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    元スレ紅莉栖「岡部、IS学園に転入して」

    SS+覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - steins;gate + - インフィニット・ストラトス + - 岡部倫太郎 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    351 :


    これでオカリンは頭脳体力共に最強のマァァァァッッッドサイエンティストになるのか

    352 :


    γのオカリンとかアレだし鍛えりゃ強くなりそうだ。

    353 :


    生長する武器! いいな!

    354 :

    瞬発的には強くなるけどな。
    素人以下のスペックのはずなのに、ラウンダーの拘束から逃げれる時点で、潜在能力はやばい

    355 = 194 :

    本編とは関係無い、シュタゲクロスのネタ帳に書いた物を投下して寝ます。
    ISとのクロスが終わったら書くかもしれません。
    今回の投下量が少なかったので、箸休め程度に思っていただけたら幸いです。


    ある意味、このスレが終わっても居ないのに次回作?の予告を投下する訳ですから不快な思いをした方は申し訳ない。
    万が一、このネタでSS書いちゃうぞって方が居ましたらどうぞどうぞ。

    357 = 194 :

    以上です。
    明日も投稿できそうです、ご静読ありがとうございました。

    358 :

    さすがまっちょしいやでえ

    359 :

    どっちもアトラスのゲームだね。乙乙。

    360 :

    乙でした

    オカリンんのペルソナは「鳳凰院凶真」でフールから最終的にワールドになるんだなww

    361 :

    岡部倫太郎はかけがえのない絆を手に入れた!

    362 :

    ルカ子とも固い絆で結ばれる訳だな

    363 :

    乙ん
    ルカ子のマヨナカテレビは見てみたいな

    364 :

    まっちょしいが戦うのか……。

    世界が終わりそうだな

    365 :

    思ったんだけどさ、才人をISに乗っけられたら激強じゃね?

    366 :

    適性ないから乗れないし関係ない話題やな

    367 :

    ~が乗れたら激強ってそんな事言い出したら
    漫画化されている時点で漫画神ハイデガーが乗ったら最強という結末に終わる

    368 :

    まずスレチなのは確定的に明らか

    370 = 194 :

    >>349 続き



     岡部倫太郎は憂鬱だった。
     明日から始まるであろう光景を思い浮かべ、良い気分になる訳が無かった。

     ギシッ、とベッドが軋む。
     ISでの初戦闘による興奮ではなく、明日からの日々が岡部の睡眠を妨げていた。
     それ程に、運動を好ましく思ってないのだった。

    岡部「きっと、ただの運動ではないのだろう……。
       あぁ……解っている解っているさ。
       問題? あるに決まっているだろう……今回ばかりは、ダメかもしれん……」

     携帯を取り出す力も出ず、独り言を呟く。
     岡部はポケットにしまっておいた、ピンバッヂを強く握り締めた。

    岡部「ラ・ヨダソウ・スタセッラ……」

     思い出す。
     ラボメンNo.007。秋葉留未穂にピンバッヂを渡した時の事を。

    岡部『助けが欲しい時はそれを握り締め、ラ・ヨダソウ・スタセッラ。と唱えると良い』

     ラボメンに会いたい。
     実際、紅莉栖とは今まで以上に会っていたがそうではなかった。
     岡部にとっては、未来ガジェット研究所でこそラボメンと最もコミュニケーションが取れる空間なのである。

    371 = 194 :


    岡部「誰も、助けにこないではないか……」

     それはそうだ。
     助けに行くのは自分なのだから、と心の中で自虐をした。

    一夏「凶……真……?」

     ぶつぶつと呟き続けるルームメイトを心配して織斑一夏が声をかけた。

    一夏「その、大丈夫か?」

    岡部「おそらく、大丈夫で居られるのは今日までであろう……。
        明日になれば我が肉体は淵底に沈み、意識は深遠へと溶け込み二度と日の光射す日常には戻ってこれまい……」

    一夏「重症だな、こりゃ。
        えっと……そんなに運動嫌いなのか?」

    岡部「好みではないな……何度も言うようだが、俺は科学者だ。
        得て不得手と言うものがある。運動は専門外なのだ」

    一夏「そっか、そうだよな。
        でもISを操縦するならこれから体力をつけないと不味いしなぁ……」

    372 = 194 :

    岡部「少しずつ、運動するのならそれも良いかもしれない。
        郷に入っては郷に従う他ないからな。
        だが……やつ等は、違うだろう? きっと違うだろう?」

    一夏「……やつら?」

    岡部「あの野獣のような娘達の事に決まっているだろう」

    一夏「野獣って……まぁ確かに、そう言えない時も無いけど……」

    岡部「普通の運動のはずがない、絶対に無い。断言出来る、違う絶対違う」

     布団を頭から被り、ガタガタと震え出す。

    岡部「特に、あのシノノノノノと眼帯娘。目に見えてやる気を出していた……。
        恐ろしい、俺は恐ろしい……」

    一夏「箒とラウラか……確かに、あの二人が一番厳しいかもな。
        箒は剣道の腕が一流だ。きっと訓練は剣術とかになると思う。
        ラウラは一流の軍人だ……考えるだけで、俺もちょっと怖い」

    岡部「それ見ろおおおお!! ワンサマーですら恐怖を抱くレベルを俺が処理出来る訳無いだろうっが!」

    一夏「俺に言われても……ごめんな、俺にはどうすることも出来ない。
        でもその代わり、全部一緒に付き合うからさ! なっ!」

    岡部「……はぁ、もうダメだ。やはり逃げられない」

    一夏「一緒に乗り越えようぜ! 俺も何だか燃えてきた!」

    岡部「“も”ってなんだ“も”って……」

    373 = 194 :



     一夏は闘志を奮い立たせ。
     岡部は意気消沈したまま、夜は更けていった。
     俺はなんのためにこの学園に来たのだろう、とまで岡部は考え初め意識がまどろむまでその答えは出てこなかった。


    ─翌日─


    ──コンコン。

     朝5時。
     織斑一夏と岡部倫太郎が住む部屋のドアがノックされた。
     当然、早朝と言うこともあり男二人の眠りは深く起きる事は無い。

    ──コンコン。

    ──コン……ゴン! ゴンゴン!!

    一夏「うわぁ!! なんだなんだ!?」

    ──ゴンゴン!!

    一夏「ノック!? はい! はい開けますはい!」

    374 = 194 :


    「おはよう」

    一夏「ほう──き?」

    「うむ。い、良い朝だな、うむ」

    一夏「朝だなって、朝5時だぜ? どうしたんだよ」

    「岡部と、そ……そのついでに一夏、お前を起こしにき、た……」

    一夏「起こしに……? なんで?」

    「一日の始まりは鍛錬から始まる。全ては朝から決まるのだ。
      今日から初日は私に任された、さぁ岡部を起こしてくれ」

     かの有名な映画俳優も“充実した一日を過ごしたければ、朝5時30分よりも早く起きる事だ”。
     なんて言ってたもんなと、一夏は納得した。

    一夏「そう言うことか……なら、仕方ないな。
        それとな、箒」

    「む? なんだ」

    一夏「俺も一緒に鍛錬頼むよ。一緒にやろうって約束したんだ」

    375 = 194 :


    「そうか! そうか……うむ、約束なら仕方ないな。鍛錬に前向きなのは良いことだぞ。うむ。うむ」


    岡部「……5時。そうか、始まるのか……フハハ……ハ、ハ」

     朝5時に叩き起こされたと言うのに、岡部に怒りの気持ちは無かった。
     そうか、地獄の朝は早いのかと納得するばかりだった。


    ─剣道場─


     気温は低く、四季は冬をゆっくりと目指していた。
     岡部と一夏は体操服へ、箒は胴着へと着替えを済ませていた。

    「さっそく稽古……と行きたいところだが、まずはストレッチを行う。
      岡部がどれだけ柔軟か調べなければならない」

    岡部「柔軟体操か……」

    一夏「凶真って、身体柔らかいのか?」

    岡部「思考は柔らかいんだがな……」

    一夏「おっ! 上手いこと言うなぁ、ハッハッハ!」

    376 = 194 :


    「ふざけていないで、シャンとやれ。
      柔軟な身体はそれだけで怪我のしにくい体なんだ。もし硬ければ、今日一日は柔軟に費えてしまうかもしれない。
      一週間で身体を壊さないようにしなくてはならないからな」

    岡部「解った。やってみよう」

     そう言うと、岡部はぐっぐと腰を曲げ、地面に手を伸ばした。
     腰は途中でとまり、腕はだらしなく空中に垂れ下がる。

    「どうした? 私に気にせず初めて良いぞ?」

    一夏「ほっほっ……と」

    岡部「いや……」

    一夏「ん? どうした、凶真。俺はちゃっちゃと終わらせちゃうぜ?」

    岡部「これが、限界……なのだが」

    「え」

    一夏「え」

    岡部「これ以上、前に行かない」

    377 = 194 :


    「ふざけて、いるんだよな……?
      はっはっは、さすがの私も怒ってしまうぞ?」

    一夏「そうだよ凶真、ここはふざける場面じゃ……本当に?」

     こくん、と岡部は頷いた。
     その額にはうっすらと冷や汗すら浮かべて。

    「想像以上に、重症だったな……」

    一夏「みたいだ……」

    岡部「……曲がらん」

     数分後。
     岡部の悲鳴は早朝の剣道場に響き、その声は道場を付きぬけ学園中を駆け巡ったと言う。

    「相撲取りのように、無理やり股割りをさせる訳にもいかないからな……」

    一夏「無理やりやると一週間じゃ治らないからな」

    「こうやって地味に伸ばしていくしかあるまい」

    岡部「地味に……だと……」

     産まれたての小鹿のように、身体を震わせている岡部が箒を睨んだ。

    378 = 194 :


    岡部「ゴム人間じゃあるまいし、人の関節はそんなに都合よく曲がらんのだ……」

    「これも岡部のことを思ってだ。最初が私でよかったと思う日がきっと来る。
      さぁ、柔軟を続けて」

    岡部「ぐぬぬ……」

    一夏「補助はもう要らないのか?」

    「あぁ、取りあえず残りの時間はゆっくりと伸ばして貰おう。
      で……だ。一夏」

    一夏「ん?」

    「その間、ひ、暇だな」

    一夏「そうだなー、柔軟するのも良いけど」

    「な、ならば私と一緒にジョギングへ行こう。
      基礎体力の向上は重要だ、うん。それに暇だしだな……」

    一夏「ジョギングか、それも良いな。よし、行くか」

    「そうか! 行くか、私とジョギングに行くか……そうかそうか」

    岡部「何処へなりとも行って来るが良い……」

    「では、行ってくる! ちゃんと柔軟を続けるのだぞ」

    一夏「じゃぁちょっと流してくるよ。またな」

    379 = 194 :


     二人は剣道場を後にして走って行ってしまった。
     剣道場に一人取り残される岡部。
     いっそこのまま帰ってしまおうかとさえ思ったが、その要望は却下して柔軟に勤しんだ。

    岡部「これも、俺を考えてのことなのだろう。
        我慢せねばなるまいな……」

     岡部は二人が帰ってくるまで、2時間近く柔軟をするはめになった。


    ─食堂─


    紅莉栖「あんた、何むくれてるのよ」

     紅莉栖が朝食のチーズトーストを齧りながら、機嫌の悪そうな岡部に訪ねた。
     ちなみに岡部は、たぬき蕎麦を注文して食べていた。

    380 = 194 :


    岡部「むくれてなど居ない。どこぞの男女二組が俺を放って2時間近くジョギングをしてきたみたいでな。
        一人でずっと柔軟をしていたため少々疲れているだけだ」

     ずるずると蕎麦をすする音が悲しげに響く。

    鈴音「男女二人組み? ちょっとどう言うことよ」

     気になるワードをキャッチしたのは、鈴音だけではなかった。

    シャル「うん。何か今気になる台詞がオカリンから出たね?」

    セシリア「私も、何かが引っかかりましたわ」

    ラウラ「この学園で男は2人しかいない。倫太郎と、一夏だ。つまり……」

    鈴音「どういうことよ……」

     そしらぬ顔で、きつねうどんをすすっていた一夏がむせた。
     甘い汁をたっぷりと吸った揚げが、一夏好みの味を演出している密かなお気に入りメニューだった。

    一夏「ごふっ! ごふぉっ……」

    「だっ、大丈夫か? 七味を入れすぎたんじゃないか?」

    シャル「んー、白々しいなぁ」

    セシリア「全くですわ」

    ラウラ「正直に白状しろ」

    381 = 194 :


    鈴音「言いなさいよ、二時間も何してたのよ」

    紅莉栖「(またこのパターンですね解ります。
         一夏って学習能力無いのかしら……)」

    一夏「ちょ、何で皆怒ってるんだよ」

    鈴音「良いから言いなさいよ、早く言いなさいよ」

    シャル「オカリンを放置して、2時間もなにしてたのかな?」

    セシリア「軽蔑しますわ……」

    ラウラ「さぁ言え!」

    一夏「箒も黙ってないで何か言ってくれよ!」

    「んんっ。岡部が柔軟している間に、ジョギングに行っただけだ……」

     パクパクと焼鮭定食を食べながら箒が答えた。
     塩梅が良く、ご飯が進む定番の一品である。

    鈴音「へー朝から2時間もねー……」

    一夏「箒がトラックを周回する毎に“もう1周だ”なんて言い続けてたからな……ほんと、地獄だったよ」

    382 = 194 :


    シャル「へー、箒も朝から頑張ったんだねぇ」

    セシリア「精が出てますこと……」

    ラウラ「それで、のこのこと付いて行き2時間を一緒に走り続けていたのか」

    一夏「お、おう。凶真には悪い事したって思ってるよ……」

    「そう……だな。確かに、自分達の鍛錬を優先するあまり放置してしまった。
      岡部、すまない」

    岡部「2時間走り続けさせられるよりはマシだろう、もう気にしていない」

    紅莉栖「2時間一緒に走れば良かったのに」

    岡部「普通の人間は2時間も走れるように出来ていない」

     紅莉栖の野次にピシャリと突っ込みを入れる。
     しかし、この突っ込みが良くなかったと思い至るのは数秒後であった。

    「む。岡部は2時間走り続けることが出来ないのか?」

    岡部「何を寝ぼけた事を……普通の人間が2時間も走りつ……」

     気付いた時にはすでに遅かった。

    「そうか。ならば午後の鍛錬はマラソンにしよう。良い機会だ。
      一夏、我々もこれを機にさらに鍛え直す。長距離マラソンだ!」

    383 = 194 :


    一夏「えっ……あっ、いや。箒さん?
        剣術とか教えた方が良いんじゃないのかな?」

     これにはさすがの一夏も動揺を隠せなかった。
     周囲の女子連中の瞳がイヤらしく輝いた。

    鈴音「へー良かったわね、一夏。あんたマラソン好きだったわよね?」

    シャル「そうそう、2時間も箒と走り続けちゃう位にね?」

    セシリア「確か、フルマラソンに挑戦するのが夢だとも仰ってたような?」

    ラウラ「夢が叶って良かったな、一夏」

    紅莉栖「(凄まじい流れね……岡部、ドンマイ)」

    一夏「ちょ、俺はそんなことは一言も──」

    「そうか! 一夏はランニングが好きか! そうか、そうか。
      うむ、私も……嫌いじゃないぞ? ランニングは良いな、うん」

     一人で盛り上がる箒と嫉妬の炎に焼かれた4人娘に天罰を与えられた一夏。
     そのとばっちりを食らうはめになった岡部は自由意志の無さを改めて痛感した。
     紅莉栖は我関せずとばかりに、チーズトーストを齧っていた。

    紅莉栖「(巻き込まれちゃ、たまったもんじゃないからね)」

    384 = 194 :


     気付いた時、岡部は自室の天井を見上げる形でベッドに寝転んでいた。
     身体中の筋肉と言う筋肉が悲鳴をあげている。
     動くたびに激痛が走り、関節が軋んだ。

    岡部「ぐぉぉぉっ……! なん、だ、この痛み……は」

    紅莉栖「あ、岡部起きた」

    一夏「お、気分はどうだ?」

    岡部「……最高に最悪だ」

    紅莉栖「それは何より」

    ベッドの横で紅莉栖が分厚い参考書を読んでいた。

    岡部「何故、助手がここに」

    紅莉栖「マラソンの最中にぶっ倒れるから付き添ってやったんだろうが」

    一夏「俺も付き添ってやりたかったんだけど、完走するまで許してくれなくってさ。
       紅莉栖に頼んだんだよ」

    岡部「そうか……」

    紅莉栖「感謝しろよ、まったく」

    385 = 194 :


    岡部「いぎっ……全身が痛い」

    楯無「そんな時はマッサージよ♪」

    岡部「……何故貴様が居る。どこから出てきた」

    楯無「あん。あんまり邪険にすると拗ねちゃうわよ?」

    一夏「お願いですから、存在消して近寄らないで下さい。心臓に悪いです」

    楯無「心臓に悪いおねーさん。何かえっちな響きだと思わない?」

    一夏「思いません」

     はぁ、と溜息を付いて一夏が続けた。

    一夏「あの、凶真も疲れてるみたいなんでこれから遊ぶのはちょっと……」

    楯無「遊ぶって失礼ね、一夏くんは。おねーさんは岡部君の身体をリフレッシュさせに来たのに」

    紅莉栖「カカカッ、身体をりふれっす!?」

     この言葉に一番の動揺を見せたのは紅莉栖であった。
     天才少女は脳の回転の速さ故、稀にあらぬ方向へ物事を考えてしまう癖がある。

    楯無「うふ。クリちゃんのえっち」

    紅莉栖「~~っ!! ちがっ、ちが!」

    386 = 194 :


    楯無「一夏くん、倫ちゃんにマッサージしてあげて頂戴」

    一夏「マッサージですか? 良いですけど……」

    楯無「筋肉のこりを徹底的にほぐしてね? それとこの薬を」

     楯無が一夏に薬を手渡す。
     どうやら軟膏のようで、肌に直接塗って浸透させる類の物らしい。

    一夏「これは……?」

    楯無「特別に調合した、筋肉痛を取るお薬よ。
        それをマッサージしながら倫ちゃんの肉体に余すことなく塗りたくれば、明日にはスッと痛みなんて消えちゃうんだから♪」

    一夏「へぇ、楯無さんが言うならかなり効果ありそうだな。
        よっし凶真。塗るぜ?」

    岡部「本当に大丈夫なのか? 怪しい薬では……」

    楯無「ほらほら、おねーさんの言うことは信じる。会長の命令は聞く。これ常識だからね?」

    紅莉栖「随分狭い常識であられる……」

    楯無「さぁぁ、一夏くん! 倫ちゃんの衣服をひっぺがしてちょーだいっ!」

    一夏「うっす。凶真、脱がせるからな」

    岡部「う、うむ……」

    387 = 194 :


    紅莉栖「(え、なんだろう……この気持ち)」

    楯無「(クリちゃんは、きっと言葉では言い表せない“ときめき”みたいなものを感じてくれたと思う。
        殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。そう思って私はお薬を持ってきました)」

     紅莉栖にしか聞こえない音量で耳打ちをする。
     両手で顔を隠した紅莉栖であったが、指の隙間からしっかりとその光景を見つめていた。

    楯無「(うーん。これなら生徒会で催し物として出せるレベルね)」

    一夏「どうだ、凶真。気持ち良いか?」

    岡部「あ、あぁ……なんだかスーッとしてきた。これは、良い薬なのかもしれん。
        感謝せねばな……。それにしても、ワンサマーはマッサージが上手いな……」

    一夏「楯無さんはあれでかなり良い人だからさ、きっとコレも良い薬だよ。
        マッサージは……うん、色々あって慣れててさ」

     ぐっぐっ、と岡部の身体のはりを確かめながら入念にほぐしていく。
     岡部の表情は蕩けていて、何時の間にか眠ってしまった。

    岡部「……ぐぅ」

    388 = 194 :


    一夏「ありゃりゃ、寝ちゃった」

    楯無「よーーーっぽど、気持ちよかったのね♪」

    紅莉栖「……」

    楯無「クリちゃん」

    紅莉栖「えぇ」

    楯無「鼻血でてる」

    紅莉栖「……えぇ」


     この後、一夏による岡部へのオイルマッサージ動画は学園内で高額、または重大な取引への切り札として用いられることになる。
     提供者は更織楯無だが、高度な画像処置(高画質化)を紅莉栖が施した事を知る者は居なかった。

    389 = 194 :


    おわーりでございます。

    それで一つ質問があります。
    今回、地の文の前に一文字分だけスペースを空けてみました。
    以前より読みやすいか、逆に読みにくいか、です。

    読みやすければこのまま行きます。
    前の方が読みやすかったのならば戻します。

    意見が別れた場合は多い方を参考にさせて頂きます。
    少しでも皆さんが読みやすくなればと思っています。

    391 = 368 :

    あけたほうが読みやすいと思うぜ

    392 :

    気づかなかったがすごく読みやすかった。これでいいと思う

    393 :

    文章自体が読みやすいから気付かなかったという罠、同じくこれでいいとおもうお
    クリちゃんのえっちって色々とヤバくね?クリがえっちってことっしょ

    394 :

    乙です。読みやすいです

    オカリンはIS勢のヒロインとは絡まないのかな?

    395 :


    違和感無く自然に読めた

    396 :



    読みやすくなってたと思う

    397 :


    一夏さんイケメンだわ

    398 :


    安定のクリスティーナ

    399 :

    >>1 です。
    ありがとうございます、これからはスペースを一発ぶち込んでから地の文を書きます。

    も少ししたら今日の文を投下しにきまうす。

    400 :

    期待して待機


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