元スレ勇者「 最終的に頼りになるのは自分の力だ」2
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401 :
そら両親でも気付かんわな
402 :
これがとんでもない速度で動いたら風で周りのやつら吹っ飛びそうだな
403 :
乙でした
404 :
>>392
むしろ壁殴る原因作る側だけどなww
405 :
次の投下も土曜か日曜。
素手勇者そこまでマッチョじゃないかも(笑)
406 :
ふっ
俺の現役時代を思い出す
407 :
そりゃあ本当にゴリラなみの体格だったら、貰い物のレア鎧なんてサイズが合わないものも有るだろうなw
408 :
きりのいいとこまでかいたので投下するよ
409 = 1 :
【 勇者の自宅 】
勇者「よし、封印の鎧にメガンテの指輪腕輪を装備
そんでもってこのほしふる腕輪をつけて
完璧だ!」
勇者「あとは錬金釜をっと…」
勇者「じゃ、いってきます!!」
【 教会前 】
勇者「本日より、討伐任務が入ります勇者です!!
よろしくお願いします!!」
「わーすごい筋肉ー」
「顔はいいほうよね?」
「私素手勇者君とパーティ組もうかなー」
わいわい
きゃいきゃい
弓使い「よろしくな、勇者。
王様からの手紙で俺も知ったよ。」
戦士「ふふ、私もですわ。よろしくお願いします」
勇者「うん、よろしく」
弓使い「まず、任務につくばしょだが
主に北の国周辺、特に配置に重要なのが西と東に向かう旅の道だ。
その2つに戦力を集中させている。」
戦士「私と弓使いさんは、それぞれわかれて西と東にいますが
素手勇者さんには南の草原の方をお願いしたいですわ。」
勇者「お、いいよ。南のほうはよくスライムと戦う時に鍛えたからね。」
弓使い「わかった。頼む。」
戦士「あと、西と東のルートの方はともかく
それ以外の草原エリアは、まだ調査していない所もありますし
遠出はなるべく控えて欲しいのです。」
弓使い「その周辺の魔物が減り次第、拠点もふやして
徐々に討伐完了地域を広めていくつもりだ。」
410 = 1 :
弓使い「といっても東と西のルートの安全が確保しない限り
草原の方は各自で対応するしか無い。」
戦士「素手勇者さんの腕を見込んで、草原のほうの魔物をたいじしてほしいのですが」
勇者「いいよ。無理せずにやってくるさ。」
弓使い「すまんな。じゃあ準備ができ次第南に向かってくれ。
一応南にも中継所があるから、そこを拠点に行動になるな。」
勇者「OK」
弓使い「それじゃあ、幸運を祈る。」
【 それぞれ集まった城の兵士達、元北の勇者部隊のメンバー、新人などは
各自の持ち場に移動していった 】
勇者「あっそうだ。」
【 教会 】
僧侶「あっ勇者!聞いたわよ!任務に参加するって」
勇者「うん、それでね。これを僧侶に預かってて欲しいんだ。」
僧侶「釜?」
勇者「錬金釜。魔法の国で貰ったプレゼントさ。
アイテムを合成して便利なものに替えてくれる。
たとえば、薬草×2だと…」
僧侶「?」
【 勇者は錬金釜で「上やくそう」をつくった!! 】
僧侶「おお!なにこれ!?」
勇者「ね?すごいでしょ。
上やくそうなら、やくそう2個つかうより効果が良いし
これをつかって、ケガした人達の治療に当たってくれ。
治りが速い分、僧侶の仕事の負担も減るしね」
僧侶「あ、ありがとう。わあ…れんきんがまか……、すごいわ!」
勇者「あとこれ、やくそう系のレシピ!
僕が今まで試してできた便利なもの。
手軽に入る材料でつくるものだからどんどん使ってくれ!!」
僧侶「う、うん!わかった!!」
勇者「じゃ、任務にいってきます!!」ビシッ
僧侶「りょ、了解!ふふっ」
【 勇者は南の方の草原にむかった!! 】
411 :
スライムナイト「うおおおおおおおおおお!!!」
勇者「だおらああああ!!!」ババババババババババンン!!!!!
どがががががががががが!!!!
【 勇者の超高速で打ち出された「ばくれつ拳」の嵐がナイトをふっとばす!! 】
ナイト「が!?」
勇者「す、すごい…!こんなにもはやいなんてっ!」
勇者「うおおおおおおおおおっっっ!!!」 ッッッッッッッッッッシュボ!!!
ナイト「!!」
ド ガ ン ッッッ!!
【 ナイトの顔が吹っ飛んだ!! 】
ナイト「…っ」 あたふた
勇者「か、かぶとがなくなって、首から上が生えてない…
やっぱりスライムが中に…」
ナイト「!」 ぬるぬるっ!
【 スライムナイトの体内から、ナイトスライムが出ようとしている!! 】
ナイトスライム … スライムナイトをあやつる、大きなスライム。
素手勇者命名。
勇者「! 逃がすか!!」 シュバ!!
がしっ!!
ナイト「!?」
【 勇者はナイトにおんぶするようにとびかかった! 】
勇者「おらああ!!」 ずぼっっっ!!!
【 勇者は、ぽっかり空いた胴体の首の穴に腕を突っ込んだ!! 】
スライム「!」
【 スライムは逃げられない!! 】
412 = 1 :
勇者「おりゃあああああああああああ!!!」
【 勇者は突っ込んだ腕からメラを発射した!! 】
BRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRRR!!!!
【 とてつもない速さと連射になったメラが、
スライムナイトの体内で爆裂し合う!! 】
ボゴッッ ボゴン!! ボゴオオオ!!
ナイト「!」
【 スライムナイトの体が膨張した!! 】
勇者「よし!!まずスライムナイトの有効な倒し方はこれで…」
ばっっっちょおおおおおおおおおおんんん!!!
【 スライムナイトは爆裂した!! 】
【 爆裂したスライムが勇者に思いっきり降り掛かった!! 】
【 勇者はかなりのスライムまみれになってしまった! 】
勇者「……」 ねっちょおおお~~~…ん
【 南の中継所 】
兵士A「おい!城の方角からバカでかいスライムがきたぞ!!」
兵士B「なにい!?討伐だ!!」
勇者「ま、まって!僕は悪い魔物じゃないです!!
人間です!!」
兵士達「………」
413 = 1 :
【 南の中継所 】
わいわい
がやがや
勇者「昨日は恥ずかしかった…
気を引き締めないと…」
「ねえねえ聞いた?」
「うん聞いた。スライムまみれの素手勇者さんでしょ?」
「ナイトに素手で挑むって相当度胸が無いとできないよねー」
「というか、遠くから魔法当てれば良いのに」
「そういえばあの人ってなんで素手で戦おうと思ったんだろう」
「ねー」
勇者「………」
【 中継所 武器庫 】
勇者「お、はがねのグローブが置いてある!
すみませーん!僕このグローブ装備していきます!!」
管理人「あいよ。」
【 中継所 】
兵士C「君が王様から連絡の入った素手勇者君だね?」
勇者「はい」
兵士C「聞いたと思うけど、オレたちはここに中継所をつくり
徐々に討伐地域を広めている。」
兵士C「絶対に無理をせずに任務に当たってくれ」
勇者「はい!」
兵士C「一応医療器具などもそろってるからね」
勇者「了解しました!」
兵士C「(しかし素手で戦うとはすごいな…)」
414 = 1 :
【 中継所 】出口
勇者「ここの中継所は、城から歩いて数十分くらいの所
なにかあってもすぐ戻れるな。」
勇者「と、いってもここら辺は前にもきた事がある場所。」
勇者「でもここから更に南はあんまり言った覚えも無いし
ドラキーとかホイミスライムではなく、今ではどんなモンスターが出て来るやら…」
勇者「…よし、封印の鎧とかのテストも出来るし
いざというときのための修行にもなるな!」
勇者「無理せずにがんばるぞ!」
勇者「うおーーーーー!!!」
【 勇者は戦い続けた 】
【 スライムナイト×3があらわれた!! 】
勇者「うおおおおおお!!!」 ドガ!!バキ!! バババババババ!!!
【 ベホイミスライムがあらわれた!! 】
勇者「うりやあああああああああああ!!!」 バゴオオオオン!!
【 メタルスライムがあらわれた!! 】
【 しかしメタルスライムはすぐに逃げ出した!! 】
勇者「…」
【 キラーパンサーがあらわれた!! 】
勇者「アッパーをくらえええええ!!」
【 アルゴリザードがあらわれた!! 】
勇者「!?」
【 勇者は辺りを散策しながら、出会った魔物を1匹ずつ確実に
倒していった 】
【 どんなに良い装備を身につけていても、素手勇者の疲労はどんどん溜まっていった 】
【 中継所 】
勇者「ぜえ…ぜえ…」
医療兵士「おい!大丈夫か!?かなり疲れてるようだが…」
勇者「ちょっと、走ったりしたもんですから…」
415 = 1 :
【 勇者は個室テントで休んだ! 】
勇者「(…いま、この鎧にはエーススライムが封印されている)」
勇者「(ちょっと危険だけど、どのくらい封印されているか確かめよう)」
【 翌朝 】
勇者「ふわ~あ、良く寝た。」
勇者「っ!鎧は!?」
【 エーススライムの鎧は綺麗な青色をしている 】
勇者「なるほど…封印されたらずっと封印かな?」
勇者「そう言う事にしておこう」
【 こうして2週間程、勇者は任務に就いていた 】
【 やがて… 】
魔物の群れ「ぐぽおおおおおっっっ!!」
勇者「おらおらおらおらああああ!!!!」ぶおん!ぶおん!!
【 真空波の嵐が、魔物達を切り刻む!! 】
魔物達「ギャアアアアアア!!!」
勇者「おいおい、こんなにたくさんの魔物がいるなんて…
もしこいつらが北の国にでも行ったら大変だぞ…」
兵士「ええ、なんだか最近魔物がどんどん強くなってるような気がしますし」
勇者「そんなことあってたまるか。
先週なんてスライムナイトが10体も教会近くであらわれたときは
大変だったし」
兵士「丁度、魔法の国の勇者さん達がいてくれて助かりましたね。
ギガデインであっというまでした。」
勇者「……」
416 = 1 :
【 その日のお昼 】
【 教会 】
僧侶「あっ勇者!」
勇者「よっ。錬金釜のほうはどんな感じ?」
僧侶「それがすごいのよ!
前より、格段に治療時間が短縮されてその分他の事やれる時間が増えてね。
色々な兵士さんや勇者様達への食事を考えたりとか
掃除の方も、それにお祈りもたくさんできるようになったよ。」
勇者「はははっよかったじゃん!」
僧侶「勇者があれを貸してくれだよ。
みんな驚いてたよ。上薬草がたくさん手に入ることに」
勇者「最近物騒だからね……やくそうは1個でも貴重だよ。
じゃ、物資も集め終わったから中継所に戻るね。
僧侶も気をつけて。」
僧侶「うん、ありがとう♪勇者も無理しないでね。」
勇者「うん」
戦士「ぐぬぬ…」」
弓使い「?」
417 = 1 :
【 教会 外 】
魔法使い「あら、素手勇者じゃない。久しぶり。」
勇者「あ!魔法使い!!」
勇者「魔法の国の人も援軍できてくれたって聞いたもんでさ。
キミに会えるとは思わなかったよ。」
魔法使い「ええ、そうね。」
勇者「…ぼく、王様から聞いたんだけど行方不明の部隊の情報なにか掴めた?」
魔法使い「あなた知ってたの…?
それだけどまだ来たばかりだし収穫はナシよ。」
勇者「……そうか。」
魔法使い「………」
勇者「僕はいま南の方の中継所で任務に当たってる。
なにかあったら僕も手伝うよ。」
魔法使い「…ありがとう」
418 = 1 :
【 更に1週間後 】
バブルスライム「ぴきー!!」
門番「バブルスライムが中継所に侵入したぞ!!」
兵士「!! 武器庫に逃げたぞ!!オエー!!!」
勇者「くっそお!!いつの間に!!
あいつが食べ物に触れると腐っちまうからはやくやっつけるぞ!!」
「「おおー!!」」
【 武器庫 】
バブルスライム「う、うぐぐ…」
勇者「な、なんだ?」
【 バブルスライムの体が変化していった 】
勇者「!?」
ナイトスライム「PGRRRRRRR!!!!」 シュバッッ!!
【 なんとバブルスライムは、ナイトスライムに進化した!! 】
【 そして… 】
勇者「ば、ばかな!!それに鎧の中に入りやがった!!
まさか…」
ぬるん! ぎぎ…ぎぎぎ…!!
ナイト「グオオオオオオッッッッッ!!!」
兵士「うわあああああ!!!」
突撃勇者「なんだ!?どうした!!
うおっっ!スライムナイト!?」
勇者「ば、バブルスライムが鎧に入った途端アレになった!!
とにかくやっつけよう!!」
突撃勇者「お、おう!!」
419 = 1 :
【 1時間後… 】
【 南の中継所 】
【 勇者達はスライムナイトをやっつけた 】
勇者「はあー、一時はどうなる事かと」
突撃「しかしよ俺は、アンタが来る前からこの任務についていたが
こんな事態は初めてだぜ」
勇者「僕もさ。…でも色々とわかったことがある。」
突撃「あん?」
勇者「スライムナイトはバブルスライムがナイトスライムに進化し
鎧に入り込んで生まれるんだ。」
突撃「魔物が進化!?バカ言え!!そんな話聞いた事も無い!!」
勇者「僕は見たんだ!!
…とにかく、バブルスライムを鎧に近づけては行けない事がわかった。」
突撃「よくわかんねーけど…まあ用心にこした事はねえな。」
勇者「うん」
突撃「じゃ、俺偵察にいってくるわ」
勇者「うん、僕もお昼食べたらいって来る」
【 中継所から更に南 】
勇者「もうすぐ1ヶ月たつな、この任務について。」
勇者「毎日魔物と戦ってばかりだ。」
勇者「……」
勇者「確かに魔物が強くなってるような気もする。
スライムナイトなんてもう何十体も見たぞ。」
勇者「…逆にエーススライムがほとんど見なくなった。
どういうことだ?」
勇者「本当に大丈夫だろうか、この国一帯は」
【 勇者は辺りを散策した 】
420 = 1 :
勇者「!!…遠くにいるのは、あれゴーレムか!?」
勇者「そんなバカな…!あんなやつがこんなのどかな所に…」
勇者「……やるしかない」
ドガ!! グドン!! GAAAAHHHHHHHHH!!!
ドウン!!ドウン!! ドガガがガガがガッガア!!!
っっ!! …っ
【 1時間後 】
【 さらに南 】 【 崖~川 】
勇者「おっと崖か…」
勇者「広い崖だな…向こうに行くのに迂回したら時間がかかりそうだ。」
勇者「おっ、さっそく下り坂を発見!」
【 勇者は崖を下った。 】
【 崖下の川 】
勇者「川か…綺麗な色をしてる。」
勇者「…………」
勇者「………」
勇者「魔物がいる気配がしないな。」
勇者「なんもないところだな、この崖」
勇者「うーん、どうしようか」
勇者「あ、でも魔物が凶暴化した原因とかどこかにあるかな?」
勇者「………」
勇者「まあ、とりあえず川に沿って移動しよう。」
421 = 1 :
【 10分後 】
【 崖下のほこら 】
勇者「?」
勇者「ほこらだ。」
【 勇者は中をのぞいた 】
勇者「なんだここ」
勇者「なんもないし」
勇者「…ふう、ちょっと休憩するかな。」
勇者「お、よく見たらおくに台座がある。
うん??」
【 台座には文字が書いてある 】
【 汚 れ な き 純血 を こ こ に 】
勇者「けがれなき…じゅんけつを、ここに……」
勇者「……」
勇者「……」
勇者「……」
勇者「は?なんのことだ??」
勇者「ここ、遺跡かなにか??
ほこらなのに。」
勇者「まさかこれが魔物が凶暴化してる原因なわけないよな」
きょろきょろ
【 勇者は辺りを見渡した 】
勇者「やっぱなんにもないし」
勇者「とりあえず休憩して帰ろうかな」
422 = 1 :
ピカッッッ!!ゴロゴロ!!!
ガシャアアアアアアアン
勇者「げ!?」
ビシャアアアア!!!
勇者「うわーーーー!!!雨かよ!!」
ゴロゴロ…!!
ピカッッッ!!
ザー
ザー
ザー
ザー
勇者「うわあ…」
勇者「これじゃ、今帰っても風邪引くだろうな。
ほしふる腕輪つけてるとはいえ…」
勇者「どうせ通り雨だろう、止むまで待とう」
【 数時間後 】
勇者「うそだあ…なんで夜まで降ったんだよ。」
勇者「うう…お腹すいたな。」
【 勇者はほこらから出た 】
423 = 1 :
がさがさっ
勇者「だれだ!?」
???「!」
ビチャビチャっ
【 ぬかるんだ泥の地面を何かが走っていく音が聞こえた 】
【 しかも勇者の問いかけに対し、逃げているようにも見えた 】
勇者「誰だ!!待て!!」
ビチャビチャッッ!!
???「っっ!!」 シュン!!
勇者「…あれ?」
勇者「どこだ!!出てこい!!」
キョロキョロ…
勇者「ん?」
勇者「なんか…見えたぞ、崖の壁際にある岩の隙間から」
【 勇者は壁際に置いてある大きな岩を見た! 】
424 = 1 :
勇者「あ!!こ、これは!!!」
【 岩の裏…普通に歩いてたら見逃しそうな場所にソレはあった 】
【 どこかで見た事があった魔方陣… 】
勇者「ま、まさかあの盗賊女!!こんなところにまで来てたって言うのか!?
あ、そうか!!あのほこらの文章!!
あれって宝の在処を示すものだったのか!!
うおおおおおお!!!」
【 勇者は、移動用の魔方陣に飛び込んだ!! 】
ギュオン!!!
【 勇者の体が、魔方陣に吸い込まれた!! 】
勇者「うおおおおおおおおおっっっ!?」
【 北の城 】 王の間 時刻PM22:00
ずででん!!
勇者「あいたあ!?」
勇者「くそ!盗賊め!!もうにがさない…ぞ??」
【 勇者は一瞬頭が混乱して何も言葉が出なかった 】
425 = 1 :
勇者「……えっ?」
勇者「なんで??」
勇者「え?え?ええええ?
さっき、僕南の方にいたのに…」
勇者「え?なんで??」
【 勇者は辺りを見回した 】
【 しかし誰もいない 】
【 王の部屋 】
勇者「なんで僕…王様の部屋にいるんだろう」
勇者「…あ、そうか!
盗賊が城に移動呪文を作って、あの場所が逃げれる所だったんだな!!」
勇者「くそ!!盗賊女め!!」
かたっ
【 部屋の支柱のあたりから音がした 】
勇者「!!そこにいたのか!!賊め!!」
…っ
426 = 1 :
勇者「出てこいっ まだ何も盗んでいないなら
痛めつけないでおいてやる」
じりじり…
勇者「こんな移動用呪文をいつ仕掛けたのかわからないが…
とにかく観念するんだな。」
勇者「魔物が活性化してて忙しいときを狙ったのかもしれないが残念だったな。」
???「ゆ、勇者よ…何を言っておるのじゃ」
勇者「あれ?」
北の王「わしだよ」
勇者「え!?あれ!!王様!!?
ぞ、賊は…!!この部屋に侵入した盗賊は!?」
北の王「な、何を言っとるんじゃ…」
北の王「おぬしが急にあらわれたからビックリして隠れたんじゃ…」
勇者「あ、いえ…すみません!!」
北の王「なにがあったのか知らんが、ここには誰も来とらんよ。」
勇者「ご、ごめんなさい…!」ふるふる
北の王「まあまあ、そこに座りなさい。
今飲み物を持って来るぞい、冷えた体には暖かい飲み物がいいぞい。」
勇者「あ、ありがとうございます。」
427 = 1 :
【 休憩中… 】
北の王「ほれ、ゆっくり召し上がれ」
勇者「あ、ありがとうございます!!」ぐびっ
ビリビリッッ!
勇者「うげ!」
北の王「…」
勇者「うわ!これって東の国で飲んだ刺激ジュースだ!!」
北の王「…っ」
勇者「王様もこの刺激ジュースが好きなんですか?」
北の王「ん?まあな…最近ウワサで聞いて取り寄せたんじゃ。
勇者がビックリすると思ってな」
北の王「おいしいお菓子もある。
話はその後で聞くとしようかの。」
北の王「ほっほっ HO ホ 」
ガチャ バタム
428 :
魔物が化けているのか
429 = 1 :
ガチャ バタム
勇者「…グビっ」
ビリビリビリッッッ
勇者「…うん、うまい」
勇者「…ん?手帳…??」
【 ふと、勇者は近くにあった手帳を手に取った 】
【 それを見た勇者は… 】
【 ふとした好奇心で、ぱらぱらと除いてしまった 】
【 それは…大臣の日記だった 】
勇者「あっ大臣の日記だ」
【 ぱらぱらとめくった勇者は最後にとぎれたページを見た 】
勇者「…ん?」
【 私は王様に入浴の時間をいつもより少し早めになって教えにいき、
部屋の隙間から少し声がしたのを聞いて、ちょっとだけ中を見ただけだった。
そう、ほかの人がよくするちょっとした好奇心からだった。
王様は バケモノに変身していた
しんじられない しんじられない
ああ 神よ これは悪夢に違いない
だが、あの光景がわすれられない
王様がバケモノになり、王様の部屋に突如あらわれたローブを着た女性の顔をした
悪 魔 と
:,: :(::)
/⌒''⌒) :,,゜ ' ,,,,,,,
(:::::::::::::::!' (::::::)
ヽ::::::::';''' ''`` 。
τ'::/ .;:
)/
。 ' 、 ;: 。
`'''`~''・ ' `
f''`⌒( ,,,, !:(',,,,、 ::,,,,,、...
,!,,,、( /::τ ノ:::::::::::::::::) 。 !::::::::::`! 、
:.、 !:::( ノ::`! o (::::::::::::::::::τ (:::,,;,;,、; 。
゜ (/ ⌒・ . ・、;::::::::::::;;.;`` ''
,,、.. // ノ' //'''`'`'` ` ..,,.. _,,,.、 ・ ,, ...:・..
π /;::::::::(,.,.(;;;::::( ,,., ・っ ;,;;( ):::::;. c::── '`'''::::::::::;''
):::::::::::::::::::::::::::/ '''''` ` '` ⌒ ` !.:::τ'' ``
τ !::::::::::::::::::::::::::::)/,,,,, γ :'`'``:!
430 = 1 :
【 残りのページは血で少し汚れてて読めない 】
勇者「………」
勇者「………」 たらっ
勇者「へ?」
北の王「…見てしまったなあ。人間よ。」にまり
勇者「……王、さま?」
【 ふと王様が出てきた、部屋の方を見た。
大臣の部屋に通じる扉が、少しだけ開いていた。
誰かのちぎれた腕と血だまりが見えた 】
王様「うん が、悪いとしか いいようがないの。 」
【 王様の姿…王様の肌がみるみる青くなる 】
王様「まさか 待ち合わせの時間 に おぬしが いるとは 」
【 王様の頭からツノがはえ、顔も厳つい獣のような風貌になった 】
ヘルバトラー「しかし すでに ときは きた」
勇者「……っ!?」
ヘルバトラー「 きげんが いいのじゃ 死ぬ前に おしえて やろ う か の 」
ヘルバトラー「 どうしようか の? 」
勇者「……」
ヘルバトラー「ぎゃはははははははははっはははははは!!」
つづく
431 :
いいとこで切るねー
期待
432 = 1 :
IDがエロだった
次はたぶん土曜です
433 :
北の王様はいい人だと思ってたのに・・・
もしくはどこかで入れ替わったのかな
434 :
きっと王様はくしゃみの後に「まもの」をつけていたに違いない
その時に気付いていれば……!
435 :
>>434
懐かしいなおいww
436 :
おっつううううううう
437 :
>>434
なつかしすぎワロタ
438 :
乙でした
439 :
>>432
それは僧侶とのエロを書けとの神々による云々‥
440 :
ちょいちょい入ってくるメタルスライムのネタとか好きだわぁ(*´д`*)
で、神の啓示があったというエロ描写はまだかね
442 :
今日はエロと聞いて
443 :
エロ要因は戦士勇者♀だけでいい、というのが個人的希望
444 :
せっかくなので最後まで描いて一気にとうかします。しばしお待ちを。
いまかいてるところで投下して切ったら、かなり中途半端なので。
445 :
魔法王とのエロを期待して幾年月
444って不吉ね。
446 :
了解
舞ってる
448 :
最終話投下です
450 = 1 :
勇者「なっ!?な…なんだ!?王様!?」
バトラー「がはははははははっっっ!!」
勇者「うっ……」
バトラー「にやにや」
勇者「おまえ!!王様を…王様をどこにやった!?」
バトラー「おや、私が王様だったのだが…」 こきこき
勇者「嘘をつくな!!」 ぐっ…
バトラー「ぐっふふふふ…」にやり
勇者「なんなんだ!?大臣も…どうなってるんだ!?」
勇者「僕は夢でも見てるのか!?」
バトラー「いいや、見てないとおもうぞい?
これは現実じゃ、認めたくないから夢だと思い込んでる…
そうじゃろ素手勇者??」
勇者「っ」
バトラー「はははははははは。
しかし、今日は運がいいのか悪いのかわからんわい…!
昨日大臣に、あいつと会ってる所を見られ
先程殺してアイツと連絡を取りにいこうとしたら
今度はお主にみられるとはの…ほっほっほっほっほ」
バトラー「さすが素手勇者じゃ。」
勇者「……」
【 勇者は絶望した 】
【 口調、見た目はバケモノになっていても「王様」ということが
本能でわかってしまったのだから… 】
勇者「(いま、こいつの来てる服…体が大きくなってるせいで
所々破けてるけど…)」
勇者「(足下が泥で汚れてる…
さっき僕がいた場所は…地面がぬかるんでいた!)」
勇者「(あああああ!なんなんだよもう!!本当にコレは現実なのか!?)」
勇者「(信じられない!!今までぼくたちは魔物に騙されていたのか!?)」
バトラー「のう勇者?ワシは本当に偽物だと思うか??」
勇者「…っ」
バトラー「…残念ながらホンモノじゃ。
わしはの…元から魔物なんじゃ!
化けてるのは人間のほうだったというわけだぁ!
ぎゃははははははははは!!」
勇者「く、くそがあああ!!!!!」)
バトラー「ふんぬっっっ!!」
勇者「!?」
【 ヘルバトラーのきりさく攻撃!! 】
【 勇者は間一髪でかわした! 』
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