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    元スレ銀時「ひぐらしのなく……ってオイ、これ前も見たんだけど?」

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    352 :

    レナにも何か黒い影が見える

    353 :

    レナぁぁぁぁぁ……

    354 = 335 :

    沙都子「あの…みなさん……」

    梨花「………?」

    沙都子「私…本当にもう帰らないといけませんわ…でないと…お、怒られて……」

    梨花「大丈夫…大丈夫なのです!沙都子は心配しなくていいのですよ…」

    沙都子「みなさん…私のために何かなさってくれているようですが…心配いりませんわ」

    梨花「沙都子……」

    沙都子「わ、私は一人でもやれるんですのよ!一人でも……」

    355 = 335 :

    詩音「ダメよ、沙都子」

    沙都子「し…詩音…さん?」

    詩音「あなたはとても強い子…それは分かってる、でもね?」

    詩音「仲間に頼るって…そんなにいけないこと?」

    沙都子「私は…一人でもやっていけるようにならないと…にーにーに頼らないでも…」

    詩音「違うわ沙都子…悟史君はそんなの望んでない!」

    沙都子「………?」

    詩音「悟史君が願っていたのは…沙都子、あなたがいつも笑顔でいられること」

    詩音「今の沙都子の顔を見たら…悟史君、きっと悲しむと思う」

    356 = 335 :

    銀時「言うようになったじゃねーか、詩音」

    圭一「銀さん!怪我は大丈夫なのか!?」

    レナ「あの…先生、ホントにごめんね?」

    銀時「心配ねーよ、何つーかいい加減に慣れてきたわ」

    詩音「私は…銀さんに気づかされたからね…」

    銀時「……沙都子よ、はっきり言ってテメーはまだまだガキだ」

    銀時「そのくせ…無理して一人で耐えようとしてんじゃねーよ」

    沙都子「でも私は…私は一人で……」

    357 = 335 :

    銀時「……沙都子よォ、周りを見てみな」

    沙都子「………?」

    銀時「圭一にレナ、魅音…詩音…それに梨花……全員、テメーの味方だ」

    沙都子「………」

    銀時「兄貴のために必死になるお前を否定するつもりなんざねーが…忘れんじゃねーぞ」

    銀時「コイツらは全員…テメーを笑わせるために必死になってんだ」

    沙都子「!」

    358 = 335 :

    沙都子「わ、私を…?」

    銀時「バカな野郎共だよ全く…テメー一人のためにヤクザ相手に頭下げたり…」

    銀時「わざわざテメーの叔父を挑発に行ったり…よくもまあそこまでやるな、マジで」

    銀時「…テメーは幸せモンだぜ沙都子、こんな馬鹿共に囲まれてな」

    沙都子「………」

    銀時「助けが欲しけりゃ求めりゃいい…鼻水たらしながら泣いてすがりつきゃいい…」

    銀時「そうすりゃコイツら…お前一人のために軍隊の一つや二つ、平気で潰そうとするぜ」

    沙都子「う…うっ……」

    359 = 335 :

    沙都子「………けて」

    銀時「ん?」

    沙都子「助…けて……」

    梨花「さ、沙都子!今……!」

    沙都子「助けて…私を…助けて!」

    詩音「………」

    銀時「聞いたなテメーら…確かに俺たちは助けを求められた……」

    圭一「ああ…なら話は早い、こっからは手加減なしだ……!」

    魅音「リミッター外していかなきゃね…まあ今までも外してたけど」

    レナ「みんな、必ず…必ず成功させようね!」

    梨花「必ず…沙都子を救いますのです!」

    羽入『あう!僕も協力するのです!』

    梨花(あんたはすることないでしょ)

    羽入『あうあう……』

    銀時「よし…やるぞテメーらァァ!」

    360 :

    今からアーロンを倒しに行くんですねわかります

    361 = 335 :

    三年Z組ー銀八先生!

    銀八「はい、そこそこ盛り上がってる所ですが今日はここまでで…」

    銀八「あとすんませんね、一部の人間にしか分からないようなネタを何度も使って」

    銀八「こっからは自重するんで勘弁してください」

    銀八「あと、ややこしくなるとか言って構えさせたわりにゃまだそうでもないな」

    銀八「冷静に考えてみりゃ単純なのか……まあいいか」

    362 :


    さすがにエフッはやめてくれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

    363 :

    結構わかるwwwwwwwwwwwwwwwwww

    365 :

    ≪ああ!>>364がやられた!≫

    366 = 335 :

    銀八「暑いとかは風鈴の音を聞けば涼しくなるって言うけどぶっちゃけそうでもない」

    再開します

    367 = 335 :

    沙都子「あの…一つだけ聞きたいことがこざいますの」

    銀時「ん?」

    沙都子「私のために何かなさってくださっているようですが…一体どんなことを?」

    銀時「何だ、お前聞いてなかったのか?」

    沙都子「何と言いましょうか…いきなり鬼隠しだの魅音さんのお家に匿えだので…」

    圭一「ああ…かなりバタバタしてたからな」

    銀時「まあ…分かりやすく説明するとだ……」

    369 = 335 :

    ---
    遡ること…>>185

    銀時「鉄平の豚ゴリラを園崎の名前使って脅しを掛ける」

    魅音「脅し……?」

    銀時「いくら野郎が強がってようとさすがに園崎家を相手にしたらビビんだろ?」

    詩音「そりゃあそうですけど…それで一体何を……?」

    銀時「まず魅音か詩音…お前らのどっちかが鉄平に接触して因縁つけるきっかけを作れ」

    銀時「別に鉄平に痴漢されましたーでも精神的被害を受けましたーでも何でも良い」

    銀時「ただ…接触するときは園崎家ってバレねーようにしろよ」

    銀時「つか、この人痴漢ですって女だけが使える一撃必殺の技だよな」

    銀時「あれ食らったらもう社会的に死ぬよね、回避不可の死の呪文ザキだよね」

    魅音「………」

    370 = 335 :

    銀時「で、こっから園崎家の名前を借りてだ…」

    詩音「…その因縁の件で鉄平に脅しを掛けるってことですね?」

    銀時「まーそんな所だな……」

    レナ「でも…それだけじゃ沙都子ちゃんは救えないんじゃ……?」

    圭一「第一…鉄平もそれくらいで園崎本家が動くなんて信じないと思うんですけど」

    銀時「だろうな」

    圭一「だろうなって…」

    銀時「つーわけで、秘密兵器の鬼隠しを使って沙都子を消しとく」

    梨花「鬼隠し……?」

    371 = 335 :

    銀時「この村じゃまだ鬼隠しは園崎家がやらかしてるって信じてる輩も多いんだろ?」

    魅音「うん…ばっちゃならそれぐらいのことはやりかねないって思ってるよね」

    銀時「で…ラッキーなことに今年はまだ鬼隠しなんぞ起こっちゃいねーわけだ」

    大石「んっふっふ…前原さん達が黒幕を捕まえて止めちゃいましたからね」

    銀時「だから…明日登校してきた沙都子をどっかに匿っておく」

    詩音「沙都子が消えたって…鉄平に思わせるんですね?」

    銀時「ファイナルアンサー?」

    詩音「へ?ファ…ファイナルアンサー」

    銀時「…………」

    詩音「………あ、あの…やっぱり止め」

    銀時「正解!」

    詩音「やったぁ!お姉!私やったよ!」

    魅音「………」

    372 = 360 :

    詩音可愛えぇwwwwwwwwww

    373 = 335 :

    魅音「……詩音、落ち着いた?」

    詩音「私…何であんなはしゃいでたんだろ……」

    梨花「………」

    レナ「でも…沙都子ちゃん、明日学校に来るのかな?かな?」

    銀時「そいつァ不確定だけどよ…まあ多分顔くらいは出すんじゃねーか?」

    魅音「ど、どうしてそんな予想を?」

    銀時「お前どんだけ俺がしつこく鉄平の豚ゴリラの家に押し掛けたと思ってんだ?」

    レナ「あっ……!」

    374 = 335 :

    銀時「テメーら連れて行って一回、ドアの外から歌った時で二回、当たり屋で三回…」

    銀時「こんだけやっときゃアイツもうんざりしてんだろ」

    銀時「で…家に押し掛けられてる理由は沙都子にあるってなりゃ……」

    魅音「そうか…銀さんを大人しくさせるために一日くらい登校させようって気になる…!」

    銀時「まー、あの豚ゴリラは頭悪そうだったから単純にそんなこと考えんだろ」

    梨花「……!」

    梨花(あのふざけているように見えた行動の全てが…この時のための……?)

    375 :

    圭一「でもその後…鉄平はどうするんだ?」

    銀時「アレだな、多分殺されることにビビって逃げ出すか…もしくは……」

    大石「国家権力である警察に連絡して守ってもらおうとするか…ですな」

    圭一「そうか…でも警察には北条鉄平をマークしてる大石さんがいるから……」

    大石「んっふっふ…まぁ、市民を守るのが我々の仕事ですからね」

    大石「通報があれば誰であろうと当然警護はさせていただきますが…」

    大石「園崎に狙われる理由を確かめるため…家の中を少ーし調べさせてもらいましょうか」

    銀時「そこで危ねー妙な薬物とかポカリとか千奈美ちゃんとか出てくりゃ万々歳だな」

    圭一「先生、ポカリはヤバい薬じゃありません、あと千奈美ちゃんって誰ですか」

    377 = 375 :

    ---

    銀時「……と、まあそんな感じか」

    沙都子「わ…私一人のためにそこまで……?」

    銀時「お前アレだ、めんどくせーことが全部終わったら後でパフェ奢れよ」

    詩音「フフ…それくらいだったら私が何とかしますよ」

    魅音「何にしても…全部上手くいったら、だね…」

    銀時「………」

    銀時(さーて…こっから野郎がどう動いてくるかだな…)

    378 = 375 :

    ---
    鉄平宅

    鉄平「くそっ…どないなっとるんね!」

    鉄平(さ、沙都子が帰ってこん所を見ると…この次はワシが……)

    鉄平「くっ……」

    prrr prrr

    警官『はい、こちら……』

    鉄平「園崎!園崎が何や企んどるね!」

    警官『は?』

    鉄平「ワシが園崎に狙われとるって言うてるんじゃ!」

    警官『園崎…少々お待ちください、専門の方に繋ぎます』

    鉄平「早よせんね!」

    379 = 375 :

    大石『はいはいどーも、お電話変わりました』

    鉄平「ワシゃ園崎に狙われとる!アイツら鬼隠しとかゆう……」

    大石『鬼隠し…確か今年は起こりませんでしたが……』

    鉄平「それにワシが狙われとるんね!」

    大石『なんと…あなたが?しかし…何故自分が狙われているとお分かりに?』

    鉄平「あ、アイツらの頭首がワシに直接言ったんよ!」

    大石『頭首が直接?ははは、そんな馬鹿な……』
    鉄平「笑い事じゃなかね!早よワシを守らんかい!!」

    380 = 375 :

    大石『ふーむ…あなた、何か園崎に目を付けられるようなことをなさいました?』

    鉄平「……し、知らん」

    大石『そうですか…では、今からお宅にお邪魔してもよろしいでしょうか?』

    鉄平「な、何で家に…」

    大石『いやね、あなたが園崎に狙われてる理由が何なのか調べようと思いまして…』

    鉄平「よ、余計なことはせんでええ!ワシを守って園崎を捕まえりゃええんじゃ!」

    大石『あなた…家の場所も教えないで我々に守れとおっしゃるんですか?』

    鉄平「そうじゃ!おどれ警察じゃろ!」

    大石『………』

    大石(こりゃ相当パニックになってるなぁ…全くやりやすいんだかやりにくいんだが…)

    381 :

    なんというチキン

    382 = 375 :

    ---

    銀時「さーて…俺ァそろそろ行くぜ」

    魅音「!」

    梨花「どこにですか?」

    銀時「アレだよ、今日はジャンプの発売日でな…」

    圭一「こ、こんな時にジャンプって……」

    銀時「ばっかオメー、こんな時だからこそのジャンプだろ」

    詩音「いや…さすがにこの状況でその選択肢はないんじゃ……」

    レナ「そ、そうだよ先生!今は大人しくしてたほうが……」

    銀時「心配ねーよ、すぐに戻ってくっから」

    魅音「……先生」

    銀時「ん?」

    魅音「……気をつけて」

    銀時「……じゃ、ちょっと行ってくるぜ」

    383 = 375 :

    ---
    鉄平宅

    鉄平「警察ならごちゃごちゃ言わんではよワシを守らんかい!」

    大石『いえ…そう言われましてもですね……』

    鉄平「何ね!市民を守るのがおどれらの仕事じゃないんか!」

    大石『ですから…あなたが私らを家に招いてくださればすべて解決なんです』

    大石『そちらの状況も分からないのにどうやって守れとおっしゃるんですか?』

    鉄平「そんなん園崎をまとめて捕まえりゃええんじゃ!」

    大石『………』

    大石(マズいな…まさかここまで取り乱しているとは……)

    大石(図体も態度もデカいくせに肝っ玉だけは小さいんだからなぁ…)

    384 = 375 :

    鉄平「もうええ!お前らには頼まん!」

    大石『お、落ち着いてください!何も家にあげろと言っているわけではないんです!』

    鉄平「黙らんかい!もう腰抜けのお前らなんぞに当てにせん!」

    ガチャ

    ---
    警察署

    大石「お、オイ!もしもし!?くそ…切られた!どっちが腰抜けだ!」

    大石(これで私が鉄平を押さえることは出来ない…これじゃ坂田さんの策が…)

    385 = 375 :

    ---
    prrr prrr

    詩音「はい、もしもし」

    大石『申し訳ない…失敗です…!』

    詩音「し、失敗!?」

    梨花「!」

    圭一「なっ……?」

    レナ「そ、そんな……」

    魅音「………!」

    大石『北条鉄平がまさかあそこまで心が弱いとは…私のミスです!』

    大石『いや!今はそれどころじゃない、とにかく坂田さんに代わってください!』

    詩音「せ、先生は今ちょうど出掛けてて…」

    大石『な、何ですって……!』

    386 = 375 :

    魅音「詩音、電話代わって!」

    詩音「お、お姉?」

    魅音「大石さん!今すぐに北条鉄平の家に向かってください!」

    大石『い、今からですか?しかし交渉は失敗して……』

    魅音「いいから早く!でないと先生が……」

    大石『!…分かりました、すぐに向かいます』

    ガチャ

    387 = 375 :

    魅音「………」

    圭一「お…おい魅音!先生って一体どういうことだ!?」

    梨花「銀時に…何かあるのですか?」

    詩音「ま…まさか先生が外出したのって……?」

    魅音「……沙都子の家、つまりは…」

    圭一「て、鉄平がいるところじゃねえか!?」

    レナ「ど、どうして…」

    魅音「………」

    詩音「話してお姉!何か知ってるんでしょ!?」

    魅音「……前に、気絶してる銀さんをほったらかしにしてた時があったでしょ?」

    魅音「その後でおじさんが家に帰った時に………」

    388 = 375 :

    ---
    >>298から数十分後、魅音宅

    銀時「………」

    魅音「ありゃー…やっぱりまだ気絶してるか……起きてよ銀さん!」

    銀時「……何だよお母さん、今日は日曜日だろ」

    魅音「寝ぼけてないで…明日だよ?沙都子を助け出すのは」

    銀時「つーかそんなこと言うなら何でテメーら気絶した俺を放置してた?」

    魅音「えへへ…つい…」

    銀時「えへへ…じゃねーよォォ!何ちょっと可愛い感じで誤魔化そうとしてんだ!!」

    389 = 375 :

    魅音「でも…大丈夫なのかな……」

    銀時「ん?」

    魅音「もし…鉄平が警察に協力を求めなかったり家に上げるのを断ったりしたら……」

    銀時「………」

    銀時「もし…じゃねーな……あのビビりならやりかねねーよ」

    魅音「そんな…それじゃ大石に鉄平を捕まえてもらうことなんか出来ないんじゃ……」

    銀時「なら…とっ捕まえるきっかけを作りゃいいだろ」

    魅音「え……?」

    390 = 375 :

    銀時「俺ァ仕事柄、色んな輩を見てきてな…人を見る目なら少しはある」

    銀時「あの豚ゴリラみてーな小者は…追ってくる奴を刺して逃げようとか考えかねねェ」

    銀時「人間、追い詰められると何しでかすか分からねーからな……」

    魅音「た、確かに……」

    銀時「かといってテメーんとこの奴らに怪我させるわけにもいかねェ…」

    銀時「なら…俺が行くしかねーだろ」

    魅音「せ、先生が…?」

    銀時「追っ手と勘違いして襲ってきた野郎を俺が組み伏せりゃ問題ねーよ」

    銀時「鉄平のヤツも傷害未遂とかそんなんで捕まるし一石二鳥じゃねーか」

    魅音「そ、そんなの危ないよ!間違えたら怪我ですまないかもしれない!」

    銀時「………」

    391 = 375 :

    銀時「……それでもだ」

    魅音「……?」

    銀時「体張ってでも…俺ァお前らのこと護りてーんだ」

    魅音「ど、どうしてそんなに…私たち、まだ会ってから何日も……」

    銀時「テメーらが俺のことを忘れてようが…俺にとっちゃテメーらは仲間だからな」

    魅音「仲…間………?」

    魅音「…………」

    魅音(そうだ…私、何言ってるんだろ…銀さんはずっと前から銀さんで……)

    魅音(一緒に…命懸けで鬼隠しを止めた…おじさんの大切な……!)

    魅音「そうだよ…銀さんはずっと…おじさんの大切な仲間だったんだ……」

    392 = 381 :

    魅音も記憶戻ってたのか

    393 :

    思い出した!

    394 = 375 :

    眠くなってしまいました…すみません、明日の昼くらいにまた再開します

    395 :

    乙!明日も楽しみにしてるよー

    396 = 381 :

    乙ッッッ

    397 :

    いいとこなのに

    398 :

    続きは、続きはまだなのか~~~~~~~!?!?!?!?!

    399 :

    あと一時間ぐらいか……

    400 :

    日曜の昼って可能性も…


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