私的良スレ書庫
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元スレ上条「アンチスキルだ!」美琴「ジャッジメントよ!」
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以上です。
未成年者の飲酒は法律で固く禁じられています。
美琴さん、このシーンの日が終わったら出てくるはずですが
夜はまだ長い
以上です。
未成年者の飲酒は法律で固く禁じられています。
美琴さん、このシーンの日が終わったら出てくるはずですが
夜はまだ長い
二人の神がかった先生の素晴らしさにホロリと行きかけて
黄泉川先生アンタ…そして親父wwwwwww
先が楽しみでしかたない!!!!頑張ってください!!!!
「あ~疲れた」
寒い部屋の電気をつけながら、上条は溜め息をついた。
結局あの後もしっかりと飲まされ、酔った小萌を家まで送り、道中泣き出す小萌の相手をして帰宅したのだった。
上条は鞄を適当に置き、かさばる学ランを脱いだところでベッドにふらふらと倒れこむ。
「上条さんは意外とお酒に強いのですね、将来安心」
風呂は明日の朝でいいやと思い、枕元に置いてあるリモコンで部屋の電気を消す。
ウトウトとしていたところで携帯が鳴り出す。
「誰でせうか、こんな時間に…」
時計を見ると午前1時、この時間帯にかけてくるのはどう考えても非常識だ。
ディスプレイで番号を確認せず、電話に出た。
「もしもし~上条さんは本日もう終業しましたよと」
『とうま!何寝ぼけたこと言ってるの?』
電話から聞こえてきたのは、聞き慣れた声だった。
「あれ?インデックスさん、まだ起きていらしたのですか?
良い子は寝る時間です。そんなわけで寝ます、おやすみなさい!」
電話も切らず、そのまま枕に顔を埋める上条。
『何訳のわからないこと言ってるのかな?まだ午後の4時なんだよ!』
インデックスの年相応の高い叫び声に上条の頭が揺さぶられる。
「えぇ~あぁ…世界は広いなぁ」
『も~とうまのバカ!毎日電話するって言ったのに』
もうほとんど寝ている頭を回転させる。
そういえばそんな事を言っていたような気がした。
「あ~そういえば」
このまま切って寝てしまいたかったが、それは少し可哀想だったので上条はベッドから降りた。
窓を明けてベランダへ出る。
夜風が酒で火照った身体に当たり、心地良い。
『あれ?そういえば今の時間日本は…』
電話越しに少し困ったようにインデックスが呟く。
『わわっ。よく考えたら今日本は午前1時、ごめんなんだよ、とうま!』
「あーいいっていいって。
それで切らないでくださいよインデックスさん、夜中に不幸だとは叫べませんよ」
『?なんだかとうま、いつもと調子が違うかも』
「んー?そうか?」
酒のせいだろうかと思う。
それとも…
『何か隠し事してない?』
「…」
『やっぱり…何か隠し事してるんだ』
敵わないな、と上条は心の中で呟く。
『正直に言ってくれないと噛み付くかも』
「それは勘弁して欲しいですよ」
調子がおかしいな、と自分でも感じてきた。
そもそも月明かりに照らされ、夜風を感じながら、年頃の女の子と電話をするなど自分のキャラではない。
さっきの時点で寝てしまうのが上条当麻だろう。
『まぁいいや』
しばらく無言が続いた後、インデックスが諦めたように呟いた。
「え?インデックスさん?」
『とうまのことだから、また人助けしてるんでしょ?』
「まぁ…遠回しに言うとな」
『だったら私は何も言う事は無いかも』
電話越しにカチャリと食器の当たる音がする、時間的にむこうはティータイムだろうか。
『とうまが信じた道を、とうまが全力で進むならわたしは止めない』
ただね、と呟くように言う
『気をつけてね』
インデックスのこの一言に、どれだけの気持ちが込められているのか、と考える。
インデックスといい、小萌といい、黄泉川といい、自分はどれだけの人間を不安にさせているのだろうと考える。
そして自分を心配してくれる人に、どれだけの不幸を与えているのだろうと考え、自嘲的に笑う。
「あぁ…わかってる」
ゆっくりと、噛み締めるように言った。
何の映画ワンシーンだろう、と思う。
普段のテンションの自分が見たら腹を抱えて笑い転げるだろう。
そう思いながらも、今の雰囲気はなぜかとても大切なものに感じられた。
『それじゃぁ、今日はもうおやすみなんだよ』
「おぅ。おやすみ」
『明日はもう少し早い時間に電話するんだよ』
ははは、と上条は小さく笑い
「まぁインデックスのことだから、
どうせ3時のおやつに夢中になって気がついたら1時間経ってたってオチだろ?」
『なっ…!そそそ、そんなことないんだよ!』
図星だったようだ。
まさか本当だったとは、イギリス清教様、ご愁傷様です。
『もう知らないんだよ!バカとうま!』
「はいはい、おやすみ」
ブツリと電話が切れる。
きっと今頃は煙草臭い溜め息を付く神父にブツブツ文句を言いながら、追加のおやつを頼んでいるのだろう。
「ま、寝るとしますか」
しばらく夜風に当たっていたので、身体はすっかり冷えてしまった。
ブルッと身震いを一つすると、上条は自室に戻り一度身体を温めるために風呂へ向かった。
ちなみに上条宅の給湯器、一度インデックスによって破壊されたが今はしっかりと修理が施され、
(自称)寂しい上条にとって唯一の温もりをくれる存在となっている(上条談)。
修理に来た業者が何故か意味深な溜め息をついたこと、上条が修理代を見て例の言葉を叫んだことは言うまでもない。
上条が風呂場に入り湯を出し始めると、台所にもある給湯器の操作器が点灯し暗い部屋へ僅かな光を与えた。
以上です。
インなんとかさんとは言わせない。
このお話、インデックスさんを蚊帳の外にせず
うまく織り交ぜていけたらと思っています
お湯を出している時は
給湯器の操作器が点灯するということを
覚えておいて頂ければと思います
>>219
まるで翌朝まで出しっ放しになってそうな言い草だな
まるで翌朝まで出しっ放しになってそうな言い草だな
乙~~!!
ヤバいかも……これは一巻で出てきたかっこよくて可愛いインデックスなんだよ
続きがめっちゃ楽しみだ!!
面白いSS書いてくれてる上に経過報告もしっかりしてくれてるんだから誤る必要なんてないですよ~
超期待してるのでワクワクしながら待ってます~
超期待してるのでワクワクしながら待ってます~
学園都市第二学区
「では、始め!」
静かな部屋に、紙をめくる音とシャーペンのノック音が響く。
ここは第二学区の風紀委員訓練所。
今は臨時風紀委員の希望者試験の真っ最中で、この部屋では適性試験が行われていた。
特に難しくはない、小学生でも解ける問題を時間内にいかに多くできるかというものだ。
(んー変に集中力使うから嫌なのよね、こういうの)
美琴は盛んにシャーペンを動かしながら思う。
(っと…集中集中)
この手の試験は試験中にどうでもいい事を考えるとペースが乱れてしまう。
この後の試験内容も気になるが、とにかく今ある問題を解くことに集中した。
「では、始め!」
静かな部屋に、紙をめくる音とシャーペンのノック音が響く。
ここは第二学区の風紀委員訓練所。
今は臨時風紀委員の希望者試験の真っ最中で、この部屋では適性試験が行われていた。
特に難しくはない、小学生でも解ける問題を時間内にいかに多くできるかというものだ。
(んー変に集中力使うから嫌なのよね、こういうの)
美琴は盛んにシャーペンを動かしながら思う。
(っと…集中集中)
この手の試験は試験中にどうでもいい事を考えるとペースが乱れてしまう。
この後の試験内容も気になるが、とにかく今ある問題を解くことに集中した。
「やめ!各自答案を提出した後、次の試験会場に向かってください。お疲れ様でした」
「くぁー」
生徒達は手早く身支度をするが、美琴は椅子で伸びをする。
周りの顔ぶれは強力な能力者が多いためか、美琴も何度か雑誌の記事などで見たことのある人もいた。
「あら、御坂さんもいらしてたの?」
う、と美琴は苦虫を噛み潰したような顔に変わる。
この頭に響く声、癇に障る話し方、そしてバサリという扇子を開く音を同時に奏でる者は一人しかいない。
「婚后さんも来てたんだ…アハハ、偶然」
必死に作り笑いをする美琴。
婚后は美琴の手を取り
「私達、常盤台にかかればこんな試験チョロいもんですわよねー
さらりとジャッジメントになって、さらりと事件を解決してみせましょう!」
おーほっほっほ、と高笑いする婚后。
周りの視線が痛い。
「あ、それじゃぁ私こっちの試験会場だから!また後でねっ!」
半ば逃げるように美琴は走って次の試験会場へ向かった。
幸い、婚后は別の試験会場だったようだ。
「次は体力と能力テストを行います。各自ウォーミングアップしてください!」
試験監督の声が響く。
「っと…まずは着替えないとね」
キョロキョロと辺りを見回して、更衣室を探す。
と、その時遠くから─パン、と乾いた音が響いた。
「銃声?」
その後何度も響く銃声。
美琴は少し嫌な予感がしたが
「今のなに~?」
「アンチスキルだよ、訓練所が隣みたいだし」
という他の生徒達の会話を聞いて安堵した。
周りの生徒達も銃声に気付いたようだが、特に焦る様子も無い。
実は何も知らないで冷や汗を掻いていた自分は恥ずかしいのかもしれない、と少し落ち込む。
「アンチスキル…か」
銃声のするほうを見ると、こことあまり変わらない建物が並んでいた。
そして今美琴がいる風紀委員訓練所の運動場と
警備員訓練所の運動場は隣接していて、コンクリートの壁一枚で区切られているようだ。
美琴はその区切りのための壁際を歩いているので、
壁の向こうからはランニングをしているであろう足音と、大人の男性であろう太い声で「1.2.1.2」と掛け声が聞こえていた。
そして
『ダッシュじゃん!チンタラ走るんじゃない!』
拡声器を使っているのか、風紀委員の運動場まで女性の声がしっかりと響く。
おぉ、という掛け声の後、聞こえてくる足音が一際大きくなった。
「うっわー超体育会系ね…
志願制だからいいけど、徴兵制なら不幸ってもんじゃないわね」
美琴は治安を維持してくれている部隊の日頃の努力に感謝しつつ、更衣室へ向かった。
警備員訓練所
「ダッシュじゃん!チンタラ走るんじゃない!」
拡声器によって黄泉川の声が運動場に響く。
「ふ、ふこ…」
走る上条はいつもの口癖を叫びかけて飲み込む。
自分が選んだ道だ、不幸などと言ったら黄泉川に鉄拳制裁を喰らいかねない。
なんとか訓練の一つ、走り込みを何人かの隊員とやり遂げた上条は、地面に座り込んだ。
「うへぇ~」
情けない声を出してスポーツドリンクの入ったボトルを傾ける。
座り込む上条に対し周りの隊員は足早に去っていく、これから各々の判断で訓練をするようだ。
そんな隊員を労いながら、黄泉川が近づいて来た。
「なんだ、もうバテたじゃん?」
「いえいえ…これくらい平気ですのよ」
強がってみたのが仇となった。
「そうか、じゃぁこの後逮捕術を含めた柔道と警棒術、射撃訓練を入れるじゃん」
え、と愕然とする上条を見ないで、黄泉川は独り言のように続ける
「なんたって急だからね、
とりあえずアンチスキルになるための訓練一通り受けてもらわないといけないから、まだまだ忙しいじゃん」
「ふ、ふ…ふこ」
また言いかけて飲み込む。
黄泉川はそんな上条に気付かないで腕を引く。
「じゃーまずは柔道場行くじゃん」
半ば引き摺られるように上条は連れて行かれた。
以上です。
やっと登場してくれました美琴さん
でも上条さんとの絡みはまだまだお預けです
壁一枚…
乙乙乙!!!
この壁が崩れるのはいつかな~
上条さんがプロの戦闘スキル学んだら相当強そうだな
「状況はどうだ…?」
アレイスターはいつもと変わらず逆さに浮いた状態で問う。
「言わなくてもわかっているだろう」
それに対峙するのは土御門。
いつもここにいる時は不機嫌そうだが、今日はいつも以上にそう見える。
アレイスターは静かに笑い。
「他人の感情まではわからないからな…」
「わからなくても、幻想殺しの性格を考えると答えは導き出せるだろう?」
アレイスターは黙りこむ、しかし不気味な笑みは絶やさない。
土御門は奥歯を噛み締めてから言った。
「超電磁砲に関しても同じだ。人の厚意を…」
睨まれてもアレイスターは表情を崩さない。
そして土御門の意見に反応することなく、自分のペースで話す。
「いかなる場合もプランに変更は無い。
これだけは、必ず阻止せねばならない」
言うだけ無駄だ。そう思った土御門は舌打ちを一つすると、くるりと踵を返し歩き出す。
途中立ち止まり、アレイスターに背を向けたまま小さく言った。
「これで、最後にすることだな」
そのまま土御門は部屋から消えた。
アレイスターは表情を変えず目線だけを動かす。
すると、近くのディスプレイにウィンドウが表示された。
そのディスプレイを見ながら、アレイスターは少し上がっていた口の端をさらに上げた。
「じゃ、始めるじゃん」
サイズの合っていないブカブカの柔道着を着た上条は、黄泉川と対峙していた。
「あのーもしかして黄泉川先生が相手なんでせうか?」
黄泉川は構えたままキョトンとした顔になる。
「何か問題あるじゃん?
もしかして、私が女だからってナメてるんじゃないだろうね?」
「いや、そういうわけでは…」
そう言いながら、上条は黄泉川の全体像を見る。
上条と同じように柔道着を着た黄泉川、あちらもサイズが合っていないようだ。
だが、上条とは逆でどうも向こうは柔道着のサイズが小さい。
特に胸周り。
いつも以上に強調され、谷間が見えている。
(女性の柔道選手って中にシャツを着てるよな…
あれ絶対着てないよな着てないよね着てません三段活用)
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