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    元スレ勇者「 最終的に頼りになるのは自分の力だ」2

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    101 :

    乙でした

    102 :

    ちょっとだけ載せます

    103 = 1 :





    勇者「 ぐごー」

    勇者「ぐがっ……」

    勇者「……ん」

    勇者「………ん?」

    勇者「……さっむうう!!寒い!!」

    勇者「うう…なんだ?」

     【 勇者は辺りを見渡した。 】

    勇者「あれ?」

    勇者「お宝勇者ちゃん??」

    勇者「……ん?道具がない。
       錬金釜もだ。
       あれ?なんで??」

    勇者「ていうか僕いつのまに寝たんだ?
       たしか…」

    勇者「あっそうだよ、お茶飲んで暖まるって言われて…」

    勇者「そしたら眠くなって…」

    勇者「…起きたら鎧来てないし、道具もない
       ライトセーバーも無い…っ
       お金も……あれ!?ない!!1Gたりともない!!!!
       錬金釜も…………」

    勇者「あるのはグローブ、リング2つに封印のよろい…」

    勇者「………」

    勇者「……」

    勇者「……」

    勇者「……」

    勇者「……なんだか嫌な予感がするぞ」 がちゃがちゃ


    【 勇者は封印のよろいに着替えた 】

    104 = 1 :



    【 宿屋のロビー 】

    勇者「すみません!黒いフードを被った女の子なんですけど!
       昨日僕と一緒に泊まりにきた子なんですけど、
       何か荷物を持ってここから出て行きましたか?!」

    主人「黒いフードの女の子?
       ああ、確かにその子なら朝方に宿を出てったよ。   
       なんだか大きい袋を持ってたけど」

    勇者「………まじですか?」

    主人「どしたの?」

    勇者「昨日その子からお茶を貰って飲んだら急に眠くなって
       起きたら、荷物がほとんどなくなってました。お金もありません。」

    主人「あー…そりゃお前さん、ほぼ…やられたね」

    勇者「…………」

    主人「盗まれた…と思うよ?」

    勇者「………っ」

    主人「出て行く時何か言われたかい?
       言われてないならもう…」

    勇者「あのやろおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっ!!!!」

    主人「も、もう手遅れかもよ?今頃どこかの店に売られたか…」

    勇者「……探して来るっっっっっっ!!くそが!!」 ドギュンッッッ!!


    主人「うお!?はやっっ!」


    105 = 1 :



    【 町中 】

     【 東の国 … 商業の国と呼ばれている
       
             元々は普通の国だったが、後にせいすいの儀式で多くの勇者がこの地で生まれ
             パーティを組み、旅に出て、付近の魔物が退治され続けていったため
             物流や農業などが安定し、商人や旅人がこの国に多く出入りできるようになった。      
             そのためか、今では色々な商売でにぎわう国となった。
      
             ただし、この国にくるまでは山か砂漠…中央樹海付近の荒れ地を通らなければならないが
             凶暴な魔物の減少とルーラを覚えた商人隊…強力な武器防具もあるので、ほとんどもんだいになっていない。 】


     【 むしろ素手勇者のように「武器をもたず1人でくる」という人間は1人としていないので
       素手勇者からすれば少し大変な道のりである 】




     ドドドドドドドドドドド!!!!!
       


    うわっ なんだ?

    だれかはしってるよー

    元気あるねー

    でもなんかすっごい形相だったよ。

    こわいねー

    もうみえなくなっちゃった。



    勇者「うわああああああああっっっっ!!くそっっ!!盗まれた!!」

    106 = 1 :


    【 武器の店 】

    店主「白い剣??さーな、うちには売られてないよ。
       君この国初めてかい?ここは盗賊もいるから気をつけないよ。」

    勇者「と、盗賊…」

    店主「この国は商業としては成り立ってるんだけどね…」



    【 防具の店 】

    店主「ドラゴンメイル??そんな高価なものウチではあつかってないし
       買い取るのもちょっとね…」

    勇者「そうですか…」

    店主「でもあんたのはなしじゃ、その鎧って汚れや傷でボロボロなんだろ?
       だったら防具よりも道具の素材で売られてるかもしれないよ。
       防具としての機能をもたないなら道具屋に売られてるかもね。」

    勇者「あ、ありがとうございます!!
       やった!!」 ドギュンッッ!!!

    店主「うわっマッチョなわりに速いのね…」


    【 道具屋 】

    店主「ドラゴンメイルの素材……悪いが今日、見せにきたのはアンタが最初だよ……」

    勇者「うっ…そうですか。」

    店主「ま、気を落とす出ない。
       きっとまだこの国から出る事なんて無いだろうよ。」

    勇者「くそっ…」

    店主「しかしその錬金釜ってのは…もし君の言う通りホンモノなら
       誰も答えてくれないんじゃないかな?」

    勇者「え?」

    店主「だってそんな超便利なアイテム誰も売ろうとしないんじゃないかな?
       逆に自分でアイテム合成しまくって転売するよ。」

    勇者「あー……」

    店主「たとえ、売られていたとしても
       その人も答えないと思うよ。
       私だってそんなの売られたら、絶対他の人には売らないし
       店頭にも並ばせない。

    107 = 1 :


    勇者「………」じーっ

    店主「…私をうたがってるのかね?」

    勇者「いえ…」

    店主「とにかく国の兵士に言ったほうがいいよ。
       最近物騒だからね…」

    勇者「物騒?」

    店主「言葉の通り
       さ、もし買いたいのがあったら見ていきなよ。
       お金さえ後で持ってくれば、とっといて上げるよ。」

    勇者「…いえ、色々とありがとうございました。」

    店主「そうかい」






    店主「ありゃ、モノを大事にする人間の目だね。
       気の毒に…」





    【 それから一日中、素手勇者はありとあらゆる店を探しまわったが
      大切なライトセーバーと錬金釜は見つからなかった… 】

    108 = 1 :


    勇者「はあ…」

    勇者「……」

    勇者「……あ、宿代を稼がないと」

    勇者「……魔物でも倒してこよう」




    【 東の国 】  外

     夕方


    勇者「って落ち込んでる場合じゃないな!
       もうすぐ暗くなるし宿代がなければ、道具を毎日探しにいけなくなる!!」

    勇者「お金をもってそうな魔物…いてほしい」




    踊る宝石「キラ☆」

    勇者「……うおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!」

    踊る宝石「!?」 だかだかっ!


     【 踊る宝石は逃げ出した! 】


    勇者「逃がすかよ!!」 ぽいっ

     【 勇者はメタルグローブを外した!! 】

    勇者「…軽いっ!!なんだか体が軽いぞ!!」  ギュインッッ!!

    踊る宝石「ッッッッッッッG!?」 

    勇者「捕まえた!!!!」  がしっ

    踊る宝石「GYAHHHHHHH!!!!!」

    勇者「うおおおおおおおおおおおっっっ!!」 ぶんッッッッ!


     【 勇者は踊る宝石を、地面に叩き付けた!! 】


    踊る宝石「」


     【 踊る宝石をやっつけた! 】


    勇者「…よし、これで宿に泊まっていけれるぞ。」

    勇者「…あっ」

    勇者「しまった……力を入れすぎて、踊る宝石のもってる
       宝石が粉々になってしまった。」

    勇者「で、でも大丈夫だよね。宿代ぐらいはあるはずさ。」

    勇者「……」

    勇者「……とにかく魔物ならなんでもいいから倒そう。」



     【 しかし、1時間くらい辺りを散歩しても魔物は出てこなかった… 】

    109 = 1 :



    勇者「くそがっっっ!!
       絶対に許さないぞ…お宝勇者!!いや、盗賊勇者がいいか。
       くっそおおおお…人のものを盗むなんて、なんてやつだっっ!!」


    勇者「……はあ」



    【 翌日 】 東の城

    【 盗難物取り扱い部屋 】


    兵士「なるほど、黒いフードの女の子に白い剣と錬金釜を……」

    勇者「はい…」

    兵士「よし、さっそくこの件も捜索にだすよ。
       最近盗難事件が多いし、早く見つけるようにしますよ。」

    勇者「お願いします!!」

    兵士「ええ。」



    【 商店街 】

    勇者「これで安心……とはいえないな。
       2つとも僕の大切な宝物だ。
       絶対に取り返して……いや返してもらうが正解かな。」

    勇者「今日も探そう。
       見てない所は…と」


     【 勇者は街を探し続けた! 】




     【 しかし… 】



    勇者「くそっ見つからない…」

    勇者「あ、そうだ…」

    110 = 1 :



    【 教会 】



    勇者「こんにちはー」

    僧侶「こんにちは…って素手勇者君ではないですか!
       どうぞどうぞいらっしゃい!」

    勇者「ははは…」

    僧侶「?」



     【 勇者は事情を説明した 】


    僧侶「ええ!?お宝勇者殿が!?」

    勇者「信じられないけどさ、盗賊だったよ。
       違うかなと思ったけど盗まれてから、一度も会ってない。」

    勇者「思えば、砂漠のときから僕の持ち物をずっと見てたしたぶん…間違いない」

    僧侶「そんなバカな…ああ、神よ。」

    勇者「それで何か知ってるかな…って思って
       教会を探して、ここにきてみたんだけど」

    僧侶「力及ばず申し訳ない…!
       私はここにきてから、ずっと礼拝堂でお参りをしていましたので…
       一度も外には…」

    勇者「そうだったのか…」

    僧侶「…よければ、お参りをしますか?
       はやく大事なものがみつかるようにと」

    勇者「そうする、ありがとう。」

    僧侶「いえいえ」


    【 しばらくして… 】


    僧侶「では私も、何かてがかりがありましたら知らせにいきます。」

    勇者「うん、ありがとう。」

    僧侶「あなたに神の正しき導きがあらんことをっ」

    勇者「(…よし、探しにいくかな)」

    111 = 1 :



     【 勇者は再び町中を探した… 】


    「うーん知らないな…」

    「そういう剣は見た事無いよ。」

    「ドラゴンメイルなんて高級なもん盗まれたな…気の毒に」

    「悪いけどごめんね…」

    「あーらカワイイ坊や♪ねえちょっとそこの店にでも…」

    勇者「い、いえ!結構です!!」 ドキュン!!!

     【 勇者は逃げ出した! 】



    【 商店街 】

     わいわい…

          がやがや…




    勇者「くそ…っ見つからないぞ」

    勇者「はあ…どこだよもう。」











    ???「………おい、あいつだ。
        あの銀色のグローブしてて筋肉モリモリのガキ」

    ???「ああ、白い剣をさがしてるってやつか」

    ???「これ以上嗅ぎ回らないようにしないとな」

    ???「…やつが出入りしている宿の情報も入手した。」

    ???「よし、今夜やつを始末する」

    ???「了解」

    112 = 1 :


    【 東の国 夜 】

     わいわい

          がやがや




    勇者「夜でも賑やかだな…この国は」

    勇者「はあ…結局昼は探して夕方は魔物倒して生活費を稼いで…
       早く見つかるといいんだけどな……」


    勇者「…帰ろう。」 とぼとぼ

    勇者「あ、ルイーダの酒場で持ち物探してくれる相手を…
       って出来るのかなそんなこと」

    勇者「まあいいや。寝よ寝よ。」 とぼとぼ






     【 宿 】


    主人「ああ、おかえり」

    勇者「…戻りました」

    主人「その様子じゃ見つからないみたいだね」

    勇者「はい…」

    主人「でも、このまま見つからない方が逆に良いかもしれないよ。」

    勇者「えっ?何でですか!?」

    主人「ウワサだと、失くしたモノを探す人には呪いがかかるみたいな…
       不審死も時々あるみたいで…」

    勇者「え!?」

    主人「う、ウワサだよ!?さすがに誰かがおもしろがって流してると思うけど
       ほら、そういうの聞いて探す気をなくさせるセコい手を考える人とかいるかも…」

    113 = 1 :


    勇者「むう…なんかやだな。」

    主人「お城の兵士さんには言ったんだよね?
       兵士さんに任せてもいいんじゃないかな?」

    勇者「…それでも自分で見つけたいですよ。」

    主人「……その気持ちわかるよ。
       私も元商人だからね。」

    勇者「ありがとうございます。…おやすみなさい。」

    主人「ああ、おやすみ」








    【 勇者の部屋 】


     【 勇者はシャワーを浴びた! 】




    勇者「あーっ良い湯だった…。」


    勇者「はあ……。明日も探さないと…。
       帰りに買っておいたジュースでも飲むかな」


     【 勇者は机に置いといたジュース入りの瓶を口に含んだ 】


     きゅぽんっ

     【 勇者は栓を抜く 】


     ぐびっ

    勇者「…ん?」



     ビリビリッッ!!


     【 口に含んだジュースから痺れが走る!! 】


    勇者「うわ!?~~~っ!?げええーーーー!!!なんだこれ!!
       すごいピリピリするぞ!!
       ……あっでもウマいな!!フルーツミックス味って言ってたな!!
       喉がスースーしてスッキリする飲み物だ。」

    114 = 1 :



     ぐびぐび


    勇者「…~~~~っ!くーっ!しびれるなー」

    勇者「っっげっっっぷ!!ふえっ」

    勇者「げっぷが出てしまった。
       いや、ウマいなコレ。今夜飲んどいて正解だった。」


     【 勇者は痺れる?ジュースを飲み干した! 】


    勇者「さーて寝るかな。
       うん、おいしいジュースの御陰でやる気が出てきた!!」

    勇者「zzz…」




    【 宿の外 】


    ???「……」

    ???「……」

    ???「おい、確かしっかりと入れたよな?」

    ???「ええ、入れました。二人でちゃんと確認しながら入れましたよね。」

    ???「ああ、サソリの毒をな。」

    ???「……」

    ???「……」

    ???「あいつ、ウマイって感じで飲んでましたね。」

    ???「……まさかと思うが毒に耐性のあるヤツだとはな。」

    ???「し、信じられませんよ。」

    ???「この世界には勇者がたくさんいる
        勇者のうえに耐性のあるやつが生まれてもおかしくはないだろう」

    ???「そう言われれば…」

    ???「とにかく出直そう… 
        どうせやつの持ち物は見つからないが、探られるといい迷惑だ」

    ???「御意」


    115 = 1 :

    つづく

    この続きは土曜か日曜です。

    116 :


    お宝勇者が実は良い奴だったとかそういう展開にならなきゃなんでもいいや

    117 :

    勇者スゲエ

    118 :


    でも実際北の国と南の国の国宝盗んだようなもんだから、捕まえたらそれなりの刑に処されるのかな?

    119 :

    毒耐性まであんのかよ

    120 :

    乙でした

    121 :

    グダグダな展開のせいでマンネリ化してきたな

    122 :

    毒耐性あるなら睡眠薬程度で寝るはずない

    123 :

    毒かよwwwwww
    炭酸かと思った

    124 :



    まあ毒耐性と眠り耐性は別だからしゃーない

    125 :


    毒だと思ったら炭酸水入れてたりしてな

    126 :

    >>121
    すまんね、でもプロット通りで順調なんだ。

    今夜もちょっとだけ投下

    127 = 1 :





    【 次の日 】 夜


    勇者「戻りましたー」

    主人「ああ、おかえり。
       …すごい量のお金だね。」

    勇者「魔物倒してきたんですよ。
       もうホント持ちもの見つかるまで留まりますよ。」

    主人「そ、それはいいけどね。ははは…
       んじゃおつかれさま」




    勇者「あ、先にシャワー浴びなきゃ…」

    勇者「シャワー浴びた後に飲むこのフルーツジュースがいいんだよなー
      

     がちゃん ばたん






    ???「……不用心なヤツ」


     【 ???は勇者が買ってきたジュースに猛毒薬を仕込んだ 】


    ???「…これは効くだろう。
        最南に住むと言われる死のサソリの毒なんだからな」












    がちゃ…ばたん

    勇者「ふー良い湯だった。
       さてと…」

     かぱっ

    勇者「いただきまーす!!」


     ぐびっっ




     ビリビリビリビリ!!


    勇者「!?っっがっっっぺええ!!!げほ!げほ!!
       うわ!?すげえ味だ!!なんだこれ、今日のはすごいピリピリ効いてるんだな!!

       あ、でもウマいな…もう一度   ぐびっ

    勇者「~~~~~~~~~~っ!!かああっっっっはあ…はあ……
       あーーーー…うまい!
       …でもちょっとさすがに喉がピリピリしすぎだな。
       明日にでも分けておこう」

    128 = 1 :



    【 外 】

    ???「……あいつ人間ですか!?」

    ???「…………」

    ???「それホンモノの死のサソリの毒っすよね?」

    ???「ああ、既に魔物で実験済みだ。」

    ???「………そっすか」

    ???「……さすがに信じられないが、ターゲットが風呂上がりで何も装備してない
        つまり耐性のある道具を身につけずにあれを飲んで何ともないという事なのは
        本当に毒に耐性のあるヤツなんだろう」

    ???「本当に信じられないです」

    ???「毒が効かないなら別の方法にすれば良い。いくぞ」

    ???「はいっす」





    【 真夜中 】

    勇者「さーってと、寝るとするかな。」

    勇者「それにしてもこの国は大きすぎる
       魔法の国以上?いや、あそこよりも入り乱れてるし何より店も多い
       店頭に並んであるのが全てじゃないからなー…
       
       はあ…1つ1つ聞いていくとか時間がかかってしょうがない。
       探してる僕の事を知った人間がどこかに言ってしまうかもしれないのが怖いけど
       兵士さんに詳しく聞いたら、入国の検品もしてるって言うし
       大丈夫だろう」

    勇者「よし寝よう」

    勇者「おっと、とじまりとじまり…」


     がちゃり

    勇者「おやすみ」









    129 = 1 :





     キー… がちゃ


    ???「(……よくいびきかいてやがる
         空き巣にとっちゃこんなへんぴな宿の鍵なんざすぐにでも開けられるぜ)」

    ???「(…あばよ、マッチョ君。盗まれたテメーの不運を呪いな。)」

    勇者「zzz…」


     【 ???はナイフをぎらつかせ、寝ている勇者に近づいた!! 】


    勇者「………」


    勇者「……!?」 ガバっっ!!

    ???「なに!?」

    勇者「…っおまええええええ!!!盗賊かあああああああ!??」

    ???「ちっ!!なんで起きやがった!!気配を消したてのに!!」

     【 ???のナイフ攻撃!! 】


    勇者「おらあああっっ!!」  ぼっっ!!

     【 勇者のせいけんづき!! 】


    ???「がっっ!?」

    勇者「このやろおおおお!!!」 ドカ!!ばき!!


    ???「ぐあああああああああ!?」


     【 ???は窓の方へ吹っ飛ぶ!! 】


    ガシャ-------――ーン!!!


     ガラガラっ


     どすん!!


    ???「がは!?…げほ!げほ!!があああ!?ちくしょっっ!!
        な、なんだあいつは!!」

    勇者「うおおおおおおおおおお!!
       逃がさないぞ!!盗賊め!!」  バッ!!

    ???「なに!?」


     ドッッスン!!

    勇者「おらあ!!」

    130 = 1 :


     【 勇者の強靭な足が、地べたで横たわってる???の腹に強力なキック!! 】


    ???「ぐぼああ!?ぎゃあああ!!!」

    勇者「このドロボウ…!!
       ん?だれだお前!?お宝勇者じゃないぞ!!」

    ???A「がはっげほ!!おえええ…!!」

    勇者「けど人の部屋に何の用だお前!!」

    ???B「……お前を消すためだ!」  ぶおん


    勇者「んあ!?」 ヒュン

    ???B「ちっ」

     【 ???Bの連続切り!! 】

    勇者「あぶな!?仲間か!?なんなんだよお前ら!!」

    ???A「こ、こいつやばいっすよ……げほ!がは!!
         今すぐにでもやっとかないと後々まずいことに…」

    ???B「ああ」 ヒュバっ

     【 ???Bは急接近した! 】

    勇者「遅い!!」 ギュン!!

    ???B「…後ろに!?」 クルッッ

    勇者「くたばれえええええええ!!!!」

     【 勇者のヘビーハンマー!! 】


     ド  ガ  ン ! ! ! !



     ビキビキビキビキビキビキ…!!!


     【 勇者の拳は地面にめり込み、地を割った!! 】

    131 = 1 :


    ???A「ひいいいい!?な、なんだこいつは!!
         素手で地面を割りやがった…!!」

    ???B「だ、だがチャンスだ…!」

    勇者「あっ手が…!!」 ぐいぐい…っ


     【 勇者の手ははまって動けなくなってしまった!! 】

    ???B「死ねい!!」 ブン!!

     【 ???Bは剣を振り下ろす!! 】


    勇者「うおおおおお!?」   すぽっ

     【 咄嗟に、手だけ引っこ抜き後ろに下がる勇者 】


    ???B「な!?」

     【 ???Bの攻撃は外れた! 】  


    勇者「どらああああ!!!」 ッッゴ!!

     【 勇者の回転蹴り!! 】


     ドガ!!バキ!!!


    ???B「ぎゃああ!?」

    ???A「う、うわあああ!!?なんだこいつ!!」

    勇者「あぶねー…おい!お前ら!!一体なんなんだこれは!!!
       僕を殺そうとしたのか!?何の目的で!?

       とにかく、城まで来てもらうぞ!!」

    ???B「」 ←失神

    ???A「」 ←気絶


    店主「ぬわー!!勇者君どうしたの!?騒ぎがあったから外に出てみたら…」

    勇者「き、聞いてくださいよ店主さん!!
       この人達僕を殺そうとしてたんですよ!!
       見てください、ころがってる剣を!!」

    店主「うわあ…と、とにかく城の兵士に連絡を……」

    勇者「ええ、僕が連れて行きますよ。」  がしっ がしっ


     【 勇者は二人の足を持つと、ひきずっていった 】

    132 = 1 :



    【 城 】

    【 牢屋 】


    ガチャン!!

    兵士「よし、君を襲った盗賊は確かに牢屋に閉じ込めた。」

    勇者「お努めご苦労様です。」

    兵士「それと君の探してるものだが、まだ情報が無いみたいだ。
       もうしばらく待ってくれ。」

    勇者「はい。」











    【 宿屋 】

    主人「あ!勇者君!」

    勇者「戻りました。」

    主人「び、ビックリしたよね。さっきの人達。」

    勇者「ホントですよ。あ、片付け手伝いますね。」

    主人「あ、ありがとう…
       窓ガラス散らばってるから気をつけてね。」


    勇者「はい」


    133 = 1 :



     【 次の日 】




     【 路地裏 】

     【 勇者はありとあらゆる場所を散策し続けた。 】



    勇者「………(なんだろう。)」

    勇者「………誰かいるの?」


      【 振り返った先の通路は薄暗く奥は見えない。 】


    勇者「…………」

    勇者「………メラ!」





      ババババババババババババババ!!


    勇者「………」  バババババアバババババババ!!!


      ババババババババババババ!!!



     ドウン!!


    盗賊C「あっつううう!?」

    盗賊C「こ、このガキ!!」

    勇者「そこか!!」 ババババババババババババ!!


     【 連射されたメラは盗賊Cを焼き尽くしていく!! 】

    盗賊C「が!?…ごは!!ぎゃあ!!」

    盗賊C「」←ショックして気絶


    勇者「こいつもか…なんなんだ一体。
       僕が探すのを邪魔してるのか??」


     【 勇者は盗賊Cを城へ連行した! 】


    134 = 1 :



    【 宿 】

    主人「おかえりー」

    勇者「戻りました。」

    勇者「(……心配をかけたら行けないな。黙っておこう。)」

    勇者「(それに盗まれたものもだ。
        王から貰ったものっていうのも黙っておこう。)」


     【 勇者の脳裏に、王様と魔法使い達の顔が浮かんだ。
       その者たちが勇者にモノを渡したときの表情が勇者の脳裏に焼き付く 】


    勇者「(…人のものを盗む事がいかに最低な事か)」

    勇者「(盗まれたものの気持ちを考えろってんだ。)」






     
    【 路地裏 空き地 】


    勇者「ここにもないか…」

    勇者「あーあ…どうしよ。」

    勇者「お?」


     ゾロゾロ…



    大盗賊「………」

    手下×8「………」

    勇者「こいつら…」

    大盗賊「…やれ」

    手下×8「はっ!」

    勇者「死んでたまるかバカヤローーーーーーーーーーーーッッッッ!!」
























    135 = 1 :


















    勇者「ぜー…ぜー…はあ…はあ……はあ…うぐ…」

     【 勇者はあちこち傷をおいながらも戦闘に勝利した。 】



    大盗賊「き…きさま……」

    勇者「!」 ぶん!!

    大盗賊「ま、まて……俺の負けだ。」

    勇者「……」ギロっ

    大盗賊「おまえは……い、いったい何者だ……
        武器も使わないで…な、なんの魔法を…うぐっ
        使いやがった…?」


     【 大盗賊はお腹を抑えながら喋った 】

    勇者「魔法なんて…使ってない。
       ずっと…素手で旅してきた。それだけだ…」

    大盗賊「す、素手…勇者だと?」

    勇者「………」

    136 = 1 :




    大臣「王よ!大変です!!
       盗賊団の頭がつかまってみたいですぞ!!」

    東の王「なんだって!?」

    大臣「い、いま引き渡しを望んでおるモノがいます…!!」

    東の王「大手柄だ…!!
        ああっなんてことだ…!!実に感謝する!!
        以前から何かと市民の間になっていた盗賊をとらえるとは!!」

    大臣「捕まえた方ですが…
       なんと武器をつかわざう丸腰で挑んでようですぞ…。
       確か、明日来訪する魔法王様を救った英雄とにておりますな。」

    東の王「確か似てるだが…
        いや、それよりもその者を丁重に扱うように!!
        私ももてなしの準備をするぞ!!」

    大臣「はっ!」


    つづく


    137 = 1 :

    もしまた投下できたら投下
    なかったら日曜の夜になります。

    140 = 122 :


    待ってるぞー

    141 :

    タイトルにしっくりくる話の回でしたね!

    142 :

    そういうことか
    おつんつん

    143 :

    ムキムキってハッサン位あるの?

    144 :

    よか

    145 :

    これで泥棒勇者のサーチする幅広くなったな。

    146 :


    剣に思い入れあるのか

    147 :

    そろそろ新たな技の時期ですな

    148 :


    最後の大臣の言葉が気になるな。

    149 :


    …なんかおかしかったので訂正


    東の王「大手柄だ…!!
        ああっなんてことだ…!!実に感謝する!!
        以前から何かと市民の間になっていた盗賊をとらえるとは!!」

    大臣「捕まえた方ですが…
       なんと武器をつかわず、丸腰で挑んだようですぞ…。
       それに明日は魔法の国の魔法王様がいらっしゃいますが、
       彼女を救ったと言われる英雄に似ておりますな…」

    東の王「その話か!
        確か似ているが…。いや、それよりもその者を丁重に扱うように!!
        私ももてなしの準備をするぞ!!」

    大臣「はっ!」



    >>148さんと同じように思ってた人ごめんなさい><ミスです。


    >>143
    そうですねーハッサンくらいあるかもしれないです。
    イメージ的には最初の1年間はドラクエ8の主人公みたいな細身で考えてたので。


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