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    元スレ勇者「長老、なんかこの剣喋ってない?」長老「なんじゃと」聖剣「>>4」

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    51 :

    ラブライブ板にクソつまんねえ安価スレ立ててたやつに似てるな

    52 :

    この剣異次元とつながってんなst

    53 = 1 :

    聖剣>>56

    54 = 16 :

    両手を広げて上下に動かしてみろ

    55 :

    逆立ちで行け

    56 = 50 :

    野盗や雑魚モンスターで実戦訓練

    58 :

    おっも

    59 = 1 :

    勇者「野盗やモンスターで実戦訓練しながら行け、か」

    勇者「俺はまだお前を振るうのには未熟だってことかよ」

    勇者「まあ確かにその通りだがな」

    勇者「いいさ、やってやる。実戦訓練だ!」

    60 = 1 :

    一時間後

    勇者「この辺、モンスターとかいなくない?」

    61 = 1 :

    勇者「まあ、ここ田舎だし。魔物が活発に動いてるのももうちょい栄えた街の周辺らしいし」

    勇者「村の周りが平和なのはいいことだけどさ」

    勇者「なんというか、拍子抜けだ」


    勇者「……」テクテク


    勇者「……」テクテク


    勇者(……あれ、これこのままだと安価達成できなくないか?)

    62 = 25 :

    再安価とか全然安価が絶対じゃないやん

    63 = 1 :

    勇者「……」

    勇者「……」

    勇者「……」チラッ


    聖剣「……」シーーーーン


    勇者「ま、魔物とか野盗に遭遇しないのは別に俺のせいじゃないからなっ」

    聖剣「……」

    勇者「こんな安価だしたお前が悪いんだからな」

    聖剣「……」

    勇者「……」


    勇者「…………………」ガタガタガタガタ

    64 = 16 :

    >>62

    聖剣「ラブライブ板にクソつまんねえ安価スレ立ててたやつに似てるな」

    勇者「は?いきなり何言ってるんだ?」

    聖剣「すまない独り言だ、 >>56

    と、脳内変換すればいいじゃないか

    65 :

    初っ端物騒な呪文唱えてやがるな

    66 = 1 :

    勇者「嘘だろおい、こんな初っ端からつまづくって言うのかよ」

    勇者「な、なにか別の安価を……」

    聖剣「……」

    勇者「一度出したものは取り下げないのか」

    勇者「このままだと、また何かペナルティが……!?」

    勇者「いや、落ち着こう。一度出したものを取り下げることは出来なくても、また追加で出したものを達成すれば1-1交換で帳消しにならないか?」

    勇者「いや、なるだろ。多分」

    勇者「追加安価をくれ」

    聖剣「……」

    勇者「……」

    聖剣「……」

    勇者「ああいや、別に一度目のやつを諦めたわけじゃないから。念のためのあれだから。一度目のやつも絶対達成するつもりで頑張るから。あくまでも追加だから」

    聖剣「…………>>69

    68 = 21 :

    ……

    69 = 21 :

    ……

    70 :

    更新も出来んくらい重かったのにどうやったら安価取れんのよ……

    71 :

    安価取るために重くしたんだろ

    72 = 21 :

    重いから書き込みボタン二回おしたらとっちゃったのよ

    73 :

    確かに安価取りたいがくそ重たいな

    74 = 1 :

    聖剣「……………………」

    勇者「駄目かぁーー!!駄目なのかよ!!」

    勇者「こうなったら王都への回り道になってでも野盗やモンスターを探さなければ」

    勇者「野盗、モンスター、野盗、モンスター……!!」ダダダダダッ!




    一週間後

    勇者「野盗……モンスター……」ハァハァ…

    75 = 1 :

    勇者「やばい。一度王都が見えるところまで辿り着いたけど、王都近くの魔物とか騎士団に駆除され尽くしてたし」

    勇者「王都近辺とか治安良すぎて野盗とか全然出ないし」

    勇者「ついには王都西門にまで来たけど、まだ入るわけにはいかないから、結局一旦離れて南の方に向かって二日経ったけど未だ何とも出くわしてないし」

    勇者「なんかもう水とか食料とか尽きそうだし」

    勇者「……」

    勇者「誰か……助けて……野盗……モンスター……」

    76 = 1 :

    南の平原
    商人の荷馬車


    商人A「さて、次の取引は王都だったか」

    商人B「しっかし、平和ですなあ。せっかく高い金を払って護衛さんを雇ったって言うのに特に何とも出くわさないときたもんだ」

    商人A「ははっ。まあ平和なのは良いことじゃないですか」

    商人B「北や東の方ともなるとモンスターやらが活発に動いてると聞いたが、西と南は平和そのものですな。こちらに来るのに護衛なんて不要だったかもしれませんねぇ」

    77 = 1 :

    護衛の傭兵「……」

    商人B「よう、傭兵さん。良い天気だな。こうも平和だとその立派な武器も泣いてるんじゃないかね」

    傭兵「……」

    商人A「Bさん、傭兵さんに当たるのはやめましょうや。出番がないとは言え、こっちのお願いを聞いてもらってついてきてもらってるんだ。失礼なこと言っちゃいけないよ」

    商人B「ちっ、まあいいや」

    護衛「……」

    78 = 1 :

    商人B「さぁて、川もあるしこの辺りで休憩としましょうや」

    傭兵「……商人、あまり気を抜くな」

    商人A「ん?」

    傭兵「この辺りは新興の盗賊団が現れたという。金を貰っているからにはこちらも尽くすが、護衛対象に気を抜かれすぎるとこちらも困る」

    商人A「へぇ」

    商人B「なに言ってんだか。俺はそんな話聞いたこともありませんぜ」

    商人B「Aさん、こいつ、仕事が回ってこないからってとりあえずそれっぽいこと言ってるだけだから、あまり間に受けちゃいけませんよ」

    商人A「はぁ」

    傭兵「……」

    79 = 58 :

    安価出すならまた重くなる前にさっさとやっちまえよ

    80 = 1 :

    物陰

    盗賊「お頭、商人らしき一団を発見しやした。荷馬車三つ。王都の方に向かってるんじゃないですかね」

    お頭「護衛は?」

    盗賊「さあ。特に目立った奴がいるわけでもねえし、いたとしても少数でしょう」

    お頭「南の方の治安の良さに油断してるのか。この辺にアジトを作ったのは正解だったかもしれんな」

    盗賊「おっと。一団、休憩に入ったようで」

    お頭「荷を降ろして全員が出るまで待ってろ」

    お頭「了解でさぁ」

    81 = 1 :

    商人C「と、盗賊だぁーー!!」

    商人A「なんだって!」

    商人B「ひ、ひぃ! この辺りに出るなんて聞いてないぞ!」

    商人A「さっき傭兵さんが言ってたじゃないですか!」

    商人B「傭兵! 傭兵! くそっ、あのやろう肝心な時にぃ!」

    盗賊「あん? 傭兵雇ってんのかよ」

    商人B「ひっ」

    盗賊「まあ留守みたいだしさっさと終わらせてズラかるとするか」シャキン

    商人B「ひゃあーー!!」

    82 = 1 :

    ズバッ!


    盗賊「……がふっ」ドサッ


    傭兵「だから言っただろうに」

    商人A「傭兵さん!!」

    商人B「傭兵! このやろ……! 出番だ! 高い金払ってんだからさっさとこいつらを追い払え! お前の仕事だろうが!」

    傭兵「……」

    83 :

    ヨウヘイヘーイ

    84 = 1 :

    ズバッ! ズバッ!

    傭兵「……数が多いな」

    盗賊「ちっ、あいつ鬼のように強いぜ!」

    盗賊「一人で挑むな! 囲め!」

    傭兵(一人ひとりは大したことはなくてもこの人数は厳しいな。私一人ならまだしも、休憩でこうも無防備に広がった荷馬車や商人たちを守り切るのは……)



    ??「おい!! あんたら!!」

    傭兵「!」

    商人AB「!!?」

    85 = 58 :

    傭兵すき

    86 = 1 :

    傭兵「新手か……?」

    勇者「なあ、あんたら、野盗だよな? どう見ても野盗だよな!?」

    商人A「な、なんだあの男は……」

    商人B「ボロボロの身なりに、痩けた頬……剣で武装している……その上、あの血走った目……!」

    商人C「きっとやばい奴に違いない」

    勇者「お前らには聞いてねえ! 俺はそこのやばそうな奴らに聞いてるんだ。野盗だよな?」

    盗賊「お前にやばい奴とか言われたくないんだが」

    87 = 52 :

    勇者がんばえー

    88 = 1 :

    傭兵「奴らは最近ここらを荒らしている盗賊団だ。商団の荷を狙い襲撃してきた」

    勇者「盗賊団……?」

    傭兵「ああ。そしてお前は何者だ?」

    勇者「盗賊って野盗だよな。通行人を狙って追い剥ぎやら何やらしてくる奴らは野盗と呼んでいいはず。
    盗賊に野盗は含まれないけど野盗に盗賊は含まれるわけだからつまりこいつらを倒せば安価である野盗や
    モンスターを倒しながら実戦練習を達成できるはず。数は指定していないよな?だから一人でも倒せれば
    俺は王都に入る権利を手に入れられるはずなんだよ。安価は「野盗やモンスターを」であって「野盗と
    モンスターを」ではないのだからこいつらさえ倒せれば万事解決というわけだ」ブツブツブツブツ

    傭兵「なんだこいつは……」

    89 = 58 :

    狂ってやがる、遅すぎたんだ……

    90 = 1 :

    盗賊A「一人で何をゴチャゴチャ言ってやがる、キモいんだよ、死ねぇ!」

    勇者「うるさい!!!」ズバッ!

    盗賊A「ぐわぁ!」


    傭兵「!」


    勇者「あ。ノルマ達成?」

    盗賊B「こいつ、Aの剣をまっぷたつにしながら斬りやがった!」

    91 = 1 :

    勇者「お前ら……」

    勇者「ありがとう!!」

    盗賊B「おんっ!!」ズバッ!


    盗賊C「ひぃっ、こいつやべぇよ! 目とか頭とか!」


    傭兵「……」サササッ

    92 = 1 :

    お頭「何をちんたらやってやがる。護衛は一人じゃなかったのかよ」

    盗賊「お頭……それが、その一人が相当腕の立つ奴でして」

    お頭「それでも一人だろうが!」

    盗賊「そ、その上、なんだか頭のおかしい奴が加勢に来たみたいでして」

    お頭「はぁ?」

    盗賊「おかしいのは頭だけじゃなくて、どうやら俺らの鉄の剣ごとまっぷたつに切り裂いてくるようで、どうにも手が付けられず……」

    お頭「一人だか二人だかにいちいち手こずりやがって……もういい! 俺が出てやる!」

    傭兵「その必要は無い」

    お頭「!」

    盗賊「ひっ、出た!!」

    93 = 1 :

    盗賊「あ。でもこいつ、頭のおかしい奴じゃないですぜ。もともといた普通に強い奴でさぁ」

    お頭「普通に強い、ねぇ」

    傭兵「彼の目的が何かはわからないが、狙いはお前達のようだからな。彼が暴れている隙に頭を叩かせてもらおう」

    お頭「けっ、普通に強い程度の奴が俺に勝てると思うのか?」

    お頭「俺はこれでも昔は王都の騎士団に所属してたんだ。そんじょそこらの奴に負けはしねえよ」

    傭兵「盗賊に堕ちた騎士崩れか。よほどの落ちこぼれだったのだな」

    お頭「てめぇ……!」

    傭兵「昔話はいい。手短に済ませよう」

    お頭「っ! うおおおおおお!!」

    94 = 1 :

    ズバッ


    お頭「……バカな……」ドサッ


    盗賊「お頭ぁ!!」


    傭兵「お前も余所見している暇があるのか?」

    盗賊「……あ?」

    ズバッ

    95 = 1 :

    その後

    商人A「いやぁ、助かりました! ありがとうございます傭兵さん。あんたを雇って良かったですよ」

    商人B「へっ、高い金払ってんだからこれくらい当然だろうぜ」

    商人A「……お礼くらい素直に言いましょうよ」

    傭兵「いや、その男の言う通りだ。仕事だからな。礼はいらない。報酬さえきっちり貰えればな」


    商人A「それと、そこのあなたも」

    勇者「いやなに、当然のことをしたまでです。むしろこっちがお礼を言いたいくらいで」

    商人B(なんでスッキリしたような顔をしているんだ……)

    商人A(まるで憑き物が落ちたかのようですね)

    96 = 71 :

    聖剣に呪われた勇者か

    97 = 58 :

    そもそも初っ端から死の呪い呟く奴だぞ

    98 = 1 :

    傭兵「……その剣」

    勇者「ん?」

    傭兵「……」

    勇者「……な、なんだよ」

    傭兵「いや。良い剣だと思ってな」

    勇者「あ、ありがとう?」

    傭兵「だが、技が拙い。盗賊どもの安物の剣だったから良かったものの、強者と戦うには使い手が幼すぎる」

    勇者「……褒めるか貶すかどっちかにしろと言いたいけど、これは俺が貶されてるんだよな」

    傭兵「ほう。怒らないのだな。戦士が技を貶されているというのに」

    勇者「まあ、事実だからいいよ。これから強くなればいいんだし」

    勇者「安価達成して気分がいいし」

    傭兵(安価……?)

    99 = 1 :

    商人A「少ないですけど、謝礼を支払わせていただきたく」

    勇者「謝礼? あぁ、いいですよそんなの。何度も言うけどこっちがお礼を言いたいくらいなんだ。困った時はお互いさまってことで……」

    グギュルルルルル

    勇者「……」

    商人A「……おなか、空きませんか?」

    勇者「はい」

    100 = 1 :

    商人A「ほう、勇者さんは王都へ向かっているのですな」

    勇者「はい。一度王都の西門についたんですけど安価ができてないので王都に入れないくて南に行ったんです」ムシャムシャ

    商人A(安価……?)

    商人A「ええと、安価というのは通行証とかのことですかな?」

    勇者「ああいえ、安価はもう達成したので王都に入れます。バッチリです」

    商人A「???」


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