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    元スレ一「百合接客選手権!」

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    352 = 216 :

    宥姉かわいい
    支援

    353 = 208 :

    「…………」

    (………怜ちゃんのまつ毛……長くてキレイ……)

    「…………」

    (あ……唇を少し突き出して……まるで……唇にキスして欲しがってるみたいに……)ドキドキ

    (って……だめだめ!おでこなんだから…)

    「……もええよ」ボソ

    「え?」

    「……お姉ちゃんがしたい方にしてええよ?」

    「っ!?そ、それは……」

    「…………」

    354 = 208 :

    「…………」ドクン..ドクン

    (私が………したいのは………)スッ..

    チュ..

    「ん!……ん……」

    「///」バッ!(離れる)

    「ぁ……」

    「わわ……///」

    (しちゃった………唇に………キスしちゃったよ~///)カァァァ...

    「ふふ……//」

    「あ、あの……えと」

    「ねえ………もっかい……しよ?私……お姉ちゃんの唇……好き///」

    「っ……///」キューン!

    355 = 208 :

    <受付>

    「……また1つ……この星に愛が生まれた……」

    (それぞれのキャストが自らの持ち味を活かし、次々とお客様を楽園へとエスコートしている……なんて素晴らしい事だ!)

    (このまま……ミスなく1日目を終える事が出来れば……2日目も大成功間違いなしだろう…)クク..

    <別室>

    透華「はぁ……はぁ……」

    透華(ここまで興奮したのはいつ以来でしょうか……このような日が明日も続くかと思うと……あぁあ……)

    透華「…………」

    透華(……しかし……この至福の時間は明日で終焉を迎える……)

    透華(もしも願いが叶うなら……永遠にこの2日間を繰り返したいですわ……)ハァァ..

    358 = 208 :

    喫茶Lilyの閉店時間まで残り数分―――

    <廊下>

    晴絵「…………」テクテク..

    晴絵(なんか……今日はいっぱい声をかけられたなー……文化祭とはいえ、異常なほどに……)

    晴絵(そのせいでと言ったらなんだけど、しずたちの様子を見に行けなかったな……顧問としてダメダメだ)

    晴絵「…………」

    晴絵(もうそろそろ閉店か……ちょっと見に行くかな)スタスタ..

    メイドD「赤土様」

    359 = 208 :

    晴絵「ん?あ……龍門渕さんの……」

    晴絵(またこれだ……部室に寄ろうと思うと誰かが話しかけてきて……)

    晴絵「えと……何か?」

    メイドD「養護教諭の○○様が赤土様を呼んでおられるようです」

    晴絵「あー……はい、聞いています。それで……保健室に行く途中だったんですけど、その前に部室に行って様子を見ようかなと思いまして……」

    メイドD「そうですか……では私が責任を持って部室を見てまいります」

    晴絵「へ?それは……」

    メイドD「後ほどご報告いたしますので。失礼します」ペコリ スタスタ..

    晴絵「あのっ…………行っちゃった……」

    晴絵「………まあいいか。保健室に行こう」テクテク

    361 = 208 :

    <保健室>

    養護教諭「―――……となっています」

    晴絵「わかりました。ありがとうございます」

    養護教諭「いいえ」ニコリ

    晴絵(………やっぱり、特に急ぎの用でもない……何故わざわざ……)フム

    シャーッ(カーテンが開く)

    晴絵「?」

    やえ「んんーーーっ……」ノビー

    やえ「……はぁ……ずいぶんぐっすりと眠ってしまったようだ」

    晴絵「あなたは……小走さん……」

    やえ「?……阿知賀の顧問の……赤土先生……」

    晴絵「……どこか具合でも悪かったの?大丈夫?」

    やえ「はい、なんともありません。VIPルームでは少し情けない姿を見せてしまいましたが、あのあとすぐに目覚めましたから」

    晴絵「え?」

    362 = 244 :

    レジェンドの教員免許がマッハ

    364 = 208 :

    やえ「ただ……少し疲れが溜まってたようなので、ベッドを借りて仮眠をとらせてもらったんです」

    晴絵「VIPルーム……?」

    やえ「?…………ああっ!!?」

    晴絵(VIPルームが存在するような出し物は……なかったはず……)チラ

    やえ「私とした事が………」

    晴絵(小走さんのこの慌てよう……隠れてやっていたに違いない。となると怪しいのは……)

    晴絵「………喫茶Lily……」ボソ

    やえ「ひっ!」ビクン

    晴絵(………間違いない!)

    やえ「あの……その……」

    晴絵「ごめんね。私、ちょっと行くところがあるから」スタスタ

    やえ「ああっ!待っ……て……」

    ガチャ バタン

    やえ(………起きたばかりで寝ぼけていたとはいえ………不覚!)

    366 = 239 :

    なんというニワカ

    367 = 209 :

    さすが王者

    368 = 208 :

    <廊下>

    メイドD「あ、あのっ!赤土様、どちらに……?部室でしたら私が先ほど…」

    晴絵「喫茶LilyのVIPルームへ」テクテク

    メイドD「!!!」

    晴絵「…………」テクテクテク..

    メイドD「あぁ……」

    メイドD「っ………」ピピピ..ピッ

    トゥルルル...ガチャ

    メイドD「あっ、国広さん!赤土様の足止めに失敗しました!そちらに向かっています!」

    370 = 208 :

    <VIPルーム前>

    晴絵「…………」

    晴絵(部室を見た限りでは、なんの問題もなかった)

    晴絵(メイドさんが接客を手伝ってくれているというのも、龍門渕さんが関わっている事を考えれば……それほど違和感はない)

    晴絵(ならば……私を部室へと近付けさせないようにする理由はたった1つ……)

    晴絵(私に……いや、教師には決して言えないような事をしている……)

    晴絵(わざわざ立札まで用意して……手の込んだ事を……)

    晴絵(龍門渕さんの協力は有難いけど……文化祭の枠から外れてはいけない。他校の生徒であろうと、注意しないと!)

    晴絵「よし……」ガチャ..

    371 = 208 :

    <受付>

    「いらっしゃいませ。喫茶Lily・VIPルームへようこそ」

    晴絵「…………………な………な………なんなのこれっ!?」

    「お客様に至上の喜びを提供する空間でございます」

    晴絵「は!?」

    「嬉しい……あなたと私が愛し合うのを邪魔していた人たちをかいくぐってまで会いに来てくれたのね」スッ(晴絵の腕に自分の腕を絡め、恋人繋ぎ)

    晴絵「へ!?」

    ゆみ「キミは魔性だ……私の心をかき乱す………同じ女性として敗北感を覚えるとともに、あなたに支配されたいという衝動を止められない」(腰に手を回す)

    晴絵「な、なにを……」

    373 = 208 :

    「先生………私、先生にエッチな事……教えてほしい…」(首筋に息を吹きかける)

    晴絵「ちょ…」

    「私もー!先生がしてほしい事いっぱいしたげるよー♪」エヘー!

    晴絵「ゃ……やめ……」

    白望「あんたは黙って私の指使いに溺れろ……最高の景色を見せてやるからよ」フッ..

    晴絵「っ……///」

    智紀「……3番テーブルへご案内します」

    晴絵「えっ!?ちょっと!私はっ……」

    「行こ?」ニコリ

    「ゴーゴー!」グイッ..

    晴絵「ああっ……」ズルズル..

    「……………」

    375 = 208 :

    「くくくっ…………くはははは……!!」

    (赤土さんの足止めに失敗し、VIPルームの存在に気付かれたという知らせを聞いた時……ボクは一瞬うろたえてしまったが…)

    (顔を上げたボクの目に映ったのは………数々のお客様を落としてきたキャストたちの自信溢れる顔だった)

    (今日一日で著しく成長した彼女たちなら……赤土さんを落とせる!そう確信した)

    (……不安になる必要などなかった。信じるべき者たちを信じればいい……ただそれだけじゃないか!)ククク..

    「なぁ……大丈夫かな?」

    「くくっ……純君はおかしな事を言うんだね」

    「え?そりゃ……失敗したら終わりだしよ……」

    「失敗?ありえないよ。これから3番テーブルで行われるのは成功を約束された行為……いわば決められた未来へ向かう道筋のようなものだからね」

    「…………」

    「全ての面に1しか掘られていないサイコロを振って、1以外の出目を怖れる必要はないだろう?」

    「そ、そうだなー……はは…」

    「くくく……」

    377 = 208 :

    30分後―――

    智紀「あ……出てきた……」

    「!」

    晴絵「………///」フラフラ..

    「………いかがでしたか?」

    晴絵「あっ……その………ぇと……よ、よかった……よ……///」

    「……ありがとうございます」ペコリ

    晴絵「う、うん……」

    「……部室に入りきらないお客様をご案内する臨時スペースであるこの部屋の件ですが…」

    晴絵「あ……そ、そう、ね……この部屋が臨時スペースだったねー……」

    「明日も引き続き接客に精進するつもりです……よろしいでしょうか?」

    晴絵「……う、うん……」

    「ありがとうございます」ニコリ

    晴絵「あ!あのさ……」

    379 = 216 :

    ダメだこりゃ

    380 = 208 :

    「?」

    晴絵「その件はそれでいいんだけど…って、いいって言うと語弊があるけどさ……」

    「…………」

    晴絵「………ちょっとお願いがあって……」

    「……はい、なんでしょうか?」

    晴絵「………こ……小瀬川さんの連絡先とかって………教えてもらえない……かな?」カァァ..

    「ふふ……わかりました。本人から後ほど連絡するよう伝えておきます」

    晴絵「あ、ありがとう……//」

    「………すげぇな」ヒソヒソ

    智紀「うん」


    その後

    喫茶Lilyは閉店時間を迎え

    キャスト含む麻雀部のメンバーは龍門渕グループの経営するホテルへと向かった―――

    381 = 216 :

    シロたらしてんなー

    支援

    382 = 208 :

    夜―――

    <○○○号室 (一の部屋)>

    (よし……大体こんなものか……)


    (キャスト名)………(票を獲得した麻雀部員)※キャスト参加校+晩成


    ・愛宕 洋榎…………天江 衣、姉帯 豊音、狩宿 巴

    ・新子 憧……………船久保 浩子、鹿倉 胡桃、岡橋 初瀬、真瀬 由子

    ・石戸 霞……………松実 玄、二条 泉、鷺森 灼

    ・大星 淡……………エイスリン、宮永 咲、深堀 純代

    ・園城寺 怜…………臼沢 塞、片岡 優希、松実 宥

    ・加治木 ゆみ………江口 セーラ、宮永 照、愛宕 絹恵、安河内 美子

    ・小瀬川 白望………神代 小蒔、小走 やえ、妹尾 佳織

    ・竹井 久……………薄墨 初美、末原 恭子、高鴨 穏乃

    ・花田 煌……………亦野 誠子、文堂 星夏、蒲原 智美

    ・福路 美穂子………弘世 菫、津山 睦月、江崎 仁美

    383 = 208 :

    (これに一般の麻雀部員の票を足すと……トップ3は……)

    1.竹井 久

    2.加治木 ゆみ

    3.新子 憧

    (……という結果になる)

    (キャスト参加校からの票は新子さんと加治木さんがトップだけど、一般票は竹井さんが強い)

    (でも他の人も票を稼いでいて差はあまりない。全員に優勝の可能性がある)

    (赤土さんの協力、そしてキャストの皆さんの成長もあって、不安要素は何もない…)

    (明日も……素晴らしい日になりそうだ)ククク..

    385 = 209 :

    ワハハがすばら先輩に入れてるのになんかワロタ

    386 :

    上埜さんあんなに必死に客取りにいってたのにみんなと変わらないのか

    387 = 208 :

    翌日―――

    <VIPルーム>

    「ねえ春……今日は黒糖じゃなくて………私を食べて?」

    「っ!!」


    「ほら、眼鏡とったらもっと可愛いじゃん。あたしの好み♪」

    まこ「そ……そんなわけないじゃろ………あ、こら……勝手に………ぁん……!」


    「たまには甘えるのもいいでしょう?」ウフフ

    華菜「ほ、本当に今日だけだし……」


    「なぁ……揉んだら胸が大きくなるってホンマか、確かめてみぃひん?」

    未春「は……はい……///」

    388 = 208 :

    洋榎「な?このケーキめっちゃ美味いやろ!?」

    友香「んっ!?本当でー♪」


    白望「なぁ……本心を言えよ………何をしてほしいんだ?お前の願い、私が叶えてやるぜ」(うつ伏せに押し倒しお尻を撫で回す)

    尭深「わ……わた……しは………っ……はぁぁ……」ポーッ..


    美穂子「ね?私もドキドキしてるのがわかるでしょう?」(後ろから抱きしめる)

    「は、はい……」ゴクリ..


    「今まで多くの人を幸せにしてきたのですから……今度はあなた自身を幸せにしてあげてください」

    いちご「花田さん……」グス..


    「ふふっ……次はどこを検査するのー?」(裾をまくってヘソを見せる)

    「別に……そんなヤラシイ意味でするんちゃうもん……そう……これはちゃうねん…///」


    ゆみ「……私は今日、生きる目的を得た。キミの和服姿を一目見るまでは絶対に死ねないからね」キラリ

    美幸「素敵すぎるわもー!」ィヤァン!

    389 = 279 :

    すばらっ!過ぎる

    390 = 216 :

    たかみー……落ちちゃったのか

    391 = 208 :

    「くくく………」

    (素晴らしい!もはや誰が来ようとLilyの牙城は崩せまい!)

    「……マジで昨日よりレベルアップしてんな……なんつーか、落とすまでが早いわ」

    「くくく……純君も気付いたんだね……彼女たちがさらなる高みへと上り詰めようとしている事に!」

    「あ、ああ……」

    「もはや彼女たちを止める者はいない……あぁ……嫉妬すら感じるよ……」

    「百合世界という名の大草原を駿馬の如く優雅に駆けるその姿は……あらゆる女性から尊敬を集めるだろう!」

    「へぇ……そ、そうなのか?」

    「そうさ!ボクですら危うい!我が腕に抱く女性は透華ただ1人でいい……そう思ってはいるが………くくく……滾る血は止められぬか……」クク

    「…………」

    393 = 208 :

    <一般ルーム>

    竜華「…………」

    「もぐ……」

    姫子「ぱくぱく…」

    竜華「なぁ……昨日より元気ない人増えてへん?」

    姫子「むぐ?」

    「そうか?」

    竜華「見てわからへん?なんかボーっとしとるっちゅうか……」

    395 = 208 :

    桃子「……そうっすね……私もそう思うっす」

    竜華「ほら!やっぱりそうやん!」

    「ふむ……」

    竜華「って……それも気になるけど………それよりも………はぁ…」

    竜華「……怜、どうしてんねやろ……会いに行きたい……」

    桃子「私も先輩に会いたいっす………でも……邪魔はしたくないっす」

    竜華「う………そう……やな。うん……頑張ってる怜に迷惑かけたらあかんもんな」

    桃子「はいっす」

    ガチャ..

    オォォオッ...

    竜華「ん?なんやこの歓声……って………あの人たち……っ!」

    397 = 208 :

    はやり「わぁー!すっごぉい!素敵な……お・み・せ☆」エヘッ!

    「今時の高校生って徹底してんだねー。私ん時はもっとダラダラっとしてたけど」

    理沙「同感…」

    靖子「ですね!いやぁー、よく出来てるなー」ハハハ

    (……今日の藤田さんテンション高いなー)



    竜華「ぅわ……プロの人たちや……」

    姫子「ぶちょー!すごかです!」

    「ああ」

    398 = 208 :

    はやり「ケーキもすっごく美味しそうだし……今度、良子ちゃんに会ったらお礼しないと☆」

    「戒能ちゃんからの紹介なんすか?」

    はやり「紹介ってゆーかぁ、従姉妹の子が……その子は鹿児島に住んでるんだけど、泊りがけでここの文化祭に行くって話を聞いたらしくてねー☆」

    「うっわ、マジすか!鹿児島から?」

    はやり「驚くのは早いよ?なんと………宿泊費と交通費無料だって☆」

    「は……?」

    理沙「謎…!」プム?

    はやり「龍門渕さんに招待されたんだってさ☆」

    靖子「ははは。気前がいいよな」

    「招待?……龍門渕って長野だったよーな……なんで阿知賀で……」

    はやり「ね?引っかかるでしょ?私もこれは絶対何かあるだろうなぁ~と思ったの!結果大当たりだねっ☆」

    「大当たり……?」

    399 = 216 :

    ?のよりんかわいい

    400 = 262 :

    あかん!福路さんまで良識ストッパーハズれてノリノリや!


    対して、雰囲気に流されずマイペースを保つ洋榎とすばら先輩スゲー!


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