元スレ上条「新しい家での暮らし」
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301 = 1 :
・
・
・
ワイワイ ワイワイ
上条「おっ!出てきたか」
フレンダ「……スー……スー…」zzz
ガチャ
フロリス「いい湯だったよー!」
黒夜「あぁぁ……まだ、ボッーとする」フラフラ
上条「のぼせたのか?」
ルチア「いいえ」
上条「じゃあ、何があった?」
御坂妹「溺れてちょっと気絶した位ですよとミサカはお風呂で起きた事を説明します」
上条「大丈夫か?」
黒夜「あぁ……気にすんな。ちょっと休む」
御坂妹「ちゃんと腕に捕まっててください」
黒夜「悪いな……」
上条「………まぁ、無事で良かったか」
302 = 1 :
フロリス「ねぇ当麻」
上条「どうした」
上条が振り向くと、衣装室で渡した寝間着?を来たフロリスがいた。
しかし、サイズが少し小さいのか腹部が偶にチラッと見えてしまう。
フロリス「ど、どうかな///」モジモジ
上条「……よ、良いと思います」
フロリス「ホントっ!」ピョン
彼女が少しジャンプすると服が捲り上がり、綺麗な白い肌が露になる。
上条「おおぅ……」
上条(ブラが見えなかった気がした……聞いてみるか)
上条「なぁ」
フロリス「なに?」
上条「その………下着は……着てるよな?」
フロリス「着てないよ」
上条「はあっ!?」
フロリス「どうしたの?」
上条「なんで着てないんだよっ!」
フロリス「面倒くさかったし……それに」
上条「それに?」
303 = 1 :
フロリス「こういうの好きかなぁって思って……」
上条「」
フロリス「いや……その……///」
ルチア「当麻さんお風呂はどうしたんですか?」
フロリス「あっ!ちょっと邪魔しないd『あっ、そうだったなぁーははは』
フロリス「えっ」
上条「じゃ、お風呂入ってくる」ピューン
フロリス「あっ……行っちゃった」
ルチア「独り占めにさせる気はありませんよ」
フロリス「クソッ……ライバルが多いと大変だ」
ルチア「どんどん増えてきますからね。独り占めは難しいですよ」
フロリス「別に良いもんっ!あ、後で抱き締めてもらう予定だから///」
ルチア「……まぁ、頑張って下さいね。当麻さんが気付くのには時間が掛かりますよ」
フロリス「むぅ……何か良い作戦は……」
ルチア「良い案を見つけても、当麻さんはそれをぶち壊しそうですね」
フロリス「確かに……」
304 = 1 :
~風呂場~
上条(今日も大変だったな)
上条(いつも以上に殴られた気がする…)ゴシゴシ
今日の事を思い出しながら身体を洗っていると、ふと有る事に気付いた。
上条「あっ。今日は道で絡まれたりすることはなかったな!」
上条「いつもに比べたら、不幸じゃなかったかもしれないな」ゴシゴシ
そういう事も思いつつ、シャワーで身体に付いた泡を流していく。
キュッ キュッ
上条「さて、のんびり浸かるとするかな」
上条が蛇口を閉め、風呂の方へ振り返る。
しかし、彼は不幸である。
道で絡まれたりする事がなかった分がここで回ってきたかもしれない。
上条「湯が……ない……」
理由は分からないが、女性組が入った頃には大量に有ったお湯が今の湯船にはお湯は残っていない。
誰かが栓をうっかり外してしまったのか……。
上条「………風呂に入れず、掃除か」
上条「不幸だ……」
305 = 1 :
~10分後~
一旦風呂場を出て、服を着て来た上条は風呂場の掃除をしていた。
上条「デカイと……疲れるな」ゴシゴシ
湯桶や椅子を洗い終え、風呂場の床を掃除していると脱衣所と風呂場を繋ぐ扉が開いた。
御坂妹「お疲れ様ですとミサカは風呂掃除をしている当麻さんを応援しに来ました」
上条「……その為のだけに来たのか?」
御坂妹「えぇ」
上条「手伝いは?」
御坂妹「しません」
上条「…………」ゴシゴシ
御坂妹「もしかして、お手伝いした方が良いでしょうかとミサカはお疲れ気味の当麻さんに質問します」
上条「あぁ。出来れば手伝って欲しい」
御坂妹「しょうがないですね。ミサカの本気見せてやりますよ」
上条「おう!有り難い!」
御坂妹「どこ掃除すればいいですかね」
上条「じゃあ……風呂に水撒いてブラシで擦ってくれ」
御坂妹「分かりました。では、濡れるといけないのでズボンは脱いで来ますね」
上条「あいよ。さて、残り頑張るか」ゴシゴシ
306 = 1 :
ズボンを脱ぎ、少し大きめのTシャツ一枚になった御坂妹が上条のお手伝いを始める。
御坂妹「じゃあ、まずホースで水を………ホースはどこにありますか?」
上条「左から2つ目の所に刺さってるぞ」ゴシゴシ
上条に言われた通り、左から2つ目の蛇口を見るとホースが填めてあった。
御坂妹「これですね。では、お掃除を開始します」キュッ
御坂妹が勢い良く蛇口を捻ると、水の勢いが強くミサカの手でホースが暴れてしまった。
御坂妹「きゃっ!」
上条「どうした」クルッ
御坂妹の驚いた声を聞き、上条が目線をずらす。
上条「うおっ///」クルッ
上条は御坂妹の様子を見るなり、目線を元の位置より更に遠くへ向けた。
なぜなら、暴れたホースから飛び出た水のせいで彼女のシャツは透けてしまっていた。
御坂妹「おや、下着が丸見えになってしまいましたね」
上条「とっ、ととりあえず着替えて来い」
御坂妹「こういうシチュエーションには興味はないんですかとミサカは顔を赤くしている当麻さんに聞いてみます」
上条「………あり…ます」
御坂妹「当麻さんは濡れ濡れですけすけが好きと……」カキカキ
上条「何メモってんだっ!早く着替えて来いよっ!」
御坂妹「しょうがないですね。でも、今の事はMNWに流しておきますね」
上条「えっ!?」
307 = 1 :
御坂妹「じゃ、着替えてきますね」
そう言い残して、御坂妹は風呂場を後にした。
上条「全く俺にプライバシーってものはないのか……」
上条「はぁ……。早く掃除終わらせるか」ゴシゴシ
~10分後~
上条「ふぅ……。やっと終わった」
御坂妹「やっと終わりましたねとミサカは達成感を味わいます」
上条「お前、何もしてないだろ」
御坂妹「バレてましたか」
上条「うん」
御坂妹「じゃあ、後片付けはミサカがしますね」
上条「頼んだぞ。じゃあ、窓閉めるくる」
御坂妹「分かりましたとミサカはブラシを片付け出します」
308 = 1 :
~リビング~
風呂掃除を終えた2人はリビングでコーヒー牛乳を飲みながら寛いでいた。
上条「ぷはっ!やっぱり風呂上りにはこれだよな」
御坂妹「美味しいですねとミサカはまた新しい事を知れて嬉しいです」
上条「にしてもこれ無くなったら、自分達で買いに行けばいいのか?」
ルチア「誰かが届けにくる可能性もありますよ」
上条「そうだよな」
フレンダ「まぁ、無くなれば分かる訳よ」
黒夜「あと何本あった?」
御坂妹「12本です」
フロリス「じゃあ、1人1日1本で明後日には無くなるね」
黒夜「1人1本だからな」
上条「分かってるよ」
御坂妹「そういう事を言い出すと無くなった場合一番最初に怪しまれますよ」
黒夜「1日1本で十分だよ」
フロリス「3本飲んだらダメだからね」
黒夜「はいはい」
309 = 1 :
上条「あっ」
フロリス「どうしたの?」
上条「なぁ、ルチア」
ルチア「何ですか?」
上条「アンジェレネが気付いたぞ。メールも来たし」
ルチア「とうとう気付かれましたか……。返信はしたんですか?」
上条「いや。ルチアに言ってから返信しようと思ってた」
ルチア「そうですか。では、学園都市にはいないと伝えてください」
上条「ん?なんでだ」
ルチア「えー……理由はどうでも良いのですっ!いないと伝えればいいのです」
上条「おっ、おう。分かった…」
上条「じゃあ、携帯は………フロリス取ってくれ」
フロリス「はーい」
上条に頼まれ、フロリスは自分の座っている所の近くにある携帯を取りに行く。
フロリス「はい。どうぞ」
上条「ありがとう」
310 = 1 :
フロリスから携帯を受け取り、それを開くと新着のメールが2件届いていた。
上条「ん?誰からだ」
メールボックスを開くと、『神裂火織』と『レッサー』からメールが届いていた。
2人のメールを読むと、2人共アンジェレネと内容はほとんど一緒だった。
上条「……フロリス」
フロリス「ん?」
上条「レッサーにこの事伝えたか?」
フロリス「ううん。1人で勝手に来たよ」
上条「レッサーにもバレたし……神裂にもバレたぞ」
御坂妹「バレたらいけないのですか?」
上条「いけないって訳ではないけど……」
フロリス「まぁ、この場所が分かっちゃったら……」
ルチア「イギリスから人が流れ込んでくるでしょうね」
フレンダ「どれくれい?」
ルチア「まぁ、男女合わせて20人は来るでしょうね」
フロリス「ほとんど、女子だと思うけど」
黒夜「どんだけ旗立ててんだ……」
上条「旗?」
311 = 1 :
上条「まぁ、いいや。取り合えず、こっちには来ていないって送っとくぞ」
フロア「「ハイ」」
上条は返信の文を作り、メールを送ってきた3人に一斉に返信する。
上条「さて、どうなるか」
~2分後~
携帯<ワクワクwill!ドキドキWill!
上条「おっ!レッサー早いな」
上条「どれどれ」
312 = 1 :
日付:20xx/x/x 23:08
From:レッサー
sb:
────────────────────
本当は居るんじゃないですか?
探査系の魔術を使ったら、学園都市にいるみた
いです。しかも、ルチアも近くに居るということに
なってますけど。
ちなみに、今はイギリス清教の女子寮にいます
が、フロリス捜索のため少し経ったらそちらに向
かいますね。
P.S.
私のせくしぃな衣装に期待しててくださいっ!
313 = 1 :
黒夜「内容はどんな感じだ?」
上条「えーっと……居場所もバレてるぞ」
フロア「「えっ!?」」
上条「レッサーとかが女子寮に行って、探査系の魔術を使ったみたいだな」
フロリス「レッサーのやろう……」
御坂妹「バレてるって事は、この家に沢山人が来ることになりますね」
フレンダ「お客さんが増えるって訳よ」
上条「もっと、食べ物買っておけば良かったな」
黒夜「明日は日曜日だし、全員で買い物行くか?」
上条「そうだな。荷物も増えそうだし」
フレンダ「じゃー、明日はみんなでお買い物に決定な訳よ!」
御坂妹「わーい」
フロリス「いつの間にか、明日の予定の話になってる……」
ルチア「もう、乱入されるのは決定な感じですね」
フロリス「そうだね」
314 = 1 :
その後、すこし談笑していると…
時計<0時なんだよ!
その声と共にゴーンという鐘の音が家の中に響き渡る。
上条「もう12時か」
御坂妹「ミサ…カはそろそろ…眠たくな……って来ました」ウトウト
ルチア「私もそろそろ寝る時間ですので…」
黒夜「早いな」
上条「じゃあ、悪いけど。御坂妹を部屋まで連れてってくれないか?」
ルチア「分かりました。行きますよミサカ」
御坂妹「……はい。ふぁーぁぁ」
フロリス「でっかい欠伸しちゃって」
ルチア「それでは、おやすみなさい」
御坂妹「おやすみ…なさい」ウトウト
「「「「おやすみ(な訳よ!)」」」」
315 = 1 :
黒夜「トイレ行ってくる」
フロリス「ワタシもー」
2人がトイレに向かい、リビングにはフレンダと上条の2人になった。
上条「さて、何しよう」
フレンダ「んー」カチャカチャ
上条「何してるんだ?」
フレンダ「爆弾作ってる訳よ」カチカチ
上条「えっ」
フレンダ「これを……ここに…」グリグリ
上条「……ここで爆発は起こすなよ」
フレンダ「今まで、製作中に爆発させたことは無いから大丈夫な訳よ」
上条「そうか……」
上条(不安だ……)
316 = 1 :
時は流れ…
時計<1時なんだよ!
黒夜「んー……ねみぃ」ゴシゴシ
1人は睡魔に襲われ始め
フレンダ「んー……これを挟んで…」カチャカチャ
1人は爆弾製作に励み
フロリス「…スー……」Zzz
上条「寝ちゃったか……」
1人は上条の肩を借りて寝ていた。
上条「起こさないように持ってあがるかな」ナデナデ
フロリス「……んー……」Zzz
317 = 1 :
~30分後~
フレンダ「よしっ!出来た。あとは、これをぬいぐるみに……」グイグイ
フレンダ「完成な訳よ!」
ようやく、爆弾製作を終えたフレンダ。
フレンダ「んっー!」
腕を高く伸ばし、腕の疲れを取る。
フレンダ「………あれ?」
腕を下ろし、辺りを見回すと誰も残っている者は居なかった。
フレンダ「みんな寝ちゃったのか……。私もそろそろ寝よう」
フレンダがソファーから腰を浮かすと、リビングの扉が開いた。
フレンダ「ん?」クルッ
上条「おっ。やっと終わったのか」
フレンダ「うん。当麻はまだ、寝てなかったの?」
上条「あぁ。フロリスと黒夜をベッドに寝かせて、今は戸締りをチェックしてるところだ」
フレンダ「そうなんだ」
上条「じゃ、台所見てくるから机の上の奴ちゃんと片付けとけよ」
フレンダ「はーい」
318 = 1 :
フレンダ「さて、自分の部屋に持って帰るかな」
上条「1人で全部持てるか?」
フレンダ「大丈夫な訳よ」
上条「じゃあ、気をつけて階段昇れよー」
フレンダ「うん。それじゃ……チュッ…」
フレンダは上条に近寄り頬に軽くキスをした。
フレンダ「毛布掛けてくれたお礼な訳よ///」
上条「おっ、お、おう///」
フレンダ「そ、それじゃ、おやすみな訳よ///」
上条「お、おっおやすみ///」
赤くなった顔を逸らしながらフレンダは道具や作った爆弾を持って、部屋を後にする。
上条「……柔らかかったなぁ」
フレンダの唇の感触を呟きながら、上条はポーッとしながら突っ立っていた。
319 = 1 :
~数分後~
上条「さて、台所の鍵閉まってるか確かめに行くか……」
上条が台所に向かおうとすると、『パリーン!』、『ガシャン!』という音が台所から聞こえた。
上条「なんだ?」
上条「…………泥棒じゃないよな」
泥棒じゃなく、不安定に重なった皿が落ちた音だと願いつつ台所への扉を開く。
上条「……誰かいるんですかー?」
しかし、台所から人の声はしなかった。
上条「皿は落ちてないな」
台所の扉を半分開けながら、中の様子を覗う。
320 = 1 :
上条「やっぱり、誰か居るのか……」
拳を握り、慎重に台所の内部に歩み始める。
上条「誰か居るんなら、出て来い」
上条が誰も居ないはずの空間に話しかける。
「あいてっ!」
上条「やっぱり、誰か居るな」
上条は人の声がしたほうにゆっくりと足を進めていく。
「ん?」
上条「え?」
そこにはダボダボになったコートを着ている茶髪の女の子が居た。
「あんただれ?」
上条「……上条ですけど」
「なまえは?」
上条「当麻……上条当麻」
「とうまだね」
上条「あぁ」
321 = 1 :
上条「お前は誰なんだ?」
「私?」
上条「うん」
「私の名前は―――――――――
322 = 1 :
茶髪とコートで誰が小さくなったかは分かりますよね。
今日はここまです。
ありがとうございました。
それでは、また次回!
323 :
アホ毛と毛布じゃないのー?
324 :
ダボダボになったコートを着ている茶髪の女の子……いったい誰なんだ!?
325 :
もっもしや、むぎのん!?
326 :
フィアンマか…
327 :
面白くて一気に読んでしまった
ただアレイスターが気持ち悪くて萎える
328 :
禁書に茶髪なんて結構いるじゃん
むぎのん、御坂、妹達、打ち止め、番外個体、美鈴、絹旗、
あと他誰だろ
それとあの冷蔵庫ってもしかして帝凍kおっと誰か来たようだ
329 = 325 :
>>328
その中でコートっつう条件付けるとむぎのんだけじゃね?
っていうか口調からしてロリ化したむぎのんで確定だろぉぉぉぉぉ!!!
330 :
上条家にロリのんが来たのか!?
そして、あと2人は誰だろ
331 :
手塩さんを忘れちゃダメだ
ところで手塩って誰?
332 :
ロリのんと聞いて
333 :
ロリのんか……なんか想像しづらいな
334 :
ロリのんってことは目つき悪そうだな
……たまらんな
335 :
ロリのん・・・
レールガンの漫画のヤツか
336 :
>>335
あのロリのん可愛かったな
超目つき悪いけど
337 :
>>336
そんなのあんの?
338 = 336 :
>>337
漫画超電磁砲単行本5巻の何章かの扉絵がロリのんと執事だったんだよ
339 :
どうも>>1です。
>>323
アホ毛ちゃんは黄泉川のところに居ます
>>326
ここではコンビニ経営してます。
>>327
気持ち悪いほどの紳士
>>330
まぁ、その内
>>331
ブロックの1人です。
>>332-336
みんな、ロリのんと考えてたのか。
小麦のんとかって考えた。どっちでもいいんだけどね
>>337
漫画版レールガンの第30話の扉絵にいますよ
それじゃ、投下します
340 = 1 :
上条「お前は誰なんだ?」
「私?」
上条「うん」
「私の名前はしずり!むぎのしずりって言うの」
上条「むぎの……しずり………誰?」
「むっ!レベル5の第4位を知らないとは、いい度胸してるね」
上条「……えっ、第4位?」
しずり「そうだよっ!」
上条「お前みたいな小さいのが?」
しずり「えっ?」
上条「あれ……気付いてない?」
しずり「あれ……身体が縮んでる……うっ……ううっ…」
上条「えっ!?泣いちゃった……ど、どうしよう」アタフタ
しずり「うぅぅ……うっ……うえぇぇぇぇぇぇ!!」
上条「小さくなったから、泣いたのか!?」
しずり「うっ……うぅん…」ブンブン
上条「違うのか!………はっ!お腹が空いてるのかもしれない」
上条「な、なぁ、お腹空いてるのか?」
しずり「……うぅぅ……うっ…」ブンブン
上条「これも違うのか……。畜生っ!どうすれば良いんだっ!………お漏らしか……」
しずり「うっ……うぇぇ…うぅぅ……おなかすいた…」
上条「空いてるんかいっ!」
341 = 1 :
上条「何が食べたいんだ?」
しずり「うっ……えっと……シャケ弁」
上条「シャケ弁?」
しずり「うん」
上条「シャケ弁は……その……ごめん」
しずり「ないの……うっ……うぅ」
上条「えっ!?またか……。なんか、食べてくれそうな物でも出してみるか……」
しずり「ずびっ…うぇ…」
上条「え、えっと、カレーは食べれるか?」
しずり「……うん」
上条「シャケ弁は無いけど、カレーで我慢できるか?」ナデナデ
しずり「うん」
上条「そうか!なら、今出してくるな」ナデナデ
しずり「にゃーん」
上条「じゃあ、そこの扉開けるとソファーが有るから、座って待っててくれ」
しずり「はーい」
上条「はぁ……。なんとか収まったか」
342 = 1 :
~リビング~
しずり「まっだかなー♪まっだかなー♪」
ガチャ
しずり「おっ!」
上条「持って来たぞー」
しずり「早くー」
上条「待て待て。ほいっ」
しずり「おいしそー」ジュルリ
上条「熱いから、気をつけて食べろよ」
しずり「うん。ふー…ふー!」
上条「飲み物は水でいいかな」
しずり「ふー!……パクッ!」
モグモグ モグモグ
しずり「おいしい……けど、ちょっと辛い」
上条「水飲むか?」
しずり「ちょーらい」
上条「ほい」
しずり「ありがと」ゴクゴク
343 = 1 :
しずり「カレーはとうまが作ったの?」
上条「そうだけど」
しずり「料理作るのうまいんだね」
上条「まぁ、1人暮らししてたからな」
しずり「そうなんだ……ふーふー」
モグモグ モグモグ
上条「……なぁ」
しずり「なに?」
上条「さっき、身体が縮んでるって言ったよな?」
しずり「うん。縮んでる」
上条「身体が縮んだってのは本当なんだな?」
しずり「ホントだよ。ふーふー……パクッ」
上条「誰に小さくされたか分かるか?」
しずり「ゴクンッ。……えっとね……道を歩いてて」
344 = 1 :
しずり「そしたらね、あわきんが話しかけてきたの」
上条「あわきん?」
しずり「あわきん」
上条「本名とか分かるか?」
しずり「むす……むす……おむすび」
上条「それは食べ物だ」
しずり「ごめん……。思い出せない」
上条「そうか。じゃあ、そのあわきんにあった後は?」
しずり「少し歩いてたら、テレポートしたの」
上条「テレポートか……」
上条(白井に聞けば誰か分かるかな)
しずり「そしたら、目の前に逆さまになってる人が……」
上条「逆さま……なんか透明な筒の中に入ってなかったか?」
しずり「うん!入ってたよ」
上条(☆の奴、今度は何したんだ……)
しずり「そしたらお茶を出してくれて、それを飲んだら……」
上条「小さくなったと」
しずり「うん」
345 = 1 :
上条「その逆さまの人以外に誰かいたか?」
しずり「えっと……博士と天井って人がいた」
上条「知ってる人なのか?」
しずり「逆さまの人がそう呼んでた」
上条「そうか……」
しずり「ふー…パクッ」モグモグ
上条「じゃあ、あわきんに会う前は何してたんだ?」
しずり「ファミレスで絹旗と……」
上条「えっ?絹旗って……短いワンピース着てて、ショートカットの子?」
しずり「うん。知ってるの?」
上条「ちょっと前に、この家に来てた」
しずり「そうなんだ」
上条「あぁ。他には誰か居たのか?」
しずり「滝壺と浜面とフレンダとのんびりしてた」
上条「滝壺に浜面にフレンダか……」
しずり「また、知り合い?」
上条「フレンダってのは、金髪で『訳よ』って言葉を良く使う子だろ」
しずり「うん。その子だよ」
346 = 1 :
上条「今のこの家に住んでるよ」
しずり「そうなんだ」
上条「あぁ」
しずり「今何してるの?」
上条「寝てるはず」
しずり「ふぅーん。……ねぇ」
上条「なんだ」
しずり「いたずらしに行こうよ」
上条「いけませんっ!」ピシッ
しずり「あいたっ」
上条「そういう事は駄目だからな」
しずり「えー」
上条「ほら、もう遅いからとっとと食べて寝るぞ」
しずり「ぷー」
上条「ぷーじゃありません!」
しずり「……分かった」
347 = 1 :
~数分後~
しずり「もぐもぐ」
しずり「終わったよー」
上条「ほい。じゃあ、片付けてくるか」
しずり「お手伝いするよー」
上条「しずりは偉いな」ナデナデ
しずり「へへー///」
上条「じゃ、台所行くぞ」
しずり「はーい」テテテ
~台所~
上条「フフフ~ン♪」ゴシゴシ
しずり「よいしょ」フキフキ
上条「これが、最後だ」
しずり「フキフキ~♪」
しずり「はい!終わったよ」
上条「よく出来ました」ナデナデ
しずり「これ位簡単だにゃーん」
上条「じゃ、棚に片付けるか」
348 = 1 :
上条「それじゃ、歯磨きしに行くか」
しずり「うん」
上条「洗面所行くぞー」
しずり「待ってー」テテテ
~洗面所~
上条「ほい。歯ブラシ」
しずり「ありがとー」
上条「ちゃんと磨けよ」
しずり「うん」ゴシゴシ
・
・
・
しずり「ガラガラガラ……ペッ」
上条「はい。タオル」
しずり「んー…」フキフキ
349 = 1 :
上条「じゃあ、寝るか」
しずり「うん」
そう言って、洗面所を出た瞬間ある事に気付く。
上条「あっ…」
しずり「どうしたの?」
上条「しずりの寝床がないな……」
しずり「えっ!?」
上条「どうしよう」
しずり「とうまのベッドはあるの?」
上条「あるけど…」
しずり「じゃあ、一緒に寝ようよ」
上条「えっ」
しずり「1人じゃ怖いもん」
上条「えー……」
しずり「ダメなの」ウルウル
上条「うっ…」
しずり「ジー……」
上条「分かったよ!そんな目で訴えかけるなよっ!ほらっ、早く行くぞ!」
しずり「やった!」
350 = 1 :
~上条とフロリスの部屋~
上条「もう1人は寝てるから静かにしろよな」
しずり「分かった」
上条「じゃ、入るぞ」
上条はフロリスを起こさないように慎重に扉を開け、部屋の中に入っていく。
しずり「おぉー。大きいね」
上条「大きな声出すなよー」
しずり「それっ」ピョイン
ベッドを見るなり、しずりは勢い良くベッドに飛び込んだ。
上条「よいしょっと」
しずり「フカフカ~」
上条「そうだな。それじゃ……」
しずり「おやすみ」ギュッ
フロリスと上条の間に挟まれたしずりは、上条の腕に抱きついた。
上条「……おやすみ」ナデナデ
しずり「んー……」
上条「じゃ、俺も寝るか」
そして、上条はベッドの横のライトを消す。
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