ろしい娘!)
ルキトレ「」ジワァ
P「・・・え?」
早苗「・・・あれ」
ルキトレ「っく、ひっ」グスッ
104 = 97 :
P(ちょ、慶さん今にも泣き出しそうなんですけど!?)
早苗(あちゃー、ちょっとやりすぎたかなー)
P(何を呑気なこと言ってんですか!流石にこれは洒落になりませんよ!?)
早苗(んー、そろそろだと思うんだけどなー)
P(そろそろって何が・・・)
ガチャ
マストレ「じゃじゃーん!!」
\ドッキリ大成功/
P「」
ルキトレ「・・・・・・へ?」グスッ
早苗「いえーい!」ハイターッチ
マストレ「いえーい!」パシッ
ビシバシグッグッ
P・ルキトレ「」
105 = 97 :
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
P「いつの間に打ち合わせしたんですかアンタら・・・」
早苗「車に乗ってる間にメールでちょちょいとねー。いやー助かったわ、麗」
マストレ「早苗の頼みとあらば、乗らないわけにはいくまい?まさか泣き出しそうになるとは私も思わなかったが」
P(そういえば同い年だしよく呑みに行くって言ってたっけ、この二人)
P「・・・で。慶さん?」
ルキトレ「・・・・・・ふんっ」ムスッ
P「いや、ホントごめんなさい。すいませんでした」
マストレ「惚れぼれするほど迷いのない土下座だな」
早苗「いろいろ頭を下げなきゃいけないお仕事だしねー。P君も大変だ」
P「誰のせいでこうなったと思ってんですか・・・」
ルキトレ「・・・もう、こんなことしないって、約束して下さい」
P「誓います。金輪際こんなバカなことしません」
ルキトレ「・・・じゃあ、指きりです」スッ
P「・・・はい」スッ
ルキトレ「今度は、もう許しませんからねっ。しばらく口もきいてあげないんですからねっ」きゅっ
P「レバーに銘じます・・・・」きゅっ
106 = 97 :
ルキトレ「ん。じゃあこれで許してあげますっ・・・えへへ」
P(かわいい)
マストレ「うむ、まぁ元の鞘に収まったようでなにより。それはそれとしてP殿」
P「はい、何でしょう?」
マストレ「次に暇ができるのはいつ頃かな?」
P「え?えーと、休暇明けたばっかりなんでちょっと先ですけど・・・三週間後くらいなら、まあ時間も作れると思いますよ」
マストレ「ふむ、ではその辺りで慶をどこかへ連れて行ってやってくれたまえ。可愛い妹を泣かせた責任だ」
P「・・・ん、え?」
ルキトレ「ちょっ、お姉ちゃん!?」
マストレ「甘いぞ慶、このくらいはねだっても罰は当たらん」
ルキトレ「え、いや、待って待って!?それってその、つまり、ぴ、Pさんと、えと」
早苗「まー有り体に言えばデートよねー」
ルキトレ「ででででででででぇとっ!!?///」ボフン
P「うお、慶さん!?」
早苗「うひひひ、もーホント面白いわー慶ちゃん」
P「もうやめたげてよぉ!!」
107 = 97 :
早苗「あははは!・・・あーそうそう、P君?」
P「今度は何ですか・・・」
早苗「さっきの、あたしはドッキリで済ますつもりはないからね?覚悟しときなさいよー?」
P「・・・・・・んん?」
ルキトレ「なっ、さ、早苗さん!?」
マストレ「ほほぅ、言うじゃないか早苗」
早苗「あたしだって意識してもいないオトコにあこまでやらないわよ。これでも結構身持ち固いのよ?」
マストレ「ふむ、これは私もあまりうかうかしていられないかな?」
P「・・・・・・あれー?」
ルキトレ「お、お姉ちゃんまで何言ってるの!?」
早苗「ほー、麗もそういうこと言っちゃう?いくら親友でもこれだけは容赦しないわよ?」
マストレ「当然だ。正々堂々、真っ向からぶつかろうじゃないか。なぁ慶?」
ルキトレ「う、うぅぅ・・・これだけは、いくらお姉ちゃんにだって負けないからねっ!!」
P「・・・・・・えーと、これ俺どうしたらいいんだろうか・・・?」
108 = 97 :
以上やでー
コレジャナイ感は自分が一番感じとるからごめんやでー
109 :
乙
トレ四姉妹と早苗さんで仲良く五等分ですね!
111 :
他の人がじわ増えしてきて>>1は嬉しく思います
あと遅ればせながら画像先輩いつもありがとうございます
冒頭ちひろさんが聞いているのは例のあれでございます
ちひろ「……でへへ」
P「……至福の表情で何か聞いているところすみません、次の準備はどうですか」
ちひろ「……うへへ……、……あらプロデューサーさん、もちろん抜かりはありませんよ」
P「……表情を引き締める前にまずは涎をふいた方がよいかと」
ちひろ「おおっと失礼、いい女が台無しだ」
フキフキ
P「ええ、全くそうですね」
ちひろ「って自分で言うんかーい! なーんちゃ……、……え?」
P「まあ、これでもいい女なのは認めてますよ」
ちひろ「ははは、またまたー」
P「……」
……ジッ
ちひろ「……」
P「……」
……ジーッ
ちひろ「……え? ええ? ……その、それって……」
P「……はい」
ちひろ「……ぷ、プロデューサーさん」
キュン
P「もちろん、ドッキリです」
ニッコリ
ちひろ「Fu○k!!!」
112 = 111 :
――
――――
みく「あ、Pチャンおかえりだにゃ」
P「ああ、ただいま」
みく「Pチャン結婚するの?」
P「あ、ああ……」
みく「おめでとうだにゃ。お祝いにこのお弁当の焼き魚あげる」
P「……誠意がこもってない結婚祝いだなぁ」
みく「失礼にゃ! みくの誠意こもりまくりにゃよ?」
P「ただの食べ残しだろ」
みく「みくはお魚がなくなって嬉しい、Pチャンはみくのお魚食べられて嬉しい。Win-Winにゃ」
P「いや俺は別段嬉しくないが」
みく「むー、Pチャンはみくの有り難みが分かってないのにゃ、……ぶつぶつ」
P「……で、それだけ?」
みく「? なにがにゃ?」
P「いや……、なんでもないよ、ははは」
みく「? 変なPチャン」
P(まあさすがにみんながみんな泣いてくれたりはしないか
みくとはわりと仲いい方だと思ってたからちょっと寂しいけど)
113 = 111 :
みく「ふふふふーふふふふふふん♪ ふふふふーふふふふんふん♪」
P(今回はこんな感じでダラダラして終了って感じかな
……いつも巴とかまゆみたいなのじゃ身が持たないし、こういうのもいいか)
みく「んー、そういえば」
P「? どうしたー?」
みく「Pチャン、新しいおうちはどんな感じ? もう決めた?」
P「あ? ああ……。分譲マンションを買ったぞ。なんとキャッシュ一括でだ!」
みく「おお、リッチマンだにゃ!」
P「ふふふ、崇めろー」
みく「ははーっ」
P(……こんな時くらい見栄張ってもいいよね?)
みく「んー、そんじゃ引っ越しの日取りとかは? 決めてるのかにゃ?」
P「ん? ああ、まだだけど」
みく「じゃあ、みくの都合にもちゃんと合わせてね。あとから調整するのは面倒にゃ」
P「え? 手伝ってくれるのか? みくにしては珍しいな」
みく「? なに言ってるにゃ」
P「いや、だってあんまりそう言うのやりたがらんだろお前」
みく「いやーさすがにみくも一緒に住むとこだし、一緒に行くのは当然にゃ」
P「…………は?」
みく「だーかーらー、みくのおうちにもなるんだからついてくって言ってんの!」
P「お前はなにを言ってるんだ」
114 = 111 :
みく「?」
P「俺、結婚するんだよ」
みく「うん」
P「で、新居への引っ越しをするわけだ」
みく「うん」
P「まあ、当然そこには嫁さんもいるわな」
みく「うん」
P「そこにさ、旦那がアイドルも一緒に住みますから連れてきましたってなったらどうなると思う?」
みく「わー、かわいい仔だにゃー、ってなるにゃ!」
P「なんねーよ! むしろなにがどうなったらそうなるんだよっ!!」
みく「だいじょーぶ! みくはネコだからペット!」
P「だいじょばねーから!! どこの世界にこんなネコがいるんだよ!!
新居に現役アイドル連れ込んでペットですって成田どころか不動産離婚コースまっしぐらだわ!」
みく「にゅっふっふ、世の中案ずるより産むがやすしにゃのよPチャン?」
P「産む難易度以前の問題で人間どう頑張ったって魚は産めねーんだよおおおっ!!!」
みく「うーん。確かにみくもお魚の赤ちゃんはほしくないにゃあ」
P「そういう問題じゃない。もう一度言う、 そ う い う 問 題 じ ゃ な い 」
115 = 111 :
みく「もう、Pチャンは細かいにゃ。それより大事なのは今後の生活設計だにゃ」
P「また人の話を聞かない奴が……」
みく「失礼にゃ! ほんとに聞こえなくなるまゆにゃんとは違うにゃ。みくはちゃんと聞いて流してるにゃ」
P「余計タチ悪いじゃねーか!」
みく「収入はまあ基本みくとPチャンで十分賄っていけるけど、みくがお産の時はお休みしなきゃいけないし
人気も復帰前と比べるとだいぶ落ちちゃうだろうから金額的にあんまり当てには出来ないにゃ
やっぱりそういうことするのは安定して生活できるだけの貯蓄が出来てからじゃないと厳しいし
お金が貯まるまでしばらくはお互い我慢するかちゃんと妊娠しないようにコントロールしないと駄目なのにゃ」
P「宣言通り流しやがった! それよりなんでペットが嫁差し置いてヤったり子供産んだりする気満々なんですかね……」
みく「だいじょーぶ! 動物虐待とか認知してとか面倒くさいこと絶対言わないよ!」
P「ペット云々が一転して生々しいわっ!!」
みく「もう! Pチャンわがままなのにゃ! じゃあどうしたらいいの!?」
P「俺が悪いのか……? いや普通に嫁と二人で暮らせばいいと思うんだが」
みく「それは考えないものとして!」
P「なんでだよっ!」
みく「Pチャンはみくのご主人様なんだから捨てちゃ駄目なのっ!!!」
P「別に担当はずれるわけじゃないぞ? 仕事は続ける」
みく「……みくは不器用だから公私のけじめがつかないのっ!」
P「いや、普通自分で高らかに宣言するこっちゃねーだろ」
みく「もう、そんな褒められるとみく照れちゃうにゃ……」
P「褒めてねーよ」
116 = 111 :
みく「……ということでお話もまとまったしみくは帰るのにゃ」
P「まとまるどころか一度として交錯すらしてないんだがな」
みく「ふーんだ! 聞く耳持たないにゃ! みくのこと飼ってくれないなら絶対に認めんにゃ!」
P「……、いい加減収拾つきそうにないからそろそろネタばらししとくか」
みく「……にゃ? ネタばらし?」
P「はいあっち見てー」
ちひろ「……はいはいドッキリ大成功。……はぁ」
みく「……」
P「……」
みく「……ドッキリなのはわかったけど、なんでちひろさんあんなにテンション低いんだにゃ?」
P「いやそれは知らんが」
みく「んー。……まあPチャンがみくのこと捨てないんならどうでもいいや」
P「軽いなー」
みく「Pチャン以外のことならにゃー」
P「……重いなー」
みく「それじゃあみくは帰るのにゃ」
P「おう」
みく「あ、もちろんみくは本気だから、Pチャンはちゃんとペットおっけーなお嫁さん探すのにゃよ?」
P「」
117 = 111 :
――
――――
ちひろ「……」
P「ちひろさん?」
ちひろ「つーん」
P「……さっきからどうしたんですか」
ちひろ「……どーせ、プロデューサーさんは私の事なんて嫌いなんですよねー」
P「なにむくれてるんですか」
ちひろ「何度も何度も騙されれば普通こうなります!」
P「ことある事にアイドルにドッキリ企画仕掛けたがる人が言っても……」
ちひろ「だまらっしゃい! するのとされるのは別なんです!」
P「下衆の極みですねぇ」
ちひろ「ふん、今更どう思われようが知ったことじゃないですよーだ」
P「これまでは気を遣っていたという事実が驚きなんですが……
だいたい、嫌いならいちいちこんな事に付き合ったりしませんよ」
ちひろ「……。……ふんだ、もう騙されません」
P「本当ですよ。なんなら誓いましょうか?」
ちひろ「……プロデューサーさん、宗教信じてないじゃないですか」
P「神仏でなくてもいいじゃないですか。なんならちひろさんでも」
ちひろ「……、一番好きなアイドルとかにでも?」
P「もちろん、誓えますとも」
ちひろ「……、……ほんとに?」
P「ええ」
ちひろ「……嫌いじゃない?」
P「ええ、……とても大切な」
ちひろ「……」
ドキドキ
P「友人です」
ニッコリ
ちひろ「どちくしょーーーっ!!!」
ダダダダダッ
P「……、あっれー?」
118 = 111 :
うちのみくにゃんが書いてくうちに盛っていくのはなぜなのか
仕方ないのでファンやめます
119 :
あんさんにファンやめさせる訳には行かないので、俺がファンやめます。
120 :
いやいや、俺がやめるよ
121 :
みんなでやめようぜ
俺たち仲間だろ?
122 :
前川みく(15)
123 :
なにこれ、みく可愛い
みくにゃんのファンやめます
124 :
>>1だが今ネタがすっからかんなので他の人参加に期待age
125 :
Pやちひろさん周辺の設定は自由にしてもええの?
126 :
同じようなシチュエーションになってしまう
127 :
姉妹ヶ崎や加蓮とかもまだいるし>>1よ
がんばるのだ
128 = 124 :
>>125
好きにやっちゃってかまわんですよ
>>126
それはあるね
まあちゃんとキャラで差別化できれば
シチュは被りでもいいんでない?
>>127
がんばる気はある(やるとは言ってない)
129 = 126 :
じゃあちょっと加蓮で考えてみる
130 :
P(和久井さんにちひろさんが伝えたようだ。どんな反応なんだろうか)
ダダダダダ バタン
留美「Pさん!私がこっそりPさんとの婚姻届出したのちひろさんに知られたわ!」
P「」
ちゃんとしたの書くから許してちょんまげ
131 :
P(営業から帰ってくると)
あずき「う~ん・・・やっぱりこっちの方が・・・」
P(あずきが何やら神妙な顔でうんうん唸っていた)
あずき「んー、でもこっちも・・・どうしようかなぁ・・・」
P(かなり集中しているようで、俺が帰ってきたことにも気付いていないようだ)
P「あずき、どうしたんだ?何か新しい作戦でも立案中か?」
あずき「ん~?・・・うん、プロデューサーさん奪還大作戦」
P「・・・だ、奪還か」(いつ俺はあずきのものになってたんだろうか・・・)
あずき「うん、なかなかこれだー、っていうのが思いつかなくてさー・・・」
P「そ、そうか・・・。ちなみに、今候補に挙がってるのは何かあるのか?」
あずき「えっとね、しばらく口きいてあげない大作戦とか、ひっつき甘えんぼ大作戦とか・・・」
P「ほうほう」(まあその位なら可愛いもんだな)
あずき「あとね、えーっと・・・きせーじじつ?大作戦とか」
P「ぶっ」
132 = 131 :
あずき「わっ、ど、どうしたの?」
P「ど、どうしたもこうしたもあるか!お前それ意味わかって言ってるか!?」
あずき「え?えっと、意味までは教えてくれなかったけど、さっき志乃さんに相談してみたら『こうすればどんな男だってイチコロよ』って・・・」
P「何でよりによってあの酔っ払いに相談するかなぁおまえ・・・」
あずき「あ、今日はお酒呑んでなかったみたいだよ志乃さ、ん・・・ん?」
P「素面でそれも色々問題だろ・・・15歳相手に何言ってんだよあのひt「え、ええええええ!!?」っとおおぅ!!」
あずき「ぷ、ぷろ、え、ぷろでゅーさ、へ、な、なんで!!?」
P「何でって・・・まさか今まで相手が俺だって気付かずに喋ってたのか?」
あずき「え、や、やだ、えっと、あれ、その、ええと・・・」
P「・・・あーもう、とりあえず落ち着け」ぽふっ
なでなで
あずき「あ・・・」
P「たぶん俺が結婚するって話のことだろうが、あれちひろさんの嘘だからな」
133 = 131 :
あずき「・・・えーと、つまり・・・ドッキリ大作戦?」
P「そういうこと。・・・いろいろ考えてくれたのは嬉しいが、もうちょっと周りに気をつけろな?考えながら歩いてて、つまづいて怪我したりしたらそれこそ一大事なんだから」
あずき「・・・そっか、嘘だったんだ。えへへ、よかった・・・」
P「・・・あずきー、聞いてるかー?」
あずき「へ!?あ、あぁうん聞いてる聞いてる!今度からは気を付けるよっ」
P「ん、よろしい」
あずき「あ、そうだプロデューサーさん」
P「おう、どうした?」
「おっはよー!」ガチャ
あずき「きせーじじつ、って結局どういう意味なの?」
P「」
早苗「・・・P君?ちょーっとこっち来ようか?」
P「ちょ、ちょっと待って早苗さんちがうんですこれ俺悪くないんです」
\ギャァァァァァァ/
その後きちんと説明を受け、顔が真っ赤になったあずきがしばらく口をきいてくれなかったのは別のお話
134 = 131 :
あずきちちっこくてかわいい
お粗末でした
135 :
桃井あずき(15)
136 = 124 :
無知あずきかわいい
そしてちゃまをひらめいた気がした(気のせいかもしれない)
137 :
P「はぁ……婚約ドッキリだなんて、ちひろさんのいたずらにも困ったもんだ」
P「誰に話したか教えてくれないし……」
P「まったく、こっちの身にもなってほしいよ」
がちゃ
P「戻りましたーっと」
加蓮「…………」
P「お、加蓮。ただいま、レッスンおつかれ」
加蓮「…………」
P「おーい、加蓮? まさか具合でもわる――」
加蓮「あのさ」
P「え」
加蓮「私、アイドル辞めるから」
138 = 137 :
P「…………へ?」
加蓮「聞こえなかった? アイドル辞めるって言ったの」
P「え、ちょ……ど、どうしたんだよ急に!?」
加蓮「別になんでもいいでしょ。じゃ、そういうことだから」スタスタ
P「…………あ。ち、ちょっと待ってくれ! お前もしかして」ガシッ
加蓮「……ッ、離してよっ!!」
バシィッ
P「いっ……!?」
139 = 137 :
加蓮「……はぁっ、はぁっ……!」
P「か、加蓮……話を」
加蓮「知らないっ! アンタと話すことなんかない!」
加蓮「嘘つき、嘘つきっ!」
加蓮「ずっと一緒だって言ってくれたのに!」
加蓮「私バカみたいじゃん! 一人で浮かれてただけ!?」
140 = 137 :
加蓮「こんな、こんなのってないよ……!」
加蓮「また……昔みたいに独りぼっちなの……?」
加蓮「やだよ……ひぐ、一緒にいてよぉ……!」ポロポロ
P「加蓮……」
ぎゅっ
加蓮「ぐす、結婚なんかしないでよ……! ずっと私と……!」
P「大丈夫、大丈夫だ。結婚なんてしないよ、加蓮と一緒にいるから」ナデナデ
加蓮「っ! ぅぐ、うぅぅぅ……!」ギュゥゥ
P「よしよし、大丈夫だから……」ポフポフ
加蓮「うぁぁぁぁぁぁん……!」
141 = 137 :
―――
――
―
加蓮「……ドッキリ?」グスッ
P「ホントごめん、加蓮。この通りだ」
加蓮「……結婚しないの? 寿退社って言ってた」
P「しないしない。そんな話はないし、そもそも相手がいないよ」
加蓮「…………は」
P「加蓮?」
加蓮「はぁぁぁぁぁぁぁ…………良かったぁ」ストン
142 = 137 :
P「うおっ! っとと、大丈夫か?」ギュ
加蓮「あはは、安心して腰抜けちゃった……そっか、結婚しないんだね」
P「あぁ。加蓮と一緒にいなきゃならないからな」
加蓮「えへ……私となら結婚してもいいよ?」
P「こらアイドル」
加蓮「あははっ!」
143 = 137 :
P「ったく……」
加蓮「…………あ」
P「今度はなんだ?」
加蓮「その……私もごめんなさい。手、痛かったでしょ?」
P「ああいや、いいよ。気にしてないから」
加蓮「ううん、それにひどいことも言った。アイドル辞めるなんて……」
P「本気で言ってたんじゃないって分かってるよ。加蓮はそんな子じゃないもんな」
144 = 137 :
加蓮「ふふ、ありがと。私、絶対諦めないから」
加蓮「Pさんは最高のプロデューサーだって証明するんだもん!」
加蓮「そのために……Pさんが見ててくれないとね?」
P「……あぁ! 見てるよ、ずっと!」
加蓮「うんっ!」
加蓮「ずーっと一緒だからね、Pさん!」
おわり
145 = 137 :
というお話だったのさ
加蓮も大概重いよねちかたないね
146 :
おつ
モバマスはセリフから一途さとか純情さが
伺える子は重い子多いから仕方ないね
147 :
???「お、女の子に向かって重いとか言っちゃダメなんですよ!?」
148 :
>>147
はいはい、こっちにケーキバイキングの美味しいお店があるから一緒に行こうなー
149 :
愛野渚「おっはよう! プロデューサー」
P「おはよう、渚」
渚「そしておめでとうッ!」
P「へ?」
渚「いやー、ちひろさんから聞いたよ。結婚するんだってさ!」
P「……」
P(色々と反応は想像していたが、ここまで全面的に祝福されるのは想定外。さすがは明朗快活少女、ってところか……)
渚「? プロデューサー?」
P「ん? ああ、すまん、考え事をしていた」
渚「ははッ、プロデューサーらしいね。……あ、そうだ。結婚式はいつになるのかな?」
P「ああ。調整中ではあるが、秋辺りを予定している。本当なら六月が良かったんだろうが……先方が希望した場所で予約が取れなくてな」
渚「だったらさ、私の予定も調整しといてよ。プロデューサーのこと、祝福したいしさッ」
P「おう、そうだな。今からだったら十分調整効くだろうし、何とかならないかやってみよう」
P(しかし……なんというかこう、騙しがいがないなぁ……。何かいい手は……)
渚「あ、そうだ。プロデューサー、今時間ある?」
P「ん……そうだな、少しならあるぞ」
渚「だったらさ、付き合ってよ。久々に、プロデューサーと体を動かしたくなったんだ!」
150 = 149 :
――
――――
P(そして俺達は、事務所近くのバスケットコートへとやって来た。ちなみにちひろさんもこっそり同行している)
渚「久々だね、プロデューサーとこうして向かい合うのも」
P「ああ、すまないな。あんまりかまってやれなくて」
渚「いいっていいっって! プロデューサーが忙しいし、あんなに沢山のアイドルを一人一人、丁寧にプロデュースしてくれてるってことも分かるしさ」
渚「それに、感謝もしてるんだよ」
P「感謝?」
渚「本当ならアイドルとバスケ、どっちかに専念しないといけないでしょ? でも、プロデューサーはきちんとスケジュールを調節して、両方できるようにしてくれてる。私に、二足のわらじを履かせてくれている」
渚「普通ならないって、こんなこと!」
P「渚は両方共、手を抜くことなく頑張ってくれているからなぁ。問題ないと判断した……お前が頑張った結果だよ」
P「俺はそのサポートをしているに過ぎない。だから……」
渚「だったらさァ……」
P「ん?」
渚「頑張ったご褒美代わりに、一つ賭けをしない?」
P「賭け?」
渚「勝負は1on1三本勝負。賭けの内容は……私が勝ったら、プロデューサーは結婚を諦める、ってねッ!」
P「……え?」
渚「さァ、行くよッ!!」
P(俺の返事も聞かず、渚は勝負を仕掛けてきた)
P(戸惑いながらも体は覚えているもので、俺はすかさず動いてボールを奪おうと試みた)
P(結婚のことがなくとも全力を尽くして応対するのが礼儀だと、渚との約束だと、心もすぐに勝負の中へと埋没した)
P(そして……)
みんなの評価 : ★★
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