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元スレ勇者「 最終的に頼りになるのは自分の力だ」2
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前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357356896/
【 登場人物 】
【名前】 勇者 (皆からは素手勇者と呼ばれてる)
【性別】 男
【性質】 聖質 ずっと「せいすい」を飲みまくっているため、体質が「せいすい」になっている。
邪悪な魔物や呪文に耐性が付いたようだ。
【戦法】 基本は素手。最近は魔法と併用して幅を広げた。
【魔法】 メラ(連射、散弾など) ホイミ
【特技】 ばくれつけん せいけんづき 真空波 石つぶて 状況に応じた素手戦法
【装備】 ライトセーバー … もうずっと使ってない純白で綺麗な剣。とても軽くて丈夫。
ドラゴンメイル(傷)… エルフとオークの村で買った高級品。
とてつもなく頑丈な鎧。炎や吹雪のダメージをかなり抑えるぞ。
中央樹海から、砂漠付近の村までの戦いで傷があちこちについてる。
ヘヴィメタルグローブ(汚)… 同じく村で買ったグローブ。パワーだけは最強クラス
一番使い込んでるので、メタルが汚れてきた。
エルフのネックレス … 魔力が込められ、自身を守ってくれる効果が。高く売れるらしい。
はやてのリング ×2 … 装備すると速く動ける不思議なリング。現在2つ所持
【持ち物】 やくそう、せいすい、食料などなど
封印のよろい … 魔物を封じ込むちからがあり、鎧は封印した魔物のパワーそのものを得る。
……と、言われているらしい。すごくボロボロな鎧。
錬金釜 … 魔法使いから件のお礼に貰った古い釜。アイテムを合成できる。
【任務】 北の国王に旅の報告(旅そのものは自由)
北の部隊の報告
砂漠越えの仲間集め
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1361630870
スレ立て乙であります。
>>2
グローランサーⅣというゲームの主人公の弟分キャラが、主人公の存在が無かった事になり忘れてしまった際にこう言っています。
「きっと忘れてもいいことだったんですよ」(この場合、忘れてもいいこと=兄貴分であったはずの主人公)
…生徒Aさんのことも、きっと忘れてもいいことだったんですよw
>>2
グローランサーⅣというゲームの主人公の弟分キャラが、主人公の存在が無かった事になり忘れてしまった際にこう言っています。
「きっと忘れてもいいことだったんですよ」(この場合、忘れてもいいこと=兄貴分であったはずの主人公)
…生徒Aさんのことも、きっと忘れてもいいことだったんですよw
>>5
あの弓使いのことは、言うな
あの弓使いのことは、言うな
不良「お前さー、いい加減にしろよ。なんなの??バカなの??
余所者のくせに、いきなりなんなのさ。」
勇者「本性を出したな。」
不良「はああ?www」
金髪「なんだなんだ。どうしたよ、不良ちゃん」
不良「こいつけんか売ってるよ。」
ホスト「うわあー空気よめよ。」
勇者「うるさいな、いまはこの人と喋ってるんだ。」
不良「ふーん」
金髪「マジで何コイツ?俺らがワル者みたいじゃん」
勇者「実際そうだろ」イライラ
金髪「あ?」
不良「…おーけーおーけ。
じゃあ、もうとっとと決めちゃおっか。」
勇者「なにを?」
不良「君と俺、どっちが正しいかってことだよ!!」 がし
勇者「なに?胸ぐら掴んで脅しのつもりかい?」
不良「調子に乗るなよ、余所者。
何の理由かしらんが勝手にここに上がり込んで変な言いがかりをつけるのはヤメろよな。」
勇者「僕はここに仲間を捜しにきたんだ。
一緒に砂漠を越えてくれるね。」
金髪「マジで言ってんのかよwwww」
「砂漠越えとかwwwww」
「命知らずだろwwww」
「外見だけじゃなくて頭も筋肉だぜアイツwwww」
「きもーいwwwwwwあ、でも勇気あるーwwwwきゃはははは」
勇者「………」イライライラ
不良「…ふーんホントに砂漠越えを目指してるなら
俺からいい案がある。」
勇者「いい案?」
不良「俺と腕相撲さ。」
勇者「?」
不良「実は俺、こうみえてもここにいる皆の中で一番腕相撲が強いんだ。
その俺に勝てないようじゃ砂漠越えは難しいと思うけどね。」
勇者「わかった。いいよ、じゃあ腕相撲して勝ったら
仲間になってくれる人と、さっきゴミを投げつけた事に対して正直に言ってもらおうか。」
不良「はははは!せいぜいがんばれよ!!」 ぽんぽん
勇者「さわるな」
不良「てめえ、マジで後悔するなよ」
金髪「負けたら…どうなるかなー。」
ホスト「オレたちを疑ってたって事になるもんなー」
「ねえ、そういえばあの人って少し前までにいた騎士勇者♀にボコボコにされてた人じゃない??」
「マジかよwwwww女にぼこぼこにされるとかwwwww」
「時代遅れの武器類に負けるとか、まじアイツしょべえwww」
「口だけかよ」
勇者「………くっ」イライライラ…!!
【 不良勇者は、自分たちが飲み会で使っている机の上からゴミを取り払った 】
不良「さ、やろうぜ。おっと、そのグローブは外しておけよ。
汚いからさ。」
「ぎゃはははは!」
「きもーいwwww」
勇者「いいよ。(さてと…このグローブでどのくらい力がついてるかな……)」
勇者「(あ、やっぱなんか不安になってきたけど……でも引き下げれないな)」
勇者「(こいつらマジでムカつく。魔物だったらすぐにでもぶん殴ってやる。)」
【 勇者はヘヴィメタルグローブを外した 】
金髪「おい、俺が持っといてやるよ。
不正が無いかみはっとくからさwwwwwww」
勇者「はあ?」
不良「おい、決定権は俺らにあるんだぜ?
おかしなことしたら、ここにいる皆がだまっちゃいねーよ。」
勇者「(ここに20人くらいの勇者…ほんとに勇者かはわからないけど
さすがにこれだけの人数に囲まれてたら危ないよな)」
勇者「(冷静になれ…冷静に……)」
勇者「…じゃあお願いするよ」
金髪「OK」
金髪「(ひひひ!ちょいと汚いが売れば金になるぜwwwww)」
ホスト「(ああ、色はキレイだからなwwwww)」
【 金髪勇者はグローブを受け取った!! 】
ずっ
金髪「ん?」
ずしッッッ
金髪「!?」
ド ズ ン !!
金髪「…っっ!?ああああっっ!!!ああああああ!!!!
いたいたいたい!!!重い!!重い!!!だれか取って!!取れっって!!!」
ホスト「ぷwwwwおまえどうしたんよwww」
金髪「おまっホスト!!取って!!まじでとってコレ!!痛い痛い!!」
【 金髪は涙目になった 】
ホスト「えっ うわ、え??おいおいちょっと待ってろ。」
ずし
ホスト「は!?えっおいおい、これ重たい…ええ??」
「ねーなになに?」
「おいなにやってんだよwwwww」
「はやくしろよwwwwww」
不良「…っ!?」
金髪「てめっ!!この余所者…!!はやくとれよ!!ぼけ!!
勇者「……(ふーん、こいつらにとってはこのグローブ相当な重さみたいだなー)」
勇者「はい、」 ひょい
金髪「ふーっふーっ」プルプル
ホスト「うわっ、お前…手の甲の皮が……」
金髪「いてえ…皮が擦れちまってる…!!」
金髪「てめえ!!なんのつもりだ!!」
勇者「僕は君にグローブをわたしただけだ。」
ホスト「何か魔法をかけたんだろ!!」
勇者「まさか、僕は今からこの不良勇者くんと
『正々堂々と腕相撲をする』のに、何か卑怯な真似をするとでも?」
【 勇者はグローブをふくろにしまうと、椅子に腰掛けた 】
勇者「準備できたよ。」
不良「は、ははは!いいぜ、まあ俺からしたら余裕だけどな!!」
「ボソ(バイキルト)」
「ボソ(バイキルト)」
「ボソ「バイキルト…あとでおごれよー)」
不良「ボソ(わかってるって。任せろ)」
勇者「(何企んでるんだ??)」
不良「さあ、やろうぜ。」 がしっ!!
勇者「うん。」 がしっ
ぎゅううううううううううううううううう…っっ!!
不良「(ぷくくくwww)」
勇者「………」
「いいぞー!!いいぞー!!」
「そんなよそもの、軽く捻っちゃえー!!!」
「おい筋肉!!負けたら土下座してあやまれよー!!」
「ぎゃははははははwwww」
勇者「………」
不良「……お前、マジで後悔するぜ?
ここにいる皆はみんな魔法のエキスパートだ。」
勇者「そう、じゃあ僕は素手のエキスパートだ。」
不良「ぷっwwダッサ」
ホスト「用意はいいか?……はじめ!!」
不良「おりゃああああああああああっっっ!!!!
ははははは!!!」
「はははは!!」
「いいぞー!!」
「いえーいwwwwwww」
勇者「…………」 ぐっ
不良「ははははははっ!!!ははは!!……くっ!!
くううう…!!~~~~~~~っっっっ!!」
一同「はははは!……ははは」
一同「しーん……」
一同「え…」
金髪「」
ホスト「」
勇者「……君、鍛えてる?」
不良「ふっっっ!!!くっっ!!!があああ!!!!」 ぎゅうううううううううっっっ!!!
勇者「………」 ぐぐぐっ
【 勇者はゆっくりと、ゆっくりと不良勇者の腕を抑えて下げていく。 】
不良「が!?あああ!!いてっ!!くそっっ!!」
勇者「………」 ぐぐぐっ
不良「!!~~~~~~~っっっっ!!??」
勇者「………」 ぐぐぐぐ…
不良「あっ」
ぱたん
【 不良の腕は、机についた! 】
【 勇者は不良との腕相撲に勝った!! 】
不良「……っ!」
勇者「さあ、正直にいいなよ。
ゴミをぶつけたのは誰だ?そして砂漠越えをしてくれる人は?」
不良「てめえ!いかさまをしやがったな!?」
勇者「…はあ?」
不良「みんなもみただろ!!あんなのが腕相撲として成立するもんか!!」
そ、そうだそうだ!!
卑怯だぞゴリラ!!
正々堂々勝負しろやコラ!!
勇者「…おまえら」イライラ
不良「へっ これはお前の負けだな。」
勇者「正々堂々なら何でも良いの?」
不良「あ?」
勇者「正々堂々ならなんでもいいの?」
不良「ははは、そうだよ。なんでもいいさ。」
勇者「じゃあ、僕に見張りでもつけてみなよ」
不良「…いいぜ。」
勇者「じゃあやろう」
ゾロゾロ
ゾロゾロ
ゾロゾロ
【 勇者の周りに5、6人があつまる。
全員魔導士の格好をしている 】
ボソ「ルカニ」
ボソ「ルカニ」
ボソ「ルカニ」
ボソ「バイキルト」
不良「くくく…」
勇者「さあ、やろうよ」 がしっ
不良「いいぜ!いくぞおお!!」 がしっ ぐい!!
勇者「…っ!?(なんだ…さっきよりちからが入らない……)」
不良「…!おらあああ……!!(なんだコイツ!!ルカニでパワーを下げたってのに!!!)」
勇者「……(おかしい、力の入り方に違和感が…)」
勇者「…そうか、お前らとことん卑怯だな。」 ぐぐぐ…
不良「ああ?何がだよ…!!ははは!!」ぐぐぐぐ……
【 勇者の腕が不良の力によってどんどん下がっていく! 】
勇者「力が…入らないや……」ぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐっっっっ!!
不良「!?」
勇者「おおおおりゃああああああっっっっっ!!!」 ッ ッ ボ ン !!!
ドカっっ!!
不良「な!?」
一同「!?」
【 勇者の勝ち!! 腕相撲はまたしても勇者の勝利に終わった… 】
勇者「……はあ、はあ。
おかしいな、さっきよりも君の力が上だった。
てことはさっきの試合は君は本気じゃ無かったんだね?」ニヤリ
不良「!?」
勇者「僕は最初から本気だった。
でも君が本気じゃないなら、僕が勝っちゃって当然だよね。
力を出してない君に勝つのは正々堂々じゃないもんね」
不良「てめえ…!!」
勇者「でも今のは正々堂々だったよねー
本気を出した君の力は凄かったよ、僕負けそうになった。」
勇者「……でも僕の勝ちだ。正々堂々の試合だ。
みんなも今見てたよね?」
勇者「お互い、顔が真っ赤になるくらい力を込めての試合。
そして勝ったのは僕。」
勇者「正々堂々だったよね?」
しーん…
勇者「(こいつら…マジで頭に来るな。でも言ってやった。
口だけでルールを守るような奴らには同じように口でルールを縛れば良い。)」
不良「おまえ、外に出ろ。」
勇者「?」
不良「決闘だ!!!」
勇者「いいよ。正々堂々とね。ニヤリ」
不良「……!!!」
不良「ボソ お前らは手を出すなよ!」
一同「ゴクリ」
遊び人「うわっこりゃまずいかも…」
【 外 】
不良「正々堂々と決着を付けたやる…!!」 チャキっ
勇者「いいよ。正々堂々だ。」 ガチャガチャ…
ぽいっ! ぽいぽい!!
不良「!?」
【 勇者は持ってる装備を全て投げ捨てた!! 】
勇者「不安なら、誰かが見張っててくれよ。
正々堂々と勝負するんだからね。」
一同「………ゴクリ」
不良「……いいぜ。やってやる!!」 ガチャガチャ…
【 不良勇者は持ってる装備を全部、捨てた! 】
不良「……」
勇者「……」
不良「…ずあっっ!!」 ビュっ!!
ダン!!
勇者「っ」
不良「へへへ…」
【 不良のパンチは勇者のお腹にヒット!!
素手勇者の体が少し、前のめりになる。 】
不良「うらあああ!!!」 ビュっ
【 不良は少し離れて、2発目のパンチを繰り出そうとした!! 】
勇者「っっっしゃあッッ!!」 ッッッッボ!!
ド ズ ン !!
【 しかし、素手勇者の強力なせいけんづきは不良勇者のパンチよりも先に繰り出された!! 】
不良「かっ…」
不良「…っ!おっおげえええええあがががががああおろろろろろろうえええ、ぎゃががががっおえ」
勇者「……」
不良「うえええっっ!!!びゅるるるっれええええええ!!!
ぎゃあああがががgrっっえっっっっっ!!!」 ビチャビチャビチャッ
一同「あ…」
不良「うげえええげえげげげげげげgびょりゅりゅりゅりっっっ」 ビチャビチャっ
勇者「さあ、次の攻撃をしてこいよ。
正々堂々なんだろ?僕の攻撃は終わったから、次の攻撃をしてきなよ。」
勇者「こういう場合、どちらかが倒れるまで続けるんじゃないの?」
不良「うげげげげえええええっっうえええええげほっ!げほっげほぎょっごごっ!」
勇者「…おい!勝負はついたぞ!!
それかまだ正々堂々と僕と戦うか!?」
一同「あ…いえ……」
ざわざわ…
どよどよ
金髪「うっ…ひっ」
ホスト「お、俺しらないっと…」
勇者「オイ待てよ。逃げるきか?」
ホスト「あ、ああ!?誰が逃げるって!?
てめえなんか俺が…」
勇者「じゃあ正々堂々と勝負しようよ。
僕は武器も防具もつけてないよ。君にはハンデを上げようか?ん??」
ホスト「うっ…うあ……」
勇者「君たち、本当に勇者なの?
勇者って素質だけで、遊んでるだけじゃ勇者失格だよ。」
一同「………」
不良「うげげげげ…げほっ!!!げほっっ!!!うえええっ」
勇者「おい、はやく教えてよ。仲間になってくれる人を」
金髪「さ、三階だ…」
勇者「3階?」
金髪「さ、酒場の3階に強そうな連中が数人いる。」
勇者「そう、ありがと」
【 勇者は地面に置いた道具を全て拾うと酒場に戻っていった。 】
【 ルイーダの酒場 1階 】
ルイーダ「…あんた、なかなか根性あるね。店の中から見てたよ。」
勇者「それはどうも」イライラ
ルイーダ「(……ここにいる間、飲み代無料にしてあげよっかな?なんてね)」
【 ルイーダの酒場 2階 】
【 ルイーダの酒場 3階 】
勇者「こんにちはー」
おばあちゃん「あらあら、いらっしゃい。」
勇者「ここに砂漠を越えるための仲間を捜しにきたんですけど…」
おばあちゃん「おやまあ…大変ですね。
さあさあまずはカウンターに腰掛けてくださいな。お茶を出しますよ。」
勇者「あっどうも」
勇者「……」チラっ
魔導勇者♀「………」もぐもぐ
お宝勇者♀「……zzz」
ムチ勇者♂?「うーん、今月はどの鎧を買いますかね…
私の手元には残り少ないし、うーん…どうしましょう。」
僧侶勇者♂「………」
勇者「(………
ムチ勇者♂?「どうしましょう…どうしましょう……むふ」
勇者「……」
おばあちゃん「じゃあ、あなたの事をよく聞かせてくださいな。」
勇者「え?えーっとまあ…そうですね。
北の国からここまで素手で戦ってきました。
それでうんぬんかんぬんまるまるうましかくいさんかくほしぼしきらきら
っていう訳です。」
おばあちゃん「そうかいそうかい。よく頑張ったわね…辛かっただろうに」うるっ
勇者「おばあちゃん、そんな…」
おばあちゃん「あんたにゃ、そこの魔導勇者ちゃんとお宝勇者ちゃん、それに僧侶勇者君と相性がいいかもね。」
ムチ勇者「んふ、残念…♪」
3人「がたっ」
勇者「ど、どうも……」
お宝「……」じー
勇者「(ちょっとかわいいな。)」
魔導「……よろしく。」
勇者「う、うん…(なんか元気なさそう…)」
僧侶♂「はじめまして、僧侶勇者と申します。
あなたの今の話を聞いて、一緒に行動することを決めました。
自分は回復呪文や補助呪文が得意ですのでよろしくお願いします。」ぺこり
勇者「あ、ああ。どうも!」
おばあちゃん「とりあえず、4人パーティで相性がいいのを選んだよ。
それに全員勇者なら安心ですかねえ…
ムチさんには申し訳ないけど…」
ムチ「いやん、おばあさまいいんですよ。下にもまだ大勢いますし…ふひ」
勇者「(……あ、あぶなかった)」
僧侶「ではさっそく、砂漠越えの準備にかかりましょう!!」
お宝「…………」じー
魔導「……はあ」
勇者「……」
勇者「(近接攻撃の僕、長い杖を持った僧侶…あれは多分振り回せる……
魔導勇者ちゃんは魔法専門で、前衛後衛にもなれる。
お宝勇者ちゃんは…なんだろう?動きやすい格好してるけど…」
お宝「………」 じーっ
【 お宝勇者♀は素手勇者の持つ錬金釜を興味津々で見ている 】
【 宿 】
僧侶「ほう…これはすごい。錬金術の釜とは…!」
勇者「(適当に流そう…)
うん、ちょっと西の森で迷った時にほこらに埋まってたのを見つけたんだ。」
僧侶「すごい!これなら砂漠越えも出来たも当然ですね!」
勇者「僧侶君は東の国に何しに?」
僧侶「自分は珍しい薬草がないか探しにいくんです。
呪文でなおせるものには限界もありますし…」
勇者「なるほど…」
僧侶「素手勇者さんはどのような理由で?」
勇者「さっきもおばあさんにいってたけど
王様からの魔物討伐もかねてちょっと旅を…
最初は北の国付近で帰ろうかなと思ったけど、ここまできたら1週して帰ろうかなーって。」
僧侶「す、すごい!」
勇者「あはは…」
魔導「………」
盗賊「………」じー
勇者「魔導勇者ちゃんも東の国だよね?」
魔導「……ボソ 僧侶さんと似た理由、わたしは魔法の国から来たけど
あそこ意外にも魔導本があると思って。」
勇者「魔導本…読むと、呪文体得がはやくなる教科書みたいなあれか。」
魔導「そう…」
勇者「お宝ちゃんは?」
お宝「…………」じー
【 盗賊は錬金釜を見ている 】
勇者「(めずらしい道具探し?…なんてね)」
勇者「じゃあどんどん準備しよう。」
僧侶「はい!」
【 そして色々準備をした数日後…素手勇者達は砂漠へと旅立った 】
【 その翌日… 】
【 東部隊の宿舎 】
ねえ、聞いた? ルイーダの酒場の2階にいる荒くれ集団の話
聞いた聞いた。まえからあそこにいすわってるって、街の人も迷惑がってたよ。
勇者の素質があるからって、食って遊んでばかりとかゆるせないわ!
ホントよね
…その荒くれ集団、店から出て行ったみたいよ。
まじで!?
なんか2階にいった他の子から聞いたんだけど
そこの店員さんが、ある勇者さんが素手でリーダーを1発で倒したらしいの。
えー!?すっごーい
ほんとなの?
ほんとみたいよ、その不良集団。一応勇者の素質持ってるから魔法とか色々使って村の人にも迷惑かけてるんだけど
その素手勇者は魔法も何も使わないで…しかもさっきの1発KOは装備もなにもかも捨ててやったらしいのよ!
うわー!すっごーい!!!
武器も魔法も使わず素手で戦う勇者……あれ?何か聞いた事あるような…
おーい!お前ら!なんかすごいニュースだ!!
え?なになにー??
酒場で魔法の国から来た商人が話してた事なんだけどさ、魔法の国の法王様が誘拐されたみたいだ!!
え!?誘拐!!?
ほんとなの!?
ああ、なんでも側近の人と部屋で遊んでたら
突然、高度な魔法を使った魔物があらわれてさらってしまったらしい。
…でもすぐに犯人をやっつけて無事解決したみたいだぜ!!
えー!?そんなことが…!!
こ、こわいなー…魔物にそんんあやつがいるなんて
そんで事件を解決したのが武器も何ももたない素手勇者なんだってよ!!
すげえぶっとんでるやつだよな!魔法を使わないならともかく、武器も持たないなんてよ!
一同「!?」
【 こうして素手勇者のウワサ…というよりも実績はどんどん広がっていった。 】
書き貯めミスしました。
【 宿 】
僧侶「ほう…これはすごい。錬金術の釜とは…!」
勇者「(適当に流そう…)
うん、ちょっと西の森で迷った時にほこらに埋まってたのを見つけたんだ。」
僧侶「すごい!これなら砂漠越えも出来たも当然ですね!」
勇者「僧侶君は東の国に何しに?」
僧侶「自分は珍しい薬草がないか探しにいくんです。
呪文でなおせるものには限界もありますし…」
勇者「なるほど…」
僧侶「素手勇者さんはどのような理由で?」
勇者「さっきもおばあさんにいってたけど
王様からの魔物討伐もかねてちょっと旅を…
最初は北の国付近で帰ろうかなと思ったけど、ここまできたら1週して帰ろうかなーって。」
僧侶「す、すごい!」
勇者「あはは…」
魔導「………」
お宝「………」じー
勇者「魔導勇者ちゃんも東の国だよね?」
魔導「……ボソ 僧侶さんと似た理由、わたしは魔法の国から来たけど
あそこ意外にも魔導本があると思って。」
勇者「魔導本…読むと、呪文体得がはやくなる教科書みたいなあれか。」
魔導「そう…」
勇者「お宝ちゃんは?」
お宝「…………」じー
【 お宝は錬金釜を見ている 】
勇者「(めずらしい道具探し?…なんてね)」
勇者「じゃあどんどん準備しよう。」
僧侶「はい!」
以上ミス訂正
【 おまけ1 】 賢者をいじめた生徒Aのその後
「 教室 」
わいわい
きゃいきゃい
生徒A「おはようございますわ」
し~ん
生徒A「あら?何を黙ってるのですか?挨拶をしてくださいな?」
あっちいって話しようよ。
うん…そうしよっか
生徒A「な!?なんですの!!人を無視して…!!」 がし
…なにするの?ギロ
生徒A「うっ…なんですの、その目は」
………行くか、皆。
うん、隣の教室にいこっか。
生徒A「な、なんですの?まったく…人を無視して」
いこーぜ、
先生はやくこねーかな
あーあー、誰かのせいで息が腐る。
じろじろ
生徒A「な…な!?なんですの!!これは!!」
生徒B「……」
生徒C「……」
生徒「あら♪BにCじゃないですの。おはようござ…」
生徒B「いこっか…」
生徒C「うん」
生徒A「…あ、アナタ達まで!!これはいったい…!!」がし
生徒B「さわんないでよ!!」
生徒A「えっ…」
生徒C「A…あなた、やりすぎだよ。」
生徒B「私たちも悪かったけどさ……私たちだって別に……」
生徒C「………」
生徒A「な、なんですの!?全部私が悪いって言うの!?
あの素手勇者がどうしたというんですか!!何をおそれることが…!!」
生徒B「……」
生徒C「……」
生徒A「…あら、そういえばアナタ達髪の毛をいつの間に切りましたの??
それにどこかケガでもしましたか?」
生徒B「……お前のせいだ!!!」
生徒C「…ぐすっ うわああああん!!」
【 二人は教室から逃げ出した 】
生徒A「な、なんですの…」
【 その日… 】
おい、あいつだってな賢者さんをいじめてたヤツって
さいてー 死ねば良いのに
なーにが高貴な一族だよまったく…
生徒A「(なんですの…これは)」
【 お昼 】
生徒A「わ、わたしの机が無いですわ…」
クスクス
ぷっwww
生徒A「あなたたち!私の机はどうしたのですか!?」
しーん…
生徒B&C「………」
生徒A「あなたたち、知りません事?」
生徒B「食堂にいこっか…」
生徒C「うん…」
生徒A「なっ…」
くすくす…
だっさー
生徒A「……っ」ぷるぷる
【 そして… 】
生徒A「教科書が…ボロボロ」
生徒A「授業に使う道具も…」
生徒A「専用の服も…」
生徒A「……グスっ」
( 賢者さーん )
生徒「!?」ビクっ
【 廊下の方で話し声が聞こえた 】
( 賢者さーん、わからないところがあって教えてほしいんですが今いいですかー?)
( ええ、いいですよ。)
( わーい、やったー!! )
【 話し声は遠くなっていった 】
生徒A「……」
生徒A「……」
生徒A「……うっ」ポロポロ
生徒A「うう…」グスっ ポロポロ
【 生徒Aは自分にされてた事が、かつて賢者にも似たような事をしたのを思いだした。 】
【 生徒Aの生活は思いもよらない形で崩れ去って行った。 】
変にリアルだな。
変な奴ら(生徒A)にはには近づきたくない普通の人、Aの仲間はそもそも自己中責任転嫁タイプですぐ人のせい。
そして他の陰湿グループ。最初から話をは仕込んでたんじゃないかと思えるわ。
素手勇者のカッコよさやそういう部分の汚さとか、かなり面白い。
さらなる面白さを期待してます。(*^ー゚)b
変な奴ら(生徒A)にはには近づきたくない普通の人、Aの仲間はそもそも自己中責任転嫁タイプですぐ人のせい。
そして他の陰湿グループ。最初から話をは仕込んでたんじゃないかと思えるわ。
素手勇者のカッコよさやそういう部分の汚さとか、かなり面白い。
さらなる面白さを期待してます。(*^ー゚)b
スレたておつ
前スレから見てたが
賢者のところがみょうにリアルなのが良いな
これからも期待
前スレから見てたが
賢者のところがみょうにリアルなのが良いな
これからも期待
乙
憎い奴がやられてるのに何故か全然スカッとしない…
魔法使いも不良も生徒Aもそうなんだが何故なんだろうか
憎い奴がやられてるのに何故か全然スカッとしない…
魔法使いも不良も生徒Aもそうなんだが何故なんだろうか
生徒Aは今までやった自分に返ってきただけ。因果応報…その痛み身を持ってしるべき
おら!雑談するやつぁ一列に並べやああ!
俺がキッスで黙らせてやらああああ
乙
俺がキッスで黙らせてやらああああ
乙
乙
腕っ節は凄いけど注意力がないからこの先何かされそうで不安だな
腕っ節は凄いけど注意力がないからこの先何かされそうで不安だな
>一週間後。
王様「勇者よ」
勇者「は。なんでしょうか」
王様「まだこの城の周辺をうろうろしておるのか」
勇者「魔物が多くおりますので」
王様「えーと、報告では、周辺のスライムを千匹ほど狩ったと」
勇者「ええ。それで、連中が落とした金や道具を売って得たお金がこれです」ドン
王様「……」
勇者「最初に渡されたお金の数十倍ほどあるわけですが……」
王様「今日、お主を呼んだのは他でもない!」
勇者いや、一週間でこれだけ貯まるということは」
王様「実はこの周辺にも、強大な力を持った魔物がいるとのしらせがあってな!」
王様「勇者よ」
勇者「は。なんでしょうか」
王様「まだこの城の周辺をうろうろしておるのか」
勇者「魔物が多くおりますので」
王様「えーと、報告では、周辺のスライムを千匹ほど狩ったと」
勇者「ええ。それで、連中が落とした金や道具を売って得たお金がこれです」ドン
王様「……」
勇者「最初に渡されたお金の数十倍ほどあるわけですが……」
王様「今日、お主を呼んだのは他でもない!」
勇者いや、一週間でこれだけ貯まるということは」
王様「実はこの周辺にも、強大な力を持った魔物がいるとのしらせがあってな!」
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