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    元スレ貴音「貴女様?!」 P「面妖な……」

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    751 = 709 :


    P「……亜美?」

    亜美「……」

    P「な、なんか怒らせちゃった?」

    亜美「……姉ちゃんのバカ」

    P「えっ?!」

    亜美「むむむ、これはしっかりと上書きしてあげる必要がありますな……」

    P「上書き?」

    亜美「姉ちゃん、姉ちゃんもクリーム付いてるよ」

    P「えっ、どこ? 頬?」ペタペタ

    亜美「ううん、ここ」

    (スッ)

    P「え?」

    亜美「唇」


    (チュッ)

    752 = 709 :


    P「んむっ?!」

    亜美「んっ」

    (チュッペロッハムハム)

    P「っぷぁ! あああ亜美?!」

    亜美「うん、きれーに取れましたなー」

    P「な、何してっ……!」

    亜美「んっふっふ~、ドキドキした?」

    P「な……なっ!」

    754 = 709 :


    亜美「亜美の悩殺ワザに、さすがの姉ちゃんもタジタジかな→?」

    P「そ、そんなわけないでしょ! 亜美みたいな子どもに……はぁ、びっくりした」

    亜美「………」

    P「もう、悪ふざけばっかりして……やっぱりまだ子どもね」

    亜美「……」

    P「……亜美?」

    亜美「……姉ちゃんのばーーーか!!!」

    (ダダダッ)

    P「あ、亜美?! ちょっと待ちなさい!」

    755 = 709 :


    (タッタッタッタッ)

    P「っはぁっはぁっ……亜美、速いな……見失っちゃった」

    P「そんなに怒ることだったかな」

    P「…………」

    P「うーん、確かに失言だったかもしれない」

    P「探さないと……」

    P「……あっちの方かな」

    756 = 709 :


    (テクテクテクテク)


    亜美「はぁ……」

    亜美「……姉ちゃんのばーか」

    亜美「いっつもいっつも子ども扱いしてさ」

    亜美「…………」

    亜美「そんなこと、言われてもさ……」シャガミシャガミ

    亜美「亜美だって分かってるんだよ」

    亜美「でも……」

    亜美「……はぁ」

    亜美「亜美も、こんな風に綺麗になりたいのに……」サワサワ

    757 = 709 :


    亜美「あー、折角の姉ちゃんとの時間なのに」

    亜美「どーしよ、戻りづらいな」

    亜美「でも早く戻んなきゃ」

    亜美「……うぅ」


    P「はぁっはぁっ……ここにいたのね、亜美」


    亜美「あっ……」

    758 = 709 :


    P「サルビア見てたの?」

    亜美「うん」

    P「綺麗だね」

    亜美「うん」

    P「……亜美、その――」

    亜美「ごめんなさい」

    P「え?」

    759 = 709 :


    亜美「亜美が子どもなのは当たり前なのにね」

    P「いや、それは……」

    亜美「自分でも分かってるんだけどね。亜美の方が真美より子どもだって」

    P「別に真美と比較してるわけでは」

    亜美「でも、どうしても気になっちゃうよ。亜美も、もう少し大人になりたいのに」

    P「んー……」

    亜美「この花みたいに、もっと綺麗になれればいいのに」

    760 = 709 :


    P「いいんじゃないかな、そのままで」

    亜美「亜美、早く大人になりたいよ」

    P「大人なんて、時が経てば勝手になるものよ」

    亜美「でもさ……」

    P「あんまり早く大人になると、中身のない大人になっちゃうよ」

    亜美「中身のない大人?」

    P「ちゃんと子どもの時に子どもらしいことをするからこそ、大人らしいことが分かるし、大人になった時の土台ができるの」

    P「急ぎ過ぎて階段を駆け上ると、夢と理想だけのダメな大人になっちゃうよ」

    亜美「ダメな大人……」

    P「町中とかでも、なんとなく見たことあるでしょ?」

    亜美「……うん」

    761 = 709 :


    P「亜美くらいの年頃なんて、まだ子どもで当たり前なんだから。大人に憧れる気持ちも分かるけど」

    亜美「でもさ、周りはみんな大人っぽいよ? はるるんとか千早お姉ちゃんとかさ」

    P「あの子らはあの子らで子どもっぽい部分もあると思うけど……まず年齢を考えなさいな」

    亜美「あ」

    P「当たり前のようにいつも一緒だから忘れてるかもしれないけど、高校生だからね」

    亜美「でも数個しか違わないじゃん!」

    P「その年頃だと、その数個が大きいの」

    亜美「うむむ……」

    762 = 709 :


    P「大人を目指すのはいいけど、子どもの内は子どもである部分を否定するのはやめなさい」

    亜美「なんで?」

    P「大人と子どもなんて表裏一体なんだから。子どもを否定しておいて、その延長線上の大人になるなんてありえない」

    亜美「でも、心配になっちゃうよ! 大人になれるのかどうか」

    P「私でも小鳥さんでも大人になれたんだから、心配しなくていいの」

    亜美「……ちょっと納得したYO」

    P「くっ……ま、悩むのはいつでもできるし、今日は遊ぼう?」

    亜美「そだね。……あっ」

    P「? どうしたの」

    亜美「……乳搾り、忘れてた………」

    P「あっ」

    763 = 709 :


    P「時間は?!」バッ

    P「……過ぎてる………」

    亜美「うあうあ~……メインディッシュが~!」

    P「すっかり忘れてた……しまった……」

    亜美「楽しみにしてたのに……」

    P「まぁ、過ぎたことは悔やんでも仕方ない……一通り回ったし、そろそろお土産でも見に行こっか」

    亜美「うん……」

    P「ほらほら、元気出して。さぁ、行くよ」クルッ

    亜美「………」


    亜美「………!」ギラッ

    764 = 709 :


    亜美「とうっ!」ダキッ

    P「えっ?! なに、なに!?」

    亜美「んっふっふ~、牛の代わりに……」

    P「えっ、まさか……」

    亜美「姉ちゃんのを」

    P「あ、亜美っ! やめなさ」

    亜美「搾っちゃえ→!」

    (モミッ)

    P「ふひゃああああっ?!」

    765 = 709 :


    亜美「とうっ」

    (モミモミ)

    P「あっ、ちょっ、やめっ!!」

    亜美「ほ→れほ→れ、ここがいいんか→、ん→?」

    (モニュモニュ)

    P「馬鹿っ! や、やめって!! んっ」

    (ギュッギュッ)

    亜美「……結構大きいね………」

    P「だから……やめっ……ってばぁっ……」ハァッ

    亜美「んっふっふ~、これくらいにしておいてやろう!」パッ

    P「っはぁっはぁっはぁっ……!」

    766 = 709 :


    ………
    ……



    亜美「亜美ね、だからって本気で殴ることはないと思うんだYO」ヒリヒリ

    P「こっちは腕力が衰えてるんだからこれでも温いくらいよ」

    亜美「ごめんってば→、反省してるって!」

    P「その割に随分笑顔ね」

    亜美「いやいや、これはお土産を買ったからだよ!」

    P「こりゃ、まだまだきつーいお灸を据える必要が」

    亜美「ごごごごめんなさい!」

    P「もうやらないでよね」

    亜美「のワの」

    P「なんなの、その春香の真似をすれば許されるって風潮は」

    767 = 709 :


    P「さて、お土産も買ったし」

    亜美「そろそろ帰ろっか~」

    P「どう? 牧場、楽しかった?」

    亜美「ん→、まぁまぁだったかな!」

    P「それなら良かった」

    亜美「姉ちゃんがいたからだけどね」ボソッ

    P「ん?」

    亜美「な、なんでもないYO! 早く車に乗って!」

    P「運転するのは私だけどね」

    768 = 709 :


    (ブロロロロロ)

    P「それじゃ、帰宅を目指して」

    亜美「出発シンコ→!!」

    P「っと、高速乗る前に、ちょっと寄り道してもいい?」

    亜美「寄り道? いいけど」

    769 = 709 :




    亜美「……」

    (ザザーン)

    (ザプーン)

    P「海は広いなぁ」

    亜美「なんかさっきまで山の上だったのに、こんなすぐ海があるなんて不思議っしょ」

    P「夕日が水平線に落ちてくのは、何度見てもいいなぁ」

    亜美「亜美の悩みも、波に持ってかれちゃいそうだよ」

    P「持ってかれちゃえ持ってかれちゃえー」

    770 = 709 :


    亜美「亜美はまだ、子どものままでいいのかな?」

    P「いいんだよ。子どもじゃないとできないこと楽しめないこと、いっぱいあるよー?」

    亜美「ピヨちゃんとかよく『子どもに戻りたい!』って叫んでるもんね」

    P「あれは若干違う気もするけど……ま、そういうことかな?」

    亜美「子どもを満喫しつつ、大人も目指さなきゃいけない……亜美達の立場は辛いですな→」

    P「あと何年、そんな嘗めたことを言ってられるかな」

    亜美「来年くらいまでは……」

    P「リタイヤ早っ!!」

    771 = 709 :


    亜美「でもなんだかんだ言って、やっぱり大人には憧れちゃうよ」

    P「そうだねぇ。気持ちは分かるよ」

    亜美「うあー、なんか釈然としない!」

    P「うーん……よし、分かった」

    亜美「ん?」

    P「じゃあそんな亜美に、ちょっとだけ大人の世界を教えてあげる」

    亜美「え、なになに→?」

    772 = 709 :


    P「ほら、こっちにおいで」

    亜美「ほいほ→い」

    P「よーし、捕まえた」ガシッ

    亜美「な、何すんの?! 人体実験!?」

    P「さて、なんでしょう」スッ

    亜美「えっ、姉ちゃん、顔が近――」


    P「んっ」

    亜美「んむっ?!」

    774 = 709 :


    亜美(えっ、ナニコレナニコレ?!)

    亜美「ふぁ……」

    P「んー」

    亜美(姉ちゃんのべろが、亜美の口の中に……!)

    P「んむっ」

    亜美「んーっ、んーっ!」

    亜美(亜美のと、絡まって……!)

    亜美「ふぁっ……ぷぁっ……」ハァッハァッ

    亜美(頭……溶けちゃいそ……)

    亜美「んむっ……にゅく、んちゅ……」

    亜美(もっと……もっとぉ……)

    P「っぷはぁ、ハイ終わりー」

    亜美「っぷはぁっはぁっはぁ……ぁ……」

    776 = 709 :


    P「どう? ちょびっとだけど、大人の世界の感想は?」

    亜美「……なんだか、ぽーっとして………」

    P「ふふ、少しは大人の気分を味わえたかな?」

    亜美「姉ちゃんがなんだか、姉ちゃんじゃないみたいだったYO……」

    P「あはは、これは二人だけの秘密だからね? 秘密な大人の世界だから」

    亜美「うん……」

    P「さて、それじゃ帰ろっか」

    亜美「うん……」

    777 = 709 :


    ………
    ……



    (ブロロロロロ)

    (ガチャッ)

    真美「あっ、亜美帰ってきた!」

    亜美「ただいまー……」

    真美「あれ? 亜美、どったの?」

    亜美「いや、なんでも……」

    P「あ、真美。元気?」ビューティボイス

    真美「えっ、姉ちゃん!?」

    P「朝起きたらこの通りでね」

    真美「亜美、それで元気ないの?」

    P「いや、そういうわけじゃなくて」

    真美「?」

    778 = 709 :


    P「ま、大人には色々あるの」

    真美「えっ」

    亜美「あ、亜美は大丈夫だYO! ほらこれ、お土産!」

    真美「あ、うん、ありがと」

    亜美「じゃあ亜美、先に入ってるね。姉ちゃん、今日はありがと!」

    P「うん、お疲れ様。また明日ね」

    亜美「うん、また明日!」

    (バタン)

    真美「姉ちゃん……」

    P「ん?」

    真美「あ、亜美に何したの?!」

    P「いや、別に……」

    真美「あの顔は絶対何かしたっしょ→! 亜美ばっかずっこいよ!!」

    P「だって今日は亜美の日だし、ねぇ?」

    真美「むむむ……真美の時も、絶対何かしてもらうんだかんね!!」

    P「はいはい。じゃあ、真美もまた明日ね、おやすみなさい」

    真美「絶対だかんねーーーー!!!」

    779 = 709 :


    ~翌日!~


    (ガンガンガンガンッ)

    千早「ぷ、プロデューサー! 落ち着いて!!」

    P「うわああああああ!!!! 死ね! 俺死ね!! この性犯罪者予備軍がぁぁあああああ!!!!!」

    (ガンガンガンガンッ)

    (ポロッ)

    伊織「ちょっ、天井がちょっと落ちてきてるじゃない……! このボロビル、大丈夫なんでしょうね?!」

    千早「プロデューサー、何があったんですか?!」

    P「姉御は何をしてくれよったんじゃあああああ!!! 滅せよ!! 煩悩!! NOロリータNOタッチ!!!!」

    千早「プロデューサー!!」

    小鳥「千早ちゃん、そっとしといてあげて……」

    千早「何があったんですか?」

    小鳥「私もよく分からないんだけど……昨日、亜美ちゃんとお出かけしたときに何かあったみたいで」

    千早「えっ」

    P「亜美いいいいいいいすまぬうううううううう!!!!!!!」ガンガンガンガンガンッ

    780 = 709 :


    千早「プロデューサー……まさか、犯罪に手を……」

    P「ちっ、違うんだ千早っ!! あれは不可抗力で!!」

    千早「……プロ、デューサー…………?」

    小鳥「ち、千早ちゃんの後ろに阿修羅が見える!!」

    伊織「あのヘンタイプロデューサー、一体何やったのよ……」


    (ガチャッ)


    真美「おい→っす」

    亜美「諸君、元気にしとるかね→?」

    小鳥「あ、亜美ちゃん真美ちゃん」

    P「ヒイイィィィィィイイイッ?!?!?!?」

    781 = 709 :


    亜美「あっ、兄ちゃん! おっは→!」

    P「おおおおおおはよう亜美!!」

    亜美「なんでそんなにキョドってんの?」

    千早「さっきから頭を壁に打ち付けながらこの調子よ」

    伊織「昨日このヘンタイに何かされたの?」

    亜美「え? 別に」

    真美「牧場で遊んできただけっしょ?」

    亜美「うん」

    P「」ガクガクブルブル

    782 = 709 :


    亜美「ねー、兄ちゃん。『何もなかった』よね?」ニコッ

    P「……!」コクコクコクコク

    亜美「ということだYO」

    千早「さっぱり分からないわ」

    伊織「右に同じく」

    小鳥「くぅっ、オフなら、オフなら追いかけていって一部始終を……!」

    真美「これ以上は真美にも話してくれないんだもん。お手上げだYO」バンザーイ

    千早「少なくとも、亜美の嫌がることをしたわけではなさそうだけど……」

    伊織「一体何をしたって言うのよ……」

    783 = 709 :


    亜美「そうだそうだ! これ、昨日のお土産→」

    伊織「あ、瓶詰牛乳じゃない」

    亜美「これ一本で千円もするんだZE!」

    小鳥「えっ、そんなにするの?!」

    千早「高槻さんが聞いたら卒倒するわね……」

    亜美「だからみんな、やよいっちが居る前では値段の話は厳禁で」ボソボソ

    伊織「了解」コソコソ

    千早「これを飲めば……少しは成長……」

    784 = 709 :


    亜美「さぁ召し上がれ!」

    小鳥「……! な、なんて深い味わいなの!」

    真美「真美も昨日飲んでビックリしたYO……」

    千早「これが本物の牛乳……確かに効いてる気がするわ……」

    伊織「効いてるって、何に効くのよ……」

    小鳥「ほら、プロデューサーさんもどうですか?」

    P「遠慮いたします私のようなクズめが亜美様がお持ちになったお飲み物を口にするなど」

    伊織「だから何なのよその態度は……」

    785 = 709 :


    亜美「ねぇ、兄ちゃん」

    P「はいっ!」

    亜美「今度さ、あの続き、教えてね?」ボソッ

    P「なななななんのことでしょう!?」コゴエ

    亜美「え→? ここで言っちゃってもいいんだけどなぁ、『大人の秘密』」ボソボソ

    P「やめてくださいしんでしまいます物理的に」

    亜美「じゃ、よろしくね、兄ちゃんっ♪」

    P「俺はなんてことをしちまったんだ……」



    真美「亜美ー、やっぱりずっこいよ! 一人だけ兄ちゃんの弱み握って!」

    亜美「んっふっふ~……」


    亜美「これは、子どもな亜美の特権なのだ!」






    亜美編おわわ
    To Be Continued...

    786 = 709 :

    やっぱり、書く時は一気に書いちゃわないとダメだわ、文量とかバランスとか構成とか
    亜美ってむずいな……
    その時その時で出来の落差が激しいのはどげんせんといかん

    787 = 773 :

    百合要素とか大変素晴らしいよ
    次は真美か、楽しみだ

    788 = 734 :

    乙乙
    亜美真美は思春期真っ盛りでキャラの掴みどころ難しいから仕方ないね。
    凄く満喫させてもらいました、ありがとうございます。

    789 :

    千でお姫ちんのおちんちんを取れば或いは・・・?

    790 :

    乙乙!
    次も楽しみに待ってる

    791 :

    こんな時間まで㌧クス
    真美は好きだから特に頑張りたいっていうのと、単発ネタ溜まりすぎて消化しないとうあうあ~!って感じだから、本編は間隔がかなり空くかも
    このスレが事実上練習場所となりつつあるZE……

    792 :

    >>776
    大人のキスよ…
    帰ってきたら続きをしましょう。

    こんな方向じゃないですよね

    793 :

    乙。いつものPに戻った時の反動がイイな

    794 :

    乙乙なのなの
    真美はもちろんのこと亜美も思春期って風潮いいね

    795 :

    乙乙

    面白かった、次も期待してる

    796 :

    あれ、まだ続くんだよね?ね?

    797 :

    >>794
    亜美と真美では思春期の方向性が違って悩みも違うからお互いに相談できない距離感がジャスティス

    >>796
    まだまだ他キャラとかも続くけど、暫く間が空くかも

    798 :

    真マダー?

    799 :

    おらっ!>>1早くしろ!

    800 :

    >>798
    もうおじいちゃんたら。前にやったでしょ。


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