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元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」

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テクテク
メロンパン職人「あの」
勇者「うん?」
メロンパン職人「北の都市って、いま王都でも話題のヤバイところですよね」
勇者「そうだよ」
メロンパン職人「な、何でわざわざそんな所に……」
勇者「王様に頼まれたからな」
メロンパン職人「!」
メロンパン職人「あの」
勇者「うん?」
メロンパン職人「北の都市って、いま王都でも話題のヤバイところですよね」
勇者「そうだよ」
メロンパン職人「な、何でわざわざそんな所に……」
勇者「王様に頼まれたからな」
メロンパン職人「!」
勇者「一回断ったけど、それでもやっぱり行ってくれって言われちゃってさ」
勇者「まあ、行くしかないだろ。俺の立場上」
メロンパン職人「姫の見送りに続いて王様直々のお願い……?そんなビッグな背景があったなんて」
メロンパン職人「ますます何者なんだよ勇者さん」
勇者「まあ、行くしかないだろ。俺の立場上」
メロンパン職人「姫の見送りに続いて王様直々のお願い……?そんなビッグな背景があったなんて」
メロンパン職人「ますます何者なんだよ勇者さん」
数日後
メロンパン職人「な、なんか寒くないっすか」ガタガタ
勇者「うわぁ。遠くの方見てみろよ、メロンパン職人。雪積もってるぜ、雪。真っ白だ」
メロンパン職人「な、なんか寒くないっすか」ガタガタ
勇者「うわぁ。遠くの方見てみろよ、メロンパン職人。雪積もってるぜ、雪。真っ白だ」
勇者「やっぱり北の方って寒いんだな。俺、故郷では雪とかあんまり見たことないからちょっと感動してるよ」
メロンパン職人「勇者さんの故郷って? 王都の人じゃないんですか」
勇者「西の方の田舎の村だよ。そこで聖剣と出会ってだな」
メロンパン職人「へぇ……」
メロンパン職人(……聖剣? 何の話だ?)
メロンパン職人「勇者さんの故郷って? 王都の人じゃないんですか」
勇者「西の方の田舎の村だよ。そこで聖剣と出会ってだな」
メロンパン職人「へぇ……」
メロンパン職人(……聖剣? 何の話だ?)
よくぞ もどられた!
ゆうしゃどの。
おお 安価よ!
この者に あなたさまの
ご加護の あらんことを!
ゆうしゃどの。
おお 安価よ!
この者に あなたさまの
ご加護の あらんことを!
勇者「……」
ピタッ
メロンパン職人「どうしたんですか勇者さん。急に立ち止まって」
勇者「……何か聞こえないか?」
メロンパン職人「え?」
グルルルル…
勇者「!」
メロンパン職人「!!」
ピタッ
メロンパン職人「どうしたんですか勇者さん。急に立ち止まって」
勇者「……何か聞こえないか?」
メロンパン職人「え?」
グルルルル…
勇者「!」
メロンパン職人「!!」
メロンパン職人「ま、魔物だぁ……!」
勇者「白っぽい……こいつは狼型の魔物か」
勇者「さすが北国。雪っぽい。王都周辺から離れると、駆逐されてない魔物がやっぱりいるもんだ」
メロンパン職人「何をそんなに悠長なことを! あぁ、やっぱり北の方なんて目指すんじゃなかったんだ。魔物の動きが活発だって散々ウワサになってたのに!」
勇者「まあ落ち着けって」
メロンパン職人「落ち着けるわけがないじゃないですか! 俺ら、ただのしがないパン屋ですよ!」
勇者「パン屋なのはお前だけだろう」
メロンパン職人「え?」
勇者「白っぽい……こいつは狼型の魔物か」
勇者「さすが北国。雪っぽい。王都周辺から離れると、駆逐されてない魔物がやっぱりいるもんだ」
メロンパン職人「何をそんなに悠長なことを! あぁ、やっぱり北の方なんて目指すんじゃなかったんだ。魔物の動きが活発だって散々ウワサになってたのに!」
勇者「まあ落ち着けって」
メロンパン職人「落ち着けるわけがないじゃないですか! 俺ら、ただのしがないパン屋ですよ!」
勇者「パン屋なのはお前だけだろう」
メロンパン職人「え?」
勇者「俺はこれでも聖剣に選ばれし勇者ってヤツらしい」スラッ
勇者「実は魔物と戦うのは初めてなんだが」
勇者「けど、まあ何とかなるだろうさ」
勇者「女騎士や大臣と比べれば、こんな奴らなんて大したことないだろ!」シュッ!
ズバッ!
魔物「ぎゃいんっ!?」
メロンパン職人「……」
勇者「実は魔物と戦うのは初めてなんだが」
勇者「けど、まあ何とかなるだろうさ」
勇者「女騎士や大臣と比べれば、こんな奴らなんて大したことないだろ!」シュッ!
ズバッ!
魔物「ぎゃいんっ!?」
メロンパン職人「……」
勇者「ほら、行くぞメロンパン職人。まだ旅は始まったばかりだぜ」
メロンパン職人「……」
メロンパン職人「ついていく人間違えたかな?」
メロンパン職人「……」
メロンパン職人「ついていく人間違えたかな?」
>>14
わろた
わろた
夜
メロンパン職人「さささ、寒い……」ガタガタ
勇者「やれやれ。北に行くのにそんな薄着で来るからだぞ」
メロンパン職人「俺に行き先を伝えなかったのはアンタですけどね!!」
メロンパン職人「さささ、寒い……」ガタガタ
勇者「やれやれ。北に行くのにそんな薄着で来るからだぞ」
メロンパン職人「俺に行き先を伝えなかったのはアンタですけどね!!」
メロンパン職人「勇者さんはあまり寒くなさそうですね」
勇者「あったかぱんつ履いてるからな。ぬくぬくだ」モッコリ
メロンパン職人「いやそんな胸を張られても」
勇者「……替えのパンツ、いる?」ゴソゴソ
メロンパン職人「遠慮しておきます」
勇者「あったかぱんつ履いてるからな。ぬくぬくだ」モッコリ
メロンパン職人「いやそんな胸を張られても」
勇者「……替えのパンツ、いる?」ゴソゴソ
メロンパン職人「遠慮しておきます」
メロンパン職人「どどど、どうしたんですか。また魔物でも出たんですか」
勇者「いや、あそこ。明かりが見える」
メロンパン職人「……本当だ」
勇者「集落があるみたいだな。少し寄って行くか?」
メロンパン職人「そうですね……」
聖剣「>>26」
勇者「いや、あそこ。明かりが見える」
メロンパン職人「……本当だ」
勇者「集落があるみたいだな。少し寄って行くか?」
メロンパン職人「そうですね……」
聖剣「>>26」
聖剣「パンティを探せ…」
勇者「パンティ!?」
メロンパン職人「いきなり何叫んでるんですかアンタ」
勇者「いや、なんでもない」
勇者「……少しだけ寄ろうか。野暮用ができた」
メロンパン職人「久しぶりに屋根の下で寝れそうだ……」
勇者「パンティ!?」
メロンパン職人「いきなり何叫んでるんですかアンタ」
勇者「いや、なんでもない」
勇者「……少しだけ寄ろうか。野暮用ができた」
メロンパン職人「久しぶりに屋根の下で寝れそうだ……」
メロンパン職人「それにしたってこの寒さは異常ですよ。勇者さんの言う通り、北だとしてもです」
メロンパン職人「季節的にも、あそこまで雪が積もるわけがない」
メロンパン職人「向こうの都市との連絡や通商も今は完全に止まってるらしいし、やっぱり何かがあったんじゃ……」
勇者「あっ」
メロンパン職人「ど、どうしたんですか。また魔物でも出たんですか」
勇者「いや、あそこ。明かりが見える」
メロンパン職人「……本当だ」
勇者「集落があるみたいだな。少し寄って行くか?」
メロンパン職人「そうですね……」
メロンパン職人「季節的にも、あそこまで雪が積もるわけがない」
メロンパン職人「向こうの都市との連絡や通商も今は完全に止まってるらしいし、やっぱり何かがあったんじゃ……」
勇者「あっ」
メロンパン職人「ど、どうしたんですか。また魔物でも出たんですか」
勇者「いや、あそこ。明かりが見える」
メロンパン職人「……本当だ」
勇者「集落があるみたいだな。少し寄って行くか?」
メロンパン職人「そうですね……」
村
メロンパン職人「うーん。宿っぽいところ無いですね」
勇者「小っちゃい村だからな。観光客とかも来ないんだろう」
勇者「とりあえず大きめの家でも訪ねてみよう。部屋が余ってたら入れてくれるんじゃないだろうか。女の子が居ればパンティもあるかもしれない」
メロンパン職人「今なんて?」
勇者「なんでもない」
メロンパン職人「うーん。宿っぽいところ無いですね」
勇者「小っちゃい村だからな。観光客とかも来ないんだろう」
勇者「とりあえず大きめの家でも訪ねてみよう。部屋が余ってたら入れてくれるんじゃないだろうか。女の子が居ればパンティもあるかもしれない」
メロンパン職人「今なんて?」
勇者「なんでもない」
>>33
神に性別はないパティーン
神に性別はないパティーン
勇者「たのもーっ!」
村長「はて。こんな時間に誰かな……おや?」ガチャッ
村長「見かけない顔じゃな。まさか旅人さんかな?」
勇者「ええ。俺は勇者。こいつは相棒のメロンパン職人です」
メロンパン職人「どうもメロンパン職人です」
村長「はぁ」
村長「はて。こんな時間に誰かな……おや?」ガチャッ
村長「見かけない顔じゃな。まさか旅人さんかな?」
勇者「ええ。俺は勇者。こいつは相棒のメロンパン職人です」
メロンパン職人「どうもメロンパン職人です」
村長「はぁ」
村長「まあこんな寒い中、外で立ち話も何だ。上がっていきなさい」
……
村長「こんな所に旅人なんてのも珍しい。お二人はどこから来たのかな?」
勇者「王都です」
村長「はぁ。王都から。それはまた……どうしてこの村に?」
勇者「北の都市に用事があって向かってるんですよ」
村長「!」
……
村長「こんな所に旅人なんてのも珍しい。お二人はどこから来たのかな?」
勇者「王都です」
村長「はぁ。王都から。それはまた……どうしてこの村に?」
勇者「北の都市に用事があって向かってるんですよ」
村長「!」
勇者「その途中で明かりが見えたのでこの村に……。この寒さにメロンパン職人が根を上げちまいまして。一晩だけでいいので、なんとか泊めていただけないかなあと思いまして」
村長「ふむ……」
村長「噂は聞いておらんのかな? 北の都市への観光なら、もう少し時期を見てするべきじゃろうて」
村長「それとも、王都にはまだ伝わっておらんのか」
勇者「噂……?」
メロンパン職人(暖炉あったかいなあ)
村長「ふむ……」
村長「噂は聞いておらんのかな? 北の都市への観光なら、もう少し時期を見てするべきじゃろうて」
村長「それとも、王都にはまだ伝わっておらんのか」
勇者「噂……?」
メロンパン職人(暖炉あったかいなあ)
村長「北の都市は、魔物に乗っ取られた。そんな噂が出回っとる」
勇者「魔物に……!?」
メロンパン職人「勇者さん、それってやばくないですか。俺ら、そこでパン屋を開こうとしてるんですよね?」
勇者「お前はいったい何を言っているんだ」
メロンパン職人「えっ」
村長「まあ、あくまでも噂じゃがな」
勇者「魔物に……!?」
メロンパン職人「勇者さん、それってやばくないですか。俺ら、そこでパン屋を開こうとしてるんですよね?」
勇者「お前はいったい何を言っているんだ」
メロンパン職人「えっ」
村長「まあ、あくまでも噂じゃがな」
村長「お前さんらもここに来るまでの異常な寒さ、気づいたろうて」
勇者「確かに。王都の方はまだ暖かかったし冬って季節でもないですもんね。ちょっと北に来た程度でここまで寒くなるのもおかしな話だ」
村長「……北の方には古くから伝わる話があってな」
村長「かつて、古の勇者に封印されし氷の魔女が復活したんじゃないかとこの村の年寄りどもは騒いでおる」
勇者「古の勇者に封印されし……」
メロンパン職人「古の勇者の魔王退治の話は確かに王都でも有名ですけど、そんな話ありましたっけ」
村長「さてな。ここらの地域だけの話かもしれん」
勇者(古の勇者って、こいつの元の使い手のことだよな……)チラッ
聖剣「……」
勇者「確かに。王都の方はまだ暖かかったし冬って季節でもないですもんね。ちょっと北に来た程度でここまで寒くなるのもおかしな話だ」
村長「……北の方には古くから伝わる話があってな」
村長「かつて、古の勇者に封印されし氷の魔女が復活したんじゃないかとこの村の年寄りどもは騒いでおる」
勇者「古の勇者に封印されし……」
メロンパン職人「古の勇者の魔王退治の話は確かに王都でも有名ですけど、そんな話ありましたっけ」
村長「さてな。ここらの地域だけの話かもしれん」
勇者(古の勇者って、こいつの元の使い手のことだよな……)チラッ
聖剣「……」
村長「ともあれ、信じられるかどうかはわからん。なんせ、行き来が出来なくなっておるからな」
勇者「うーん……」
メロンパン職人「ねぇ勇者さん。今からでも遅くないですから、王都に引き返しましょうよ。何があるかわからないですし絶対危ないですって」
勇者「ばかお前、その何があるのかを調べるのが俺たちの使命だろうが」
メロンパン職人「俺、それ初耳なんですけど」
勇者「うーん……」
メロンパン職人「ねぇ勇者さん。今からでも遅くないですから、王都に引き返しましょうよ。何があるかわからないですし絶対危ないですって」
勇者「ばかお前、その何があるのかを調べるのが俺たちの使命だろうが」
メロンパン職人「俺、それ初耳なんですけど」
メロンパン職人のメロンパンが、桃太郎印のきびだんご的な働きをするの期待
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