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    元スレ一「百合接客選手権!」

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    501 = 496 :

    これもうすこやんを慰めた奴の優勝でいいんじゃね

    502 = 208 :

    ゆみ「私に……あなたの隣へ座る権利をいただけないでしょうか?」

    健夜「え……っと……?」

    ゆみ「今日一日……いえ、たった数分でもあなたの隣にいられれば……あなたの存在を感じられるという幸福感が、私の糧となって体の隅々まで行き渡り…」

    ゆみ「今後どれほど辛く厳しい試練に直面しようとも乗り越えられる!」

    健夜「…………」

    ゆみ「……もし叶うなら……一時ではなく……私とこれからもずっと共にいてくれるなら……それ以上に…」

    「勝手な事言わないで!」

    健夜「!」ビクン

    「あとからしゃしゃり出てきてベラベラと……私が先に健夜さんの許可をもらったと言ったでしょ!?それが全てよ!」

    ゆみ「黙れ!人の心はそれほど単純ではない!健夜さんにとって最良の選択をしてもらう方が大事だ!」

    健夜「ぁ……えと……」

    洋榎(なんなんやこれは……止めん方が……ええ……よな?)

    「やめろ!お前ら!」ザッ!

    「そうだそうだ!」ザッ!

    健夜(また来た!?)

    503 = 208 :

    白望「…………」

    「…………」

    「あなたたち……」

    ゆみ「……何をしに来た」

    白望「…お前らはもう下がれ……隣に座んのは私なんだからよ」

    「な!」

    ゆみ「ふざけるな!」

    白望「ふざけちゃいねぇよ。ただ……いい女には、いい女がふさわしいって相場が決まってんだろ?」フッ..

    健夜「え?え?」

    ゆみ「お前のどこが健夜さんにふさわしいというのだ!健夜さんにお前のような暴れ馬の手綱を握らせるわけにはいかん!!」

    白望「ふっ……馬鹿が……本当に惚れた女を手荒に扱うわけがねぇだろ?それが『特別』ってもんだ」

    「笑わせてくれるわね!本当に大切なら『扱う』なんて言い方しないわ!」

    白望「ああ……ワリぃな、そいつは言葉のアヤだ。私はエスコートするって意味合いで言ったんだ」

    504 = 208 :

    「んー……なんか3人で言い合いしてるけど、健夜さんには私がピッタリだよっ!ねー?」ニヘー

    健夜「あ……いや……それは」

    白望「あん?私の話を聞いてなかったのかよ?」

    「うん、聞いてないよー?だって、健夜さんは私を選んでくれるもーん♪」

    白望「ざけんじゃねえ!誰がお前なんかに渡すかよ!健夜は私のもんだ!」

    「む!そんなわけないじゃん!てゆーか、私の健夜さんを呼び捨てすんなっ!」

    白望「んだとっ!」

    「なにさ!」

    健夜「…………」ドクン..

    健夜(あれ……?なに……今の……?)

    「待ってください!」ザッ!

    「私ら抜きで、勝手に始めんといてや」ザッ!

    洋榎(ま、またか……?)

    505 = 208 :

    美穂子「そんなに大声を出して……健夜さんが迷惑しています」

    「ホンマやで?押し付けがましいわ」

    「邪魔ばっかり……もういい加減にしてよ!」

    「帰って!私以外はいらないのっ!」

    美穂子「また怒鳴って……健夜さんが困っているのがわからないのですか?」

    健夜「え?私は……」

    健夜(そうだよ……困ってるはずでしょ?気分転換に来たはいいものの……イマイチ乗り気になれなかった………のに……)

    「なぁ健夜さん……うるさい連中は放っておいて、私と楽しまへん?私……健夜さんのためなら……なんでもするで?」

    ゆみ「戯れ言を……」

    「戯れ言ちゃうで?私、健夜さんの事が本気で好きやから」

    健夜「!」

    506 = 208 :

    ゆみ「私だってそうだ!健夜さんを心から愛している!!」

    健夜「!!」

    「そんなの……私も同じ………いいえ、あなたたち以上に健夜さんを愛しているわ!!」

    「一番好きなのは私だよ!健夜さんっ!大好き!!」

    白望「くそっ……もうなりふり構ってられねぇ……………健夜!!好きだっ!私の女になってくれ!!」

    美穂子「私も……健夜さんを愛しております…………愛していますからわがままは言いません。愛人でも構いません……傍に置いてくだされば……それだけで……」

    健夜「……//」

    洋榎「…………」チラ

    洋榎(……少し顔が赤ぁなってるけど……まだ小鍛治プロは……)

    507 = 208 :

    <別室>

    透華「……まだ心を動かせないとは……脅威ですわ……」

    透華「………でも」

    透華(これで終わりではない………そうでしょう?)

    「…………」ウトウト..

    <VIPルーム 受付>

    「…………」

    「国広君!頼まれた通り、店内の曲をムードのある曲に変えてきた」タタ

    「お疲れ様。違和感なく切り替えてくれてありがとう」

    智紀「携帯電話を圏外にする装置を設置した」タタ..

    「ありがとう。これで携帯に邪魔される事はなくなった」

    (あとは……キミたちに託す!)

    508 = 429 :

    ころたんかわいい

    509 = 208 :

    <1番テーブル>

    健夜「……//」

    健夜(も、もう……この子たちったら……口ばかり上手くて困ったものね)

    (よし……やるわよ……)チラ

    ゆみ・白望・淡・美穂子・怜「…………」(目で了解)

    「……ふざけないで!」

    健夜「っ!?」

    「私が最初に隣に座るっていったじゃない……それでもう終わった話でしょ?なんで横槍を入れるのよ……」

    白望「馬鹿か?もう隣がどうこうは関係ねぇだろ。だれが健夜と結ばれるかだ」

    「……そんなの……同じ事よ!!」ガシッ!(白望の胸元を掴む)

    白望「ちっ!何しやがる!」バシッ!(久の手を払いのける)

    健夜「え!ええ!?」

    510 = 496 :

    あとから演技って知ったら自殺ものだなすこやん

    511 = 208 :

    「くっ!」

    白望「なんだ?やんのか?だったら相手してやるよ……」

    健夜「ちょ、ちょっと……あなたたち……?」オロオロ..

    白望「……そうだ……どうせここにいる全員が健夜を好きなんだろ?だったら……今から全員でやりあってよ、勝ったやつが健夜と付き合う事にしようぜ」

    健夜「ええっ!?」

    白望「……何を驚いてやがる………お前が……私を選んでくれねぇから……」(寂しそうにうつむく)

    健夜「あ……」ドクン..

    白望「っ!そういう事だ!健夜は誰を選ぶか決められねぇらしいからよ!こっちで決めてやればいい!そうだろうが!」

    美穂子「………わかりました」

    健夜「え!?あ、あなたっ!ケンカなんて…」

    美穂子「それでも………絶対逃げません。だって私は……」チラ

    健夜「うっ……」

    512 = 210 :

    一時でも夢が見せられればそれでいいのさ

    513 = 208 :

    「私もやるで………健夜さんを諦めるなんて……絶対ありえへんから!」

    「勝てばいいんでしょ?だったら他の選択肢はないよ!」

    ゆみ「本当に叶えたい願いの前にこそ試練は訪れる……いいだろう!今の私はたとえ神が相手だろうと決して引かぬ!最後に勝つのは私だ!!」

    健夜「ああ……どうすれば……」

    「……っ!」グイッ!(ゆみの胸元を掴む)

    ゆみ「ぐっ!この……」(久の胸元を掴む)

    「っ!」ブンッ!(平手打ち)

    白望「ちっ……邪魔だ!」ドン!(淡の肩を押す)

    美穂子「っ……」

    「痛っ……ううぅ~~~!」(美穂子と組み合う)

    515 = 208 :

    健夜「だ、だめ……///」

    洋榎(お……?)

    「い…ったいわねぇ……!」グググ..

    ゆみ「黙れ……泣き言を言うなら去れ!弱者に健夜さんは渡せん!」

    健夜「や………て……やめて……///」

    「いたっ!」ドシン..

    「もう……本気で怒った……」

    白望「そうかよ……だったらかかってこい!」

    健夜「……やめて……お願い……もう……///」

    「はな……せっ!」グイイ

    美穂子「嫌よっ!」

    健夜「お願いだからっ………私のために争わないで~~~っ////」キューーン!!!!

    516 = 208 :

    <受付>

    「やった………成功……だ」

    智紀「!!」

    「ほ、本当か?取っ組み合いのケンカになっただけじゃねぇの?どういう事か説明してくれよ」

    「え?ああ……そうだね」

    「まず、今日の小鍛治さんを落とすのは難しい……これはボクの憶測だけど、おそらく何か嫌な事があったんだと思う。それで落ち込んでいた」

    「口説かれる気分ではないというレベルだね。こうなると対処が非常に難しい。だからボクは担当を花田さんにお願いしようと思った」

    「あ、ああ。そうだったな」

    「これはつまり……現実であった嫌な事を現実的な方法で慰める……話を聞いたり、励ましたりだね。このやり方で小鍛治さんに満足してもらおうとしたんだ」

    「?それ以外に方法があるのか?」

    「うん……現実逃避さ」

    「現実逃避……」

    「そう。今この瞬間だけは、全て忘れて楽しもう……ってね」

    智紀「でも……この店自体、非現実空間を演出してる」

    517 :

    これは憤死ものやで

    518 = 208 :

    「うん、だから他のお客様には効果的だった。いや、小鍛治さんにも少しは作用しているはず……それ以上にネガティブになっていただけ」

    「………それで?」

    「つまりは、小鍛治さんの心を動かすために……さらに非現実感を味わってもらい、軽い現実逃避をするように誘導したのさ」

    「……非現実感を味わう…?」

    「そう……今回実行したのは……『自分を取り合って恋の争いが行われる』」

    「?」

    智紀「ああ……」

    「『こんなに素敵な人たちが私を取り合っている……私はどうすればいいの?』って具合にね。女性なら夢見るシチュエーションじゃないかな」

    智紀「わかる……」

    「そうか?」

    「このような実際にはなかなかないシチュエーションを演出する事でまず驚く。その時、心に空白が生まれる」

    「そうしたら落ち着く前に展開を進める。気が付けば目の前で取っ組み合っている」

    「店の雰囲気、目の前の現実離れした出来事……この2つが合わさり、辛かった現実の悩みは頭の片隅へ追いやられる」

    「……まぁ、確かに目の前でケンカしてるだけでも慌てちまうか」

    519 = 210 :

    ここでの経験を糧にこーこちゃんにも積極的に仕掛けて欲しいですね(棒)

    520 = 244 :

    人生で言ってみたい言葉ベスト10に入ってたんだろうな

    521 = 208 :

    「うん……そして次第に……好かれている、必要とされてるという嬉しさがこみ上げてくる」

    智紀「…………」

    「そうなれば……今だけはこの感情に従って楽しもう、という風に心境が変化していく」

    「……なるほど……」

    「ま、このあとのフォローも神経使うけど、一度心の隙間に入り込んだから最初よりは大分楽になる」

    「おお……」

    健夜『ダメだよぉお!!私なんかを取り合ったらぁ~~~!私はみんな大好きなんだからぁ~~~っ///』

    一・純・智紀「……………」

    「………さ、持ち場に戻ろうか」

    「……そうだな」スタスタ

    智紀「うん」スタスタ

    「………………」

    (喫茶Lilyの敗北は免れた………皆さん……ありがとう……)

    522 = 208 :

    <別室>

    透華(……おめでとうございます)

    透華(これは……皆さん全員で得た勝利ですわ……)

    透華(ケンカを装う際にも決して手を抜かず……しかし相手を傷付けないようにするその姿……心を打たれましたわっ!)

    透華(組み合いながらも園城寺さんを思う福路さん……)

    透華(演技とはいえ、普段見せない竹井さんの必死さに触れ、加治木さんは何を思うのかしら)ドキドキ

    透華(他にも!大星さんが尻餅をついた時、小瀬川さんが一瞬心配したような気が……あああ……)

    透華(これは……小鍛治さんが帰られた後、キャストの間に恋が芽生えてもおかしくない展開…………はっ!)

    透華(小鍛治さんだけでなく、わたくしまで惑わせるとは……さすがですわ……)フゥ..

    透華「あ…………もうこんな時間ですのね………」

    透華(閉店まであと少し………この至福の時間が終わるのは名残惜しいですが……始まりがあれば終わりもある……仕方ありません)

    透華(……最後まで、皆さんの頑張りを見届けさせていただきますわ!)

    「……むにゃ……」スー..スー..

    523 = 429 :

    ころたんかわいい

    524 :

    全国麻雀クソビッチ喫茶(オーナーは板)

    525 = 208 :

    閉店後―――

    <一般ルーム>

    「それでは、結果発表を行います」

    全員「……………」

    「…………優勝は…………」

    全員「……………」

    「……………清澄高校!竹井さんです!!」

    ワアァッ!!

    「!!」

    「おめでとうございます!!」

    「私……?私が……優勝?」

    「はい」ニッコリ

    (うゎ………やっばい………嬉しい!)

    「おめでとうございます!部長!」

    「すごいです!」

    526 = 496 :

    失ったものの方が多い気がする

    527 :

    すこやんアラフォーかわいい

    528 = 244 :

    お腹にヤングガンガン仕込んでおいた方がいいんじゃないかな

    529 = 208 :

    優希「さっすが部長だじぇ!」

    まこ「大したもんじゃ……ホンマに優勝するとはのー」ニコリ

    「みんな……ありがとう!」ニコリ

    「優勝賞品の旅行券は、希望されるスケジュールを言っていただければいつでもご用意しますので」

    「ありがとう」

    「いえ、こちらこそ。竹井さんには助けられましたから」

    「も、もう……それはVIPルームの閉店後の挨拶で聞いたわよっ……//」

    「それだけ感謝しているという事です」

    「……あ、ありがとう」

    「はい」ニコ

    (旅行………かぁ……やっぱりみんなで温泉かな~?)

    (咲さんとペアでヨーロッパとか……)

    まこ(……さすがに2人で旅行は断られるじゃろな……いっその事、阿知賀と清澄で旅行っちゅう形にすれば新子さんも……)

    優希(園城寺さんがどこ行きたいのか知りたいけど……聞くのが恥ずかしいじょ…………私が園城寺さんを好きだってバレちゃうじぇ……///)

    (私は淡ちゃんと2人でいられればどこだって………あ、でもロマンチックな場所にいったら……淡ちゃんも燃え上がって私を……///)

    530 = 429 :

    アフターケアをしないと大変ですわ

    531 = 496 :

    みんなで同じところに行って殺人事件が起こるんですねわかります

    532 = 208 :

    ゆみ「……やはり届かなかったか」フッ

    桃子「せ、先輩……」

    ゆみ「なに、落ち込んでるわけじゃない。納得の結果だ………そんな悲しい顔をするな」クスッ

    桃子「でも……」

    ゆみ「すごかったのは久だけじゃない」チラ

    佳織(……白望様……///)

    睦月(福路さん……落ち込まないでくださいね……私がついてますから)

    智美(ワハハ……誰がなんと言おうと、私は花田さんが一番だと思うぞー)

    ゆみ「…………」フフッ..

    ゆみ「みんなが夢中になるぐらいの強敵が相手だったんだ。戦えただけでも嬉しいさ」

    桃子「??」

    533 = 208 :

    美穂子「ごめんなさい……負けてしまったわ……」

    華菜「きゃ、キャプテンのせいじゃないし!」

    未春「そうですよっ!」

    星夏「私たちはキャプテンを誇ります!」

    「…………」ワタシ モ ソウ オモウ...

    美穂子「みんな………ありがとう……」グス..

    華菜(キャプテンが私たちのために頑張ってくれてたのに私は……霞さんに甘えて……)

    華菜「……………」

    華菜(……霞さん………また……抱っこしてくれるかな……///)

    未春(園城寺さん……落ち込んでないといいけど……)

    星夏(花田さんは…………あ、笑顔だ……やっぱりすごい……)

    「…………」オオホシ サン...

    534 :

    最初からモンブチの文化祭でやればよくね?

    535 = 208 :

    「……完敗………とはいえ、この結果はすばらです!」スバラッ!

    姫子「花田……」

    「……そうか」フフッ

    美子「……いい思い出になったと?」

    「はいっ!とてもすばらな思い出になりました!」

    仁美「そいなら……なんもかんも問題ない」

    「皆さんは……いい思い出になりましたか?」

    「ああ……姫子とうまかケーキば食って……満足だ」

    536 = 496 :

    新道寺すばらやな

    537 = 244 :

    姫子もケーキも食べた?(弱視)

    538 = 208 :

    姫子「私も……部長とおれて……そいだけで……///」

    美子「わ、私は……」

    美子(ゆみ様……///)

    仁美「…………」

    美穂子『ね?抱きしめられると、体温を感じるでしょう?』

    仁美「っ///」

    「……どうかされましたか?」

    美子「えっ!?な、なんでもなかとよ!楽しかった」

    仁美「わ、私も同じ……//」

    「?」

    539 :

    これが新しい阿知賀のレジェンドになるわけか。

    540 = 208 :

    「やっぱり一等賞は難しいわね」フフ..

    小蒔「霞ちゃんは頑張りました!」

    「うん……」

    初美「お疲れ様ですよー」

    「相手も強かったみたいだし……」

    小蒔(そうですよね……白望様と戦っただけでも霞ちゃんはすごい………だって……白望様ったら……あんなに……///)

    (やっぱり優勝は久さんだった………私以外の……色んな子に好かれて………なんか……嫌……)

    初美(さすが久さんですよー!私も優勝に貢献出来てよかった………ご褒美とか……くれるかもですよー///)

    (愛宕さん……残念だったね……私はすごく楽しかったし、愛宕さんに優勝してほしかったんだけどなぁ……)

    541 = 208 :

    洋榎「うーん………まぁ、竹井やったらしゃあないわ」

    恭子「ですよね……めっちゃ素敵ですもん……」

    洋榎「へ?」

    「……末原先輩?」

    恭子「……えっ?何?」

    由子「素敵って言ってたのよー」

    恭子「あっ……///」カァァ

    絹恵「末原先輩は竹井さんですか……」

    恭子「う、うん……///」

    洋榎「なんや、恭子がそない恥ずかしがるって珍しいなぁ」

    由子「ホンマなのよー」

    恭子「そ、そやな……///」

    恭子「…………」

    542 = 208 :

    恭子「………な、なぁ……みんなは誰なんか聞いてええ?」

    由子「?私は憧ちゃんなのよー」

    「私は福路さんです」

    絹恵「加治木さんですね!」

    恭子「そ、そうなんか……」

    由子「そうなのよー」

    「はい」

    絹恵「ですね」

    恭子・由子・漫・絹恵「……………」

    洋榎「?」

    恭子・由子・漫・絹恵(よし!この中にライバルはおらん!)

    543 = 208 :

    「あー……やっぱアカンかったなぁ……」

    竜華「残念やったなぁ……」

    セーラ「…………」

    浩子「はぁ………」

    「………………」

    竜華「……みんなも怜と同じ気持ちみたいやで?落ち込んでる」

    「………それはちゃうと思うけど……」

    竜華「え?」

    「……いや、なんでもないで」

    竜華「?」

    セーラ(なんでやねん………どう考えてもゆみが一番やないか……)

    浩子(あー……憧ちゃん可愛いわぁ……)

    (負けて悔しいはずなのに気丈に振る舞う石戸さん……やっぱすごいわ!誰がなんと言おうと私の中では石戸さんがナンバーワンや!)

    544 = 208 :

    白望「ふう……昨日以上に気合入れて望んだんだけど……やっぱ届かなかったか」

    エイスリン「シロ!オツカレ!」

    胡桃「作戦ミスだった?」

    白望「………いや、オーナーからも褒められたし、みんなの案は正しかった」

    「うんうん、そうだよね。キリっとしてて似合ってた。いつもああしてたらいいのに」クスッ

    白望「無理……」

    豊音「えー!ちょー見たいよー!今度見せてよー!」

    白望「………まぁ……衣装はもらえるみたいだし………気が向いたら……ね」

    豊音「わー!やった!ありがとー!」ワーイ!

    エイスリン「ヤッタネ♪」

    「もらえるんだ?すごいね」

    545 = 208 :

    豊音「あ、だったら今度愛宕さんと遊ぶ時に着てもらえるよう頼んでみようかなー?」

    胡桃「……トヨネ、愛宕 洋榎と遊ぶ約束したの?」

    豊音「ううん、約束はしてないけど、愛宕さん家の電話番号とか交換したから誘っちゃうよー」エヘー

    「えっ!?番号交換ありだったの!?」

    豊音「え?わからないけど……愛宕さんが交換しよーって……」

    胡桃・塞「…………」

    エイスリン「ナカヨシ!」

    豊音「うん!えへへ……」

    胡桃(しまった……私も交換していたら、帰ってからも新子さんとメールとか出来たのに………どうにかして番号かアドレスを入手して……)

    (そうだよ……園城寺さんは大阪。次はいつ会えるかわからない)

    (今日だけの繋がりにしないためには番号ぐらい交換しないと…………あ!今日のお礼をしたいっていう形で教えてもらえば……)

    胡桃・塞「ふふふふふ……」

    546 = 208 :

    「もー!頑張ったのに~!私の分だけでもチケットくれないかなぁ?」

    誠子「さすがにそれはどうなんだ?」

    「ええー、いいじゃんか~……ねぇ、そう思わない?」チラッ

    (美穂子………1日目の早い段階で私と両想いになったにも関わらず、チームメイトのために頑張ったのに……)

    (なんて可哀想な美穂子……今すぐ抱きしめてあげたい)

    (加治木さんが優勝しなくてよかった………加治木さんには私がいる……ううん、私だけでいい……)

    尭深(白望様……悔しい気持ちは私にぶつけてください……私………白望様にだったら……)

    「…………あれ?なんか反応がない……?」

    誠子「……だな。考え事をしてるのかも」

    「うーん……」??

    547 = 208 :

    「う~……いけるかもって思ったんだけどなー!」

    「お疲れ様でした。私たちのために頑張ってくれてありがとう」

    「お礼なんていいわよ。あたしも楽しかったし」ニコリ

    「憧は活躍してたって評判。惜しかったと思う」

    「うんうん。憧ちゃんが可愛かったってお話してるのを聞いたもん」

    「あはは……それは照れるね。あ、宥姉はどうだった?」

    「え?私は別に…」

    「えー?教えてよぉ~♪」

    穏乃「…………」

    「?穏乃ちゃんどうしたの?」

    穏乃「いえ……竹井さん、やっぱりキレイだなーって」

    「わわ……」

    穏乃「玄さんもそう思いませんか……?」ポーッ..

    「え?私は………竹井さんもいいと思うけど………か、霞さんの方がいい……かな?」

    「ええっ?」

    548 = 496 :

    つーかくろちゃーは霞さんに接客されなくても見ただけであぼんだな

    549 = 208 :

    「………灼ちゃん?」

    「あ、なんでもない……」

    「?」

    (玄も霞さんなんだ………まぁ、でも……しょうがないよね。すごく甘えさせてくれるし……大きいからね)クス

    「もー!宥姉意地悪~!全然教えてくれないし」

    「ご、ごめんね?」

    (チューしちゃったとか言えるわけないよぉ……///)

    「ちぇっ………ん?」

    穏乃「…………」ポーッ

    「……ねぇ、しず……どうしたの?」

    「わからない……」フルフル..

    「……ま、いっか」

    こうして、阿知賀女子学院の文化祭で行われた百合接客選手権は幕を閉じた―――

    550 = 208 :

    1週間後(日曜)―――

    <奈良 新子神社前>

    「♪~~」テクテク

    (早く家に帰ってDVD観よっと)ニコニコ

    「あの……」

    「はい?」クルッ..

    まこ「…………」

    「あれ?まこさん……どうしてここに?」

    胡桃「…………」ザッ

    浩子「…………」

    由子「…………」


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