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    元スレ上条「はぁ…」 2

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    151 :

    ここは俺の楽しみなんだ頑張ってくれ

    152 :

    垣根「ほら、乗れ。上条は助手席な」

    上条「いや、帰りたいんですけど……」

    垣根「まだそんな事言ってんのか、映画見るだけの簡単なお仕事だっつーの」

    上条「バイト代は出るのかよ」

    垣根「今度、飯奢ってやるから」

    153 = 152 :

    麦野「あ、途中でコンビニ寄ってよ、飲み物買いたいし」

    垣根「そうだな、全員乗ったか?」

    風斬「はい」

    木山「あぁ……すまないがちょっと私は寝させて貰うよ」

    垣根「おう、映画の途中で寝無いように寝ろ寝ろ」

    麦野「全員乗ったわよ」

    垣根「じゃあ出発するか、上条、シートベルト締めとけよ、逃げるんじゃねーぞ」

    上条「どこのアクション映画だ!」

    垣根「嘘嘘、警備員の検問あるかもしれないしな」

    麦野「……、あんた達仲良いわね、まだ会って2回目でしょ?」

    垣根「一緒に飯食ってふざけ合えればそこでダチだろ? なぁ上条」

    上条「お、おう?」

    垣根「なんだ、その返事は」

    上条「いや……友達って成ってるもんだろ? 改めて確認取られるとビックリすると言うか焦ると言うか」

    垣根「はは、そりゃそうか」

    麦野「ふーん、……上条、私は?」

    上条「へ!? 違いました?」

    麦野「ふーん、そう思ってるならさ、敬語止めてよ、なんか嫌なのよ」

    上条「分かった、ならこれから敬語無しで」

    垣根「」ニヤニヤ

    麦野「何だよ垣根、そのニヤけ面は」

    垣根「別にー、じゃあ出発するぜ」

    154 = 152 :

    ――― 運転中

    上条「そう言えば、垣根さん」

    垣根「あーそう言えば言って無かったな、俺も垣根で良いよ垣根で、帝督でも良いけどな」

    上条「帝督って……男の名前だな……」

    垣根「……、なにお前が切なくなってんだよ……なりたくて女になったんじゃねぇーんだよ、体は女でも心は男なんだよ……チクショウ」

    麦野「今のところは……な」

    垣根「何だよその今のところは……って」

    麦野「さぁ?」

    上条「で、でも、慣れたんじゃないか?」

    垣根「まぁな、女子トイレとかもう普通に入れるぜ」

    上条「あー……無いんだよなぁ……」

    垣根「おい、だからそんな憐みの目向けるんじゃねー、てか何処に目向けてんだ」

    麦野「女になってみてどう?」

    垣根「あー別に不便はしないな……1つを除けば……」

    上条「1つ?」

    155 :

    まさかのゲリラ。だが俺は居る。

    156 = 152 :

    垣根「月1で来るアレだよ」

    上条「まさか……」

    垣根「あぁ……生理だよ……子作りしろってかああああああああああああああああああ誰とだっつーーーーーの!」

    麦野「うるさい! そんな事叫んでんじゃ無いっての! 先生寝てんだよ!」

    垣根「スマン。っとまぁ、月1でアレが来ると思うと腹が立つな……あー思いだしただけでムカついて来た」

    上条「そんなにキツイのか……?」

    垣根「あぁ、まだ1回しか来て無いけどよー……あれはやべぇ……正直舐めてたぜ」

    上条「でも、それこそ能力で何とかなるんじゃないか?」

    垣根「まぁアレだ、これも女の定めだと思って享受する事にしたんだよ」

    麦野「案外楽しんでるのな」

    垣根「まぁ……そうかもな、男時代にやり残した事が少しばかりあるが、女は女で便利だし」

    157 = 152 :

    上条「例えば?」

    垣根「皆が優しい、これに尽きるな」

    上条「あー」

    垣根「道は譲ってくれるし、絡まれないし、飯は奢って貰えるし」

    麦野「何言ってんのよ、いつもうざいで一蹴してるくせに……」

    垣根「俺のプライドが許さないんだよ」

    上条「プライド?」

    麦野「要は女に成りきれてないから恥ずかしいんだよ」

    垣根「へ、良く言うぜ、お前だって死ねで一蹴だろうがよ」

    麦野「私だって相手を選ぶ権利位あんのよ」

    垣根「その相手とやらには愛想尽かされたんだろ?」

    麦野「いいのよ、あいつは幸せになれば。まぁ幸せにしなかったらブッコロシ確定だけど」

    上条「浜面も大変だな……」

    麦野「まぁ昔の私はどうかしてたのよ……どうしてあんな奴……」

    垣根「黒歴史か、てかお前黒歴史の塊だからな、うん」

    麦野「あ?」

    158 = 152 :

    垣根「おっとコンビニ着いたぞ、ほら上条、金やるから買って来てくれ」

    上条「了解」

    風斬「あ、じゃあ私も行きます。荷物持ち切れないと思いますし」

    垣根「止めとけ、時間が時間だし制服じゃ目立つ」

    上条「俺も制服なんだけど」

    垣根「そういやそうだな……ほら麦野行って来いよ」

    麦野「言われなくても行くっつーの、ほら上条行くよ」

    上条「いや……制服……」

    麦野「何か言われたら姉弟って言っとけば何とかなるわよ」

    垣根「よろしくな、沈利姉」

    麦野「止めろ、お前は言うな、溶かすぞ」

    上条「……」

    麦野「お前は言え!」

    159 = 152 :

    テテテテテーテテテテテ~


    麦野「じゃあ、カゴ持って来て、適当に入れてくから」

    上条「さーいえっさー」




    麦野「んー……」

    上条「どうしたんですか?」

    麦野「いやー、これさ……買う人居るの?」

    上条「『ペプシモンブラン』……、何て言うかもう話のタネって言うか、会社自体も一発ネタ位にしか考えて無いって」

    麦野「まぁそうなんだけどねー、そのうち、『ペプシういろう』とか『ペプシずんだ餅』とか言いだしそうじゃない?」

    上条「『ペプシ大豆』位ならありそうな……」

    麦野「『ペプシ薩摩』とか……」

    上条「このモンブランも無い……って言いたいけどなー、学園都市の飲み物と並ぶと普通になる不思議」

    麦野「あぁ、『いちごおでん』とかあったわね」

    上条「それに比べると普通に見える……」

    麦野「まぁ1本買ってみようかしら」

    上条「思う壺と言う表現がこれほど似合う時があっただろうか」

    麦野「うるさい」

    160 = 152 :


    店員「当然。ありがとうございました。」

    上条「買ったなぁ……」

    麦野「まぁね」

    上条「で、レジ打ちの時気付いたんですが……何でせうか? これ」

    麦野「お酒よお酒」

    上条「つまり20代……」

    麦野「今訂正すれば聞かなかった事にしてあげるわ」

    上条「つまり大人の女」

    麦野「そこは10代って言いなさいよ! てか私まだピチピチの10代だからね」

    上条「ピチピチとか言う時点で……嘘です! だから右手を光らせないで!?」

    麦野「ったく……」

    161 = 152 :

    ――― 麦野宅

    上条風斬「おじゃまします」

    木山「お邪魔するよ」

    麦野「勝手に上がって、あ、そこら辺のスリッパ勝手に使っていいから」

    垣根「遠慮しなくていいからな」

    麦野「あんたの家じゃ無いでしょ……別にいいんだけど」

    上条「広……こ、このマンション俺の寮の3倍はあるんじゃないでせうか……?」

    麦野「そう? まぁ1人暮らしにしては広いかもね」

    垣根「今は俺と2人暮らしだけどな」

    上条「あれ? 垣根もここに住んでんのか?」

    垣根「あぁお世話になってるぜ」

    162 = 152 :

    ガチャ

    心理定規「ふぁ~あ……あら、初めて見る顔ね」

    垣根「お、心理定規居たのか……その初めて見る顔にその態度はなんだっての」

    麦野「あんたさ、もうここに住んでるレベルよね……ちゃっかり歯ブラシ増えてたし」

    心理定規「だって、誰かの所為で暗部のお仕事無くなっちゃうし、不景気でおじ様達も忙しいしー暇なんですもん」

    垣根「あー上条、誤解の無いように言っとくと、18禁の事はして無いからな、てか誰かって俺か? 俺なのか?」

    上条「何だよその俺にだけのピンポイントな注意は」

    心理定規「初めまして」

    上条「あ、初めまして」

    垣根「こいつは心理定規、まぁ昔の仕事仲間だ、でこのツンツンが上条当麻、先日ファミレスで出会った、以上」

    心理定規「よろしくね」

    上条「こちらこそよろしくって、風斬達は知りあいなのか?」

    風斬「はい、前に一回」

    木山「そうだな、前に映画を見た時だったかな」

    麦野「それじゃあ早速見ようかしら」

    垣根「あ、誰かそっからコップ人数分取ってくれ、あと菓子盛れる皿も」ガサゴソ

    風斬「あ、じゃあ私が」

    木山「ふむ、私も手伝おう」

    上条「俺は何を……」

    麦野「そうね……」

    垣根「じゃあ、上条は氷取ってくれ」

    上条「はいよ」

    163 = 152 :

    上条「そう言えば何で垣根はここに住んでるんだ?」

    垣根「追い出された」

    心理定規「何胸張って言ってんのよ、デカイから腹立つわ……」

    麦野「あんたも住んでるようなもんじゃない」

    上条「何でまた?」

    麦野「冷蔵庫中に家賃払って無くて追い出されたんだって」

    垣根「まさか1ヶ月未納なだけで追い出されるとは思わなかったけどな」

    上条「いや、未納な時点でアウトだ」

    垣根「良い子の意見は受け付けてません」

    麦野「まぁその分ここは持ち家だし、気にする事は無いんだけどね」

    上条「も、持ち家……1億位するんじゃないか?」

    垣根「あぁ、麦野ってなんかいいとこのお嬢様らしいからな」

    上条「お嬢様!?」

    麦野「何……その反応」ジトー

    上条「え、い、いや」

    心理定規「こんなお嬢様らしく無いお嬢様も珍しいわよ、ねー上条」

    上条「何で同意を求めるんでせうか!?」

    麦野「まぁ自覚してるけど、他人に言われるのは腹立つわね」

    心理定規「あら、気に障ったのならごめんなさい、お・じょ・う・さ・ま」

    麦野「あんたは……」

    風斬「準備できましたー」

    木山「上条君、運ぶの手伝ってくれるかい?」

    上条「あ、はい」

    164 = 152 :

    麦野「心理定規……アンタとは一度話さないといけないみたい」

    心理定規「気のせいじゃないのかしら?」

    垣根「お前ら喧嘩すんなよな」

    心理定規「あら、帝子ちゃんが良い子の意見を言うなんて珍しいわね」

    垣根「帝子って勝手に名付けてんじゃねーよ」

    麦野「あら、良いじゃない帝子」

    心理定規「帝子お嬢ちゃん♪」

    垣根「……、上条ぉおおお、早く戻って来てぇえええ」

    165 = 152 :

    垣根「で、何の映画見るんだ?」

    麦野「えっと『タイタニック』って奴」

    風斬「? タイタニック? (タ……ですか?)」

    麦野「一押しとかでさ、借りてみたのよ」

    垣根「ふーん、いいから見ようぜ」

    心理定規「あら、今日はノリ気なのね」

    垣根「あぁ仲間が居るからな」ガシッ

    麦野「上条になつき過ぎでしょ……」コソコソ

    心理定規「よっぽど、男友達が欲しかったみたいね……」コソコソ

    上条「だから胸が当たるんですけど!?」

    垣根「だから気にすんなつってんだろ、こんなん飾りだ」

    麦野「ほら、見るわよ」

    166 = 152 :

    『ふぅ……』

    上条「……」

    垣根「……」

    木山「ふむ……興味深い内容だな///」

    風斬「え、えぇ///」

    心理定規「///」

    麦野「」

    垣根「これさ……」

    麦野「何……」

    垣根「タじゃ無くてヌじゃね?」

    麦野「今……気づいた」

    垣根「ヌイタニックって……どんなAVだよ!! なんで男のオナニー見せられなきゃいけねえええんだあああああああッ!!」

    麦野「紛らわしいのよ! ヌとタの違いなんて気付かないのよ!!」

    上条「気付こうよ!?」

    垣根「駄目だ、他の無いのか他の!」

    麦野「あ、こ、これも借りて来たわ『ロシアより愛をこめて』何でも最高のB級映画らしいわ、ワゴンにあったから買っちゃった」

    上条「こ、これなら普通じゃないでせうか」

    垣根「だな」

    167 = 152 :

    ――― 映画中

    『俺も、ずっと一緒に居たかった』

    ブルルルル

    上条「ん?」

    垣根「どうかしたか?」

    上条「いや……何かバイクのエンジン音しなかったか?」

    垣根「いや、気のせいだ……」

    カコン

    上条「ポストの音?」

    垣根「でもここってポスト一階だしな」

    麦野「何か雑音入ってるわね……シーンとは別だし」

    風斬「えぇ、そうですね」

    木山「雪原との関係は皆無だな」

    麦野「これがB級の所以?」

    上条「だなー、適当すぎたんだろCGも所々薄れる場所あるし」

    垣根「まぁストーリー自体は面白いから許せるが……大事なシーンだろここ」

    心理定規「今まで悪役だった彼が素直になった所なのに……何考えてるんだか監督は……」

    168 = 152 :

    ――― 映画後

    心理定規「いや、普通にいい話だったわね」

    風斬「少しうるっって来ちゃいました」

    木山「ふむ、最後まで愛が届かないのが何とも言えないがな」

    垣根「これもまたへんなDVDかと思ったが普通だったな、期待してたんだが」

    上条「確かに、麦野ならやってくれると思ったんだけどなぁー」

    麦野「そこの2人は何な訳、私に何望んでるの……。はい、垣根ー感想は?」

    垣根「そこそこ」

    麦野「そこそこって……アンタ何も解って無いわね」

    垣根「何がだよ、こんなんそこそこだろ。てか何でも殺せば良いって問題じゃねぇーんだよ。最後の最後にハッピーエンドが至高だろ、な、上条」

    麦野「あ? 頭メルヘンな奴にはこのエンドの良さが解んないのかね」

    上条「でもこれって所謂バッドエンドに分類されるものでせうか?」

    垣根「だな、最後まで愛こめても届かなかったし。主人公死んだし。まぁ泣くための映画としては良かったんじゃねーか?」

    心理定規「まぁ主人公が偽善者には良くある終わり方ね」

    風斬「そんなものなんでしょうか? あまり見た事無いから解らないですけど……」

    木山「ふむ……」

    上条「ヒロインを庇うためっつっても他に良い方法があると思うんだけどなぁ~、悲しませちゃ本末転倒だよなー」

    垣根「まぁでも、ハッピーエンド1択だな」

    麦野「解って無いわね、あそこで主人公がヒロイン庇う所とか良いんじゃないの」

    垣根「だからさ、それで主人公死んだら意味無いんだっての、最後にヒャッホオオオオオオオオオつって出て来いよ!」

    心理定規「始まったわね……」

    風斬「ですね……」

    169 = 152 :

    上条「日常茶飯事なのか?」

    風斬「前回……て言っても1回目ですけど、親睦会って事でやったんですけど……」

    心理定規「その時もこんな感じで……全く……」

    木山「ふむ……確か前回は……」

    心理定規「『ディアボロモンの逆襲』で」

    上条「まぁ映画のチョイスは置いといて……喧嘩する内容だったか?」

    心理定規「急に垣根が『やっぱソラさぁ……はぁ……』とか言い出して」

    風斬「麦野さんが『アンタの言いたい事も解るけどソラも迷ったんだよ』って話で」

    心理定規「『でもさー……主人公太一じゃん、太一とくっついて欲しかったなぁ……ヤマトもカッコいいんだよ? でもさー……』」

    風斬「『ソラの事も考えてあげなよ!!』でしたっけ?」

    心理定規「そうそう、で……荒れに荒れて……結局」

    木山「『太一とヤマト両方カッコ良く書いた監督が悪い』で決着がついたのだよ……長かった……スズメのさえずりが聞こえた気がしたよ」

    風斬「気のせいじゃないです」

    心理定規「あれこそ、朝まで生討論よね……非生産的な」

    上条「また……なんとも言えねー話で……」

    心理定規「まぁね……私も言いたい事は解るのよ」

    風斬「私はあまり詳しく無いんで良く解らなかったんですけど……」

    木山「私も詳しくは無いのだがな、話を聞く限りではこの結論で良いと思うんだが……と言っても監督に文句言っても仕方ないのだが……」

    上条「丈さんは無視なのね」

    心理定規「彼、なんやかんやで自転車借りた女の子と良い雰囲気だったじゃない」

    170 = 152 :

    垣根「上条!」

    上条「はい!?」

    麦野「あんたは『何が何でもハッピーエンド派』と『それ相応のエンド派』どっち!」

    垣根「何が何でもハッピーだよな!」

    麦野「あくまで映画よ、映画の演出としてだからね」

    上条「えっと……垣根はこの映画だと、最後に主人公には生き残ってて欲しかったんだよな?」

    垣根「そうそう、最後にヒロインの前にヒョロっと現れてヒャッホオオオオオオってな感じで」

    上条「麦野は」

    麦野「沈利姉」

    上条「……、沈利姉はヒロイン庇って死んでエンドと」

    麦野「えぇ、そうね」

    上条「えっと……」

    171 = 152 :

    風斬「あ!」

    心理定規「どうしたのかしら?」

    風斬「ほ、ほら」

    上条「え?」

    『学校遅刻するわよ!!』

    『うわ、やべぇええ寝過ごしたぁああ!!』

    『お兄ちゃん何やってるの? 先に行くよー』

    『ちょっと待ってくれ! 良い夢見過ぎた!』

    『何の夢だったのー?』

    『そうだな……ヒーローになる夢さ』


    『――― 完 ―――』




    上条「これって……」

    垣根「夢落ちかよ!!」

    風斬「つまり……、途中の雑音は……」

    心理定規「現実の音な訳ね」

    上条「夢落ちじゃなかったら普通にいい話だろ!! なんで夢落ちにしたんだよ!」

    麦野「絹旗ぁ……とんでもないB級押しつけやがって」

    垣根「こんなんCでも文句言わねえよ……」

    麦野「まぁこんな事もあろうかともう一本借りて来たんだけどね」







    172 = 152 :

    読んでくださってありがとうございます。
    はい、2週間?ぶりの投下ですね、相変わらずgdgdとしております
    まだまだこの場面は続きますが完全なオナニーですので、読む時は心して下さい。
    では、夜には投下するかと思います。
    これからも超gdgd平坦SSを読んで下されば幸いです。
    それではまた

    173 = 155 :

    乙乙

    ヘタ錬金の生存が確認できてほっとしたwwwwwwwwww

    174 :

    当然。私は生きている、勝手に[ピーーー]な。

    175 :


    十分に面白いから無問題
    次回も期待してる

    176 :


    ウォーゲームの時のフラグっぽいのはなんだったのやら

    177 :

    あれ?ヘタ連勤さん出てきた?

    178 :

    コンビニ店員さんだと

    179 :

    夜とかいつだよ

    180 :

    夜はまだなのか…!

    181 :

    一体何時になるんだ・・・

    182 :

    麦野フラグは立つのか?

    183 :

    せんせー、六巻巻頭のカラーページで上条さんの前の席に座っていた、ヘアバンドの女の子のフラグは……………………ないですよね、ごめんなさい

    184 :

    >>1です
    >>182
    えー未定です、はい
    >>183
    良い事言ってくれました、SSのカラーページにも16巻にもカラーに出てる、あのカチューシャ?の女の子ですよね、気になってましたよ、はい。
    でも名前が解らないと出しにくいんですよね、名前勝手に付けるとオリキャラ風になってしまい、一部の読んでくださってる方に不愉快な気持ちを与えるかも知れませんので未定です、はい、

    185 :

    今日投下きますか?

    186 :

    未定って事は立つか分からないか…

    まぁオリキャラは賛否両論あるし仕方ないか

    187 :

    上条「は!?」

    垣根「Zzz~」

    心理定規「Zzz~」

    風斬「Zzz~」

    木山「Zzz~」


    上条「寝ちまった……」

    麦野「あら? 起きたの」

    上条「ね、寝ちゃってた?」

    麦野「えぇ、途中で皆……まぁあんな退屈な映画寝るなって方が難しいわ」

    上条「済みません」

    麦野「良いわよ別に」

    上条「……、何飲んでるんでせうか?」

    麦野「お酒よお酒」

    上条「お酒……」

    麦野「良かったら乾杯しましょ? 1人で寂しい所だったのよ」

    上条「えーと、何て言いますか、1度もお酒を飲んだ事が無いと言いますか何と言いますか、希望に沿えそうも無いと言いますか」

    麦野「別にお酒じゃ無くてもいいわよ、そこらへんのコーラで……あ、ペプシモンブラン飲んでみる?」

    上条「心から遠慮させて貰います、じゃあ三ツ矢サイダーで」

    麦野「あら、残念、じゃあほら、グラス出して」

    188 = 187 :

    麦野「乾杯」

    上条「乾杯」

    カーン

    コクリ

    麦野「ふぅ……」

    上条「……」ボー

    麦野「何? 何か顔についてる?」

    上条「あ、いや、別に何でも無いけど、ただ……」

    麦野「ただ?」

    上条「今ならお嬢様って言われても否定出来ないかなって」

    麦野「ふーん、……お世辞なら要らないわよ」

    上条「お世辞なんて言えるほど頭良く無いですって」

    麦野「ふふ……そうかもね」

    上条「……」

    麦野「ねぇ……」

    上条「ん?」

    麦野「昔話……、付き合ってくれる?」

    上条「……、俺で良ければ……」

    189 = 187 :

    麦野「……私さ、まぁ自慢じゃ無いけど、そこそこの出のお嬢様だった……のは話したわね」

    上条「」コクリ

    麦野「記憶にあるのは、何不自由無く、欲しいと言った物は買って貰えて、今思うと我が侭だった……そんな幼少期」

    麦野「で、たまたま学園都市に入って、たまたま能力テストの結果が良くて、良い学校入って、気付いたら高校生だったわ」

    麦野「欲しい物は何でも手に入る生活だった、でも1つだけ手に入らないものがあったのよ」

    上条「手に入らないもの?」

    麦野「友達よ」

    上条「友達……」

    麦野「私に近付いて来る奴は幾らでも居たわよ? でもどいつもこいつも会うたびにおべっかばっかり……レベル5に取り入ろうってね」

    麦野「気に入られようと毎日毎日見えない化粧を顔にして私に接して来たわ」

    麦野「そんな毎日が続いて……まぁ知人は居たわよ? でもどこかで、壁一枚、それこそ友達との壁がある感じがしたわ」

    麦野「あぁ、自分は普通とは違うんだなぁってね」

    麦野「でも」

    上条「……」

    麦野「そんな中知り合ったのが、あいつらだった」

    190 = 187 :

    麦野「あいつらは私に対等に接して来た」

    麦野「それは本当に嬉しかったわよ、初めて対等な目線で話してくれたからね」

    麦野「で、初めて良く喋るようになった男が浜面で」

    麦野「あいつは嫌な顔をしながら何だかんだ言ってやってくれる男だった、まぁヘマも多かったけどさ」

    上条「やっぱ……好きだったのか?」

    麦野「さぁ……ね、でも人生で初めて仲良くなった男は浜面なのは間違い無いわね」

    上条「どうしてこんな話を?」

    麦野「さぁ……あのロシアの映画見てたら思いだしてさ」

    上条「……」

    麦野「……」

    上条「……」

    麦野「……」

    上条「麦野?」

    麦野「すぅ……」スヤスヤ

    上条「寝ちゃったか……」

    上条「んーなんか掛ける物無いかな……と」

    垣根「ほら、この毛布掛けてやれ」

    上条「!? ビックリした~起きてたのかよ」

    191 = 187 :

    ――― @マンションの屋上

    ガチャ

    上条「寒ー」

    垣根「やっぱ流石にこの時期になると冷えるな」

    上条「垣根が外で話そうって言いだしたんだろ」

    垣根「まぁそう怒るな、あいつらの睡眠の邪魔にならないしいいだろ、ジャンバーも貸したし」

    上条「このジャンバー暖かくて良いな、垣根は良いのか?」

    垣根「俺は、今のままでも暖かいから問題無い」

    上条「そうか?」

    垣根「おう」

    192 = 187 :

    垣根「いやぁーそれにしても麦野があんな事考えてるとはなぁー」

    上条「まぁ酔った勢いで喋ってたと思うけどな」

    垣根「あいつにも溜まってたもんがあるんだろうし、こういうのも悪く無いだろ、うん」

    上条「起きた時が怖いんですけど、忘れろゴルァァァァァァとか言って襲われそうなんですけど、溶かされそうなんですけど」

    垣根「まぁその時は俺が守ってやるって」

    上条「はは、期待していいんでせうか」

    垣根「おう、学園都市第2位に誓うぜ」

    上条「じゃあ少しは期待してるよ」

    垣根「少しかよ」

    上条「はは」

    垣根「笑う所じゃねぇっての! 折角俺がカッコ良く言ったんだから素直に受け取れよ」

    上条「いやー女の子に守ってやるって言われても素直に喜べないっての」

    垣根「まぁそうだな、俺もその立場だったら素直に喜べねーな」

    193 = 187 :

    垣根「そういや、上条の能力って何なんだ?」

    上条「能力ってかどうか解らないけど、俺の右手はあらゆる異能の力を消せるんだ」

    垣根「へぇー、右手にそんな能力が……だから路地裏で無傷だった訳か」

    上条「ギリギリだったけどな……ってか超能力者3人に巻き込まれたんだから無傷の方が奇跡だろ」

    垣根「いやー悪い悪い、ついテンションが上がっちまってな」

    上条「まぁ生きてるから良いんだけど」

    垣根「そうそう、生きてるだけで幸せだって、これ経験談だから」

    上条「一気に重みが増したな」

    垣根「はは、女になってもいいなら死にかけてみればいいさ」

    上条「遠慮しときます、てか俺も死にかけた事なら何回かあるしな」

    垣根「マジか」

    上条「おう、お星様から落ちてお星様になる感じか?」

    垣根「意味分かんねーよ」

    上条「まぁそうだよな」

    194 = 187 :

    垣根「お星様ねー……お? 今日は良い月だな」

    上条「だよなー、そろそろ満月か?」

    垣根「そろそろだな」

    上条「やっぱり月見るとさ、月見とかしてみたいな」

    垣根「そうだなー……」

    上条「……」

    垣根「……」

    上条「……」

    垣根「じゃあ今度やるか」

    上条「え?」

    垣根「月見だよ月見、次の満月の夜に、この屋上で」

    上条「……、やるか」

    垣根「じゃあ、日時とかメール送るから、つっても次の満月の日だから忘れんなよ」

    上条「分かった」

    垣根「いやー楽しみだ、っと友達も誘っておけよ、こういうのは大人数でやるのが決まりみたいなもんだ」

    上条「友達って言えば麦野とか鈴科とかと知り合いみたいだったけど、どんな知り合いなんだ? 学校が同じとかじゃ無さそうだし」

    垣根「まぁ話すと長くなるんだが……」






    195 = 187 :

    上条「暗部ってそんな事してたのか」

    垣根「おう、心理定規とはそこで知り合ったな」

    上条「また凄い出会い方だな」

    垣根「まぁって事で一方通行と麦野とも暗部繋がりだな」

    垣根「まぁ敵って言えば敵だった気もするけどな、今となっちゃ良い思い出だな」

    上条「そりゃ大変そうだな」

    垣根「大変つっても上からの命令に従うだけのお仕事だったし、それなりの実力はあったしな」

    上条「で、ヘマしたと」

    垣根「ぐ……」

    196 = 187 :

    ――― 少し戻って……

    コソコソ

    心理定規「む、麦野が昔話を……」コソコソ

    風斬「盗み聞きなんて悪いですよ」コソコソ

    心理定規「盗み聞きじゃないわ、耳を傾けたら勝手に耳に入って来てるのよ」

    風斬「それを盗み聞きって言うんですよ」

    心理定規「細かい事は良いの!」


    麦野『それは本当に嬉しかったわよ、初めて対等な目線で話してくれたからね』

    麦野『で、初めて良く喋るようになった男が浜面で』

    麦野『あいつは嫌な顔をしながら何だかんだ言ってやってくれる男だった、まぁヘマも多かったけどさ』

    上条『やっぱ……好きだったのか?」

    麦野『さぁ……ね、でも人生で初めて仲良くなった男は浜面なのは間違い無いわね』

    心理定規「ふーん」ニヤニヤ

    197 = 187 :

    風斬「どうしたんですか?」

    心理定規「嘘じゃ無いみたいね」

    風斬「今のですか?」

    心理定規「そう、まぁ滝壺との事も祝ってるみたいだし」

    風斬「じゃあ……」

    心理定規「大切な友達、仲間の距離だわ」

    風斬「なるほど」

    心理定規「ちなみに貴方と上条当麻との距離は……言わないでおきましょ」

    風斬「な、お、教えて下さいよ!」

    心理定規「チッチッチーな・い・しょ」

    風斬「ケチ……」

    心理定規「まぁ実の所分からないんだけど……その反応を見るに好きなのね」

    風斬「な///」

    心理定規「ふふ、図星ね」

    風斬「こ、この事は内緒にして下さいよ///」

    心理定規「分かってるわよ」

    風斬「はぁ……良かった」

    心理定規「そんな良い人なのかしら……私もなんか気になって来たわ」ボソボソ

    風斬り「え? 今なんて……」

    心理定規「内緒~」

    198 = 187 :

    ――― 戻って屋上

    垣根「」クシュン

    上条「大丈夫か? 冷えて来たし戻るか?」

    垣根「そうだなー……そうだ」ニヤ

    上条「?」

    垣根「」ダキッ

    上条「何してんだ?」

    垣根「いや……暖かいかなーと思ったんだが、やっぱそうでも無いな」

    上条「化学繊維で出来た表面だしな」

    垣根「そういや、抱きつかれてドキってしたか?」

    上条「……、今まで散々やって来たのに今さら感があふれてるんですが」

    垣根「そうか、んー残念だ……」

    上条「何が?」

    垣根「何かさ、俺ってお前に女に見られて無いみたいじゃねーか」

    上条「え?」

    垣根「お前は俺の昔を知らない訳だろ? つまりさ、女に見られないとおかしい訳じゃん」

    垣根「そりゃ男に見られないのもショックなんだけどさ、だからと言って女に見られないのもショックだな……」シュン

    上条「か、垣根はどっちに見てもらいたいんだ?」

    垣根「両方、でも見た目は女だしなぁ……」


    1, 女としてかな

    2, やっぱ男として

    3. 分からねー

    >>205

    199 :

    1を狙おう

    ksk


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