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元スレ勇者「魔王城の門番が強すぎる」

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1 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:00:36.31 ID:4JISbVjp0 (+123,+30,-76)
<魔王城周辺>

勇者「あれが魔王城か……」

勇者(ついにここまでたどり着いた……)

勇者(あとは、魔王城に乗り込み、この手で魔王を倒し、姫を取り戻せば──)

勇者(世界に平和が戻る!)

勇者(世界が平和になったら、もしかしたら俺は不要とされるかもしれない)

勇者(だけど、そんなことはどうでもいい!)

勇者(俺は絶対に魔王を倒す!)

勇者(行くぞ、魔王!)ダダダッ
2 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:02:17.66 ID:Ohw13S6p0 (+24,+29,-2)
魔王より魔王のとこ行くまでが辛すぎる
3 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:05:35.12 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-149)
<魔王城城門>

勇者(む……門番が二匹いる!)

勇者(おそらく、どちらも上級魔族……あなどれない相手だ)

勇者(だが、たかが門番に苦戦していては、打倒魔王など夢のまた夢だ!)

勇者(魔法や必殺技、それに貴重な消耗品は温存して戦うことにしよう!)

勇者「オイ、お前たち! この門を通してもらおうか!」

門番A「あァ? なんだテメェは!?」

門番B「ケケケ、ここはニンゲンがくる場所じゃないぜェ~?」

勇者「俺は勇者だ!」

門番A&B「!」
4 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:08:51.91 ID:StdJUOlU0 (+24,+29,-7)
まあ玄関守ってるわけだし
セコムが強いのはしょうがない
5 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:10:03.46 ID:5Q1C+s230 (+38,+29,-3)
>>6
赤いタイツ履いてる門番か
6 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:10:55.93 ID:4JISbVjp0 (+99,+30,-157)
門番A「だったら、なおさら通すワケにはいかねえな! 本気できやがれ!」

門番B「ケケケ、ズタボロにしてやるぜェ~」

勇者「悪いが……お前たち相手に本気を出すつもりも、ズタボロにされるつもりもない」

勇者「魔法やアイテムなど、使うまでもない!」

勇者「剣だけで十分だ!」

門番A「ンだと、コラァッ!」

門番B「オイラたちをナメんなよォ~?」

勇者「来いッ!」チャキッ

ザシュッ!

ゆうしゃはズタボロになった!

勇者(魔法や……アイテムを……使うヒマもなかった……)ガクッ
7 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:15:33.54 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-85)
<魔王城城門>

門番A「しりとりでもやらねえか」

門番B「いいぜェ~?」

門番A「しりとり」

門番B「リール」

門番A「ループ」

門番B「プール」

門番A「ルンバ」

門番B「バール」

門番A「ルーペ」

門番B「ペンシル」

門番A「ルアー」

門番B「アヒル」

門番A「テメェ、いい加減にしろや!」

門番B「ハイ、お前の負けェ~」
8 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:20:39.41 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-107)
門番A「ンだと!?」

門番B「だって『アヒル』で『る』なのに、『テメェ』っていったじゃんか」

門番A「テメェ……!」

門番B「あ、またいった」

勇者「オイ! お前たち!」

門番A「あァ? ……なんだ勇者か」

門番B「ケケケ、またやられに来たのかァ~?」

勇者「この間は技や魔法を温存しすぎて、敗れた……」

勇者「今日は全力でいかせてもらう!」キッ

門番B「おもしれェ~」
9 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:20:58.83 ID:1YKBt3KG0 (+24,+29,-4)
ルールがあるから安直なる攻めはしてはいけない
10 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:24:25.33 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-169)
門番A「フン、城の中にゃ入れさせねーよ!」

門番B「ケケケ、血みどろにしてやるぜェ~」

勇者(温存していた薬品系の道具を飲んで、身体能力をアップ!)グビグビ…

勇者「はああああっ!」シャキンッ

勇者「さらに、魔法を剣にまとわせ──」ボワァァッ

勇者「いくぞ!」ダッ

ズバシュッ!

ゆうしゃはちみどろになった!

勇者(ど、どういうこと、やねん……)ガクッ
11 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:25:27.33 ID:5Q1C+s230 (+9,+19,-1)
関西弁www
12 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:25:29.36 ID:WZZ8e/H1O (+19,+29,-4)
アルソック体操の兄貴か
13 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:30:31.34 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-132)
<魔王城城門>

門番A「なぁなぁ」

門番A「面白いジョーク仕入れたから、聞かせてやるよ」

門番B「お、聞かせて」

門番A「あるゴーレムが、ダイエットしたいと思ったんだってよ」

門番B「うん」

門番A「でもゴーレムって石でできてるから、痩せられないだろ?」

門番B「うんうん」

門番A「だからさ──」

門番A「『軽石で作り直してくれ』って、自分を作った魔術師に頼んだんだってよ!」

門番B「ケ~ッケッケッケッケ!」

門番A「な、面白いだろ!」

門番B「ケッケッケッケッケッケッケッケッケッケ……!」パンパンッ
14 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:34:44.80 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-142)
門番B「いやァ~久々に大笑いしたよ」

門番A「こんな仕事じゃ、なかなか笑うことなんてねえもんな」

勇者「オイ、お前たち!」

門番A「ん、勇者か。また来やがったのか」

門番B「ケケケ、懲りないヤロウだァ~」

勇者「悪いが、お前たちは笑えなくなる」

勇者「二度とな!」チャキッ

門番A「お、剣や防具が少し変わってるな」

門番B「ケケケ、イメチェンかァ~?」

勇者「俺は二度の敗北を経て、自分の戦い方を反省した……」
15 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:38:36.10 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-178)
勇者「これまでの俺は強い装備品や技、魔法に頼るという」

勇者「攻撃力や防御力だけを重視した、力押しの戦法にこだわっていた……」

勇者「そして、それでここまでは勝ち抜いてこれた……」

勇者「だが、それでは魔王やお前たちには通用しないと分かった……」

勇者「だから、戦略や戦術というものを一から学び直してきた!」

勇者「この装備は俺が考え抜いた、お前たちと戦う上で最適な装備だ!」

勇者「さらに、お前たちが天敵とする戦法をもって、挑む!」チャキッ

門番A「フン……今までとは目つきがちがうな」

門番B「ケケケ、そうこなくっちゃなァ」
16 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:40:55.19 ID:KDbvTN5Ui (+24,+29,-1)
あっこれやられますわ
17 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:44:42.98 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-145)
勇者(この門番二匹がなぜここまで厄介なのか──)

勇者(それはコンビネーションにある!)

勇者(阿吽の呼吸から生み出されるコンビネーションこそが)

勇者(コイツらの強さの秘密!)

勇者(だから、コイツらが協力技や合体技を使えないような位置取りで戦えば)

勇者(勝率はぐんと上がる!)

勇者「勝負!」チャキッ

ズバッ!

ゆうしゃのからだがそらにまいあがった!

勇者「ぐげえっ……!?」ドサッ
18 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:49:57.61 ID:4JISbVjp0 (+99,+30,-148)
勇者「な、なんで……!?」ピクピク…

勇者「俺の装備も戦略も……完璧だったはずなのに……」ピクピク…

門番A「だってさ──」

門番A「オメェ、弱いんだもん」

勇者「!」

門番B「ケケケ、コイツのいうとおり」

門番B「たしかに装備とか戦略とかはいいセンいってたと思うぜェ~?」

門番B「必殺技や魔法だって、いいモン持ってる」

門番B「でも、肝心のお前自身が弱くっちゃ、な」

勇者「そうか……そういうことだったのか……」
19 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:55:05.47 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-129)
勇者「決めたよ……二人とも」

勇者「俺、一から鍛え直してくるよ」

勇者「もし、俺が技や装備に頼らなくてもいいぐらい、真に強くなれたら──」

勇者「また相手してくれるか?」

門番A「おう、もちろんだ!」

門番B「ケケケ、さっさと行けや」

門番B「勇者とだべってるとこなんて見られたら、減給されちまうもんな」

勇者「……ありがとう」

勇者「俺、必ず強くなって戻ってくるよ!」

門番A「じゃあな~!」

門番B「頑張れェ~!」
20 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:55:30.15 ID:RPiUjv4Q0 (+24,+29,-14)
なに和気藹々としてんだw
21 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:56:03.73 ID:ltWExOEm0 (+14,+29,+0)
あら楽しそう
22 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:56:53.72 ID:Z5g4D3wEO (+24,+29,+0)
いい奴らじゃないか
23 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 22:59:29.84 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-162)
勇者(一から……いや!)

勇者(ゼロから──鍛え直すんだ!)



<剣豪の家>

剣豪「どうした!? おめえ、魔王討伐に出かけたんじゃ──」

勇者「師匠、俺を鍛え直してくれ!」

勇者「基本からやり直したいんだ! たとえ遠回りになっても!」



<魔術師の館>

魔術師「ふむ……魔法の修業をやり直したい、というのだね?」

勇者「ああ……このままでは魔王には通用しないと分かった!」

勇者「俺は呪文に使われるのでなく、呪文を使う戦士になる!」
24 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:00:29.47 ID:JGgR5N0H0 (+24,+29,-2)
いやトドメをさせよ門番
25 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:02:34.83 ID:ceP/SMuF0 (+19,+29,-15)
剣豪と魔術師ついてこいよ
26 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:02:58.42 ID:4VzY/i5f0 (+29,+30,-29)
「俺の仕事は、勇者を殺すことじゃなくてここを守ることだから」って感じなイケメンなんだと勝手に脳内解釈
27 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:04:17.59 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-227)
<田舎の村>

村人「勇者様に野良仕事を手伝ってもらうなんて、悪いべよ~」

勇者「いや、いいんです」ドスンッ

勇者「体を鍛えるには、こういう仕事をこなすのが一番ですから!」



<怪物谷>

ザンッ! ザシュッ! ズシャッ! ザンッ! ズバッ!

勇者「ハァ……ハァ……ついにやったぞ」

旅人「あの怪物は無限に湧き出るものと思っていたのに、まさか有限だったとは!」



<雪山>

勇者(雪山を半裸で踏破し、体力と精神を極限まで鍛え抜く!)

勇者「心頭滅却すれば、氷もまた熱しッ!」ザクッザクッ

登山家「すげぇ……。あの人の周辺だけ……あまりの熱気で雪が溶けてる……」ゴクッ…
28 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:07:47.42 ID:KDbvTN5Ui (+28,+29,-1)
>>26
かっこよすぎるだろ
29 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:08:06.53 ID:LmtgE/nkP (+24,+29,-4)
勇者も十分人間やめてますわ
30 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:09:58.10 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-188)
ついに──

<地獄>

ザシュッ!

地獄王「ぐわあああっ……!」

地獄王「まったく、恐ろしいヤツよ」

地獄王「我が宿敵である魔王が死なない限り解けぬ結界を、強引に解き──」

地獄王「地獄に侵入し、余に挑みかかり、しかも余を打ち負かすとはな……」

勇者「どうだ? 俺は強いか?」

地獄王「勝利した相手にそれを問うとは……おぬしこそ真の求道者よ」

地獄王「おぬしは強い」

地獄王「今のおぬしであれば、まちがいなく魔王にも勝てるであろう」

勇者「ありがとう、地獄の王」
31 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:11:11.13 ID:KDbvTN5Ui (+24,+29,-2)
どこまで負けフラグをたてるのか…
32 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:11:22.39 ID:qtMpjeme0 (+24,+29,-20)
勇者って殺しても何度でも復活してまた攻めてくるから
魔王側としては鬱陶しいことこの上ないだろうな
33 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:11:29.76 ID:Z5g4D3wEO (+23,+28,-1)
相当レベル上げたな
34 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:12:29.70 ID:/yQnsoy90 (-3,+6,-1)
良SS
35 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:14:45.11 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-167)
勇者(あの三度の敗北から、色々なことがあった……)

勇者(修業をやり直し、心身を鍛え上げ──)

勇者(立ち寄っていなかった場所に巣食っていた魔物も倒してきた)

勇者(そしてついに、魔王と同格ともいわれる地獄王に負けを認めさせた)

勇者(しかし、心は決して満たされることはない)

勇者(それどころか、進めば進むほど目的地が遠ざかるような……そんな感覚だ)

勇者(だれに勝った、だれに負けた、などというのは些細なことに過ぎない)

勇者(きっと“真の強さ”とは、こういう境地のことを指すのだろう)

勇者(さぁ、行こう)

勇者(今こそ魔王を倒しに!)ザンッ
36 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:17:57.95 ID:Z5g4D3wEO (+19,+29,-15)
武道家だな
37 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:18:10.76 ID:bNKu8Cv1O (+19,+29,-2)
魔王よか門番さんのが強いんだろ
38 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:18:59.92 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-151)
<魔王城城門>

門番A「ピザって十回いってみろ」

門番B「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザ」

門番A「じゃあ、ここは?」スッ

門番B「ヒジ」

門番A「くっそ、なんで引っかからねえんだよ!」

門番B「甘いぜェ~」

門番B「しかもオイラ、ピザって九回しかいってねえしさ。ちゃんと聞いとけよな?」

門番A「あっ、マジかよ! インチキしやがって!」

門番B「ケケケ、ざまあねえなァ~」
39 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:23:40.08 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-115)
勇者「オイ、お前たち!」

門番A「!」

勇者「久しぶりだな」

門番A「テメェはたしか──」

門番B「勇者、か? ずいぶん雰囲気が変わったなァ……一瞬分かんなかった」

勇者「あれから鍛え直したからな……」

勇者「さあ、今度こそ門を通してもらうぞ!」

門番A「そうはいくかってんだ!」

門番B「ケケケ、門番ってのは門を守るのが仕事だからなァ~」
40 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:26:48.23 ID:OZV+L5T00 (+0,+15,-11)
しえん
41 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:27:42.17 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-121)
門番A「かかってきやがれ!」

門番B「ケケケ、楽しませてくれよォ~?」

勇者(勝ち負けは考えない)

勇者(この先に控える魔王や、捕らわれの姫のことも、今は忘れよう)

勇者(ただ、己の剣を全力で振るうことだけ考えろ)

勇者(まっすぐに──前進あるのみ!)ダダダッ

ズバシュッ!

ゆうしゃのからだがまっすぐふっとんだ!

勇者「…………」ピクピク…

勇者「な……」

勇者「なんでだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
42 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:29:20.68 ID:KDbvTN5Ui (+13,+23,+0)
知ってた
43 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:29:42.16 ID:LmtgE/nkP (+10,+20,+0)
だよね
44 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:31:39.29 ID:Z5g4D3wEO (+24,+29,+0)
森崎君だったのか
45 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:33:36.23 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-139)
勇者「なんで……ねぇ、なんで!?」

勇者「俺は剣の修業をやり直して、魔法の勉強もやり直して」

勇者「野良仕事で体を鍛えて、怪物谷の無限モンスター地帯も制覇して」

勇者「極寒の雪山に負けない熱い心を身につけて」

勇者「地獄への道をこの手で開いて、魔王と同格である地獄王をも屈服させた!」

勇者「なのに、なんで勝てないんだよぉぉぉぉぉっ!!!」

勇者「なんでお前ら、そんなに強いんだよぉぉぉぉぉっ!!!」

門番A「…………」

門番B「…………」

門番A「……なんでっていわれてもなぁ」

門番B「ねぇ?」
46 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:36:16.13 ID:Kr+PTu/50 (+0,+15,-11)
しえん
47 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:37:52.70 ID:4JISbVjp0 (+95,+30,-212)
門番A「まぁ、俺たちは二人とも上級魔族だし、生まれつき強いしな」

門番B「そだなァ」

勇者「いや、それだけじゃないはずだ!」

勇者「上級魔族ならお前たちに初めて挑む段階で、すでに何体も倒していた!」

勇者「魔王軍幹部である、お前たちより格上の最上級魔族でさえ倒してきた!」

勇者「上級魔族だからってのは一因にはなりえるが、主因にはならない!」

門番A「……だとよ」

門番B「う~ん」

門番B「あと心当たりがあるとするなら、魔王城の門番ってすげぇ倍率高くてさ」

門番B「募集二名に対して千名近く集まって」

門番B「その中でやっと勝ち抜いて選ばれたから、それで強くなれたのかもな?」

勇者「募集……? 勝ち抜く……?」
48 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:39:29.00 ID:Z5g4D3wEO (+7,+17,+0)
ほう
49 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:40:08.26 ID:9wfYqqzX0 (+14,+29,-12)
蠱毒かよ
50 : 以下、名無しにか - 2013/08/14(水) 23:40:57.49 ID:nrwfvoOR0 (-21,-9,+0)
支援
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