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    元スレほむら「魔法少女の日常」

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    タグ : - まどほむ + - 暁美ほむら + - 魔法少女まどか☆マギカ + - 鹿目まどか + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 250 :

    何?

    まどかのこの、カミソリのような体裁きは?!

    「あむあむ」

    お願いだから振り向いたからって鎖骨を甘噛みするのをやめて。

    その為に向き合ったんじゃ無いの。

    も、もしかして今日のまどかがどこかおかしいのは魔女の口づけ?

    252 = 250 :

    いえ、最近なんか色々な意味でおかしい気はしていたけど…。

    じ、じゃなくて! まどかがおかしいなんてそんな事無い!

    で、でも…。

    魔女の口づけって身体能力に影響なんてした?

    とにかくお願い離れてまどか。

    さっきも思ったけど、私達スカートよ?!

    253 = 250 :

    今、後ろから誰かに見られたら大変なことになるから!

    「待っ…待ってまどか! 魔女が現れたの!」

    「ウェヒー。ギャラリーが増えちゃ…え?」

    まどかのきょとんとした顔。

    あ、口づけ受けてないわ、これ。

    同時に、周囲の空間が歪みだした。

    254 = 250 :

    間に合わない。

    周囲は一瞬で結界へと姿を変えた。

    悪趣味な、人を不安と恐怖に陥れるおぞましい結界。

    ここもそう。

    ほら、どピンクな、おかしな回転するベッドやバスタブ、スポットライトがそぞろ並…。

    え?

    255 = 250 :

    「なに…ここ」

    思わず呟く。

    「ラブホ?」

    よく設定忘れられてるけど中学生がさらりとそう言う事言っちゃ駄目っ!

    「と、とにかく! この気配は使い魔じゃ無い! まどか! 離れないで!」

    「うん!」

    256 :

    口付け受けてねーのかよww

    257 = 250 :

    うん、抱きついてあちこちに手を入れてって意味じゃなかったのだけどそんなの些細な事に思えてきたからもういいわ。

    私のグリーフシードはもう限界の筈。

    今変身して戦ったら、多分、もう…。

    でも、まどかを救えて最期を迎えられるというのなら、それこそ本望。

    この気配は強い。

    きっとみんなも気付いてくれる。

    258 :

    魔女化ほむらちゃん

    259 :

    すでにグリーフシードになっているだと

    260 :

    グリーフシードは流れからしてただの誤字だな
    うなペロまどかさんには「いいぞもっとやれ」といわざるおえない

    261 :

    ウェヒー。ラブホが向こうからやって来たよ!

    262 :

    ラブホの魔女。その性質はキマシタワー。

    263 :

    それなら、私がこの後に魔女になっても、きっと…。

    みんなも魔法少女の最期は知っている。

    その悲しさも。

    それなら、きっと私の事をどうすればいいか、分かってくれる筈…。

    「ほむらちゃん?」

    まどかが私の顔を心配そうにのぞき込む。上着の裾から腕を突っ込んで指をブラの中に差し込みながら。

    264 = 263 :

    もうそこらへんは気にしない事にしよう。

    大丈夫。

    貴方は私が守る。

    私はまどかに微笑み、そして指輪に力を込めた。

    現れたソウルジェムを見ないようにして握りしめる。

    どれだけ穢れているのかを見るのが怖いから。

    265 = 263 :

    今魔女にならない事だけを願い、気合いを込める。

    ソウルジェムが光を放ち、私の体を包みこんだ。

    まどか、この命、あなたの為に…。

    「…変身」

    ソウルジェムから力が溢れ、私の体を光で包む。

    私の唯一の武器、いいえ、防具の盾がずしりと腕に重くのしかかる。

    266 = 263 :

    この盾に頼ることは…もう無い。

    覚悟は出来ている。

    これが、最後なのね。

    武器があろうと無かろうと、魔女を滅ぼす策は一つだけ。

    『わかっているとも!』

    『帰ることはないのだな。さらば我々の寝所!』

    267 = 263 :

    誰っ?! て言うか今の声、どこから聞こえたの?!

    とにかく、これが、私の最後の変身。

    魔法少女として最後の戦い。

    まどか。

    「ほむらちゃんの…」

    ただ事では無いのを私の表情から悟ってしまったのね。

    268 = 263 :

    でも、貴女は何も気にしなくていい。

    どうかこれから先、あなたが幸せで…。

    「ウェヒー! ほむらちゃんの貴重な変身シーンだぁっ! 体のライン丸見えでウルトラハッピー!」

    聞こえなかった!

    何も聞こえなかった!

    とにかく、私は変身した。

    269 :

    陰鬱系かと思ったら甘系かと思ったらまどかが何かおかしい

    270 = 263 :

    この盾に武器は無い。

    拳と、脚だけで速攻で決着をつけなくてはならない。

    「まどか。私は戦う。でも、あなたを一番に守りたい。だから、今は離れないで」

    「うん!」

    まどかが腕を絡めてくる。

    離れないでの意味も違うんだけどなんだかもう、この程度じゃ動じなくなってきたのが悲しい。

    271 = 263 :

    でも…。

    まどか…。

    私にこれだけ接してくれるのだから、少なくとも嫌われてはいないって…思って、いいの?

    道中、ゆらゆらとミラーボールが時折光線を放つが、幸い私の盾で防げる程度。

    リア充市ね、とか幻聴も聞こえる。

    意味は分からないけど、精神攻撃も持っているの?

    272 = 263 :

    「ほむらちゃん」

    「何?」

    「魔女退治が終わったらね、言いたい事があるんだけど、いい?」

    「…そうね、私も貴女に言いたい事があるわ」

    「ウェヒヒ。二人一緒だ。嬉しいね」

    「…ふふ。そうね」

    273 = 263 :

    貴女が何を私に言おうとしてくれているのかは分からない。

    でも、何を言おうとしても、きっとそれを聞くことは出来ない。

    私が貴女に言う言葉は、さよなら。

    悪いけど、貴女より先に言わせて貰う事になると思うわ。

    そう思っていた私の視線の先に、巨大な部屋が出現した。

    「早く魔女を倒して、貴女を外へ出してあげたいわ」

    274 :

    オオグンタマの貴重な変身シーンだぁっ!
    ほむらちゃんの貴重な(検閲)

    275 :

    桃色の痴女、性質は淫乱

    276 :

    そりゃ腕組んで歩いてたらリア充市ね光線も飛んできちゃうね

    277 :

    これから先もウェヒーなウルトラハッピーでたのむ

    278 :

    ウェヒーがもう鳴き声じみている

    279 :

    非リアの魔女、その性質は毒女

    280 :

    「それは嬉しいけど、ほむらちゃんも、だよ」

    真っ直ぐに私を見つめてまどかが言う。

    「……」

    私は何も返せず、誤魔化すようにして前へ進んだ。

    その時、正面からフラッシュのような光が瞬いた。

    奥にいるのは魔女。

    281 = 280 :

    周囲には、ミラーボールのような使い魔が跳ねている。

    でも、それは魔女を照らしてあがめ奉る為では無い。

    一枚一枚の無数の鏡が、私とまどかを歪めて映している。

    他人を醜く映して自分が悦に入るためのものだろう。

    いい趣味ね。

    そして、魔女本体の姿も見えてきた。

    282 = 280 :

    箱の魔女と呼ばれていた、エリーに似た姿の魔女が。

    でも、エリーとは全体的な雰囲気が違う。

    エリーよりももっと深い執念。深い嫉妬。深い妬みを肌に刺すみたいに感じる。

    空気が粘つくような、異様な気配を纏ってそれは立っていた。

    「…ああ。あの魔女はまさか…」

    「知っているの雷…ほむらちゃん!」

    283 = 280 :

    「あれは、ウイッチオブオーバーサーティの魔女よ」

    ウイッチオブオーバーサーティの魔女。

    それは人間界において魔法少女として生き、他人との関わりを極端に断ちながら修行を積み、禁欲に禁欲を重ねた者だけが達することが出来る、純潔の極みに辿り着いた者へと送られる称号。

    その、異性に指一本触れたことの無い穢れ無き肉体と蜘蛛の巣の張った○○○によって高みに達した精神が、魔法少女として負の感情をソウルジェムに溜め、その穢れは通常ならばそのまま魔女になるところを無理矢理ポジティブに捉えることでエントロピーをなんやかやして覚醒した姿である。

    284 :

    結界がいわゆる少し時代遅れのちぐはぐなラブホみたいになるのは、ししし処女ちゃうわ! 嘘じゃないよ! 処女賭けてもいいよ! と言う見栄を張るためネットで得た知識を精一杯にひけらかした事による影響らしい。

    民明書房刊『萌える世界の魔法使い全集』より

    「なるほど! 分かんない!」

    「簡単に言えば、生涯一度も異性と恋仲になれた事が無いまま三十歳を超えた魔法少女の成れの果てよ」

    「ああ、未来のさやかちゃんね」

    「本当にお願いだからそれさやかの前で言わないでね」

    285 = 284 :

    「うん。覚えてたら」

    覚えてて。お願いだから。

    「それより、考えてみるとこの話、まともな魔女がまだ一回も出て来てないね?」

    「…それもまた良し、よ」

    私はまどかをベッドの後ろに隠れさせ、前に進む。

    まどか、ベッドの硬さをそんなに真剣に確かめなくていいの。使わないから。

    286 :

    喪魔女か……

    287 = 284 :

    ウイッチオブ(略)は、複数の腕に持っている一眼レフカメラを構えて私にファインダーを合わせている。

    私、と言うよりは私のスカートに向けて。

    正直気持ち悪い。

    「こらーっ! そこのへそ下三寸は私のだよっ! ほむらちゃん守ってね! がんばって!」

    守る、の意味がきっと違うんだろうな。

    なんだか応援のベクトルも色々とあっち向いてよく分からなくなっているし。

    288 :

    俺らも30過ぎたらこうなるのか…

    289 :

    シリアスの中に薄々感じていたネタが、ここらにきて抑えきれなくなったのか全開だなwwww

    >>1

    290 :

    >>288
    マミさんの気持ちが分かった

    291 :

    >>289
    むしろ尻assがネタのフレーバー

    292 :

    そんなテンションのまどかさんも大好きです

    293 :

    ちょっと本屋いって『萌える世界の魔法使い全集』探してくる

    294 :

    でも、まどかを守る。

    それだけは何も変わらない。

    私は魔女に向かって走った。

    人にあらざる者の脚力は並では無い。

    私は五十メートル以上あった距離を数秒で駆け、襲い来るミラーボールを盾で弾きながら、地面を蹴って飛び上がる。

    七メートル近い体躯の魔女の眼前まで跳び上がり、そして魔女のブラウン管みたいな顔面に踵を叩き込んだ。

    295 = 294 :

    その瞬間、私のスカートの真下からフラッシュがものすごい連射で光る。

    何を撮られたのかと考えると、ものすごく不快になった。

    「ピンぼけなしなら一万っ!」

    だから何を言っているのまどかっ! 本当に口づけない?!

    戸惑いをかかとに押し込み、反動で宙に飛んだ。

    下では魔女が頭を押さえてうごめいている。

    296 = 294 :

    まったく、今時なら液晶にでもすればいいのに。

    ほどよい大きさで当てやすいけど。

    実物を見た事は無いけど、テレビが出始めの頃にあった木製のテレビみたいな顔。

    丁寧にアンテナまで生えているその枠は、中央から折れている。

    画面にもひびが入ったけど、あれは魔女の頭。本物のブラウン管な訳も無い。

    次の瞬間には木枠もブラウン管も元通りになり、そして私に向けてミイラみたいな細い腕を振り回してきた。

    297 = 294 :

    その数六本。

    ブラウン管がもう二つあったらアシュラマンね。

    骨が入っていないみたいに鞭のようにしなう腕が、私を上下左右から襲う。

    早い。

    けど、単純な動き。

    少しだけ早く来た一本の腕に足を載せて蹴り、遅れてきた腕を交わす。

    298 = 294 :

    そのまま一気に懐へ飛び込み、目障りだった三つの一眼レフカメラの一つを蹴り壊した。

    金属音と共にフレームが破壊され、中から真っ黒に感光したフィルムが飛び出す。

    フィルムカメラなんて随分玄人気取りね。

    とりあえず、これで不快な写真が減るわ。

    どう? 悔しいかしら?

    「ギャ「ウェヒーっ!」」

    299 = 294 :

    「……」

    魔女の悲鳴が、それを上回る絶望の叫び声に掻き消された気がする。

    でも、私の耳には何にも聞こえなかったわ。

    ええ。

    何にも。

    私は気の迷いを、まどかを疑った自分への怒りを足に込め、もう一つの一眼レフを蹴り壊した。

    300 = 294 :

    また、フィルムが宙を舞う。

    「ギ「ウェヒーーーーーーーーっ!」」

    まどかお願い黙って! 私のパンツなんていくらでも見せてあげるから!

    「……」

    次の瞬間、まどかがきちんと正座して、天使のような微笑みで私を見ていた。

    ものすごい期待を込めた瞳で。


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