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元スレ勇者「魔王城に長蛇の列ができてる…」
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勇者「な、なぁ? 560G払えば無事に通してもらえるかな」 「たったそれっぽっちで!? あははははは」
「無理無理! 出すなら最低1000はいかないとねぇ!」
勇者「じゃあどうしろっていうのさ!」 「んーここじゃあ基本魔法も道具の使用も禁止されてるから、純粋に耐える以外もう方法はないと思うわ」
勇者「くっそ……いや、待つんだ。検査を受ける本人以外が魔法でそいつを支援するのは?」 「は?」
「そんな前例ないねぇ、みんなライバル蹴落とす事しか考えてないような奴らばかりだし」 勇者「じゃあ君は?」
「アタシ? アタシは別に自分がどこまでいけるか試しているだけだし…別に…」 勇者「あなたを勇者と見込んで頼みがあります。僕のために魔法を使ってください!」
「えっ」 勇者「ここまで辿り着けた勇者なら『硬化魔法』ぐらい覚えている筈だ。ほら、あれって味方にもかけられるでしょう?」
勇者「今だけ、僕を味方として考えて……お願ぁーい!!」 「魔物じゃなく、アタシを買うってか。あ、あはは…」
「いいよ。ただし……それなりの度胸は見せて貰うわ。こっちもリスクが伴う行動なんだから」
~~~
勇者「やっぱ女ってチョロいわ!」 魔物「はぁーい お注射するから腕まくってねぇん」
勇者「……」チラ 「……」コクリ
勇者「な、なぁ? 560G払えば無事に通してもらえるかな」 「たったそれっぽっちで!? あははははは」
「無理無理! 出すなら最低1000はいかないとねぇ!」
勇者「じゃあどうしろっていうのさ!」 「んーここじゃあ基本魔法も道具の使用も禁止されてるから、純粋に耐える以外もう方法はないと思うわ」
勇者「くっそ……いや、待つんだ。検査を受ける本人以外が魔法でそいつを支援するのは?」 「は?」
「そんな前例ないねぇ、みんなライバル蹴落とす事しか考えてないような奴らばかりだし」 勇者「じゃあ君は?」
「アタシ? アタシは別に自分がどこまでいけるか試しているだけだし…別に…」 勇者「あなたを勇者と見込んで頼みがあります。僕のために魔法を使ってください!」
「えっ」 勇者「ここまで辿り着けた勇者なら『硬化魔法』ぐらい覚えている筈だ。ほら、あれって味方にもかけられるでしょう?」
勇者「今だけ、僕を味方として考えて……お願ぁーい!!」 「魔物じゃなく、アタシを買うってか。あ、あはは…」
「いいよ。ただし……それなりの度胸は見せて貰うわ。こっちもリスクが伴う行動なんだから」
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勇者「やっぱ女ってチョロいわ!」 魔物「はぁーい お注射するから腕まくってねぇん」
勇者「……」チラ 「……」コクリ
勇者「まさか最大回復魔法まで覚えてる人だったなんて、本当に助かってるよ。君のおかげだ!」
「気にすることないわよ。あんたみたいに妙にセコい奴は珍しいし、気に入ったからね」ギュウ
勇者「お、おぅふ! ぼ、僕には僧侶ちゃんという素敵な女の子がいるんだ……だから、君とは……」
オカマ勇者「アタシこれでも男なんだけど。ギリギリセーフじゃなーい? ほら、まずはお友達から……ね?」
勇者「ひいいぃぃぃぃ……!」
女勇者「……あ、無事通過できたようですね。おめでとう」
オカマ勇者「誰だこいつオイ?」 勇者「べ、別に…知り合いなだけ…ひぐぅ」
女勇者「運も実力のうち、か。次もお互いがんばりましょう。それでは」
勇者「次って」 オカマ勇者「ああ、例年通りだと学力の検査だったかしら?」
勇者「えぇ…」
「気にすることないわよ。あんたみたいに妙にセコい奴は珍しいし、気に入ったからね」ギュウ
勇者「お、おぅふ! ぼ、僕には僧侶ちゃんという素敵な女の子がいるんだ……だから、君とは……」
オカマ勇者「アタシこれでも男なんだけど。ギリギリセーフじゃなーい? ほら、まずはお友達から……ね?」
勇者「ひいいぃぃぃぃ……!」
女勇者「……あ、無事通過できたようですね。おめでとう」
オカマ勇者「誰だこいつオイ?」 勇者「べ、別に…知り合いなだけ…ひぐぅ」
女勇者「運も実力のうち、か。次もお互いがんばりましょう。それでは」
勇者「次って」 オカマ勇者「ああ、例年通りだと学力の検査だったかしら?」
勇者「えぇ…」
試験官「見事『身体検査』を通過することができた勇者の皆さん。まずはおめでとう」
試験官「さて、次は皆さんの勇者としての頭の出来を測るテストを受けていただきます」
試験官「なーに心配する必要はありませんよ! 真の勇者ならば平均80点以上は硬い軽めの問題しかありませんから」
試験官「こんな簡単なテストは皆さんなら余裕で通過できましょうなぁ。余裕でェー!!」
勇者「ムカつく…」 デブ勇者「口には気をつけたほうが宜しいですぞ?」
デブ勇者「あの試験官は自分を貶す者にはとても敏感と有名でしてな。去年は罵声を浴びせたDQN勇者殿の脊髄をぶっこ抜いたりしていて…」ハァハァ
勇者「うわ、息臭い……」ボソ デブ勇者「あぁ!?」
勇者「き、君も敏感だねぇ!ひゅー!」 デブ勇者「チッ…死ね」
勇者(このデブが隣。オカマさんは向こうの席だ、答案を見せてはもらえないな……)
勇者(ならば、こいつの学力に期待するしかない……ッ!!)
試験官「さて、次は皆さんの勇者としての頭の出来を測るテストを受けていただきます」
試験官「なーに心配する必要はありませんよ! 真の勇者ならば平均80点以上は硬い軽めの問題しかありませんから」
試験官「こんな簡単なテストは皆さんなら余裕で通過できましょうなぁ。余裕でェー!!」
勇者「ムカつく…」 デブ勇者「口には気をつけたほうが宜しいですぞ?」
デブ勇者「あの試験官は自分を貶す者にはとても敏感と有名でしてな。去年は罵声を浴びせたDQN勇者殿の脊髄をぶっこ抜いたりしていて…」ハァハァ
勇者「うわ、息臭い……」ボソ デブ勇者「あぁ!?」
勇者「き、君も敏感だねぇ!ひゅー!」 デブ勇者「チッ…死ね」
勇者(このデブが隣。オカマさんは向こうの席だ、答案を見せてはもらえないな……)
勇者(ならば、こいつの学力に期待するしかない……ッ!!)
試験官「答案は全員に渡りましたね。では制限時間は60分! 始めてください!」
ババッ、ペラ、ペラ、カキカキカキカキ・・・
勇者(うっ、このペンを走らせる音 急かされているみたいで嫌いだ……!)
勇者(問題の方は……うっ、何も分からないよ 僧侶ちゃん!! 僕、相当バカだったみたいだ)
勇者「」チラ 試験官「……」魔物「……」ジロジロ
勇者(こいつはカンニングが見つかれば一発でアウトだな。監視の魔物は前に1匹、両端に2匹。後ろに1匹)ぐい
魔物「ッ!!」ジロッ
勇者(っ~……ダメだぁっ!! 頭を上に持ち上げただけで視線がこっちに集中しやがる)
勇者(なんとか…視線だけ…首を動かさず、目だけを動かして…デブの解答を見なければ……)
デブ勇者「コフゥー……コフゥー……」
勇者(……こいつ、何でペンを握らず 腕なんか組んで余裕噛ましてるんだ?)
デブ勇者「ブフッ」ニヤ
ババッ、ペラ、ペラ、カキカキカキカキ・・・
勇者(うっ、このペンを走らせる音 急かされているみたいで嫌いだ……!)
勇者(問題の方は……うっ、何も分からないよ 僧侶ちゃん!! 僕、相当バカだったみたいだ)
勇者「」チラ 試験官「……」魔物「……」ジロジロ
勇者(こいつはカンニングが見つかれば一発でアウトだな。監視の魔物は前に1匹、両端に2匹。後ろに1匹)ぐい
魔物「ッ!!」ジロッ
勇者(っ~……ダメだぁっ!! 頭を上に持ち上げただけで視線がこっちに集中しやがる)
勇者(なんとか…視線だけ…首を動かさず、目だけを動かして…デブの解答を見なければ……)
デブ勇者「コフゥー……コフゥー……」
勇者(……こいつ、何でペンを握らず 腕なんか組んで余裕噛ましてるんだ?)
デブ勇者「ブフッ」ニヤ
デブ勇者「……」トン、トントン、トー……ン、トン
勇者(え? 急に何してんだこのデブ。机をペンで叩いて……こいつ、バカ過ぎて遊んでいるのかねぇ)
トントン、ト トトン……トントトン
デブ勇者「グブフッ!」カキカキカキカキ…
勇者(今度はいきなり問題を解き始めた……)
デブ勇者「フー……」トトントントントン
トーントントント、トン
勇者(明らかにおかしい。このデブは問題を理解しているようには全く見えないんだよなぁ…)
勇者(そして、さっきからデブと向こうの奴が鳴らしている音だ。まさかこれだけでやり取りしてるわけじゃないよね?)
勇者(……いや、待てよ。何かどっかでこういうの聞いた事があるぞ)
勇者(僧侶ちゃんが、前に……)
~僧侶『勇者様これ知ってますかー? トントンって音を出して通信を送り合うんですって~! 勇者様知らなそうだから教えちゃっいました!えっへん!」~
勇者「……さすがだ、僕の僧侶ちゃん」
勇者(え? 急に何してんだこのデブ。机をペンで叩いて……こいつ、バカ過ぎて遊んでいるのかねぇ)
トントン、ト トトン……トントトン
デブ勇者「グブフッ!」カキカキカキカキ…
勇者(今度はいきなり問題を解き始めた……)
デブ勇者「フー……」トトントントントン
トーントントント、トン
勇者(明らかにおかしい。このデブは問題を理解しているようには全く見えないんだよなぁ…)
勇者(そして、さっきからデブと向こうの奴が鳴らしている音だ。まさかこれだけでやり取りしてるわけじゃないよね?)
勇者(……いや、待てよ。何かどっかでこういうの聞いた事があるぞ)
勇者(僧侶ちゃんが、前に……)
~僧侶『勇者様これ知ってますかー? トントンって音を出して通信を送り合うんですって~! 勇者様知らなそうだから教えちゃっいました!えっへん!」~
勇者「……さすがだ、僕の僧侶ちゃん」
勇者(よく分からないけど、このデブはさっきからこの音で向こうと解答を聞き出していたのか!)
勇者(つまり! 僕もこいつらの音に耳を傾けていれば答えが分かるってわけだな! 感謝するぜ、僧侶ちゃん)
勇者(さぁ、僕に精々盗み聞きされているがいいぞ!!)
トントントーン
デブ「フフゥ……」カキカキカキ…
勇者「…………」
デブ「……」トントントトートーン トートートーン
勇者(……さっぱり意味が分からないな)
試験官「30分切りましたよ」
勇者「ゲェー、マジでやばいっ!」
勇者(つまり! 僕もこいつらの音に耳を傾けていれば答えが分かるってわけだな! 感謝するぜ、僧侶ちゃん)
勇者(さぁ、僕に精々盗み聞きされているがいいぞ!!)
トントントーン
デブ「フフゥ……」カキカキカキ…
勇者「…………」
デブ「……」トントントトートーン トートートーン
勇者(……さっぱり意味が分からないな)
試験官「30分切りましたよ」
勇者「ゲェー、マジでやばいっ!」
勇者(落ち着け僕! まだ30分も時間は残されているんだぞ!)
勇者(選択問題を見ていこう……こうなりゃ自棄だ、勘で答えていくしかねぇー)
勇者(……本当にそれでいいのか? ここで失敗して落とされたら、僕はどんな顔して二人へ「ただいま」と言えばいいんだ)
勇者(僧侶ちゃんも武闘家も僕を信じてここまで付いてきてくれたんだ)
勇者(考えろ。まだどうにかする方法はあるぞ……)
勇者「…………」ぴた
デブ勇者(ブフヒッ、こやつ完璧にやる気を失ったようだな。どうにかして小生の解答を盗み見ようとしていたようだが)
デブ勇者(我が腕の肉のカーテンで貴様のカンニングは阻止できているのだ! 小生がただ太いだけだと思うなよ)
試験官「そこまでッ!! 解答を後ろから回収していきます。両手は机の下に」
勇者「…………」
デブ勇者「ンククゥー! どうでしたかなぁー!? 試験官殿が仰る通り楽勝でしたなぁー!!」
デブ勇者「ややっ、お主! 解答欄がどれも真っ白ではありませぬか! ブランク続きですのぉー!」
デブ勇者「まぁ、来年の試験でがんばるが宜しいですぞ!」
勇者「いや、その必要はない!!」
勇者の こうげき ! デブ勇者 は 頭をかち割られ いきたえた !
勇者(選択問題を見ていこう……こうなりゃ自棄だ、勘で答えていくしかねぇー)
勇者(……本当にそれでいいのか? ここで失敗して落とされたら、僕はどんな顔して二人へ「ただいま」と言えばいいんだ)
勇者(僧侶ちゃんも武闘家も僕を信じてここまで付いてきてくれたんだ)
勇者(考えろ。まだどうにかする方法はあるぞ……)
勇者「…………」ぴた
デブ勇者(ブフヒッ、こやつ完璧にやる気を失ったようだな。どうにかして小生の解答を盗み見ようとしていたようだが)
デブ勇者(我が腕の肉のカーテンで貴様のカンニングは阻止できているのだ! 小生がただ太いだけだと思うなよ)
試験官「そこまでッ!! 解答を後ろから回収していきます。両手は机の下に」
勇者「…………」
デブ勇者「ンククゥー! どうでしたかなぁー!? 試験官殿が仰る通り楽勝でしたなぁー!!」
デブ勇者「ややっ、お主! 解答欄がどれも真っ白ではありませぬか! ブランク続きですのぉー!」
デブ勇者「まぁ、来年の試験でがんばるが宜しいですぞ!」
勇者「いや、その必要はない!!」
勇者の こうげき ! デブ勇者 は 頭をかち割られ いきたえた !
試験官「おいおい! 君ィ、一体何しとるんだね!」
魔物「また貴様か 342番ッ!!」 勇者「いいえ、僕は342番の勇者ではありません」
魔物「何を言って―――はっ」
勇者の 胸の番号プレートが 342番から デブ勇者が身に付けていた 194番へ すりかわっていた !
勇者「342番はそこに転がった彼のことだな……彼、試験中に音を出して遊んでいたから、僕 ちょっとカーッとなっちゃって」
勇者「この通りです。お騒がせしてすみませんでした。以後、気をつけますので」
魔物「試験官さま、これは」 試験官「うむ」
試験官「気をつけたまえよ、『194番』」 勇者「ええ」
試験官「では皆さん、1時間ほど向こうの大広間で待機していてください」
試験官「合格者は部屋に備え付けられた電光掲示板で発表しますので。それまではごゆっくり~」
・・・・・・ざわざわ、ざわざわ!
魔物「また貴様か 342番ッ!!」 勇者「いいえ、僕は342番の勇者ではありません」
魔物「何を言って―――はっ」
勇者の 胸の番号プレートが 342番から デブ勇者が身に付けていた 194番へ すりかわっていた !
勇者「342番はそこに転がった彼のことだな……彼、試験中に音を出して遊んでいたから、僕 ちょっとカーッとなっちゃって」
勇者「この通りです。お騒がせしてすみませんでした。以後、気をつけますので」
魔物「試験官さま、これは」 試験官「うむ」
試験官「気をつけたまえよ、『194番』」 勇者「ええ」
試験官「では皆さん、1時間ほど向こうの大広間で待機していてください」
試験官「合格者は部屋に備え付けられた電光掲示板で発表しますので。それまではごゆっくり~」
・・・・・・ざわざわ、ざわざわ!
オカマ勇者「あんた、本当に凄いことやらかす男ねぇ。度胸ある勇者って嫌いじゃないわよー?」
勇者「正直今回も冷や冷やさせられたよ……事前に身分をしっかり確認された上での 試験ならさっきの作戦は通らなかっただろう」
勇者「奴ら、僕たちを単に番号でしか判別していないんだ。だからあのデブを殺して、僕があの男の番号と答案用紙をいただいた!!」
勇者「あいつには悪いけど、奴も不正はしていたんだ。恨みっこは無しでしょうよぉー」
オカマ勇者「まぁ、勇者の中の屑! あははははっ でも嫌いじゃないわよ!」
勇者「……だけどさ、あのデブ勇者がもし合格できていなけりゃ 僕も得意気に笑ってる場合じゃないんだけどね」
オカマ勇者「その作戦は信頼できる相手でなければ、難しいということね」 勇者「はぁ、結局ヤケクソになっちまったわけだよな…」
女勇者「上手く機転を効かせて壁を乗り越えられたようですね」
勇者「うっ、また君か……」 女勇者「正直あなたの行動には驚かされっぱなしですよ」
勇者「正直今回も冷や冷やさせられたよ……事前に身分をしっかり確認された上での 試験ならさっきの作戦は通らなかっただろう」
勇者「奴ら、僕たちを単に番号でしか判別していないんだ。だからあのデブを殺して、僕があの男の番号と答案用紙をいただいた!!」
勇者「あいつには悪いけど、奴も不正はしていたんだ。恨みっこは無しでしょうよぉー」
オカマ勇者「まぁ、勇者の中の屑! あははははっ でも嫌いじゃないわよ!」
勇者「……だけどさ、あのデブ勇者がもし合格できていなけりゃ 僕も得意気に笑ってる場合じゃないんだけどね」
オカマ勇者「その作戦は信頼できる相手でなければ、難しいということね」 勇者「はぁ、結局ヤケクソになっちまったわけだよな…」
女勇者「上手く機転を効かせて壁を乗り越えられたようですね」
勇者「うっ、また君か……」 女勇者「正直あなたの行動には驚かされっぱなしですよ」
女勇者「掲示板を見てください。あなたは無事 学力検査をも通過しています」
勇者「お? 本当だぁぁぁっ!! あはは、やったな デブぅー!!」 オカマ勇者「ヒュ~ さっすが!アタシも通過みたいね」
勇者「君はどうだった?」 女勇者「…………」
勇者「ま、まさか落ちちゃったんじゃないの~? いやぁ、来年頑張らなきゃねぇ」 女勇者「通過してるに決まっているじゃないですか。あなた何様のつもり?」
『合格の勇者皆さま おめでとう! 次は運動能力検査を行いますので、案内の者に付いてきてください』
『残念ながら通過できなかったクソ阿呆な勇者皆さま! さようなら!! バカに生きる価値はございません!!』
「ギャー!?」ドカーン! 「ひぎぃ」グシャァァァ 「か、かあさ……ん」ポロリ
オカマ勇者「しっかり目に焼き付けておきなさい。あれが敗北者たちの末路よ」 勇者「えぐいっ」
勇者「……まぁ、なんだ。お互いここまで来れたんだ。最後まで全力で――あれ」
勇者「もういなくなってる。あの子、一人で大丈夫なのかな」
オカマ勇者「何言ってるのよ。ここではみんな一人が普通なの」
オカマ勇者「周りは敵ばかり……どんな目的を内に秘めているのかしらね」
勇者「はぁ。みんな勇者なんだから助け合えばいいのに。そしたら もしかするば全員で魔王へ挑めるかもしれないのにさ」
オカマ勇者「アタシたちは皆、魔王の手の中で踊らされているのよ。知らない内にね……」
勇者「お? 本当だぁぁぁっ!! あはは、やったな デブぅー!!」 オカマ勇者「ヒュ~ さっすが!アタシも通過みたいね」
勇者「君はどうだった?」 女勇者「…………」
勇者「ま、まさか落ちちゃったんじゃないの~? いやぁ、来年頑張らなきゃねぇ」 女勇者「通過してるに決まっているじゃないですか。あなた何様のつもり?」
『合格の勇者皆さま おめでとう! 次は運動能力検査を行いますので、案内の者に付いてきてください』
『残念ながら通過できなかったクソ阿呆な勇者皆さま! さようなら!! バカに生きる価値はございません!!』
「ギャー!?」ドカーン! 「ひぎぃ」グシャァァァ 「か、かあさ……ん」ポロリ
オカマ勇者「しっかり目に焼き付けておきなさい。あれが敗北者たちの末路よ」 勇者「えぐいっ」
勇者「……まぁ、なんだ。お互いここまで来れたんだ。最後まで全力で――あれ」
勇者「もういなくなってる。あの子、一人で大丈夫なのかな」
オカマ勇者「何言ってるのよ。ここではみんな一人が普通なの」
オカマ勇者「周りは敵ばかり……どんな目的を内に秘めているのかしらね」
勇者「はぁ。みんな勇者なんだから助け合えばいいのに。そしたら もしかするば全員で魔王へ挑めるかもしれないのにさ」
オカマ勇者「アタシたちは皆、魔王の手の中で踊らされているのよ。知らない内にね……」
試験官「勇者の皆さま、移動お疲れ様です。まぁ これから休まる暇もなく試験を開始させていただきますが」
試験官「ちなみにこの三次検査までで292名が脱落しました。残るは108名! わぁ、すごい 人の煩悩の数と同じだ」
試験官「冗談はさておき。この三次検査で恐らくこの人数の半分以上は、残念ながら消えてしまうでしょうねぇ」
ざわざわ、ざわざわ・・・
試験官「今から行う試験は皆さんの運動能力 及び 戦闘能力測るものとなります!」
試験官「向こうをご覧ください! ほそ~い橋が見えるでしょう」
試験官「あの橋を渡った先には四次試験会場があります。つまり! あの橋を渡り終えることができれば合格!」
勇者(何だ、あれぐらいの橋を渡るぐらいなら楽勝じゃないの。びびらせちゃってさー)
試験官「この試験でも前の試験同様 魔法、道具の使用を禁止します。他のことならぜーんぶ何をやっても許されますよぉ」
試験官「さぁ、皆さん!! 頑張ってきてくださいね、私はここで皆さんとはお別れです。残念ですね」
試験官「では 小さい番号の順に橋をお渡りください。三次試験……スタートです!」
ワアアァァァァァァァ・・・!
試験官「ちなみにこの三次検査までで292名が脱落しました。残るは108名! わぁ、すごい 人の煩悩の数と同じだ」
試験官「冗談はさておき。この三次検査で恐らくこの人数の半分以上は、残念ながら消えてしまうでしょうねぇ」
ざわざわ、ざわざわ・・・
試験官「今から行う試験は皆さんの運動能力 及び 戦闘能力測るものとなります!」
試験官「向こうをご覧ください! ほそ~い橋が見えるでしょう」
試験官「あの橋を渡った先には四次試験会場があります。つまり! あの橋を渡り終えることができれば合格!」
勇者(何だ、あれぐらいの橋を渡るぐらいなら楽勝じゃないの。びびらせちゃってさー)
試験官「この試験でも前の試験同様 魔法、道具の使用を禁止します。他のことならぜーんぶ何をやっても許されますよぉ」
試験官「さぁ、皆さん!! 頑張ってきてくださいね、私はここで皆さんとはお別れです。残念ですね」
試験官「では 小さい番号の順に橋をお渡りください。三次試験……スタートです!」
ワアアァァァァァァァ・・・!
勇者「オカマさんと番号が近くなって助かったよー! 一緒に協力してこの試験を突破しよう!」
オカマ勇者「…………ねぇ、そんな甘いこと言っていられないってまだ気づかない?」 勇者「はい?」
オカマ勇者「橋を……見てごらんなさいよ。木造りでしかも痛みまくりの古いオンボロ橋だわ」
オカマ勇者「そして、横の長さは目測だけど 1mも満たしていないんじゃないかしら。相当の細さよ……」
勇者「まぁ、確かに細いけどさぁ……。ていうかここ部屋の中のくせして霧が濃いよな」
勇者「これじゃあ橋がどれぐらいの長さかも分からないや」
オカマ勇者「そうね……」 勇者「でも、渡るだけなら気をつければいいだけっしょ! 今までで一番楽勝っすよ!」
オカマ勇者「どうかしら……アタシは最悪の試験だと思うわ……」
「よっと! おお、結構軋むなこの橋……」ギシィ、ミチ…ギシギシ…
勇者「うわ、今にも切れそうな勢いだぞオイ!?」
オカマ勇者「はたして 一度にここにいる全員が橋へ乗っても大丈夫かしらね?」 勇者「あっ……」
オカマ勇者「運動能力とか戦闘能力どころの話じゃないわ。奴ら、アタシたちに殺し合いをさせるつもりよ」
勇者「僧侶ちゃぁん、無事を祈っていてください…!」
ギシ、ギシギシギシ・・・ 橋へ乗った勇者の数、現在27名 !
オカマ勇者「…………ねぇ、そんな甘いこと言っていられないってまだ気づかない?」 勇者「はい?」
オカマ勇者「橋を……見てごらんなさいよ。木造りでしかも痛みまくりの古いオンボロ橋だわ」
オカマ勇者「そして、横の長さは目測だけど 1mも満たしていないんじゃないかしら。相当の細さよ……」
勇者「まぁ、確かに細いけどさぁ……。ていうかここ部屋の中のくせして霧が濃いよな」
勇者「これじゃあ橋がどれぐらいの長さかも分からないや」
オカマ勇者「そうね……」 勇者「でも、渡るだけなら気をつければいいだけっしょ! 今までで一番楽勝っすよ!」
オカマ勇者「どうかしら……アタシは最悪の試験だと思うわ……」
「よっと! おお、結構軋むなこの橋……」ギシィ、ミチ…ギシギシ…
勇者「うわ、今にも切れそうな勢いだぞオイ!?」
オカマ勇者「はたして 一度にここにいる全員が橋へ乗っても大丈夫かしらね?」 勇者「あっ……」
オカマ勇者「運動能力とか戦闘能力どころの話じゃないわ。奴ら、アタシたちに殺し合いをさせるつもりよ」
勇者「僧侶ちゃぁん、無事を祈っていてください…!」
ギシ、ギシギシギシ・・・ 橋へ乗った勇者の数、現在27名 !
身体測定と聞いてわくわくしてたら僧侶ちゃんと別れるし女勇者が現れておっと思ったら何も起こらないし何このSS
なんか読んでると、僧侶、マジェスティックプリンスのタマキを連想するな。
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