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    元スレ上条「よう、操祈じゃねーか」

    SS+覧 / PC版 /
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    みんなの評価 :
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - 食蜂操祈 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    深夜の方から移動してきました。
    上条さんとみさきちが幼なじみだったら
    という妄想のifストーリーです。
    駄文注意です。
    深夜のほうでちょっとやってたから
    書き溜めはなかなかあります。

    SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1378598371

    5 :

    上条「よお、操祈じゃねーか」

    上条「どうしたんだよ。校門の前で。何か用事か?」

    上条は学校を終え、スーパーに向かおうと一目散に校門を目指していた。しかし、その校門の入り口付近でよく見知った顔を
    見つけて立ち止まり、声をかけた。

    食蜂「あなたと一緒に帰るために決まってるでしょぉ?幼なじみじゃないわたしたちぃ」 プンプン

    食蜂操祈。名門常盤台中学の二年生である。中学生とは思えない抜群のスタイルと美貌をもつ。上条が学園都市に来る前からの友人であり、今となっては親よりも近しい大切な存在であった。

    上条「幼なじみだからって一緒に帰る決まりはないと思うのでせうが…」

    7 = 5 :

    ありゃ?スマホからだとID変わるんでしょうか?

    8 = 5 :

    混乱させてしまっては申し訳ないので、
    夜にパソコンから投下させていただきますね

    9 :

    期待待ってる

    10 :

    酉つければいいじゃない

    11 :

    どうせならこのまま書いて欲しいが、トリが付いてれば>>1だって分かるしね。

    12 = 4 :

    夜を楽しみに待ってます

    13 = 6 :

    夜か...楽しみだな

    14 :

    気体

    15 :

    個体

    16 :

    液体

    17 :

    艦隊

    18 :

    肢体

    19 :

    媒体

    20 :

    螟画?

    21 :

    生きたい

    22 :

    真鯛

    23 :

    保守いらんのに馬鹿みたいに書き込んで何がしたいんだ?

    24 :

    アラシだろうね

    25 :

    何だこの低脳達は

    28 :

    解体

    29 :

    うおーし!投下しまーす!

    30 = 29 :

    食蜂「嫌なのぉ?」ウルッ

    上条「そ、そういう訳じゃねーよ!?俺はだな、お前が研究所に用事があるんじゃないかと思って…」アセアセ

    食蜂「今日は特に用事はないわよぉ。だからこうしてあなたに会いに来れてるんじゃないのぉ」

    にっこりと微笑むその笑顔に上条は少しばかりくらりとするが、そこは長い付き合い。すぐに平常心へと戻る。

    上条「珍しいな、最近ずっと研究所に籠りっきりだったのに」

    食蜂「まあね☆いろいろとあるのよ」

    上条「まぁそれも仕方ないよなぁ。なんたって操祈はレベル5だからなぁ。そりゃ俺なんかじゃ理解できない
    ようなことがたくさんあるんだろうな」

    名門である常盤台中学は、学園都市230万人の中でも最高位であるレベル5の7人中2人が在籍している。
    そのうちの一人が彼女、食蜂操祈である。彼女は序列第5位「心理掌握」であり、学園都市中に散らばる
    精神系能力者のトップに君臨する最強の精神系能力者である。精神に干渉することならば、それこそなんだって
    できるのだ。

    32 = 29 :

    食蜂「ふぅ…昔からすぐに卑屈になるんだから。当麻さんはもっと自信を持ちなさい。
    そんなにすごい右手があるんだからぁ」

    上条はレベル0。しかし彼には非常に特異な力があった。「幻想殺し」と呼ばれる
    どんな異能の力も無力化できる力だ。

    上条「この右手のせいで俺はいつも不幸なんだけどな…」

    何年か前、食蜂は「幻想殺しは幸運すらも打ち消してしまうのではないか」という推測をした。
    彼女はレベル5だけあって非常に頭がいいのである。その推測に上条はひどく納得した。

    食蜂「あらぁ、それは聞き捨てならないわねぇ。私みたいな幼なじみがいて不幸だなんてぇ」ジトー

    33 = 29 :

    上条「ははっ悪い悪い。それもそうだな!よーし買い物行くか!
    操祈も手伝ってくれよ!今日は特売なんだよ!」

    食蜂「もぉ仕方ないんだからぁ。お返しに当麻さんの手料理ご馳走してくれるならいいんだゾ☆」

    上条「それくらいお安いごようだ!よーし、行こう!」タッタッタッ

    上条当麻 高校一年生春のことである。桜の桃色から緑に色を変え、もうすぐGWになろうという時期であった。

    34 = 29 :

    ピピピピピピピピッ

    携帯電話に設定していたアラーム音が部屋に鳴り響く。

    上条「んあー…朝か…」ムクッ

    上条は寮で一人暮らしをしていた。彼はレベル0でお金がたくさんあるわけではないが、
    上条に浪費癖があるわけでもなく、安定した生活を送ることができていた。

    携帯電話の画面を確認する。4月30日と表示されていた。GW序盤、この日は食蜂と遊びに行こうと前々から
    約束していた。ちなみに昨日は親友であり、隣人でもある土御門と、同じく仲の良い青髪ピアス(本名ではない)と
    夜遅くまで遊んでいたため、若干寝不足だった。しかし、そんなことで食蜂との約束に遅れるわけにはいかない。

    上条「今日は晴れだな」

    窓から空を見上げて呟く。晴れ渡る青空と輝く太陽を見ると、なんだか自然と力が沸いてくる。

    上条「よぉし!今日も元気に遊ぶぞ!」

    ちなみに彼の成績は非常に悪い。GWの課題だってもちろんあるが、上条は気にしないようにしていた。
    現実逃避にほかならないが、まだ序盤だからと心に言い聞かせる。

    35 = 29 :

    ブーブーブー

    上条「ん?メールだ」カチ

    上条「土御門から?何のようだろ。今日は操祈と遊ぶからお前らと遊べないって言ったはずだけどなぁ」

    土御門『カミやん、急いで俺の部屋に来てくれ。時間がない』

    上条「…なんだ?真面目な話っぽいけど」

    土御門元春は、普段はふざけたしゃべり方をしているが、いざというときには頼りになる男である。
    メールの文面を読む限りでは、かなり真剣な様子であった。

    上条「まさか…あいつの身に何かあったのか?」

    上条はだんだんと焦り始める。上条は昔ながらの不幸体質でトラブルに巻き込まれる頻度が半端ではなかった。
    その彼が何よりも恐れているのが、自分のせいで他人が不幸な目に合うことだ。それだけはいけない。絶対に。

    上条「待ってろよ!土御門!」

    36 :

    あれ?何か読んだことあるような…

    デジャヴかな?

    37 = 29 :

    バンッ!!!!

    上条「土御門!無事か!?」

    上条は土御門の部屋の扉を勢いよく開け放ち、急いで靴を脱いで部屋へと上がる。
    部屋はトレーニングに使うであろう様々な機械があり、そのなかに土御門はたたずんでいた。

    土御門「来てくれたか、カミやん」

    上条「どうしたんだよ土御門。何か厄介事に巻き込まれたのか?」

    土御門「ああ、非常に厄介なことだ」

    上条「そ、そりゃ一体…?」

    土御門「実はな…」

    上条「じ、実は…?」ゴクッ

    38 = 29 :

    >>36

    深夜のほうから移動してきたんで、見覚えあるかもです。
    なんかすいません

    39 = 29 :

    土御門「舞夏と喧嘩しちゃったんだにゃ~~!!」ブワッ

    上条「………は?」

    土御門には舞夏という義妹がいた。土御門は義妹の舞夏を溺愛しており、舞夏のためなら何でも
    できるという自信と自覚を持っていた。当の本人にしてみれば確かにかなり厄介なことだろうが、
    いきなり兄妹喧嘩のことで呼び出された上条としてはたまったものではない。

    上条「知るかぁ!そんなことで呼び出すんじゃねーよ!操祈との約束に遅れたらどうしてくれるんだよ!
    俺は帰るぞ!」スタスタ

    土御門「カミやん!ちょっと待ってほしいんだにゃー!」

    上条「待たねぇよ…また学校でなー」

    土御門「カミやんんんんん!!」

    バタン

    40 = 29 :

    上条「マジで急がねーと!遅刻しちまう!」アセアセ

    土御門のせいで余計な時間を使ってしまった。約束の時間は刻々と迫ってきていた。

    上条「うおおおお!」ダダダダ

    急いで玄関から飛び出す。このまま走れば間に合う可能性は高い。

    上条「まにあえええええ!!!」ダダダダ

    41 = 29 :

    -待ち合わせ場所-

    食蜂「当麻さんまだかしらぁ?」

    約束の時間まであと3分。だんだんと不安になってくる。

    食蜂「何かあったのかしらねぇ…」

    食蜂は幼少の頃から彼の不幸体質を知っている。また何か不幸なことに巻き込まれているのかと
    毎日同じようなことを思ってしまう。しかし今日ばかりはその心配は杞憂に終わった。

    上条「操祈ぃーーー!」ダダダダ

    食蜂「当麻さん!」パァ

    上条「わ、悪いゲホッお、遅れた」ハアハア

    食蜂「ギリギリ遅れてないわよぉ。でもなんでそんなに疲れてるのぉ?」

    上条「お、おう…ちょっとな…」ハアハア

    上条の脳裏に土御門の顔が浮かぶ。

    食蜂「ま、今ここに来てくれているってことはそんなに危ないことではなかったんでしょぉ?」

    上条「ああ。心配かけて悪かったな。よし、行こうぜ」

    42 = 29 :

    食蜂「はぁい☆」ギュム

    上条「おうふ」

    食蜂が上条の腕に抱きついたことで彼女の豊満な胸が当たり、上条としてはそこに意識を集中せざるを得ない。

    上条「あの~…操祈さん?む、胸が当たっているのですが…」

    食蜂「当ててるのよぉ☆」

    上条「あ、あのなぁ…」

    彼女は上条と出かけるときいつも腕に抱きつくので、そのたびに彼は注意するが、まるでやめる気配がない。
    しかし、彼も決して嫌な訳ではない。彼女は学園都市に来る前からの大切な幼なじみである。ましてや彼女には
    感謝してもしきれない大きな恩があった。彼女を傷つけることだけはしたくなかった。

    上条「まぁいいや。たしか時計を買いに行くんだっけ?」

    食蜂「ええ。寮のお部屋にある時計が壊れてしまったのよぉ。それで当麻さんに選んで欲しくて…」テレテレ

    上条「何で俺なんだよ?正直センスないですよ?」

    食蜂「いいのよ。当麻さんに選んで欲しいの」

    上条「ふーん。まぁ別に構わないけどな」

    食蜂(もう…鈍感なんだからぁ)

    43 = 29 :

    食蜂は上条の事が好きだった。心の底から愛している。彼からは,お金では買えない
    たくさんの大切なものをもらった。
    当の本人は、その鈍感さと卑屈さで気付いていないようだが…

    食蜂(まぁすぐに気づかせてあげるわぁ)フフフ


    -時計とか売ってる店-

    上条「うわー、さすが学園都市だな。高性能な時計ばっかりだ」

    店にはたくさんの時計が並んでいた。
    中には、時計と呼べるのかすら分からないほどたくさんの機能をつけまくったものもあった。

    食蜂「これなんてどうかしらぁ?」

    上条「へぇー、星形の時計かぁ。なんだか操祈らしくていいな。それで良いんじゃないか?」

    食蜂「うふふ。じゃあこれにしちゃうわぁ」

    食蜂は星形の時計を持ってレジへ向かう。が、途中であるものが目にはいった。

    44 = 29 :

    食蜂「砂時計………」

    上条「砂時計?学園都市にも砂時計があるんだな」

    学園都市は他の地域にくらべて約30年近く科学が発達しているため、砂時計はなかなか珍しい品であった。

    上条「買ってやろうか?」

    食蜂「え?」

    上条「いや、操祈がじーっと見てたからさ。欲しいのかな、なーんて」

    食蜂「当麻さんがプレゼントしてくれるの!?」ガタッ

    上条(ビクッ「お、おう。砂時計くらいなら上条さんにも買えますよー」

    食蜂「ありがとう、当麻さん!」ニコッ

    可愛い。上条は純粋にそう思った。
    しかし、ふと目に入った値段が彼の顔を青ざめさせた。

    上条(5000円!?砂時計一個が!?)

    予想していたより砂時計が高かったのである。

    45 = 29 :

    上条(おいおいマジかよ!砂時計で5000円の出費はなかなかのダメージだぞ!?……でも…)チラッ

    食蜂「」ニコニコ

    上条(操祈を悲しませるわけにはいかねぇ!腹くくれ!!)







    店員「あざっしたー」

    上条(これでいい…操祈の笑顔も見れたしな)

    食蜂「当麻さんありがとぉ!とっても嬉しいわぁ!」

    上条は、やはり買って良かったと思った。彼女はレベル5ではあるが、1人の中学生の女の子でもある。
    しかも、彼女から聞く話では、常盤台では派閥争いなどもあり、学校生活も楽しいことばかりではないらしい。
    そんな彼女の純粋な笑顔が見れただけで値段以上の価値があった。

    46 = 29 :

    時間はあっという間に流れていき、気付けば輝く夕日が二人を照らしていた。

    上条「操祈、学校まで送っていくよ。女の子1人じゃ危ないからな」

    食蜂「え?今日は当麻さんの家に泊まろうかと思ってたんだけどぉ?」

    上条は一瞬呆けるが、すぐに反論した。

    上条「常盤台ってそういうの厳しいってお前言ってたじゃねーか。ダメだダメだ!」

    食蜂「私の改竄翌力をなめてもらっちゃ困るわぁ」ニコッ

    ぞぞっ…

    上条はその時の食蜂の笑顔に、一瞬背筋が冷たくなるのを感じた。

    上条「お、お前の能力は凄すぎるから、無闇に使うなって言ったろ」

    食蜂「」ギクリ

    47 = 29 :

    食蜂(当麻さんにあの事がバレてしまっては何もかもおしまいよぉ…気を付けなきゃ…)

    上条は知らなかった。食蜂が能力によって常盤台の最大派閥のトップの座にいること。取り巻きの女の子たち
    に自らを「女王」と呼ばせていることを。
    彼には、女王どころか、自分は派閥争いに巻き込まれたという風に伝えているのだ。

    食蜂(当麻さんにバレたら嫌われちゃう…)

    上条「どうしたんだよ、操祈」

    食蜂「い、いや…別にぃ…」

    ともかく!と上条は腕を組む。

    上条「俺んちに泊まるのはダメだからな?」

    食蜂「はぁい…」ショボン

    上条「……………」

    48 = 29 :

    上条「まぁ、泊まるのはダメだけど、遊びに来るならいつでもいいぞ。」

    食蜂「!」パァッ

    食蜂「明日行ってもいい?」

    上条「おお!来いよ!」

    一瞬「課題」の文字が頭に浮かぶが、すぐにそんな考えは消し去った。現実逃避に徹することにした上条。

    食蜂「ありがとう当麻さん!待っててねぇ!」

    上条「ああ!」

    食蜂が笑顔で鼻歌を歌いながら歩いているのを見ていると、こちらまで笑顔になる。
    食蜂と一緒だと落ち着く、と上条は思った。この広い学園都市で間違いなく一番付き合いが
    長いのは彼女であり、一緒だと言い知れぬ安心感がある。明日も楽しもうと上条は心から思った。






    楽しかったGWは終わり、季節は流れ。その日は勢いよく雨の降る6月下旬だった。

    49 = 29 :

    今日はこのへんにしときます!書き溜めが少なくなると不安になりますからね!
    また明日、同じような時間に出没するのでよろしくお願いします!

    50 :

    うむ 乙


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