元スレ王様「勇者が死んでしまった息子に期待しよう」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
203 = 165 :
こ
209 = 165 :
カ
211 = 131 :
ほ
212 :
ほ
214 = 162 :
ほ
215 = 172 :
夕方ももうすぐ終わる
217 = 74 :
ほ
218 = 170 :
ほ
219 = 165 :
ほ
222 = 62 :
……
…
勇者の息子「じゃあなマスター! 多分すぐ戻ってくると思うけど、達者でいろよー」
酒場のマスター「馬鹿やろう、達者でいろってのはお前の事だろうが」
女剣士(さすが勇者殿だ。それぐらいの気概を持ってして望むというのだな!)
酒場のマスター「……つーかよ、お前、剣とか持たなくていいのか」
勇者の息子「いらねいらね、大体俺剣使えねーしな」
酒場のマスター「自慢の拳があるってかい」
勇者の息子「道具に頼ると人間駄目になると昔から言うだろ」テクテク
酒場のマスター「……言わねぇよボケ」
……
…
酒場のマスター「ったく、最後まで緊張感と言うものが足りないヤツだ。……けどよ、そこだけは似たな……ん?」
側室の娘 コソコソコソ
酒場のマスター「……背中にだけは、本当気ぃつけろよ」ボソリ
224 :
来たな
225 :
仕事終わって丁度覗いてみたら
まさかのリアルタイム遭遇
226 = 165 :
待ってました
227 = 62 :
王様の長男「パピィイイイ!」
王様「ど、どうした長子よ」
王様の長男「ハニーがいないんだが!?」
王様「何を言うとるんじゃ……」
兵士「……あっ」
兵士(そういえば昨夜……)
王様の長男「おいおいチミィ、何か知ってる顔だなぁ!」
兵士「い、いえ、確か、昨夜、慣わしの陰り月を嗜むためと言って、荷物を抱えてどこかへ……」
王様「陰り月を楽しむじゃと!? そんな習慣ないのじゃが……」
兵士「えっ」
王様「えっ」
王様の長男「へっ?」
兵士2(あっ、もしかして、あれって、夜逃げ……?)
228 = 170 :
ktkr
229 = 62 :
王様「に、逃げたというのか、あんなに気立ての良い娘が……」
王様の長男「いますぐ探しに行けぇえええええ!」
兵士「は、はっ!!」
兵士2「ただいま!!」
タタタタタッ
タタタ
テクテク
兵士「……まぁでも実際なんかしょうがねぇよな」
兵士2「何がだよ」
兵士「もう王様も見えないからだけどよ、だって、あの長男だぜ」
兵士2「あぁ、そういう事」
兵士「ガマガエルみたいな顔してるし、性格最悪だし、あんなのと一緒になるかもって、俺が女なら自殺するレベルだよ」
兵士2「でも噂でしかないだろう」
兵士「いやいやだってあの長男、ハニィとか言ってただろ。多分噂じゃなくてマジだぜ」
兵士2「そういえば勇者どのの息子ともどうとか言う噂最近あったよな」
兵士「あっちはイケメンだしなぁ長男じゃ勝負にならねぇよ。けど、なんつーかもう何がなんだかわからんね」
231 = 62 :
兵士2「まっ、貴族王族の話なんかしったこっちゃねぇよな」
兵士「つーか俺らが連れ戻しに行ったって、嫌われるだけでなんもメリットねぇよな」
兵士2「王様も適当に菓子くれて終わりだろうしな、あいつケチだし」
兵士「菓子のために側室の子が姫君に嫌われるとか無理だわ」
兵士2「魔物に拉致られた、とかなら本気で助けに行くんだけどな」
兵士「一回でいいからそういう英雄になってみてぇよな」
兵士2「けどよ俺らじゃ無理無理、才能ないとか言ってた勇者どのの息子、鉄球片手で握りつぶしてるの見た事あるぞ」
兵士「ほんとににんげんかよ」
兵士2「あれで駄目だってんだから、俺らにはどう足掻いても無理ってもんだ」
232 :
面白い
233 = 80 :
私怨
235 = 71 :
まってた
236 = 62 :
……
…
サイクロプス「」
勇者の息子「まじか……」
女剣士「ゆ、勇者どの……」
女剣士(身の丈二倍はあるだろうサイクロプス相手に跳びながらアイアンクローをかまして頭部破裂とは……)
勇者の息子「鉄球より脆いな……つか俺って意外と強かったんだな」
女剣士「ご、ご謙遜を……しかし、国を出てすぐにこんなのが来るとは、一ヶ月前はこんな事……そもそも最近は魔物の行動も落ち着いているハズでは……」
側室の娘(え、ええい! 泥棒猫のせいで勇者さまの雄姿がきちんと見られなかったわ!)コソコソ
……
…
新魔王「……ふふふ、そろそろ人間どもも腑抜けになっておるころだな。勇者もぶっ殺したし、もう怖いものなんてないわね」
魔王の側近「新魔王さま、言葉の最後、素が出気味でしたよ」ヒソヒソ
新魔王「まじで? 気をつけてるんだけどなぁ女だと舐められるからって」ヒソヒソ
魔王の側近(大丈夫かなぁこの人。まぁ勇者ぶっ殺したのは事実だし、強いんだろうけどさ)
239 = 62 :
新魔王「とりあえず、四天王を送り込むとするか」
魔王の側近「どこへ?」
新魔王「そりゃ人間どもの国へだよ。奇襲だよ奇襲」
魔王の側近「ですから、具体的な場所を」
新魔王「いっちゃん面倒くさい所よ。私はね、好物は最後に食べるけど、嫌いなものはまず一番に捨てる主義なのよ」
魔王の側近「誰も趣味趣向なんて聞いてないよ」ボソ
新魔王「なんか言った?」ピクリ
魔王の側近「いえいえ何も……」
魔王の側近(地獄耳だなぁ)
新魔王「地獄耳だなぁ」
魔王の側近「っ!?」
新魔王「悪いんだけど、地獄耳っていうより、心耳なのよね、私」
魔王の側近「うまいこと言ったつもりかも知れないですけど、全然意味不明ですからね……」
新魔王「……そう」シュン
241 = 173 :
かわゆす
242 = 131 :
みんな美少女とか
わっふるわっふる
243 = 62 :
魔王の側近「まぁいいでしょう。新たに勇者が出てきたとかいうところらへんにまずは
手探りの意味もこめて四天王最弱のヤツを向かわせましょう」
新魔王「うむ、まずは様子見だな」
魔王の側近「まぁ先代の勇者が頭オカシイ強さだっただけで、以前も以降もそんなに凄いなんて事もないと思うので、様子見するまでもないんじゃないかと」
新魔王「それならそれに越したことないっしょ」
魔王の側近「ですねぇ……」
……
…
勇者の息子「なんか思ってたより魔物多いなぁ」
女剣士「た、確かに……理由はわかりませんが、多いです。けど、どうせ撲滅殲滅するのですから、同じ事ですよ」
勇者の息子「そ、そう……」
244 :
なるほど悪くないね
245 = 172 :
来てた
246 = 62 :
……
…
カキカキ
魔王の側近「よし、とりあえず下位部隊は集結させたし、後は四天王最弱のヤツに手紙を出すだけだな」
魔王の側近「この鳩が確か最弱用だったっけか。長いこと連絡とってないともうどの鳩だかわかんないなぁ」
魔王の側近「文字もかすれて……最ってだけ読めるけど、多分こいつだろ」
クルッポー
魔王の側近「ちゃんと届けるんだよ」
クルッポー バサバサ
魔王の側近「やれやれ、さて帰るとする……ん?」
魔王の側近「まてまて、こっちの鳩に「最弱」って書いてあるんだけど……じゃああっちの最って一体……まっいっか」
クルッポー
……
…
クルッポー
四天王最強「手紙か、……ふん、新魔王も四天王使いが荒い。しかし、良いだろう。獅子は兎を狩るにも全力を尽くすものだ。俺が出る理屈はそれで十分だ」
247 :
奴は四天王の中でも最強
248 = 71 :
か、かっけえええ
249 = 117 :
フエーきてりゅ
250 :
おもしろい
みんなの評価 : ☆
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