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    元スレ勇者「 最終的に頼りになるのは自分の力だ」2

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    51 = 50 :

    すまん、誤爆った

    52 :

    >一週間後。

    王様「勇者よ」

    勇者「は。なんでしょうか」

    王様「まだこの城の周辺をうろうろしておるのか」

    勇者「魔物が多くおりますので」

    王様「えーと、報告では、周辺のスライムを千匹ほど狩ったと」

    勇者「ええ。それで、連中が落とした金や道具を売って得たお金がこれです」ドン

    王様「……」

    勇者「最初に渡されたお金の数十倍ほどあるわけですが……」

    王様「今日、お主を呼んだのは他でもない!」

    勇者いや、一週間でこれだけ貯まるということは」

    王様「実はこの周辺にも、強大な力を持った魔物がいるとのしらせがあってな!」

    53 = 52 :

    すまん誤爆

    54 :

    なんなんだ一体

    55 :

    >>54
    たぶんこれの誤爆?
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1361845350


    57 :

    わざとらしいwwwwww

    58 :

    >>失せろ糞虫が

    59 :

    月曜日きたし今日は来ないのかな

    60 :

    生徒Aはざまぁだが、新たな加害者が複数出てきてしまったから、すっきりしない人は多いかもな

    結局はこの国の体質ということか。
    >>1

    61 :

    その体質が改善されそうだっただろ

    63 :



    【 砂漠 】

    勇者「あつい…これが砂漠かー」

    僧侶「ええ……素手勇者さんは初めてで?」

    勇者「うん、そっちは?」

    僧侶「前に、一度下見で来た事がありますよ。
       いやあ…この暑さと方向のわからなさには参りました。」

    勇者「一面砂だもんね。」

    魔導士「店のおばあさんがくれたけど…
        方位魔石……針が動いて、先っちょが赤い印に留まってれば
        東の国につけれるって。」

    勇者「便利な道具だよね。ちょっと不安だけど」

    僧侶「砂漠の方がマシと言われてますよ?
       迂回して中央樹海付近を通るよりは砂漠の方がいいらしいです。」

    勇者「えー…そうなの?」

    僧侶「おそらく魔物の生息数かと。あと気温と食べ物も少ないですし…」

    勇者「なるほど」

    魔導士「……それでは」

    僧侶「そうですね」

    勇者「うん、じゃあ改めてだけど東の国までよろしく!!」

    僧侶&魔導士「はい!よろしくお願いします!!」

    お宝「………」




    【 数時間後 】


     さくっ さくっ  さく


    勇者「…疲れるね。」

    僧侶「そ、そうですね…ぜえ……ぜえ……」

    魔導士「………うう」 フラフラ

    勇者「おっと、一旦休憩にしとく?
       魔導士ちゃん体調の方は?」

    魔導士「わ、私はまだ……大丈夫です」

    僧侶「顔が真っ赤で汗ダラダラです。
       水分補給しないと辛いでしょう」

    魔導士「…ご、ごめんなさい」

    勇者「じゃあ休憩にしよう。
       はい水と聖水。」

    僧侶「あ、どうも…ってせいすい!?」

    勇者「え?」

    僧侶「素手勇者君から話は聞いてたけど、
       ホントにせいすい飲むのかい?」

    勇者「ああ、これ?飲んでおくと便利だよ。
       体が聖質になって魔物が避けるんだ。」 ぐびっ

     【 勇者はせいすいを飲んだ! 】

    64 = 1 :


    僧侶「ははは…」 ぐい

     【 僧侶は水を飲んだ! 】

    魔導士「……」こくっ

     【 魔導士は水を飲んだ! 】

    勇者「はい、お宝ちゃんも」

    お宝「……」コクリ  くいっ

     【 お宝勇者は水を飲んだ! 】


    魔導士「す、すみません…ちょっと横に……なりたいですけど  
        いいですか?」

    勇者「もちろん」 バサっ


     【 勇者は毛布を敷いてあげた。 】

     【 そして、街で購入した道具をつかって
       僧侶と一緒に簡単な日よけテントをつくった。 】


    僧侶「これなら日差しを不正で回復しやすいでしょう。
       ベホイミ!」

    勇者「ホイミホイミホイミー!っと。これでいいかな。」

    魔導士「あ、ありがとうございます…」ウルウル

    勇者「まあまあ…ぼくも初めてだし、頑張っていこう」

    僧侶「(しかし、こういう時に魔物が襲って来ると不便になる…
        体力を失っていては緊急時に困りますね…)」

    僧侶「では、フバーハをかけて熱気を抑えましょう。」

     【 僧侶は周囲にフバーハをかけた! 】


     【 フバーハ … 白くやさしい衣で、熱気と冷気を防ぐ不思議な空間をつくったりする 】

    勇者「おおっすごい!」

    魔導士「いろいろありがとうございます…私なんかのために……」

    お宝「…♪」

    僧侶「砂漠越えはチームワークが大事と3階のおばあさんに何度も言われてますしね。
       みんなで頑張りましょう!」

    一同「おー」

    勇者「(ん~、4人で旅をするってこう言う事なのかな?
        弓使いたちとは行動した事あったけど、旅って感じじゃなかったし…)

    勇者「(……なんだろうな。不安なはずなのに、明日とかが待ち遠しい気がする。)

    勇者「(さて、僕も休むかな…)」

    勇者「(…そして方位魔石の針はずっと赤い印と重なってる。
        順調みたいだ。)


     【 素手勇者達は魔導士の回復もかねて休んだ! 】

     【 砂漠に日差しがどんどん照りつけていく…。 】


    65 = 1 :





    魔導士「……はあ…はあ…。」

    お宝「…………」

    勇者「もうここに来て3日だもんな…」

    僧侶「魔物とも遭遇していないのも運がいいです。
       本当なら何も起きないまま東の国につけるのが良いんですけど」

    勇者「それは僕も思う。」

    僧侶「出発前にたくさん水と、水分をたくさん含んだ実も貰いましたし
       よほどのことがなければ…」

    お宝「………!」


    勇者「ん?」

    僧侶「あ、あれは…!」

    魔導士「ま、魔物です…!!」

    勇者「……泥人形?」





    泥人形「かかか…かかか……」





    僧侶「…どうも襲ってくる気はないようですね。」

    勇者「そうだね。じゃあ先を急ごう!」


    66 = 1 :



    【 その日の夜 】

    勇者「じゃあ僕が見張りをするね。」

    僧侶「お願いします。3時間程したら、次は私がしますね。」

    勇者「了解ー」




    勇者「うう…寒い。砂漠って夜はこんなにも冷えるのか。
       さむいなー」

    勇者「明日はどこまですすめるかなー」

    勇者「うっさむさむ…」

    勇者「このドラゴンメイルをきてても寒いってことは、相当だな…」

    勇者「体を鍛えれば寒さや暑さにも耐えるようになるのかな?」

    勇者「……まあ、機会があったらにしよう。
       北の国に帰ったら、もうほとんど旅する事は無いと思うし。」

    勇者「さむいなー…魔物は頼むからでないでくれよ……」


    67 = 1 :



    【 翌日 】

    魔導士「もう大丈夫ですっ。色々とありがとうございましたっ。」

    僧侶「よかったですね。」

    勇者「うん、じゃあ先に進むとしよう」

    お宝「!」



     【 魔物の群れが現れた!! 】

    キメラA「くえー!」

    キメラB「くえー!」

    キメラC「くえー!!」

    レイ「ちゅおおおKBOOOOOOO!!!」


    勇者「キメラが3匹!?」

    勇者「おらああ!!真空波!!」 ビュン!!ビュン!!ビュン!!


    キメラA「ぐえーーー!?」 ズバン!!

     【 キメラAをたおした!! 】


    魔導士「すごい…」 サッ

     【 魔導士はピオリムを唱えた! 】
     【 パーティーの素早さが上がった! 】

    僧侶「今のはバギですか!?詠唱もなしに腕を振っただけでとは…」


     【 僧侶のスクルト! 】

     【 パーティの防御力が上がった!! 】


    勇者「これは真空波!!腕を振った力で風の刃を飛ばすんだ!!」

    勇者「うおおおおおおっっっ!!」  ぶん!ぶん!!

    キメラB「くえーーー!!」

    勇者「くっ…直接殴るには難しいかっ」

    お宝「…私が誘導させる。素手勇者はその隙に攻撃して。」

    勇者「えっ?」

    お宝「ヒャダルコ」


     【 氷の刃が無数にキメラに降り掛かる! 】

    キメラB「ぐえ!?」

     【 キメラがひるんだ! 】

    お宝「いまよ」

    勇者「あ、ありがとうっ!」

    魔導士「素手勇者さんに更にピオリム!!」

    勇者「おおおりゃああああ!!!!」 ダン!!

     【 勇者は勢いをつけてキメラBに飛びかかった! 】

    勇者「ヘヴィメタルハンマー!!」   ボッンッ!!

    68 = 1 :



     ぷちっ


     【 キメラBをやっつけた! 】


    僧侶「(武器も使わず素手だけであの威力…)」

    魔導士「(…すごい。)」

    お宝「次、残りはキメラとフレイムね。」

    お宝「素手勇者はフレイムには苦戦すると思うから
       私と魔導士でフレイムを
       素手勇者と僧侶でキメラをお願い。」

    僧侶「りょ、りょうかい!」

    魔導士「わかりましたっ」

    素手勇者「よし!!うおおおおおおおおおおおおっっっっ!!」



    【 数分後 】

    僧侶「はあ…はあ……」

    魔導士「…勝ちましたねっ」

    お宝「そうね」

    お宝「…でも」

    勇者「ぜえー…ぜえー……つ、つかれたっっ」

    勇者「あ、足が沈む…。砂漠ってすごい足場が悪いんだね…」

    2人「(…そのグローブが原因じゃないだろうか)」

    お宝「……」

    勇者「で、でもさっきのお宝ちゃんの指示は速かったね。すごいよ。
       ほとんど苦戦せずに倒せたよ。」

    お宝「ありがとう。」

    僧侶「…今回のでどのメンバーがどの魔物と戦えば良いのかも
       わかりましたね。

       キメラなどには私と素手勇者君。
       フレイムには魔導師殿とお宝殿で」

    魔導士「は、はい。頑張ります。」

    お宝「……」

    勇者「(うーん、キメラはいいとしてエレメント系に素手はどう効くかな??)」

    勇者「………」

    勇者「(あっ体が聖質だから触れれば意外となにか効果が出たりとか?)」

    勇者「(…まあ、今は砂漠を抜けるのが優先だしまたにしよう)」

    69 = 1 :




    【 数時間後 】

    お宝「…くる」

    勇者「ん?」


    キメラ×4 「「「ぐえええええっっ!!!」」」

    フレイム×2「「「FOOOOOOOOO!!!!」」」


    僧侶「フバーハ!スクルト!!」

    魔導士「ピオリム!!」

    勇者「うおおおおお!!!真空波!!」

    お宝「…!」チャキッ


     【 お宝勇者はキラーピアスを装備した!! 】







     【 20分後 】

    魔導士「はあ……はあ……」

    僧侶「み、みなさん…ダイジョウブデスカ?」

    勇者「な…なんとか、ね。」

    お宝「…ふう」

    僧侶「あのおばあさんが私たちの相性がどうのこうのっていってましたが
       もしかしてこういうことなんですかね?
       丁度2人ずつ分けて戦えてお互いのサポートも出来ますし」

    魔導士「みたいですね。お宝勇者さんは、身のこなしがすばやいので
        私がピオリムかけて更に速くして…」

    僧侶「私も素手勇者君にスクルトかけて接近戦での補助を…」

    勇者「(……もし今の敵の数で僕一人だったら慣れない砂漠のせいでやられてたかも
        いや、ここまで1人で来たからこうやって戦えるようになったのかな?)」

    勇者「(……)」

    勇者「(……一緒に旅をするってのもいいな)」




     がしっ!



    勇者「……ん?」

    マドハンド「くぱあ」

     【 勇者はマドハンドに足を掴まれた!! 】

    70 = 1 :



    勇者「っっ!?うおおおおお!!!!」 ずででん!!

    お宝「!」

    2人「素手勇者君!!」

    勇者「うああああ!!」 ずるずるずるずる…!!


     【 素手勇者はマドハンドに足をどんどん引っ張られる!! 】

    勇者「この……メラ!!」


    バババババババババババババン!!!

    マドハンド「ぷちゅええ!?」 バシバシ!! ドドド!!



     【 マドハンドをやっつけた! 】

    勇者「はあ…はあ……あ、危なかった。
       もうちょっと遅かったら、砂の中に引きずり込まれる所だったぞ。」

    僧侶「ベホイミ!大丈夫ですか?」

    勇者「ありがとう、大丈夫だよ。
       けど今のヤツは…」

    魔導士「!も、もしかして…この辺りにすんでるんでしょうか??」

     【 魔導士はおそるおそる足下を見る 】

    お宝「…急ぎましょう」

    勇者「うん」



     【 勇者達は急いで砂漠を横断した! 】


    71 = 1 :



     【 2日後 】  


    鉄のサソリ「ggggggggggg…」


    勇者「こ、こいつは…サソリ!?」

    僧侶「鉄のサソリ…見るからに固そうですが……」

    魔導士「ピオリムをかけます…」

    鉄のサソリ「!!」

     【 鉄のサソリは勇者達に目を付けた! 】

    勇者「まずい!みつかったぞ!!」  さくっ


     【 勇者は足下の砂をまるまるつかむと 】

    勇者「おらあ!!」 ぶん


     さわーっっっ…


     【 砂を放り投げた! 】

    鉄のサソリ「gggggggggg…!!」

     【 しかし効果はなかった 】


    勇者「くそ!目くらましにもならんかっ」

    僧侶「しかもはやいです!!
       それにサソリという事は毒を…」

    勇者「!
       僕に向かってきた!?」

    サソリ「っしゃあ!!」 ヒュバっっ!!

    勇者「っおお!?」 ヒュン!!

     【 間一髪で避けた勇者!! 】


     ぎゃぎいいん!!

    勇者「!」


     【 ドラゴンメイルに大きな傷がついた 】

    72 = 1 :


    勇者「や、やろう…」

    鉄のサソリ「gggggg…!!」

    お宝「…待って、まだほかにも気配が」




    鉄のサソリ「GGGGRRRRRRR…!!」

    勇者「うっそ…」

    魔導士「ど、どうしよう…」

    僧侶「スクルト…!これがきくかどうか…」

    勇者「スクルトとこのグローブならいけるはずだ!!」 ばしゅ!!

     【 勇者は近くのサソリに殴り掛かった!! 】


    サソリ「!」 ヒュバ!

    勇者「みえた!!」 ヒュン!

     【 勇者は体を捻って、かわし… 】

    勇者「おらあああああっっっ!!」

     【 そのまま体を回転させ、思いっきりぶんなぐった!! 】


     ッッボ!!


     ゴ    ン    っ  !!


    サソリ「!?」 ひゅーん

     【 鉄のサソリは遠くにふっとんだ! 】

     【 こうかはいまひとつだ… 】


    勇者「か、かたい…!」

    魔導士「素手勇者さんのパンチが効かない…?」

    僧侶「もう一度スクルト!」

    お宝「…私が囮になってしかける」

    僧侶「た、たのみます!」

    お宝「!」

     【 お宝勇者のすばやい2回攻撃! 】


    ミス! ミス!

    お宝「!」

    73 = 1 :



    鉄のサソリ「RRRRRRDDDDDD!!」

    鉄のサソリ「SSSSSSSSSHHHHHHH…!!」

    お宝「(…固いだけね。これくらいなら避けれる)」 ひゅん


     【 お宝勇者は簡単に避けた! 】


    魔導士「今のうちに!ベギラマ!!」

    僧侶「いかづちよ!!」


     【 魔導士のベギラマ!! 】

     【 僧侶は雷の杖をふりかざした!! 】


    サソリ達「!?」


     【 炎の波と雷がサソリ達をおそう!!】


    勇者「うおおおおおおっっ!!今だ!!」


     【 ひるんだサソリに勇者が近づいた! 】


    勇者「おらあ!!」 がし!

    サソリ「!?」


     【 勇者はサソリのしっぽを掴んだ!! 】

    勇者「おらああああ!!!」 ぶん!!ぶん!!ぶん!!


     がん!! ごん!! ぎがん!!


    サソリ「GYAAAHHHHHHH!!!!」

    74 = 1 :


     【 勇者は鉄のサソリを振り回して、
       別のサソリを攻撃した!! 】


    僧侶「お、おおおお!すごい!!」

    魔導士「たたかれてるサソリに…!」 メラミ!!

     ぼかん!


    サソリ「GYAAAAHHHHHHH!!!!!!」 ドサ…


     【 鉄のサソリをやっつけた!! 】


    勇者「や、やった…!」

    勇者「僕の持ってるサソリは…?」


    サソリ「」


     【 鉄のサソリは凹んでいきたえていた… 】


    お宝「…予想外な戦いね。」

    僧侶「そういう戦い方もあるんですね」

    勇者「…あはは、こういうのは前からやってたんだ。
       最近は真空波とか覚えたもんでやらなくなったけど」

    魔導士「べ、勉強になります…
        私戦うときって魔法ばっかで…」

    僧侶「私もですね、あまり物理攻撃はしないので 
       こうしてみると素手勇者さんの戦いには興味深いものがありますよ。」

    勇者「あはは、どうも」

    お宝「……!」

    魔導士「あ!勇者さん!!後ろ!!」

    勇者「!?」


    鉄のサソリ「USIROGAGARAAKIZYAAAAAAAAAAA!!!!!!!」

     【 なんと先程殴り飛ばしていたサソリが勇者に襲いかかってきた! 】

    75 = 1 :



    勇者「うああ!?」  がぎいん!!

    サソリ「っしゃあ!!」 がぎいい!!

     【 サソリのクローが勇者のグローブを掴んだ!! 】

     めきめき…

     ぴきぴきっ!


    勇者「うわあ!メタルグローブに傷が!?」

    勇者「このやろう!!」 ぶん!!

    サソリ「っしゃあ!!」 がぎん!

    勇者「う!?両手ともはさまれた?!」

    勇者「うぐぐぐぐ」 ぎぎぎぎ

    サソリ「っっっっすああああ!!」 ぎぎぎぎ

    魔導士「ど、どうしましょう…!
        私の魔法じゃ勇者さんにまで当たってしまう!」

    僧侶「こ、このサソリめ!!」 だっ!

    サソリ「UZEEEEEE!!!」 ビュン!

    僧侶「うおおあああ!?」 ずでん!


     【 サソリのしっぽこうげき!

       僧侶はビックリして転んでしまった!! 】


    お宝「………っ」

    魔導士「ば、バイキルト!!」

     【 勇者のパワーがぐーんとあがった! 】

    勇者「くっ!ぬああああ!!」 ぎぎぎぎぎ…!

    サソリ「!?」

    勇者「っっっだああああ!!!!」  ぶん!!

     【 なんと勇者はサソリの頭にむかって… 】

    76 = 1 :


     ご  ち  ん  !!


    勇者「っが…!」 くら…

    サソリ「…!!」

     【 勇者は鉄のサソリに頭突きをくらわせた!! 】

    勇者「も、もいっぱあああつ!!」 ふらふら




      ご   ち   ん!!

    お宝「……」

    魔導士「す、素手勇者さん…!!」

    僧侶「スクルト!ベホイミ!!ベホイミ!!
       (あれ以上頭突きしたら…まずい!)」


    サソリ「…!!」ぐぐぐ

    勇者「くっ…こ、このサソリめえ!!」 どうん!!

     【 勇者はサソリに蹴りを喰らわせた!! 】


    サソリ「ぎゃ!?」

    勇者「ん?」

    サソリ「GYAAAAAAAAHHHHHH!!!!」

    僧侶「なんだ!?サソリが急に苦しみだしたぞ!!」

    魔導士「い、今のうちに!!メラミ!!」

    77 = 1 :



     ドウン!!


    サソリ「!!」


     【 鉄のサソリは悶えて、お腹が丸見えだった! 】

     【 そのお腹にメラミがあたった!! 】



    サソリ「GYAAAAAAAAAAAAAHHHHHHHHHHHHHッッッッッ!!!」



     【 鉄のサソリをやっつけた!! 】


    勇者「お、やった…ははは」フラフラ

    お宝「…大丈夫?」 がし

    勇者「なんとか…ありがとう」

    お宝「……すごいのね。鉄のサソリって
       勇者でも武器や魔法を駆使してやっと倒せるのに」

    勇者「えっ」

    お宝「……どうやらお腹が弱点みたい。
       あれだけ固い鱗を持ってたのにね」

    僧侶「そうみたい…ですね。
       ベホイミ!」

    勇者「あっ…頭がなんかすっきりした。」

    魔導士「だ、だいじょうぶですか!?
        さっき呪文を唱えられなくて…」

    勇者「あ、大丈夫だよ。気にしなくても…いてて
       今のでサソリの弱点もわかったし
       次にあったときは接近して蹴飛ばして、転がした後にこうげきすればイケる。
       あー、あと尻尾をつかんでそのまま腹を打ちつけるようにするとか」

    78 = 1 :


    僧侶「(……魔法に頼らず素手での倒し方か)」

    魔導士「(……すごいなあ。そんな風に戦う事思いつきもしなかった。)」

    お宝「少し休んでから先に進みましょう。」

    勇者「そうさせて…もらうよ。」 


     【 勇者のヘヴィメタルグローブ、ドラゴンメイルは
       砂漠での生活や魔物との戦いで、錆び付きどんどん壊れていった。 】


    勇者「(エルフの里で貰った装備も東の国で替えた方が良いかも…。
        それかいっそのこと錬金しちゃおうかな。)」


    お宝「…あと、荷物。いつも戦ってる時
       ほっぽらかしにしてるからそれもちゃんと取りにいかないとね。」

    勇者「うん(あ、そういや封印の鎧もあったっけな…)」

    勇者「(キメラを封印したら空が飛べたり
        サソリを封印したら固くなれるのかな…)」

    お宝「………」











    79 = 1 :


    【 東の国 】



    勇者「やっったああああああああああああああああああっっっっっ!!!!」

    勇者「やった!着いたぞ!!」

    勇者「東の国に着いた!!」

    僧侶「ええ!やりましたね!!
       マドハンドが出たときはどうなるかと思いましたが…」

    魔導士「わ、私はマドハンドよりも
        砂漠を出られる辺りで出てきた鉄のサソリが恐かったです…」

    勇者「あーあれはね…まさか物理も魔法も効きにくいとは……」

    僧侶「しかし素手勇者君も勇気がありますね…
       毒を持ってるかもしれないのに突っ込んで、サソリを殴るとか」

    勇者「一応ソレには理由があったんだ。前に話した聖水のこと」

    魔導士「……ちょっと興味深いです。
        せいすいを飲むと体に変化があるなど」

    僧侶「…そして尻尾を掴んで振り回して武器にするのもおどろきましたよ」

    勇者「あれだけ固ければ強力な武器になると思ってね…ちょっと重かったけど」

    僧侶「いやはや、体を鍛える事の大事さを改めてしりましたよ私は
       めいそうばかりでそういうのは怠ってましたからね。
       今回の旅は勉強になりました!素手勇者君!!」

    魔導士「私も…素手勇者さんが魔法も使わずに戦ってるのがかっこ良かったです。」

    勇者「そ、そう?えへへ」

    勇者「あ、ところで二人はこれからどうする?」

    僧侶「ぼくはしばらく東の国で生活していきます。
       教会にも回ってそこで仕事をしながら、目的に向かいます」

    80 = 1 :


    魔導士「私も呪文を調べるのでしばらくここで生活しますね。」

    勇者「そっか…短かったけど、ありがとう。元気でね」

    僧侶「いえいえ!こちらこそです!!
       ありがとうございました!!」

    魔導士「また会えたらその時は…」ニコっ

    勇者「うん!」

    お宝「…元気でね」

    僧侶「ええ、お宝さんも」

    魔導士「お世話になりました。
        あなたの冷静な対応にも感謝します。」


     【 僧侶勇者♂ 魔導士勇者♀ は去って行った 】

    81 = 1 :


    勇者「君はどうするんだい?」

    お宝「…まだ欲しいものがあるしそれに」

    勇者「?」

    お宝「あなたに興味がわいたから、ちょっとだけ一緒にいさせて欲しいわ。」

    勇者「旅をしたいの?」

    お宝「そこまでは…でももう少し一緒にまわりたいーっと。」

    勇者「あ、いいよ。じゃあ買い物にでも行こうか。
       僕の装備もそろそろ壊れてきたし。
       色々見て回りたい。」

    お宝「……」コクリ








    お宝「……ふふ」

    82 = 1 :


    【 宿 】

    勇者「今日はここでどまるかな。そっちもいい?」

    お宝「ええ」

    勇者「じゃ、買い物にでも…」

    お宝「ちょっと待って」

    勇者「なに?」

    お宝「これ、商店街で売ってた飲み物。」

    勇者「?」

    お宝「飲むと寒さに強くなるお茶だって。
       あなた北の国に行くみたいだし、北の国は山を越えるか迂回するかで行けるけど…」

    勇者「……?」

    お宝「もし山を登るなら、これを飲んでみて。
       山の上ってすごく冷えるのよ。」

    勇者「へえ、そうなんだ。ありがとう!
       これを飲むと体がねえ…」

    お宝「あなたがいなければ砂漠越えも難しかったわ。」

    勇者「そんな…」

    お宝「あなたみたいに武器や魔法を全然使わない人が
       素手で戦って、それでいて砂漠を越える度胸があるから
       みんなも弱音をはかなかったわ。」

    勇者「そうなの?……あ、そういえば喧嘩とかも無かったね。
       順調にいってたし」

    お宝「あなたのおかげ」

    勇者「そうかなー…でもありがとう。
       これを飲めば山越えや野宿も冷えずすむよ。」 ぐびっ

    お宝「…♪」

    83 = 1 :



     がしゃん!!

     【 勇者は湯のみを落とした 】


    勇者「ふらふら~??」

    お宝「……ふふ」

    勇者「な、なんか眠く…なって……」

    お宝「ふふふ…おやすみ……♪」



     【 勇者は眠ってしまった! 】


    お宝「…さてと、体につけてるものは
       汚れてボロボロの鎧とグローブは……鎧だけは素材で売れそうね。
       グローブは重いみたいだし、持てないわ。」

    お宝「はやてのりんぐは街でも普通に売ってるし別にいらないわね。
       …この剣は。美しいわね、高く売れそうだわ。
       それとこの錬金道具、これは売らないで貰おうかしら。」

    お宝「あとは有り金全部に、道具一式。
       ふふふ…あなたくらい鍛えてあれば飢え死にしなくても済むわね。」

    勇者「ぐがー」

    お宝「じゃあね、短い付き合いだったけど意外と楽しかったわ。」


     【 勇者はドラゴンメイル(傷)に錬金釜、ライトセーバーや道具一式に有り金全部を奪われた!! 】

     【 手元にはヘヴィメタルグローブ(傷)とはやてのリング×2
       そして封印のよろいしか残らなかった。 】


    お宝「ばいばい♪」





     【 お宝勇者♀は去って行った… 】


    勇者「ぐがー」





    つづく

    84 :

    おつんつん

    あいかわらず純粋でアホだな勇者w

    85 :

    相変わらず不幸体質だな

    86 :

    いくら腕っ節強くても
    この迂闊さで自分より格下の奴に
    いくらでも勝てる好機与えちゃうからな

    87 :

    相変わらずバカだwwwwwwww

    89 :

    あーやっぱりかー

    90 :

    ライトセーバーが!!

    92 :

    おつ
    これ読んでいるとひのきぼうを思い出す

    93 :

    乙乙!
    サキュバス編での経験が全然活かされてない脳筋勇者ェ…w
    あと何回「騙して悪いが」に引っかかれば人を疑うことを覚えるやらw

    94 :

    >>84~>>87
    最初書いたときはこういう感じになるのはまだ考えてませんでしたw

    >>89
    お宝勇者「じーっ」はそうでした。

    >>92
    あれ僧侶かわいそう

    >>93
    変に自信がついてると思います。

    次はまた土曜日or日曜になりそうです。

    96 :

    お宝ちゃん途中盗賊になってたしwwwwww

    98 :

    やっぱりそうなったかww

    99 :

    俺より頭悪いって相当だな

    100 :

    僕の心も盗んでください


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