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    元スレ男「俺に与えられた魔法がくっそ使えなくて笑えない」

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    551 = 1 :

    ……


    (おいおい、これ、どうすればいいんだよ……)

    (この魔法、逸らすのは発動条件とかそんなの分からないんだぞ)

    (……って事は、あいつらの言う事が本当なら、このままだと、家族や友連中が――)

    (――けど、かと言って仮に解けたとしても俺が……)

    (大体、男子生徒と女子生徒はどうなる? 標的に入ってるのか?)

    (だったとしたら、この二人の友達や家族はどうなる?)

    (魔法官の人達もかなりてこずってるようだし、助けは期待出来ない、か……)チラッ

    (どうすれば……)

    『――』

    「……え?」

    『――使うが良い――』

    『――使え――』

    「この、声……」ガクン

    (な、なんだ、凄い、冷汗が――)ブワッ

    552 :

    力が欲しいか

    553 :

    剛力が欲しいか

    554 = 1 :

    …・…


    ローブ1「兄ちゃん――」ニヤ

    ローブ3「――あいつ、膝落としたと思ったら、冷や汗掻いて青ざめてるよ」ニヤ

    ローブ2「まっ、泣いて許してくれっつっても、止めないけどな、クケケケケケッ」

    ローブ2「……何せこいつを見せちまったんだ。どっちみち俺らは退場確定、独房行きはもっと確定」

    ローブ1「どうせ捕まるなら――」

    ローブ3「――派手にやろうぜそういう事だね」

    ローブ2「おうよ」

    ローブ1「ムカつくヤツの人生に――」

    ローブ3「――僕らの鉄槌を」

    ローブ2「そういうこった」


    ……

    555 = 528 :

    初期九尾を思い出す

    556 :

    力は干イカ

    557 :

    帰ったら結構貯まってた

    支援

    558 = 482 :

    つべでチョコボーイ山口でも・・・

    560 = 1 :

    ……


    母親「な、何この感じ」ゾワッ

    父親「始祖の力だ――間違い無い。くそっ、どんどん膨れ上がってるぞ……」ゾクゥ

    黒竜「ワシも感じる。なんとも不思議な感覚よのう……」タタタタッ

    「黒竜ちゃん、いつの間に幼女の姿に……」タタタッ

    ダダダダダッ

    受付(会場が騒がしいなぁ。今年の新人対抗戦、盛り上がって……)

    受付「ん?」

    ダダダダダダッ

    受付「ちょっ、お、お客さん、チケッ――」

    父親「後で払う!」ダンッ

    受付「あっ、ゲート飛び越え――」

    母親「私も後で払うわ!」ダッ

    「わたしもー」タッ

    黒竜「わしは人間じゃないのだが、払わねばならんのかのう」タタッ

    562 = 1 :

    ……


    お父様 ピクッ

    お父様「この感じ……よもやっ!」

    お父様「そんな、馬鹿なっ!」

    お父様「どういう事だ!」ゾワリ

    ダッダッダダダダッ

    お父様「むっ?」クルリ

    チョット押サナイデヨー

    父親「すいませんどいてくださいー!!」

    母親「急いでるんです!」

    混ンデルンダカラ気ヲツケテヨー

    「ほんとすいませーん」

    黒竜「すまないのじゃ」


    お父様「……あれは桜竜の……」

    564 = 1 :

    父親「むっ、あれは銀竜か……?」ダダダダッ

    お父様「久方ぶりに顔を見たが、貴様、なぜここに……」

    父親「この感覚、お前にも分かるだろうが! そんな話をしている場合ではない!」ダダッダッ

    お父様「――のようだな」ダダダダッ

    (誰、この偉そうなオッサン……)

    黒竜(誰じゃこのオッサン……)

    ……


    銀髪少「――な、何、この感じ――」ハァハァ

    「ど、どうしたんだ?」

    「凄い顔色悪いわよ……」

    「ローブの言ってる事が本当なら、やはり飛び火……俺らも危ない……」

    「幸い、あの学校に知り合いなんて私たち居ないし、今のうちにA会場に戻りましょ……」

    銀髪少「い、居なきゃ、いけません、私は……」

    「何を言ってるんだ!」

    銀髪少「守ると、言ったの、です……」

    565 = 540 :

    ペース上がってきたな
    私怨

    566 = 1 :

    「は!? 誰を!?」

    「無理やりにでも連れて行く」ガシッ

    銀髪少「やめてっ!!」バッ

    「えっ……」

    銀髪少「言、言ったのです。約束なのです。く、苦しいのなら、護ってあげると――」ダッ

    「だ、駄目だ危ないっ」ダッ

    「――もうなんなの、一体何なのよ……」

    ……

    ザワザワ

    魔法官「はっはー、これはこれは」

    魔法官「あと一歩じゃないか」

    魔法官「まぁ、早いに越した事は無いしね」

    魔法官「ほら、少年、早く使ってしまえ」

    魔法官「三つ目の力を、そしてお戻りになる」

    魔法官「だからさ、早く早く」ワクワク

    569 :

    まだ温か
    3日突入しといて1レスの予定だったのかよ

    570 = 1 :

    ……


    『――使え――』

    「あ、頭に直接――テ、テレパス、か? だ、誰の、声だ……」ハァハァ

    『――使え――』

    「――つ、使えば、なんとか、なる、のか」ハァハァ

    『――使え――』

    「助け、られる、のか……」ハァハァ

    『――四の五の言わずに、使え――』

    『――早く、我は――』

    「……どう、すれば」ハァハァ

    『――何、簡単な事――』

    『――言え――』

    『――――』

    「……」ハァハァ

    572 = 569 :

    >>569
    1レスとかなに言ってんだ俺スレだた☆

    573 = 503 :

    >>572
    かわいい
    なでなでしたい

    574 = 1 :

    ……


    「な、なんか男の様子がおかしくねーか」

    不良「あ、あぁ、そうだな」

    剣士「な、なんて言うか、す、凄い苦しそう……」

    剣士「も、もしかして、呪いに掛かったの、かな」ジワッ

    イケメン「……それは、無いんじゃない、かな」

    DQN「……どーいう事だよ」

    イケメン「いや、僕の知識が間違ってなきゃ、呪殺の魔法は、即死か長期に少しずつ体を蝕み殺すかのどっちかのハズだ」

    イケメン「その性質はどんな呪殺の魔法でも変わらない――だったと、多分、思う。そもそもまだ発動した様子も無いし」

    剣士「じゃ、じゃあ、どうしてぇ」ヒックヒック

    イケメン「いやっ、ちょっとそれは僕に言われても……」

    「男……」

    575 :

    説明の為の場面転換多過ぎ
    冗長っぷりに拍車が掛かってるわ

    576 :

    >>575
    分かったから早くおねんねしようね

    577 = 477 :

    評論家の集うスレ

    イケメンはなんだかんだ知識も才能もあってイケメンだな

    578 = 1 :

    ……


    ローブ2「さぁて腹は決まったかナァ」

    ローブ1「お前がどっちを選んだか――」

    ローブ3「――魔法を発動すれば答えはすぐそこ!」

    「……そう言えばいいんだな」スッ 

    「……」ゴウッ

    ローブ2「……ア?」

    ローブ2「……なっ、なんだ……」

    「……」ギロッ

    ローブ1「兄ちゃん――」

    ローブ3「――なんかそいつ、雰囲気おかしいよ」

    ローブ2「へっ、へっ……やっ、やるぞ!」

    ローブ1「う、うん――」

    ローブ3「――こ、こいつが何かする前に!」

    581 :

    しえん
    昨日のを塗り直しただけだけど

    /nox/remoteimages/2a/ab/05f4de96e38988ecd4997904a668.jpeg

    582 = 1 :

    『……』

    『―俺/我を見ろ―』ピシィ

    ローブ2「アッ……あっ?」

    ……ピキ、ピキ……

    ローブ1「にいちゃ――あっ……」

    ローブ3「――なにっを――」

    銀髪少女 ――ダメ――ソノサキヲイッテハナリマセン――

    『――こっちを、向け――』

    ――バギィイイン――

    ……

    銀髪少(他の方は気づかないのでしょうか……おぞましい何かが、男の体に纏わりついて――)

    ……『―俺/我を見ろ―』……

    銀髪少女 ゾゾゾッ

    銀髪少(――あの声、男の声じゃない――良く分かりませんが、その先を言っては――)タッタッタ

    銀髪少「ダメ! その先を言ってはなりません!」タタタタッ

    583 = 502 :

    こっち向いてなんて可愛いレベルじゃねえ

    584 = 503 :

    これがこっち向いてか…

    585 :

    言っちゃえよ

    586 = 1 :

    ……


    魔法官「言った! 言った!」


    ……

    父親&お父様「「膨れた魔力が、はじ、けた……」」

    ……


    魔法長官「な、なんじゃ、この感覚はっ!」


    ……

    剣士「ま、魔方陣が消え――」

    ……


    ローブ1「……」ダラン

    ローブ3「……」ダラン

    ローブ2「……」ダラァアアアン

    587 :

    だららぁーん

    588 :

    死んだか

    589 = 553 :

    ローブ2ダラーンとしすぎワロタ

    590 = 1 :

    ……


    魔法官1「な、なんだいきなり」

    魔法官2「い、今、空間が割れるような音が――」

    魔法官5「そんな事はいい、魔方陣が消えた! 今のうちに取り押さえるぞ!」ダダッ

    魔法官6「ですな」ダダッ

    魔法官4「大人しくお縄に――」

    ローブ2「……」フラフラ

    魔法官4「な、なんだ……糸の切れた人形みたいに――」

    魔法官5「き、君が何かしたのか!?」ハッ


    『……グハッ』

    『――った』

    『ついに、言いおった!』

    『グハハハハハッ!』

    『向きおった! 我の方を! 元々その為の魔法よのう……そいつらはついでに過ぎぬ……グハハハハハッ!!』

    596 = 1 :

    『我を誘う贄となりて、誇りに思うて良いぞ、そこの三匹の劣等生物。既に言葉も届かぬだろうがな! グハハハハッ』

    ……


    銀髪少(――あれは、誰?)タタタッ

    魔法官7「き、君――待ちなさい」バッ

    銀髪少「……すいません」バッ タタタタッ

    銀髪少(雰囲気も声音も、全てが違う――)タンッ

    銀髪少(……彼は、どこへ……)

    銀髪少「……」ザッ

    『……おや、その魔力の匂い。ほんの先ほども前に出会うたな』

    『銀の裔か?』

    銀髪少「あ、あなたは、誰ですか? お、男をどこへやったのです!?」

    『鼻につくその物言い――まぁ良い、どのみち、食う為にも出ねばなるまい』グッ

    銀髪少「何っを……」

    『何を驚く? 返してやろうというモノ。もっとも、すぐに我の一部となるがな……』グググググッ

    598 = 1 :

    ……


    「な、なんだぁ!?」

    剣士「お、男くん!?」

    DQN「そ、それにしては、なんかスゲェ違和感があっけどよ……」

    不良「……あれも、男の魔法の一部か何か、なのか……」

    イケメン「な、なんて言うのか、今物凄い大変な事に立ち会ってしまっているんじゃないだろうか、僕ら……」

    「お、おい、男の体から、何か変な影みたいなのが出て来てるぞ……」


    ……

    ヌル……リ

    「……」バタン

    ???「ようやっと、戻れたわい」

    ???「しかし、所詮はついでの人間三匹。どうにも力が足りぬなぁ」ガシッ

    ???「やはり力を取り戻すには――まずは桜が裔よ、お前から――」ンアアアァ

    (凄い、ぼうっと、する……)


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