私的良スレ書庫
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元スレ禁書「とある幸福の上条当麻、はっじまるよー」上条「ウソつけ!」
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熱狂的再征服(レコンキスタ)とか怖すぎワロタ
でもインさんプロテスタントじゃないん?
でもインさんプロテスタントじゃないん?
それどころか七つの大罪は色欲以外コンプリートしてんぞインさんェ・・・
???――
禁書「お義父様とお義母様は旅行に出かけたみたい。フフ、人払いのルーンはこういう時に役立つんだよ」
アウ「四つの属性の配置に敢えて定石を外した様式……なるほど、この儀式場は意図せずして発生したものなのか?」ブツブツ
禁書「お義父様が組んだんだよ」
アウ「唖然、神秘も知らぬ一般人がこれほどのモノを!」
禁書「でもこのままだと歪な形で降臨させちゃう。それだと私の目的には不都合かも」
アウ「当然、不純物が混ざらぬよう属性の再配置には細心の注意を払うつもりだ」
禁書「それと最終的に私へ力が向かうように調整しておいて」
アウ「世界のキャパシティーを超える存在、それを残留させる事になるのだが……」
禁書「とうまが弱らせてくれるから平気。それとも、たかが羽虫の一匹も飼い馴らせない私だと思うの?」ニッコリ
アウ「ぜ、全然!? そのような心配はしていない!」アセアセ
禁書「じゃあ作業に取り掛かるんだよ。入れ変わりが起きないように、受け皿も作らないとね♪」
アウ「そこはパラケルススの末裔たる私の独壇場だ。任せてくれ」キリッ
パンパカパーン!!
禁書?「」スッポンポン
禁書「ッ!///」カァァ
アウ「これぞ我が渾身の作! ホムンクルスのインデックちゅ…」
禁書「どーして裸なのかな!?///」ガァァ
アウ「憮然、婦女子の洋服など調達できるはずもない。君は私にヘンタイになれと言うのか?」
禁書「ただの器だとしても裸を強いるほうが変態だと思うのだけど……まあ細かいコトには目をつむるんだよ。でも大丈夫かな?」
アウ「はて、何か懸案事項でも?」
禁書「だって最愛の妻そっくりの器だもん。とうまが躊躇して大ケガしなければいいのだけれど」ウーン
CASE 07 インフレを起こした結果が御覧のあり様なんだよ、という教訓
とある海水浴場――
美琴「夏だ! 海だ! 海水浴だー!」キャッホゥ
上条「いいねいいねェ、最っっ高だねェ!! ……あれ? なンかノイズが」ハテ?
浜面「パラソルを設置してっと」ザクッ
御坂妹「あそこの小屋から良い匂いが……とミサカは本能の赴くまま海の家に誘引されます」フラフラ
美琴「こら、まずは着替えが先でしょ」
上条「場所も確保したし、着替え終わったらここに集合な」
御坂妹「了解、とミサカは焼きそばとかき氷に思いを馳せつつ更衣室にダッシュします」タッタッタ
美琴「ちょっと、待ちなさいよー」タッタッタ
上条「俺たちはテキトーな岩陰で着替えるか」
浜面「……大将」
上条「うん?」
浜面「ナンパしようぜ!」
上条「あー、大変魅力的なお誘いなんですが、御坂たちをエスコートしないと」
浜面「まじめだねえ」ヤレヤレ
上条「紳士だからな」キリッ ※英国紳士(ジェントルマン)Lv.5
浜面「そんじゃガキの面倒は大将に任せるわ。俺は巨乳……じゃなくて年上のお姉さんをナンパしてくるぜ!」ピューン!
上条「おう、頑張れよー」
十数分後
上条「青い空、白い海、うちの家計は真っ赤っか……旅行中くらい借金のコトは忘れよう」ウン
美琴「ふっふーん♪」ソローリ
上条「御坂たちはまだかな」
美琴「だーれだ♪」スッ
上条「……御坂?」
美琴「せいかーい! ま、簡単すぎたか」ケラケラ
上条「ふむ」ジー
美琴「どうしたの?」ハテ?
上条「水着似合ってるな。可愛いと思うぞ」シレッ
美琴「なっ、何言ってんのよアンタ!?///」アタフタ
上条「綺麗に着飾った女性を褒めるのは当然だろ。カラフルな水玉フリルが明るい御坂のイメージにぴったりで、本当によく似合ってる」
美琴「~~~~~ッ///」カァァ
上条「お前こそどうしたんだ? 顔がスゲー赤いんだけど」ハテ?
美琴「あ、あははは! いやー今日は暑いなー……なんて思ってたり……思わなかったり///」モジモジ
上条「たしかに絶好の海水浴日和だ。熱中症には気をつけないとな」
美琴「……………………誰のせいだと思ってるのよ///」ボソッ
御坂妹「褒められて嬉しいならもぐもぐ、素直に喜べばいいのにもぐもぐ、とミサカは不器用な姉に呆れます、ごっくん」モグモグ
美琴「う、うるさいっ///」プイッ
上条「こら、食べながら喋るんじゃありません。つーかもう買い食いしてるのかよ!?」ガビーン
御坂妹「けふっ、焼きそばは普通の味でした、とミサカは報告します」
上条「ああ……口の周りがソースで汚れてるじゃないか」フキフキ
美琴「……(海パン一丁なのに何処からハンカチを出したのかしら?)」ハテ?
御坂妹「あ、ハサミを持った甲殻類が……、とミサカは誘われるように追跡を試みます」フラフラ
上条「ったく、フラフラ歩き回るなっての」ヤレヤレ
御坂妹「あの赤くていなせなアンチクショウはカニですか? とミサカは質問します」
上条「そうだよ、小さいしまだ子供だけどな」
美琴「あはは、ちょこちょこカニ歩きしてカワイイわね♪」
上条「たしかに」ウン
御坂妹「たしかに……たしカニ……フフ、フフフ……それはギャグですか?」ニヘラ
上条「み、御坂妹さん?」
美琴「……相変わらずおかしな感性してるわね」ヤレヤレ
御坂妹「ハッ! 海水が本当に塩味なのか確かめなくては、とミサカは唐突に海へ向かって駆けだします」タッタッタ
美琴「ちょ、急に走り出さないの! 迷子になっても知らないわよー!」タッタッタ
上条「はは、ああしてると仲の良い姉妹にしか見えないな」ニコニコ
浜面「何となく勢いに任せてナンパに繰り出したものの――」
カップルA「「♪」」イチャイチャ
カップルB「「♪」」イチャイチャ
カップルC「「♪」」イチャイチャ
カップルD「「♪」」イチャイチャ
浜面「――何処もかしこも男連ればっかとか。ま、まあ冷静に考えてみれば一人でナンパはハードル高いよな……」ガックリ
ソコノカノジョ、ヒマシテルンダロ?
浜面「そうそう、あんな風に声をかけるなんて……ん?」
中学生U「や、やめてください……」ビクビク
男A「一人なんだろ? ちょっと俺らと付き合えよ」
男B「ギャハハ! いつ帰れるかはわかんねーけどな」ニヤニヤ
浜面「…………」イラッ
数分後
中学生U「あ、あの……! 助けてくれてありがとうございました!」ペコリ
浜面「……(つい衝動的に助けちまった)」
中学生U「何かお礼をしたいのですが、えと、その……///」モジモジ
浜面「ああ別にいいって。大した事してねえし」
中学生U「で、でも!」
浜面「こう見えて一応アンチスキルっていう治安維持組織で働いてるんだ。人助けするのは仕事なんだよ」
中学生U「ふぇ? アンチスキル……」
浜面「もう変な野郎に絡まれんなよ?」スタスタ
中学生U「あ……」
中学生S「ういはるー! ジュース買ってきたよー♪」タッタッタ
中学生U「……///」ポケー
中学生S「どーしたの? いつにも増してぽけーっとしてるけど」ハテ?
中学生U「カッコ良かったなぁ……警備員っていってたから学園都市の人ですよね///」ポワポワ
中学生S「こ、この乙女な反応はまさか!?」
中学生U「また会えるといいな……///」
テッテレー
浜面仕上は、とある風紀委員にフラグを立てた!
ザザーン
御坂妹「…………」プカプカ
ザブーン
美琴「……何してんの?」
御坂妹「プカプカ、とミサカはクラゲのように海面を漂います」プカプカ
美琴「そ、そう」
上条「どれ、上条さんも漂ってみますか」プカプカ
御坂妹「どうですか?」プカプカ
上条「今の俺は世俗の穢れ(借金)から解放された一匹の海産物……。うん、実にイイ」プカプカ
御坂妹「ええ、心が洗われるようです、とミサカは激しく同意してみます」プカプカ
上条「あー、こうやって無為に時間を過ごす以上の贅沢は無いよなぁ」プカプカ
美琴「爺さんかアンタは」ボソッ
上条「ほっほっほ、お子様なミコっちゃんには理解できんとみえる」プカプカ
御坂妹「やれやれです」プカプカ
美琴「ミコっちゃんいうな! バカみたいに枯れてないで私の相手しろーー!!」ガァァ
御坂妹「では目測300mほど沖に浮いているブイまで競争しましょう、とミサカは告げるや否や猛然と泳ぎだします」スイスイー
上条「ビリになったらジュース奢りな」スイスイー
美琴「ええっ、いきなり!? って待てやこらーーーーーー!!!」スイスイスイーーー!!!
◇ ◇ ◇ ◇
上条「うおおおーーーーーっ!!!」ギューーン!!! ※理不尽な身体能力、超速い
御坂妹「ぷはっ、とミサカは最小限の動きで息継ぎをぶくぶく……」シュバーーー!!! ※軍用クローンだから結構速い
美琴「ハァハァ……ま、待って……待ってってばぁ~」スイスイ ※比較的遅い
数十分後
美琴「ぜぇ……ぜぇ……か、買ってきたわよ」フラフラ
上条「うむ、ご苦労」ゴクゴク
御坂妹「勝利のあとのジュースは格別である、とミサカは普段より美味なジュースを楽しみます」ゴクゴク
美琴「美味しそうね」ジトー
欠陥幻想「「タダより旨いものはない!」」キリッ
美琴「く、くっそー……お小遣いが少なすぎて私の分は無いっていうのにぃぃ……」グヌヌ
上条「仕方ねえなー。心優しい上条さんが一口恵んでやろう」スッ
美琴「……ふんっ」ゴクゴク
御坂妹「お姉さま」
美琴「ん?」ゴクゴク
御坂妹「さすがお姉さま。さり気なく間接キスするとは、とミサカは感心します」
美琴「ぶふぅぅーーーーーーっっ!!??」ブーーーッッ!!
上条「ぎゃああああああああああああああああ!?」ビチャビチャ
美琴「かかか間接キスって、ババ、バカじゃないの!?///」カァァ
御坂妹「おや、無自覚でしたか、とミサカは口角を歪めながら微笑ましい姉を見やります」ニヤニヤ
美琴「こ、この……ッ///」
御坂妹「怒られる前にスタコラサッサだぜ、とミサカは短気なお姉さまから逃亡を計ってみます」スタコラッサッサー
美琴「待ちやがれ妹ぉぉぉ!!!///」タッタッタ
上条「目に、目に炭酸がぁぁーーーー!?」ギャース
浜面「こんなトコにいたのか……って、何やってんだ大将?」スタスタ
とある旅館――
上条「おおー、立派な旅館じゃねーか」
浜面「シーズン中のせいかごった返してるな。……クソッ、ここもカップルばっかかよ」イラッ
上条「なんだ、釣果はゼロだったのか」ケラケラ
浜面「え゛!?」ギクッ
御坂妹「釣果?」ハテ?
美琴「釣りをしてたの?」
上条「違う違う、この場合の釣果ってのはだな…」
浜面「ほ、ほら! ボーっとつっ立ってると他の客に迷惑だろ!? さっさとチェックイン済ませようぜ!」アセアセ
上条「そんなに急かさなくても…」
浜面「ああーっ!! あんな所に『夏のキャンペーン! 先着順に温泉ゲコ太プレゼント』のポスターがッ!!」
御坂妹「どういった需要を見込んだキャンペーンなのでしょうか?」
浜面「た、大将は好きだったよな!」
上条「予約してるはずの上条ですがチェックインをお願いしますっ!!」
フロント「少々お待ちください……特務支援課御一行様、四名様でお間違えありませんでしょうか?」
上条「はい!」
フロント「ではこちらがお部屋のカギと、特典の『温泉ゲコ太マスコット』になります」スッ
美琴「ゲ、ゲコ太ぁ~~♪」キラキラ
上条「やったな御坂!」
美琴「うんっ!」
上条「こんな気の利いたプレゼントがあるなんて! 木原さんGJ!」ヒャッホウ!!
浜面「……うわー、めっちゃ喜んでるー」ゲンナリ
御坂妹「ミサカたちの分までちゃっかりゲットしてますね、とミサカはカエル狂いの二人に若干ゲンナリします」ヤレヤレ
宿泊部屋――
浜面「へえー、結構広いな」
御坂妹「しかし一部屋とは。この場合二部屋が妥当じゃね? とミサカは冷静にツッコミます」
浜面「だよなぁー。おい大将、どうすんだ?」チラッ
上条「おい見ろよ御坂! 四匹とも微妙に表情が違うぞ!」キャッキャ
美琴「ほんとだ! うぅ~、カワイイー♪」ウフフ
上条「まだ他にも種類あるのかな?」ワクワク
美琴「きっとあるわよ!」ウズウズ
上条「うおおおっ!! このテンションは留まるコトを知らない!」
美琴「ねぇねぇ! ちょろっと売店を冷やかしてみましょうよ!」ユッサユッサ
上条「ッ、そうか! キャンペーン中ならではのグッズ狙いか!」
美琴「ほらほら、早く早くー♪」タッタッタ
上条「ちょ、抜け駆けはご法度ですぞ!?」タッタッタ
浜面「……ダメだ。うちのツートップは役に立たねえ」
御坂妹「何を呆けているのですか? 行きますよ、とミサカはすでに売店の銘菓コーナーで頭がいっぱいです」グイグイ
浜面「お前もかよ!?」ガビーン
売店――
上条「さすがにゲコ太グッズは売ってないみたいだな。そういや御坂はお土産どうする?」
美琴「えっと黒子と……あとは佐天さんと初春さんだけでいいかな」ウーン
上条「学校の友達?」
美琴「そ。まあ常盤台の後輩と別の中学の友達なんだけどね」
上条「へえー(俺はどーすっかなぁ。正直、高一の時のクラスメイトなんて土御門と青髪と吹寄しか覚えてないんだが)」
美琴「あ」
上条「どうした?」ハテ?
美琴「三人分も買っちゃうと、お小遣いが……」ズーン
上条「まだ今月三分の一近く残ってるけど、今いくらだ……?」オソルオソル
美琴「……1500円」
上条「ギリギリだな」ウン
美琴「あ、あはは……今回の旅行は誰にも言わずに来ちゃったから、お土産は無しでもいいかな」ションボリ
上条「しょーがねぇなー、ほれ」スッ ヒデオサン×2
美琴「え?」
上条「先輩が旅行に行ってお土産無しってのはカッコつかないだろ?」
美琴「い、いいの?」
上条「マイクロブラックホールが去ってから劇的にエンゲル係数が下がったんだよ。遠慮すんなって」ナントイウコトデショウ!
美琴「……じゃあ来月まで借しといて///」
浜面「なんか急にレベル5を身近に感じるようになったんだが」
御坂妹「もぐもぐ、このお饅頭は中々ですね、とミサカは誰はばかる事なく試食に没頭します、もぐもぐ」
浜面「お前も大概マイペースだな……」ゲンナリ
浜面「土産を買い終わったんなら温泉に入っちまおうぜ」
上条「おう」
美琴「私たちも行きましょ」
御坂妹「温泉たまご……」ジュルリ
美琴「はぁ……。誰に似たらこんな食いしん坊になるのよ」ヤレヤレ
◇ ◇ ◇ ◇
露天風呂 女湯――
カポーン
美琴「くう~~! 生き返るわねー♪」チャプチャプ
御坂妹「はふぅ……ポカポカして気持ちいい、とミサカは温泉の素晴らしさを実感します」チャプチャプ
美琴「先週から色々ありすぎたから、ようやく人心地つけたわー」
御坂妹「…………」
美琴「突然アンタが現れたと思ったら、その日のうちに学園都市最強と戦って負けちゃうしさー」
御坂妹「お姉さまなら勝てないと理解していたはずです。なのにどうして逃げなかったのですか? とミサカは疑問を投げかけます」
美琴「どーしてって……そんなの決まってるじゃない」クスッ
御坂妹「???」ハテ?
美琴「アンタに死んで欲しくない、守りたいって思ったからよ」ニコッ
御坂妹「…………クサっ///」ボソッ
美琴「う、うっさいわね。ガラじゃないってコトくらい自覚してるっつーの!///」カァァ
御坂妹「なるほど、これがツンデレですか、とミサカはお姉さまの属性を解析します///」タンタン
美琴「~~~~~ッッ!!! どいつもこいつもッ、私はツンデレじゃない!!///」ウガー!!
露天風呂 男湯――
上条「くはぁ~~、温泉は命の洗濯ですなぁー」チャプチャプ
浜面「ジジくせえ」チャプチャプ
上条「四半世紀も生きてない若造に、温泉の有り難味はわからんか」ケラケラ
浜面「いや、大将も俺と同年代だから」
上条「そうだっけ?」ハテ?
浜面「しっかりしてくれよ。一応俺らのリーダーだろ」
上条「まあまあ気楽に行こうぜー。魔術師っつっても白い悪魔以外は上条さんの敵じゃありませんことよー」
浜面「そう、それだよ!」
上条「それ?」
浜面「白い悪魔と大将の関係! 知り合いみたいだったけど実際どうなんだ?」
上条「ん~~、なんて言えばいいのかなあ……」
浜面「ぱっと見ただのガキにしか見えなかったんだが、……やっぱスゲー悪人なのか?」
上条「悪人なら良かったんだけどなー。あれは究極の善人だから性質が悪いんだよ」
浜面「はぁ?」
上条「世界の半分のトップにもなると平凡ではいられない。頭では分かってるんだが上条さん的には平凡に生きたかったのですよ」
浜面「う~ん……よく分かんね」
上条「所詮は過去のコトだからな。今は借金を返しつつ普通の幸せを手に入れる。それが一番重要なんです」ウン
浜面「ハハ、なんつーか妙に達観してるよな」ケラケラ
夕刻
とあるフラグ男の実家 庭――
禁書「時は満ちたんだよ!」
アウ「おお……!」
禁書「このインデックスの偉大なる覇業の先駆け。大天使(ガブリエル)降臨の儀式を執り行う」キリッ
アウ「当然、アウレオルス=イザードも御供する!」
禁書「よろしい。では全能なる神のしもべ、アウレオルスよ!」
アウ「はっ!」タイコ ドン!
ドンドコスコスコ ドンドコスコスコ
禁書「あのく~たらさんみゃく~さんぼだい~♪」ソイヤソイヤ
ドンドコスコスコ ドンドコスコスコ
禁書「むじょ~しょ~と~しょ~がく~♪」ソイヤソイヤ
ドンドコスコスコ ドンドコスコスコ
禁書「はああああ……ッ!! ち き ん な げ っ と !!!」クワッ!!
ピシャアアアアアアアアン!!!
禁書?「!?」ドクン
アウ「成功――したのか?」
禁書「このインデックスに失敗の二文字はないんだよ。間違いなくあのホムンクルスにガブリエルが降臨してる」ドヤッ
ご近所さん「上条さんっ!! 近所迷惑だから怪しげな遊びはやめてくださいっ!!!」ガァァ
禁書「ご、ごめんなさい……」ペコペコ
> 正直、高一の時のクラスメイトなんて土御門と青髪と吹寄しか覚えてないんだが
■■「ふふふ。どうせ私は。こんな扱い」
■■「ふふふ。どうせ私は。こんな扱い」
禁書「怒られちゃった……」ションボリ
アウ「だ、誰にでも失敗はあるものだ。落ち込まないで欲しい」アセアセ
禁書「これも全部とうまのせいかも! 妻に協力しない不義理な夫には制裁が必要なんだよ!」プンスカ
アウ「……(唖然、完全な言いがかりだ!?)」ガビーン
禁書「言いがかり?」
アウ「!?」ギクッ
禁書「神はいつでも迷える子羊を見守ってるんだよ? ……それが例え心の中でもね」ニッコリ
アウ「ッ!」ゾクゾクッ
禁書「まあいいや。それよりとうまをひと気のない海に呼び出して……あ、あれ?」キョロキョロ
アウ「唖然、ガブリエルの姿が消えている……!?」
禁書「だ、大丈夫。きっと最寄りの神敵を討ちに行っただけなんだよ」アセアセ
アウ「必然、それはつまり幻想殺しの元へ? この時間では旅館にいる可能性が……」オロオロ
禁書「…………」
アウ「大惨事になるのでは……?」
禁書「フ…フフフ、これも想定の範囲内。とうまなら犠牲者ゼロで撃退できるんだよ………………タブン」
インデックスさんのうっかりにより、ガブリエル(完全体)が解き放たれた!!
>>369
それ以上いけない
それ以上いけない
露天風呂 男湯――
上条「んー? あの空まで伸びてる棒っぽいのはエンデュミオンだよなー」チャプチャプ
浜面「もうじき完成する宇宙エレベーターか。うわー、マジで宇宙まで伸びてるよ」チャプチャプ
上条「ふっふっふ、何を隠そうこの上条さんは単独で大気圏突入が可能なのだよ!」ドヤッ
浜面「ガンダムか!」ビシッ
上条「甘いな。世界にはガンダムより怖いバケモノが両手の指じゃ足りないくらい居るんだぞ」
浜面「マジかよ……」ゴクリ
上条「魔術一発で北半球壊滅とか稀によくある話だろ?」
浜面「あってたまるかよ!?」ガビーン
上条「え……」
浜面「なにその戸惑いの表情!? あり得ないからね!? そんな日常的に世界の危機がマッハとか無いからね!?」
上条「…………ッ」ワナワナ
浜面「た、大将?」
上条「ハ、ハハハ……改めて考えてみると俺って不幸だったんだなぁ……」ホロリ
浜面「考えるまでもなく、借金の額からして超絶不幸だと思うんだが」
上条「借金は完済というゴールがあるからいいんだよ。でも白い悪魔は何処までも追いかけかけかけ……!?」ガタガタガタガタ
浜面「お、落ち着けって! 田舎ならではの綺麗な夜空でも見て心を落ち着け……って、あ! 流れ星」
キラッ☆
上条「金! かね! カネっ!!」コンマ01
浜面「早っ!? つか即物的だなオイ!」
上条「うるせー! 自由という名のパスポートを買うのに金がいるんだよ!」ガァァ
浜面「ハンパなく強いくせに、なんつー小物臭……」ゲンナリ
上条「……あれ? あの流れ星消えなくね?」ハテ?
浜面「は?」チラッ
夕闇を切り裂くように流れる星屑。
とある不幸少年が切なる願いを託したラッキースターがあり得ない自己主張を始める。
浜面「お、おい……なんか大きくなってないか? つーかこっちに落ちてきてる!?」
上条「おー、そうみたいだな」
浜面「少しは慌てろよ!?」
浜面が取り乱す一方、上条は冷静に、今まさに頭上に落ちてくる流星を見据えていた。
上条「関係のない人間が大勢いる旅館ごと俺を攻撃する……。それがお前のやり方か、インデックス?」
浜面「やばいマジやばいって!?」
上条「ヤバくねーよ。あんな雑魚、上条さんの敵じゃねえ」
そう言い放ち、決然と立ち上がり右手を堅く握りしめる上条。ただし全裸ッ!!
その雄姿を粉砕せんと迫りくる流星――否、白い悪魔を模った大天使。こちらも全裸ッ!!
音さえ置き去りにするスピードで超高高度からの突撃を敢行する神の力。残念なことに揺れる部位は無いッ!!
迎え撃つべく腰だめにコブシを構える幻想殺し。歴戦の貫禄がにじみ出るもフルチンッ!!
理解不能な事態に右往左往する浜面。しかし律義に腰にタオルを巻いているッ!?
それぞれの思惑も分からぬまま、刹那の遭遇戦が展開された。
禁書?「――m抹殺tyuis神敵th光iwk掲gsm者」
上条「何言ってんのかわかんねぇよ、三下ァァああああああああああああああ!!!」
浜面「ぎゃあああーーーー!? まだ死にたくねえええええええええええええ!!!」
ズガンッッ!!!
眩い閃光に辺りが包まれるなか、まるで爆弾が爆発したかのような轟音が轟く。
そして訪れる静寂。
浜面「………………い、生きてる?」
辺りを見回す浜面の目には、右腕を振りぬいた上条の姿だけが映った。
同刻
木原くんの研究室――
木原「研究資料が全っ然足りねえ。早くこいこい魔術師さんってか?」グデー
天井「本当に実在するのか?」
木原「するんじゃねぇの? 少なくとも統括理事長は確信してるみたいだぜ」
打ち止め「ねえ、お腹すいたから晩ごはんにしよう、ってミサカはミサカは切に訴えてみたり」ヒョコ
木原「チッ、めんどくせえな。……ほらよ、これでも食ってろ」ゴソゴソ ポイッ
打ち止め「わわっ!? 食べ物を粗末に扱ったらダメ! ってミサカはミサカは下位個体の学習データに基づき憤慨してみる」プンスカ
天井「騒ぐな、打ち止め(ラストオーダー)」
打ち止め「むうう……ってこれカロリーメイト!?」ガビーン
木原「メシなんてのはなぁ、必要な栄養価を補給できれば十分なんだよ」モグモグ
天井「その通りなのだ」モグモグ
打ち止め「うっうっ……ミサカもあの人の作るご飯が食べたい、ってミサカはミサカは育児放棄された悲しみに泣き崩れてみたりぃぃ」グッスン
木原「ま、上条が帰ったら引き合わせてやるから今は我慢し…」
ドッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!
打ち止め「きゃあああ!? な、なにが起きたの! ってミサカはミサカは突然の地震に大慌て!?」
天井「な、なにごと……!?」
木原「クソっ!! なんだ、何が起きやがった!!」
Prrrr Prrrr
木原「こちら木原……おう、一体何があった? ………………エンデュミオンに正体不明の物体が激突しただあ?」pi
天井「物騒な話だな」フム
打ち止め「9982号がミサカネットワークから遮断されてる……? ってミサカはミサカは磁場の乱れを観測してみたり」ムムム
またまた同刻
とあるフラグ男の実家 庭――
禁書「フ、フフフ……」
アウ「わ、私のインデックちゅの霊圧が……消えた?」ワナワナ
禁書「そう! 一度そげぶされた神の力は純粋なテレズマに分解され、この儀式場を介して在るべき場所へと還元される」
アウ「…………」ションボリ
禁書「だけどそうはいかないかも! このインデックスが略奪し! 吸収し! 有効利用してあげるんだよっ!!」シュワシュワ
アウ「愕然……こんなコトならアウレオルス=ダミーを使うべきだった」シクシク
禁書「馴染む。実に! 馴染むんだよ! この神の地上代行者たるインデックスにこそ相応しい力かも!」ゴゴゴゴ
アウ「あんまりだ……あんなに可愛いインデックちゅを壊すなんて、あんまりだァァーーーー!!!」ブワワ
禁書「本当によく馴染む。最高に『ハイ!』ってやつなんだよおおおアハハハハハーーッ!!」
ご近所さん「うるせーーっつってんだろうが!! ぶっ殺すぞボケ!!!」ガァァ
錬金目録「「ご、ごめんなさい!!」」ペコペコ
テッテレー
インデックスさんは『神の力』を吸収し、ちょろっと強さが増してしまった!!
といったところで今回は終了
闇咲さんが活躍する展開はあまり見たことがないなー。これはもう……
闇咲さんが活躍する展開はあまり見たことがないなー。これはもう……
> テッテレー
> 浜面仕上は、とある風紀委員にフラグを立てた!
ジャージ少女「……はまづらが、悪の道を走ろうとしている!!」
> 浜面仕上は、とある風紀委員にフラグを立てた!
ジャージ少女「……はまづらが、悪の道を走ろうとしている!!」
乙です
浜づらが初春にフラグを立てただと…!?
珍しい組み合わせだなw
浜づらが初春にフラグを立てただと…!?
珍しい組み合わせだなw
禁書「はああああ……ッ!! ち き ん な げ っ と !!!」クワッ!!
これの元ネタ勇者はツライよだっけ?なついな
これの元ネタ勇者はツライよだっけ?なついな
何が恐ろしいってインなんとかさん本人は全力で上条さんを幸せにしようとしているだけの善人って事なんだよな
その方向性が激しく捻れ曲がってるだけで
その方向性が激しく捻れ曲がってるだけで
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>>384
プールに向かってバケツの水ぶちまけたところで大して水かさ増したようには見えないだろ?
プールに向かってバケツの水ぶちまけたところで大して水かさ増したようには見えないだろ?
何が凄いってこのインデックスに怒鳴って謝らせてしまうご近所さんだよな
インデックス宅付近の力関係が凄まじい
アレイスターとか<神≦上条さん≦インデックス<近所の人
アレイスターとか<神≦上条さん≦インデックス<近所の人
初春フラグってことは第二位とガチバトルする浜面が見れるのか!?
>>394
上条が戦うんじゃね?
上条が戦うんじゃね?
メルヘン相手にまともに戦かう浜面とか想像できないし、ぶつかってもせいぜい時間稼ぎくらいだろうな
え? 垣根さんは第一位でしょ?
まあ、ここでは超能力者の序列など何の意味もないけど
まあ、ここでは超能力者の序列など何の意味もないけど
次はエツァリ、闇咲、天井クンの出番か…
魔術師二人が無事に9月を迎えられる展開を想像できねえwwww
魔術師二人が無事に9月を迎えられる展開を想像できねえwwww
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