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    元スレ兄「おお、いもうとよ。しんでしまうとはなさけない」

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    1 :

    「よっしゃあボス倒したぁ!」

    「もー、ゲームで騒がないでよ子供じゃないんだからさー」

    「身体は大人、心は子供!」

    「最悪じゃん」

    「大人になっても子供の心を忘れないのが大事だと思いまーす」

    「恥を知るほうが大事だよ」

    2 = 1 :

    「なにこのイベント。理不尽すぎる」

    「世の中、そんなもんだよねー」

    「知ったふうな口をききよる。妹のくせに」

    「兄貴よりはかしこさが上だからな」

    「レベルアップしなければ!」

    「まず経験値を得ないとね」

    3 = 1 :

    「働こっかなぁ……」

    「がんばれー」

    「ダ●マの神殿が現実にもあればなぁ」

    「ハロ●ワークだね」

    「遊び人に転職したい」

    「いや働けよ」

    4 = 1 :

    「いやいやいや、いいのかい? 働いたら妹ちゃんと会う時間が減っちゃうんだぞ?」

    「あたしは一向にかまわないけど」

    「愛しい妹が冷たい!」

    「気持ち悪い」

    「ほんとに冷たい!」

    5 :

    みてるからはよ

    6 :

    「・・・・・・」

    「・・・ってあれ・・・?マジで冷たくね・・・?」

    7 = 1 :

    「このダンジョン難しすぎる」

    「池袋駅よりマシでしょ」

    「そこは梅田地下街じゃないのか」

    「ひとつの駅なのにあれってのがすごいんじゃん」

    「いったこともないくせに」

    「ぐぬぬ」

    8 = 1 :

    「現実にも回復呪文があればいいのに」

    「MPがないじゃん」

    「現実でMPってなんだろ」

    「……記憶?」

    「呪文いらねえわ」

    9 = 5 :

    ぐぬぬかわいい

    11 = 1 :

    「なんで魔王ってお城から出てこないんだろうな?」

    「ひきこもりなんじゃない?」

    「お前が魔王だったのか……!」

    「あたしは引きこもりじゃねーよ!」

    12 = 1 :

    「なに、あたしが魔王だとしたら兄貴が勇者だとでも?」

    「うむ。妹への愛が世界を救う!」

    「ニートに世界が救えるの?」

    「お前だけでも救ってみせるさ」

    「なにそれ。ださ」

    13 = 1 :

    「写真撮ろうぜ!」

    「え、やだ」

    「即答!?」

    15 = 1 :

    「なんでいきなり写真?」

    「いやほらさ、ダチとかに妹のこと聞かれたときにさ……」

    「兄貴、友達いたんだ」

    「いるわ阿呆!」

    「すっごく意外ー」

    16 = 1 :

    「ほらそういう訳だからさ。俺の妹がこんなに可愛い! て自慢させてくれよ」

    「なに、兄貴シスコン? きもっ」

    「綺麗な姉ちゃんがいたらシスコンだったかもな……」

    「変態。死ね」

    「黙れぺたんこ」

    「くたばれッ!」

    17 = 1 :

    「まぁまぁ貧乳には貧乳の良さがあるとして、写真撮ろうぜ!」

    「貧乳ゆーな! ……ったくもー仕方ないなー」

    「よーし、じゃあハイチーズ」パシャッ

    「えっ兄貴は!?」

    18 = 1 :

    「むふふ。お兄ちゃんと写真撮りたいかい? 妹ちゃん」

    「ちっ違うし!」

    「はーいよしよし。撮りまちょうねぇ」

    「寄んな撫でんなにやつくな!」

    「ハイチーズ!」

    「えへへ♪」パシャッ

    19 = 1 :

    「ねぇ兄貴」

    「ちょっと待ってこのボスむっちゃ強いヤバイ」

    「……あたしがさ、いなくなったら、兄貴は泣くかな」

    「よし、倒した! で、なんて?」

    「なんでもないよー兄貴のバーカ」

    「母さん妹が反抗期です」

    20 :

    やめろ

    21 :

    「いい天気だなぁ」

    「兄貴、就職しないの?」

    「よし、妹よ。散歩にいくぞ」

    「現実と向き合えよ兄貴」

    「いやぁほんといい天気だ」

    22 :

    ほのぼのしてて良い感じ

    23 = 21 :

    「大丈夫か? 寒くないか?」

    「へいき」

    「そか」

    「兄貴」

    「ん」

    「……いい天気だね」

    「おう」

    24 :

    鬱展開の予感

    25 :

    ほのぼのスレだよな…?

    26 = 21 :

    「ごめん、ちょっと疲れた」

    「すまん」

    「いいって。ちょっと寝てれば戻るし」

    「うん。すまん」

    「もーいいってばー。ちょっと疲れただけだよ」

    「うん。……うん」

    27 = 21 :

    「おーさむさむ」

    「寒いなかご苦労」

    「無駄に偉そうだな妹よ」

    「お姫様だからね。とらわれのお姫様」

    「俺が助けてやるよお姫様」

    「無職には無理」

    28 = 21 :

    「無理じゃない」

    「えっ?」

    「俺が助ける。絶対助ける」

    「な、なにさ。……じゃあ、約束ね」

    「任せておけ! お兄ちゃんは勇者だから!」

    「無職でしょ」

    「言うな」

    29 :

    おい…

    30 :

    この展開は

    31 = 21 :

    「旅行いきたいなー」

    「よし、明日出発だ」

    「早いよ! どこに? って聞けよ!」

    「どこに?」

    「んー、海がきれいなところ」

    「サルガッソ海?」

    「どこなの!?」

    32 = 25 :

    今頃やっと理解したわ…
    そういうことなんか…

    33 :

    これはアカン

    35 :

    なるほど、遊び人ってのも・・・

    36 = 21 :

    「誰と行くんだよ、って決まってるか」

    「うん。お父さん、お母さん、ダイスケで」

    「俺は!? 犬より俺でしょ!?」

    「兄貴、ダイスケの写真みせて」

    「スルー!」

    37 :

    これはアカン

    38 = 22 :

    今頃わかってしまった
    俺の理解力の無さに泣いた

    39 :

    スレタイが怖い

    40 :

    病気ってことね

    41 = 21 :

    「あーダイスケかわいーなー」

    「お前のほうが可愛いよ」

    「しらねーよ」

    「照れるな照れるな」

    「てれてねーよ」

    42 = 21 :

    「兄貴、この本の続き買ってきて」

    「当然のように兄をパシるんじゃない」

    「仕方ないじゃん、外は寒いし」

    「だから断ってるんですよね」

    「無職に拒否権はない!」

    43 = 21 :

    「この前言ってた本買ってきてやったぞー」

    「え、ほんと?」

    「あたぼうよ。兄ちゃんが嘘ついたことあったか」

    「ありまくりじゃん。前のマンガ、続き貸してくんないし」

    「ああ、あれ、休載」

    「まじっすか」

    44 :

    愛犬の写真見せろってことは、隔離されてるってこと、入院しているってことかな・・・

    45 = 21 :

    「ラストダンジョンむずすぎだろ」

    「仕様ですし」

    「作ったの誰だよ出てこい!」

    「魔王じゃないの」

    「お前だったのか」

    「私だ」

    46 :

    フラグビンビンで泣いた

    47 = 21 :

    「妹よ! 愛する兄のお出ましだ!」

    「………」

    「いないのか」

    「なぁ。知ってるか。俺がほんとうにお前のことを大事に思ってるって」

    「信じたくねえよ。なんでお前がいなくならなくちゃならないんだよ。なんでお前なんだよ」

    「誰だよ、教えてくれよ、誰をやっつければいいんだよ、どこに悪者はいるんだよ」

    「嘘だろ。お前がいなくならなくちゃならないなんて、嘘だろ」

    「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう……」

    49 = 21 :

    「……あれ、兄貴」

    「寝てるし。まったく、そこは病人のためのベッドだっての」

    「もう。兄貴は仕方ないなぁ……」

    「ねぇ、兄貴」

    「いつもありがとう。あたしが今でも笑ってられるのは、兄貴のおかげだよ」

    「あたしはいなくなっちゃうけど、……けど、忘れないで」

    「あたしが大好きだってこと―――お兄ちゃん」

    50 :

    泣いた


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