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元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」
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勇者(今俺ができること。俺がすべきことは)
勇者(……)
勇者(……最初から、変わってなんかいないんだよな)
勇者(……)
……スウーー……
勇者「あいつを、この剣で叩き斬ることだ!!」
氷の魔女「!」
氷の魔女(纏う気が変わった)
氷の魔女(……来るか?)
勇者(……)
勇者(……最初から、変わってなんかいないんだよな)
勇者(……)
……スウーー……
勇者「あいつを、この剣で叩き斬ることだ!!」
氷の魔女「!」
氷の魔女(纏う気が変わった)
氷の魔女(……来るか?)
勇者「主よ!」
主「キィ……!」
勇者「もう限界かもしれないが、最後にもう一度力を貸してくれ」
傭兵「何をするつもりだ?」
勇者「あいつを叩き斬る」
勇者「そのために、この剣に纏わりついた氷を溶かすんだ」
主「……」
勇者「これじゃあ刃が隠れて、魔女が斬れないからな」
主「キィ……!」
勇者「もう限界かもしれないが、最後にもう一度力を貸してくれ」
傭兵「何をするつもりだ?」
勇者「あいつを叩き斬る」
勇者「そのために、この剣に纏わりついた氷を溶かすんだ」
主「……」
勇者「これじゃあ刃が隠れて、魔女が斬れないからな」
傭兵「……策は?」
勇者「……」
傭兵「まさか、無策で突っ込む気かっ?」
勇者「もう、それしかないだろう」
勇者「安価も、色々やってダメだったんだ。正面から斬りに行くしかないだろう」
勇者「大丈夫。脚が凍らされたって、必ずあいつのもとに辿り着いてみせるさ」
傭兵「……」
勇者「……」
傭兵「まさか、無策で突っ込む気かっ?」
勇者「もう、それしかないだろう」
勇者「安価も、色々やってダメだったんだ。正面から斬りに行くしかないだろう」
勇者「大丈夫。脚が凍らされたって、必ずあいつのもとに辿り着いてみせるさ」
傭兵「……」
傭兵「私も行こう」
勇者「!」
傭兵「君が死んで、私が生き残っても仕方あるまい。私の剣では、奴は倒せないからな」
勇者「けど、お前……」
傭兵「私の剣で奴に敵わなくとも、君の盾の役割くらいは務めよう」
傭兵「問答は無用だ。どうせ死ぬのなら、死に方くらいは自分で選ぶ。止めても無駄だ」
勇者「……傭兵」
傭兵「さあ、炎の鳥よ。勇者の聖剣の氷を溶かせ」
主「……キィ」
勇者「!」
傭兵「君が死んで、私が生き残っても仕方あるまい。私の剣では、奴は倒せないからな」
勇者「けど、お前……」
傭兵「私の剣で奴に敵わなくとも、君の盾の役割くらいは務めよう」
傭兵「問答は無用だ。どうせ死ぬのなら、死に方くらいは自分で選ぶ。止めても無駄だ」
勇者「……傭兵」
傭兵「さあ、炎の鳥よ。勇者の聖剣の氷を溶かせ」
主「……キィ」
表現は詩的だけどそんな難しいことでもないと思うんだけどなあこれ
要は主が女神で聖剣には多分先代の勇者の魂っぽいのが宿ってるんでしょ?
元々勇者の思い人だった女の子が勇者が安価無視したか何かしたのが原因で精神を冒されて魔女になっちゃった
殺すなんて出来ないけど元に戻すことも出来なくて仕方なく封印した
で今なら替えのパンツとメロンパンを使えば魔女を元に戻せて魔女にしてしまった罪を償えるってことなんじゃないの?どう使うのかは知ったこっちゃないけど
女神様に許しを請ってるのはその時の自分の行動の尻拭いをさせてしまうことについてか何かかな?
要は主が女神で聖剣には多分先代の勇者の魂っぽいのが宿ってるんでしょ?
元々勇者の思い人だった女の子が勇者が安価無視したか何かしたのが原因で精神を冒されて魔女になっちゃった
殺すなんて出来ないけど元に戻すことも出来なくて仕方なく封印した
で今なら替えのパンツとメロンパンを使えば魔女を元に戻せて魔女にしてしまった罪を償えるってことなんじゃないの?どう使うのかは知ったこっちゃないけど
女神様に許しを請ってるのはその時の自分の行動の尻拭いをさせてしまうことについてか何かかな?
勇者「死に方を選ぶとか、そんな悲しいこと言うなよ」
傭兵「まだそんな甘いことを……!」
勇者「俺が選ぶのは勝ち方だ。人の死なせ方なんかじゃない」
傭兵「……傲慢だな。手段を選べる猶予はとうに過ぎている」
傭兵「綺麗事だけで何もかも解決できるほど、世界は甘くない」
勇者「うるさいな! その綺麗事を実現させるのが勇者の役目だろ!!
勇者「お前が死ぬやり方なんて、俺は絶対選ばないかんな!!」
傭兵「……!!」
勇者「お前はどいてろ。メロンパン職人の手伝いでもしとけ」
傭兵「まだそんな甘いことを……!」
勇者「俺が選ぶのは勝ち方だ。人の死なせ方なんかじゃない」
傭兵「……傲慢だな。手段を選べる猶予はとうに過ぎている」
傭兵「綺麗事だけで何もかも解決できるほど、世界は甘くない」
勇者「うるさいな! その綺麗事を実現させるのが勇者の役目だろ!!
勇者「お前が死ぬやり方なんて、俺は絶対選ばないかんな!!」
傭兵「……!!」
勇者「お前はどいてろ。メロンパン職人の手伝いでもしとけ」
>>455
寒い
寒い
>>455
まあ大体そういうことだったんだけど……
まあ大体そういうことだったんだけど……
勇者「主よ!! この聖剣に炎を!!」
勇者「どうせなら氷溶かすだけじゃなくていい! 今あるありったけの炎をくれ!!」
勇者「その炎、あいつの所まで、持って行ってやるからさ!!」
主「……」
主「…………」
主「キィーーーーーー!!!!」
ゴゥッ!!!
勇者「どうせなら氷溶かすだけじゃなくていい! 今あるありったけの炎をくれ!!」
勇者「その炎、あいつの所まで、持って行ってやるからさ!!」
主「……」
主「…………」
主「キィーーーーーー!!!!」
ゴゥッ!!!
バサッ!!
勇者「へ?」
主「キィーーーー!!」バササッ!
勇者「こ、氷を溶かしてくれるだけでいいんですよ!?」
主「…………」バササッ!
勇者「べ、別に羽ばたかなくても!」
バサッ!!
勇者「な、何でこっちに突っ込んで来るんだ、主よ!」
主「––––––––!!」
勇者「ひええっ!?」
勇者「へ?」
主「キィーーーー!!」バササッ!
勇者「こ、氷を溶かしてくれるだけでいいんですよ!?」
主「…………」バササッ!
勇者「べ、別に羽ばたかなくても!」
バサッ!!
勇者「な、何でこっちに突っ込んで来るんだ、主よ!」
主「––––––––!!」
勇者「ひええっ!?」
シュンッ…
勇者「……!!」
勇者「……」
勇者「あれ?」
キョロキョロ
勇者「……主は?」
ジュゥゥゥゥゥ……!!
勇者「剣の氷は……溶けてる」
勇者「主はどこに行ったんだ?」
ヒラヒラッ…
勇者「ん?」
勇者「……!!」
勇者「……」
勇者「あれ?」
キョロキョロ
勇者「……主は?」
ジュゥゥゥゥゥ……!!
勇者「剣の氷は……溶けてる」
勇者「主はどこに行ったんだ?」
ヒラヒラッ…
勇者「ん?」
パサッ
勇者「これは、傭兵のパンティ! 主が被ってたやつだ」
勇者「おーい、傭兵! 主はどこに行ったんだ?」
傭兵「……今、聞き捨てならない単語が出てきたが、今は忘れよう……」
傭兵「鳥は今、聖剣の中に入って行った」
勇者「……何?」
傭兵「体に纏った炎で氷を溶かして、お前の聖剣の中に入って行ったんだよ。信じがたいことだが」
勇者「聖剣に……」
勇者「これは、傭兵のパンティ! 主が被ってたやつだ」
勇者「おーい、傭兵! 主はどこに行ったんだ?」
傭兵「……今、聞き捨てならない単語が出てきたが、今は忘れよう……」
傭兵「鳥は今、聖剣の中に入って行った」
勇者「……何?」
傭兵「体に纏った炎で氷を溶かして、お前の聖剣の中に入って行ったんだよ。信じがたいことだが」
勇者「聖剣に……」
聖剣「……」
勇者「お前……」
聖剣「………………」
カッ!!
ゴゥッ!!!!
勇者「お前……」
聖剣「………………」
カッ!!
ゴゥッ!!!!
勇者「お前、そんな力があったのかよ」
聖剣「……」メラメラ
勇者「これ、主の炎だよな」
勇者「……」
勇者「……これなら、刃先が凍るのを気にしなくてもいい」カチャッ
勇者「やれることが、シンプルでいい……!」
氷の魔女「……」
勇者「行くぞ!!」
聖剣「……」メラメラ
勇者「これ、主の炎だよな」
勇者「……」
勇者「……これなら、刃先が凍るのを気にしなくてもいい」カチャッ
勇者「やれることが、シンプルでいい……!」
氷の魔女「……」
勇者「行くぞ!!」
パキパキパキパキ!!
勇者「……ッ!!」ブンッ!
ゴゥッ!!
勇者「よーし、これなら氷なんて気にせず行ける! 今から行ってやるから、魔女、お前そこから動くんじゃないぞ!」
氷の魔女「……ふむ。生意気な」
氷の魔女「気安くわたしに近づくんじゃない」
ピキピキパキィィィィィン!!
勇者「おおおっ!!」ブンッ!
ゴゥッ!!
勇者「……ッ!!」ブンッ!
ゴゥッ!!
勇者「よーし、これなら氷なんて気にせず行ける! 今から行ってやるから、魔女、お前そこから動くんじゃないぞ!」
氷の魔女「……ふむ。生意気な」
氷の魔女「気安くわたしに近づくんじゃない」
ピキピキパキィィィィィン!!
勇者「おおおっ!!」ブンッ!
ゴゥッ!!
……ズキンッ!
勇者「ッ!?」
氷の魔女「脚が覚束ないようだな、勇者よ」
氷の魔女「先ほどの氷結の影響か」
勇者「……!」
氷の魔女「卑怯とは思うなよ? わたしは高潔な戦士などではない。魔女だ」
氷の魔女「そこ、存分に突かせてもらうぞ」
パキパキパキパキ!!
勇者「くそッ!!」
勇者「ッ!?」
氷の魔女「脚が覚束ないようだな、勇者よ」
氷の魔女「先ほどの氷結の影響か」
勇者「……!」
氷の魔女「卑怯とは思うなよ? わたしは高潔な戦士などではない。魔女だ」
氷の魔女「そこ、存分に突かせてもらうぞ」
パキパキパキパキ!!
勇者「くそッ!!」
ドンッ
勇者「えっ?」
傭兵「……!!」ピシピシ
勇者「お前っ!!」
傭兵「いいから行け! 死にはしない!」
勇者「……!」
傭兵「お前が倒せっ!!」
勇者「ッ!」
タタタッ!
勇者「えっ?」
傭兵「……!!」ピシピシ
勇者「お前っ!!」
傭兵「いいから行け! 死にはしない!」
勇者「……!」
傭兵「お前が倒せっ!!」
勇者「ッ!」
タタタッ!
パキィィィィィン!!
勇者「うおおおおっ!!」
ゴゥッ!!!!
勇者「––––––––!!」
ダッ!
氷の魔女「……」
勇者「うおおおおっ!!」
ゴゥッ!!!!
勇者「––––––––!!」
ダッ!
氷の魔女「……」
氷の魔女「……ダメか。あの剣も鳥も、先代と同じように使われては、敵わんな」
氷の魔女「わたしはかつて、アレにどうしようもなく敗れたのだから。それも仕方のないことか」
氷の魔女「……」
氷の魔女「……悔しいな」
ドシュッ!!
氷の魔女「わたしはかつて、アレにどうしようもなく敗れたのだから。それも仕方のないことか」
氷の魔女「……」
氷の魔女「……悔しいな」
ドシュッ!!
勇者「はぁ、はぁ……」
氷の魔女「……」
勇者「はぁ、はぁ……」
氷の魔女「……」
勇者「……」
氷の魔女「……ごふっ」
ビチャビチャッ…!
勇者「……」
勇者「勝った……のか?」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)
氷の魔女「……」
勇者「はぁ、はぁ……」
氷の魔女「……」
勇者「……」
氷の魔女「……ごふっ」
ビチャビチャッ…!
勇者「……」
勇者「勝った……のか?」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)
勇者「どうして……!!」
氷の魔女「痛いのは、嫌いなのだがな……」
勇者「聖剣で斬れば倒せるんじゃないのかよ!?」
氷の魔女「ああ……効いた。とても痛い。その聖剣はわたしにも通用する……」
勇者「なら、何で……!」
ビチャビチャ…
氷の魔女「わたしをその聖剣で殺せるなどと、誰が言った?」
氷の魔女「聖剣で殺せるのなら、わたしは何故、先代の勇者に殺されなかった?」
勇者「!!」
氷の魔女「痛いのは、嫌いなのだがな……」
勇者「聖剣で斬れば倒せるんじゃないのかよ!?」
氷の魔女「ああ……効いた。とても痛い。その聖剣はわたしにも通用する……」
勇者「なら、何で……!」
ビチャビチャ…
氷の魔女「わたしをその聖剣で殺せるなどと、誰が言った?」
氷の魔女「聖剣で殺せるのなら、わたしは何故、先代の勇者に殺されなかった?」
勇者「!!」
氷の魔女「痛いものは痛い。聖剣で傷もつく」
氷の魔女「もう、動くのも億劫だ。このまま眠ってしまいたいくらいだ」
氷の魔女「だが、死なない」
氷の魔女「わたしは不死の法を得している」
氷の魔女「聖剣などでは殺されないよ」
氷の魔女「お前のその鳥と、同じだな」
勇者「……」
氷の魔女「もう、動くのも億劫だ。このまま眠ってしまいたいくらいだ」
氷の魔女「だが、死なない」
氷の魔女「わたしは不死の法を得している」
氷の魔女「聖剣などでは殺されないよ」
氷の魔女「お前のその鳥と、同じだな」
勇者「……」
傭兵「古の勇者が行ったのは、討伐ではなく封印……!! そういうことか……!」
氷の魔女「察しが良いのは好きだぞ。傭兵」
氷の魔女「そう。わたしは封印された」
氷の魔女「先代の勇者も考えたものだ……不死者の封印に不死鳥を使うとは」
氷の魔女「おかげで封印も永く強固なものとなった」
勇者「! 先代は、主を封印に使ったのか」
氷の魔女「察しが良いのは好きだぞ。傭兵」
氷の魔女「そう。わたしは封印された」
氷の魔女「先代の勇者も考えたものだ……不死者の封印に不死鳥を使うとは」
氷の魔女「おかげで封印も永く強固なものとなった」
勇者「! 先代は、主を封印に使ったのか」
「主」の読みは 「しゅ」? 「ぬし」? 「あるじ」?
安価下
安価下
氷の魔女「今負った傷も、時が経てばいずれ癒えよう」
氷の魔女「その時は勇者。今度こそお前を滅ぼそう。わたしの命は尽きなくとも、お前の命は一つだからな」
氷の魔女「わたしが生きている限り、必ず成し遂げられよう」
氷の魔女「わたしは、やられっぱなしなのは大嫌いだからな」
勇者「……」
氷の魔女「……それが嫌ならば、鳥を使え」
勇者「!」
氷の魔女「その時は勇者。今度こそお前を滅ぼそう。わたしの命は尽きなくとも、お前の命は一つだからな」
氷の魔女「わたしが生きている限り、必ず成し遂げられよう」
氷の魔女「わたしは、やられっぱなしなのは大嫌いだからな」
勇者「……」
氷の魔女「……それが嫌ならば、鳥を使え」
勇者「!」
憎しみは時に心を曇らせ刃を鈍らせます
愛を以て接しなさい
愛を以て接しなさい
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