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    元スレ勇者「はじめからから始まるまで」

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    101 = 2 :

    猿にひっかかりそうで危なっかしいな

    102 :

    最近のドラクエって主人公の性別選べたんだっけな

    103 :

    なんでボクっ娘なんや
    趣味か

    104 :

    3人余るのか

    106 :

    >>105
    へー そうなんだ

    男しか使ったことねえや

    107 = 102 :

    >>105
    ああ、だから人数違うのか
    女主人公選べる版で3人、男固定版で6人、オンライン版で各1人ずつ

    108 = 1 :

    勇者「図にするまでもないが、二つの世界線が平行に伸びているんだ」


    【勇者世界】  >>A>>B>>C>>D>>E>>F>勇者

    【女勇者世界】 >>A>>>B>>>C>>>女勇者


    勇者「なるほど。アルファベットが全滅した時点ってわけだね。……で」

    勇者「それが分かったところで……?」

    勇者「無論、どうしようもない。謎の断片を砕いただけだ。放浪は続行」

    勇者「やっぱりかぁ。元の世界に帰る帰らない、って話にはならないんだね」

    勇者「悪かったな。ま、地道にまた何か見つけるしかないさ」

    勇者「ううん、色々教えてくれてありがと」

    勇者「ん。どうした。何か今の話、面白かったか?」

    勇者「ううん。なんだかね。お兄ちゃんができたみたい」

    勇者「そうか。俺も妹ができたような気分だよ。ま、俺らは漏れなく一人っ子だけどな」

    勇者「妹ならあっちにあと3人もいるよ!」

    勇者「兄だって6人いるぞ。好きなの選べ」

    109 = 41 :

    >>107
    なるほど

    110 = 1 :

    さるくらってた。まだちょっと書き溜めあるけど
    もし落ちたら速報で完結させる

    111 = 1 :

    ――

    わいわい  わいわい

    勇者「洞窟の主を倒すときあーだこーだ」
    勇者「初心者はつらいからあーだこーだ」
    勇者「タンスから毒針をあーだこーだ」
    勇者「実は魔法使いもかわいくてあーだこーだ」
    勇者「盗賊クンと商人ちゃんがあーだこーだ」
    勇者「お前はぱふぱふとは無縁なあーだこーだ」
    勇者「ちょっといま発言した奴あーだこーだ」
    勇者「あーだこーだがあーだこーだ」
     

    勇者「一気ににぎやかになったな」

    勇者「にぎやかになっただけだ。実質何の進展もない」

    勇者「まぁそういいなさんなって」

    勇者「……ん」

    勇者「おい『俺』。あれ、見えるか?」

    勇者「……ん!? あ、あれは!?」 ダダダダダダダッ

    勇者「あっ。ちょっともう、『俺』のせっかち野郎め」

    勇者「「みんなー! なんかまた集団を見つけたぞー!!」」

    112 = 1 :

    ――

    勇者>1「どうもー」

    勇者>9「よろしくー」

    勇者「ぜ、全員俺と同じ顔……不気味だ……で、それが何人いるんだ」

    勇者>30「ちょうど30人だよ」

    勇者「多いな!? そんで、最後尾にいるお前が最大レベルってわけか」

    勇者「……ん? いや、お前じゃないみたいだな」

    勇者>30「え? いや俺だよ」

    勇者「だったらなんで『ひのきのぼう』なんて装備してるんだよ」

    勇者「」チラッ

    勇者>30「よく見ろよ。全員メイン武器は同じ『ひのきのぼう』だろ」

    勇者「げっほんとだ! 何だよこの集団。あ、分かった」

    勇者「お前らは、最初のダンジョンの【東の森】で全滅しまくったんだ」

    勇者>30「と思うだろ? 俺は違う。あのオロチまで、この装備でいったんだ」

    勇者「はあ?」

    113 :

    縛りプレイ来たか

    114 = 1 :

    勇者「そんな『ひのきのぼう』やら『かわのぼうし』で進められるわけないだろ」

    勇者>30「理論上は可能なんだよ。キモは回復呪文の使い方だな」

    勇者「百歩譲って本当だったとして、それに何の意味があるんだよ」

    勇者>30「『ひのきのぼう』縛りの冒険さ。何があってもコレから装備は変えない」

    勇者「意味不明。だからその冒険にどういう意図があるんだよ」

    勇者>30「分からないか? 『ひのきのぼう』で魔王討伐……どうだロマンあるだろ?」

    勇者「『ひのきのぼう』で魔王を倒せると思ってんのかよ!」

    勇者>30「うるさいな。お前はぼう一本で竜王を撃破した僧侶伝説を知らねーのかよ!」

    勇者「正気かよ……お前の仲間は誰も止めなかったのかよ……」

    勇者>30「ふっ、お前仲間なんて連れて旅していたのか? ぬるすぎる」

    勇者>30「漢ならなァ。漢なら、一騎当千で名を上げんかい!!」

    勇者「仲間を連れずにその装備で!? よくオロチまでいけたな……。あ」

    勇者「つまりこの行列はそういうことか……あほか」

    勇者>30「『俺』たちの栄えある軌跡をバカにするな!!」

    勇者(……しかし一つ参考になった。平行世界は、複数存在する……)

    115 = 56 :

    プレイヤーの嗜好が大分偏ってるな

    116 :

    チーター来そうと思ったけどチーターは死なないから来ねえか

    118 = 1 :

    ――

    ドドドドドド   ドドドド   ドドドドド……

    勇者「魔王も真っ青な軍団だな」

    勇者「あはは。一人残らず勇者だもんね」

    勇者>30「おい、左右と後ろには気を配っておけよ」

    勇者>30「『俺』の仲間がさまよっているかもしれん」

    勇者「なんでお前の仲間限定なんだよ。まぁ生産率は高いか」

    勇者>30「生産率ってなんだよ工場みたいに言うな!」

    勇者「ね、例えばアレとか? ほらあそこにいる」

    勇者>30「おうそうだ! ああいうのだ!」

    勇者「うわっ、また豆粒発見かよ。最初に比べたら何の感動もなくなっちまったな……」

    勇者「あるぇ? なんだかアレ、何人かいるみたいだよ?」

    勇者「何! ほ、ほんとだ。3人だ!」

    勇者>30「ぬー。我が同胞ではなさそうだ」

    勇者「きっと他の平行世界の勇者だ!  おおーーいい!!」

    119 :

    勇者TASも来そう

    120 = 41 :

    >>お前はぼう一本で竜王を撃破した僧侶伝説を知らねーのかよ!
    これのSS書いた人?

    121 = 1 :

    ――

    ――――

    勇者「ハァ……ハァ……」

    勇者「どうだ? 少しは落ち着いたか?」

    勇者「あ、ああ。何とか」

    勇者「いきなり逃げ出すなんて、一体どうしたの?」

    勇者「いや、またあの恐怖がやってきたのかと……」

    勇者「あの恐怖?」

    勇者「ああ……俺たち全員、訳わかんねぇ形でここに来たんだ」

    勇者「え? 全滅したんじゃないのか?」

    勇者「ううん……全滅したのかどうかも分からない……」

    勇者「気付いたらここにいたんだよ」

    勇者「何があったの?」

    勇者「それは……ああ……なんて表現したらいいのか」

    勇者「うっ……思い出しただけで吐き気が!」ウプッ

    123 = 1 :

    勇者「――……世界が壊れた?」

    勇者「いや、ねじれたというか。イカれたというか」

    勇者「突然、身動きひとつ取れなくなってしまってさ」

    勇者「具体的には、何があったの?」

    勇者「お、俺の記憶では、みたこともない物体が一気に生まれて」

    勇者「それが視界全体に広がって、それが身体にめりこんで――」

    勇者「そう、めりこんだ! 壁が、人が、グチャグチャにめりこんだんだ!」

    勇者「それに、不協和音が鳴るような、すごく不安定な気持ちになって……」

    勇者「……??」

    勇者「まったく要領を得ないな……」

    勇者「とにかく世界が狂ったんだよ! それなのに体が動かないんだ!」

    勇者「いや、俺のときは動けた。動けたけど……一歩ごとに風景が変わって……」

    勇者「ここも相当異常だが、あの世界よりはマシだ。安定感があるからな……」

    勇者「ふーん。ここよりも異常だなんて、想像もつかないなぁ」

    勇者(……ふむ……)

    124 = 102 :

    とりあえずこのプレーヤーは徹底的に遊び倒しているみたいで好印象

    125 = 1 :

    ドドドドドドドドド   ドドドドドドド   ドドドドドドド…
    ドドドドドド
    ――
    ドド
    ――――
    ド
    勇者「おーい、また別の集団を見つけたぞー!」
    ド
    ――――
    ドド
    勇者「はぐれ勇者発見ー!」
    ド
    ――――
    ドド
    勇者「ねー、あそこに見えるの、別の団体さんじゃなーいー?」
    ドドド
    ――――
    ドドドドドドドドドドド……
    ――――

     

    勇者(せきを切ったように、全滅した勇者集団が膨れ上がっていく)

    勇者(一団と一団が、水滴のようにくっついて同じ場所に流れている)

    勇者(俺も含め、みんな薄々勘付いている)

    勇者(この先にある『何か』は近いと……)

    126 = 56 :

    バグったか…

    127 :

    勇者Aが不憫でならない

    128 = 119 :

    そろそろ有名なアレが来そう

    129 = 1 :

    ――

    勇者「よう、久しぶりだな」

    勇者「ああ、『俺の世界』の『俺』か」

    勇者「あれから何か分かったか?」

    勇者「……ひと通り、チームの長とは話し合ったよ」

    勇者「その結果、色んなパターンはあれど、全員に共通してる点が確認された」

    勇者「ほう。そいつぁ?」

    勇者「『全員まだ魔王を倒していない』ってことだ」

    勇者「どの集団にも、魔王を倒した勇者はまだ来ていないそうだ」

    勇者「……ふーん。まぁ今更というか、ぱっとしない情報だな」

    勇者「それともう一つ。これは個人的に発見したことだが」

    勇者「全員、お前も含めて全員」

    勇者「『母さんに起こされたのが最初の記憶』ってこと」

    勇者「え? それは別に、おかしい話じゃないだろ?」

    勇者「ああ、おかしい話ではない……。……。……本当にそうか……?」

    131 = 56 :

    そういや死ぬ度にいちいち最初からやり直してることになんのかな

    132 = 41 :

    133 = 1 :

    ――――


    勇者(勇者の集団はますます数を増し、ついに一万を突破した)

    勇者(全員が同じ場所を目指していた)



    勇者(次第に、集団の動きが早まっていく)

    勇者(誰ともなしに押し黙り、急きたてられるように足を進める)



    勇者(そして)

    勇者(ついに『それ』は、姿を現した)



    勇者(『それ』の周りには)

    勇者(俺たち一万人規模の集団が、他にもたくさん到着していて)

    勇者(ぐるりと『それ』を取り巻くように、幾多の勇者の波が集中していた――)

    134 = 1 :

    ごめんなさい眠い
    落ちてたら速報で完結させるおやすみ

    135 = 41 :

    ファ!?

    136 :

    それは引っ張りすぎだろ、もういいや忘れよ

    137 = 24 :

    おい、いいとこで切ってんじゃねえよおおおおお

    138 = 119 :

    ぼうけんのしょがきえました

    139 :

    >>134
    うん死ね

    141 = 104 :

    おい







    おい

    142 :

    おいついたらふざけんな

    143 :

    144 :

    145 :

    ハーレムパーティーの勇者集団とかもいるんだろうなぁ

    146 :

    147 :

    追いついたらなんということだ。

    148 = 106 :

    勇者30なら女神様も出てきそうだな

    149 = 15 :

    ふむ

    150 :

    外部板とかテンション下がるわ


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