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    元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」キョン「やれやれ」

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    301 = 28 :

    そこは絵に描いたような快晴の空に、広大な地平。
    そしてそこに白くそびえたつ建設中の塔。間近に一つ。
    離れてもう一つ。そしてはるか遠く二十キロ先にもう一つ。

    ハルヒ「うそ……」

    無駄に広大に見えるが、
    実際空間があるのはまだ三つの建造物分で他の風景は仮想空間なんだそうだ。

    ハルヒ「それで、なんであたし? まどかじゃ駄目なの?」

    「鹿目さんだと小回りが効かないんです。
         どうしても魔力の強い人が二人で作業しないと上手く行かないところがありまして、
         私とバランスの取れる魔力の人って涼宮さんだけなんです」

    ハルヒ「あたしで出来るのかな?」

    「作業自体はそんな難しいものじゃありませんから」

    303 = 28 :

    ~~

    魔法少女Cと友達だった魔法少女F。
    彼女はキョンがCを殺したと誤解していた。

    ほむら「説明したはずよ」

    魔法少F「納得できるかよ!」

    ほむら「でも事実だわ。QBにも聞いたのでしょう?」

    魔法少F「ああ聞いたよ。エネルギー回収だの相転移だの。
           そんなことどうでも良い。Cは死んだんだ」

    ほむら「つまり八つ当たりなのね」

    魔法少F「くっ……」

    ほむら「協力する気が無いなら帰りなさい。
         こんな所であなたに魔女になられたら、
         戦力が無駄になるわ」

    魔法少F「ふん。帰ってやるよ。じゃあな!」

    304 = 26 :

    ここまで理詰めの魔法少女とかほむほむ唖然としそう

    306 = 28 :

    しかし、魔法少女Fはキョンを襲った。

    ハルヒが建設チームの方へ支援に行ってる時、キョンが一人になる時を狙って、
    仲間を何人か引き連れた魔法少女Fがキョンを取り囲んだのだ。

    魔法少F「おまえ『死神』なんだってな?」

    魔法少G「弱った魔法少女を実験台にして殺しまくってるそうじゃない」

    魔法少I「そもそもソウルジェムが濁りきったら魔女になるなんて
           あなたの都合でついた嘘じゃないの?」

    魔法少J「……」

    作戦の為に集まってくれた魔法少女達の一部には
    例のリングの詳細な説明と共にそこまでの真実を話していた。

    308 = 126 :

    「死神」の噂が広まるってところに作為的な何かを感じるよな

    309 = 28 :

    キョン(少女)「真実なんだがな」

    魔法少I「てきとう言わないでよね! 証拠も無いくせに」

    キョン(少女)「証拠を見せるという事は、魔法少女の最期を見届けるということだ」

    魔法少J「……ならば見届けたらいい」

    魔法少F「!」
    魔法少G「!」
    魔法少I「!」

    キョン(少女)「それは!?」

    魔法少女Jの見せたソウルジェムは濁りきっていた。
    しかも報酬のリングは付けていない。

    魔法少J「」。ピキッ

    311 :

    私怨

    313 = 28 :

    魔法少女Jは魔女になった。

    誰も彼女のことを知らなかった。
    彼女は仲間もなく、一人でさ迷うように見滝原にやってきていた。

    どういうつもりで魔法少女Fと共にキョンを襲いに来たのか、
    今となっては知る術も無い。

    魔法少F「嘘だろ!?」
    魔法少G「グリーフシードになったわ……」
    魔法少I「そんな……」

    キョン(少女)「クソっ、結界に巻き込まれた……」

    決定的瞬間を目撃した後、四人は相転移の暴風に吹き飛ばされ、
    出来たばかりの結界の中で散り散りにされてしまった。

    315 :

    キョンは魔女本体の近くにいた。

    みくる「キョン君!」

    キョン(少女)「朝比奈さん!? どうして?」

    みくる「キョン君と一緒に涼宮さんが
        私の知らない世界に行ってしまう。
        それが、どうしても我慢できなかったんです」

    朝比奈みくるは少し前から、魔法少女達に紛れてこの建築現場に潜入していた。
    彼女はキョンをひそかに追いかけていて、彼が『ゆき』であることも結構前から知っていた。
    そんな彼女がキョンのピンチに現れたのはもちろん偶然ではない。

    キョン(少女)「一体どうやって……」

    みくる「鹿目まどかさんのこれを拝借させていただきました」

    朝比奈みくるの額に変形したEGが輝いていた。
    朝比奈みくるは魔法少女?に変身していたのだ。

    316 :

    >>317
    朝比奈さん?長門じゃないのか。

    317 :

    「」

    318 :

    みくるには何の期待も出来ないな

    322 :

    ピンプル、パンプル、ロリポップン、まじかるまじかる、るんららぁ、そ~れ、にゃう~ん

    323 :

    ティロばりのみくるビームに期待

    324 = 315 :

    みくる「これで、涼宮さんと同じところに来れました。今助けてあげるから」

    キョン(少女)「やめてください!」

    EGによる変身ではみくるに魔法少女の才能があったとしても、
    キョン程度の力しか発揮できない筈だった。

    みくる「ここまで来たのに、今更引き下がれません
        それに、私なりにこのシステムは勉強したの。
        私の恋はキョン君の命を守るために役立てます!」

    キョン(少女)「朝比奈さん!」

    みくる「あれが魔女ね」シャキーン!

    キョン(少女)「!!」

    大きな薙刀のような武器を出し、みくるは魔女に向かって飛び出していった。

    キョン(少女)(……何でそんなに力が出せるんだ?そもそも、朝比奈さんは一般人だったはずだろ?)

    325 :

    >>324
    ハンマーしまえよ

    326 = 314 :

    ヤバい

    327 = 315 :

    みくる「これで終わりです! みくるびぃぃぃぃぃむ!!」

    とどめのみくるビームで
    朝比奈みくるは見事に魔女を倒した。

    だが、彼女は結界が消えた後に気を失って倒れていた。

    外傷はなかったが、何かあってはいけないので、
    キョンは彼女を病院へ運んだ。
    (急いで建設空間の外に運んだ後、救急車を呼んだ)

    そして、彼女が目を覚ました時、彼女は『その記憶』を失っていた。

    みくる「ふぇ?キョン君?どうしたんですかぁ~」

    キョン「朝比奈さん……」

    みくる「私、どうしてこんなところにいるんだろう?
           キョン君は何かご存知ありませんかぁ?」

    失ったのは、キョンへの恋心とそれに関連する記憶だった。

    328 :

    これはよろしくない

    329 :

    えらい唐突だな

    330 :

    文字通り感情を使って魔法を使ったってことなのか?
    わからんな

    331 = 315 :

    QB「感情をエネルギーに変えてそれを使ったんだから、
       無くなって当然じゃないか。
       それの何処に問題があるんだい?」

    つまり、副作用も何も、魔力を生じさせるシステム自体が『そういうもの』だったということだ。

    それが『一時的』だろうが『大切な』であろうが関係なく『感情』をエネルギーに変える。
    それがこのシステムだ。

    SGは『一つの感情』に特化して、それを機械的に維持し続けるので、
    魔法少女であり続ける限りその感情が消えることは無い。
    だが、EGは感情を限定しない代わりに維持もしないので、感情を使い切ってしまうのだ。

    キョンのように小出しにしていればおそらく問題は無い。
    何度でも生じる一時的な小さな感情しか利用して無いからだ。
    だが、『想いの全てを込めて』みたいなことをするとこのような事態になるらしい。

    どうやら朝比奈みくるはこうなることが判っていたようだった。

    332 = 321 :

    これはまたあれな問題が…

    333 :

    どこぞのまなかちゃん状態か

    335 = 315 :

    朝比奈みくるの顛末を聞いた鹿目まどかは責任を感じていた。

    まどか「わたしがみくるさんに渡しちゃったから……」

    キョン「いや、お前は奪われた訳だからそんなに責任を感じちゃいけないよ」

    まどか「でも、あんなことになっちゃうなんて……」

    キョン「朝比奈さんは密かに俺たちがやっていることの情報を集めていたみたいなんだ。
        EGについても彼女は半ば判っててあんなことをしたみたいだし……」

    自己責任といってしまえばそれまでだが、慕われ、命を助けられたキョンとしては、
    内心複雑であった。

    キョン「とにかく、お前も使い方には気をつけてくれ」

    まどか「うん。判ったよ」

    この事件で、魔法少女は最期に魔女に生まれ変わるという真実が、
    見滝原に集結した魔法少女の間に『噂』という形で広まっていった。

    338 = 315 :

    郊外の建設現場

    ハルヒ「マミさんが?」

    杏子「なんか、錯乱して暴れてるってんで、あたしらが呼ばれたんだけど」

    ほむら「……誰か話したのね」

    キョン(少女)「現場側の休憩用の小屋に立て篭もってるんだが、
            狙い撃ちされるから誰も近づけない」

    ハルヒ「被害は?」(現場手伝いでキョンと別行動してた)

    キョン(少女)「数人負傷したみたいだが軽傷だな。人的被害はそれだけだ」

    340 = 330 :

    マミさんマミさんしてるなぁ

    342 :

    これはうまい

    343 = 315 :

    ほむら「いいわ。私が行く」

    キョン(少女)「大丈夫か?」

    ほむら「ええ。彼女のことは良く知っているから」

    杏子「あのマミだぞ。やばくないか?」

    ほむら「心配には及ばないわ。
         じゃあ、涼宮さんと佐倉さんは周りの人払いをお願い。
         狙撃されるかもしれないから見物してる人にも注意しておいて」

    ハルヒ「え」

    杏子「おい」

    ハルヒ「『さん』付けで呼ばれたわ。今までフルネームで呼び捨てだったのに」

    杏子「あんなヤツだったか?」

    344 = 330 :

    フラグが…

    346 :

    ひたすら上がってくるけどいつから書いてるんだよこの人化物か

    348 = 315 :

    ほむら(心境の変化? いいえただの気まぐれね)

    ほむらは死角になる物陰に沿ってマミの立て篭もる小屋に近づいていた。

    途中でもう八割方形になっている建造物を見上げた。
    真っ青な仮想空間の空に真っ白な巨大建造物。もの凄い風景だ。

    ほむら(それにしても、こんな規模でワルプルギスの夜に対抗するのは初めて)

    ほむら(大勢の魔法少女が集結している)

    ほむら(私と同じ『ワルプルギスの夜を倒す』という目的に向かって)

    ほむら(今までは一人だ戦ってきたけれど、今は違う)

    ほむら(目標を共にする仲間が居ることが、こんなにも充実した気分になれるなんて)

    350 = 315 :

    ほむら(まどかは当面契約する心配は無いのだし)

    ほむら(いままでこんなことは無かった)

    ほむら(この作戦はきっと上手くいくわ)

    ほむら(もう、何もこ……)

    マミ「みんな死ぬしかないじゃない!!」

    ほむら(巴マミ……。まずはこっちか)

    決意を込めてほむらは盾の収納空間から小さなものを幾つか取り出した。


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