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元スレ美琴「ねぇねぇ」上条「はいはい、今度はなんだ?」禁書「二杯目!」
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前スレhttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326123565/
引き続き禁書SS
※ご注意
このSSは上琴目録です。まったり系なのでバトル、シリアス等は殆どありません
原作無視のトンデモ設定を多分に含みます。原作通りじゃなきゃ嫌! という方は見ないほうがいいかも?
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1342353390
前スレまでの主な人物紹介
御坂美琴
このSSの主人公。ダメダメ両親sの一存で、上条さんの妹ポジションに収まる。現在妹レベル4のブラコン。
上条さんとインデックスという親友兼、家族を得て順風満帆な毎日を送る。
しかし、上条さんとインデックスが甘やかすせいか、メンタル面が弱体化している。
上条当麻
もう一人の主人公。兄レベル5『絶対遵守』の使い手。妹には絶対に逆らえないシスコンの鏡である。
初めは状況に流されるままだったが、今ではすっかりお兄ちゃんが板についてきた。
相変わらず不幸との接戦人生を強いられている。
インデックス
上条さんちの最後の良心。ただし食が絡むとダメ人間になり下がってしまう困ったシスターさん。
暴走しがちな美琴を諌め、ヘタレそうになる上条さんを叱咤するなど八面六臂の大活躍を見せる。
誰にでも分け隔てなく優しいが、変態行動を繰り返す白井黒子だけは苦手な様子。
一方通行
言わずと知れた学園都市最強の男。その実態は可愛い生き物をこよなく愛する伝道師。
特に猫に目が無いようで、スフィンクスを愛でるため、連日上条さんちに通うマメな人。
打ち止め
黄泉川さんちのマスコット的存在。可愛い物好きの一方通行と一番波長が合う様子。
見た目は幼女だが、侮れない鋭さを持っている。
番外個体
一方通行と打ち止めが織りなす素敵空間に馴染めない常識人。悪意の塊なのにいつも空回りしている。
同じく苦労人の上条さんに興味を抱く。そして興味は恋へと昇華したが報われない可哀想な人。
スフィンクス
インデックスのペット。ヒエラルキーにはシビアな美猫ちゃん。
一方通行≧禁書≧上条>>>越えられない電磁波の壁>>>美琴、これが彼のジャスティス。
CASE 351 扇風機
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「赤ちゃん出来ちゃったー!」ブオーン!!
上条「…………」
禁書「みこと……」
美琴「な、なんでつっこんでくれないのよ!?///」カァァ
禁書「扇風機をシャツで覆って何してるのかな?」
美琴「ぎゃああーー!? 真顔で聞かないでーー!?」ギャース
上条「お前なぁ……。女の子がお腹を出すなんて、はしたないぞ」ヤレヤレ
美琴「うう……渾身の一発ギャグだったのに……」グッスン
上条「……(インデックス!)」チラッ
禁書「……(わかってるんだよ!)」コクリ
幻想目録「「わ、わぁーい、すごーい、超おもしろーい」」ボーヨミ
美琴「ほ、ほんと!?」パァァ
上条「カミジョウサン、ウソツカナイ」
禁書「……(みことのセンスは理解不能なんだよ……)」ゲンナリ
CASE 352 修行
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「ちょろっとお隣に、お料理修業に行ってくるわね」
上条「おお、迷惑かけないようにな」
禁書「完成したらご馳走するんだよ!」
上条「いや、それはちょっと……」ギクッ
禁書「むぅぅ! 二度とそんなこと言えないように、ちゃんと美味しいご飯を作ってみせるからね!!」プンスカ
上条「ちゃんとは……無理だろ」
禁書「ひどっ!?」ガビーン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
禁書「まったく! とうまのデリカシーの無さには困ったものなんだよ!」プンプン
舞夏「まあ基本に忠実に作れば、食べれるものが出来るはずだぞー」
美琴「そうね、変にレシピを弄らなければ大丈夫よ」ウンウン
禁書「ただのカレーじゃとうまをギャフンと言わせられないかも。……敢えて甘さで勝負してみようかな?」ドバー!!
舞夏「な、何を入れたんだシスター?」ギョッ!?
禁書「ふぇ? お砂糖と生クリームだけど」
美琴「…………」ポカーン
禁書「あ、でも甘さだけだと味が単調になるかも! 逆転の発想で、ハバネロとラー油も入れてみよう」ドバー!!
美琴「ス、ストーップ!? インデックス、何してんのよー!?」ガビーン
禁書「入れ過ぎちゃったかな? ならゴーヤを入れて味を調えるんだよ」ドボドボッ
美琴「うっ、カレーなのにピンク色……」
舞夏「あ、兄貴ー、試食を頼めないかー?」
土御門「待ってましたー、って臭っ!?」ガビーン
CASE 353 試食
土御門「…………」ガクガク
上条「…………」ブルブル
禁書「さあ、召し上がれ♪」ニコニコ
物体X『』ズモモモ
上条「……(無ぅぅぅぅ理ぃぃぃぃぃ!!! デス・クッキングだろうとは覚悟してたが、これは無理っ!!)」フルフル
土御門「……(ピンクのルーにやたらカラフルな具!? そして常軌を逸したこの臭い!? これが噂に聞くブタの餌かッ!!)」
上条「……(助けて御坂! お兄ちゃんをこの窮地から救っておくれ!!)」チラッ
美琴「……(ごめんお兄ちゃん。私に出来ることは何もないわ……)」フイッ
舞夏「……(二人とも、骨は拾ってやるぞー)」ニコニコ
上条「……(ここが上条さんの死に場所か……)」ゴクリ
土御門「……(舞夏ぁ~……それはあんまりだにゃー……)」ガックリ
禁書「どうして食べてくれないの? ……もしかして、美味しくなさそうかな?」ウルウル
上条「そそ、そんな事ありませんのことよ!?」オロオロ
土御門「ど、独創的なカレーを視覚で楽しんでたんだぜい!?」アタフタ
禁書「そうなんだ……。良かったぁ」ニコッ
土御門「カミやん……」
上条「ああ、漢には避けては通れない戦いがあるよな。そして……」
土御上条「「今がそのときだ!!!」」パックンチョ!!
CASE 354 討死
美琴「ねぇねぇ!」
上条「み…さか……?」
美琴「しっかりして! お兄ちゃん!?」ユッサユッサ
上条「ごめん……もう何も感じないんだ……甘いのか辛いのか……生きているのかさえも……」
美琴「やだっ!! 死んじゃやだよぉぉっ!!!」ポロポロ
上条「泣くなよ……せめて、最期は笑顔……で……」ガクリ
美琴「お兄ちゃん……?」ユッサユッサ
上条「…………」
美琴「うそ……やだよ……こんなのウソよ……」プルプル
上条「…………」
美琴「おにいちゃぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!!」ブワワ
禁書「いくらなんでも大げさなんだよっ!!!」プンスカ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
土御門「…………」
舞夏「兄貴ー、またウソを吐いたなー? 食べたふりをしただろー」ジトー
土御門「…………」ギクッ
舞夏「ウソは嫌いだぞ。そしてウソツキはもっと嫌いだー」プイッ
土御門「ぐふっ!?」グサッ
土御門元春 兄レベル5『幾万の戯言』の使い手。義妹の為の嘘なら相手を100%騙せるが、義妹には100%看破される。
CASE 355 反省会
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「インデックスも反省してるし、もう許してあげてよ」
禁書「ごめんなさい……」ションボリ
上条「うっ、しかしですねえ。食べ物を無駄にするなんてのは、決して許されることでは……」
美琴「今度は失敗しないように、私がしっかり監督するから、ね?」
上条「……御坂がそこまで言うなら」ヤレヤレ
美琴「やった! インデックスも今度はちゃんとレシピ通りに作るんだからね?」
禁書「うん……ありがとう、みこと」
美琴「友達なんだから当たり前でしょ? それより、あの物体Xを処分しないと…」
ステイル「ちょっと待ったぁぁーーーーーーーーーー!!!」ガチャ
上条「ステイル!?」
禁書「もうバイトは終わったのかな?」
ステイル「話は土御門から聞いている。インデックスの手料理を食べれるんだってね!」
美琴「え、食べるの?」
ステイル「当然だ!! 僕だって彼女の手料理を味わってみたいんだ!!」
上条「ステイル、お前……」
ステイル「止めてくれるな! 以前にも言ったろう。例え生ゴミ以下のシロモノでも、僕は恐れずに食べると!!」キリッ
禁書「……少し嬉しいけど、激しく傷つくんだよ」ホロリ
CASE 356 雨の日スペシャル
美琴「ねぇねぇ!」
上条「しっ! 今は黙って見守ろう」
美琴「だ、大丈夫かしら……?」
禁書「はい、召し上がれ♪」
物体X『』ズモモモ グチョグチャ
ステイル「」
上琴「「なんか進化してるぅぅーーーーーーーーー!?」」ガビーン
ステイル「……(こ、これは想像以上だ。皿の中がカオスと化しているッ!?)」
ステイル「……(これを完食するには、未知へと立ち向かう『勇気』)」
ステイル「……(全てを受け入れる『寛容さ』。正しく完食へと筋道を立てる『知識』)」
ステイル「……(決して諦めない『根気』。そしてなにより彼女への『愛情』。それら全てが最高水準で必要になるだろう)」チラッ
禁書「…………」ドキドキ
ステイル「……(上条当麻は一口で沈んだらしい。悔しいが彼のインデックスに向ける愛情は疑いようがない。その彼をもってしても…)」
ステイル「……(違う! そうじゃないだろうステイル=マグヌス!! 彼女のために生きて死ぬ、覚悟はあるはずだ!!)」パクッ!
上琴「「逝ったーーーーーーーーーーーー!?」」
禁書「二人ともうるさいんだよ!」プンスカ
ステイル「…………」モグモグ
禁書「ど、どうかな?」
ステイル「…………」ゴックン
禁書「…………」ドキドキ
ステイル「インデックス、君はすごいね」
禁書「おいしかったの!?」
ステイル「キミなら……最高の……キリング・シェフになれる……ぐはあっ!?」オロロロ
禁書「殺人シェフなんてあんまりかも!?」ガビーン
ステイル「カレーなのに生臭いってどうなんだい……」ガクリ
上条「残念だが当然、ステイルらしい最期といえる」ナム
美琴「飲み込んだだけでも立派だと思う……」
CASE 357 そうめん流し
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「そうめん流しをしましょう!」
禁書「さんせー!」
上条「普通のそうめんでいいだろ。第一竹なんて何処にも…」
ステイル「こんなこともあろうかと、竹なら既に確保している」デデン
上条「マジで!?」ガビーン
禁書「流石は英国紳士かも!」
土御門「……夏休みを禁書目録と楽しく過ごすためにって、あらゆる準備をしてる様なヤツだにゃー」ヤレヤレ
ステイル「なっ!?///」カァァ
禁書「ステイルはお気遣い紳士なんだね♪」キラキラ
ステイル「あ、あらゆる状況を想定して、準備を怠らないのが一流の魔術師だから当然さ///」テレテレ
舞夏「上条当麻たちは、竹を割って流し台を準備してもらっていいかー?」
上条「りょーかい!」
CASE 358 並び順
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「……この並び順はおかしくない?」
禁書「そーめん♪ そーめん♪」1
美琴「大丈夫かな……?」2
ステイル「中々風流だね」3
土御門「これは……」4
上条「一口も食べれる気がしない……」5
舞夏「それじゃあ流すぞー」
CASE 359 開始直後にラスボス
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「全然そうめんが流れてこないの……私、二番目なのに……」ショボーン
上条「原因はやっぱり……」チラッ
舞夏「行くぞー」チャプン
禁書「頂くんだよっ!」チュルリン
舞夏「ほい、次ー」チャプン
禁書「なんの!」チュルリン
舞夏「どんどんいけー」チャプン
禁書「まだまだ余裕かも!」チュルリン
舞夏「そらそらー」チャプン
禁書「ここは抜かせないんだよ!」チュルリン
上条「……わんこソバみたいになってやがる」ゲンナリ
土御門「明らかな配置ミスだぜい……」
ステイル「いいじゃないか。僕は満足だよ」ニコニコ
美琴「インデックスー! ちょっとは手加減しなさいよー!」プンスカ
CASE 360 選手交代
禁書「流石にもう食べられないかも……」ケプッ
舞夏「そろそろ流し役を交代してもらえるかー?」
禁書「任せてほしいんだよ!」チャプン
美琴「ん、おいし♪」チュルチュル
舞夏「おいしいなー♪」チュルチュル
ステイル「うん、美味しいね」ズズー
土御門「普通に食べるより、うまく感じるぜよ」ズズー
上条「こねーよ!? 上条さんのトコまで流れてこねーよ!?」ガビーン
土御門「相変わらずだにゃー、カミやんは」ヤレヤレ
上条「ああもうっ、不幸だーーーーーーーーーーー!!!」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「信じられない事が起きた。そうめん流しが始まったと思ったら、一口も食べれずに終わっていた……」ズーン
美琴「そんなに落ちこまないでよ」
上条「んなこと言ったって……」
美琴「はい、どうぞ♪」スッ
上条「おおっ!! これは全滅したはずのそうめん!?」
美琴「えへへ、こうなるんじゃないかなーって、最初に分けておいたの」
上条「み、御坂ぁ……」ジーン
美琴「お腹すいてるでしょ? 食べて食べて♪」
上条「ううっ、感動のあまり、涙でそうめんが見えねえ……」チュルチュル
といったところで今回は終了
まさかの2スレ目ですが、今後ともよろしくですー
まさかの2スレ目ですが、今後ともよろしくですー
>>1乙
ムドオンカレーと物体Xはどっちが強烈なんだろうか…
ムドオンカレーと物体Xはどっちが強烈なんだろうか…
まってたにゃ~ん
つっちーの兄レベルはさすがだな
能力はこっちも微妙にダメダメだがw
つっちーの兄レベルはさすがだな
能力はこっちも微妙にダメダメだがw
だね
シスコンの鑑な上条さんもいいけど、最後はみこっちゃん単独とゴールインしてもらいたい
シスコンの鑑な上条さんもいいけど、最後はみこっちゃん単独とゴールインしてもらいたい
番外個体報われない可哀想な人ってあるが
個人的には報われてほしいな
個人的には報われてほしいな
そっちはまた別スレでやってるからってことだろ
あくまで上琴目録のスレなんだし
あくまで上琴目録のスレなんだし
CASE 361 転倒
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「あそこにアイスクリーム屋さんができてるわ!」
禁書「昨日まで無かったのに!?」
上条「移動式のお店なんだろ。食べたいのか?」
電磁目録「「うん♪」」テッテッテ
上条「慌てて走ると危ないぞー」ヤレヤレ
禁書「平気なんだよ!」テッテッテ
美琴「小さな子供じゃないんだし、お兄ちゃんは心配性なんだからッ、きゃっ!?」コケッ ボキッ!!
禁書「みこと!?」
美琴「~~~~~~~~ッッ!!!」ズキズキ
上条「御坂っ!!」ササッ
禁書「大丈夫!? ケ、ケガは……ッ!?」ギョッ!?
美琴「へ、平気よ……ちょっと痛いけど、手で顔を庇ったから」ズキズキ
上条「ッ!? すぐに病院へ……ここからなら救急車より直接運んだ方が早いな!」ヒョイ
美琴「きゃあ!?///」
上条「なるべく揺らさないようにするから、少しだけ我慢してくれよ!!」ダダッ
美琴「おおおお姫様だっこ!?///」アウアウ
上条「なに呑気に構えてんだよ! お前、手が折れてるぞ!!」タッタッタ
美琴「え……」プラーン
CASE 362 骨折
美琴「ねぇねぇ……」
上条「はいはい、もう大丈夫だからな」ナデナデ
美琴「うう、痛い……痛いよぅ……」メソメソ
禁書「やっぱり折れてるの?」
冥土帰し「うん、綺麗にぽっきり折れているね?」
禁書「どのくらいで完治するのかな?」
冥土帰し「普通、骨がくっつくまでの固定が二カ月、完治まで更にもう一カ月はかかるね?」
美琴「海は? プールは? 夏祭りはどうなるの……」ズーン
上条「右手が折れてるからな。残念だけど……」
美琴「そんなぁ……」グッスン
上条「先生、何とかなりませんか?」
冥土帰し「僕を誰だと思っている? 普通なんて常識は、僕に適用されない」
CASE 363 入院
美琴「ねぇねぇ!」
上条「ああっ!? こ、こら! 大人しくしてなさい!」メッ
禁書「そうだよみこと。動かしたりしたら、治りが遅くなっちゃう」
美琴「そうだけど……暇なんだもん」ブーブー
上条「家まで入院グッズを取りに帰るから、御坂が無茶しないように見張っててくれな?」
禁書「任せて!」
美琴「あっ、ゲコ太のぬいぐるみも持ってきて!」
上条「はいはい」クスッ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「全治一週間かぁ……」
禁書「学園都市の技術はすごいね」
美琴「魔術はもっと便利なんじゃないの? こう……ピカーっと光ったらケガが治ったりして」
禁書「そこまで万能じゃないんだよ」クスクス
美琴「ちぇー」
禁書「一週間の辛抱だよ。イベント目白押しなんだから、ちゃんと治しておかないとね」
美琴「はぁーい」
CASE 364 個室
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「私、入院しないとダメなのよね?」
上条「特別な治療法で、入院は必須らしいからな」
美琴「お兄ちゃんたちは家に帰るのよね……?」ションボリ
禁書「毎日お見舞いに来るから安心して?」
上条「学校が終わったらすぐに来るから、そんな悲しそうな顔すんなって」ナデナデ
美琴「うん……」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夜――
看護師「消灯時間だから電気を消すわね?」
美琴「はい」
看護師「寝返りを打たないように気をつけてね」pi
シーン……
美琴「真っ暗ね……。まだ眠くないし暇だよ、ゲコ太ぁ~」ジタバタ
ペタ、ペタ、ペタ、ペタ、ペタ
美琴「足音……看護師の人かしら?」ハテ?
ペタ、ペタ、ペタ
美琴「この部屋の前で止まった……?」
CASE 365 アンビリーバボー
美琴「…………」
シーン……
美琴「あ、あれ? 誰も入ってこない……部屋の前に誰か居るはずなのに」
シーン……
美琴「……うぅっ、何だか怖くなってきちゃった。お兄ちゃん……インデックスぅ……」ウルッ
御坂妹「このヘタレ」
美琴「きゃああーーーー!? お、おばっ、お化けーーーーーーー!?」ギャース
御坂妹「失敬な。こんなに可愛いお化けが居てたまりますか、とミサカは憤慨します」
美琴「ふぇ……?」
御坂妹「しかしサプライズお見舞いは大成功です、とミサカはお姉さまの間抜けヅラに満足しました」ニヘラ
美琴「ア、アンタねえ……」プルプル
御坂妹「病院で無様に泣かれてはミサカの沽券に関わるので、今日だけはここで就寝します、とミサカは簡易ベッドを運び込みます」
美琴「一緒に寝てくれるの!?」
御坂妹「……あの人に頼まれては断れませんから、とミサカは顔を赤らめながら呟きます」
美琴「わぁーい、やったー、バンザーイ♪」キャッホゥ!!
御坂妹「…………」クスッ
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
上条「心配だ……。御坂は怖がったりしてないかな」ウロウロ
禁書「だからクールビューティーに頼んだんでしょ?」
上条「最善手は打った。けど心配なもんは心配なんです! 夜の病院ってマジで怖いんだぞ」
禁書「……そう言われてみると、なんだか心配になってきたかも」オロオロ
上条「と、とりあえず携帯は肌身離さずチェックしておこう」
CASE 366 魔法少女、再臨
美琴「ねぇねぇ!」
禁書「なにかな?」
美琴「カラダを拭いてもらっていい? 昨日はお風呂に入れなかったのよねー」
禁書「お安い御用なんだよ。お湯をもらってくるから、ちょっと待ってて」トテトテ
美琴「……暇だし、服を脱いで準備してよっと」
シュルシュル
美琴「んんー? 片手が塞がってると、思うように…………うんしょっと、よし、脱げた!」
ガラガラ
黒子「ぅお姉様あああああああああああ!!! 入院されたと聞き、飛んでまいりました……わ?」
美琴「げっ」
黒子「ここ、これはぁぁ!? お姉様の艶めかしい裸体が露わにぃぃーーー!?」プシューー!!
美琴「ちょ、鼻血が!?」ガビーン
黒子「ぐへへへ……据え膳食わぬは淑女の恥ですの」ニギニギ
美琴「この……ッ!!」ビリビリ
黒子「あらお姉様、病院内での能力使用は拙いのではなくって?」ニヤリ
美琴「くっ……」
黒子「千載一遇のチャンス、遠慮はしませんわぁーーー!!!」
ガラガラ
禁書「そこまでなんだよっ!!」デデン
CASE 367 凛々狩る
美琴「インデックス!」パァァ
禁書「私が来たからにはもう安心なんだよ」ニコッ
黒子「フフン、たかがシスターの一人、風紀委員のわたくしの障害にはなりませんの」ニヤリ
禁書「忠告は一度だよ。心を入れ替えてお見舞いするならよし。それが出来ないって言うなら……」
黒子「なんだと言いますの?」
禁書「リリカル☆トカレフ☆キルゼムオール」ゴゴゴ
黒子「こ、このプレッシャーは!?」
禁書「超能力など花拳繍腿、サブミッションこそ王者の技よ」ニッコリ
黒子「殺らなければ殺られるッ!? ですのにカラダが動かない!?」ガクブル
禁書「カラダは正直なんだよ。天敵と相対したとき、原初の本能が理性を凌駕するでしょう?」
黒子「ええいっ!! 黒子、何故動きませんの!?」アセアセ
禁書「ひと思いに意識を狩ってあげる」
黒子「ひょえ!?」ガシッ
禁書「シスターチキンウイングフェイスロック!!!」グググ
黒子「ぎゃあああーーーーーー!? タップタップタップですのォォォーーーーー!?」メキメキメキ
美琴「あわわわ……」ガクブル
CASE 368 友情は見返りを求めない!
美琴「ね、ねぇ……」
黒子「どうかされましたの、お姉様?」
美琴「スゴイ音がしてたけど大丈夫……?」
黒子「はい、絶妙な手加減を加えていたようで、何ともありませんわ」
禁書「シスターは無暗に人を傷つけないんだよ」エッヘン
黒子「その志は風紀委員にも通じますのよ」ウンウン
禁書「くろこみたいな誇り高いジャッジメントがいれば、学園都市の平和に不安はないかも」ニコニコ
黒子「……わたくしなど、まだまだですの///」テレテレ
美琴「不思議な友情が芽生えてる……」ポカーン
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
美琴「黒子は風紀委員の仕事で帰っちゃったし、急に静かになったわね」
禁書「確かにそうかも」クスッ
ガラガラ
佐天「御っ坂さぁぁーーーーーーーーーーーーん!!!」ドタバタ
美琴「わっ、慌ててどうしたの?」
佐天「はい、これお見舞いの品です。って聞いてくださいよ!?」アタフタ
禁書「お、落ち着いて?」
佐天「留年ですよ留年!? これが落ち着いてられるかってんのよ!!」ギャース
美琴「えっと、話が見えないんだけど……」
佐天「期末で赤点パーティーで課題で留年なんだよぉぉ……」シクシク
美琴「……期末考査で赤点を大量に取ったから、ペナルティーの課題をこなさないと、留年しちゃう助けて?」
佐天「御坂さんだけが頼りなんです~~~」ウルウル
美琴「あはは、大げさねぇ」
禁書「とうまは大丈夫なのかな……?」
CASE 369 向上心
小萌「今から期末テストを返却しまーす」
番外個体「問題のレベルが低すぎて楽勝だったぜー。あ、あなたには難しかったかもだけどー」チラチラ
上条「……(早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ早く終われ)」ゴゴゴ
一方通行「……(今日はまずシャンプーをして、それからブラッシングを念入りに……)」ニッコニコ
番外個体「なんつー分かり易さだろうね……」ゲンナリ
土御門「カミやんの気持ちは痛いほど分かるぜよ。最愛の妹の元へ飛んでいきたいに違いないにゃー」ウンウン
青ピ「素敵な笑顔や……。この胸の高鳴りはなんなん?///」ポケー
土御門「気の迷いですたい」ヤレヤレ
小萌「返却された人から下校してくださいねー。因みに成績順で返しますからそのつもりでお願いしまーす」
クラス一同「「「「「うげぇー……」」」」」
小萌「まずは全科目満点で学年一位の一方通行ちゃんでーす。みなさん拍手なのです」スッ
一方通行「どォも」パシッ ピューーーー!!
クラス一同「「「「「……(何をあんなに急いでるんだろう?)」」」」」ハテ?
小萌「次は学年二位の番外個体ちゃんでーす。ワンツーフィニッシュなんて先生は鼻が高いのですよー」スッ
番外個体「ま、当然だね(上条当麻はどうせビリだろうから、廊下で待ってよっと)」
小萌「次は学年十三位の上条ちゃんでーす。とっても頑張りましたねー。開発は相変わらずですが、補って余りある結果なのですよー」スッ
上条「先生サンキュー!」パシッ タッタッタ
クラス一同「「「「「上条がクラスで三番目……だと……?」」」」」
番外個体「あっ、待ってよ!? ミサカもおねーたまのお見舞いに行くってばー!!」タッタッタ
CASE 370 お見舞い
美琴「ねぇねぇ!」
上条「はいはい、今度はなんだ?」
美琴「とっても賑やかね」ニコニコ
佐天「いとおかし……糸っぽいお菓子のこと?」
禁書「『いと』は大変や大層、『おかし』は趣のある様って意味なんだよ」
佐天「な、なるほどなー」カキカキ
御坂妹「ファーストキスはレモン味でしたか? とミサカは絶対零度の視線を末の妹に送ります」ジトー
番外個体「子供ハミガキの味がしたよ……///」テレテレ
御坂妹「…………」イライライラ
番外個体「ちょ、悪意が一気に膨らんで……いたたたたっ!?」ズキズキズキ
上条「白井もお見舞いに来てくれたんだろ? 良かったな」ナデナデ
美琴「うん♪」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
スフィンクス「にゃーん?」
一方通行「シスターたちが居なくても、俺がキッチリ世話するから心配いらねェ」ナデナデ
スフィンクス「にゃあー♪」スリスリ
一方通行「時間はたっぷりあるからなァ。今日は念入りにトリミングしてやンよ♪」ニコニコ
といったところで今回は終了
何週間ぶりかの祭日はありがたいですねー
何週間ぶりかの祭日はありがたいですねー
さすがレベル5、頭脳の限界突破も余裕だったか。つまり上条△
乙でした
乙でした
乙 スフィンクスにとっては電磁波の少ない快適な一週間になるわけだな
乙
ミコっちゃん中学生にもなって一人じゃ寝られないとかマジ残念な子だな
ミコっちゃん中学生にもなって一人じゃ寝られないとかマジ残念な子だな
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