元スレ銀時「とある科学の…やべ、読み方忘れたわ」
SS+覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
501 = 476 :
反撃の雷撃が輝く軌跡を残して宙を飛ぶ
が、やはりそれも神威には命中しない
美琴「くっ……!」
神楽「ホォタアアァァァ!」
雷撃の追撃に飛び出した神楽が神威と傘で激しく打ち合っていた
互いの攻撃が巻き起こす風はそれだけで身を切り裂くかのように鋭く音を立てている
美琴「…………」
言葉が出ない、兄妹であることなど関係なく相手を打ちのめそうとしているこの光景に
美琴(これが…正しい選択なの?)
---ふと、そんな考えが美琴の頭をかすめるのだった
502 = 476 :
神威「ホントに昔とは別人だね、これもあの侍と一緒にいたおかげかな?」
神威「それとも…眠っていた夜兎の血が戦いによって呼び覚まされつつあるのか…」
神楽「お前と一緒にするなヨ、私は夜兎の血に飲まれたりしないアル」
神威「…………」
神楽「お前はいつまで続けるアルか、こんな馬鹿げた戦いしかない日々を」
神楽「どうしてお前は…みんなと仲良くできないアルか!」
美琴「あ…アンタ………」
503 :
応援してますぜ
504 = 476 :
神威「やれやれ…出来の悪い妹だとは思ってたけど、まさかここまでとはね…」
神楽「………?」
ドガッ
神楽「うぐっ!」
神威「友情や家族の愛なんか俺には必要ない…そんな物じゃ俺の渇きは癒えないんだよ」
神威「いや…俺だけじゃない、夜兎っていうのはそういう種族だ」
神楽「………」
神威「俺たちの中に流れる血は戦いを常に求め続ける…戦場へと駆り立てる…」
神威「そして…戦いと殺戮の中で快楽を得るのが夜兎族だ」
神威「その血に逆らうような馬鹿な妹じゃ…いくら才能があっても俺には及ばないよ」
505 = 476 :
美琴「アンタ…本気でそんなこと言ってんの?」
神威「本気も何も俺は事実を言っているだけだよ」
美琴「強い敵と戦えるなら…家族にだって手を挙げるっていうの?」
神威「戦いで俺の渇きを癒やしてくれるならね」
美琴「いかれてるのかアンタはァァァ!」
神楽「止めるアル…私が馬鹿だった、今さらコイツが話し合いなんかで退くわけないネ」
神楽「話で分からないならぶん殴ってでも言うこと聞かせる…そっちのが手っ取り早いアル」
美琴「………」
美琴(嘘だ…この子は…まだアイツと分かり合おうとしてる……)
美琴(家族として…アイツのことを止めようとしてるんだ……)
506 :
神威さんが屁怒絽様を見たらガチバトルが展開されんだろうな…ギャグ無しの…
空知先生書いてくれないかな
507 = 476 :
神威「もういいや、こんなふうに喋ってても面白くないし…そろそろ終わらせようか」
神楽『お前…何かかっけー必殺技みたいな技、ないアルか?』
美琴『カッコいいかは別にして……一応あるわね』
神楽『それ使ったらあの馬鹿…止められるアルか?』
美琴『……当たれば多分ね』
神楽『なら…フォーメーションKでいくアル』
美琴『いや全然分からないから』
508 = 476 :
神楽「ふんぬおおぁぁぁぁ!!」
バキッ
神威「それでいい…少しはまともになってきたじゃないか…!」
神楽「ホォタアァァァァ!!」
神威「ただ…戦闘経験が少なすぎるね、動きが単調で読みやすいことこの上ない」
ブンッ
神楽(しまった、外し……!)
神威「お前の攻撃は避けてくれって言ってるようなものなんだよ」
バキッ
神楽「うあっ!」
美琴「!」
美琴(今だ…攻撃で二人の間合いが離れた瞬間に…レールガンでアイツを撃ち抜く!)
キィーン!バシュッ!
511 = 476 :
神威「やっぱりね、そうだと思ってたよ」
美琴「!?」
美琴(あれだけのスピードの攻撃を…レールガンまで避けられた!?)
神威「君の攻撃は電撃だ…つまり、俺と妹が打撃戦をしているときには使えない」
神威「君の仲間の妹まで巻き添えにする危険があるからね……」
美琴「!」
神威「君が何かしてくるなら俺が神楽から距離を取った時…最初からそう踏んでたよ」
神威「来ると分かってれば避けるは難しくないよ…予想以上に速い攻撃だったけどね」
美琴「くっ……!」
513 = 476 :
神楽「カッコつけてんなヨよ馬鹿兄貴……」
美琴「……?」
神楽「今ので確信したアル、さっきのをまともに食らえばお前もヤバいんだろ」
神威「…………」
神楽「おいピカチュウ、私がアイツのことを押さえ込むネ…その隙に撃つアル」
美琴「だめよ…そんなことをしたらアイツだけじゃなく……」
神楽「……別に何の問題もないアル」
美琴「え……?」
神楽「いざって時は私ごとアイツをぶち抜けヨ」
514 :
さっきの下りからまさかとは思ったけど……
ピッコロさん……
515 :
なん…だと……
516 = 476 :
美琴「出来るわけないじゃない…そんなこと!」
神楽「……打ち合って分かったネ、今の私じゃどうひっくり返ってもアイツには勝てないアル」
神楽「あの馬鹿兄貴を止めるにはお前の魔貫光殺砲しかないネ」
美琴「…………」
神楽「私も悟空に憧れてたしちょうどいい機会アル……だから」
美琴「ダメよ」
神楽「?」
美琴「そんなやり方…私は絶対認めないわ!」
517 = 476 :
美琴「約束したじゃない…あの天然パーマと…『誰も死なない』って」
神楽「!」
美琴「アイツは私たちを信じたからここに付いて来ることを許した…私にその信頼は裏切れない」
神楽「…………」
銀時『……必ず追いついて来いよテメーら』
神楽「銀ちゃん……!」
美琴「私は絶対諦めない、必ずアイツを倒す…だから…力を貸して……!」
神楽「…………」
518 = 476 :
神威「あれ、何もしないんだ?作戦があると思って待っててあげたのに…」
美琴「心配しないで…作戦ならもう決まったわ」
神威「?」
美琴「覚悟は出来た……『戦う』覚悟じゃない、『死なない』覚悟が!」
神楽「お前を『打ち倒す』覚悟じゃない…仲間の所へ『帰る』覚悟が!」
神楽・美琴「覚悟を決めた私たちの力…その目に焼き付けて永久保存しろォォ!」
519 = 514 :
なんて燃える展開!
520 = 485 :
あれっ、よく考えたら速度的に超電磁砲より電撃のほうが遥かに速くね?
まぁ燃える展開だし問題ない
521 = 491 :
>>520
バッカ超電磁砲には美琴の勢いがあるから電撃より速いんだよ
522 = 506 :
御坂美琴
ニックネーム:ピカチュウ
性格:怒りっぽい
技
ほうでん
ちょうはつ
じゅうでん
魔貫光殺砲
523 = 479 :
禁書の能力の原理は能力者の頭の中に構築された虚像を現実に書き換える事
つまり美琴がこの電撃は光速をも超えると思い込んでしまえば本当に光速を超える
524 = 476 :
神楽「ホォタアァァァァ!!」
神威(……さっきより動きが良くなってる、仲間に頼る脆弱な心でこんな…)
神楽「ウオアアアァァァァ!!」
バキッ
神威「ぐっ……」
神楽「オウ馬鹿兄貴…一個だけ教えてやるから耳かっぽじってよく聞けヨ」
神威「……?」
神楽「傘ってのは閉じたまま相手を殴るモンじゃない…」
神威「写真撮影の時カメラ屋さんみたいに開いて使うんだヨォォォォ!」
バッ
神威「!」
神威(視界が…傘で……!)
神威「くっ…こんな目くらましが……」バッ
美琴「カメラに向かってにっこり笑って…はい、チーズ!」
神威「しまっ……!」
キィーン!バシュッ!
525 = 514 :
やったか!?
526 :
>>525
それやってないフラグだからやめろ
527 = 476 :
神威「ぐっ……!」
神威(左肩をやられた…けど…左肩ならまだ戦える)
美琴「呆れた…ま、まだ動いてくるの?」
神威「悪いけど…俺はこれくらいじゃ止まりやしない……!」
美琴「けど、勘違いしないほうが良いわ……まだこっちの攻撃は終わってないわよ!」
神威「!」
神楽「最初に言ったネ、トリを決めるヒロインは…私アルゥゥゥゥ!」
バキッ
神威「ぐあっ!」
528 = 476 :
神威「ぐっ……」
神楽「動くな馬鹿兄貴、一ミリでも動いたらこの銃ぶっ放すアル」
神威「……本当に甘い妹だな、そんなことを言っている暇があればさっさと撃てばいい」
神威「さすがに俺も喉元でソイツを撃たれちゃ生きていられる自信がない」
神楽「……ちょっと、お前と話がしたいアル」
神威「……この際だ、聞きたいことがあれば答えてあげるよ」
神楽「お前…何でそんなに夜兎の血を愛でるアルか?」
神威「…………」
神楽「私はこの血が嫌いアル、誰かを傷付ける血なんか大嫌いアル」
神楽「なのに…何でお前はそんな……」
529 = 476 :
神威「生き物の本質は変わらないんだよ、神楽」
神楽「……?」
神威「どれだけ逆らっても…どれだけ抑え込もうと…俺たちは最後には本能に負ける」
神威「傷付けることしか出来ない血…そいつを俺は一族で一番色濃く受け継いだんだ」
神威「この血を抑え込めずに幼い頃…俺はあの男に手を出して返り討ちにあった」
神楽「……パピー」
神威「当時から最強と呼ばれていた星海坊主…子供の俺が勝てるはずもなかった」
神威「でも俺はあえてその自分の親に戦いを挑んだ…何故か分かるかい?」
神楽「…………」
神威「……アイツと戦えば死ねると思ったからだよ」
530 = 476 :
神威「あの時…お前が止めに入ったことで結局俺は死ねなかった…」
神威「俺はまた生きてこの血が引き起こす闘争本能と戦わなきゃならなくなった」
神威「けど…自分で抑えられるもう限界なんかとっくに越えていたらしい……」
神威「だから俺は家族から離れ…この血と争うことを止めて全てを受け入れた」
神威「この血を受け入れて身を任せてからは…全てが楽になった……」
神楽「………」
神威「お前は俺が心を入れ替えて善人になることを望んでいるようだけど…それはもう無理だ」
神威「そうなるには…俺は多くの者を殺しすぎたし…大切な物を全て置き去りにしてきた」
531 = 476 :
神楽「何で……」
神威「?」
神楽「何で何も言わなかったアルかこの馬鹿兄貴は!そんなに苦しんでたのに!」
神楽「私だって…力に…なれたかもしれないのに……!」グスッ
神威「…………」
美琴「ホントに不器用で馬鹿な兄貴よ…アンタは」
美琴「大切な物を失って…一人で耐えて…遠回りしてやっと最初に戻るなんて…」
美琴「こんなに…アンタのことを思ってる妹がすぐ近くにいてくれたのに……」
神威「……フフ、そうかもしれないね」
532 = 476 :
神威「喋りすぎちゃったな……ついでにもう一つだけ喋っておくよ」
神楽「?」
神威「春雨は本気で地球を侵略に来てる…この後、更に援軍が送られてくるよ」
美琴「こ、これ以上敵が増えるって言うの!?」
神威「安心しなよ、夜兎族は俺と阿伏兎しかいないから」
美琴「か、数はどれぐらいなの!?」
神威「さあ…そういうのはあんまり興味がないから分からないけど、とにかくたくさんだね」
神楽「ど、どうすればそいつらは止まるアルか!?」
神威「例えば…提督を含む先鋒隊が全滅したって伝われば怖じ気づいて攻めてこないかもね」
533 = 476 :
美琴「……私、みんなを援護しに行ってくるわ」
神楽「待つアル!それなら私も……」
美琴「アンタは兄貴を見てて、また暴れられちゃかなわないから」
神楽「………!」
美琴「信じて…必ず何とかして見せるから!」
神楽「…………」
神楽「絶対戻ってくるアル、万事屋への依頼料もちゃんと払えヨ」
神楽「……銀ちゃんや新八のことはお前に任せたアル」
美琴「……うん、分かった」
534 = 476 :
---
同時刻
桂「はぁ……はぁ……」
春雨兵F「もう虫の息だな…第一俺たち春雨を一人で相手にするって考えが普通じゃない」
桂「既存の常識を打ち壊すのが仕事である革命家の考えがまともであるはずがなかろう…」
春雨兵F「いや…まともとかそういう次元じゃない、お前は死にたがりか…ただのバカだ」
桂「死にたがりでも馬鹿でもない、桂だ…あいにく俺は死ぬつもりなどまったくない」
桂「江戸の夜明けを見ずして死ぬわけにはいかん…やり残したことも多いのでな」
春雨兵F「……死にたくないなら逃げればいい、なのに何故逃げない」
535 :
死にたがりの狂人は麻雀が得意なアカゲもといアカギだけで充分です
536 :
>>523 ようするにあれか、アレだよね うん、スタンドみたいな
537 = 476 :
桂「俺たち侍の信念など…貴様ら春雨には分かるまい……」
男は刀に手をかける、今の桂はそれだけの動作で全身の傷口から血が滲み出る状態だった
春雨兵E(あれだけ血を流しながら立ち上がって…武器を構えた?)
解せない、何がこの男をここまで駆り立てるのだろうか?
勝ち目などまるでない、倒れていれば楽になれるはずなのに…それでも男は刀を握る
そんな天人に答えるかの如く、桂は鋭く声を放つ
桂「何故逃げないか…何故戦うか…分からぬのなら教えてやる……!」
桂「己の『誇り』がため…そして友との『誓い』がために戦う…それが侍だからだ!」
桂「俺の名は桂…『侍』、桂小太郎だ!」
538 = 476 :
---『狂乱の貴公子』桂小太郎、その魂からの叫びが春雨兵に恐れを抱かせた
侍の持つ別次元の強さ…その根本を目の当たりにした衝撃はどれほどのものだったろう
春雨兵F「怯むな!敵は死にかかった侍だ、俺たちが負ける道理はない!」
桂「ウオオオォォォォォォ!!」
春雨兵F「囲んで動きを止めろ!奴はたった一人……」
沖田「じゃあこれで二人じゃねーか」
ズバッ
春雨兵F「!?」
桂「貴様…真選組の……!」
539 = 506 :
桂…相手多数なんだから、んまい棒つかえよ
540 = 476 :
沖田「あーあ、攘夷浪士がいるって言うんで来てみりゃもう死にかけじゃねーかィ」
沖田「どうしろってんでェこの状況、攘夷浪士をとっ捕まえりゃいいのか……」
沖田「江戸の住民を傷付ける馬鹿を叩き斬りゃいーのか…」
春雨兵F「一人が二人になったところで優位は変わらん!数で押し切れ!」
沖田「……どうもこりゃ、後者を選ばなきゃならねーらしいや」
沖田「オウ桂、今だけはテメーを護ってやらァ…全部終わったらテメーはしょっぴくぜィ」
桂「案ずるな…手負いと言えど俺は真選組に護られるほど弱くはない……!」
桂「貴様こそ…俺を捕まえられるならやってみるがいい」
沖田「言うじゃねーか…なら俺より先に倒れるんじゃねーぞ、桂」
541 :
神威って反射状態の一方通行を全力で殴って血だらけになってもあれー?とか言いながらニコニコ笑ってそう…
542 :
銀八「ちきしょー全然進まねーぞコノヤロー、地の文とか調子こいていれたからだなコレ」
銀八「地の文書いていいのは文章力がある奴だけだね、うん、俺には千年早かった」
銀八「あと>>520、お前何言ってんだ…光の速さの電撃と音速の三番の超電磁砲じゃ……」
銀八「あれ?段違いで電撃のが速くね?」
進むとか言ってこの様です、申し訳ないですホント
構想は出来てるんで展開は何とかなると思います
どうでもいいけど鼻水が喉と鼻の間の辺りに引っかかってる感じが気持ち悪くてヤバい
543 :
うがいすればいいんじゃまいか?
無理せず休んでいいんじゃよ
544 :
たかじんのそこまで言って委員会でうがいは意味ないって言ってたから、うがいしない奴はネトウヨ
545 :
レールガンは電撃より威力があり制御がきくから必殺技だってばっちゃが言ってた
546 :
間違っているぞ! レールガンは見た目のインパクトと演出とか脚本的に使いやすいから必殺技なのだ!
って、変な仮面して全身真っ黒で騎士団のリーダーやってそうな人が言ってた
547 :
>>527
神威(左肩をやられた…けど…左肩ならまだ戦える)
普通は左肩やられたなら右肩じゃね?
548 :
>>547
(潰されたのが)左肩ならまだ戦える
な訳よ。
549 :
左肩「俺がこのくらいでへこたれるタマか 心配すんな」
550 :
>>549
ヤダ…左肩さんカッコいい…
みんなの評価 : ★★★
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