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元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「……」
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勇者「……」
傭兵「勇者、どうする。引き返すか?」
勇者「いや、そのまま行こう」
傭兵「!」
勇者「あいつはまだこっちに気づいていない。あれだけデカイ図体なんだ。このままゆっくり、気づかれないように扉のもとへ行きたい」
傭兵「……仕方あるまい。ここまで来たのだ。付き合うとしよう」
傭兵「メロンパン職人はどうする」
勇者「こいつは来てもあまり意味ないしこのままここに置いて行っていいんじゃないかな」
傭兵「勇者、どうする。引き返すか?」
勇者「いや、そのまま行こう」
傭兵「!」
勇者「あいつはまだこっちに気づいていない。あれだけデカイ図体なんだ。このままゆっくり、気づかれないように扉のもとへ行きたい」
傭兵「……仕方あるまい。ここまで来たのだ。付き合うとしよう」
傭兵「メロンパン職人はどうする」
勇者「こいつは来てもあまり意味ないしこのままここに置いて行っていいんじゃないかな」
魔女戦の安価はどうしても取りたかったけど多分無理だな
勇者「ゆっくり行くぞ」
傭兵「ああ」
勇者「歩いて行くからな」
傭兵「わかっている」
勇者「……走っちゃダメだぞ」
傭兵「くどいな! 何なんださっきから」
傭兵「ああ」
勇者「歩いて行くからな」
傭兵「わかっている」
勇者「……走っちゃダメだぞ」
傭兵「くどいな! 何なんださっきから」
ソローリ、ソローリ…
勇者「……」
傭兵「……」
勇者「……」
傭兵「……」
勇者「……」
傭兵「……」
勇者「……」
傭兵「……」
勇者「……」
傭兵「……」
勇者「なんとか近づくことには成功したな」
傭兵「ああ。だが、これ以上はいくら慎重に行った所で、さすがに気付かれるだろう」
傭兵「ここから、あの扉まで一気に駆け抜けるぞ。行けるな?」
勇者「えっ、無理」
傭兵「……は?」
傭兵「……」
勇者「なんとか近づくことには成功したな」
傭兵「ああ。だが、これ以上はいくら慎重に行った所で、さすがに気付かれるだろう」
傭兵「ここから、あの扉まで一気に駆け抜けるぞ。行けるな?」
勇者「えっ、無理」
傭兵「……は?」
傭兵「ここまで来て何を言っている……! 今更引き返すつもりかっ?」
勇者「そんなわけないだろ……無理なのは走る方だよ」
傭兵「何……!?」
勇者「そんなわけないだろ……無理なのは走る方だよ」
傭兵「何……!?」
傭兵「まさか、ここに来るまでに足を痛めたのか?」
勇者「あ、いやそういう訳じゃないけど」
勇者「俺最初に言ったよね? 絶対走っちゃダメだって」
傭兵「それは氷竜に気づかれないためにだろう。この先は慎重に行ったところで気付かれる。駆け抜けるべきだ」
勇者「だからダメなんだって! あるかなきゃ!」
傭兵「なぜそこに拘るんだ」
勇者「あ、いやそういう訳じゃないけど」
勇者「俺最初に言ったよね? 絶対走っちゃダメだって」
傭兵「それは氷竜に気づかれないためにだろう。この先は慎重に行ったところで気付かれる。駆け抜けるべきだ」
勇者「だからダメなんだって! あるかなきゃ!」
傭兵「なぜそこに拘るんだ」
傭兵「そんなことを言って、本当は足を痛めたのが正解なのだろう。妙な言い訳をするんじゃない!」
勇者「足なんか痛めてないよ。何ならここでジャンプしてやろうか!」
傭兵「強がるな! ……どれ、見せてみろ。応急手当ての心得くらいはある」
勇者「や、いいって。そういうのいいから。大丈夫だから」
傭兵「つべこべ言うんじゃない、ほら、一旦入口まで戻って足を……!」
氷竜「GAAAAAA……」ムクリ
勇者「あ。」
傭兵「……」
勇者「足なんか痛めてないよ。何ならここでジャンプしてやろうか!」
傭兵「強がるな! ……どれ、見せてみろ。応急手当ての心得くらいはある」
勇者「や、いいって。そういうのいいから。大丈夫だから」
傭兵「つべこべ言うんじゃない、ほら、一旦入口まで戻って足を……!」
氷竜「GAAAAAA……」ムクリ
勇者「あ。」
傭兵「……」
勇者「あーあ……こんな所で騒ぐから」
傭兵「わ、私は悪くないからな」
勇者「……」ジトッ…
傭兵「……」
勇者「……」
傭兵「そんな目で私を見るな!!」
氷竜「GAAAAAA!!」
傭兵「わ、私は悪くないからな」
勇者「……」ジトッ…
傭兵「……」
勇者「……」
傭兵「そんな目で私を見るな!!」
氷竜「GAAAAAA!!」
傭兵「くっ、こうなれば仕方ないか……」シャラン…
勇者「戦うしかないみたいだな」
傭兵「いや。ここは私に任せて君は先に行け」
勇者「……何を言ってるんだ?」
勇者「戦うしかないみたいだな」
傭兵「いや。ここは私に任せて君は先に行け」
勇者「……何を言ってるんだ?」
傭兵「君とその聖剣は、魔女との戦いにおける切り札だ。このような所で、いたずらに消耗して良いものではない」
勇者「お前ひとりで倒せるのかよ……そりゃあ、傭兵が強いのは知ってるけどさ」
傭兵「竜と戦うのは初めてだ。倒せるかどうかはわからない」
勇者「じゃあ、やっぱり俺も……!」
傭兵「だが、君があの扉へ向かうまでの足止めくらいはできるだろうさ。心配するな、上手くやる」
傭兵「この程度の修羅場なら、何度も潜って来たからな」
勇者「傭兵……」
勇者「お前ひとりで倒せるのかよ……そりゃあ、傭兵が強いのは知ってるけどさ」
傭兵「竜と戦うのは初めてだ。倒せるかどうかはわからない」
勇者「じゃあ、やっぱり俺も……!」
傭兵「だが、君があの扉へ向かうまでの足止めくらいはできるだろうさ。心配するな、上手くやる」
傭兵「この程度の修羅場なら、何度も潜って来たからな」
勇者「傭兵……」
勇者「わかった。じゃあ、こいつはお前に任せる」
傭兵「ああ。時間稼ぎくらいはしてみせよう」
勇者「……死ぬなよ」
傭兵「……」
氷竜「GAAAAAA!!」
傭兵「ああ。時間稼ぎくらいはしてみせよう」
勇者「……死ぬなよ」
傭兵「……」
氷竜「GAAAAAA!!」
傭兵「……行け!」
勇者「おう!」
ツカツカツカツカツカツカーッ
傭兵「だから何故走らないのだ」
勇者「おう!」
ツカツカツカツカツカツカーッ
傭兵「だから何故走らないのだ」
さっき知り合いからTELが来てごはん食べに行くことになっちゃった
ちょっと抜けます…
ちょっと抜けます…
二日連続でごめん
今日はさすがに生活リズム狂いすぎて、寝たら会社遅刻しそうなので徹夜するつもりなのでその間にキリのいいところまで行けたら行く
今日はさすがに生活リズム狂いすぎて、寝たら会社遅刻しそうなので徹夜するつもりなのでその間にキリのいいところまで行けたら行く
このスレ見てたらメロンパン食べたくなったから買ったわ
VIPでここまで長くやるくらいなら速報なり深夜なりに移動したほうがいいんじゃない?保守もいらんし
『メロンパンの真実』という本を読んでたから安価したくなった
まあ速報や深夜に移動したらほぼ決まった人しか来なくなるってのはあるかな
VIPなら人多いから不特定多数の人の目に止まるしこっちのがいい部分もあるにはある
VIPなら人多いから不特定多数の人の目に止まるしこっちのがいい部分もあるにはある
ツカツカツカツカーッ
勇者「なんとか扉の向こう側に辿り着いたな」
勇者「傭兵のやつ、あんなこと言ってたけどやっぱり大分キツそうだよな」
勇者「とにかく先へ進まなくちゃ」
勇者「なんとか扉の向こう側に辿り着いたな」
勇者「傭兵のやつ、あんなこと言ってたけどやっぱり大分キツそうだよな」
勇者「とにかく先へ進まなくちゃ」
聖剣「……」
勇者「……段々こいつの反応も強くなってきてる。ような気がする」
勇者「……なんとなく。多分」
勇者「この先に何かがあるのは間違いないんだろう」
勇者「急いで確認して、あいつらの所に戻らなきゃな」ツカツカツカツカーッ
勇者「あっ。あの扉越したからもう走っていいのか」
…タタタッ
勇者「……段々こいつの反応も強くなってきてる。ような気がする」
勇者「……なんとなく。多分」
勇者「この先に何かがあるのは間違いないんだろう」
勇者「急いで確認して、あいつらの所に戻らなきゃな」ツカツカツカツカーッ
勇者「あっ。あの扉越したからもう走っていいのか」
…タタタッ
最上階
氷の魔女「……」
氷の魔女「不埒者どもがこの城に入り込んで、もう随分経つみたいだが」
氷の魔女「まだここへ来ないのか」
氷の魔女「真っ直ぐわたしに会いに、ここを目指すものと思っていたが……どこで道草をしている」
氷の魔女「……まさかあの部屋に向かってはいないだろうな」
氷の魔女「……」
氷の魔女「まあ、そこらの人間がアレをどうにかできるわけがないか」
氷の魔女「……」
氷の魔女「……」
氷の魔女「不埒者どもがこの城に入り込んで、もう随分経つみたいだが」
氷の魔女「まだここへ来ないのか」
氷の魔女「真っ直ぐわたしに会いに、ここを目指すものと思っていたが……どこで道草をしている」
氷の魔女「……まさかあの部屋に向かってはいないだろうな」
氷の魔女「……」
氷の魔女「まあ、そこらの人間がアレをどうにかできるわけがないか」
氷の魔女「……」
タタタッ
ズバッ!
氷像「––––––––!」グシャァ
勇者「魔物の数が減っている……あの門番の氷竜を越せるわけがないと信用してるのかな」
勇者「……うーん」
勇者「なんか空気が重い気がするぞ……雰囲気が悪いっつーか、なんて言うんだこれ」
勇者「こんな所に長くいると、乗り物酔いみたいに気分が悪くなっちゃいそうだ」
勇者「そう言えば魔法使い師匠の授業で言ってたな。濃密な魔力が漂う空間にいると、こんな感じになるって」
勇者「……」
タタタッ
ズバッ!
氷像「––––––––!」グシャァ
勇者「魔物の数が減っている……あの門番の氷竜を越せるわけがないと信用してるのかな」
勇者「……うーん」
勇者「なんか空気が重い気がするぞ……雰囲気が悪いっつーか、なんて言うんだこれ」
勇者「こんな所に長くいると、乗り物酔いみたいに気分が悪くなっちゃいそうだ」
勇者「そう言えば魔法使い師匠の授業で言ってたな。濃密な魔力が漂う空間にいると、こんな感じになるって」
勇者「……」
タタタッ
勇者「はぁ、はぁ」
勇者「ここは……」
勇者「でかい扉がある。これはまた大層な……」
勇者「扉が氷の鎖で雁字搦めに締め付けられているぞ。まるで何かが出て来ないように、封印しているみたいだ……」
ドクン…
勇者「!」
聖剣「……」
勇者「……間違いない。こいつが反応してるのは、この扉の先だ」
勇者「ここは……」
勇者「でかい扉がある。これはまた大層な……」
勇者「扉が氷の鎖で雁字搦めに締め付けられているぞ。まるで何かが出て来ないように、封印しているみたいだ……」
ドクン…
勇者「!」
聖剣「……」
勇者「……間違いない。こいつが反応してるのは、この扉の先だ」
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