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元スレ提督「戦いが終わり……」
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艦これSS 安価少しアリ
基本的にほのぼのとしたのを書いていきます。
キャラ崩壊もあるかもしれないのでご注意を。
SSWiki :http://ss.vip2ch.com/jmp/1387980544
提督「…………ひーまーだーなー……」
提督(海を離れて早数ヶ月、艦娘達を指揮していた頃の俺────やる気に満ち溢れていた姿が、今では影も形すらも無いというのが、自分でも分かる)
提督(好きな時間に寝て好きな時間に起き、好きな物を食べ好きなことをし、1日が過ぎていく)
提督(……こういう平和を望んでいたのに、いざ享受してみると…………)
提督(……全くもって贅沢な悩みだ)
提督「…………はぁ……」
提督「皆、元気にやってるかなぁ……」
提督(戦いが終わり、それに伴って艦娘は全員が解体された)
提督(要するに普通の女の子に戻ったのだ)
提督(そうなると今度は普通の人間としての人生が待っている。だから今頃彼女達は、自分自身の人生を謳歌していることだろう)
提督(……おそらく、戦いの記憶と共に俺のことなんて忘れているに違いない)
提督(………………)
提督(……会いたいなぁ)
任務娘『────艦娘の皆がどうしているか、ですか?』
提督「はい、ちょっと気になりまして……」
提督「あ、もしかして守秘義務みたいなのとかあります?」
任務娘『いえ、他の人ならまだしも提督ならば問題ありません』
任務娘『そうですね……』
任務娘『私の口から伝えることは簡単なのですが、本人から聞くのが一番だと思いますよ?』
提督「そうですか?」
任務娘『はい、ですから彼女達の連絡先をまとめてお送りします』
任務娘『久々の会話、楽しんで下さい』
提督「ありがとうございます!」
任務娘『いえいえ、どういたしまして』
任務娘『…………提督』
提督「はい?」
任務娘『お元気そうで何よりでした。これからもお体にお気を付けて……』
提督「………………」
提督「……今度飲みに行きましょうね! 俺、奢りますから!」
任務娘『……ふふっ、楽しみにしてますね♪』
任務娘『……それではまた』
────────
──────
提督「────おお、届いてる届いてる」
提督「こうやって見てみると……凄い量だな」
提督「1人で100を越す艦娘の指揮をするなんて、今考えると自殺行為だし……」
提督「俺、頑張ったなぁ……」
提督「…………よーし、気持ち切り替えてまずは記念すべき1人目行ってみますかぁ!」
『────もしもし?』
提督「どーも、提督です」
『…………ふぇ?』
提督「今頃何してるのかなー、って思って電話してみた次第なんだが……」
提督「鈴谷は元気にしてたか?」
鈴谷『……………………ば』
提督「ば?」
鈴谷『馬鹿あああああぁぁぁっ!!』
提督「────────っ!?」
提督「……耳が……耳が……!」
鈴谷『あはは、何て言うか良い気味だよねぇ』
提督「お前人の鼓膜破るつもりかよ……」
鈴谷『いーじゃんいーじゃん』
鈴谷『戦い終わってすぐに姿消した提督のせいで私達めっちゃ心配したんだから、これくらい甘んじて受け入れてよ』
鈴谷『……ね?』
提督「……まぁ俺にも非があるしな」
提督「元気そうで何よりだ」
鈴谷『……正確には今元気出たんだけどね』
提督「んー、今何て言った? 電波悪くて聞こえなかったんだけど……」
鈴谷『あはは、こっちの話だから気にしなくていーよ♪』
鈴谷『それで、私の近況聞きたいんだっけ?』
提督「ああ」
提督「と言っても鈴谷の年齢だと高校行ってるだろうけど……」
鈴谷『うん、そうだよ』
鈴谷『こっちの高校に来たの私だけなんだよね』
提督「マジ? 寂しくないか?」
鈴谷『そこはダイジョーブ』
鈴谷『近くの高校に熊野もいるし、友達もちゃんと出来たから平気平気』
提督「そうか……そりゃ良かった……」
鈴谷『勉強がメンドイけど割と楽しい学生生活満喫してるよ♪』
鈴谷『そういう提督はどーなの?』
提督「俺か? 俺は────」
────────
──────
鈴谷『────うわっ!? もうこんな時間じゃん!』
提督「おおっ、結構話したな……」
鈴谷『提督ごめん! 私これから約束あるからさ……』
提督「いいっていいって」
提督「夜遊びはほどほどにしろよ?」
鈴谷『ん、分かった』
鈴谷『…………また連絡くれる? というかこっちからしてもいい?』
提督「超絶暇だからな。大歓迎だ」
鈴谷『あはっ、じゃあまた今度電話するね♪』
鈴谷『それじゃ提督バイバーイ!』
鈴谷『すっごく楽しかったよ!』
提督「俺もだ鈴谷」
提督「……またな」
提督「…………ふぅ」
提督「いやー、やっぱり皆と話してると懐かしいし楽しいな……」
提督「今日はもう遅いし、また明日にするか……」
鈴谷「────お待たせー♪」
「おっそいよ、鈴谷ぁー」
「カラオケ早く行こーよー」
「……つーか、何か良いことあった?」
鈴谷「あ、分かる?」
鈴谷「んー、でも────」
鈴谷「────ひ・み・つ♪」
短いですけど本日はここまで。
安価はまだですけど、複数回選ばれた艦娘は提督の所に遊びに来たり、一緒に遊びに行ったりする感じにしていきます。
特定の艦娘を選ぶと深海棲艦が提督の家に住み着いたりする可能性もあります。居候扱いですけど。
それではまた。
コンマ神に愛された>>1
コンマ運は有っても建造運は無かった。
大型建造は対空餌量産装置です。
19が3人来てくれてなかったら発狂してましたね。
投下仕様をちょろっと変更します。
安価取りつつ他の艦娘も勝手に投下するようにします。
私が勝手に書いたのも『複数回』にカウントしますので、私の好みに偏りが生じることをご了承お願いします。
ということで1人安価取っておきます。
下2のレスです。
安価から漏れたのもピンと来たら書くかもしれません。
榛名了解です。
安価によっては時系列が前後する可能性もありますけどご了承お願いします。
ちなみに今のところ直接深海棲艦に繋がる艦娘は挙げられてません。
それと言い忘れてましたが、雑談は全然OKですのでお好きにどうぞー。
鳳翔「────ふぅ……」
鳳翔「今日はこれで終わりでしょうか?」
間宮「そうですね、お客さんも掃けましたし今日はもう店仕舞いにしましょう」
間宮「今日も1日お疲れさまでした」
鳳翔「お疲れさまでした」
鳳翔「……私、片付けしてきますね」
間宮「……それは確かにありがたいのですが」
間宮「体の方は大丈夫なんですか、鳳翔さん?」
間宮「朝の仕込みから一度も休みを入れていないでしょう?」
間宮「…………それもここ毎日」
鳳翔「……お気遣いありがとうございます」
鳳翔「でもいいんです」
鳳翔「…………今は体を動かして仕事のことで頭を一杯にしていたいんです」
鳳翔「……提督のこと、考えずに済みますから」
間宮「……分かりました。私からはもう何も言いません」
間宮「私も手伝いますね」
鳳翔「ふふっ、ありがとうございます」
鳳翔(────私がこの間宮さんの経営する居酒屋で働くようになってから数ヶ月……)
鳳翔(忘れようと思っても忘れられない、提督のことが、いつも脳裏にチラついて離れません)
鳳翔(私達を見捨てるような人物ではないということは分かってます)
鳳翔(……ですが、何も言わずに姿を消されては…………)
鳳翔(………………せめて)
鳳翔(理由が知りたい……)
間宮「鳳翔さん、鳳翔さんにお電話ですよ」
鳳翔「私に、ですか?」
鳳翔「誰からでしょう……?」
間宮「ふふっ、それは出てみてからのお楽しみです」
間宮「ごゆっくりどうぞ♪」
鳳翔「…………えーと」
鳳翔「…………お電話代わりました。鳳翔です」
『あ、お久しぶりです。鳳翔さん』
『俺のこと覚えてます?』
鳳翔「────っ!?」
鳳翔(この、声は……!)
鳳翔「…………ふ、ふふっ……」
鳳翔「忘れるはずなんてありません……」
鳳翔「お久しぶりです…………提督」
鳳翔「…………ぐすっ、うぅ……!」
提督『ちょっ、鳳翔さん? 何か泣いてません?』
鳳翔「本当に、本当に……!」
鳳翔「声を、ず、ずっと聞きたくて……!」
提督『何かよく分かりませんがすみません! 謝りますから泣かないで下さい!』
鳳翔「私、……うぅ…………!」
提督『鳳翔さーん!』
鳳翔「……すみません。取り乱しました」
提督『あはは、鳳翔さんが泣くなんて夢にも見ませんでしたよ』
鳳翔「……それほど嬉しかったんです」
鳳翔「それで、今日は一体なぜ……?」
提督『えーとですね、ふと皆の近況が気になりまして……』
提督『元気にやってるかなー、って思って電話してみました』
鳳翔「ふふっ、何ですかその理由……?」
提督『あー、笑わないで下さいよー』
提督『結構真剣なんですよ、俺?』
鳳翔「はい、そうかもしれませんね……」
提督『……その言い方、絶対信じてないですよね』
提督『……まぁいいです。それで鳳翔さんはどうですか?』
提督『間宮さんと一緒に居酒屋やってるって聞きましたけど……』
鳳翔「……お料理するのは昔から好きでしたし、楽しくやっていますよ?」
鳳翔「最近は働き詰めだったので、少々疲れてはいますが……」
提督『適度な休憩は大事ですよ?』
提督『無理しないで下さいね……』
鳳翔「ふふっ……」
鳳翔「提督がお店に来てくれたら疲れも吹き飛ぶと思います」
提督『おおっ、商売上手ですねー』
提督『そんなこと言われたら行くしかないじゃないですかー』
鳳翔「………………」
鳳翔(商売とは関係ないです…………と言うのは流石に野暮ですね)
提督『今度お邪魔しますね』
鳳翔「はい、お待ちしております」
鳳翔「…………あの、提督」
提督『はい?』
鳳翔「ずっと、聞きたかったことがあるんですけど……」
鳳翔「……何故、突然居なくなられたんですか?」
提督『…………あー……』
提督『一応聞いておきたいんですけど、俺のこと何て説明されました?』
鳳翔「ええと……」
鳳翔「深海棲艦撃破の功績を讃え、本部の重役の席が用意されたと聞きました」
鳳翔「……そしてそれに提督が嬉々として応えたということも……です」
提督『やっぱりそう聞かされてましたか……皆と同じですね』
鳳翔「……違うのですか?」
提督『……はい』
提督『俺の方は艦娘全員を解体するのに時間もかかるし、今まで働いてくれた分ゆっくりと休暇を楽しんで欲しいって言われたんですよ』
鳳翔「……ちょ、ちょっと待って下さい」
鳳翔「私達は解体に関しては選択権があると言われました」
鳳翔「海軍に従事するなら艦娘のままでいてもいいと……」
鳳翔(……それでほぼ全員が解体を選んだんですよね)
鳳翔(『提督が居ないなら』って……)
提督『……つい最近知った話なんですけど、本部は俺が艦娘を指揮して、反逆を企てようとしているんじゃないかを警戒していたらしいんです』
提督『だから俺と艦娘を引き離して、その間に事を進めてしまおうと考えたんでしょうね、あはは』
鳳翔「わ、笑いごとではありませんっ」
鳳翔「…………連絡しようと思えばすぐにでも連絡出来たはずですよね? しなかったのは何故ですか?」
提督『…………休暇に入って1週間くらい経った頃ですかね』
提督『上から艦娘全員が解体されたことと、俺の処遇が決まるまで他者と連絡を取らないよう言い渡されたんです』
鳳翔「他者との連絡の禁止、ですか……」
提督『俺の出世は間違い無しでしたから。軍部の複数の勢力が秘密裏に取りこもうとしてくる可能性があるからって言われました』
提督『……警戒するべきでした。深海棲艦を撃破したことで気が緩んでいたのかもしれません。……ただの言い訳ですね、すみません』
鳳翔「いえ、提督のせいでは…………そんな事情があったんですね……」
鳳翔「そうなると今連絡出来たのは一体……」
提督『……俺、出世蹴ったんですよ』
鳳翔「えっ」
提督『俺の処遇に関しての最終決定を聞かされたのが、休暇入って1ヶ月くらい経った後だったんですよね』
提督『その頃になるともうそういうのとかどうでもよくなっちゃいまして、また深海棲艦が現れたら指揮を取らせてもらえるだけで良い、って言いました』
提督『軍部的にも渡りに船だったんだと思います。反逆の可能性が消えるし、ポストを空ける必要もなくなったんですから』
提督『それで結局住む場所と莫大なお金を渡され、今に至るわけです』
鳳翔「……そうですか」
鳳翔「ですがその説明ですと連絡は取れたように見受けられます」
提督『……1ヶ月くらい経った後って言ったじゃないですか?』
提督『何の連絡も無しに1ヶ月も姿消した訳ですし……その……気まずくなりまして……』
提督『それに皆も新天地で頑張ってるだろうし水を指すことになりかねないなー、と考えて自粛してました』
提督『でも結局寂しさに耐えかねてこうやって電話しちゃってるんですけどね、ははっ』
鳳翔「て、提督……あなたという人は……!」
提督『いや、本当にすいませんでした』
鳳翔「…………はぁ……」
鳳翔「他の皆さんにはそのことを伝えたんですか?」
提督『そうですね、この事実も皆との会話の齟齬から分かったんですけど、もう数十人くらいには伝えました』
提督『……全員に怒られましたよ』
鳳翔「当たり前です」
鳳翔「皆心配してたんですから……」
提督『最近は説明と謝罪の電話ばかりしてます。中には艦娘同士で連絡しあって、怒る準備万全で待ちかまえていた子もいます』
鳳翔「……とりあえず、皆さんに伝えるの頑張って下さいね?」
鳳翔「それから、ゆっくりと積もる話でもしましょう」
鳳翔「私、待ってますから……」
提督『鳳翔さん……』
提督『……分かりました』
提督『待ってて下さい。全部済ませて、そしたら飲みに行きますから』
鳳翔「……はい、楽しみにしてます」
鳳翔「……それではまた」
間宮「……話せましたか?」
鳳翔「はい」
鳳翔「……でも、まだまだ話し足りません」
鳳翔「だからゆっくりと待つことにします♪」
間宮「……ふふっ」
間宮「元気が出たようで何よりです」
間宮「────さて、仕込みを始めましょうか?」
鳳翔「────はい!」
一旦投下終了。続きは書けたら夜に。
説明が甘いですけど脳内補完よろしくお願いします。
このスレの主旨ではないので適当に作りました。
それではまた。
莫大な金があるなら艦娘専用のナニでも買って
希望者を募ってアレすればと野暮な妄想を
希望者を募ってアレすればと野暮な妄想を
提督「────ああ、うん。もちろんだ」
提督「────またな」
提督「…………ふぅ」
提督「やっぱり皆怒るよなぁ……」
提督「……でも元気が無いよりはマシか」
提督「さーて、お次は…………おっ、金剛達か」
提督「住所が全く同じってことは……ルームシェアとかかな?」
提督「…………とりあえず電話してみるか」
『────もしもし?』
提督「もしもし、えーと……」
『────あ、あのっ、もしかして提督ですか!』
提督「おおう…………その声は榛────」
『────提督ゥー!! 私ずっと待ってたヨー!!』
『Very Very Lonely な毎日だったけど今は提督の声が聞けてVery Very Happyネー!!』
提督「こ、金剛……嬉しいのは分かったからボリュームをだな……」
金剛『了解デース!』
提督「……あはは」
提督「元気あるみたいで安心したよ」
金剛『提督ゥー、私話したいこといっぱいありマース!』
提督「ああ、聞かせて欲しいな」
金剛『フフーン、実はこの前────』
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