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    元スレ村娘「勇者様ですよね!」勇者?「……違うが」

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    651 = 643 :



    < 治療所・個室 >



    「……ぅ」

    「ぅぅ……いぁ」ビクン


    「おと……さ………おかぁさ……」


    「うぅっ……っあ」ビクッビクッ

    「ぁぁあ……」

    「ぁああぁあぁああああああああぁあ」ポロポロ


    看護婦「王女様!?」ガチャッ

    看護婦「王女様、どうなさいました! 王女様!」


    652 = 643 :




    「ぁぁぁぁあ……!!」

    ガバッ

    看護婦「ぇ……」


    < ガンッ!!


    看護婦「きゃぁあ!?」ドサッ

    「フーッ……フーッ……」わなわな

    ガシッ

    看護婦「お、王女様……お止め下さい……」

    「・・・」ギリリッ


    653 = 643 :




    ―――― パシッ



    「!!」ばっ

    勇者?「……」

    「ぅう! うぅぅぅ……!!」ぐいっ

    勇者?「まだそんな所にいたのか」

    「ぅぅ……ぁぁああ」ポロポロ

    勇者?「戻ってこい、まだ問題は山積みなんだ」


    勇者?「その程度で負けるのかお前は」


    「・・・ッ」ビクッ

    「・・・」


    654 = 643 :



    < ドサッ


    看護婦「ぉ王女、様!」

    勇者?「………」

    勇者?「女騎士を呼んで来い、ここは俺が」

    看護婦「はいぃ!」タタタッ



    勇者?「……」スッ

    「……っ」


    勇者?「……」


    655 = 643 :






    ――――― ・・・



    シスターβ「……?」

    シスターβ(なに? ずっと王女を見てる)

    シスターβ(……)


    ゾクッ


    シスターβ「こ、コイツ……私を視ているッ!!」

    シスターβ「王女を介して……私を視て……ッ」



    656 = 643 :




    ――――― ・・・



    「……すぅ」Zzz

    勇者?(気配が消えた、俺の視線に気づいたか)

    勇者?(王女を通して肉体が爆散する程度の魔力を送ったつもりだが)


    勇者?(一方的に回線を切られた、相手は生きている)


    勇者?(回線を切る余裕があったからには、ほぼ無傷だろう)

    勇者?(……『白騎士』、それも白服αのような規格外の人間)

    勇者?「……」

    「…Zzz」


    < ツウ・・・


    勇者?(夢は、見る者だけの世界でなければならない)


    657 = 643 :




    騎士「王女は?」バッ

    勇者?「……」

    「…Zzz」

    勇者?「眠ってる、が」


    < ユサユサッ


    勇者?「起きないな」

    騎士「そんな……一体何が起きて!?」

    勇者?「・・・」


    658 :



    < 港町・宿屋 >


    シスターβ「……」

    神父α「シスターβ?」

    シスターβ「場所は掴んだ、明日の夜行くわよ」

    神父α「どうかしたんですか」


    シスターβ「流石は神を名乗る事はあるわ……受け流せなかったら死んでた」

    神父α「……なるほど」


    神父α「さて、なら自分も少し調整しときます」

    シスターβ「ええ、必ず殺すわよ……全員ね」


    659 = 658 :

    遅くなりましたが再開します

    とある勇者を書いてたら時間がかかってしまいました


    落ちます

    660 :

    乙!
    舞ってたぜ

    661 :


    がんばってくれ!

    662 :

    とある勇者詳しく

    663 :

    頑張らないといいつつ頑張っちゃたやつかしら?

    664 :

    ようやくきましたか

    665 :

    乙でした

    666 :

    >>663
    確かに似てるな

    667 :

    乙乙

    >>663
    あー似ているね
    あっちも面白かった

    668 :


    >>663
    確かにあっちも面白かったな

    669 :

    (やだバレてる……///)

    670 :

    どこかの物語はここですか?

    671 :




    ・・・リーンリーン


    騎士「……結局王女は昏睡したままか」

    勇者?「そうだな」スタスタ

    騎士「……」スタスタ

    勇者?「なんだ、その目は」

    騎士「いや、圧倒されているだけだ」


    騎士「貴方達は余りにも……落ち着いている」


    672 = 671 :




    勇者?「落ち着いているか」

    騎士「違うのかな」

    勇者?「違うな、動揺していないだけだ」

    騎士「ほう……それは落ち着いていると言わないのか」

    勇者?「『困った』が正解だな」


    勇者?「……ああ、困ったが正解だ」


    騎士「意外だな、貴方は表情に出ない分とても冷静に見える」


    673 = 671 :




    勇者?「そうか」スタスタ

    騎士「……」スタスタ


    < ガチャッ

    騎士「入って構わない」


    勇者?「そのつもりで連れて来たんだろう」

    騎士「ふふ、まあそうだな」

    勇者?「何が聞きたい」スタスタ

    騎士「私が本当に成すべき事は何か、教えて貰いたい」


    674 = 671 :



    勇者?「……」

    騎士「二日後、王女の為に何かを行うのなら私にも手伝える筈だ」

    騎士「彼女はレジスタンスにとって最後の希望、何が何でも助けたい」

    勇者?「まるで俺は神頼みの神みたいだな」


    騎士「…」

    勇者?「場合によるが、俺が『作業』している間に白騎士が襲ってくる」

    騎士「ッ……人数は?」

    勇者?「予測不可能だな」


    675 = 671 :




    勇者?「最低でも人間離れしたのが一人、後はそいつの護衛か」

    騎士「護衛?」

    勇者?「『魔法使い』と言えば分かりやすいか?」

    騎士「・・・なるほど」


    勇者?「王女は俺が何とかする、だがそれも直ぐに済む訳ではない」

    勇者?「お前達レジスタンスが白騎士を止めるしかない訳だ」


    騎士「……ふ、私一人で何とかしてみよう」

    勇者?「頼もしいな」

    騎士「これでも騎士なんでね」



    676 = 671 :




    < しばらくして >


    騎士「……」パラッ

    勇者?「……」

    騎士「……」パラッ


    勇者?「俺が持ってきた本、随分真面目に読んでいるんだな」

    騎士「こういった性交に関する書物は中々無い、品性がどうのと理由をつけてな」

    勇者?「だろうな、俺もあまり読まない」

    騎士「性交の上では男が女を上回るのが常だからだ」

    勇者?「性別は関係なく興味が無い」

    騎士「……貴方はそうかもしれないな」くすっ



    677 = 671 :




    騎士「だが女性にも性の知識は必要なんだ、知らないから怖いし『ケガレ』になる」

    勇者?「よくある話だな」

    騎士「いや、無いさ、本当に残酷な現実は何処にでもあって見えないようになっている」

    騎士「私にはそれが許し難いんだ」


    勇者?「そうか」

    騎士「……」パラッ

    勇者?「……」

    勇者?(この時代は中世に近い、それだけに男尊女卑位はあるか)

    勇者?(…いや、大きく影響しているのはサキュバスか)


    678 = 671 :




    < ガチャッ

    < バタンッ


    勇者?「……」

    Eibon「早かったですね」

    勇者?「途中で女騎士が寝たからな」

    Eibon「途中で? 」

    勇者?「…性交はしていない」


    Eibon「冗談ですマスター、それでどうします」

    勇者?「手頃な場所を探しに行く、ついてこい」

    Eibon「了解マスター」


    679 :

    結局頑張りたくなかった勇者はおまえか書いたのか?

    680 :

    構成は同じだよな

    681 = 671 :

    >>679

    何かもう結構言い逃れ出来ませんね…

    そうです、私ががんばる勇者を書きました


    携帯しか書き込む手段が与えられず、投下速度も個人的モチベーションも低下
    これは何かもう自分はダメなのではないか……そう思った時です

    唐突に番外編なる物を書きたくなった

    そしてモチベーションが上昇仕切った頭で書きまくり、書きまくり、完結させ・・・




    現在第三部の終わった後の、第四部でがんばる勇者をサブストーリーとして加える事にしました。


    これで携帯になっても情熱は冷めない

    とりあえず年末から始まる第四部をお楽しみ下さると幸いです

    682 :

    なるほどそれは期待

    683 :

    おまえだったのか

    のう勇者とこっちの勇者は同一?

    684 :

    そっちの話とこっちの話は繋がってるの?
    だとしたらまだ読んでないから今から読んでみるか

    685 :

    成程

    686 :

    乙乙!

    687 :


    >>683>>684

    あっちとこっちの勇者は別人です


    向こうを読んでない方は読まなくても大丈夫なように作るので大丈夫です

    688 :

    何その勇者気になる

    689 :


    < 港町・廃屋 >




    ―――― ドッ!!


    盗人「ぎゃぁぁぁぁぁあ!!? う、腕がぁ!」

    盗人「悪かったよ、盗んだ物は全部返すって!!」

    盗人「だから頼む…たずけてぐれぁぇぇ」



    神父α「……では懺悔なさい、汝の犯した罪とは何ぞや」ザッ



    盗人「ぇ、えっと確か子供のいる家とジジイやババアの家から金を……」

    盗人「それだけだぁ!! 頼む、命だけは、命だけは……!!」

    神父α「よくわかりました」

    神父α「子供のいる家、即ちその『女の子達』には何もしていないのですね」


    690 = 689 :




    盗人「・・・」

    神父α「そうなんですね?」

    盗人「……ぁ、いやその」

    盗人(あとちょっとで……腰の銃に手が……!!)


    神父α「女の子達は二度と子を宿せない体になるまで痛めつけられたそうです」

    神父α「…『亡くなった父親のペンダントまで盗んだ男』にね」ニッコリ


    盗人「だから何なァンだよォオオオオ!!?」バッ

    < カチャッ!

    神父α「!」


    < ダァンッ!!

    < ギンッッ


    盗人「……」


    691 = 689 :




    盗人「え? はっ?………」

    神父α「……」

    盗人「ひ、ひぃぃいいい!?」カチャッ


    < ダァンッ!! ダァンッ!!

    < ギィンッ!! ギンッッ!!


    神父α「無駄ですよ、私の『紅き結界』は罪人である者の弾丸を決して通さない」

    神父α「そして貴方は裁かれる」スッ

    盗人「う、うわぁぁああぁあぁああああああ!!?」



    < シュパンッ



    692 = 689 :




    神父α「……」ヒィン


    盗人「…ぁが」スパッ

    < ビチャッ


    神父α「……こんなものですかね」

    神父α(僕も『処刑者』として働きを見せなければ)

    神父α(教皇様に最初に神の首を差し出せば僕は世界を救った救世主になれるんだ、明日に向けて万全にしないとね)

    神父α「さて、せめて火葬しましょう」

    < ボッ


    < ゴオオオ……


    神父α「………」


    693 = 689 :




    < 翌朝 >


    銃士「おはようございます、王女様」

    「……」

    銃士(まだ目を覚まさないですか)

    銃士(……もし、このまま目を覚まさなかったら)


    銃士(………)ぞくっ


    銃士「お、お体を拭きますね…王女様 」

    銃士(大丈夫、女騎士様だって大丈夫だと言っていたんだから)フキフキ


    694 = 689 :





    騎士「全員抜刀!!」


    ―――― ジャカカカカッ


    騎士「……早朝から集まって貰い、申し訳無い」

    騎士「だが、既に知っている者は知っているだろう! 王女様はいま現在、昏睡状態にある」

    「なんだって!?」

    鎧B「一体なぜ!」


    騎士「我らが怨敵、『白騎士』の仕業だからだ!!」


    「「 !! 」」


    695 = 689 :




    騎士「だが狼狽えなくていい、王女様の件は護衛の者に任せた」

    「あの男に任せて平気なのですか?」

    騎士「彼にしか出来ない、これは断言出来る」

    騎士「しかし!!」ビュン!!

    鎧B「おわっ!」


    騎士「王女様を守るのは我らの使命である事には変わらない!」

    騎士「これより村を畳み、女子供を近くの港に避難させる!!」


    銃士(……村を畳む? それって………)

    「女騎士様、まさかこの一件が終わったら……?」


    696 :

    この子がぞくっとした後に身体を拭くとなると変な意味に聞こえてしまうな…

    697 = 689 :




    騎士「我々はこの一件が終わり次第、『本土』へ進む!! これは機なのだ!」


    < 「本土に!?」

    < 「王女様が加わったとはいえ、まだ戦力が……」

    < 「それに港もまだ安全かどうか…」


    騎士「まだそんなことを言っているのか、我々はあの平和だった国を取り戻すのではなかったのか!!」

    騎士「非人道的な行為で得た力を振りかざし、我々が愛した国を混沌に染めたのは誰だ!」



    騎士「我々が討つべき相手、教皇だろう!!」



    < 「「・・・」」



    698 = 689 :




    ―――― 「「ウォオオオオオオオオオオオオオオオ!!」」



    錬師「わっ、凄い声だね」

    勇者?「気合いみたいなものか」ザッ

    錬師「ねぇお兄ちゃん、何を探してるの」

    勇者?「少しでいい、それなりの広さがある空き地を探している」

    錬師「どうして?」

    勇者?「王女を起こす結界を張るからだ」


    699 = 689 :




    < 「マスター、最低でも半径20mの空間が欲しいです」


    勇者?「……」

    < シュルッ

    勇者?「……そんな空間が森にあるわけないだろう」

    錬師「え、え? お兄ちゃん?」


    < 「レン、下がった方が良い感じです」

    錬師「えぇ!?」



    勇者?(半径20か)シュリィッ

    勇者?(このワイヤー、そこまで伸びるのか?)



    700 = 689 :





    ―――――― ピンッッ!

    ―――― ヒュインヒュインッッ


    < ドバババババババ・・・!!



    錬師「わぁあっ!?」

    Eibon「レン!」キィンッ

    錬師「エイボンのお姉さん……っ」

    Eibon「……やれやれ、マスターは少し周りを見るべきですね」


    勇者?「エイボンの結界があれば充分だろう」シュルッ

    Eibon「まあそうですが」



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