元スレ上条 「こんな時間にどうしたんだ?」 一方 「いいから入れろ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
201 = 197 :
>ガチャ
一方 「ここからならそう掛からねェで行けンな」
?? 「一方通行」
一方 「!?」
上条 「どこ行くんだ?」
一方 「・・・、散歩だ」
上条 「研究所までか?」
一方 「・・・・」
上条 「00001号が風呂入る当たりからどうも様子おかしかったからな、案の定だった訳だ」
一方 「これは俺の問題だ、大人しく待ってろ」
上条 「いやだね」
一方 「お前ェ!」
上条 「ここまで関わったんだ、最後まで首突っ込ませてもらうからな」
一方 「足手まといはいらねェ」
上条 「素直に部屋で00001号守ってろって言えばいいのに」マッタク
一方 「違ェ!!」
上条 「なら、ついていっても問題無いよな?」
202 = 197 :
一方 「足引っ張ったら捨てて行くからなァ」
上条 「あんまり上条さんを見下すなよ?」
一方 「なら、勝手にしろォ」テクテク
上条 「はいはい、勝手にしますよ」テクテク
一方 「俺一人でも十分だってのによォ」
上条 「そう言うなって、俺は馬鹿だけどさ、1+1は1より少なくならないって事くらいはわかるぜ?」
一方 「ふン」
203 = 197 :
今日はここまで!
相変わらずグダグダ過ぎるorz
なんとか救出編の頭には入れたので良しとしときます。
205 :
乙にゃんだよ!
206 :
いい友情
207 :
いいなぁ腐臭がしない男の友情って
>>1乙
209 :
こんな時間にちょこっと投下です。
210 = 209 :
上条 「ところでさ」
一方 「あン?」
上条 「妹達についてだけど」
一方 「・・・・、まァ着くまでの暇つぶしにはなるか」
一方 「現時点で製造されてる妹達はあいつ含めて4体だ」
上条 「て事は、00004号までいる訳か?」
一方 「いや、4体目の個体の検体番号は20001号だ」
上条 「は? いやいやおかしいだろ!? 何でいきなりそんな番号飛んだ?」
一方 「00001号~00003号までの個体は実験に使用される個体だが、20001号は他の個体とは違った目的で製造されたンだ」
211 = 209 :
上条 「一体どんな目的なんだ?」
一方 「例の実験、必要な妹達は何体だ?」
上条 「? 20000体だろって・・・・、ちょっと待て!? 」
上条 「そう言えば何で20001号なんて個体が必要なんだよ!?」
一方 「例えばの話しになるンだがな」
一方 「仮に20000体の妹達が既に製造されていたとして、ある日突然、自分達に牙を剥いて来たらどうする?」
上条 「20000人が一斉に襲って来たらって、そんなのどうにもならないだろ?」
一方 「そのための抑止力として製造されたのが20001号だ」」
212 :
一方 「まァ、そんなことはどォでもイイ――いいから挿入れろ」
213 = 209 :
上条 「一体どんな目的なんだ?」
一方 「例の実験、必要な妹達は何体だ?」
上条 「? 20000体だろって・・・・、ちょっと待て!? 」
上条 「そう言えば何で20001号なんて個体が必要なんだよ!?」
一方 「例えばの話しになるンだがな」
一方 「仮に20000体の妹達が既に製造されていたとして、ある日突然、自分達に牙を剥いて来たらどうする?」
上条 「20000人が一斉に襲って来たらって、そんなのどうにもならないだろ?」
一方 「そのための抑止力として製造されたのが20001号だ」
214 = 209 :
一方 「妹達は今日全員助け出す、 そのついでに研究所を跡形も無く! 粉々に!! 念入りにブッ潰す!!! 簡単な話しだァ」
上条 「聞くまでも無いよな・・・、 けど研究所に人達はどうするんだ? 殺す・・・のか?」
一方 「殺そォとしたらお前は俺を止めるンだろ?」
上条 「そりゃ止めるさ」
上条 「俺は人殺しだけは自分が死ぬ事になっても絶対に嫌だし、お前にもしてほしく無い、俺達が殺すのは・・・・、こんなふざけた実験を考えた奴らの幻想だけで十分だろ?」
一方 「・・・・そォだな、この先の人生を一生病院のベッドで終えるくらいで勘弁してやるとするかァ」
上条 「いや、それもある意味きつくないか?」
一方 「死ぬよかマシだろォ?」
上条 (こんな思いする位ならいっそのこと・・・って思う人絶対いるよなあ)
215 = 209 :
上条 「なあ一方通行・・・」
一方 「なンだァ?」
上条 「明日の朝飯何がいい?」
一方 「そォだな、肉なら何でも良いンだが・・・」
一方 「牛ステーキのガーリックソースなンてのも良いなァ、もちろン焼き加減はレアで」
上条 「朝っぱらからまたそんなヘビーな物を・・・、てかサラダも付けるから食えよ?」
一方 「00001号にでもくれてやる」
上条 「バランス良く食わないと身体壊すぞ?」
一方 「好きなもン食って何が悪いンですかァ?」
上条 「お前のソレは偏食って言うんだよ!」
216 = 209 :
上条 「野菜炒めにでもしようかな、簡単だし」
一方 「俺を死なせたいンですかァ? ベジタァリアンになる気はねェぞ?」
上条 「大袈裟なんだよまったく」
一方 「うっせェ」
上条 「まあ何にせよ朝飯に間に合うように帰らないとな、00001号が心配しそうだし」
一方 「 『寝過ごしました!』 なァんて言って昼まで寝てンじゃねェか?」
上条 「プッ!? アハハハッ!!」
一方 「プッッ!クハハハッ!!」
上条 「アーア・・・・っと、んじゃ!、行って見ますか!」
一方 「朝飯前の運動と洒落込むかァ!」
上一 「「行くぞ相棒」」
上一 「「幻想をぶち殺しに!!」」
217 :
yana先生の次回作にご期待ください!
って見えそうになった
218 :
ベジタァリアンってなんか巻き舌で言ってそうだな
219 = 209 :
次回作にご期待下さい・・・
まだだ!まだ終わらんよ!
今頭かかえて続き書いてます今日投下は難しいですけど。
とりあえず一方通行と00001号にアハンウフンな事をさせるまではゲフンゴフン!
220 :
一方通行と00001号のアハンウフン楽しみにしてますね
221 :
舞ってる
222 :
何日かまたぎましたが投下します。
友人に面白いからと言われ購入したFF零式、キャラ多過ぎてレベル上げ大変すぎ↓
223 = 222 :
上条 「で、研究所の前まで来た訳だけど、具体的にどうするんだ?」
一方 「ンなもン正面から乗り込んで片っ端からボコりゃいいだろォ?」
上条 「流石は第一位と言いたいとこだけど・・・、要は何も考えとらんのかい!」
一方 「ンだとォ!? 俺様に掛かりゃこんな研究所の1つや2つ5分経たずにこの世から消し去れるぜ??」
上条 「妹達ごと消し去るつもりかよ!? もっとこう・・・緻密な作戦考えてんのかと思った俺が馬鹿だったよ!」
一方 「眼の前の敵を有無を言わさず殲滅する! 愉快で素敵で解りやすい完璧な作戦じゃねェか!」
上条 「それまるっきり悪役のセリフだぞ?」
224 = 222 :
一方 「俺は闇に生きる人外の存在だからなァ」フッ
上条 「うわぁ、中二臭が加齢臭なみに漂ってるわぁ」クサイクサイ
一方 「なンだよ!? ダークヒーローカッコイイじゃねェか!」
上条 「お前そのセリフ『HEROMAN』からパクっただろ?」
一方 (ギクッ!)
一方 「はァ? 『HEROMAN』だァ? そんなセンスのカケラもねェ名前知らねェなァ!」
上条 「『HEROMAN』が名前なんて上条さんは一言も言っておりませんよ?」
一方 「!? なンだよ、いいじゃねェかよォ・・・、俺だってカッコイイ決め台詞とか呼び名欲しいンだよォ!」ウワーン!
上条 「第一位、もやし、セロリ、白アスパラ、ホラーマン、確かに主役級とは思えんほどの呼び名だもんな」
上条 「決め台詞が『こっから先は一方通行だァ!』 ってのもなぁ、ツッコミ所満載だし・・・」
一方 「何か急に死にたくなって来たァ」orz
225 = 222 :
上条 「それよりマジでどうするんだ? 下手したら俺達の方が犯罪者になりかねないぞ?」
一方 「人の心えぐった挙げ句ロードローラーで走り去る様なマネしといて真面目になってンじゃねェよ・・・」
上条 「ザ、ワールド!」 ドッギャァァァン!
一方 「やれやれだぜェ・・・ってやらせンな!」
上条 「だってロードローラーと言えばDIOじゃん?」
一方 「お前は石の仮面でもつけてろ」
上条 「上条さんは人間を超越する気はないぞ?」
一方 「幻想殺しなんて持ってる時点で超越してンだろォ、アホが」
上条 「その台詞、そっくりそのまま返しとく」
一方 「だが反射する」
上条 「・・・、なあ、そろそろ真面目に戻った方が良くないか?」
一方 「まだジョジョの何たるかを説明出来てねェぞ?」
上条 「ア○トーク17巻見たら分かる」
一方 「キン肉マンは?」
上条 「それは16巻」
一方 「明日買いに行くかァ」
上条 「ちなみに>>1は滑舌悪い芸人と運動神経悪い芸人見て笑いすぎて悶絶したんだ」
一方 「笑いの沸点低すぎって言われてへこンだがなァ」
226 = 222 :
上条 「で? どうやって侵入するんだ?」
一方 「それは問題ねェ、まだ俺のIDで入れる筈だからなァ」
上条 「いや上条さんは?」
一方 「足引っ張ったら捨てて行くって言ったろ?」
上条 「アナタ! お願いだから捨てないでぇ!!」
一方 「キモいからヤメロ。 ン? 上条! 隠れろ!」
上条 「へ? 急にどうしたって・・・うわ!?」
>ガサッ!
上条 「人をイキナリ茂みに突っ込むなよ」イテテ
一方 「だまっとけ!」
一方 「・・・」ジー
研究員 「えーっと今日のスケジュールは・・・」テクテク
一方 「・・・使えるなァ」ニヤリ
227 = 222 :
一方 「ちょっと待ってろ」
上条 「?」
研究員 「それにしてもあの2体と来たら、打ち止めの調整で忙しいと言うのにまったく・・・」ブツブツ
一方 「よォ、なァにやってんだァ?」
研究員 「一方通行? 今日は実験の日では無い筈だが?」
一方 「ちょっと野暮用でなァ、それより・・・」
研究員 「?」
一方 「しばらく寝ててくれや」ニヤ
研究員 「は? 何を言って・・・な、なにを!?」
一方 「モンゴリアンチョップ!」
>ガスッ!
研究員 「」チーン
一方 「一丁上がりィ」
228 = 222 :
一方 「楽なもンだなァ」
上条 「何やってたんだ・・・って誰これ?」
研究員 「」
一方 「見りゃ分かんだろ、ここの研究員だ」
上条 「いや、それは分かるけど、この人どうするんだ?」
一方 「こうする」
>シュル、ズル・・
研究員 「」ハダカイッカン
一方 「ほれ、これ着とけ」
上条 「?、なんで?」
一方 「お前の頭蓋骨には八丁味噌でも詰まってンのかァ?」
上条 「そんなコクの有りそうな物入っておりません! ちゃんとした脳みそだよ」
229 = 222 :
一方 「変装すンだよ、伝説の傭兵スネークよろしくなァ」
上条 「別にスネークになる気は無いけど、変装なんかして入れるのか?」
一方 「俺と一緒に居りゃ何とかなンだろ、さっさと着ろ」
上条 「わかったよ、えっと・・・、ちょっとサイズ大きいな、でも何とかなる・・・かな?」
上条 「出来たぞ」デデン
一方 「絶望的に似合ってねェな・・・」
上条 「ほっといてくれ」
230 = 222 :
一方 「さァて、行くとするかァ」
上条 「一方通行、研究所に入ってからの作戦を聞かせて貰えるかな?」
一方 「普通に喋れ、キモい、オゾ気がする」
上条 「上条さんなりに研究員に成り切ってるつもりだったんだけど」
一方 「研究員ってか保健医の出来損ないにしか見えねェな」
上条 「ひでえ」
一方 「とりあえず中に入ったら無駄口は叩くな、まずは妹達の居場所を聞き出す」
上条 「了解した、任せるよ、一方通行くん」
一方 「鳥肌が立つからヤメロ」ゾク
231 = 222 :
研究所内
上条 「意外とすんなり入れたな?」
一方 「実験の被験者が入れねェ訳無いからな、あとは・・・」
研究員B 「」テクテク
一方 「聞き込みだなァ」ニヤリ
上条 (楽しそうだな、この上なく)
一方 「おい」
研究員B 「ん? 何か用かな?」
一方 「ちょっと聞きてェんだけどよ、こっち来てくンね?」
研究員B 「?、それは構わないが手短に頼むよ」
一方 「なァに、すぐ終わる」ニヤ
研究員 「で?、何の用なんだね?」
一方 「確保ォ!」
上条 「ラジャー!」
>ガシッ!
研究員B 「なっ!何のつもりだ!?」
一方 「俺の質問に素直に答えるか、今すぐ人生終わらせるか、どっちがいい?」ニヤリ
232 = 222 :
研究員B 「そ、そんな脅しなど・・・」
一方 「・・・・ 足の爪から手の爪を一枚ずつ順番に剥がして行きィ」
研究員B 「ひっ!」
一方 「次にまぶたを引きちぎってェ」
研究員B 「」ガクガク
一方 「質問に答えてくれるかなァ?」ニヤ
研究員B 「なんなりと」ガクガク
上条 (脅迫ってこうするんだな)
一方 「妹達はどこだ?」
研究員B 「今は部屋で休んでいるはずです、一緒の部屋なので2体ともいると思いますですハイ」
一方 「20001号はどこだ?」
研究員B 「20001号? ああ、打ち止めの事か、あれはまだ調整が必要だから地下の施設で調整中だ」
一方 (地下施設ねェ・・・)
研究員B 「も、もう良いだろう? 早く放してくr」
一方 「延髄切りチョップ!」
>ゴギッ!
研究員B 「」チーン
233 = 222 :
上条 「おい、この人大丈夫なのか?」
研究員B 「」ピクピク
一方 「心配すンな峰打ちだァ」フッ
上条 (チョップに峰打ちも何も無いだろうに)
上条 「んじゃ、妹達の所に行く訳だけど場所は?」
一方 「チョップする前に聞いといた」
上条 「?、いや、聞いて無かったろ?」
一方 「うっせェ、ご都合主義だ」
上条 「あっそ」
妹達の部屋
上条 「なあ一方通行、ここに居る妹達は大丈夫なのか?」
一方 「何がどう大丈夫なんだ?」
上条 「いや、00001号が初めて俺の事見たとき変質者扱いされた挙げ句まさかの発砲までされたからさ」
一方 「心配すンな、俺はお前と違って平和的、友好的に接するからな」
上条 「どの口が喋ったかってくらい信用に欠けるんだけど」
一方 「良いから見てやがれェ、まずは平和的にノックからだ」スッ
234 = 222 :
>ドガシャアアアン!!
一方 「突撃翌隣の晩御飯だコラァァ!! アァン!?」
上条 「お前を信じた俺が馬鹿だったよ!平和のへの字もありゃしない」
00002号 「な、何事ですか!?」
00003号 「まさか強盗?」
00002号 「いえ、ミサカ達に財産はありません と、ミサカ00002号は冷静にツッコミます」
00003号 「ではミサカ達の身体が目的である可能性がありますね と、ミサカ00003号は若干顔を赤らめます//」ポッ
00002号 「何期待してんだコラ、と、ミサカは更にツッコミます」ビシッ
上条 「・・・・、一方通行」
一方 「何も言うな・・・」
上条 「妹達って変わってるんだな」
一方 「最初の頃のシリアスが嘘見てェだ」
00002号 「おや、あなたは被験者一方通行ではありませんか、何か用ですか?」
一方 「ちっと野暮用だ」
00003号 「夜ばいですか? 田中くん www」
一方 「ネタを蒸し返すンじゃねェ!」
上条 「頭痛くなって来た・・・」
00002号 「そう言えばそちらの方はどなたですか?」
00003号 「初めて見ますね、新人の方ですか?」
上条 「いや、俺は」
一方 「逆水平!」
>ズビシ!
00003号 「グウッ」
00002号 「00003号ー!」
一方 「水月!」
>ズガ!
00002号 「おふっ!」
一方 「一丁上がりィ」
上条 「いやいや! 何やってんだ!?」
一方 「話しが進まねェ、手っ取り早く寝ててもらう」
上条 「全然友好的じゃ無いし」ハァ・・・
一方 「あ、忘れてたァ」ハッ!
235 = 222 :
今日はここまで、もうギャグにしかなってない・・・
236 :
乙!
やっぱ人数少ないとネットワーク上手く働かないんかね。
237 :
ギャグSSとしては優秀だから安心しろ
238 :
ども、投下再開します。
239 = 238 :
上条 「この二人どうするんだ?」
一方 「お前担げ」
上条 「マジで?」
一方 「当然だろォ」
上条 「分かったよ」ヨイショ
一方 「ンじゃ打ち止めって個体のとこ行くかァ」
上条 「たしか、地下だったよな」
一方 「ああ、しっかりついて来いよ」テクテク
上条 「ちょっ! こっち二人も抱えてんだぞ!? もうちょっとゆっくり頼むって!」
240 = 238 :
研究所地下
一方 「ここかァ」
?? 「あら、一方通行じゃない」
一方 「あァ?」
芳川 「こんな所で何してるの?」
一方 「芳川か、お前こそ何してやがる」
芳川 「打ち止めの調整をしているわ」
一方 「そのシリンダーに入ってンのが打ち止めってのか・・・」
芳川 「ええ、20000体の妹達を統べる上位個体20001号、妹達製造計画の最終ロットとして作られたから名前は打ち止め(ラストオーダー)ね」
一方 「そいつを渡してもらいに来た、素直に渡しゃ手荒な事はしねェ」
芳川 「・・・・、 一方通行、あなたは今回の実験に参加の意志は無いの?」
一方 「悪ィがそれはねェよ、実験は今日で終わりだ、永久になァ」
241 = 238 :
芳川 「あなたはレベル6に、無敵になりたいんじゃなかったの?」
一方 「それは・・・」
上条 「だー! やっと追いついた! 一方通行お前マジで置いて行くなよ!」ゼエゼエ
芳川 「あら、あなたは?」
上条 「え? ああ、俺ってか僕はかみjy」
一方 「黙ってろ、おい芳川ァ、俺はこの研究所を潰す、ケガしたくなけりゃ今すぐ打ち止めを渡せ」
芳川 「それはまだ無理ね」
一方 「こっちとしちゃ穏便にすませてェンだがなァ」
芳川 「この子の調整にはもう少しかかるわ、それまで待ってちょうだい」
242 = 238 :
一方 「ちっ、しかたねェ・・・・、おい! お前はそいつら連れてこっから出ろ」
上条 「出ろって、女の子二人担いで見つからずに出るのは無理だって! それにお前はどうするんだよ!?」
一方 「俺は打ち止めの調整が終わるまで待つ、お前は先に行ってろ」
上条 「だから無理だって!」
芳川 「ならこの通路を使いなさい」
上条 「え?」
芳川 「これは本来非常用の通路なのだけれど、ここを使えば見つからずに研究所から少し離れた場所まで出られるわ」
上条 「・・・・、信じていいんですか?」
芳川 「あら、信用されて無いのね私って」
一方 「上条、行け」
上条 「分かった、待ってるからな!」
一方 「ああ、すぐに追いつく」
243 = 238 :
芳川 「いい子ね、あなたの友達?」
一方 「お前には関係ねェ、だが、アイツに何かしようってンなら俺はお前を殺す」
芳川 「何もしやしないわ、それよりさっきの続き聞かせてくれない? 調整が終わるまでまだ少し掛かるし」
一方 「・・・・、確かに俺はレベル6に、無敵になりてェと思った、今でも思う時もある・・・だがな」
一方 「20000人の人間殺してまで手に入れてェとは思わねェ、それだけだ」
芳川 「そう、変わったのね、あの子のお陰かしら?」
一方 「さァな」
244 = 238 :
芳川 「一方通行、あなたに渡しておきたい物があるの」
一方 「何をだ?」
芳川 「第三位、超電磁砲のDNAマップのデータよ」
一方 「!?」
芳川 「あなたがこの実験に乗り気で無かったのは何となく分かってたの」
芳川 「そして妹達を連れ出そうとするのもね」
一方 「そンな物俺に渡してどォするつもりだ? 今この場で消すかもしれねェンだぞ?」
芳川 「これをどうするかはあなたに任せるわ、消すもよし、保管するのもよしね」
一方 「そンな権利は俺には無ェ、あるとすればそれはオリジナルだけだ」
芳川 「そうね、じゃあこれを超電磁砲に渡すかどうかをあなたに任せるわ」
一方 「・・・・ 分かった」
245 = 238 :
>ラストオーダー、チョウセイシュウリョウシマシタ
芳川 「終わった見たいね」
一方 「すぐに出せるのか?」
芳川 「ええ、ちょっと待ってて」
>・・・・。
芳川 「着る物が用意出来てなかったから毛布を巻いておいたわ」
打ち止め 「」スヤスヤ
一方 「お前はこれからどォするンだ?」
芳川 「そうね、実験は失敗する訳だし、私もお払い箱になる訳だから」
一方 「行く当てはあンのか?」
芳川 「アンチスキルに知り合いがいるから、そこにしばらく厄介になる事にするわ」
一方 「そォか」
芳川 「また、会えるかしら?」
一方 「さァな、学園都市にいりゃ会えるンじゃねェか?」
芳川 「じゃあそれまでしばらくさよならね」
一方 「そォなるな」
246 = 238 :
芳川 「あ、それから」
一方 「ア?」
芳川 「研究所は壊さなくてもいいわよ」
一方 「なンでだ?」
芳川 「あなたが実験に参加する意志が無い以上この研究所は閉鎖になる、だから大丈夫よ」
一方 「そンなの分かンねェだろ、実験が再開される可能性が1%でもあるンなら潰しとくのが得策ってもンだ」
芳川 「そう、分かったわ、じゃあ少しだけ時間をちょうだい」
芳川 「ここに居る研究員を全員避難させるまでの時間を」
一方 「・・・・10分だ、俺が研究所を出てから10分したら研究所を消す、逃げ遅れた奴は知らねェ」
芳川 「ありがとう一方通行、こんな事言えた義理じゃないけど、 妹達の事・・・守ってあげて」
247 = 238 :
一方 「言われるまでもねェよ」
芳川 「じゃあ今度こそ、さようなら」
一方 「・・・・」
一方 「芳川」
芳川 「なに?」
一方 「助かった・・・・、恩に着る」
芳川 「あら、どういたしまして」
一方 「じゃあ、またな」
>・・・・。
芳川 「『恩に着る』、か・・・、本当に変わったわね、あの子」
248 = 238 :
今日は一応ここまで、
ギャグになったり真面目になったり不安定さハンパないですね本当↓
249 :
よくあるよくある
シリアス中に無意味にギャグ挟むよりはましだ
250 :
シリアスとギャグはメリハリがあってこそだと思う
つまり真面目な後のミサカたちの暴れっぷりが楽しみです
みんなの評価 : ★★
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