元スレ上条「はぁ…」 2
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501 = 484 :
――― その頃、病院
麦野「あ、帝子ちゃんだ」
上条「帝子?」
鈴科「ふゥ……疲れたァ……」
垣根「あぁ……だけど悪くねぇ気分だな」
鈴科「あァ」
上条「お、終わったのか!?」
木山「あぁ、無事作業は終わったよ、後は……君が風斬君に触って何も無ければ成功だね」
上条「……」
木山「ほら、風斬君も来なさい」
風斬「……はい」
麦野「おー、何かはっきりしたわね、前までちょっと薄い気がしたけど」
上条「だな」
風斬「あ、ありがとう……ございます……」
上条「……」
風斬「……」
木山「……」
垣根「……」
鈴科「……」
麦野「……」
502 = 484 :
垣根(なんだよこの沈黙は!)
鈴科(仕方ないでしょォ! もしかしたら風斬さんがァ消えるかも知れないんだからァ)
垣根(いやいや、学園都市第1位と2位の演算結果はオールグリーン、あとは行くだけって所だっただろ!)
鈴科(分かってるよォ! これはそう言う問題じゃないだろォ? バンジージャンプみたいなもンだよ、怖いものは怖いんだよォ)
垣根(だぁぁぁぁ! 当麻も男ならちょいっと触れば良いじゃねぇか!)
鈴科(当麻もタイミング考えてんだよォ!)
上条「……」
風斬「……」
上条「じゃ、じゃあ……いいか?」
風斬「は、はい……!」
上条「」ソロォーリ
風斬「」
上条「ほ、本当に良いのか?」
風斬「は、はい!」
上条「ほ、本当に」
垣根「だああああああああ! 男は度胸だろぉ!!」ドン
上条「ひでぶっ!?」
風斬「あ、あわわわわわ」
ドン!
木山「説明しよう、ぶつかって態勢を崩した2人はそのまま床に倒れたのであった」
鈴科「ンな解説して無いで……」
上条「いてててて……大丈夫か? 風斬……風斬?」
風斬「は、はい大丈夫です……ひゃんっ!」
上条「ん? どうかしたのか?」
風斬「そ……その……手///」
上条「手?」
風斬「は、はい////」
垣根「うおぉ……ドサクサに紛れて揉んでやがるぜ……」
503 = 484 :
上条「な!? ち、ちが!? 確かに所謂胸と言う所に触れては居るけどその手に力が入っていない以上これは揉むに含まれません!」
冥土帰し「つまり……愛撫と言う事だね?」
麦野垣根鈴科「[ピーーー]!」
冥土帰し「ナースコールはどこにあるのかな?」
麦野「あらぁ、ナースなら2人居るじゃないですかぁ、とびっきりなぁ♪」
冥土帰し「そう言えば回診の時間だったよ? それじゃあ後は任せたからね?」
垣根「ち……逃げやがったか……」
木山「……君はやはり、胸の大きな子が好きなのか?」
上条「ちょ!? ち、ちがうって!?
鈴科「そォなのかァ?」
麦野「まぁ確かに、極A、てか穀倉地帯を思い浮かべるような胸よりはね」チラ
垣根「あるのは産毛だけってか」
麦野「あら、上手いわね」
垣根「褒めるな褒めるな」
鈴科「ほォ、第2位と第4位……喧嘩売ってると見たけど問題無いなァ?」
麦野「あら、事実を言ったまでよ、それとも雪原の方が良かったかしら? 白いし」
鈴科「ッ――」
垣根「んな、下らない事で喧嘩してんなよ」
麦野「あら、棚から胸が落ちてきた貴方には言われたくないけどね」
垣根「んだその儲け物みたいな言い方! つーかさっきまで一蓮托生みたいな空気流れてたのに俺にも飛び火かよ!」
麦野「実際そうでしょ! 苦労もせずに寝て起きたら胸ありました状態でしょ!」
ワイワイガヤガヤ
504 = 484 :
木山「騒がしいな……で? どうなんだい?」
上条「な、何がですか……?」
木山「触った感じとか」
上条「な―――ッ!?」
木山「風斬君はどうかね? 触られてみて」
風斬「え……な、なんかドキドキします///」
木山「ふむ……他には何とも無いんだね?」
風斬「た、多分……///」
木山「ふむ、なら問題無いだろう」
上条「何がですか?」
木山「何がって……君が風斬君を触って何も無かったのだろう? なら、実験は成功と言う事じゃないのかね?」
風斬上条「あ!」
モニュ
風斬「ひゃっ///」
上条「す、すまん、力入っちまった」
垣根「上条! テメェいつまで胸に手置いてるんだよ!」
上条「!? 喧嘩してたんじゃないのかよ!?」
麦野「それに何が力入っちまったよ! どう見てもわざとでしょ!」
上条「いや、わざとじゃ……」
垣根「なら何でまだ手退けて無いんだよ」
上条「い、いや……不可抗力……」
鈴科「そォかァ」
麦野「へぇ……それで触り続けるの……」
垣根「へぇ……」
木山「……へぇ……」
上条「いやいや木山先生合わせなくていいです!!」
505 = 484 :
えーキリの良い所?で書き溜めが終わりました、、と、言う事で風斬さんもやっとこさ人間としての生活を始める事が出来ます
風斬さんを右手で消さないように色々と屁理屈みたいなものをコネて来ましたが、暖かい目で見守って下さい
そんなこんなで一ヶ月ぶりの投下となりました、これからも皆さんよろしくお願いします。
後一ヶ月遅いですが
明けましておめでとうございます
506 :
あけおめ乙
507 :
年明けじゃなくて月明け前乙
508 :
来てたのか!
509 :
よっしゃあ続き来た!!
年明けおめ&投下乙!!
510 :
待ってて良かった
あけおめ!乙!
511 :
あけおめ乙
待ってて良かった
512 :
そういえば>>1は名前付けないの?
513 :
何の名前だよ
酉でいいだろ
何の名前だよ
514 :
まだかぁーい?
515 :
>>513
別に>>512の言った事間違ってないだろ
名前欄に酉を入れるんだから>>513の「お前は低脳ww」とか言って自分を棚に上げてるのか?
516 :
しょうもないことでなんくせつけんなよ
エーユーユーザーはこれだから……
ンジャメナ
517 :
>>516
最後ガンバレよww
518 :
>>516
最後ww
519 :
今更だが、前スレの最初に上条さんが名前列挙する所で、
バードウェイがいないことに気づいた……orz
520 :
全部読んできた。
支援
521 :
ネタ切れか?
522 :
二週間ぐらい来ないだけで…
523 :
>>512
付けた方が良いですか?
半角#に文字列で良いんですよね?
>>519
実はバードウェイを失念していたと言うか何と言うか……
>>521
ネタ切れと言うより投げれる球種もとい登場人物が多すぎて逆に困ると言うか平等が難しいと言うか……・
誰かキャッチャー役としてサイン下さい(チラ
それでは久しぶりに投下していきたいと思います
524 = 523 :
上条「じゃあ、俺は帰ります」
垣根「んだよ、ゆっくりしていけよーほら、せんべいあげるから」
上条「田舎のばーちゃんかよ!? ばーちゃんだろ!!」
垣根「なら、ハイカラな水あめとかどうだ?」
上条「ハイカラなんて死語今どき誰も使わないっての! てかなんだよハイカラな水あめって!」
垣根「んだよ、折角自腹で買い占めて来たのに……」
木山「ちゃっかり領収書切っておいて何を言ってるんだ」
上条「いや、俺もそろそろ帰らないとマズイと言うか」
垣根「ん? 寮なんだろ? 1人暮らしじゃねーのかよ」
上条「……」
垣根「……」
上条「ちょっち用事があるんだよ用事が」
垣根「ふーん、なら仕方ないな」
上条「じゃ、風斬、人間ライフを楽しめよ」
風斬「あ……あの」
上条「ん?」
風斬「今日はありがとうございました」
上条「それは後ろの超能力者さんに言ってくれ、俺はただ知り合いだっただけだしな」
風斬「……うん」
上条「鈴科は帰らないのか?」
鈴科「あァ、つーか家の方向違うしなァ」
上条「あー成る程……じゃ、俺は帰るわ」
525 = 523 :
麦野「行っちゃったけど良いの?」
鈴科「誰に聞いてンの?」
麦野「あんた等2人にだよ」
風斬「え……わ、私は……」
鈴科「あァ、私は別に明日会えるしなァ、それに結構急いでる様子だったし仕方無いだろォ」
麦野「……は? 明日会えるって?」
鈴科「なンでもー」
麦野「そこまで行ったなら教えてもいいじゃない」
垣根「同じ学校なんだろ?」
鈴科「まァそう言う事だね」
木山「ふむ……学校か……、風斬君」
風斬「はい?」
木山「君、明日から学校に行ったらどうだい?」
風斬「え……」
木山「社会勉強として一番大切なのは社会に出る事だよ、学校は社会の縮図だからね」
垣根「確かに、目上に逆らえない、先輩後輩関係とか考えるとそうかもな」
麦野「まぁ私は関係ないけどねー」
垣根「そんな年でもねーしな」
麦野「……言われるとムカツクわね、つーかギリギリセーフよセーフ!」
垣根「事実は事実だろ、戸籍に書いてあるであろう事を言ったまでだ」
麦野「ふん」
鈴科「風斬さン、そういや高校何処なんだァ?」
風斬「え……えっと……」
526 = 523 :
――― 上条宅
フロリス「んー」
キャーリサ「どうしたし」
フロリス「ねぇ」
キャーリサ「ん?」
フロリス「当麻ってどんな子好きなのかな」
禁書「い、いきなりなんだよ!?」
キャーリサ「……そんなの分かってたら苦労しないし」
シェリー「んなの、本人に聞けば良いだろ?」
フロリス「聞けたら苦労しないっての、それとも何? シェリーが聞いてくれるの?」
シェリー「……無理だな」
527 = 523 :
フロリス「と言う事で、第一回 当麻のおかず捜索大作戦~あなたのおかずはなんですか?~の開催を宣言したいです!」
キャーリサ「は? おかず?」
フロリス「そう、おかず」
キャーリサ「おかずって言ったらきんぴらごぼうとかか?」
フロリス「んな訳ないでしょ! てか何その和風チックなチョイス!」
インデックス「きんぴらごぼうよりステーキの方が良いかも!」
フロリス「いや、洋風にすれば良いとかそういう問題じゃないから……」
シェリー「あー、そう言うことね」
フロリス「そう言う事、流石シェリーさん、最年長! 都合の良い事に我が家の風紀委員、火織は天草連中と晩御飯の具材買いに行ったし今がチャンスなのよ!」
シェリー「最年長はキャーリサだろ、まぁ神裂が居る時にやれないか」
フロリス「そうそう、説得すれば話しは別だけどさー説得するのもメンドクサイし」
キャーリサ「な、何の話しだし」
インデックス「おかずのと火織がなんの関係があるか分からないかも」
シェリー「ミサカはどっか行ったまんまだし、私達でやるか」
フロリス「じゃ、まずは当り前だけどベッドの下からね」
インデックス「す、凄いスル―スキルかも」
シェリー「キャーリサはインデックスと遊んでろ」
キャーリサ「な、なんだかこの子供扱い納得いかないし……」
528 = 523 :
ガサゴソ
フロリス「んー怪しいものは無いねー」
シェリー「そうだなー」
フロリス「てか、シェリーこう言うのに興味あったんだ、私てっきり下らねーとか言うのかと思ったけど」
シェリー「……ただ気になっただけだ、っと、なんだ?」
フロリス「どうしたの?」
シェリー「何か箱が出てきたぞ、結構重いな」
フロリス「お、これは所謂秘蔵のお宝って奴!?」
インデックス「それはデパートにある洋菓子店の箱なんだよ! とうまこんな所に隠して1人で食べるつもりなんてずるいかも!」
キャーリサ「インデックスが言うならそうなんだろうな」
シェリー「ふーん、でもこれ結構埃被ってるし食べ物だとしても腐ってるだろ」
インデックス「な、中身だけでも見たいかも……もしかしたらクッキーかもしれないんだよ! なら大丈夫かも知れないんだよ!」
キャーリサ「いや、なんかその理論はおかしい気がするし、そもそもクッキーも消費期限あるし」
インデックス「レンジでチンすれば問題無いんだよ!」
シェリー「中が生物でも食いそうだな……」
フロリス「埃を被ってるって事は最近使われて無いって事だし、大した物は入って無いかもねー」
カポッ
フロリス「どれどれ? 絵の具セットにこれは……、何この黒い箱」
シェリー「あーそれは書写セットとか言う奴だな、前神裂が書き物してる時に似たような物使ってたぞ」
キャーリサ「とどのつまり道具の墓場ってところだし」
フロリス「ふーん……」
インデックス「なにかなこれ?」
529 = 523 :
フロリス「それはメロディオンとソプラノリコーダー……ね!?」
シェリー「ほぉー」
キャーリサ「ふーん……」
フロリス「よいっしょっと」
シェリー「インデックスちょっと貸してみろ、それには芸術を感じずにはいられないほどの魅力を感じる、さぁ、さぁ!」
キャーリサ「丁度リコーダーで国歌を吹きたいと思ってた所だ、さぁインデックス、そのリコーダーを今すぐこちらに貸しなさい」
フロリス「インデックス私に渡すと良い事が起きるよ、具体的に言うと今日のおかずが一品増えるかも」
インデックス「良く分からないけど、はいフロリス! おかず楽しみかも!」
フロリス「えぇ、任せといて」
シェリー「フロリス、二つも要らないだろ?」
キャーリサ「そーだし」
フロリス「まぁまぁ、まずは開けてみましょうか」
カパッ
フロリス「普通のリコーダーね」
シェリー「メロディオンの方はどうなんだ?」
カパッ
フロリス「まぁ普通のメロディオンよね」
シェリー「で、どうするつもりだ?」
キャーリサ「どーするつもりだし」
フロリス「……じゃあメロディオンの方はキャーリサにあげるわよ、国歌でもドナドナでもカノンでも何でも吹いちゃって」
キャーリサ「ま、任せるし」
シェリー「ふーん」ニヤニヤ
フロリス「へー」ニヤニヤ
キャーリサ「う……」
シェリー「ほら、キャーリサの演奏する国歌聞いてみたいなぁ」
フロリス「そうだそうだー」
インデックス「んーおなかがふくれるような曲が良いんだよ!」
キャーリサ「いや、そんな曲しらないし……」
フロリス「良いから早く早くー」ニヤニヤ
キャーリサ「う///」
530 = 523 :
シェリー「ったく、そんな顔赤くするなら無理に張り合わなくてもいいってのに」
フロリス「ねー負けず嫌いな王女様なんだから」
キャーリサ「な、なら先にフロリスがやるし!」
フロリス「いや、何て言うか冷静に考えると恥ずかしいと言うか……良く考えたら淑女としてこの行動はどうなの」
キャーリサ「な!? いきなり手のひらを返したように落ち着いて!!」
シェリー「変態淑女」
キャーリサ「――ッ///」
フロリス「まぁ、この2つの在り処が分かった所で良しとしようよ」
シェリー「だな、意外と五和に教えれば真夜中に漁りだすかも知れ無いし」
フロリス「じゃ、インデックスありがと」
インデックス「うん、どういたしまして! あー今日のおかずが楽しみなんだよ、わたしが選んで良いんだよね!?」
フロリス「……え?」
キャーリサ「あぁ、好きな物選んで良いって言ってたぞ」
フロリス「ええええッ!? いやいや、使って無いもとい未使用で返品なんだからノーカンノーカン!!」
インデックス「うー、おーぼうかも!」
キャーリサ「私が聞いた以上、約束事は絶対だし」ニヤニヤ
フロリス「も、もしかしてキャーリサ様……怒ってます?」
キャーリサ「別にー」ニヤニヤ
フロリス「な、なら何でですか!!」
キャーリサ「何となくだし」
フロリス「うー……不幸だ……」
531 = 523 :
――― とあるカフェテリア
神裂「事情は五和から聞きました」
対馬「はい」
神裂「で、貴方達は何処に滞在するつもりなのですか?」
浦上「え、それは女教皇様と同じ所に……」
五和「あーそれはちょっと無理があるかと……」
オルソラ「あらあら、どうしてでございましょうか?」
神裂「流石に11人も入らないと言うか……8人も入っただけでも奇跡に思えてきました……」
五和「えぇ、寝る時もそれはもう……」
対馬「い、一応聞きますけどその時上条君は?」
五和「え……えっと……い、一緒に///」
浦上「だ、大胆ですね!」
五和「こ、これは訳がありまして」
神裂「上条当麻はインデックスが住みついた後、浴槽で寝ているって話で」
対馬「……とんだ紳士も居たものね」
五和「それで、流石にそれは止めて貰おうと言う事で一緒に寝る事になったんです」
対馬「それで既成事実は出来たんですか?」
神裂「な、何をいきなり言い出すんですか!?///」
五和「そ、そうですよ!///」
対馬「普通に考えて出来る筈無いわね」
532 = 523 :
オルソラ「あら、既成事実が出来たのでございましょうか?」
対馬「もうワンテンポ会話の速度早い方が良いわよ」
オルソラ「そう言えば住居の方はどうするおつもりなのでございましょうか?」
浦上「一進一退の攻防!?」
五和「ま、まぁ進んだとも戻ったとも言える気がしますけど……」
対馬「住居は大丈夫よ、天草式が借りてるマンションの部屋があるから」
浦上「初耳ですよ!?」
対馬「えぇ私もイギリス出る時、建宮から知らされたわ」
神裂「あの人は……それでは一度戻りますか」
533 = 523 :
――― 上条宅
上条「ただい……まー」
五和「あ、お帰りなさい」
上条「なぁ、なんか新しい靴が増えて無いか?」
五和「あ、あはははー」
対馬「おじゃましてます」
浦上「お、おじゃましてましゅ!」
番外個体「なに噛んでるのよー」
浦上「き、緊張して……」
上条「対馬さんと浦上はどうしてこっちに?」
神裂「ま、まぁその話を含めて貴方に相談したい事があるのですが」
フロリス「ほーら、こっち空いてるから座って座ってー」
インデックス「とうま! どんどん人口密度が増えてるけどどう言う事か説明して欲しいかも!」
上条「私にも分かりません事よ!?」
・
・
・
・
・
534 = 523 :
上条「成る程、浦上と対馬さんは実家に帰ったついでに学園都市、もとい神裂と五和の様子を見に来たと」
対馬「はい、そうなんです」
上条「つーか、最近学園都市のセキュリティーが軽くなって来てる気がするんですけど……」
フロリス「いやいや、魔術師にそれを言うのはどうかと思うよ」
上条「そう言えばアックアが来た時もいつの間にか居たしなぁ」
五和「は、ははは」
上条「シェリーも普通に潜入して来てたし」
シェリー「褒めてもなにも出無いぞ」
上条「いや、褒めてる訳じゃないですからね? で、いつ帰るんですか?」
対馬「あー……神裂様が帰る時に一緒に帰ろうかなと思ってます」
上条「神裂達はいつ帰るんだ? 観光に来たって言いつつ観光してるように見えないんだけど」
シェリー「それは……」
上条「成る程、浦上と対馬さんは実家に帰ったついでに学園都市、もとい神裂と五和の様子を見に来たと」
対馬「はい、そうなんです」
上条「つーか、最近学園都市のセキュリティーが軽くなって来てる気がするんですけど……」
フロリス「いやいや、魔術師にそれを言うのはどうかと思うよ」
上条「そう言えばアックアが来た時もいつの間にか居たしなぁ」
五和「は、ははは」
上条「シェリーも普通に潜入して来てたし」
シェリー「褒めてもなにも出無いぞ」
上条「いや、褒めてる訳じゃないですからね? で、いつ帰るんですか?」
対馬「あー……神裂様が帰る時に一緒に帰ろうかなと思ってます」
上条「神裂達はいつ帰るんだ? 観光に来たって言いつつ観光してるように見えないんだけど」
シェリー「それは……」
535 = 523 :
フロリス「えーそれって早く帰れって言いたいのー?」
五和「め、迷惑でしたか?」
上条「ち、違いますよ、なんつーか、俺とインデックスの所為で観光できないって話なら申し訳なくてさ」
キャーリサ「その事なんだけど……実は対馬達が来た訳と関係があるし」
「「「「「!?」」」」」
キャーリサ「今、イギリス清教と言うよりイギリスと学園都市とで問題が起きてるよーだし」
上条「んな!? それは本当なのか!?」
神裂「ま、まぁ嘘では無い気がします」
対馬「嘘では無いわね」
キャーリサ「で、その問題を解決するために私達が来た訳だし」
上条「俺に出来る事は無いのか?」
インデックス「またとうまはそうやって火の中水の中お構いなしに進もうとするんだよ!」
キャーリサ「問題と言っても魔術とか関係無いし、大事にもならないだろうから気にしなくてもいいし」
上条「分かった……でも俺で良ければいつでも力になるからな」
インデックス「だからとうま! そうやって」
ぐぅ~
上条「ん? インデックス、お腹が鳴るまで我慢するなんて珍しいな」
インデックス「」ブチ
上条「ひぃっ!? な、なんだか嫌な予感が!?」
五和「じゃ、じゃあ晩御飯にしましょうか、もう下ごしらえは済んでますし後少しで出来ますよ」
上条「そ、そうだな! じゃあ手伝うよ」
五和「はい、ありがとうございます」
インデックス「とうま! 話しは終わって無いんだよ!」
上条「まぁまぁ、夕ご飯食べ終わった後に聞くからさ」
インデックス「む~、人の気も知らないで……」ブツブツ
536 = 523 :
――― 食事中
神裂「それでは、頂きます」
皆「「「「「いただきまーす」」」」」
インデックス「フロリス! おかず一品貰うんだよ!」
フロリス「げ……覚えてたの……どれがいい? お薦めはホウレンソウのお浸しだけど」
インデックス「じゃあこのとんかつ貰うんだよ」
フロリス「な!? ま、まさか全部貰っていく訳じゃないでしょうね!」
インデックス「そこまで鬼畜じゃ無いんだよ、1切れ残してあげるんだよ」
フロリス「いやいや充分鬼畜だから」
上条「ん? どうしたんだ?」
神裂「なにがあったんですか?」
キャーリサ「まぁ大人の事情があるし」
シェリー「あぁ、やむを得ない事情があるんだ」
フロリス「うぅ……折角楽しみにしてたのに……」
番外個体「まぁそこで容赦なくとんかつを持ってく図太さに驚愕だよ」
フロリス「もっと言ってやってよ」
537 = 523 :
インデックス「神はいつも非常なんだよ! それに代償はいつも誰にでも平等に来るんだよ」
上条「インデックスはそんだけ食って太らないのか?」
番外個体「当麻、良い事教えてあげる」
上条「良い事?」
番外個体「彼女が修道服を着てるのはそのだらしないボディラインを隠せるからなんだよ」
上条「そうなのか」
インデックス「納得して欲しく無いんだよ! それにわたしはナイスバディなんだよ!」
番外個体「なに、それはここに居るメンバー全員の顔を見て言えるの? そんな貧相な体して」
インデックス「ぐぬぬ……」
五和「ま、まぁこれから成長期ですし心配しなくても問題無いですよ!」
インデックス「そうなんだよいつわ! 後3年後にはぼんっきゅっぼんっになってるんだよ」
オルソラ「夢を見るのはタダでございますしね」
インデックス「くぅー! オルソラに言われるとなんだか悔しいんだよ!」
上条「はいはい、ならフロリス、俺のとんかつ食べるか?」
フロリス「え? い、いやいやいいよ、これも自分が悪い気がするし」
上条「遠慮するなって、昨日焼き肉食べて来たし」
インデックス「な!? とうま! 昨日焼き肉行くなんて一言も言って無かったんだよ!」
上条「あ、あれ? そうだっけ? ま、まぁ五和達の手料理食べれたんだから」
フロリス「じゃ、じゃあ1切れだけ貰おうかな」
上条「あぁ、ほら」
538 = 523 :
フロリス「はい」
神裂「箸渡しは行儀が悪いですよ」
上条「あ、そうか」
フロリス「郷に入ったら郷に従えだもんね、じゃ、じゃあさ」
上条「ん?」
フロリス「あーんしてよ///」
上条「良いけど、この箸口付けたけど良いか?」
フロリス「別に気にしないよ///」
上条「そうか? じゃあほら、あーん」
パク
フロリス「///」モグモグ
上条「美味いか?」
フロリス「///」コクコク
上条「まぁ五和が作ったんだけどな」
対馬(い、いつもこんな感じなの?)
五和(は、はい、多分言わないと気付かないと思います)
浦上(きょ、強敵ですね)
キャーリサ(この甘ったるい空気を誰か変えるし!)
神裂(シェリー任せました)
シェリー(仕方無いな)
シェリー「ん? そう言えば対馬さんと浦上ってどこに住むんだ?」
浦上「あ、えっと天草式で借りてるマンションがあるので、そこに滞在すると思います」
シェリー「ふーん」
上条「ってことは、天草式の五和と神裂もそっち行くのか」
五和「え!?」
神裂「そ、それは……」
神裂(シェリー!?)
シェリー(いや、私も初めて聞いたし)
539 = 523 :
番外個体「あーそうなのか」ニヤ
五和「ミサカちゃん!?」
上条「あーそうなると寂しくなるなー」
インデックス「いつわの料理が食べれなくなるのは寂しくなるんだよ」
上条「じゃあインデックスも五和達の所行けば良いんじゃないか?」
インデックス「」
神裂「え、えっと」
上条「そのマンションって何人ぐらい入るんだ?」
対馬「えーっと……」チラッ
神裂+五和「」ジーッ
番外個体「まぁマンションって言ってる時点でこの男子寮の1部屋より大きいのは確かだよね」
上条「って事は全員入るのか?」
皆「!?」
オルソラ「聞いていますと当麻様はここから皆を追い出したいように聞こえるのですけれど気のせいでございましょうか?」
神裂(オルソラナイスです!)
上条「いやいや、そう言う訳じゃ無くて、そもそも男と女が1つ屋根の下で暮らすのが問題じゃないでせうか!?」
浦上「そもそも天草式が隠れ家として使う事を予想して借りている部屋らしいのでそこそこ大きいかと」
上条「つー事は全員か入るのか……家が広くなるな」
神裂(ど、どうするんですか! 作戦が台無しじゃないですか!)
キャーリサ(こんな流れになるとは思ってもなかったし!)
540 = 523 :
インデックス「わたしはとうまの所に残りたいかも!」
上条「……」
インデックス「何で目を逸らすのか聞きたいかも! わたしと暮らすのは飽きたの?」
上条「なんつーか、インデックスの食費を払わなくて済むと思って心が軽くなったてから、いきなりのパンチに体が驚いたと言うか」
インデックス「な!? 人の愛よりお金を取るなんてとうまは人として間違ってるんだよ!」
上条「暴飲の大罪を犯してるシスター殿に言われたくねーよ! つーか愛なんてあるのか!? それにお金で買えないものもあるけどお金じゃないと買え無い物もあるんだよ!」
シェリー「そんな食べるのか?」
上条「……後で家計簿見るか? いきなり食費が上がってるから、グラフで言うとそれは二次関数のように」
五和「今でも上がってるんですか!?」
上条「緩やかに昇ってるな」
キャーリサ「そんな非生産的な掃除機を押し付けてた事に感謝するし、後で今までの彼女の食費を振り込んでおくよー言っておくし」
上条「う……なんだかそこまでして貰うのは悪い気が……」
シェリー「まぁそう言うのは受け取っておくんだ、あって困る事は無いしな」
キャーリサ「そうそう、ローラの口座から引き落としておくから問題ないし」
対馬「話を戻しますけど、皆さんどうするんですか? 一応護衛の為に2人置いておいた方が良いと思うんですけれど」
上条「ご、護衛って」
対馬「念には念を入れた方が良いですから」
541 = 523 :
番外個体「じゃあ、私が残るよ」
フロリス「いやいや私が」
神裂「いえ、ここは私が最も付き合いが長いですし」
インデックス「それなら私の方が長いんだよ!」
五和「え、えっと私が」
シェリー「なら私が残ろうか」
オルソラ「いえ、私が残るのでございます」
キャーリサ「こ、ここは私が残るべきだし」
バーン!!
土御門「話しは聞かせて貰ったにゃー!! ……こう見ると凄い光景だにゃー一部屋に12人が飯を食ってる様子なんてそうそう見れないにゃーあ、テーブル新しくしたんだな」
神裂「土御門!?」
シェリー「話しってお前盗聴でもしてたのかよ」
土御門「テメーらが大声でそんな事話してると嫌でも隣の部屋まで聞こえるぜい!」
542 = 523 :
神裂「で、何の用ですか」
土御門「誰がカミやんの家にお泊りするか、それを解決する良い方法を教えてやろうと思ったのに」
番外個体「で? その方法は?」
土御門「1人1言でアピールする、それを聞いたカミやんが、あ、この人と暮らしてもいいかもと思った2人を決めるにゃー」
シェリー「成る程……」
五和「そ、それなら……」
上条「いやいやそれって選ばれた2人が可哀相じゃねぇか! 俺と暮らすなんてどんな罰ゲームだよ!」
土御門「……誰かアイツを殴ってくれ、俺は手加減出来そうにないぜい」
上条「な、なんで拳を握りしめるんでせうか?」
土御門「じゃあインデックスから一言」
インデックス「先鋒は任せるんだよ!」
上条「え? なに? 決定なの?」
543 = 523 :
インデックス「わたしはとうまと一緒に居たいんだよ」
上条「飯なら五和の方が美味いぞ?」
インデックス「」ブチ
上条「あ、あれ? 犬歯が光った気がするんですけど気のせいですか!?」
シェリー「今までの自分が悪かったと反省しろ」
インデックス「とうまがどんかんすぎるんだよ!」
上条「一緒に居たいからの一言で飯の心配をする上条さんが鈍感とか有り得ないな」
インデックス「シェリー、その手を話すんだよ、女には負けると分かってても噛みつかないといけない時があるんだよ」
シェリー「負けを認めろ負けを」
インデックス「うー……いいもんいいもんいじけるもん」
544 = 523 :
土御門「じゃあ次は番外個体にゃー」
番外個体「え!? まだ何も考えて無いんだけど!? え、えーと私だけ十字教徒じゃ無いから、仲間外れ同士仲良くしたいな―なんて」
上条「なら、後で鈴科……一方通行に話しておくよ、アイツならお前の事なんとかしてくれるし、てか俺の所よりアイツの方が仲良いいだろ」
番外個体「」ブチ
フロリス「敗者はあそこの隅でいじけててねー」
土御門「じゃあ次は五和だぜい」
五和「え、えっと、家事なら任せて下さい!」
上条「しかし五和が居なくなると向こうが困るだろ」
五和「」シュン
土御門「ねーちん! GO!」
神裂「貴方をこの身を掛けて守ります」
上条「いや、俺より自分を大切にして下さい」
神裂「そ、そうですか……」
土御門「シェリー、心の準備はいいかにゃー?」
シェリー「ちょっと待った、何にも考えて無いっての」
上条「え、えっと」
土御門「はい、終了ー敗者の席は隅がお似合いにゃー」
シェリー「ちょっと待て」
土御門「それじゃあフロリス、君に決めた!」
フロリス「えっと……当麻のみそ汁飲みたいな」
上条「ん? 俺のみそ汁より美味いみそ汁なんてそこら辺にゴロゴロしてるぞ?」
フロリス「ジャッジ! この場合は!?」
番外個体「聞くまでも無くアウトに決まってるでしょ」
土御門「はい、次はそこの巨乳シスターオルソラ!」
オルソラ「私で良ければ末長くお願いいたします」
上条「み、三つ指付かれても困ると言うかそう言うのは旦那さんに言って下さい」
オルソラ「あらあら、残念でございますわ」
フロリス「と言う事は……」
545 = 523 :
キャーリサ「って事は消去法で私になるし!?」
上条「いやいや一国の王女と結婚前に一緒に住むなんて恐れ多い事出来ないですよ!?」
上条「てか良く考えたらそもそも女の人と一緒に暮らすこと自体おかしいんだよ!」
土御門「なら男の方が良かったにゃー?」
上条「そうじゃ無くてだな、ほら、それこそ彼女とかそう言う関係ならともかくそう言う関係でも無いのに一緒に暮らすのは倫理的に可笑しく無いでせうか?」
土御門「そんな心配をするって事は、もしかしたら手を出してしまうって事かにゃー?」
上条「はは、出したとしても返り討ちだろ常識的に考えて」
神裂「土御門……どうするつもりですか」
土御門「ハッ!? な、なんで皆こっち見てるぜい?」
インデックス「もとはるが来てなんか話がややこしくなったんだよ」
番外個体「んー最近能力使って無くて溜まってるんだよ☆」
フロリス「そうね、今日は前に標的もいるし……」
土御門「だぁあぁあああ不幸だにゃーーーーー!」
546 = 523 :
はい、と言う事で狭い男子寮に12人も入るなんて物理的に無理だろとか思って書いて見ました
これからどうなるのか……上条の貞操固すぎとか思いつつ、上条風に書いてみました
一週間に一度投下したいんですけどね、中々上手くいかない物です……
と言うのも最初から読み直してみるとなんだか恥ずかしくなって、書き直したいと思う所が多数、
そもそも小萌先生が佐天さん達をファミレスに呼び出す時点でイヤイヤ可笑しいだろ……
いつか書き直したいと思いつつ
今回もこの平坦gdgdSSを読んで下さりありがとうございます、
意見要望アドバイス批判何でも受け付けておりますので、
それでは
547 :
乙乙
インデックスの扱いが素晴らしすぎる
548 :
更新したらageて欲しいなってミサカはミサカは上目遣いでお願いしてみる
549 :
うざくないインさんなんて…
550 :
インデックスの歪みなさが面白い
つーかもっといい解決策あるだろーに土御門乙wwww
みんなの評価 : ★
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