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元スレ佐天「時を止める能力……」
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右手は分かったがそれ以外は発動出来無くなってるの?時を遅くしたり止めたり。
>>403
バリバリ発動できるようです、というか副産物みたいな感じです。
バリバリ発動できるようです、というか副産物みたいな感じです。
──九月十八日の放課後のファミレス
佐天「さてさて、今年も大覇星祭の季節がやってたわよ初春!」
初春「大覇星祭ですか……私には憂鬱な季節です……」
佐天「それでも学園都市の生徒かぁぁ!出るからには頑張るのだ!」
初春「えぇ~何いきなり熱血キャラになってるんですか……」
佐天「去年までは憂鬱だったが今年は違ぁう!!」ビシッ
白井「まぁまぁ、初春の言う通りですわ……第一イメージアップだか知りませんが……はぁ……」
御坂「まぁー黒子は怪我してるから競技に参加できないし憂鬱だろうねぇ」
御坂「私もだるいわー、学校を上げてだからだし……」
佐天「あー、常盤台中学ってだけで相手チームに同情しちゃいますねぇ」
初春「お嬢様学校ですからね!何せホワイトハウスも攻略できますから!」
白井「誰が言い出したんでしょうね、そのホワイトハウスを攻略だなんて……こっちは迷惑ですわ」
御坂「まー何にせよ事実だからじゃないかしらね?机上の空論だろうけど」
白井「はぁー……それにしたって大覇星祭──憂鬱ですわ……」
佐天「随分と憂鬱そうにしていますけれど白井さんは大覇星祭楽しみじゃないんですか?」
白井「楽しむも何も去年は風紀委員の仕事も兼ねてましたので目が回る忙しさでしたわ」
白井「祭り、となるとはしゃぎたい一般人が学園都市の生徒、能力者に喧嘩を売ったり──くだらない事をしでかすものですわ」
佐天「へぇ~そうなんですか……、でも白井さん怪我してるから大覇星祭中は仕事無いんじゃないんですか?」
初春「白井さんには支部の方で色々裏方を『沢山』やってもらうので大丈夫ですよ」ニコニコ
白井「…………憂鬱ですわ……」
初春「さ、白井さんティータイムは終わりです、支部に向かいましょう」
白井「………憂鬱ですわ」ハァ…
佐天「でも何にせよ今年はやるぞー!!」
御坂「私は明日から競技あるのよねー」
佐天「えっとー常盤台中学は明日に『玉入れ』ですか」
佐天「何の競技にしろ相手チームに同情しちゃいますねーアハハ……」
御坂「みんな多少手加減する筈だし、怪我人を出したら罰則だからなぁー」
佐天「そういった意味では御坂さんはやりにくそうですね」
御坂「そうねぇーまぁ私が出る幕でもなさそうだし、楽っちゃ楽よ」
御坂「……で、佐天さんはあの能力──どうなの?」
ドォ────z____ン!!
佐天「と、ささっと佐天は御坂さんの隣に回りこみまーす……なんてね」
御坂「!?……ほんっとよく分からない能力ね、それ」
佐天「それに最近またヘンテコな能力に目覚めましたし」
御坂「??佐天さんの能力は多少分かったけど、能力がまた発現って……?」
佐天「そうですねー、例えば左手にあるこの中身の入ったコーヒーカップを──右手へ向けて逆さに!」
コーヒカップから零れた珈琲は佐天涙子の右手に触れた瞬間に──
まるで凍った滝のようにビタリ、と静止した。
御坂「!?……嘘……何これ、念動力か何か……?」
佐天「正確に言うなら静止させた状態ですね、まぁ右手に触れるもの限定なんですけど」
御坂「はぁー、原理も何も分からない能力ねぇ……、新しい能力って、実現不可能とされる多重能力じゃないのかしら」
佐天「あーっと多分違うと思います、御坂さんの電撃を強くしたり弱くしたりのように能力の強弱を付けてる感じかと」
佐天「それにこの右手の力は気付いてないだけで前からあったっぽいですし」
御坂「前からあった?それってどういうことかしら」
佐天「多分あたしの能力ってこの右手からの副産物みたいなものっぽいです」
佐天「ON/OFFの切り替えって感じですかねぇー」
御坂「???よくわからないわねぇーやっぱ」
佐天「あはは……自分でもよくわかりませんし……」
御坂「今度の身体測定で詳しく調べてみたほうがいいわねーっと」
御坂「そろそろ門限だから私は帰るわねー、お互い大覇星祭楽しみましょ!」
佐天「そうですね!楽しい大覇星祭になる事を願いますーさよならー!」
──────────
佐天「ふんふふーん」
佐天「……(右手の能力に気付いてから約一週間かぁー自分なりの解答はみつけたけど…)」
佐天「(多分時を止めるのも、遅くするのもこの右手の力、よね……)」
佐天「(右手で空間に触って『空間を静止させた』多分これが正解……)」
佐天「ま、細かいことはいいか……おっといけない遅くなっちゃう!!」ダッ
佐天「こういう時こそ時間を遅くするのが便利よ、ねッ!!」
時間を遅くしている所為で超高速に見える彼女を覗く滞空回線があった。
70ナノメートルのシリコンの塊は学園都市に5000万機ほど散布されているが
この滞空回線はとある人物のとある専用機だった。
アレイスター「ふむ、彼女専用の滞空回線の出来は良い、苦労して作った甲斐があったものだ」
アレイスター「明日は大覇星祭、彼女が全てを静止できるのならば見せてもらおうかな」
アレイスター「本来は上条当麻の成長に使う予定だったが、両方の成長に変更だ」
アレイスター「上条当麻は問題ないとして、佐天涙子は果たしてどうだろうか」
アレイスター「『魔術』を止めることは果たして出来るかな──クク、結果は分かっているがな」
アレイスター「佐天涙子、お前は上条当麻のように幻想を殺す──幻想を止めることはできるかな」
アレイスターさん独り言パネェ……。
とりあえず今日はこの辺で区切ります、次回から大覇星祭辺始まります多分。
科学と魔術が交差するとき、佐天涙子の物語が始まる──!
~ボツネタ~
>>386付近に入れようと思ったけど辞めたヤツです
佐天「翼……?天……使?」
垣根「あぁ、お嬢さんの告死天使だ──死にな」
とりあえず今日はこの辺で区切ります、次回から大覇星祭辺始まります多分。
科学と魔術が交差するとき、佐天涙子の物語が始まる──!
~ボツネタ~
>>386付近に入れようと思ったけど辞めたヤツです
佐天「翼……?天……使?」
垣根「あぁ、お嬢さんの告死天使だ──死にな」
>>400
瞳のカトブレパス(だっけ?)の主人公の目を思い出した
瞳のカトブレパス(だっけ?)の主人公の目を思い出した
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第 二 章 魔 術 の 世 界 E m e r g e n c y C a l l
──────────────────────────────────
──血溜まりに一人の女学生が倒れている
佐天「オリアナ=トムソン、聞こえてますか?
あたしは貴女に一つだけ質問したいことがあります……
『どうしてあの人を傷つけたのですか?』
貴女が傷つけたあの人はこんなにも苦しんでいます
正直、正直貴女にはがっかりです──関係のない人を巻き込むなんて
ねぇ?聞こえてます?見えていますか?あそこに倒れている女の人が
オリアナ=トムソン、貴女はどうして傷つけたんです?
人の命で遊ぶなんて──絶対に許さないッ!!
貴女は直接あたしが止めます……その魔術ごと──その幻想を止めてやるッ!!」
──遡る事十数時間前──
佐天「昨日あれほどやる気に満ち溢れていたのに……」
初春「私はやる気はさほどありませんが、佐天さんの言うことは分かります……」
佐天「どうして校長先生の話は長いのよ!!それに12人も話すなんて聞いてない!!」
初春「静かにしてください佐天さん、暑さと話の長さで今にも倒れそうです」
佐天「しゅーん……辛いよぅ……」
校長L「──で、あるからにして学園都市の生徒という誇りを持ってこの大覇星祭を楽しんでもらいたい次第であります。
そして、生徒の皆さんは十分にいや、十二分に実力を発揮していただきたいッ!!
静かに、目立たず──こういった学生は皆さんの中には居ないことを信じています、外の方からも沢山の方が来られています。
皆さんの親御さんも我が子が心配で来られていることでしょう。その親御さんに『自分は元気だよっ!元気にやっているよっ!』
こういうアピールをしていただきたいッ!!本来学生の本業は勉強ですが、この学園都市に至っては違うと言わざるを得ないでしょう。
なぜなら能力があるからです。能力を使用、または観測することも勉強なのです!学生さんには向上心を持って
この大覇星祭を楽しんでもらいたい。
そして怪我には気をつけて貰いたい、しかし心配はしなくてもよろしいっ!
では我が学園都市が誇る設備の数々の紹介に移りましょう!!
まずは擦り傷等をしてしまった生徒に対して処置されるであろうこのトウモロコシの繊維を使った絆創膏です!
これはトウモロコシの繊維が傷口と同化し、やがて傷跡もろともなくなってしまうという優れものです
傷を負ったのならばすぐに試用していただきたい。
次にこれは少々厄介ですが、骨折等をした生徒が居た場合はこの酸素カプセルです。
これは外にある既存の酸素カプセルと違い単純骨折程度なら1週間以内で完治できるという既存の酸素カプセルの常識を覆す──
( 中 略 )
──最後になりますが、生徒の皆さんには不屈の魂をもって頑張ってもらいたい次第であります。
単純そうに見えて実は凄い効果を持つのですよ、この頑張る!という気持ちは!!
勉強もしかり、恋愛もしかり──能力もしかりなのです。
そうこの大覇星祭はその頑張る気持ちで生徒さんたちの能力向上を目的としています。
なぜならばここは学園都市であり、生徒の多くは可能性を秘めているのです!私の知り合いの先生は言いました
「頑張る気持ちこそが能力向上への近道」と
これは学園都市の論文にも記載されている立派な、非常に立派な理論なのです。自分です!自分が自分を成長させるのです!
その先生はこうも論文で仰っていました「人間はちっぽけな存在だが、可能性はとても大きい」と!
これを読んだ私の衝撃と言ったら筆舌に尽くしがたいでしょう!
その論文を読んだその日は同僚20人ほどと朝まで飲み屋で語り明かしたものです、非常にすばらしい!
私達大人は可能性を潰すのではなく、咲かせることが宿命なのです。これは大変難しく、そして大変有意義な宿命です!
だからこの学園都市は大覇星祭を開催するのです!!
そう!生徒達皆さんは可能性という種なのです!!その種はいずれ花を咲かすのでしょう!!
その役に立てるのなら私達先生一同は何でも協力しましょう!!
常日頃から思っていたのですが生徒達にはもっと先生を頼るという事をしたまえっ!!先生はそのために居るのだから!!
使い潰す、利用しつくす気持ちで頼ってやれッ!!おっとまだまだ喋り足りないが時間のほうが無いな。
学生の時間を無駄にするつもりは無い、私の話はこれにて終わらせていただこう!ではここに宣言する!
──大覇星祭の開催を!!」
佐天「(さすがにうぜぇ……)」
初春「(あの爺……いつか[ピーーー]……)」
佐天「……うぇ……もうこんな時間かぁー」
初春「私はあの糞爺の所為で生まれたストレスを病院で暇そうにしている白井さんにぶつけて来ますね」ビキビキ
佐天「え、えぇ……頑……張って?い、いってらっしゃい(青筋!!青筋でてますよ初春さん!!)」
────────────────────────
佐天「さってとー今日はあたしの競技ないし、どうしようかねー」
佐天「屋台とかでてるし、食べ歩きしよっかなー」
??「あーっと佐天涙子さんだよね?僕はステイル=マグヌスという者なんだけどちょっとお話いいかな?」
佐天「えっ?どうしてあたしの名前……(神父服?でナンパ?なのかコレは……)」
ステイル「僕も本来なら上条当麻と土御門の3人で行動する予定だったのだけどね、やむ終えない事情で……」
ステイル「佐天涙子、僕、上条当麻、土御門の4人で学園都市に侵入した『魔術師』を追わなきゃいけないんだ」
佐天「はぁ?お兄さん何を言っているんです?『魔術師』って……居るわけないじゃないですかーこの科学の街に」
ステイル「……(魔術を知らない?嘘をついているようには見えないけれど……アレイスターめ何を……)」
ステイル「まぁ実際に見てもらったほうが早そうだね、ちょっとこっちに来てくれないか」(路地裏)
佐天「いやいやいや、怪しすぎますって!そんなんで着いて行く女子はいませんよ!!お兄さんナンパなら──」
上条「いやー、怪しそうに見えるけどステイルは信用してもいい奴だからさ、ねっ?涙子ちゃん」
佐天「えっ!!当麻さん??どうしてコンナ怪しい神父風ナンパ男と……」
ステイル「馴れ馴れしく呼ぶなよ上条当麻──気持ち悪いね殺すぞ……後誰が怪しい神父風ナンパ男だって?」
佐天「!!(怖っ……)」
佐天「てか話がそれていると思うんですけど、『魔術師』とか嘘……ですよね?」
上条「えーっと本当、なんだけどなぁ……どう説明すりゃ──」
佐天「これは当麻さんに化けたナンパ男の友達の能力者ですねっ!あたしは騙されませんよ!!」
上条「えぇー参ったなぁ……あっ!コレならどう?涙子ちゃん」
──上条当麻の右手と佐天涙子の右手が触れ合う。
佐天涙子はこの状況を若干冷静に見ていた。右手に触れた当麻さんに化けた能力者を静止させようと──
佐天「あれ?あたしの能力が──嘘??ホントに当麻さんなの……??」
上条「ようやく信じてくれたか、涙子ちゃんに手伝ってもらいたいことがあるんだけど」
佐天「あたしに?あのナンパ男が言っていた『魔術師』を追うってヤツですか?」
上条「あー、その辺は俺たちが何とかするからさ、『オリアナ』って女を見つけたら電話くれるだけでいいから」
上条「詳しい話は路地裏でしようか涙子ちゃん。土御門も待ってるからさ」
佐天「は、はい……(流されるままに着いていっちゃうあたしって……)」
ステイル「ていうか何時まで君達は手を繋いでいるんだい?」
佐天「はっ!?……はぅ///」
上条「わっ!!ごめん涙子ちゃん!!」ババッ
──路地裏──
ステイル「まぁここに来てもらう前に上条当麻が話した通りだから説明は不要かな?」
土御門「にゃー、カミやんがまたフラグ立ててきたんだ、相変わらずフラグビンビンにゃー」
土御門「佐天さん君の能力を知っておきたいんだがーその前に質問があるなら聞くにゃー」
佐天「え、えっと……お兄さん達って、その『魔術師』なんですか?」
土御門「俺とステイルはそうだが、俺は魔術を軽々しく使えないからにゃー、ステイル何か見せてやれ」
ステイル「彼女の能力を見るのではなかったのかい?……やればいいんだろう!!やれば!!くそっ」
ステイル「まぁ、僕の能力は詳しくは省くけど炎の魔術を使うことが出来る」ボッ
佐天「おぉ?でもお兄さん若干発火能力に似ているような──」
ステイル「彼が言うには上条当麻と同属の力を持っているということで──」
土御門「おい、ステイル────」
ステイルという神父風の男が手の上の小さな火に何かを呟くと、火は何十倍にも膨らみ──
その手の上の火を佐天涙子に投げるようなモーションで飛ばした。
佐天「きゃっ…………あ、あぶ……」
人間の頭ほどの大きさの火は佐天涙子を焦がすことなく
佐天涙子の右手に触れ、そしてそのまま静止していた。
ステイル「なっ……信じられない……一体どういう──」
上条「ステイルてめぇえええええええ」
土御門「ま、まぁまぁカミやん抑えるにゃー……ステイルは火傷治療も得意だし、何より当たった瞬間に消える魔術だったにゃー」
上条「それでも突然涙子ちゃんを狙うなんて──」
ステイル「いいいじゃないか、これで彼女の能力は分かった……といいたいけれど良く分からないね」
ステイル「一体その右手はどういう事なんだい?」
佐天「あーっと……まぁ色々静止させることが出来ます……」
土御門「なるほどにゃー、カミやんと同属の能力ねぇ……」
ステイル「戦力にはなりそうだけれどね、それでも君に危険な事はさせないさ」
ステイル「僕達がオリアナを何とか追い詰めるから、君のその能力で上条当麻をサポートしてほしいんだ」
佐天「は、はぁ……別にいいですけど……」
佐天「それで、オリアナって人はこの学園都市で何をしようとしているんですか?」
土御門「簡単に言うと翳すだけで人を殺せる道具を使う予定らしいにゃー、厳密には違うんだけどそう思ってくれて問題ないにゃー」
佐天「人を[ピーーー]!?そんな……風紀委員や警備員に──」
上条「それがダメなんだ、えーっと簡単に言うと…………えっと……」
ステイル「まぁこの科学の街で『魔術師がこの都市で人を殺そうとしている』と通報しても相手にしてくれないって事さ」
佐天「な、なるほど……」
土御門「まっ、そうと決まればカミやん、行くにゃー」
上条「ホッントにごめん!!涙子ちゃんは絶対に危険な事をして欲しくなかったんだけど……ごめん!!」
ステイル「オリアナを追い詰め次第君に電話をするから、それまでこの大覇星祭とやらを楽しんでいてくれればいいよ」
上条「それじゃっ!!……もしオリアナを見つけたと思ってもやっつけようとは思わないで!俺たちを必ず呼んでくれよな!」ダッ!
ステイル「…………(彼女が僕の炎を止めたとき──魔術とも言えないような力を一瞬感じ取れた、一体……)」
佐天「は、はぁ………行っちゃった……」
佐天「まぁ……屋台でも回りますか……」ポヨン
佐天「おとっ!?すいません!!ぶつかってしまって……」
??「あら?貴女みたいな可愛いらしいお嬢さんならいくらでもお姉さん歓迎よ」
佐天「う……(す、すごい美人さん!!それにすごいセクシー……固法さんよりあるかも……)ってハッ!」
佐天「す、すいません!!ぶつかった上にガン見してしまって!!」
??「うふふ、可愛いのねお嬢ちゃん……お姉さんの体でよかったらもっと堪能していいのよ」
??「あらっと?ちょっとお姉さん急いでるからまた今度イロイロ遊びましょうね」ヒラッ
佐天「……なんと言うか、すごい……初春とは二百億倍くらい凄い色気だった──ってうん?」
佐天「何か紙切れが落ちてるけどあのお姉さんの落し物かな??何か英語?みたいな文字が書いてあるけど」
佐天「あのお姉さんの落し物だったら届けなきゃ!!お姉さーん!!待ってぇぇぇぇ!!落し物ですううー」ダダダ
??「ふう……色々と面倒な街ねぇ、ってうん?誰か私に向かってくる??」
??「『裏表の静寂』の魔術を使っているのに……?勘違いじゃなさそうだけど……」
佐天「ハァハァ……やっと追いついた……お姉さん……お、落し物……です……ハァハァ…」
??「!?どうしてそれを?貴女一体──」
佐天「あたしと別れるときに落としたんですよー、お姉さん歩くの超早くないですか?追いつくの大変だったんですけど……」
??「え、えぇ……ありがとうね、お姉さんの為に……(かく乱用の魔術は確かにあの時私があそこに設置したはずなのに)」
??「(このお嬢ちゃんは魔術師には全く見えないし……どうしようかしらぁ……)」
佐天「えっと、もしかして一般来場者の方ですか?」
??「えぇ、そうよこの学園都市は人も多くて何処を見て回ればいいのか分からないわぁ」
佐天「ちょうど良かった!あたし暇してるんでお姉さん一緒に回りませんか?」
??「(ちょっと困ったわねぇ……お嬢ちゃんにリードされるのも興奮しちゃうのだけれど)」
??「(ちょっと今はまずいのよねぇ……うん?お姉さんいい事考えちゃったー!)」
??「そうね!一緒に回ってくれるとお姉さん大分助かっちゃうわ」
佐天「やったー!!あたしの名前は佐天涙子っていいます!お姉さんの名前は?」
??「オリアナ=トムソンよ、ヨロシクね」
佐天「!?(オリアナって……当麻さん達が探してるあの?)」
オリアナ「あら?どうしたのかしら?お姉さんの名前がそんなに不思議?」
佐天「い、いえっ!!あの、名前も綺麗だなって──(こんな優しそうなお姉さんが人殺しの道具を使うなんて信じられない)」
オリアナ「やーん、可愛らしいのね貴女ってお姉さんこんな可愛い妹が欲しかったわ」
佐天「か、可愛いだなんて/// (信じない!!きっと同名の人違いですよね?暫く一緒に居て判断しよう!!)」
オリアナ「さて、お嬢ちゃん、お姉さんをちゃんとリードしてね。うふふっ年下の女の子とデートなんて興奮しちゃう」
佐天「デ、デートだなんて///え、えっと!!まずは屋台を見ましょう!!」
オリアナ「うふふ、楽しみだわ(本当にね……)」
>>427でsaga忘れたけど脳内保管してくれる筈!!
今日は以上です。
今日は以上です。
佐天「じゃっ、あそこの新感覚たこ焼きを食べましょう!」
オリアナ「新感覚ねぇうふふ、新しい刺激というのは楽しみね」
佐天「この学園都市は色々と『新しいことへの挑戦』が前面に出てますからね」
佐天「まぁ普段の学生達は食べ物系で実験させられてる気分ですけどね」
オリアナ「うふふ、お姉さんも学園都市に住んでみたいわね」
佐天「この街に居ると退屈しませんしねぇー、おじさん!たこ焼き2パックください!」
オリアナ「新感覚、とても楽しみね……どんな風にお姉さんを楽しませてくれるのかしら」
佐天「あたしも楽しみですよー、っと出来たみたいですねーあそこのベンチで食べましょう」
佐天「じゃっ、いただきまーす」モグモグ
オリアナ「……これは、そのなんと言うか、あれ…よね」
佐天「あれ、ですね……」
佐天「半熟……」
オリアナ「たこ焼き、ね……お姉さんたこ焼きは初体験なのだけれど、こういうものなのかしら」
佐天「い、いえっ!!普通は中まで熱々なんですけれどもコレはなんと言うか」
オリアナ「外はパリっとしていて熱いのに中側にいくにつれジェラートになっているのよね」
佐天「でも、9月のこの暑さですし、アリ……といえばアリですかね?」
オリアナ「不思議な感覚の食べ物ね、学園都市というものは不思議があふれてるわ」
佐天「あー、あのたこ焼き屋の機械に秘密があると睨みました」
オリアナ「普通の鉄板に見えるけれども、特殊な技術ってヤツかしら」
佐天「特殊かどうかは分かりませんが内側から瞬間冷凍のような機能でもあるんでしょうね」
オリアナ「それでも結構イケるわね……それでもお姉さんを満足させるにはもうちょっとした刺激が──」
上条「あれ?涙子ちゃん!こんな所で何をしてるんだ?」
上条「うん?新感覚たこ焼きかー1個いただけますか?」
佐天「あ、当麻さんと──」
吹寄「上条、こんな女の子にまで手を出すとは……」
上条「わー!!誤解です吹寄サン!!知り合いの中学生の友達で──」
吹寄「へぇ中学生の知り合いの友達ねぇ……やはり上条当麻は上条当麻だな」
上条「怖いです!!吹寄様!!中学生といってもただの友達で──」
佐天「当麻さん?あたしの事ただの友達だと思ってたんですか……?」ウルウル
吹寄「やはり貴様はいっぺん死んだほうがいいな」ゴリッ
上条「ぎゃー、足を踏んできた!!地味に痛いのに目立たない攻撃だー!!」ヨロッ
上条「っとと、すいません……えっと、涙子ちゃんのお友達の方ですか?」
オリアナ「うふふ、可愛い男の子ね急に抱きついてくるのだから、強引なのも好きよ」
オリアナ「さ、立てるかしら?立てるわよね?若いんだもの」スッ
上条「あ、ありがとう────」スッ
──パギン
吹寄「は?……今なんか……」
上条「………………」
オリアナ「………………」
オリアナ「お姉さんはもう少し学園都市を見て回るからいくわね」
上条「あ、あぁ……気をつけてな、この季節は──変なやつが多いから」
オリアナ「うふふ、こっちは可愛いお嬢ちゃんがリードしてくれるから大丈夫よ」
オリアナ「じゃあね、今度会ったらもう少し遊びましょう?」
オリアナ「行きましょう、お嬢ちゃん」サッ
佐天「あ、はい……じゃあ当麻さん今度ー」ニコニコ
上条「ウルウルしてたのは演技かー!!」
佐天「はて?何のことでしょうー?あたしは分かりませんー」
──────
佐天「じゃー今度は何処に行きましょうか?希望あります?」
オリアナ「もう少し暗くなったら行きたい所は有るのだけれど今はまだ早いわね」
オリアナ「少し歩きましょうか、適当に歩いてればいいものがあるかもしれないわ」
佐天「そうですね、そうしましょっか(多分……さっきのは──)」
オリアナ「少しとはいえ食べた後だしね運動しなきゃいけないわ(んー、『裏表の静寂』が壊れてるわねぇ)」
佐天「……(──それでも、それでもこの人が悪いようには感じない……)」
オリアナ「……(何にせよ後ろの坊やを撒かないとね……それからお嬢ちゃんを使おうかしら)」
オリアナ「少し疲れたわ、あそこを抜けましょう」
佐天「うげ、路地裏ですかぁあまりいい思い出ないんですよね」
オリアナ「悪い思い出なんて薙ぎ払えばいいのよ、優しくね」
佐天「は、はぁ……」
佐天「じゃー今度は何処に行きましょうか?希望あります?」
オリアナ「もう少し暗くなったら行きたい所は有るのだけれど今はまだ早いわね」
オリアナ「少し歩きましょうか、適当に歩いてればいいものがあるかもしれないわ」
佐天「そうですね、そうしましょっか(多分……さっきのは──)」
オリアナ「少しとはいえ食べた後だしね運動しなきゃいけないわ(んー、『裏表の静寂』が壊れてるわねぇ)」
佐天「……(──それでも、それでもこの人が悪いようには感じない……)」
オリアナ「……(何にせよ後ろの坊やを撒かないとね……それからお嬢ちゃんを使おうかしら)」
オリアナ「少し疲れたわ、あそこを抜けましょう」
佐天「うげ、路地裏ですかぁあまりいい思い出ないんですよね」
オリアナ「悪い思い出なんて薙ぎ払えばいいのよ、優しくね」
佐天「は、はぁ……」
上条「(勘付かれたか!?クソッどうして涙子ちゃんはオリアナと一緒に)」
PiPiPiPi
上条「もしもし!?土御門か、どうした?」
土御門『にゃー、素人がオリアナみたいなプロを尾行だなんて無理があるにゃー』
土御門『ここは佐天涙子に任せるんだにゃー』
上条「おま!!オリアナみたいな危険なヤツと一緒になんか──」
土御門『冷静になれカミやん、オリアナがどういう経緯で佐天涙子と行動を共にしているかは分からないにゃー』
土御門『だが、オリアナは彼女の事を一般人だと思っている筈ですたい』
土御門『だから、そこに付け入る隙はあるにゃー』
上条「何だって?どうすればいい?」
土御門『ステイルと一緒に指定する場所に来るにゃー、オリアナが彼女と一緒なら場所はこっちに筒抜けになるにゃー』
上条「……わかった、信じていいんだよな?涙子ちゃんは怪我なんか負わないよな?」
土御門『まぁ、多分大丈夫だにゃー、じゃっそういう事で』ピッ
上条「──涙子ちゃん……」
────────────
オリアナ「(さてさて、撒いたというよりかは引っ込んだ感じね──オトコノコはそうでなくちゃね)」
佐天「はぁはぁ、お姉さん早いです……」
オリアナ「あーごめんなさいね、お姉さんも言うほど路地裏好きじゃないのよ」
オリアナ「ほら手をどうぞお嬢ちゃん、そこのベンチに座りましょうか」スッ
オリアナ「お姉さんはあそこにある学校に届け物があるからちょっとあそこの辺りで待っててもらえるかしら」
佐天「いいですけれど、仕事があるなら先に言ってくださいよー」
オリアナ「ごめんね!後でおっぱい揉ませてあげるから」ダッ
佐天「いやいや……いやいや……」
──とある学校の体育倉庫
オリアナ「ふぅ、ちょっと無理があったけどここに迎撃術式を設置完了っと」ピッ
オリアナ「あー、聞こえてるかしらリドヴィア=ロレンツェッティ」
リドヴィア「だから本名はやめなさいと──」
オリアナ「ちょーっとばかし厄介なことになっているわ」
リドヴィア「何かあったので?」
オリアナ「んー『裏表の静寂』が壊されたのはまぁおいておいて、今一般人のお嬢ちゃんと遊んでいるのだけれど」
リドヴィア「……、何のつもりですか?一般人に手を出すことは──」
オリアナ「手を出す気はないわ、ただ追手は魔術師のようなので『お嬢ちゃんにも迎撃魔術を施しといた』だけよ」
リドヴィア「そうですか、追手はどの程度?」
オリアナ「お姉さんを満足させるには少々役者不足ってところかしら」
オリアナ「ってアン♪──ビンゴねぇ……あちらさんはお姉さんの罠に嵌ってくれたみたい」
リドヴィア「仕留めたのです?」
オリアナ「まさか。この程度でヤられるような子達じゃなさそうよ」
リドヴィア「それでどうするので?」
オリアナ「そうね、お嬢ちゃんには悪いんだけれどお嬢ちゃんを置いて逃げようかしら」
リドヴィア「そう。それじゃ、また何かあったらかけて頂戴」ピッ
オリアナ「かけられたこと無いくせにぃ──って直ぐ切っちゃうんだからぁ」
オリアナ「さてと、お姉さんは仕事に戻るわね。お嬢ちゃん、たこ焼き美味しかったわよ」
──1時間後──
佐天「お姉さん遅いなぁ……いやいや、流石に遅すぎるよねぇ……」
御坂「あら?佐天さんどうしたの?こんな所で」
佐天「御坂さん!?御坂さんこそどうしてここに?」
御坂「『玉入れ』の競技場所ここなのよね、佐天さんは?」
佐天「あはは、あたしは友達に待ってろって言われてかれこれ1時間ほど……」
御坂「1時間も?何かあったんじゃ──」
佐天「どうなんでしょうね、金髪酔眼でナイスバディーなお姉さんなんですけど、見ませんでした?」
御坂「あー、そういえばここに来る途中で見たかも」
佐天「な、なんですとっ!うぅ……御坂さん、あたし置いていかれたんでしょうか」
御坂「あ、はは……もしかしたら急用があったとかじゃ……」
佐天「うへぇ……じゃああたしはその辺ふらふらしてきますー」
御坂「分かったわ、まぁその、元気出して!」
佐天「はい……」
──────────
佐天「ふらふらと彷徨っているうちに少し時間がたったなぁ」
佐天「やっぱりお姉さんは最後まで悪い人には見えなかったけど……」
佐天「でも何か引っかかるのよねぇ……ってん?」
佐天「急病人?『玉入れ』の競技で……さっきの所の!?」
佐天「──あ、お姉さんだ……」
オリアナ=トムソンは佐天涙子と同じく電光掲示板を見つめていた。
人の行きかう大通りの中心で立っている所為もあるが、少し目立っていた。
──少し困ったような表情と泣きそうな表情で電光掲示板を見つめていた。
佐天「おーい、お姉さーん」
オリアナ「──!?……お嬢ちゃん…どうして」
佐天「迷子になったんじゃないかと思ってー、探しましたよー」
オリアナ「──そう、優しいのねお嬢ちゃんは……(迷子、か…)」
オリアナ「でもね、お姉さんは急な仕事が入っちゃってね、直ぐに行かなきゃいけないの」
オリアナ「楽しかったわ、今度あったらまた遊びましょうね」タッタッ
佐天「行っちゃった……(お姉さん、どうしてそんなに悲しい顔していたんだろう)」
>>441
スタンド同様に使い方次第ではかなり強そうなんですけどね。
ここの佐天さんでも 時止め→ナイフ投げ でレベル3程度までなら余裕そうですな。
(佐天さんの性格上無双し辛い…)
今日は以上です、少なくて申し訳ない。
スタンド同様に使い方次第ではかなり強そうなんですけどね。
ここの佐天さんでも 時止め→ナイフ投げ でレベル3程度までなら余裕そうですな。
(佐天さんの性格上無双し辛い…)
今日は以上です、少なくて申し訳ない。
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