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    元スレ村娘「勇者様ですよね!」勇者?「……違うが」

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    401 :

    さすがアジフライさんやで

    402 :

    やっぱアトランティスさんはちげえな

    403 :

    まあアゼルバイジャンさんだしな

    404 :

    アザラシなら俺の横で寝てるよ

    405 :

    勇者魔王ものだと思ったらクトゥルーものだったでござる

    406 :



    クトゥルー神話とはいい厨二病だな

    407 :

    >>404

    てめぇは俺を怒らせた

    408 :

    >>407
    怒る理由は名前欄なのか?

    それはともかく、罵詈雑言を喚いていないな、主人公。
    壺の中に怒鳴ってるのかな?

    409 :

    他のスレでも見かけたことあるよ
    >>404

    410 :

    そりゃ糞コテだもの
    相手にするだけ時間の無駄

    411 = 409 :

    だな
    とりあえずNGネームに突っ込むか

    412 :

    >>409-410
    なるほど、情報ありがとう。早速登録しといた。

    413 :

    久しぶりに酉をつけた

    >>399

    >>勇者?「残念ながら俺はお前達の神でも無ければ怪魔でも無い」

    「残念ながら『俺は』お前達の神~」、とあるように『彼』は間違いなく神や邪神ではありません。

    414 = 413 :



    勇者?「……」ピタッ

    「どうかなさいましたか?」

    勇者?「忘れ物だ、戻るぞ」

    「え? ……あ、そういえば私『本』を忘れて来たかもしれません!」

    勇者?「それが幸いしたな」スタスタ


    勇者?(エイボンの書が発動した、か)

    勇者?(緊急避難術式は発動していないなら、相手は刃物を持ったチンピラか……?)


    415 = 413 :




    ―――― ガギィン!! ガギィン!! ガギィン!! 


    Eibon「……」

    錬師「ひ……大丈夫なのこれ?」

    Eibon「ご心配なく、神話級魔術を行使されない限り私の結界は破れません」

    錬師「で、でも……」


    白服α(思ったよりも堅いな)ヴンッ

    白服α(魔剣が駄目なら、更に威力の高い魔導をぶつけるという手もあるが)

    白服α(………)


    Eibon(この人間、私を見て笑っている?)


    416 = 413 :



    白服α「おい、小娘」

    Eibon「性別はないので『エイボン』とお呼び下さい」

    白服α「マスターに救助とか言っていたな、いつ来る? いや、来るのか?」

    Eibon「えぇ」

    Eibon「しかし…」

    白服α「?」



    Eibon「既に貴方の背後にマスターはいますが」



    白服α「なっ―――― !?」

    417 = 413 :



    < シュリィィッ

    < ピンッ!
    < ゴシャッ


    勇者?「……遅くなったな、エイボン」シュリィッ

    Eibon「お久しぶりです、マスター」キィンッ

    勇者?「……」スタスタ

    錬師「っ…」びくっ

    勇者?「大丈夫だ、安心しろ」

    錬師「……っ」ビクビク

    Eibon「…?」

    418 = 413 :



    < ドスドス!!

    勇者?「……」


    勇者?「!? がふッ、何……」

    白服α「久しいじゃないか化け物」ヴゥゥ…ン


    ―――― シャッ!!

    Eibon「!」ズバァッ


    錬師「お、お姉さん!!」

    < パキンッ!

    Eibon「ご心配なく、結界と同時に自己修復魔法陣を展開しました」

    錬師「でもっ! お兄さんが!」

    419 = 413 :



    勇者?「……」シュリィッ

    白服α「『ワイヤー』か? その程度で俺は殺し尽くせんぞ!!」シャッ


    < ズバァッ!!

    < ピンッ! ゴシャッ


    勇者?「っ」ドチャッ

    白服α「ぎっ……」グチャッ


    錬師(ひぃ…っ!? 2人の首が・・・)


    420 = 413 :



    勇者?「……あまり良い気はしないな、喉笛と骨を両断される感触とは」スタッ


    錬師「あ、あれ? どうしてお兄さんがそこに……」

    Eibon「……」

    Eibon「面白い人間がいたものですね」

    勇者?「らしいな」



    白服α「……」スタッ

    白服α「哀れだな? 自分の死体を見るとは」ゲシッ



    421 = 413 :



    錬師「どうなってるの!? ここ、今度は白騎士さんが自分の死体を蹴って……」

    勇者?「これはキリがないという奴だな」

    Eibon「マスターの魔力を私に注いで頂ければ空間ごと異次元に敵を隔離しますが」

    勇者?「それで解決すればいいが、無理だろう」


    白服α「さて、勇者? 少し過激な挨拶も済んだ訳だし本題に入らないか」

    勇者?「本題とは」

    白服α「お前が匿っている王女だ、引き渡せ」

    勇者?「渡したらどうなる?」

    白服α「殺す」

    422 = 413 :



    勇者?「なら出来ないな」

    白服α「流石は勇者だな? 目の前の善が大切か」

    白服α「お前は50年前、俺を通して教皇に言ったな! 『魔女狩りを止めただけでは済まさない』?」


    白服α「図に乗るなよ? お前は騎士を十数人虐殺しただけで、何もしちゃあいない!」

    白服α「魔女狩りは教団や国すら予想していなかった、人々の疑心から起こる自然現象だ!」


    勇者?「……」シュルッ

    勇者?「興味が出る言葉だ、続けろ」

    白服α「……話が通じるなら、続けるさ」ヴンッ

    Eibon(一先ず刃を納めましたか)

    423 = 413 :



    白服α「お前はあの時、あの日、言っていた」

    白服α「魔女狩りは大量虐殺で、未来に影を落とす、そう言っていた」

    白服α「良い事を教えてやる、教皇は『未来永劫』魔女狩りが起きる事は無いと言っていたのだ」

    勇者?「それを信じるのか?」

    白服α「馬鹿が、『科学』はサキュバス程度の擬態なら既に暴ける」


    勇者?「……いつからだ」

    白服α「『あの時』は試作段階だったが、今では魔力磁場に反応して人間と淫魔を分ける装置は開発されていた」

    勇者?「……………教皇が作ったのか」

    白服α「如何にも」


    424 = 413 :



    勇者?「……」

    白服α「教皇の権力だけじゃない、民衆からの支持もまた大きい」

    白服α「教皇があの日の直後に魔女狩りの必要はないと言ったら、民衆は従ったよ」

    白服α「わかるか、今や教皇率いる『騎士団』は世界を導く絶大な光になりつつある」


    白服α「それを! お前みたいなお伽話から飛び出したような曖昧な存在に、壊される訳にはいかない!!」


    勇者?「………」

    勇者?「…」チラッ

    Eibon「……」くすっ

    勇者?「はぁ、なら聞かせてくれるか」

    白服α「なんだ」

    425 = 413 :



    勇者?「王女は何故、死なないといけないか教えてくれ」

    白服α「王女が存在するだけで、不要な争いが起きるからだ」

    勇者?「そうじゃない、『もっと個人的な理由』でいい」

    白服α「……は?」


    勇者?「俺はな、正直今の話を聞いて『どうでもいい』と思っている」

    白服α「……」

    勇者?「お前の話を聞いて、俺がただの徒労に終わったのは分かった」

    勇者?「だがぁ……悪いが、王女が存在するのは大切だ」

    勇者?「教皇とやらがいなくなったら、王女が必要になるだろう?」


    白服α「……勇者、お前…!」

    勇者?「『そもそも』だ」

    426 = 413 :



    勇者?「こう言ってはなんだが、俺は勇者じゃない」

    勇者?「ましてや理想主義者のテロリストでもない」


    勇者?「この際だ、またお前に伝言を頼むとしようか」

    白服α「……」

    勇者?「……ふむ」




      【 この世界の支配者はお前じゃないんだよ、この世界の未来を決めるのは『俺』だ 】




    白服α「~……っ!!?」ゾワァッ

    Eibon(これは怖いですね…)ゾクリ

    錬師(……?)


    427 = 413 :



    白服α「……く、何て傲慢なっ! 貴様はここで…」

    勇者?「殺すか、ならやればいい、やれよ?」

    勇者?「ただその場合は『殺し尽くされたら』お前の負けだぞ」


    白服α「っ……」ぞくっ

    白服α(はったり……の筈だ、俺は『殺し尽くせない』筈だ…)

    勇者?「やめておけ、教皇に伝言をした方が懸命だ」

    白服α「……」


    < スッ

    白服α「……次は殺す」


    428 = 413 :



    ―――― ギュォン!!


    Eibon「空間に一時的な断裂反応あり、敵は転移魔術を行使したかと」

    勇者?「ああ」

    Eibon「ではまたの機会にお呼び下さい」ペコッ


    < ギィン

    < バサッ


    錬師「わ、また本になっちゃった……」

    429 = 413 :



    「離れて見てましたが、寿命が縮む思いでした」

    勇者?「心配するな」

    「勇者様より、レンちゃんですよ」

    錬師「お姉さん!」ぎゅっ


    勇者?「巻き込んで悪かったな、錬師」

    錬師「何か事情はあると思ってたけど……お兄さん達は王族だったんだね」

    勇者?「俺は王族じゃないがな」

    430 = 413 :

    短いがここで

    シリアスではないがこちらもよろしく
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1345111044/l50

    431 :

    お前だったんかい!

    432 :


    盛り上がってまいりましたぁ!

    433 :

    まさかの同一人物wwww

    434 :

    得体の知れない超次元的な知識や怪物が女の子になってしまうのは全部デモンベインのせい

    435 :

    デモベ以前にもクトゥルフ神話で萌えをやっちまった作品ってあるんだろうか
    まあデモベが最大の戦犯なのは間違いないとは思うけど

    436 :

    アル・アジフの擬娘化こそ全ての元凶なのか……

    437 :

    まずいな、酉をまた忘れてしまった…

    438 = 437 :

    てす

    439 = 437 :

    ……

    440 = 437 :

    これで駄目なら酉はやめるか

    441 = 437 :




    <白騎士十字軍・王城>


    < ギュォン!!


    白服α「ぐぉっ!」ドサッ

    教皇?「おやお帰り」


    教皇?「んん、首尾はどうだったね?」スゥ

    白服α「勇者は倒せなかった、俺1人では危うい!」バッ

    教皇?「ほう、王女を殺せと命じたのに?」

    442 = 437 :



    白服α「教皇、アンタは以前も今度も勇者に興味を示していたな!」

    白服α「あいつは何者なんだ、まるで俺の『力』すら見抜いたように……」


    教皇?「まあ落ち着いてくれα君、何があったのかねぇ?」フゥ

    白服α「奴の『本』だ」

    教皇?「興味深い」

    白服α「突然本が人間になったと思えば、俺の魔剣を弾く結界や連絡手段に『魔眼』!」

    白服α「もうお伽話のキャラクターでは済まない、あの男は何なんだ!」


    443 = 437 :



    教皇?「……んん、落ち着きたまえよ」スゥ


    < ギシッ


    教皇?「『人間になる本』、その人間は何か言ってないかね? 名前なら尚良い」

    白服α「本、やつの名は……」

    白服α「……確か、『エイボン』と名乗っていた」

    教皇?「『 Book of Eibon 』・・・!!」


    白服α「ブック…? なに?」

    教皇?「『エイボンの書』だよα君、魔導書と呼ばれる立派な『化け物』だ」


    444 = 437 :



    白服α「……化け物? 本がか」

    教皇?「君はその本一冊に阻まれただろう」

    教皇?「だが悲観的になる必要はないよ、α君の全身全霊の一撃で初めて結界を破れるような相手だ」


    教皇?「ふふ、しかし驚いたねぇ……エイボンの書が出て来るとは」

    教皇?(勇者、いいや……『君』の正体はもはや明白だな?)

    白服α「全身全霊、か? 一応勝てるのかあれに」

    教皇?「まあね、しかしムリはもうしなくて構わない」

    白服α「何故だ」

    教皇?「状況が変わったのだよ、盛大にね」

    445 = 437 :



    教皇?「『執行者』を呼びなさい、彼等にもα君同様の『力』を渡したい」

    白服α「? …御意」




    教皇?(さて、そうなると面倒だが楽しくなってきたねぇ)フゥ

    教皇?「『ビヤーキー』」パンパン


    < シュンッ

      《 如何されました、我が主 》


    教皇?「『向こう』にゲートを開けなさい、少しはなしたい相手がいる」


      《 仰せのままに 》

    < シュンッ


    446 = 437 :



    < ガチャッ

    < ゾロゾロ・・・


    執行人「何だってんだよ教皇さん、せっかく四天王を滅茶苦茶にしてたってのに」

    白服α「口を慎め、執行人」



    シスター「そうね、教皇様に失礼よ執行人」

    シスターβ「いいんじゃないの? 教皇様は許してるし」

    神父α「それより、我々を召集するとは何事でしょう?」



    447 = 437 :



    ?「……」


    教皇?「やあ、皆いつもご苦労様だねぇ?」

    教皇?「今回集まって貰ったのは他でもない、君達の使命を果たす時が来たんだ」

    白服α「!!」


    執行人「は? ……確か俺らの使命って」

    シスターβ「『人間を檻に入れる神』を討つ事ね」

    神父α「では、まさかついに?」


    教皇?「その通り、君達にはこれより!」

    教皇?「 『神』 を、殺して貰うよ」


    白服α(………神だと)

    449 :

    おつ


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