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    元スレ菫「松実宥が病気?」

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    1 :

              ____    ?
            ´ : : : : : \
          /: : : : : : ヽ: : : ヽ
    .      : : | ´/|ハ: :j小: リ
    .      | :|:V゙◯ |ノ○Y:|
           Vi八'' 、_,_, ''人|
       ?  )\≧=‐≦n乂_
          (/∨))-<天介^V))
    .      /:::/ ムイ ∨ しヘ::::\
    .    く__rく/bノ┐ o┌〉 d\丿

    ※宥姉病気ネタ注意
    ※菫×宥注意
    ※シリアス寄り

    2 :

    (^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)
    イケヌマイレヴン
    (^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)

    3 = 1 :

    恒子「インターハイ次鋒戦もついにオーラス!現在1位は王者白糸台!14万9500点!王者の貫禄を見せつける!」

    恒子「その王者を追うのは2位臨海女子!107600点!3位清澄7万5300点!」

    恒子「そして現在4位の阿知賀女子!6万9600点!トップに倍近く差を広げられてしまったが挽回なるでしょうか!」


    東家 清澄高校

    まこ(弘世菫がヤバイ。準決では調子落としてたように思えたんじゃが。)
    まこ(この親で少しでも取り返して次に繋げたいのう……)

    西家 臨海女子高校

    ハオ(一位捲りたかったんですが、流石王者というとこですね。)
    ハオ(これが噂に聞いた3年ブーストというやつでしょうか。)

    南家 白糸台高校

    (準決勝では阿知賀にやられたが、そのおかげで癖を修正することができた。)
    (更にリードを広げさせてもらう!)

    北家 阿知賀女子学院

    (自摸っても弘世さんから直撃を狙われて全く稼げなかった。)
    (どうしよう……このままじゃ……)

    4 = 1 :

    インターハイ決勝戦次鋒戦 後半戦オーラス 0本場 ドラ中

    七巡目


    (よしっ)
    一二三四六七八九九中中中赤⑤ 自摸 五萬 打 赤⑤


    穏乃「宥さんいい手張った!」

    「メンホン中ドラ3でダマで跳満、自摸か高めイッツーで倍満」

    「ここ和了れるといいけど……」

    (神様お願い!お姉ちゃんに和了らせてください!)

    5 = 1 :

    八巡目

    まこ
    123466七八①①②發發 自摸 3索

    まこ(場見た感じ阿知賀と白糸台には萬子きりたくない)

    まこ(鳴いて場を乱したいんじゃが鳴くこともできん)

    まこ(ここはオリ気味に筒子落としていかせてもらおうか) 

    打 ②筒




    二三四四四五六六六七八白白 自摸 白

    (これで阿知賀に止めを刺す!)

    打 五萬



    恒子「おーっと白糸台の弘世菫ここで阿知賀の和了り牌をとめて聴牌!」

    健夜「一四六九待ち。メンホン白で満貫ですね。」

    6 = 1 :

    ハオ
    ②③④⑤⑤67二三西西東東 自摸 三萬

    ハオ(白糸台張った気がしますね……)

    ハオ(阿知賀からも高い気配感じますし)

    ハオ(差を縮められないのは悔しいところですがここは店じまいですね)

    打 ②筒




    一二三四五六七八九九中中中 自摸 一萬

    「うわ……いきなり弘世菫の当たり牌」

    晴江「癖直されて今の宥には気付けない。振り込んでも仕方ない。」


    (自摸切りかあるいは九萬きるか…)

    (場に一萬と九萬は一枚ずつ出てる、どっちを切ってもあまり変わらない)

    (けどここでどっちか捨てるのに寒気がする……)

    (それなら……)

    7 = 1 :

    打 中

    (かわされた!?)

    (いや、癖は修正したしここまでの局では射抜けた……)

    (仮にオリられたとしてもそれならいずれ自摸で和了るだろう)

    (このまま待たせてもらうか)



    (このまま降りるだけじゃダメ)

    (もっとあったかいの……もっとあったかいの来て!!!)

    ゴッ!!!

    バッ 宥の方へ振り向く三人

    まこ(何じゃ!?阿知賀の空気が変わった?!)

    ハオ(阿知賀に熱が集まっていく……?)

    (この感じ、照や淡から感じる気配に近い……

    8 :

    宥姉が末期の冷え性で余命いくばくもないという風潮

    10 = 1 :

    九巡目


    一一二三四五六七八九九中中 自摸 九萬 打 中

    十巡目


    一一二三四五六七八九九九中 自摸 一萬 打 中


    恒子「なんと、阿知賀の松実宥!ドラ中暗刻を落として純正九蓮宝燈をテンパったー!!!」

    健夜「途中から松実さんの空気が変わりましたね。今の彼女は去年の神代さんと似たものを感じます。」

    11 = 1 :

    十一巡目


    二三四四四六六六七八白白白 自摸 五萬

    (阿知賀にはもうかわされたか……)

    (ここで深追いをすると準決勝と同じことになるかもしれない)

    (ここは引かせてもらう)

    打 白



    (あったかいの……あったかいのきて!!!!!!)


    一一二三四五六七八九九九 自摸 赤五萬

    「……自摸。8000、16000です」


    恒子「次鋒戦終了ー!!!阿知賀松実宥の九蓮宝燈が炸裂し、阿知賀ダンラスから2位に浮上ー!!!」

    12 = 1 :

    「お疲れ様でした」(危なかったか……)

    ハオ「お疲れ様です」(親じゃなくてラッキーでしたね。)

    まこ「お疲れ様……」(また役満親被りかい……)

    「お疲れ様……でした」バタッ

    倒れこむ宥を抱きかかえる菫

    「おい!大丈夫か?」

    「異常に冷たい……誰か!早く医務室に連絡しろ!!」




    阿知賀控え室

    「お姉ちゃん!」

    すごい勢いで駆け出す玄


    「え?宥姉どうしたの?」アワアワ

    「様子がおかしい……」

    穏乃「私たちも行くよ憧、灼さん!」

    14 = 1 :

    病室


    「――ここ……は?」

    「おい!目覚めたのか!?」

    「……弘世さん?///」アタフタッ

    「おねえちゃん!!よかったよー目が覚めて!」ボロ泣き抱きつき

    「玄ちゃん……どうしたの?泣かないで」ナデナデ

    「姉妹水入らずのところすまなかった。私はたまたま見舞いにきたんだ。また改めて出直す。」

    「え……そんな。ゆっくりしていってください。」

    「とりあえず失礼するよ。お大事に」


    弘世さんが立ち去るとお医者さんと看護師さんが来て色々診察や検査があった。
    私はどうやら決勝戦の次鋒戦終了後に倒れてしまい入院しているようだ。

    決勝戦から一週間が経ってるみたいで私はその間ずっと眠っていたと聞かされた。
    そして病気についても説明があった。

    適切な温度下でないと自分の体温を維持できないと。
    そのためには適温を保った空間から出てはいけないとのことだった。

    15 = 1 :

    病室

    「みんな迷惑かけてごめんね……」

    「お姉ちゃんは迷惑なんてかけてないよ!」

    「そうよ!団体戦だって宥姉が頑張って持ちこたえてくれたおかげですごくいい試合だったんだから!」

    「宥さんのおかげでここまでこれた。私たちにも恩返しさせて。」

    穏乃「宥さんを助けることを迷惑と思う人なんていませんよ?」

    晴江「まーそういうことだから!私たちを思うなら宥は療養に専念して早く元気になりなさいって!」

    「……はい!私早く元気になりますね!」

    16 :

    ふーむ

    18 :

    ええでええで

    19 = 1 :

    病院 別室


    医者「松実宥さんのご家族の方に伝えておかなければいけないことがあります。」

    「伝えなければいけない……ことですか?」

    医者「はい。宥さんは……現在の医学では治すことができません。」

    「!?」

    医者「そして、このまま病が進行すると……亡くなられます。」

    「そんな……」

    医者「治すことは今はできませんが、延命することはできます。」

    医者「ですから今すぐ亡くなられるということはありません。」

    「それじゃあ姉はあとどのくらい生きられるんですか?」

    医者「3年……。もって5年というところでしょうか。」

    「……おねえ…ちゃん……」

    玄は顔を両手で覆い涙を流した。

    20 :

    立て逃げかと思って期待せずに開いたらそうじゃなかったから俺歓喜
    支援

    21 :

    一方憧ちゃんは性病になった

    22 = 1 :

    宥 病室前

    (お姉ちゃんに感づかれちゃいけない!)
    (だからとにかく笑顔でハイテンションでお姉ちゃんに接する!)
    (絶対に泣いちゃダメ!)

    「お姉ちゃん!調子はどう?」ガチャ

    「玄ちゃん。うん、今は調子いいよ。この調子なら外に出ても大丈夫じゃないかな?」

    「絶対ダメ!!!」

    「……玄ちゃん?」

    24 = 1 :

    「あ……えと……ほら。また倒れちゃったらお医者さんに怒られちゃうよ?」

    「そうだね……また倒れちゃうかもしれないよね。」

    「うん、だからお医者さんから許可もらうまではしっかり療養に専念しよ?」

    「はい、わかりました。」

    (よかった……怪しまれてないよね?)

    「そうだ、玄ちゃん。弘世さんにお礼とお詫び言っておいてくれないかな?」

    「弘世さんにお礼とお詫び?」

    「うん、わざわざお見舞いに来てくれたのに何もお構いせずに帰らせちゃったから。」

    「おまかせあれ!ちゃんと弘世さんに伝えてきます!」

    「ありがとう、玄ちゃんお願いね。」

    25 :

    病気ネタは苦しいのう……

    27 = 18 :

    怜のやつも苦しかったなぁ

    28 = 1 :

    「というわけで白糸台高校に来てみたのです。」

    (誰かの連絡先知ってたらよかったのに……知らないから直接乗り込むしかないよね)

    「いざ!」

    「あれーうちの生徒じゃない人がいるー。どうしたの?」

    「は、はい!え、えと、怪しいものじゃないですよ?」

    (どうしよう……テンパッて何言ったらいいのかわからなくなったのです)

    「すっごく怪しい……あれ?どっかで見たことある気がするんだけど?」

    「あ……えと」

    「淡!何をしている!そこにいるのは……阿知賀の松実さんか?」

    「あ!阿知賀の先鋒の人だ!思い出した!」

    「弘世さん!ちょうどいいところに!」

    「ん?私に用だったのか?」

    29 = 1 :

    「はい!あの、お姉ちゃんがこの前は何もお構いもせずに帰してしまってすみません、それからお見舞いに来ていただいてありがとうございましたとのことです!」

    「そうか、彼女は無事なようだな。」

    「……」(ウルッ)

    「ん?どうした?」

    「な、なんでもないですよ!」アタフタッ

    「そうだ松実さん、これからお見舞いに行かせてもらってもいいかな?」

    「え、えと来ていただければお姉ちゃんは喜ぶと思います。」

    「そうか、それじゃあ行くとしようか。淡、私が休む旨伝えておいてくれ」

    「りょーかい!いってらっしゃいすみれー」

    31 = 8 :

    すでに涙腺がヤバイんだが?

    32 = 1 :

    「お姉ちゃん、ただいま!」

    「玄ちゃんおかえりなさい。」

    「失礼するよ、松実さん」

    「弘世さん!?///」アワアワ

    「弘世さんに伝えたらお見舞いにきてくれたのです!」

    「意識が戻ったようで何よりだよ。倒れたときは本当に辛そうだったからな。」

    「ご心配してくださってありがとうございます。」

    「そんなに固くならないでくれ、同学年なんだから」

    「そう、だね。わざわざきてくれてありがとう弘世さん」

    「弘世さんお姉ちゃんが倒れたときにすぐ応急処置してくれたり色々看病してくれたんだよ!」

    「本当!?そんな大切なこと、もっと早く教えてよー玄ちゃん」

    「大したことなどしていない。人として当然のことをしたまでだよ。」

    「それでもありがとうございます。」ニコッ

    (ドキッ)

    35 = 1 :

    「ところで、松実さん。」

    「はい?」
    「はい?」

    「ああ、そうか。2人いると呼称を区別しないといけないか。」

    「どうぞ名前で呼んでください。」

    「なのです!」

    「そうか、じゃあ私のことも名前で呼んでくれ、宥。玄。」

    「うん、菫ちゃん。」

    「はい、菫さん!」

    「宥たちはいつまでこっちにいるんだ?」

    「私は入院してて移送も大変だからしばらくここにいるかもしれません。けど……玄ちゃんどうしてるの?」

    「私はお姉ちゃんが退院するまではこっちにいます」

    「どうしてるの?」

    「えと……その、今はホテルに泊まってます。」(阿知賀のみんなから援助を受けて)

    「玄ちゃん……私が心配かけてるのはわかるけど、そんなに長く滞在できないでしょ?」

    「でも、お姉ちゃんをおいて帰れないよ!」

    36 = 1 :

    「それなら、私の家に泊まるか?」

    「!?」

    「菫ちゃん、けどお家の方にご迷惑が……」

    「私の家ならば問題ない。玄さえよければ、夏休み一杯いてくれて構わない。」

    「ありがとうございます!お言葉に甘えさせてもらっていいですか!?」

    「玄ちゃん!菫ちゃん本当にいいの?」

    「ああ。ここまできたら乗りかけた船だ。姉妹が離れ離れになることはないさ。」

    「菫ちゃん……ありがとう!」

    「菫さん、ありがとうございます!」

    39 = 1 :

    「ここが私の住んでいる家だ。」

    (うわー豪邸!)

    「すごく立派なお家ですね!」

    「ああ。私1人には身が余る家だ。」

    「1人なんですか?」

    「ああ。訳あってな。」

    (ここは複雑な家庭の事情かもしてません……突っ込まないほうがいいですね。)

    「余った部屋があるからそこを自分の部屋にしてくれ。家にあるものは自由に使ってくれて構わない。」

    「ありがとうございます!」

    「菫さん、よかったら夕食を用意させてもらえませんか?せめてもの恩返しをしたいのですが」

    「別に気にしなくていいが、そういうことならご相伴に預からせてもらおう。」

    「おまかせあれ!」

    40 = 9 :

    しえん

    41 = 16 :

    おまかせあれ!

    42 = 1 :

    「どうぞなのです!」

    「(ずいぶん料理手慣れてるな。)いただきます。」

    「……美味しい。」

    「ありがとうございます!」

    「ずいぶん手馴れてる様子だったが、普段から作っているのか?」

    「家が旅館を経営してて、それで料理を手伝っていたんです。」

    「なるほど、私も嗜む程度には料理をするが玄には勝てないな」

    「もしよければこれからも食事を用意させてもらえませんか?」

    「それは助かる。これからも玄に任せよう。」

    「おまかせあれ!」

    43 = 1 :

    病室

    「玄ちゃん、菫ちゃんに粗相はしなかった?」

    「大丈夫だよー。むしろ食事当番に任命されたのです!」

    「玄ちゃんのご飯美味しいもんね。菫ちゃんに合ってよかった。」

    「お姉ちゃん、菫さんのことにやけに気にしてない?」

    「え!?それは、こんなに優しくしてくれる人に気向けるのは当然じゃない?///」アタフタ

    「それもそうだね。」

    (ホッ)

    (ほっと思ってるけど私にはバレバレなのです)

    「あ、今日も菫さんお見舞い来てくれるって。」

    「本当!?どうしよう……ちゃんと身だしなみ整えたいけど、部屋から出られないし……」アタフタ

    (アタフタするお姉ちゃんかわいいのです!)

    45 = 8 :

    僕らの愛されお姉ちゃん!

    47 :

    私の嫁は可愛いなぁ!

    48 = 1 :

    一週間後


    「菫さん、おはようございます!」

    「おはよう玄、エプロン姿が今日もよく似合っているな」

    「エプロン着るとやっぱり気合が入りますね!」

    「ああ、玄に着てもらえるならそのエプロンも光栄だろう。」

    「えへへ、あ、朝食できてますよー。」

    「ああ、じゃあいただきます。」

    「いただきます!」





    「私は部活に顔を出してくるが玄はどうする?」

    「お姉ちゃんとずっといます!」

    「そうか。私も終わったらまたお見舞いにいかせてもらうよ。」

    「わかりました!部活がんばってください!」

    「ありがとう、じゃあまた。」

    49 :

    死なすなよ?
    絶対に死なすなよ?

    と願いつつ俺は眠りに入る

    50 = 1 :

    白糸台部室

    (松実宥……松実玄……)

    「菫どうしたの?」

    「ん?別にどうもしてないぞ」

    「そんなことないよー今のスミレ先輩、恋する乙女の顔してた!」

    「恋する乙女かわからないけど何か悩んでそうだった。」

    「別に悩んでもいないが、今阿知賀の松実玄を家に泊めててな」

    「阿知賀の……あのドラに愛された子か」

    「何で泊めてるのー?」

    「成り行きだ。松実宥が入院しててそのお見舞いに行ってからな」

    「ああ、あの赤牌を引き寄せる人。」

    「あの人最後凄かったねーモニタ越しでもオーラを感じたよ!」

    「まあその姉妹と縁ができたんだ、阿知賀と練習試合でもできないかと考えていた。」

    「やりたいやりたい!あの2人特殊だから面白そう!それにシズともまたやりたいし!」


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