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    元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」キョン「やれやれ」

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    552 = 534 :

    ~キョン家~

    キョン「さて、大変だったが、成果もあった」

    キョン「今回の検証で汚れもソウルジェムに付いた状態では、
            人の感情の形を取っていることが判った」

    QB「それが大きな成果なのかい?」

    キョン「お前には判らないだろうが、
        『人の感情』ってことは戦闘でなく、『心の問題』として解決が可能ってことだよ」

    QB「それが君のリコーダーかい?」

    キョン「あれは相手がハルヒの汚れだったから効果があったんだと思う。
        ハルヒは多分俺の吹くリコーダーが好きだからな」

    557 = 534 :

    QB「という事は、相手によって対応は変わるってことかい?
       単純には計れないんだね。本当に厄介だな感情ってやつは」

    キョン「これはお前たちが『魔女』として切り捨てていた領域だ。
        これでお前たちのテクノロジーが不完全なことが判っただろ?
        使い方を誤ると、とんでもない化け物を生み出しちまう、
        その『化け物』を真に制御する技術が欠けているんだ」

    QB「確かにその通りだ。でも僕らは『感情』が無かったが為にその生成要因まで解析は出来なかった。
       そこは魔女という現象を見てそれに対抗しうる魔法少女の力を、
       ぶつけるしか無かったんだよ」

    560 = 534 :

    ~まどかとQB~(例の勉強会の直後の話)

    まどか「話、全部聞いたよ」

    QB「もう契約はしてくれないのかい?」

    まどか「全然違うじゃない。QBはわたしたちのこと使い捨ての電池みたいにしか考えてなかったの?」

    QB「キミ達にはどんな願いでも一つだけ叶えられるという大きなチャンスが与えられえるんだ。
       その対価、と考えてくれればいいよ。
       もっとも宇宙の未来の為に命を使うことが出来るんだ。
       このちっぽけな星で無為に浪費するより、ずっと価値のあることだよ。
       むしろ名誉なことじゃないか」

    まどか「希望の為に戦い続けて、最後は必ず絶望して魔女になっちゃうなんて酷すぎるよ」

    QB「そこが理解できないところなんだ。人間はどうしてそこまで個の感情にこだわるんだい?
       一時の感情の為に大局を見誤り、損失を招く。どう見ても感情なんて精神疾患の一種じゃないか。
       そんなものいつまでも抱えているより、
       エネルギーとして差し出してしまった方がずっと宇宙の利益になるっていうのに」

    まどか「そういう考え方だったら、やっぱりQBはわたしたちの敵なんだね」

    562 = 544 :

    このキョンの有能さは一体

    563 = 534 :

    QB「最近、ちょっとだけキミ達人類との付き合い方が判ってきたよ。
      キミ達が『私達』っていうカテゴリで物を言うとき対象は『人類』ではなく、
      その個体が認識している仮想的な集合をさしているってことに気付いたんだ」

    まどか「なんのこと? 判らないよ」

    QB「個々の個体で感情も、考え方も、理解力も全然違う。
       いままで魔法少女の条件に合う個体のみを対象にしてきたから判らなかったんだけど、
       『感情』というものについてボク達と論理的に話が出来る個体も存在していたってことだよ」

    まどか「キョン君のことを言っているの?」

    QB「キミたち魔法少女に条件の合う人間というのは、
       条件を考えたら当然なのかもしれないけど、
       人類の中でも感情に囚われすぎている個体が多くてね。
       彼のような人間に出会えたのは幸運だったのかもしれない」

    564 = 534 :

    まどか「私はキョン君みたいにはなれないよ。
         あなたたちのやっていることは悪いことにしか思えない。
         だから契約はしない」

    QB「残念だよ。でももし宇宙の為に命を投げ出してもいいって思えたらいつでも声をかけてよね。
       待ってるよ」

    まどか「わたしは、みんなのことも諦めない。キョン君みたいに割り切れないけど、
         でも魔法少女になってしまったみんなの為にわたしも出来ることをする」

    565 = 534 :

    ~見滝原町のとある喫茶店~

    マミ「最近、この町で私以外の魔法少女たちが何かやってるみたいなの」

    マミ「私には何も教えてくれないのよ」

    マミ「涼宮さんも、最初は一緒に魔女狩りに来てくれてたのだけど、
       最近はもう実力も十分で別行動の方が多いの」

    マミ「成長が早くて頼もしい後輩なのは嬉しいんだけどなんか寂しいわ」

    マミ「暁美さんや私を助けてくれたあの名前を知らない魔法少女とも仲良くしてるみたいだし、
       私どうしたらいいのか……」

    杏子「……」

    杏子(どうしてこうなった)

    566 = 548 :

    マミさんは俺に任せろ

    567 = 545 :

    そら消去法でそうなるわな

    568 = 534 :

    ~杏子の回想~

    QB「キミは何しに来たんだい?」

    杏子「マミのとこが面白いことになってるって噂に聞いてね」

    杏子「今の狩場も飽きてきたし。ちょっと遊んでやろうかと思ってさ」

    QB「まあ止めないけど、お手柔らかにね
       あ、あと、この町にはマミのほかに今三人魔法少女が居るんだけど、
       その中で白色の衣装の魔法少女にだけは手を出さないで欲しいんだ」

    杏子「なんだい。てめぇのお気に入りかい?」

    QB「いや、彼女は特別でね。魔法少女の競争からは外れた存在なんだ」

    杏子「まあ、あっちから突っかかってこなけりゃ、別に手出ししねえよ。
        にしても、一気に三人も増えてんのかよ。この町はどうなってやがるんだ?」

    QB「とりあえず、最近普通に魔法少女になった子がマミと一緒に魔女狩りしてるはずだから、
       その子にコンタクトしてみたらどうだい?」

    571 = 534 :

    見滝原町が一望できる展望台

    杏子「あいつが新人か」

    QB「ついこのあいだ魔法少女になってめきめき力をつけてる期待の新人さ」

    杏子「ふうん」

    QB「どうやらもうマミと離れてソロで狩りをしてるみたいだね」

    杏子「生意気だな。ちょっと行って魔法少女の作法ってやつを教えてやるよ。
        まあ、それで潰しちまうかもしれないけど、
        四人も居るんだから一人くらいかまわないよね」

    QB「キミの思い通りに行くとは限らないよ。
       この町にはさっきの三人のうち最後の一人、とびきりのイレギュラーがいるからね」

    杏子「どういうやつなんだ、そいつは」

    QB「ボクも良く判らない」

    杏子「はぁ? そいつもあんたと契約して魔法少女になったんだろ?」

    QB「そうともいえる。そうじゃないともいえる。イレギュラーって言ったじゃないか。
       彼女がどう動くかボクにも予想できないんだ」

    572 :

    ほむちょっぷ

    576 = 534 :

    とある路地裏、杏子とハルヒ遭遇中


    杏子「……だからさ、人間2、3人食ったら魔女になるじゃん。そうすればグリフシード落とすだろ?」

    ハルヒ「え? 何……言ってるの?」

    杏子「弱肉強食って知ってる? 学校で習ったよね?
        弱い人間を魔女が食う。その魔女を魔法少女が食う。強さの順を考えたら当然だよね?」

    ハルヒ「あんた、それ本気で言ってるの? 魔女は人を襲うのよ?」

    杏子「あれ? もしかしてあんた魔法少女を正義の味方かなんかと勘違いしてる?
        時々居るんだよね。こんな勘違いちゃんが」

    ハルヒ「……」

    杏子「魔法てのはね、自分の為に使うもんさ。
        それを人間を守るために使い魔まで狩っちゃうなんて、あんた頭おかしいんじゃねえの?」

    578 = 534 :

    ハルヒ「あんた……」

    杏子「てめぇみたいな中途半端なやつが魔法少女やってるとイラつくんだよね」

    ハルヒ「許さないわ!」シャキン!

    杏子「ふん。遊んでやるぜ」(槍を目の前に立てる

    ハルヒ「」ブン(剣振る

    杏子「」ドゴーン(すぐ横を衝撃が通過

    杏子「……」ポカーン(壁に穴開いてる

    杏子「……ってめ!」

    ハルヒ「ふん!」(踏み込んで一閃!

    杏子「このっ!」(受け止める

    杏子「」ドーン(だが、ふっとばされる

    579 :

    紫煙

    580 = 579 :

    >>583
    コンマおめ

    581 :

    戦闘シーン酷くてワロタ

    583 = 534 :

    杏子(こいつフォームはめちゃくちゃなのに無駄にパワーだけはありやがる)

    杏子「ならこうだ!」(フェイントで一回攻撃を外し、直後にサイドから

    ハルヒ「うわっ」(剣の返しが間に合わない

    杏子「げっ!?」(柄の先で弾かれてしまう

    ハルヒ「このっ!」ビュン!(適当に振っただけ

    杏子「」ドカーン(壁に叩きつけられる

    杏子「……て、てめェ、」

    584 = 572 :

    明日まで残してくれ
    おやすみ

    585 = 534 :

    ~ここで杏子の回想をぶった切ってまどか・ほむらサイド~
    (勉強会後、まどかとQBが決別後で使い魔実験より前ぐらいの話)


    まどか「あ! ほむらちゃん!(どうしてこんな夜中に家の前に居たのか判らないけど)」

    ほむら「どうしたの?(QBがまた来てたから警戒していたら見つかってしまったわ)」

    まどか「ハルヒちゃんが、他の魔法少女とケンカしてるんだって!」

    ほむら(相手は佐倉杏子? QBはそれを言いに来たのね)

    ほむら「巴マミは何してるの?」

    まどか「判らないよ。最近別々に魔女退治してるってハルヒちゃんが言ってたから……」

    ほむら「ケンカの場所は判る?」

    まどか「うん。町外れの……」

    588 = 534 :

    ケンカの現場

    ほむら「これはどういうこと?」

    まどか「ほむらちゃん?」

    杏子「てめえ、新人の癖になんでそんな馬鹿みたいにパワーあるんだよ!」ボロボロ

    ほむら(佐倉杏子が涼宮ハルヒに押されてる?)

    ハルヒ「何言ってるのよ! ケンカ吹っかけてきたのあんたの方でしょ?」(割と余裕

    ハルヒ「あたし、弱いものいじめは好きじゃないんだけど」

    杏子「るせえ! 馬鹿にしやがって」

    まどか「ねえ、やめて! 魔法少女同士なのになんでケンカなんてするの?」

    589 = 573 :

    支援&おやすみ
    ところでこれスレに話収まるのだろうか…?

    590 = 534 :

    杏子「このっ」シャキーン

    ハルヒ「ふん!」ドカーン

    ほむら(手が出せないわ。パワーでは涼宮ハルヒが圧倒的。
         でも技術が未熟な分、手数で佐倉杏子に押されてる。
         結果二人はほぼ互角。介入する余地が無い)

    ほむら(というか佐倉杏子のあの多節棍を使っためちゃめちゃな攻撃を、
         パワーだけで凌ぐって、涼宮ハルヒもどれだけデタラメなの?)

    まどか「ほむらちゃん、なんで二人を止めないの?」 

    ほむら「よく見て。まだ大丈夫よ(というか介入出来ないわ。手を出すとしたら命がけよ……)」

    その後ハルヒが強烈な技を使いだしたりして
    これ以上戦いに慣れられるとヤバイと杏子が焦ったりした末、

    杏子「はぁ、はぁ、おめぇ、なかなかやるな」

    ハルヒ「はぁ、はぁ、、あんたもね」

    594 = 534 :

    少し被ってるが>>442-449みたいな感じに引き分けで杏子が帰った後

    ハルヒ「あ、まどか。……とほむら?」

    まどか「ハルヒちゃん!」

    ほむら「あなた、どうしてそんなに……」

    まどか「仲直り、したの?」

    ハルヒ「全然。あいつまた来るんじゃないかしら」

    まどか「ケンカしないでよ。怖かったよ」

    ハルヒ「心配かけてごめんね。でも大丈夫よ。あたしはあたしの正義を貫く。そのための力を得たんだから」

    まどか「ハルヒちゃん……」

    ハルヒ「それにあいつ、まどかの方に攻撃が行かないように気を遣ってたわ。
         言ってることは酷いけど、そんな悪いやつに思えない」

    ほむら(そこまで余裕が。涼宮ハルヒはいったい……)

    595 = 536 :

    >>594
    無理だろう。

    596 = 534 :

    ほむら「この際だから聞いておくわ。涼宮ハルヒ」

    ハルヒ「なによ」

    ほむら「あなたは何の願い事で魔法少女になったの? そんなに強くなるなんて」

    ハルヒ「それは内緒」

    まどか「でもキョン君のことなんでしょ?」

    ハルヒ「ちょっ、言わないでよ!」

    ほむら「あの冴えない男の願いを叶えたというの?」

    ハルヒ「ふふん。あなたには判らないわ。キョンの魅力は!
            それに、あいつは名誉ある我がSOS団員その1なのよ!」
                     
    まどか「ハルヒちゃん、なんか格好良い……」

    ハルヒ「うんうん! もっとほめて!」

    ほむら「……(なんか、聞く気が失せたわ)」

    597 = 534 :

    ~杏子の回想に戻ります~

    とあるゲーセン

    ほむら「佐倉杏子」

    杏子「あん? あんた確かイレギュラーの」

    ほむら「話がある」

    杏子「なんだい。ここじゃ話せないことか?」

    ほむら「ここでいいわ」

    杏子「なんだよ」

    ほむら「一週間後、ワルプルギスの夜がこの町にやってくる」

    杏子「ワルプル……本当かよ?」

    ほむら「ええ。確実に」

    杏子「何で判る?」

    ほむら「秘密よ」

    598 = 534 :

    杏子「それであたしにどうしろってんだ?」

    ほむら「戦力が足りないの。共闘して欲しい」

    杏子「あたしにメリットは?」

    ほむら「私がいま保有しているグリフシードを全部差し出しても良い」

    杏子「そりゃ信用出来ないね。それじゃあんたはどうやって戦う気だい?」

    ほむら「私はあなたみたいに燃費は悪くないのよ。これから調達する分で十分」

    杏子「ふうん。マミとか、あのハルヒとかいう新人は? 一緒に戦わないのかい?」

    ほむら「もちろん声をかけるわ。でもあなたに一番最初に声をかけたの」

    杏子「そりゃ光栄だね」

    599 = 534 :

    ほむら「受けてくれるかしら?」

    杏子「やなこった。秘密秘密で全然手の内を明かさないんじゃ、
        あんたのことどうやって信用すればいいのさ。
        精々マミとあの新人とで仲良くやってればいいんじゃね」

    ほむら「そう。それは残念だわ。だったらさっさと避難することをお勧めするわ」

    杏子「いわれなくたって、出て行くさ(ただし一週間後にな!)」

    600 = 534 :

    ~時期的にハルヒの使い魔実験後のタイミング~

    見滝原の街中で

    マミ「杏子ちゃん!」

    杏子「げ、巴マミ」

    マミ「杏子ちゃん! 久しぶりね!」

    杏子「つうか、そのしばらく合ってなかった友達に会ったようなリアクションはなんなんだよ?」

    マミ「その言葉通りじゃない。会えて嬉しいわ」

    杏子「いつあたしがてめぇの友達になったんだ? 
       おまえ、昔あたしを思い切り痛めつけてくれたの忘れたのか?」

    マミ「すぐ治してあげたじゃない」

    杏子「治せば良いってもんじゃねえだろ! やられたら痛いつうの」

    マミ「だって杏子ちゃんがおいたするから」

    杏子「その呼び方やめろ気持ち悪い」


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