元スレQB「僕と契約して魔法少女になってよ!」キョン「やれやれ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
151 = 140 :
きゅっぷい
152 = 1 :
QB「じゃあ早速魔女退治に行ってみようか」
キョン「早速か…」
QB「さあ変身だ!」
(キョン変身)
キョン(魔法少女)「…屈辱だ」ヒラヒラ
QB「ボクにはその感情は判らないな。でもその感情のエネルギーはキミの容姿に作用しているみたいだね」
キョン(魔法少女)「なんですと」
QB「ああ、それは『恥ずかしい』という感情だね。恥じらいというのは女性らしさの要素じゃないか」
キョン(魔法少女)「しまった。ますます恥ずかしくなってきたぞ」
QB「おお、ソウルジェム内で起きるエネルギーの回転と同じ効果が!
容姿がますます少女っぽくなったよ」
キョン(魔法少女)「こうやって魔力が維持されるのか。実に嬉しくないね」
153 = 37 :
きゅい
154 :
きゅっぷい
155 = 1 :
~~
キョン(魔法少女)「で、その魔女はどこにいるんだ?」
QB「ちょうどこの町の魔法少女がこれから魔女退治に行くところだから」
キョン(魔法少女)「ちょっとまて。もしかしてその魔法少女に協力しろとかいうんじゃないだろうな?」
QB「それでもいいけど、いずれにしろキミ一人で魔女と対峙させるなんて危険なことはしないよ」
キョン(魔法少女)「危険なのか?」
QB「魔法少女は魂をソウルジェムという高効率に魔力を使える身体に変換しているから、
どんなに肉体を損傷しても、死ぬことはない。
一方のキミは変身してるとはいえ、普通の人間を魔法でコーティングしているに過ぎないから、
例えば心臓や頭を貫かれただけでも簡単に死んでしまう。
そんな脆弱なキミを魔女退治なんて危険なことに一人で行かせるわけないじゃないか」
156 = 1 :
QB「キミのやることは、魔法少女の魔女退治についていって、色々ちょっかいをだすことだ。
別に有効な攻撃を加える必要はないよ。エネルギー効率の実験だからね」
キョン(魔法少女)「それって情けないじゃないか」
QB「情けないというのは僕には理解できないんだが、気に入らないところがあるってことかい?」
キョン(魔法少女)「感情を起こさなきゃならないんだろ? そんな居ても居なくてもいいような役回りじゃ、
モチベーションが激減だ」
QB「それは困ったな。何かモチベーションが上がるようなことを考えなくては」
160 = 1 :
~~
ほむら「あなた、何者?」
キョン(魔法少女)「えっと、お前は…(確か暁美ほむらとかいう転校生か)」
ほむら(こんな魔法少女どの時間軸にも現れたことがないわ)
キョン(魔法少女)(…こいつも魔法少女なのか?)
ほむら「……」
ほむら「ここで何をしているの?」
キョン(魔法少女)「いやお前こそ、あの金髪の魔法少女に隠れて何やってるんだ?」
ほむら「……」
キョン(魔法少女)(だんまりか。まさか俺みたいにピンチになるのを待ってるわけじゃないよな?)
162 = 1 :
~少し前のこと~
キョン(魔法少女)『いい事を思いついた』
QB『なんだい? モチベーションが上がりそうなことかい?』
キョン(魔法少女)『ああそうだ。俺は魔法少女に比べると魔法の応用が利く代わりにそんなに強くないんだろ?
だからピンチになったら颯爽と現れて救うってポジションはどうだ?』
QB『なるほど。それなら魔女に真正面から対峙するリスクは避けられそうだね。
あくまで横から攻撃するわけだから』
キョン(魔法少女)『そんな卑怯者みたいな言い方はしないでくれ。
いつもピンチになると現れる『謎の魔法少女』なんだよ』
QB『ということは正体は秘密なんだね』
キョン(魔法少女)『それは初めからそのつもりだったさ(恥ずかしいからな)』
QB『じゃあ、キミはこの辺に隠れいてよ。
ボクはデータ収集で走り回らなりゃいけないからね。
終わったらまた合流しよう』
という会話があった。
164 = 1 :
キョン「結局出番はなかったな」
QB「残念だよ。君にはもっと色々な感情の変換を実験してもらいたかったのに」
キョン「まあ、まだ機会はあるだろ。
それにしても、あんな恐ろしいところで毎回魔法少女は戦っているのか」
QB「驚いたかい?」
キョン「本当にあんな非日常の世界があったとは(元の世界以上にやばいぜ)」
QB「まだ疑っていたのかい?」
キョン「いや、今日ので完全に確信したよ」
キョン「それにしても、美樹さやかと鹿目まどかが、何で一緒に居たんだ?
魔法少女じゃないのに危ないな」
QB「あれは、魔女狩り体験コースさ」
キョン「体験コースだと? お前らの仕業なのか?」
QB「いや、あれはマミの提案さ」
キョン「なんだと」
165 :
横殴りですねわかります
166 :
追いついたけどめちゃくちゃ面白いな、これ
数年前のVIPならこの3倍はレス付いてそうだ
167 :
あとどんだけあんの?
169 = 1 :
~~
キョン(魔法少女)「お前が巴マミか。話がある」
マミ「あら、見ない顔ね」
キョン(魔法少女)「お前は一般人を魔女狩りに連れて行っているよな?」
マミ「どこで見てたのかしら?」
キョン(魔法少女)「危険だからもう止めて欲しいんだが」
マミ「あの子たちはQBに選ばれたのよ。
魔法少女の何たるかをよく知ってから契約すべきだと思うからああして、
魔女狩りを見学させてあげてるの」
170 = 165 :
口調で男ってバレそう
171 :
>>170
マミさんなら受け入れてくれるはず
173 = 165 :
(どうしよう…マドマギ見たことないなんて言えない…仕組みは理解したけど…)
174 :
これゾンみたいだ
175 = 37 :
>>173
まどマギな
176 :
台本みてぇ
177 = 165 :
>>175
真面目にごめんなさい
178 :
キョン(魔法少女)「契約の前に魔法少女の何たるかをよく知ってもらうことは諸手を挙げて賛成したい。
でも、魔女狩りに付いて行った位で魔法少女の真実を知ることは出来ないぞ」
マミ「あら、あなたは何か知っているというの?」
キョン(魔法少女)「知りたいか? 魔法少女と魔女の真実を」
ほむら「待ちなさい」
キョン(魔法少女)「お前は」
ほむら「いいから来なさい」グイッ
179 = 178 :
マミ「ちょっと、一体なんなの」
ほむら「私もあの二人を魔女狩りに連れて行くことには反対するわ。
あなたに言いたいのはそれだけよ」
マミ「え・・・」
~~
(※ほむらは変身してます)
キョン(魔法少女)「で、俺に何か話があるんだろ?」
ほむら「あなたはどこまで知っているの?」
キョン(魔法少女)「魔法少女と魔女のことか?」
ほむら「そうよ」
キョン(魔法少女)「魔法少女がエネルギー搾取の生贄にされているってことくらいだが」
ほむら「!!」
180 = 178 :
キョン(魔法少女)「そんな反応をするって事は、お前も結構詳しく知っているってことだよな?」
ほむら「その話を巴マミにしないで」
キョン(魔法少女)「なんでだ?」
ほむら「彼女は弱い。恐らく真実に耐えられない」
キョン(魔法少女)「彼女のことを良く知っているのか?」
ほむら「ええ知ってるわ。それよりあなたはいつその真実を知ったの?
インキュベーターは魔法少女になる人間にそこまでの真実は絶対話さないはず」
キョン(魔法少女)「あいつはインキュベーターっていうのか。初めて知ったな。
インキュベーター、孵卵器だっけか? なるほどいいネーミングだ」
ほむら「あなた、何者?」
181 = 178 :
キョン(魔法少女)「最初の問いに答えてやる。知ったのは最近。
初めてそのインキュベーターに会ったとき聞いたんだ」
ほむら「まさか」
キョン(魔法少女)「暇つぶしに色々と聞きまくったら教えてくれたよ」
ほむら「じゃあ、あなたはインキュベーターの企みまで全てを知った上で魔法少女になったというの?」
キョン(魔法少女)「それは秘密だ。あと出来れば俺を魔法少女って呼ばないで欲しいがな」
ほむら「どういうこと?」
キョン(魔法少女)「そう呼ばれると、俺はあの白い生物に八つ当たりしたくなるんでな」
ほむら「意味がわからないわ」
182 :
今どんな格好なんだキョン
顔隠してるのか
183 :
国木田みたいな女装になってるのか
185 = 178 :
キョン(魔法少女)「お前は、魔法少女になってどれくらいだ?」ギュ
ほむら(なぜ手を握るの?)
キョン(魔法少女)(これがソウルジェムか? こいつの感情にあわせて輝きが波打っているみたいだ)
ほむら「もう忘れたわ。忘れるほど長い間よ……」
キョン(魔法少女)「そんなに長い間、お前は一つの願いのために戦い続けて来たのか?」
ほむら「……そうよ」
キョン(魔法少女)「……」
ほむら(哀れみ? いや悲しみ?)
キョン(魔法少女)(やっぱり俺が寿命を全うした更にずっと後までなんて待てないな。
こんな子が沢山いるなんて)
187 = 178 :
ほむら「痛いわ」
キョン(魔法少女)「あ、悪かったな」パッ
ほむら「あなたは」
キョン(魔法少女)「ん?」
ほむら「あなたが今してるその眼をした子を私は知っている」
キョン(魔法少女)「なんのことだ?」
ほむら「その子は、他人の絶望を救いたいといって命を投げ出したわ」
キョン(魔法少女)「!」
ほむら「あなたもそうなの? 絶望の運命を知りながら、
他人のために命を投げ捨ててしまった人間なの?
あなたを失って悲しむ人は誰もいなかったの?」
189 = 178 :
キョン(魔法少女)「……」
ほむら「ごめんなさい。もしそうだとしても、
言っても仕方のないことだったわね」
キョン(魔法少女)「そんな子を見てきたんだな」
ほむら「ええ」
キョン(魔法少女)「何人もか?」
ほむら「数え切れないほどよ」
キョン(魔法少女)「そうか……」
192 = 178 :
~キョン家~
ハルヒ「じゃあね、キョン、また明日も遊びましょ!」
まどか「またね。キョン君」
さやか「じゃあね~」
キョン「ああ。待ってるよ」
キョン「……」
QB「いいのかい」
キョン「なにがだ?」
QB「彼女達に魔法少女の真実を全て話すんだろ?」
193 :
ハルヒが仕事しない世界
197 = 178 :
キョン「まあね。でもいきなり話しても混乱させるだけだ思う(ハルヒも居たし)」
QB「そうなのかい?」
キョン「お前らと違っていきなり論理的に考えられる人間ばかりじゃないだろ。
話す時期ってものがある。
鹿目や美樹は半端に知識がある上に、実体験もしてるからなおさら時期を考えないとな」
QB「僕には良くわからないな」
キョン「それに俺からじゃなくて『謎の魔法少女』から聞いたほうが良いだろうしな」
198 = 178 :
キョン「ところでお前は何匹いるんだ?」
QB「今この町には実験担当のボクと、勧誘担当で今鹿目まどかに同行しているのがいるよ」
キョン「その姿はインターフェースで本体はこの前言ってた集合意識ってことで良いんだな?」
QB「そうさ。インキュベータっていうのはその全体の名前なんだ」
199 :
追いついた
面白い私怨
200 = 178 :
キョン「ん?」
キョン「QB、なんかデバイスが反応してるんだが…」
QB「不味いな。この近くの病院に魔女の反応だ」
キョン「病院に魔女か。不味いな」
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