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    元スレ上条「はぁ…」 2

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    タグ : - 新しい家 ×3+ - 上条 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    452 :

    明けましておめでとうございます
    2011年になりましたがこれからも頑張って下さい!!

    453 :



    とりあえず地の文は・・・その・・・後は察してください。
    まぁもう先にだめだしみたいなのくらってっけど

    てわけで>>1今年もよろしく

    454 :

    やっと追いついた、乙です!

    455 :

    そういや、今上条さんちにはゲテモノメイド四天王のうち3人も居るのか
    ルチアーーーーー!!!!早くきてくれーーーーーー!!!

    456 :

    ここまで小萌フラグ無し

    457 :

    ゲテモノシスターkwsk

    458 :

    堕天使エロメイド→神裂
    大精霊チラメイド→五和
    小悪魔ベタメイド→ルチア
    女神様ゴスメイド→シェリー(orオルソラ)

    まあ、本人に着た経験とか着る意思あるのって上二人とオルソラだけだけど

    459 :

    まだかな?

    460 :

    巫女っぽいメイド服着てた人も忘れないであげて

    461 :

    ついに追いついてしまった・・・

    462 :

    読み返して思ったが前スレ162の1行目はサーシャのセリフではなく本当は誰のセリフなんだろ

    463 :

    シェリーだと思う

    464 :

    そろそろ生存報告してくれー

    466 :

    原作だと小萠先生ってステイルフラグだよね?

    467 :

    たばこ注意したぐらいしかなくね
    あーあと姫神治療か
    でもまあ普通に上条フラグな気が

    468 :

    ステイルSSでも小萌先生との絡みがあるし、
    姫神治療後に小萌先生がタバコの吸い方に妙な癖(ステイル似)がついた事を黄泉川さんに突っ込まれて慌ててる描写があるぜ

    469 :


    あなたを。待ってる

    471 :

    よくわからないけど移転するんだってhttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294924033/ここで申請すれば新しい所に飛ばしてくれるみたいだよSS・小説スレは移転しましたhttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobilehttp://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

    475 :

    まだかねぇ

    476 :

    早く来て

    478 :

    まってるから

    480 :

    佐天「続きが来るまで1日1回美少女をオッサンにする能力かぁ……」

    482 :

    ゆっくりでいい
    書くんだ

    483 :

     一旦全部読み返してしまった。
    とにかく続きが存在してくれればいいです

    484 :

    >>1です、やっと一時的に現場監督との別れを告げる事が出来ました
    改めて最初から読み返してみて粗さや地の文の下手さに絶望中です
    最初の方とか手直ししてみたいです……・
    完走はさせますので、それまで皆様方お付き合いの方をよろしくお願いします。

    485 = 484 :

    御坂「はぁ……これは堪りませんとミサカは余韻に浸ります」

    番外個体「ねーいいよねー温もり、それよりさ、聞きたい事があるんだけど」

    御坂「はい? とミサカは働かない頭で返事をします」

    番外個体「そう、でさ本題に入るけど、どうして学園都市側に付くの? やっぱあれ?」

    御坂「そうの一言で済まされました……とミサカは落ち込んでみます。あれが何を指してるか見当も付きませんが、そうですね、お姉様がこちらだから、と言うのが結論でしたと、ミサカは思い返してみます」

    番外個体「そうそう、そこなんだけどさ、でもさー考えてみると、イギリスにも検体番号17000号いるでしょ? 正直な所、どっちが勝っても損しないよね、何て言うの約束された勝利って言うの? イギリスだけに」

    御坂「!? も、盲点でした……とミサカは驚きに身を震わせます」

    番外個体「……気付いて無かったの?」

    御坂「えぇ……え、どうしましょう? とミサカは質問してみます」

    番外個体「えー聞かれてもどうしようも無いって」

    御坂「うぅ……検体番号17000号としてはイギリスに来て欲しい筈です……とミサカは推測します」

    番外個体「そりゃそうだねー」

    御坂「……、で、ですがミサカとしては彼にはここに残って欲しいてすとミサカは心境を暴露します」

    番外個体「まぁそうだろうねー」

    御坂「……」

    番外個体「……」

    御坂「……」

    番外個体「どうするの?」

    御坂「そ、そう言えば貴方はどうしてそちらに付いてるのですか? と質問を投げてみます」

    番外個体「……そう言われればそうだね、偶然ロシアにいたからこっちだけど……あれ?」

    御坂「?」

    番外個体「もし、当麻がイギリス行けばイギリス行けば良いし、ここに残るならこっちに住めば良いんじゃない?」

    御坂「コウモリですねとミサカは感心します」

    番外個体「感心されてもあまり嬉しく無いけど……ねぇ」

    御坂「はい?」

    486 = 484 :

    番外個体「イギリスに住むか学園都市に住むかと言えば学園都市の方が良いよねー、調整とかも便利だし」

    御坂「まぁ、そう言われればそうですね、元より学園都市の技術が無ければミサカ達の命はケーキに付いて来る蝋燭みたいなものですからと、ミサカは考えを口にします」

    番外個体「そうなんだよねー……今の所現状維持が一番なのかな?」

    御坂「そうですねぇ、ミサカもその方が良い気がしてきました」

    番外個体「それに鈴科も学園都市にいるし……うーん」

    御坂「な、なんだかどっちに転んでもミサカ達には影響が無いとミサカは結論に至ります」

    番外個体「だよねー……それなら今はやりたい事やればいいか」

    御坂「やりたい事……ですか?」

    番外個体「そう、やりたい事……まだ思いつかないけどさ、自由にしてみたいなーって……あれ? アンタは何か有るの?」

    御坂「そうですね……他のミサカ、もといお姉様との差別化の為にも髪を伸ばしたいですとミサカは考えます」

    番外個体「いいね、それ、じゃあミサカは…………」

    御坂「……? どうしました?」

    番外個体「思い浮かばない……」

    御坂「別に焦らなくてもいいのでは? とミサカは助言してみます」

    番外個体「そうかな?」

    御坂「えぇ、時間は彼らに作って貰えましたし、急ぐ事もありませんとミサカは結論付けてみます」

    487 = 484 :

    ――― とある高校


    吹寄「じゃあ今日の作業はここまでね、ゴミはここのゴミ袋に入れなさい」

    上条「じゃあ、鈴科そろそろ行こうぜ」

    鈴科「あァ、じゃあ少し職員室寄らしてくれェ」

    青髪「何? どっか行くん?」

    上条「あぁ、ちょっとな」

    青髪「ふーん」

    姫神「これは。匂う」

    吹寄「そうね」

    上条「あれ? 俺臭いか?」

    土御門「テンプレ的な回答をありがとうにゃー」

    上条「そういや土御門、ステファニーとさっきあってさ、アレ受ける事にしたから」

    土御門「了解だぜい、この土御門元春、一世一代のプロデュースを楽しみにしてるにゃー」

    上条「じゃあ行くか鈴科」

    鈴科「打ち止めァー行くぞー」

    打ち止め「うん! じゃあバイバイってミサカはミサカは手を振ってみたり!」

    <じゃーねー打ち止めたーん

    ばいばーい>

    <今度園児服着てねー

    鈴科「あァ? うちの子にナニしてくれとンのォ?」

    青髪「ナニ……ってナニや無いの? てかナニ以外にナニが……」

    488 = 484 :

    鈴科「ほォ、そんなに死にたいのかァ」

    青髪「う、嘘嘘! 手厚くお姫様のように扱ってますで旦那!」

    上条「旦那! ってつけると胡散臭く聞こえる、これってトリビアになりませんか」

    吹寄「なりません」

    姫神「4へぇ。ぐらい」

    鈴科「あァ、青髪ィ、後で覚えてろよォ」

    青髪「お!? こ、これは嬉し恥ずかし放課後の教室でのドッキリ言葉攻めフラグ建ったんとちゃうの!?」

    鈴科「……今ここでその口、一生開かないように閉ざしてもいいかァ?」

    吹寄「そうね、打ち止めちゃんの今教育に良く無いし……」

    姫神「うん。私は問題無いと思う」

    青髪「えぇえええ!? そこは“まぁまぁ、そこまでにしとけ”とか言って止める所やろ!?」

    鈴科「」カチ

    上条「終点黄泉の国1丁目でお降りのお客様は鈴科のスイッチを押してください」

    姫神「押すまでもなく。自動で入るけど」

    上条「ヤバいな、いくら学園都市だからってそこまで自動にする事も無かっただろうに」

    姫神「しかもAIだから。基準が曖昧なのも吉。多分肩ぶつかっただけでも。機嫌が悪いと……ごくり」

    土御門「……今までの一方通行と何等変わり無いにゃー」

    上条「そう言えばそうだけどな」

    鈴科「う……」

    土御門「事実は事実だにゃー」

    鈴科「……」

    489 = 484 :

    打ち止め「まぁそれも昔、ロシアから帰って来た一方通行、もとい鈴科百合子は一味違うぜ! ってミサカはミサカは予告風にフォローしてみる!」

    土御門「あぁ、なんたって女の子だからにゃー」

    打ち止め「そこに女の子が関係するかは分からないけど、確かにロシアから変わって来てるかもってミサカはミサカは追加してみる!」

    青髪「ほうほう、例えば?」

    打ち止め「うんとねー、一人称が俺から私になって来たかも! それと汚い言葉を使わなくなったかなぁってミサカはミサカは推測してみる」

    青髪「汚い言葉? 前そんなに酷かったん?」

    鈴科「要らないフォローするなァ!」グリグリグリ

    打ち止め「い、いたたたたた!」

    吹寄「前の? 鈴科さんの事詳しく無いんだけど……前もそんな事言ってたわよね」

    上条土御門「「あぁ、そりゃあもう」」

    打ち止め「多分さっきなら“テメェのその顎切り取ってカスタネットにしてやろうかァ?”位は言ってたかもってミサカはミサカは真似してみる!」

    上条「まぁ大体あってるな」

    青髪「うへぇー、そんな鈴科ちゃんと会ってみたかったなぁ、毎日厳しい言葉で責められるんやろ? もう御褒美やん!」

    上条「お前だけだよ」

    土御門「お前だけだにゃー」

    吹寄「そこの3バカ、そろそろ片付けないとゴミ捨てに行かせるわよ」

    青髪「3バカってのはカミやん、土御門、打ち止の3人でファイナルアンサー?」

    土御門「幼女をバカって言える青髪のそんな所に憧れるぜい」

    打ち止め「少なくとも当麻よりは馬鹿じゃ無いってミサカはミサカは自己弁護に走ってみる!」

    姫神「うん。それは確か」

    上条「そ、その根拠は!!」

    姫神「だって。打ち止めちゃんは御坂さんと姉妹でしょ?」

    青髪「あー打ち止めちゃんがIQ120位あるように見えてきたで」

    上条「そ、そんなの姉の七光じゃねぇか! 認めない! 俺は断固としてここに意思を表明するからな!」

    土御門「つーか、カミやんはこんなロリっ子と張り合ってて悲しく成らないのかにゃー?」

    鈴科「バカだから仕方ないだろォ」

    吹寄「それもそうね」

    土御門「納得したぜい」

    上条「……」

    姫神「大丈夫。そんな上条君を応援する」

    上条「ありがとう姫神、姫神だけだよ世間の荒波から俺を守ってくれるのは……」

    姫神

    鈴科「当麻、そろそろ時間は良いのかァ?」

    上条「あーそう言えばそうだったな……いつでも良いって言ってたけど、流石にそろそろ行くか」

    姫神「じゃあね。また明日」

    吹寄「明日も遅刻するんじゃないわよ」

    上条「分かってるって、つーか明日もってなんだよ明日もって、今日遅刻して無いだろ」

    490 = 484 :

    ――― 職員室

    鈴科「ちょっと当麻と出掛けて来るから打ち止めの事頼む」

    黄泉川「分かったじゃん」

    打ち止め「えぇ!? ってミサカはミサカは驚いてみる!」

    鈴科「ン? 何か変な所あったかァ?」

    打ち止め「そこはミサカにミサカも行くか? って聞く所じゃ無いの!? ってミサカはミサカは疑問に思ってみる! そもそも職員室寄る時点で少し怪しいって思ってた!」

    鈴科「……そういやァ当麻ァ、助けて欲しいって何処行くンだァ?」

    上条「言って無かったか? 病院だけど?」

    鈴科「病院……」

    打ち止め「あ、あはははーやっぱ遠慮しておくかもってミサカはミサカは一歩引いてみたり……」

    鈴科「……あァ、なら黄泉川の所で大人しくしてるンだなァ」

    黄泉川「あいよ、じゃあデート楽しんでくるじゃん」

    鈴科「デ、デートじゃねェ! それにデート先が病院とか有り得無いってェ!」

    上条「何かそれ、希望のデート先があるみたいな言い方だな」

    鈴科「……」

    黄泉川「へぇーそうなの? 興味あるじゃん」ニヤニヤ

    打ち止め「うんうん! なんかやっと女の子らしい所見れたかもってミサカはミサカは喜んでみたり!」ニヤニヤ

    上条「何処なんだ?」

    491 = 484 :

    鈴科「って! いやいや! デート先が病院ってのはおかしいって一般論言っただけでしょォ!?」

    黄泉川「……そう言われてみればそうじゃん、ったく上条」

    上条「気付かない先生も先生ですよね」

    黄泉川「上条、体育の単位が要らないと見たじゃん」

    上条「えぇ!? こ、これ以上単位を落とす可能性がある教科を増やす訳にはいかないんですけど!?」

    黄泉川「出席回数は誤魔化せないじゃん……ただでさえ危ないのに……、ちょっと出席簿に手心加えるだけで……もう一年じゃん」

    上条「黄泉川せんせえええええええええ!?」

    黄泉川「さーて、ボールペンは何処にやったかなーっと……」

    上条「ちょ!? 本格的に探さないで下さいよ!」

    鈴科「黄泉川ァ、そこら辺にしておけよ」

    上条「危ねぇ……ありがとう! 鈴科!」ダキッ

    鈴科「――ッ/// だ、抱きつくな暑いだろォ!!///」

    上条「ごめん、つい……流石に高校留年は辛いものがあるからなぁ……」

    打ち止め「そしたら通信教育で誤魔化すんだよってミサカはミサカは裏技を伝授してみたり」

    上条「きゅ、急に……リ、リアルになったな……」

    黄泉川「生々しいじゃん……あぁアイツ元気にやってんのかな……」

    上条「……やっぱ前例いるんですか?」

    黄泉川「そりゃ、警備員と先生掛け持ちしてれば色んな生徒がいるじゃん」

    上条「ちなみにその人はどうして?」

    黄泉川「酒と煙草を屋上でやってるのを見つかって停学中にゲームセンターで暴行事件起こして退学……」

    鈴科「まァ、私が言うのもなンだけど……自業自得だなァ」

    上条「……」

    黄泉川「……」

    鈴科「あ、あのォ笑って流して貰えないとォ、私もちょっと心苦しいんですけどォ」

    上条「なら言わせてもらうけどつーか、鈴科は単位大丈夫なのかよ! 学校行ってるとこなんて見て無いぞ!?」

    鈴科「あァ、能力開発で単位免除されるからなァ、小3で一応高卒までの単位は取ってあるなァ」

    上条「あーだから高校行かなくてもいいのかぁ……友達居るのか?」

    492 = 484 :

    鈴科「……」

    上条「……」

    黄泉川「……」

    打ち止め「ミ、ミサカは貴方を直視出来ないってミサカはミサカは目を逸らしてみたり……」

    黄泉川「ここに居る時点で察するじゃん……」

    上条「ご、ゴメン……」

    鈴科「」グス……

    上条「な、泣くなよ」

    黄泉川「あーあ、泣かせたじゃん」

    上条「う……」

    鈴科「そうさァ……どうせェ研究漬けの毎日だったよォ……」イジイジ

    黄泉川「はは、冗談じゃん……あれ?」

    上条「あれ?」

    黄泉川「上条……お前、後期の体育の出席日数……足りないじゃん」

    上条「えぇえええええええ!? マジですか!?」

    黄泉川「体育の補習とか初めてじゃん♪」

    上条「……不幸だ」

    鈴科「で、黄泉川は何でそんな嬉しそうなんだよォ」

    黄泉川「補習は学習指導要領無視でもOKじゃん、つまり私に一任されてるじゃん」

    鈴科「やりたい放題って訳か……」

    上条「ち、ちなみに……な、なにをやらせるつもりじゃん?」

    鈴科「なンで口癖移ってンだよ」

    黄泉川「私……夕日に向かってうさぎ跳びって夢だったの……」

    上条「スポ根アニメですか!?」

    黄泉川「そうそう、竹刀持って」

    上条「不幸だ……」

    黄泉川「まぁ冗談じゃん、と言っても体育の補習ってのも初めてだし……」

    鈴科「今まで居なかったのかァ?」

    黄泉川「唯一ストレス発散できる授業に出無い奴なんて居ないじゃん? それに授業に出てたら単位あげてたし」

    上条「……」

    黄泉川「でも、この様子だと他の科目も補習ありそうだし……時間が大変じゃん」

    上条「う……」

    黄泉川「となると……今から土日使って補習やって行った方が良さそうじゃん」

    鈴科「そんな事して良いの?」

    黄泉川「じゃあ、冬休みに寒い中、午前は教室で、午後は外で補習やらせるつもりじゃん?」

    鈴科「……上条ォ」

    上条「くっ……もう他の教科も補習がある前提で話されてるのが悔しい……」

    鈴科「否定は?」

    上条「……出来ない……で? 何をするつもりなんでせうか?」

    黄泉川「1.5kmを4分切り」

    上条「……イメージが湧かないんだけど、それどんぐらいのペースなんだ?」

    493 = 484 :

    鈴科「1.5kmを4分で走って1時間で約23km位だからなァ……マラソンでオリンピック出れるレベルかァ?」

    上条「……」

    黄泉川「別に42.195km走れって言ってる訳じゃ無いじゃん、ちなみに入学当時の体力測定だと1.5kmを5分だからそう難しい事でも無いじゃん」

    上条「イヤイヤ! 1分縮める何て無理ですって!」

    黄泉川「まぁこれも冗談じゃん」

    上条「ど、どこまで!?」

    黄泉川「1.5kmを4分切り」

    上条「ほ、補習はマジなんですね……」

    黄泉川「まぁ、これについては後で連絡するから楽しみに待ってるじゃん」

    上条「分かりました……」

    鈴科「ほ、ほら! 当麻そろそろ行こォ!」

    上条「あぁ……」

    黄泉川「じゃあ打ち止め、一緒に帰るじゃん……っと、仕事終わるまで……」

    小萌「あ、黄泉川先生ー、上条ちゃん達も何してるんですかー?」トテトテ

    黄泉川「ん、小萌先生、仕事終わったじゃん?」

    小萌「はい、遅めのおやつタイムなのです!」

    鈴科「ゴマせんべい……」

    上条「こ、小萌先生? 少し質問があるんですけれど」

    小萌「はい? なんでしょう?」

    上条「わ、私の単位状況、どうなってますでしょうか!?」

    小萌「んー正直な所微妙ですよー」

    上条「ま……マジですか」

    小萌「マジですよー、だから頑張って勉強して下さいねー質問ならいつでも受け付けてますから」

    上条「ち、ちなみにどれぐらい微妙なんでしょうか?」

    小萌「まず出席日数の不足は誤魔化せませんからねぇー冬休みと春休みの補習で補うしか無いんですよー」

    打ち止め「うわー一瞬にして春休みの予定が決まったねってミサカはミサカは同情してみる」

    黄泉川「同情する必要は無いじゃん、そもそも欠席理由を話さない上条が悪い訳じゃん」

    上条「すみません……」

    小萌「まぁまぁ、上条ちゃんにも言えない事の1つや2つあるんですよー、だから上条ちゃん、一緒に頑張りましょうね!」

    上条「はい、ありがとうございます小萌先生」

    黄泉川「じゃあ小萌先生、悪いけど、明日の授業の準備してくるからこの子の様子見てて欲しいじゃん」

    小萌「あ、分かりました―、じゃあ打ち止めちゃん、一緒にテレビでも見ましょうかー」

    打ち止め「はーい、じゃあ百合子、お土産欲しいなぁってミサカはミサカはお願いしてみたり」

    鈴科「あァ、気が向いたらなァ」

    494 = 484 :

    ――― 道中

    上条「なー鈴科」

    鈴科「……ン?」

    上条「留年したらどうしよう」

    鈴科「引きずってンのかァ?」

    上条「そりゃ心配になりますよ! あー漫画みたいにご都合主義でなんとか進級を果たしたの一文で済めば良いのにいいい! やれやれ、僕は進級したみたいな」

    鈴科「小説じゃ無いんだからァ……勉強したらどうだァ?」

    上条「う……それはそうですけど、勉強……勉強……」

    鈴科「私が思うにちゃんと授業出れば高校留年なンて有り得無いわなァ」

    上条「う……」

    鈴科「まァ高校留年をしても文句を言われない事はしてるンだけど、簡単に説明出来る事でも無いしなァ」

    上条「それの所為にするつもりは無いさ、やりたい事をしただけだし」

    鈴科「なら勉強しろ、いい訳にしない為にも」

    上条「」

    鈴科「私が思うに、期末かなンかでオール7割位取れば補習も無しにしてくれそうなもンだけどなァ」

    上条「無理だな、それ、豚をどんだけ煽てても木に登れないレベルだ」

    鈴科「なら、せめて期末で赤点は回避だなァ」

    上条「そうだよなぁ、せめてその位取っておかないと……」

    鈴科「先輩とかに過去問あるか聞いてみたらどうだァ?」

    上条「成る程……」

    495 = 484 :

    鈴科「担当が同じだったら似たような問題が出るしなァ」

    上条「そうだなー、後で雲川先輩にでも聞いてみるかなぁ」

    鈴科「そうしろォ、善は急げって言うしなァ」

    上条「じゃあ夜にでもメールしてみるか」

    鈴科「ン? 病院ってここか?」

    上条「そうだけど?」

    鈴科「へー」

    上条「どうかしたか?」

    鈴科「いや、ただ来た事ある病院だなァと思ってさ」

    上条「鈴科も病院行くのか?」

    鈴科「あァ、つーか原因の1つはお前だからなァ」

    上条「あー、あの時か」

    鈴科「その後何回か来た事もあるけどなァ」

    上条「マジか、ならすれ違った事もあるかもな」

    鈴科「そうだなァ」

    496 = 484 :

    ―――病院

    コンコン

    上条「失礼します」

    冥土帰し「お、来たね」

    木山「あぁ上条君か、待ってたよ」

    上条「時間大丈夫ですか?」

    木山「勿論、で、隣にいるのが一方通行君だね、今日は態々ありがとう」

    鈴科「ン、ただ当麻に頼まれただけだからなァ。で? 私は何をすれば良いンだァ? 人助けって聞いたけどォ」

    木山「早速だけど、君にこの計算式を見て欲しいんだが」

    上条「厚……何ページあるんですかこれ」

    鈴科「ン……」パラパラ

    上条「うわぁ……ルートの中にルートが5つもある時点で上条さんはお手上げです」

    鈴科「ンだこれ……波動に根本は似てる……が……でもねェなァ、でもどっかで見た事のある計算式……があるなァ」

    木山「とある子のAIM拡散力場の式だよ」

    鈴科「ン? どォ言う事だァ? 1つの能力にしては……式が複雑すぎるだろォ」

    木山「ふむ、なら直接会った方が早いだろう、風斬君、ちょっと」

    風斬「はい……」

    鈴科「お前は……ロシアで……」

    風斬「お……お久しぶりです……」

    鈴科「……あァ、成る程なァ……で、その数式って事かァ」

    木山「流石学園都市一の頭脳、理解が早くて助かるよ」

    鈴科「で? どうすればいいんだァ? 出来るのはベクトル操作だけだぞ?」

    木山「君にはこのAIM拡散力場のベクトルをとある物質に向けて欲しいんだ」

    鈴科「構わないけど……バッテリーが持つかなァ」

    冥土帰し「それなら問題は無いよ」

    鈴科「これは……」

    冥土帰し「もう君を縛っておく必要も無くなったからね、能力使用24時間可能バッテリーとその予備手に入れておいたから。家庭用コンセントでも充電できる優れ物だよ」

    鈴科「……良いのかァ? こんなん渡して」

    冥土帰し「賢い君なら同じ間違いは繰り返さないだろ? それに、これはこの仕事に対する報酬だよ」

    鈴科「……そうかァ、なら遠慮なく貰うわ」

    冥土帰し「うん、それじゃあその杖ともおさらばだね、どうする? 捨てておくけど」

    鈴科「いい、持って帰るわ」

    冥土帰し「そうか、ならそうしなさい」

    上条「な……何が何だか良く分からないまま話が進んでるんですけれど……結局は杖無しで歩けるようになったのか?」

    鈴科「そう言う事になるなァ」

    497 = 484 :

    上条「おめでとう? で良いのか?」

    鈴科「あァ」

    木山「一段落ついた所で話しを進めるが……垣根君、準備は良いか?」

    垣根「あぁ、こっちは準備万端、後は第1位様のベクトル待ちだ」

    鈴科「垣根ェ……」

    垣根「よぉ、一方通行……今は鈴科で良いんだっけ?」

    上条「垣根! お前の所為で今日は悲惨だったんだぞ!?」

    垣根「いいじゃねぇーか、役得だ役得、俺もあの後恥ずかしかったんだからイーブンだイーブン」

    上条「役得って……アレで学校中から好奇もとい恨みの目を向けられたら堪ったもんじゃねぇし! それにそっちが勝手にやって来たのにイーブンなんておかしいだろ!」

    垣根「細けぇいことは良いんだよ、それより、ほら鈴科これだ」

    上条「誤魔化す……何だ? その手に持ってる箱みたいなものは」

    垣根「これか? これは未元物質で作った……言うなれば力場をそのまま閉じ込める箱庭って所か?」

    鈴科「……あァ、見た感じそうだね、AIM拡散力場をそのまま記録し保持出来る見たいだけど……大丈夫か?」

    垣根「何がだよ」

    上条「は、話しについていけないんですけれども……」

    冥土帰し「要は風斬君がAIM拡散力場依存せずに存在出来るって事だよ」

    上条「あぁー、これが昨日木山先生が言ってた媒体か」

    木山「そう、これに一方通行の能力でAIM拡散力場にベクトルを与えてこの箱に圧縮するんだよ」

    上条「おぉ……良く分からないけど凄い……んだよな」

    冥土返し「勿論」

    上条「」ジー

    垣根「何だ?」

    鈴科「ン?」

    上条「お前ら凄いんだな」

    垣根「何を今さら」

    鈴科「まァ、一位と二位が手を合わせればこの位余裕だなァ」

    498 = 484 :

    上条「ふぅん……お前らで何でも屋でもやったらどうだ? 出来ない事なんて無いだろ?」

    垣根「お前が居るなら問題ないな」

    鈴科「あァ、そうだなァ」

    上条「……それまたどうして」

    垣根「俺達2人だけだと絶対何かと揉めるからなぁ、第3者が居ると丁度いいんだよ」

    鈴科「喧嘩してる様子が目に見えてるな」

    上条「そこは2人で歩み寄れば良いんじゃないでしょうか!?」

    垣根「そんな仲似合わわねぇよ、それに」

    上条「それに?」

    垣根「お前にストレス発散しても死なないだろ?」

    上条「動機が不純すぎるっての!」

    木山「話しは終わったかい? 良ければ準備の方進めて欲しいんだけど」

    鈴科「ン、こっちの演算も終わったし準備はOKだァ」

    木山「ならこっちに来てくれ」

    垣根「んじゃ、またな」

    風斬「そ……それじゃ……」

    鈴科「ちょっと行って来る」

    上条「あぁ。あ、鈴科」

    鈴科「ン?」

    上条「ありがとな」

    鈴科「例にはァ及ばないよ」

    木山「あ、上条君はここで待っててくれたまえ」

    上条「な、何故出せうか?」

    木山「一応、用心に越したことは無いからね、君の右腕がどんな影響を及ぼすかも分からない以上、連れて行く訳には行かないんだよ」

    上条「……分かりました、じゃあここで待ってます」

    499 = 484 :

    上条「うー暇だ……あいつ等大丈夫かなぁ……」

    ??「なら、ちょっと手伝って欲しいんだけど」

    上条「……あーなんか眠いなぁ」

    ??「そう、なら一生眠らせてあげようか?」

    上条「麦野……ナース服着て何してるんですか? コスプレ?」

    麦野「……あんた一回死んでみないと分からないみたいね、どう? お母さんのお腹の中に居た時より小さく出来るけど」

    上条「冗談です冗談、案外似合ってるな?」

    麦野「あら、ありがと……って案外ってどういう意味よ案外って、それになんで疑問形?」

    上条「いや、垣根はズボンだったからてっきりズボンだと」

    麦野「あー、垣根はね、合うスカートが無かったから男用のズボン穿いてるのよ」

    上条「そうだったのか、本人に聞くのもアレかなーって思っててさ」

    麦野「まぁそうね、アイツの前だから昨日言わなかったけど、開き直ってるように見えてもまだ内心気にしてるし」

    上条「そ、そうなのか?」

    麦野「そりゃそうでしょ、18年間男として生きてたのに急に女にされて、で直ぐ適応するなんて言ったら元々そっちの気があったとしか考えられないわよ」

    上条「……」

    麦野「まぁ、アイツなりにケジメ付けるでしょ……と、言うより私はさ、理由があって女になったとしか考えられないのよね」

    上条「理由?」

    麦野「カエル顔の……冥土帰しって知ってる?」

    上条「まぁ……普通の人よりかはお世話になってて……結構知ってますけど……」

    麦野「冥土帰しはさ、『患者の一番必要としている物』を用意するって言うのがモットーらしいのよ」

    上条「はぁ……」

    麦野「つまり、垣根が一番必要としている物=女の体ってのが成り立つと思うのよね」

    上条「な、なんだってー!?」

    麦野「実際の所これも想像なんだけどね、でもさ、もしそうなら面白いかなーって最近妄想してるのよ」

    上条「ま、まさかー」

    麦野「分からないわよ? 子供の時の夢がお姫様だから、あんなメルヘンな能力になってるのかもしれないしね」

    上条「」

    麦野「まーでも、実際の所は分からないから見守るしか無いけどねー」

    500 = 484 :

    ――― そのころ……とあるファミレス

    土御門「ステファニー、そっちも順調のようだにゃー、カミやんと早速コンタクトとるとは」

    ステファニー「もちのロン、借りを返すためには頑張るわよ、このままじゃ、元警備員としてのプライドが許さないし」

    土御門「もちのロンとか古いにゃー」

    ステファニー「うっさい、で、考えって何?」

    土御門「これを見るぜい」

    ステファニー「……なにこれ……何かの地図みたいだけど」

    土御門「第19学区にある放置された研究施設群とその周辺の見取り図にゃー」

    ステファニー「で? これがどうしたの?」

    土御門「ここでやり合うぜい」

    ステファニー「ふーん……あ、このビルなんか狙撃に良さそうね、一際高いし」

    土御門「で、これが参加するレベル5とレベル4の能力一覧にゃー」

    ステファニー「あら? レベル5って7人居るんじゃなかったの? 6人しか書いて無いけど」

    土御門「第6位についての資料は何故か手に入れれなかったぜい」

    ステファニー「ふーん……で、この第6位は参加するの?」

    土御門「いんや、名前も分からない以上、招待しようも無いし今回は6人にゃー」

    ステファニー「そう……げ……移動系能力者2人も居るじゃない……」

    土御門「まぁその2人を最優先で倒さないといけないにゃー」

    ステファニー「他には……あぁこの精神系能力の子厄介そうねぇ……」

    土御門「まぁ、そいつはカミやんに頑張って貰うしかないぜい」

    ステファニー「……てか、当麻の力が無いと9割9分無理よねー、うちの戦力なんてたかが知れてるし」

    土御門「正直な話しカミやん頼みだにゃー」

    ステファニー「まぁ、そこは仕方ないとしても……これキツイわね……」

    土御門「基本的な戦術としては、カミやんが敵と接触して能力を無力化した際に、ステファニーが狙撃になると思うけどにゃー」

    ステファニー「狙撃なんてチマチマした方法は好きじゃないけど、文句言える状況じゃないし元々そのつもりだわ」

    土御門「で、俺達は各所でサポートするのが主な仕事だぜい」

    ステファニー「サポート?」

    土御門「にゃー、監視カメラから相手との距離の割り出しや、カミやんがピンチになった時の囮が主になると思うぜい」

    ステファニー「ふーん……まぁ詳しい話は当麻達も居る所でしましょ、明日辺りでどうかしら」

    土御門「ん、了解だにゃー」

    ステファニー「じゃ、私用事あるから」

    土御門「ん、あ、そうそう頼まれた資料持って来たぜい」

    ステファニー「ありがと」

    土御門「こんなデータ何に使うぜよ」

    ステファニー「な・い・しょ」

    土御門「年考えた方がいいにゃー」

    ステファニー「」


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