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    元スレ銀時「ひぐらしのなく……ってオイ、これ前も見たんだけど?」

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    951 = 922 :

    ---

    レナ「そんな血だらけでよく立ってられるね、見てて痛々しいよ」

    銀時「だったら…ちったぁ加減するくれーの心遣いはねーのかよ……」

    レナ「おあいにく様だったね…そんな気は全然ないよ!」

    梨花「ぎ…銀時!」

    レナ「そろそろ終わりにしようよ先生…もう疲れちゃったでしょ?」

    銀時「……まだ余裕だっつの、タップダンスだろうがバリバリ出来るっつーの」

    梨花(嘘よ…あれだけ血を流して大丈夫なはずがない……圭一…急いで…!)

    952 = 922 :

    圭一「銀さん!見つけた!見つけたぞ!!時限装置は屋根の上だ!」

    レナ「!」

    梨花「け、圭一!!」

    レナ「よく気付いたねよく気付いたね!でもさせるもんかあぁあぁあぁぁ!!」ダッ

    銀時「ま、待てテメー……!」

    梨花「銀時!」

    銀時「くそ…もうロクに足も動かねーとはよ……」

    梨花「こ、こんなに血が…あなた…こんな体で今までレナと戦ってたの……?」

    銀時「……やるしかねーだろ、俺ァ一応…テメーらの教師ってことになってんだからな」

    梨花「馬鹿なのです…銀時は本当に…馬鹿なのですよ……」

    銀時「……とっととアイツら追いかけるぞ」

    953 = 922 :

    ---
    屋上

    圭一「どこだ!時限装置はどこにある!?」

    沙都子「一息に屋上と言っても少し広いですわね…!」

    詩音「急がないと!もうあと何十秒ですよ!?」

    魅音「………あ、あれだよ圭ちゃん!コードが伸びてるあれ!」

    圭一「と、遠いなちくしょう!あと何秒だよ!間に合え…間に合えェェェェ!!」

    詩音「急いで圭ちゃん!!」

    沙都子「圭一さん!もっと早く走って!」

    魅音「圭ちゃん!!」

    圭一「うをああああああああああ!!」

    パシッ!ブンッ!

    954 = 922 :

    圭一(はぁ…はぁ…や、やったか!?)

    魅音「い、今何時!?」

    詩音「午前10時ちょうど!爆発は…なし!!」

    圭一「いよっしゃああああっ!!」

    魅音「やった!圭ちゃん…やったあぁぁ……!」

    沙都子「本当に間一髪でしたわね…寿命が縮まりましたわ!」

    詩音「でも…これでやっと終わったんですね!」

    レナ「終わってないよ、詩ぃちゃん」

    詩音「!」

    955 :

    >圭一(はぁ…はぁ…や、やったか!?)


    フラグ

    956 = 922 :

    詩音「れ、レナさん……!」

    レナ「すごいよ…すごい、みんながここまでやるとは思わなかったよ」

    圭一「何だよレナ…負けを認めるのか?」

    レナ「認める訳ないじゃない、レナは勝つつもりだよ」

    圭一「諦めが悪いな、もうお前に手はないだろ?みんな助かったから俺たちの勝ちだ」

    レナ「確かに他のみんなは助かったよね…でも、レナが言った条件…覚えてる?」

    圭一「……『教室内の人間全員を助ければ勝ち』…だったよな」

    レナ「そう…でもまだ全員助かったわけじゃない、そうだよね?」

    圭一「つまり…何が言いたいんだ?」

    レナ「つまり…圭一君が死ねば私の勝ちって事だよ!!」

    圭一「へへ…なるほど、そういうわけか……」

    957 = 922 :

    圭一「『圭一君』ってことは…標的は俺一人ってわけか?」

    レナ「ううん…でも、どうせなら圭一君を一番最初に殺してあげたいからね……」

    圭一「そりゃ…ずい分ありがたいことだな…」

    魅音「………」

    魅音(マズい…こっちほうがずっと人数は多いけど…誰も武器は持ってない……)

    魅音(一斉に取り囲んだとしても必ず誰かが怪我をする…どうすれば……)

    銀時「……丸腰の相手に得物使ってんじゃねーよ」

    レナ「!」

    958 = 922 :

    圭一「ぎ、銀さん!」

    銀時「前もってテメーに洞爺湖を渡しといたろうが…なんで肝心な時にねーんだ馬鹿」

    圭一「いや…やむにやまれず教室に置いて来なきゃいけなかったんで……」

    銀時「……使え」ポイッ

    圭一「け…けどこれを俺に渡したら銀さんが丸腰に……」

    銀時「お前、こんだけ血が出てる人間にチャンバラやらす気か?」

    銀時「いくらドSの銀さんでもさすがにそこまではやらせないけどね」

    圭一「い、いや…そういうつもりで言ったんじゃ……」

    銀時「…めんどくせーが、ここまで来りゃ俺もとことん付き合ってやらァ」

    圭一「………」

    銀時「俺の魂…テメーに預けたぜ」

    圭一「……ありがとな銀さん、一番最後を俺に任せてくれて」

    レナ「………っ!」ガリガリガリ

    961 = 922 :

    レナ「……任せてくれてありがとう?何それ…何言ってるのかぜんぜん分からないよ」

    圭一「………?」

    レナ「レナは頼らなかった…みんなが幸せそうだったから邪魔をしないようにした!」

    レナ「だからレナは…沙都子ちゃんのことが終わってからもずっと一人で耐えてた…」

    レナ「なのに…どうして…どうして任せてくれてありがとうなんて圭一君は言うの!?」

    圭一「うおっと!」

    キィン

    レナ「そんなこと言ったら…レナが一人きりで耐えてた時間は何だったの!?」

    レナ「みんなのことを考えて…頼りたい気持ちを必死に抑えてたあの時間が…」

    レナ「全部…全部無駄にやなっちゃうじゃない!」

    圭一「…………」

    962 = 922 :

    圭一「レナ…お前は強い奴だよ、自分を省みずに仲間を思いやれる…本当に強い奴だ」

    圭一「けどな…お前が思っているより…仲間ってのは遠い存在じゃない」

    レナ「………?」

    圭一「頼りたければいつでも頼る事が出来る…俺たちはそういう仲だろ?」

    圭一「俺たちは…ずっとそうやってきたじゃないかよ!梨花ちゃんを助けたときから!」

    圭一「命を狙われているっていう梨花ちゃんの話を信じて…戦ったじゃないかよ!」

    圭一「銀さんと一緒に…何年も続いてた鬼隠しも止めたじゃないかよ!!」

    レナ「な…何を言ってるのか分からないよ…沙都子ちゃんじゃなくて…梨花ちゃんを…?」

    963 = 922 :

    圭一「そうだレナ!俺たちは!仲間を守るために全力で戦ったんだ!」

    圭一「それも並の戦いじゃない!下手をしたら命を落とす…危険な戦いだった!」

    圭一「みんながみんな銃を持っているような奴らを相手に…俺たちは喧嘩を売ったんだ!」

    圭一「そして俺たちは勝った!誰一人傷つかず…誰一人も死なせないで勝ったんだ!」

    圭一「そうだろレナ!!お前は確かに!確かにその時から……」

    圭一「俺たちの大切な…最高の仲間だったはずだ!!」

    レナ「………!」

    964 :

    圭一「だから、お前が友達に頼らないのが正しいことだと思ってるなら!」

    965 = 913 :

    圭一「その幻想を……」

    966 :

    圭一「ぶち壊す!!」

    967 :

    おいwwwwwwwwwwwwwwww

    968 :

    >>964-966
    お前らwwwwwwwwwwww

    969 = 922 :

    レナ「でも…あの時はレナの力じゃない……銀さんとみんなが…………?」

    レナ(銀さんが…鬼隠しの時に?ううん…そんなわけ……)

    銀時『…やるぞ、テメーらァ!』

    レナ(でも…覚えてる……あの時…確かに銀さんはいた……!)

    銀時『テメーらも…俺の仲間になってくれたじゃねーか』

    レナ(そうだ…そうだよ…圭一君も魅ぃちゃんも詩ぃちゃんも……)

    レナ(梨花ちゃんや沙都子ちゃん…それに…銀さんも……)

    レナ(あの時…みんなで一緒に戦った…レナの何よりも大切な思い出が…)

    レナ「レナを…今まで支えていてくれていたんだよ……!」

    971 :

    >>1
    勝手な事して悪いけど次スレ立てた、
    坂田銀時の異世界探訪http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4gep/1281106233/l20
    毎回1スレきっちりで終わらせる姿勢は凄いと思うし毎回本当に楽しませて貰ってます、
    だから最後まで完走して欲しいのとオマケに力入れてくれてるならそれも俺は読みたい。
    スレタイは敢えてバシルーラ先のタイトル付けなかったからもし次作あるならまんま使ってやって下さい。

    972 :

    >>971
    死 ねばいいのに

    973 = 922 :

    圭一「……何か、思い出したか?」

    レナ「……………」

    レナ「……どうして…こんなことになっちゃったんだろ……どうして…」

    レナ「どうしてこんなに大好きなみんなのことを…信じられなかったんだろう……」

    レナ「どうしてみんなに酷いことを言ったり…傷つけたりしようとしてたんだろう…」

    レナ「どうしてレナは…圭一君や銀さんたちに鉈なんか向けてるんだろう……」

    レナ「どうしてレナは…レナは……!」

    魅音「……………」

    974 = 932 :

    >>971
    スレの速度的に投下終わってスレ立て報告も余裕だろ…

    976 :

    >>971
    [ピーーー]

    977 :

    >>971
    何故もうすぐ終わると思えないのか

    978 :

    >>971
    最近こういう奴居すぎて逆に変な笑いが漏れてきたわ

    979 :

    >>973
    戦わずにレナが……!

    980 :

    最大の山場が台無しすぎてワロタ

    981 :

    魅音「もう一度…あの頃に戻ろう……今度は…きっと大丈夫だから……!」

    レナ「魅ぃちゃん……」

    魅音「私たちはいつもそばにいる…いつもそばで笑っているから…」

    魅音「レナも…一緒に笑っていてよ……!」

    レナ「魅ぃちゃん…魅ぃちゃん!」

    沙都子「レナさん…魅音さん…」グスッ

    詩音「お姉も…たまには良いこと言うんですね………」

    梨花「………」

    銀時「……ようやく、なげー冗談が終わったみてーだな」

    圭一「ああ…本当に…長かったですね……」

    銀時「アレだな、15000回くれー繰り返した夏休みくらい長かった」

    圭一「いやその例えはよく分からないです」

    982 = 981 :

    ---

    銀時「つーわけでだ警部殿、これ別に事件とかじゃなかったんで……」

    大石「いやだからね…、ガソリン撒いて立てこもりは流石に見逃せないですよ」

    銀時「いやあれガソリンじゃなかったんで、ただのポカリだったんで」

    大石「……雨どいのガソリンは?」

    銀時「あれは…うん、多分何やかんやで溜まってたんじゃね?事故っすね、事故」

    大石「…あんた刺されてるじゃないですか」

    銀時「これはそのー…何?鷹の目のミホークとやり合って出来た名誉の傷みてーな?」

    大石「……………」

    大石「いやー…ハッハッハ、そこまで堂々と言われちゃね…」

    大石「何とか…私の方でも手を回してみます、上手くすれば注意だけですむでしょう」

    銀時「……ワリーな、面倒かけて」

    大石「いえいえ…んっふっふ、もっと早くあなたのような教師に出会いたかったですねぇ」

    983 :

    >鷹の目のミホークとやり合って出来た名誉の傷みてーな?
    心臓の辺りをグサッとやられたのか

    984 = 981 :

    ---

    銀時「……つーわけで、ガソリン撒いちまったことはどうにもならねーらしい」

    銀時「だからアレ…ガソリンって分かんねーでいたずらしたってことになったから」

    銀時「多分偉そうな営林署の小西っておっさんから雷喰らうだろうから覚悟しとけ」

    圭一「……そ、それだけ?」

    魅音「もうちょっと…あの…重い何かがあるかと思ってたんだけど」

    銀時「いや…実際アレだろ、コイツがしたのってそれくらいじゃね?」

    レナ「で…でもレナ…銀さんのこと……」

    銀時「だからこれはちげーっての、ちょっとイトーヨーカドーのドアに挟まった」

    レナ「いや…でも……」

    銀時「いーんだよ、怪我した奴がそう言ってんだからそういうことで」

    985 = 981 :

    圭一「……本当にありがとうな、銀さん!」

    魅音「うん…銀さんがいてくれて…本当に良かった!」

    詩音「また…助けられちゃいましたね…銀さん!」

    沙都子「もう一度お礼を言わせてくださいな…助けてくださって…ありがとうございました」

    レナ「何度謝っても足りない…何度感謝しても足りないけど…一つだけ…」

    レナ「銀さんに会えて…本当に良かった!」

    梨花「…ありがとう銀時、また…あなたに救われたわ」

    銀時「…………」

    銀時「……最後の最後に泣かせる言葉をありがとよ」

    986 = 981 :

    魅音「最後って…ま、まさか……!」

    圭一「ま、前と同じみたいに…き、消えて……!」

    銀時「どうやら…また俺ァここでお役御免らしいな……嫌になるなオイ」

    詩音「待って!待ってくださいよ銀さん!もう少し何とか……」

    銀時「無茶言うな馬鹿、俺にもどうしようもねーんだからよ…」

    沙都子「そ…そんな……!」

    レナ「嫌だ…嫌だよ!やっと思い出したのに!銀さんのことを思い出せたのに!」

    レナ「こんなすぐに…別れちゃうなんて……」

    梨花『は、羽入!何とかならないの!?前みたいにこのまま別れるなんて…』

    羽入『……僕にも、どうにもならないことなのですよ』

    987 = 981 :

    銀時「仕方ねーな…よーしテメーらァ!出席を取る…っていきてーが……」

    銀時「今回…出席はもう取る必要もねーな……」

    圭一「そ、そんなこと言うなよ銀さん!」

    銀時「………おめっとさん」

    魅音「え……?」

    銀時「卒業…おめっとさんよ」

    詩音「そ、卒業!?」

    銀時「テメーらはもう十分一人前よ…本当に大切なモンにも気付けたみてーだしな」

    銀時「だから…今回は主席じゃねぇ…卒業祝いってわけだ」

    レナ「卒…業……」

    銀時「俺もテメーらみてーな奴らと過ごせて…そこそこ良い夢見れたしな」

    銀時「ま、もう少しこっちにいんのも悪かねーが…そうもいかねェ」

    銀時「テメーらは…テメーらの『国』で生きろ」

    梨花「銀時……!」

    988 :

    >>981
    まんまyouの歌詞じゃ…

    989 = 981 :

    沙都子「でも…私はまだ銀時先生にお話してないこともたくさんございますのよ?」

    沙都子「それなのに…また…こんな……」

    銀時「……心配すんな、もう会えないわけじゃねーよ」

    梨花「えっ……?」

    銀時「二回来てんだからな…三回目だってあってもおかしかねーだろ?」

    銀時「だから…次はテメーら、忘れて面倒くせーことにするんじゃねーぞ」

    圭一「………」

    銀時「俺もテメーらといた時間は…きっちり魂に刻み込んでおくからよ」

    一同「………!」ダッ

    銀時「…一斉に飛びついてくんな馬鹿、どんな反応すりゃいいのか分からねーだろ」

    990 = 981 :

    魅音「忘れない…絶対銀さんのこと…忘れないから!」

    詩音「今度は…みんなでもっと楽しいことして過ごしましょう!」

    沙都子「せ、先生……」グスッ

    圭一「先生…約束だ!必ずまた…来てくれよ!」

    レナ「約束だからね…先生」

    梨花「……私は信じるわ、あなたがもう一度この世界に訪れることを」

    梨花「だから別れの言葉は言わないわ……また…会いましょう」

    銀時「……ああ、また…いつか必ずな」

    ---

    991 = 981 :

    ---

    銀時「………」

    新八「……またですか銀さん、まさかトイレの前で寝るのがマイブームなんですか?」

    銀時「……んなわけあるか馬鹿、つーかむしろお前のせいだからね?」

    新八「いや何で僕!?」

    銀時「そうだろ、物価の上昇もマンガ業界の衰退も基本的に全部お前のせいじゃね?」

    新八「いやあんたどこまで僕を悪者にすりゃ気がすむんですかァァァ!?」

    992 = 981 :

    ---

    レナ「…………」

    『今一度…あなたに問います、竜宮レナ』

    レナ「!」

    『あなたにとって…仲間とは何ですか?』

    レナ「…………」

    レナ「……何にも替えられない…レナの大切な居場所かな!」

    圭一「ん?どうしたレナ、独り言か?」

    レナ「ううん…何でもない!」

    993 = 981 :

    圭一「あ…見てみろよ…あの空……」

    レナ「雲が太陽に照らされて…銀色に見えるね…」

    魅音「あはは!まるで…誰かさんの髪の色みたいだね……」

    詩音「……あっという間に行っちゃいましたよね…この前も…今回も」

    沙都子「…………」グスッ

    梨花「泣いちゃだめなのですよ、沙都子……」

    沙都子「り、梨花こそ泣いていましてよ!鏡をご覧になってはいかがですの!」

    梨花「みぃー!な、泣いてなんかいないのです!雨に濡れただけなのですよ!」

    羽入『…………』

    一同「あははははは!」

    羽入(侍…坂田銀時、あなたは『護』り抜いた…この子達を…この村の未来を)

    羽入(生きる世界は違えど…あなたの魂は永久にこの子達の中に……)

    羽入(この地の神として…この子達の友として…礼を言います)

    羽入(…ありがとう)


    ---銀色の空、果てない
    ---降り続く熱のように
    ---短い季節、駆けてく
    ---僕らを濡らして

    ED…『銀色の空』
    fin

    995 :

    乙!
    途中で変なのがなければまだ余裕があったのに・・・

    996 :

    乙でした!いい終わり方ダナー

    997 = 983 :

    乙!
    よし言えた!

    998 :



    残りやべぇwww

    999 :

    乙乙

    1000 :

    うわあああああああん!!!!
    乙です!!
    次回作に期待大


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